説明

電動パワーステアリング装置

【課題】ウォームとウォームホイールの回転中心間距離が短くなるように付勢手段を用いてウォームを備えるウォームシャフトを押圧する構造であってもウォームとウォームホイールの耐久性を向上できる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】モータ1側転がり軸受6の内輪6aの内周と接するように配置され、前記ウォーム3に加わる軸長方向への力によって軸長方向へ伸張が可能な弾性体11bと、前記内輪の両端と接するように前記ウォーム又は前記内輪に保持され前記ウォームの半径方向への移動を制限する円環11a、11cとを備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操舵捕助力の発生源としてモータを用いてなる電動パワーステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用の電動パワースステアリング装置は、操舵補助用のモータ及び該モータの回転力を舵取り手段に伝える減速歯車機構を備えており、操舵手段の回転に応じた舵取り手段の動作を前記モータの回転により、補助し、舵取りのための運転者の労力負担を軽減するように構成されている。
【0003】
減速歯車機構は前記モータの回転に連動するウォームとしてのウォームと、該ウォームに噛合いするウォームホイールとしてのウォームホイールとを備えている。
このように減速歯車機構が用いられた電動パワーステアリング装置にあっては、ウォーム及びウォームホイールの噛合い部のバックラッシ量を少なくし、転舵時のバックラッシによる歯打ち音をなくするため、ウォーム、ウォームホイールの回転中心間距離が許容範囲となるようにウォーム、ウォームホイール、軸受、ハウジング等が選択され組み立てられているがこの組み立てに多くの時間を要することになる。そのため、調整機構を組み込んだ構造が使用されている。(特許文献1)
【0004】
調整機構としてはウォームシャフトのモータ側軸受にある程度の内部隙間を設けて可動中心として、反モータ側軸受をばねでウォームホイール側へ押さえつけている。ウォームシャフトを可動させるには、モータ側軸受にある程度の内部ガタを設ける必要があり、そのガタが小さすぎると剛性が高くなって反モータ側軸受のばね荷重に打ち勝ってしまいウォームが稼動しなくなる。またガタが大きすぎると軸受内部の音が発生してしまう。従って、モータ側軸受の内部隙間は、非常に厳しい寸法管理のもとで生産されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3951913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、以上のように調整機構を用いてバックラッシ量を少なくするように構成された従来の電動パワーステアリング装置にあっては、軽量化や小型化による使用条件の過酷化や、大型車での実用では荷重が大きくなるために、車操舵の都度、調整機構にラジアル方向へ大きな荷重及び回転トルクが加わることになるため、ウォームホイール歯面におけるへたりや摩耗等の劣化が生じ易くなる課題がある。また、この押し付けによる予圧荷重の増加設定が必要となるがこの自由度が比較的低かった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的はバックラッシ量を少なくするために、ウォームとウォームホイールの回転中心間距離が短くなるように付勢手段を用いてウォームを備えるウォームシャフトを押圧する構造であってもウォームとウォームホイールの耐久性を向上できる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータの出力軸に連動連結されるウォームと、該ウォームを回転自在に支持する転がり軸受と、該ウォームに噛合し、舵取り手段に繋がるウォームホイールと、前記ウォームの反モータ側をウォーム及びウォームホイールの回転中心間距離が長短となる方向へ移動可能に支持する軸受と、該軸受を前記回転中心間距離が短くなる方向へ付勢手段とを備え、前記モータの回転によって、操舵補助するようにした電動パワーステアリング装置において、前記モータ側転がり軸受の内輪の内周と接するように配置され、前記ウォームに加わる軸長方向への力によって軸長方向へ伸張が可能な弾性体と、前記内輪の両端と接するように前記ウォーム又は前記内輪に保持され前記ウォームの半径方向への移動を制限する円環とを備えていることを要旨としている。
【0008】
即ち、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置によれば、前記ウォームと前記ウォームホイールの歯面同士が当接したときには、前記弾性体を変形させることにより、前記ハウジングに対して前記回転軸を軸線方向及び半径方向の少なくとも一方の方向に移動させるようになっているので、従来より、大きなバックラッシにも対応が出来ると共に、弾性体が車輪から伝達される振動に対しても、また、モータから伝達される振動に対しても歯面同士の衝突を緩和し、それにより歯面の叩き音を減少させることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記弾性体と円環は一体に形成されていることを要旨としている。即ち、弾性体は円環と一体成形されているため、軸受にかかる荷重に対して強度を有しており、軸受へ精度良く組み付けやすくまた、軸方向のずれやはみ出しをおこしにくく長期に性能を維持できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記弾性体は円筒部と、該円筒部の外周でウォームの半径方向へ凸となる環状凸部とを有することを要旨としている。即ち、軸受へ過大な荷重がかかったときに極端な変形をおこさないため、前記弾性体や軸受の破損を発生しにくい。
【0011】
請求項4に記載の発明は、弾性体の内周と前記ウォームとの間に環体を有することを要旨としている。即ち、弾性体はウォーム側円環と一体成形されているため、ウォームへ精度良く組み付けられ、また、軸方向のずれやはみ出しをおこしにくく長期に性能を維持できる。
【発明の効果】
【0012】
これらの発明により、ウォームとウォームホイールの回転中心間距離が短くなるように付勢手段を用いてウォームを押圧する構造であってもウォームとウォームホイールの耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の減速歯車機構部分の構成を示す拡大断面図。
【図2】本発明に係る電動パワーステアリング装置の全体構成を示す断面図。
【図3】本発明に係る電動パワーステアリング装置の移動抑制体の拡大断面図。
【図4】本発明に係る電動パワーステアリング装置の湾曲板ばねの構成を示す斜視図
【図5】本発明に係る電動パワーステアリング装置の主要構成部の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置の減速歯車機構部分の構成を示す拡大断面図、図2は電動パワーステアリング装置の全体構成を示す断面図である。
【0015】
電動パワーステアリング装置は、操舵補助用のモータ1と、該モータ1の出力軸1aに軸継ぎ手2を介して継合されるウォームとしてのウォーム3及び該ウォーム3に噛合するウォームホイールとしてのウォームホイール4を有する減速歯車機構Aと、該減速歯車機構Aに繋がる舵取手段5とを備えている。
【0016】
この舵取手段5は、一端部が舵取りのための操舵輪Bに繋がり、他端部に筒部51aを有する第1の操舵軸51と、筒部51a内に挿入されてその一端部が第1の操舵軸51の筒部51aに連結され、操舵輪Bに加わる操舵トルクの作用によって、捩れるトーションバー52と、他端部がトーションバー52の他端部に連結され、減速歯車機構Aに繋がる第2の操舵軸53とを備え、該第2の操舵軸53がユニーバーサルジョイントを介して例えばラックピニオン式の舵取り機構(不図示)に繋がる。
【0017】
減速歯車機構Aのウォーム3は両端に軸部3a、3bを有しており、一端の軸部3aが第1の転がり軸受6を介してアルミニウム製の支持部材7に回転自在に支持された状態でモータ1の出力軸1aに継合され、他端の軸部3bが第2の転がり軸受8を介して支持部材7に支持されている。尚、軸部3a、3bは転がり軸受6,8が6a、8aに圧入されている。ウォームホイール4は合成樹脂製の環状歯体41と、該環状歯体41の内側に結合された金属製の芯部材42とからなり、この芯部材42が第2の操舵軸53の途中に嵌合固定されている。
【0018】
支持部材7はウォーム3を収容し、該ウォーム3の軸部3a、3bを、転がり軸受6,8を介して回転自在に支持した第1収容部7aと、ウォームホイール4を収容し、該ウォームホイール4を第2の操舵軸53及び該第2の操舵軸53に嵌合された2つの転がり軸受9,10を介して支持した第2収容部7bとを有する。
【0019】
第1収容部7aはウォーム3の軸長方向に長くなっており、その長手方向一端部には転がり軸受6を遊嵌合により支持する支持孔71及び該支持孔71に連なる環状溝72及びモータ取付部73が設けられており、環状溝72に転がり軸受6の外輪6bに接触して転がり軸受6の軸長方向への移動を制限するための止め輪14が嵌合されている。
【0020】
一端の軸部3aを支持する転がり軸受6は内輪6a、外輪6bと、該内輪6a及び外輪6b間に介在された複数の転動体6cとを備える。
【0021】
転がり軸受6、8とに回転自在に支持されたウォーム3の軸部3bに、前記ウォーム3の軸長方向への移動を抑制する本発明の円環としての移動抑制体11が嵌合保持されている。この移動抑制体11は、ウォームシャフトの外周面に嵌合される金属製の内側環11aの外周面と、該内側円環11aよりも大径寸法であり、前記転がり軸受6の内輪6aに嵌合される金属製の外側円環11c内周面とに加硫接着等の結合手段で弾性体11bとして一体的に設けられている。
【0022】
また、内側円環11aは軸部3aに圧入嵌合されるとともに軸部3aに固定されるカップリング22と軸方向にねじ止め固定されている。
同時に、外側円環11cは軸受内輪6aの端面とともに、軸部3cおよび、カップリング端面22aとは軸方向に隙間を有し、ウォーム軸3の軸方向の移動を制限している。
【0023】
外側円環11cの内径部の中央に半径方向凸部11dを有し、内側円環11aとの径方向の移動を制限している。この凸部11dにより、半径方向の移動を制限するとともに弾性体の大きな荷重に対しての保護を担っており、弾性体11bに耐久性を持たせている。
【0024】
第1収容部7aの他端部には、第2の転がり軸受8及び該転がり軸受8に外嵌される湾曲板ばね12を支持する支持孔74が設けられている。この支持孔74は中心に対してウォーム3及びウォームホイール4の回転中心間距離Hが長くなる第1側部74aの半径寸法を回転中心間距離Hが短くなる第2側部74bの半径寸法よりも大きくして長円形の孔とし、第1側部74a周面と転がり軸受8との間に湾曲板ばね12を撓ませることができ、さらに、転がり軸受8を回転中心間距離Hが長短となる方向へ移動させることができるだけの隙間を設けてある。さらに、第1側部74a周面の周方向中央部には湾曲板ばね12の端部12a、12bを収容する凹所74cを設けてある。
【0025】
図3は図1のI―I線の拡大断面図、図4は湾曲板ばねの構成を示す斜視図である。湾曲板ばね12はその長手方向の途中が転がり軸受8の外周面に沿ってほぼ円形に湾曲し、転がり軸受8の周長よりも長い長さを有する帯形のばね鋼からなる。一方の端部12aは幅方向中央部に切欠凹部12cを有しており、他方の端部12bは幅方向両側に切欠凹部12d、12dを有しており、各切り欠き凹部12c、12dに相手側の端部12a又は12bを挿入することにより広幅にすることなく端部12a、12bを交差させ、さらに、端部12a、12bが転がり軸受8の外周面、換言すれば湾曲部12eに対して隔離するようにしてある。湾曲板ばね12の端部12a、12bは凹所74cに挿入し、該凹所74c内で撓ませることにより、転がり軸受8を介してウォーム3を回転中心間距離Hが短くなる方向へ付勢している。
【0026】
また、湾曲板ばね12の湾曲部12eの幅方向一側で長手方向に隔離した位置には支持孔74の側面74dに当接して第2の転がり軸受8をモータ1側へ押圧する複数のばね片12fが一体に成形されている。このばね片12fは湾曲部12eの周面に対して内側へ傾斜するように突設されており、支持孔74の側面74dに当接することにより撓み、その弾性復元力の反力が第2の転がり軸受8の外輪8bに加わり、該外輪8bから転動体及び内輪8aを経てウォーム3をモータ1側へ押圧するようにしてある。
【0027】
また、支持部材7内には、トーションバー52の捩れに応じた操舵軸51、53の相対回転変位量によって操舵輪Bに加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ13が内装されており、該トルクセンサ13が検出したトルク等に基づいてモータ1が駆動制御されるように構成されている。
【0028】
以上のように構成された電動パワーステアリング装置は、ウォーム3を組込む場合、支持部材7の支持孔74に湾曲板ばね12を挿入し、該湾曲板ばね12の端部12a、12bを凹所74cに挿入して湾曲板ばね12の位置を設定、換言すれば、端部12a、12bによる転がり軸受8の付勢方向を設定する。そして、軸部3a、3bに転がり軸受6、8が圧入されたウォーム3を第1収容部7aに挿入し、第2の転がり軸受8を湾曲板ばね12の内側に挿入し、第1の転がり軸受6を支持孔71に遊嵌合し、環状溝72に止め輪14を嵌合することによりウォーム3の軸長方向への移動を制限する。
【0029】
この組み込まれたウォーム3を付勢する湾曲板ばね12は、端部12a、12bが支持部材7の凹所74cに挿入され、端部12a、12bの撓みにより転がり軸受8及び該転がり軸受8に支持されたウォーム3を回転中心間距離Hが短くなる方向(ウォームホイールの方向)へ付勢しているため、ウォーム3及びウォームホイール4の噛合部のバックラッシ量を少なくすることができ、また、ウォーム3及びウォームホイール4の歯の摩耗量が増大した場合においても噛合部のバックラッシ量を少なくすることができるようになっている。
【0030】
また、湾曲板ばね12は転がり軸受8の外周面に沿って湾曲しており、この湾曲板ばね12と転がり軸受8及び支持孔74の第2側部74bとの間の隙間をなくすることができるため、回転中心間距離Hが長短となる方向と交差する方向へウォーム3が移動するのを制限することができる。つまり、ウォーム3からウォームホイール4は回転中心線に対しその歯すじが回転方向へ捩じれており、ウォーム3からウォームホイール4へ回転トルクが加わるとき、換言すればモータ1の回転によって操舵補助する場合、ウォーム3がウォームホイール4の歯すじに沿って径方向へ移動するように分力(以下噛合反力という)が発生する。この噛合い反力により、ウォーム3が径方向へ押圧され、この押圧力により、第2の転がり軸受8が回転中心間距離が長短となる方向と交差する方向へ押圧されることになるが、この押圧による転がり軸受8の移動、ひいてはウォーム3の移動を制限できる構造である。
【0031】
以上のように湾曲板ばね12により付勢されたウォーム3は、第1の転がり軸受6への支持部を中心として回転中心間距離Hが長短となる方向へ揺動することになるが、第1の転がり軸受6は移動抑制体14に嵌合し、支持孔71に遊嵌合されているため、第2の転がり軸受8とともにウォーム3を揺動させることができ、さらに、ウォーム3は弾性歯体23を有する軸継手2を介して出力軸1aに継合されているため、ウォーム3の揺動許容量を多くすることができる。従って、合成樹脂製の環状歯体41を有するウォームホイール4の温度上昇、吸湿による膨張量が多くなる場合においても、噛合部の噛合抵抗の増加を抑制でき、ウォーム3及びウォームホイール4をスムーズに回転させ得る。
【0032】
また、ウォーム3は第1及び第2の継体21,22と、該継体21、22の間に介された弾性歯体23とを有する軸継手2により反モータ側へ押圧されており、さらに、湾曲板ばね12のばね片12fによりモータ1側へ押圧されているため、ウォーム3に加わる軸長方向の力をバランスさせることができ、ウォーム3の回転性を高めることができる。
【0033】
また、ウォーム3は弾性歯体23とを有する軸継手2により出力軸1aに結合されているため、モータ1側で発生した音のウォーム3への伝播を弾性歯体23により遮断することができるとともに、軸継ぎ手部分での音鳴りをなくすることができる。
更に、移動抑制体11の弾性体11bおよび止め輪14により、転がり軸受6をハウジングへ固定する構造のため、ウォーム3の径方向と軸方向へ移動する分力を吸収できるので、ウォーム3とウォームホイール4の歯面同士の衝突を緩和し、それにより歯面の叩き音を減少させることができる。このため、ねじ環を用いて転がり軸受を固定する場合に比べて転がり軸受の組み込み作業性を向上できる。
【符号の説明】
【0034】
1 モータ 、1a 出力軸 、2 軸継手(押手段圧) 、3 ウォーム 、4 ウォームホイール 、5 舵取手段 、7 支持部材 、6,8 転がり軸受(軸受)12 湾曲板ばね(付勢手段)、12f ばね片 、12g 当接部 、12h 屈曲部 、11 移動抑制体 、11a 内側円環 、11b 弾性体 、11c 外側円環 、 H 回転中心間距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータの出力軸に連動連結されるウォームと、該ウォームを回転自在に支持する転がり軸受と、該ウォームに噛合し、舵取り手段に繋がるウォームホイールと、前記ウォームの反モータ側をウォーム及びウォームホイールの回転中心間距離が長短となる方向へ移動可能に支持する軸受と、該軸受を前記回転中心間距離が短くなる方向へ付勢手段とを備え、前記モータの回転によって、操舵補助するようにした電動パワーステアリング装置において、前記モータ側転がり軸受の内輪の内周と接するように配置され、前記ウォームに加わる軸長方向への力によって軸長方向へ伸張が可能な弾性体と、前記内輪の両端と接するように前記ウォーム又は前記内輪に保持され前記ウォームの半径方向への移動を制限する円環とを備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【請求項2】
前記弾性体と前記円環は一体に形成されている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項3】
前記弾性体は円筒部と、該円筒部の外周でウォームの半径方向へ凸となる環状凸部とを有する請求項1および2に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項4】
前記弾性体の内周と前記ウォームとの間に環体を有する請求項1乃至3の何れかに記載の電動パワーステアリング装置。

【図1】
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【図5】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−71815(P2012−71815A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−57906(P2011−57906)
【出願日】平成23年3月16日(2011.3.16)
【出願人】(000001247)株式会社ジェイテクト (7,053)
【Fターム(参考)】