説明

電動パーキングブレーキ装置

【課題】 電動パーキングブレーキ装置において、その構成部材であるネジ軸とナットの螺合部における潤滑性が長期間に亘って良好に維持されるようにすること。
【解決手段】 電動パーキングブレーキ装置は、電気モータの回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構、直線駆動力により駆動され直線駆動力を二つの出力部に分配するイコライザ、イコライザの各出力部に連結され直線駆動力を各パーキングブレーキに伝達するケーブル、電気モータの正逆回転駆動を制御する電気制御装置を備える。変換機構は、雄ネジを有し軸方向での移動を規制された状態で電気モータにより回転駆動されるネジ軸と、ネジ軸の雄ネジに螺合する雌ネジ27aを有してネジ軸の回転により軸線方向に移動されるナット27を備える。ナット27には、ネジ軸とナットの螺合部にグリースgを補給可能なグリース溜めGTが設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両において採用されるパーキングブレーキ装置、特に、電気モータにてネジ軸を回転駆動することにより同ネジ軸に螺合したナットを前記ネジ軸の軸線方向に移動させて、前記ナットに組付けたイコライザを介して各パーキングブレーキに連結した一対のケーブルを作動させるように構成されている電動パーキングブレーキ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の電動パーキングブレーキ装置は、例えば、下記特許文献1に記載されていて、ネジ軸が電気モータによって正方向に回転駆動されることにより、各パーキングブレーキが作動状態とされ、ネジ軸が電気モータによって逆方向に回転駆動されることにより、各パーキングブレーキが解除状態とされる。
【特許文献1】特開2004−161101号公報
【発明の開示】
【0003】
ところで、上記した従来の電動パーキングブレーキ装置においては、一般に、ナットとネジ軸の螺合部(ネジ嵌合部)にグリースが塗布されていて、同グリースによって螺合部での潤滑性が良好に確保されている。しかし、螺合部に塗布したグリースは、ナットのネジ軸に対する繰り返し作動により作動領域外に押し出されて、螺合部ではグリース切れが生じるおそれがあり、螺合部での摩擦抵抗の増加に伴う機能低下、或いは異音発生のおそれがある。
【0004】
本発明は、上記した課題を解決するために、電気モータにてネジ軸を回転駆動することにより同ネジ軸に螺合したナットを前記ネジ軸の軸線方向に移動させて、前記ナットに組付けたイコライザを介して各パーキングブレーキに連結した一対のケーブルを作動させるように構成されている電動パーキングブレーキ装置において、前記ネジ軸と前記ナットの螺合部にグリースを補給可能なグリース溜めを前記ナットに設けたことに特徴がある。前記ネジ軸と前記ナットが多条ネジを有している場合、前記グリース溜めは、前記多条ネジの各条にまたがる長さに設定されているのが好ましい。
【0005】
前記グリース溜めは、前記ナットの上部に設けた窪みによって構成されていて、前記窪みは前記イコライザにより覆われていることも可能である。また、前記グリース溜めは、前記窪みと、前記ナットに設けられて前記窪みの底部を前記螺合部に連通させる少なくとも一つの連通孔とによって構成されているとともに、前記イコライザの前記窪みに対応する部位に前記窪みに空気を導入する通気孔が設けられていることも可能である。また、前記グリース溜めは、前記ナットの上部に設けた窪みと、前記ナットに設けられて前記窪みの底部と前記螺合部を連通させる連通孔によって構成されていて、前記窪みは前記ナットと前記イコライザにより挟持されて前記イコライザを貫通して上方に張り出すキャップによって覆われていることも可能である。また、前記グリース溜めは、前記ナットの内周部に設けた環状溝によって構成されていることも可能である。
【0006】
本発明による電動パーキングブレーキ装置においては、グリース溜めがナットに設けられていて、ナットが有効に活用されており、簡素な構造にてグリース溜めを構成することが可能である。また、グリース溜めは、ネジ軸とナットの螺合部にグリースを補給可能であるため、螺合部に補給されたグリースがナットのネジ軸に対する繰り返し作動により作動領域外に押し出されて消耗しても、グリース溜めにグリースが残存している限り、グリース溜めから螺合部にグリースが補給されて、螺合部にてグリース切れが生じることはない。したがって、ネジ軸とナットの螺合部は、長期間に亘って、グリース溜めから補給されるグリースによって潤滑性を良好に維持され、螺合部での機能低下、或いは異音発生が効果的に抑制されて、安定した静粛な作動が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を実施した自動車用電動パーキングブレーキ装置の一例を示していて、この電動パーキングブレーキ装置は、電気モータ11の出力である回転駆動力を減速して伝達する減速機構Aと、この減速機構Aを介して伝達される電気モータ11の回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構Bと、この変換機構Bにより変換された直線駆動力によって駆動されるとともに直線駆動力を二つの出力部に分配する分配機構Cと、この分配機構Cの各出力部に連結されて直線駆動力を各パーキングブレーキ13,15に伝達する一対のケーブル17,19と、電気モータ11の正逆回転駆動を制御する電気制御装置ECUを備えている。
【0008】
電気モータ11は、車体に組付けられるハウジング21(図1ではカバーが取り外されている)に、減速機構Aと共に組付けられている。また、電気モータ11は、電気制御装置ECUに電気的に接続されていて、電気制御装置ECUによって作動を制御されるようになっており、運転者が制動スイッチSW1を操作することにより正方向に回転駆動され、運転者が解除スイッチSW2を操作することにより逆方向に回転駆動されるようになっている。
【0009】
減速機構Aは、適宜な数の減速ギヤ列(図示省略)によって構成されていて、各ギヤはハウジング21に組付けたケーシング23内に組み込まれており、入力ギヤは電気モータ11の出力軸(図示省略)に固着され、出力ギヤはネジ軸25の一端にコイルクラッチ装置Dを介して連結されている。
【0010】
変換機構Bは、上述したネジ軸25と、このネジ軸25に螺合されたナット27を備えていて、ネジ軸25が正方向に回転駆動されることによりナット27が図1の右方位置(解除位置)から図1の左方位置(制動位置)に向けてネジ軸25の軸方向に移動され、また、ネジ軸25が逆方向に回転駆動されることによりナット27が図1の左方位置(制動位置)から図1の右方位置(解除位置)に向けてネジ軸25の軸方向に移動されるようになっている。
【0011】
分配機構Cは、ナット27に作用する直線駆動力を二つの出力部に等分に分配するものであり、中央部31aにてナット27に揺動可能に支持されていてナット27とともにネジ軸方向へ移動可能であり、中央部31aからネジ軸25の径外方に向けて延びる一対のアーム部31b,31cの先端部分(出力部)にて各ケーブル17,19と結合されるイコライザ31を備えている。
【0012】
ネジ軸25は、外周に多条(例えば、二条)の雄ネジ25aを有していて、一対の軸受26,28を介してハウジング21に回転自在かつ軸方向へ移動不能に組付けられている。また、ネジ軸25は、その軸方向での移動を軸受26,28によって規制された状態にて電気モータ11によって減速機構Aとコイルクラッチ装置Dを介して正方向または逆方向に回転駆動されるようになっている。なお、ハウジング21は、ネジ軸25が略水平状態となるように車体に組付けられるようになっている。
【0013】
コイルクラッチ装置Dは、電気モータ11から正方向または逆方向の回転力が入力するときには、電気モータ11からネジ軸25への回転伝達を許容し、ネジ軸25から逆方向の回転力が入力するときには、ネジ軸25の回転を規制するものであって、それ自体公知であり、減速機構Aの出力ギヤに連結されて一体的に回転する入力部(図示省略)と、ネジ軸25に連結されて一体的に回転する出力部(図示省略)と、ハウジング21内に回転不能に設けたシリンダ部(図示省略)内で入力部と出力部に係合可能であり縮径または拡径可能なコイルばね(図示省略)を備えている。
【0014】
ナット27は、図1〜図4にて示したように、内周に多条(例えば、二条)の雌ネジ27aを有していて、この雌ネジ27aにてネジ軸25の雄ネジ25aに螺合されている。また、ナット27は、軸受26側が円形で軸受28側が矩形とされていて、円形部分27bにてイコライザ31に揺動可能に係合している。また、ナット27は、設置時に上方となる部分に、イコライザ31により覆われる窪み27cと、この窪み27cの底部と雌ネジ27aすなわち雌ネジ27aと雄ネジ25aの螺合部を連通させる連通孔27dが形成されていて、窪み27cと連通孔27dによってグリース溜めGTが構成されている。また、ナット27は、設置時に下方となる部分に、ナット27とイコライザ31を連結するピン29を圧入嵌合するためのピン取付穴27eが形成されている。
【0015】
窪み27cは、所要量のグリースgを収容可能な大きさに形成されていて、連通孔27dと同軸的に形成されている。グリース溜めGTに充填されているグリースgは、自重または車両の走行時の振動等により、雌ネジ27aと雄ネジ25aの螺合部に順次補給される。連通孔27dは、その直径が多条(例えば、二条)の雄ネジ25aと雌ネジ27aの各条にまたがる長さに設定されていて、雄ネジ25aと雌ネジ27aの各条にグリースgを補給可能である。なお、連通孔27dの大きさは、窪み27cから螺合部へのグリースgの供給速度を調節可能とするために、適宜その径や個数を変えて設定されてもよい。
【0016】
イコライザ31は、その中央部31aの下面にてハウジング21の底壁面に摺動可能に係合しており、一方の出力部であるアーム部31bの先端部分にて、一方のケーブル17におけるインナーワイヤ17aの一端部と張力センサTSおよびロッド33を介して回動可能に連結され、他方の出力部であるアーム部31cの先端部分にて、他方のケーブル19におけるインナーワイヤ19aの一端部と直接に回動可能に連結されている。また、イコライザ31には、設置時に上方となる部分に、グリース溜めGTに空気を導入するための通気孔31dが形成され、設置時に下方となる部分に、ピン29を挿通するための挿通孔31eが形成されている。
【0017】
一方のケーブル17は、インナーワイヤ17aと、このインナーワイヤ17aの両端部以外の外周を被覆するアウターチューブ17bによって構成されていて、インナーワイヤ17aの他端部は、一方のパーキングブレーキ13の作動部に連結されている。他方のケーブル19は、インナーワイヤ19aと、このインナーワイヤ19aの両端部以外の外周を被覆するアウターチューブ19bによって構成されていて、インナーワイヤ19aの他端部は、他方のパーキングブレーキ15の作動部に連結されている。
【0018】
張力センサTSは、図1にて示したように、一方のケーブル17のインナーワイヤ17aとイコライザ31の一方の出力部であるアーム部31bの先端部分との連結部位にロッド33とともに介装されて一方のケーブル17におけるインナーワイヤ17aの張力を検出するものであり、その検出信号(張力検出値)は電気制御装置ECUに入力されるようになっている。
【0019】
上記のように構成したこの第1実施形態においては、制動スイッチSW1が操作されると、電気モータ11が正回転駆動されて、変換機構Bのネジ軸25が正回転され、これに伴ってナット27とイコライザ31が図1の右方位置(解除位置)から図1の左方位置(制動位置)に向けてネジ軸25の軸方向に移動する。このため、両ケーブル17,19のインナーワイヤ17a,19aが引っ張られて両パーキングブレーキ13,15が制動状態とされる。なお、ナット27とイコライザ31が図1の左方位置(制動位置)に移動すると、張力センサTSにより検出される張力が設定値となって、電気モータ11の正回転駆動が停止され、両パーキングブレーキ13,15の制動状態がコイルクラッチ装置Dの機能により維持される。
【0020】
また、上記した両パーキングブレーキ13,15の制動状態にて、解除スイッチSW2が操作されると、電気モータ11が逆回転駆動されて、変換機構Bのネジ軸25が逆回転され、これによりナット27とイコライザ31が図1の左方位置(制動位置)から図1の右方位置(解除位置)に移動する。このため、両ケーブル17,19のインナーワイヤ17a,19aが緩められて両パーキングブレーキ13,15が解除状態とされる。なお、ナット27とイコライザ31が図1の右方位置(解除位置)に移動すると、張力センサTSにより検出される張力が略ゼロとなって、電気モータ11の逆回転駆動が停止され、両パーキングブレーキ13,15の解除状態が維持される。
【0021】
ところで、上記した第1実施形態においては、グリース溜めGTがナット27に設けられていて、ナット27が有効に活用されており、簡素な構造にてグリース溜めGTを構成することが可能である。また、グリース溜めGTは、内部に収容したグリースgを連通孔27dを通してネジ軸25とナット27の螺合部に補給可能であるため、螺合部に補給されたグリースgがナット27のネジ軸25に対する繰り返し作動により作動領域外に押し出されて消耗しても、グリース溜めGTにグリースgが残存している限り、グリース溜めGTから螺合部にグリースgが補給されて、螺合部にてグリース切れが生じることはない。したがって、ネジ軸25とナット27の螺合部は、長期間に亘って、グリース溜めGTから補給されるグリースgによって潤滑性を良好に維持され、螺合部での機能低下、或いは異音発生が効果的に抑制されて、安定した静粛な作動が得られる。
【0022】
上記した第1実施形態においては、ナット27の上部に設けた窪み27cと連通孔27dによってグリース溜めGTを構成し、窪み27cをイコライザ31により覆うように構成して実施したが、図5に示した第2実施形態または図6に示した第3実施形態のようにグリース溜めGTを構成して実施することも可能である。
【0023】
図5に示した第2実施形態では、上記した第1実施形態と同様に、ナット27の上部に設けた窪み27cと連通孔27dによってグリース溜めGTが構成されていて、窪み27cがキャップ35により覆われている。キャップ35は、ナット27とイコライザ31により挟持されていて、イコライザ31を貫通して上方に張り出しており、頂部にはグリース溜めGTに空気を導入するための通気孔35aが形成されている。なお、この第2実施形態においては、キャップ35内にもグリースgを充填可能であり、上記第1実施形態に比して多量のグリースgを貯えることが可能である。
【0024】
また、図6に示した第3実施形態では、ナット27の内周部に設けた環状溝27fによってグリース溜めGTが構成されている。この第3実施形態においては、ナット27の全周からネジ軸25とナット27の螺合部にグリースgを補給することが可能である。このため、上記した第1実施形態および第2実施形態に比して多量のグリースgをネジ軸25とナット27の螺合部に補給することが可能である。
【0025】
上記した第1実施形態においては、一方のケーブル17のインナーワイヤ17aとイコライザ31の一方の出力部であるアーム部31bの先端部分との連結部位に、ロッド33と張力センサTSが介装される実施形態に本発明を実施したが、ネジ軸(25)とハウジング(21)間に、両ケーブル(17,19)に作用する張力を検出可能な張力センサが介装される実施形態に本発明を実施することも可能である。
【0026】
また、上記した各実施形態においては、ネジ軸25とナット27が多条(例えば、二条)ネジを有している実施形態に本発明を実施したが、ネジ軸(25)とナット(27)が一条ネジを有している実施形態にも本発明は同様にまたは適宜変更して実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明による電動パーキングブレーキ装置の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示したナットとイコライザの中央縦断拡大側面図である。
【図3】図2に示したナット単体の平面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示すナットとイコライザの中央縦断拡大側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示すナットとイコライザの中央縦断拡大側面図である。
【符号の説明】
【0028】
11…電気モータ、13,15…パーキングブレーキ、17,19…一対のケーブル、21…ハウジング、23…ケーシング、25…ネジ軸、25a…雄ネジ、27…ナット、27a…雌ネジ、27b…円形部分、27c…窪み、27d…連通孔、27e…ピン取付穴、29…ピン、31…イコライザ、31a…中央部、31b,31c…アーム部、31d…通気孔、33…ロッド、ECU…電気制御装置、A…減速機構、B…変換機構、C…分配機構、D…コイルクラッチ装置、TS…張力センサ、SW1…制動スイッチ、SW2…解除スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気モータ(11)にてネジ軸(25)を回転駆動することにより同ネジ軸(25)に螺合したナット(27)を前記ネジ軸(25)の軸線方向に移動させて、前記ナット(27)に組付けたイコライザ(31)を介して各パーキングブレーキ(13,15)に連結した一対のケーブル(17,19)を作動させるように構成されている電動パーキングブレーキ装置において、前記ネジ軸(25)と前記ナット(27)の螺合部にグリース(g)を補給可能なグリース溜め(GT)を前記ナット(27)に設けたことを特徴とする電動パーキングブレーキ装置
【請求項2】
請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記グリース溜め(GT)は、前記ナット(27)の上部に設けた窪み(27c)によって構成されていて、前記窪み(27c)は前記イコライザ(31)により覆われていることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記グリース溜め(GT)は、前記窪み(27c)と、前記ナット(27)に設けられて前記窪み(27c)の底部を前記螺合部に連通させる少なくとも一つの連通孔(27d)とによって構成されているとともに、前記イコライザ(31)の前記窪み(27c)に対応する部位に前記窪み(27c)に空気を導入する通気孔(31d)が設けられていることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記グリース溜め(GT)は、前記ナット(27)の上部に設けた窪み(27c)と、前記ナット(27)に設けられて前記窪み(27c)の底部と前記螺合部を連通させる連通孔(27d)によって構成されていて、前記窪み(27c)は前記ナット(27)と前記イコライザ(31)により挟持されて前記イコライザ(31)を貫通して上方に張り出すキャップ(35)によって覆われていることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記グリース溜め(GT)は、前記ナット(27)の内周部に設けた環状溝(27f)によって構成されていることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか一項に記載の電動パーキングブレーキ装置において、前記ネジ軸(25)と前記ナット(27)は多条ネジを有していて、前記グリース溜め(GT)は、前記多条ネジの各条にまたがる長さに設定されていることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−57609(P2008−57609A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−233493(P2006−233493)
【出願日】平成18年8月30日(2006.8.30)
【出願人】(301065892)株式会社アドヴィックス (1,291)
【Fターム(参考)】