説明

電気自動車のバッテリー交換装置

【課題】バッテリー載置テーブルの姿勢を電気自動車の傾きに対応して自動調整する。
【解決手段】載置テーブル22は昇降装置19の上昇によりバッテリー運搬台車32の充電バッテリー3を受け取る。距離センサー31は載置テーブル22の上昇中に測距動作を開始する。3箇所の距離センサー31は載置テーブル22と車体底面8との距離を測定する。測定距離が全て同一の場合、電気自動車の傾きは無いと判断する。1箇所の距離センサー31の測定距離が他の距離センサー31の測定距離と異なる場合、電気自動車が傾いていると判断する。載置テーブル22は異なる測定距離を検出した距離センサー31と対応する可動部材26の作動により上下移動され、3箇所の測定距離が同一となるように自動調整される。電気自動車の傾きに対応して自動調整された載置テーブル22は、充電バッテリー3をバッテリー収容部9に正確に挿入することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、電気自動車に搭載されるバッテリーの取付け、取外しを行なうバッテリー交換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
動力源として大型のバッテリーを搭載している電気自動車において、充電量が所定量以下になった消尽バッテリーはバッテリー交換装置を用いて取外され、代わりに満充電の充電バッテリーがバッテリー交換装置によって取付けられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、バッテリー交換装置として利用可能なスライドテーブル付きリフタが開示されている。このスライドテーブル付きリフタは台車上に設置された昇降機構の上端に第1台座部が設けられ、第1台座部上に第2台座部を介して第3台座部が設けられている。また、第3台座部上にバッテリー等を載置するスライドテーブルが設けられている。スライドテーブルは昇降機構により上下位置を調整される。第1台座部上には、第1の傾斜シリンダと第2の傾斜シリンダとユニバーサルヒンジとが備えられ、これらにより第2台座部は3点支持される。
【0004】
第1の傾斜シリンダ及び第2の傾斜シリンダは、第2台座部の一端側に配設され、それぞれの下端部が第1台座部上に支持されるとともに、シリンダロッドの先端部が第2台座部の底面に回転自在に連結されている。また、第2台座部の他端側には回転自在なユニバーサルヒンジが配設され、第2台座部と第1台座部とを連結している。そして、傾斜スイッチパネルに設けられた第1の傾斜シリンダ及び第2の傾斜シリンダにそれぞれ対応したUPスイッチを使用者が操作することで、第1台座部上の第1及び第2の傾斜シリンダがそれぞれ独立して作動し、第2台座部がユニバーサルヒンジを中心にして様々な角度に傾斜する。これに伴い、第2台座部上の第3台座部を介してスライドテーブルが様々な角度に傾斜させられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−60176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、電気自動車がバッテリーを交換するためにバッテリー交換位置に停車した時、各タイヤの空気圧が異なっていたり、車内における乗員や荷物の位置に偏りが生じていたりすると、車体に傾きが生じてしまう。また、その傾きの方向や傾き度合いなどは様々であり、これを制御することは困難である。
【0007】
上記のような様々な要因により車体に傾きが生じると、電気自動車がバッテリー交換位置に正確に停車したとしても、バッテリー交換装置のバッテリー載置テーブルとバッテリーが収納された電気自動車下面との間に位置ずれが生じてしまい、その正確な位置合わせのためにバッテリー交換作業に時間がかかるという問題がある。
また、車体の傾きに合わせてバッテリーの載置テーブルを手動で調整しようとする場合には、車体の傾きは毎回異なっているため、その傾きの調整に時間がかかり、迅速にバッテリー交換作業を行なうことができないという問題が生じる。
【0008】
本願発明は、バッテリーの載置テーブルの姿勢を電気自動車の傾きに対応して自動調整可能なバッテリー交換装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1は、電気自動車が停止するバッテリー交換位置に昇降装置を配設し、前記昇降装置によってバッテリーの取外しと取付けを行なう電気自動車のバッテリー交換装置において、前記昇降装置を基台と前記基台上に設けた昇降機構と前記昇降機構の最上部に設けたバッテリーの載置テーブルとにより形成し、前記載置テーブルの上面3箇所に前記電気自動車の車体底面との間の距離を検出する距離センサーを設け、前記昇降機構の3箇所に前記載置テーブルを可動に支持する可動部材を設け、前記可動部材の内、少なくとも2箇所の可動部材が前記距離センサーの検出信号に基づき前記載置テーブルを上下動するアクチュエータで構成されることを特徴とする。
【0010】
請求項1によれば、バッテリー交換位置に停車した電気自動車の傾きに関わらずバッテリーの載置テーブルの姿勢を電気自動車の車体と平行となるように自動調整することができるため、バッテリー取付け作業を容易に行なうことができる。
【0011】
請求項2は、前記可動部材を前記距離センサーの設置位置と対応する3箇所の位置に配設したことを特徴とする。請求項2によれば、載置テーブルは、距離センサーの設置された部分が直接上下方向に操作されてその姿勢が調整されるため、載置テーブルの傾き調整作業を簡単にかつ正確に行なうことができる。
【0012】
請求項3は、前記載置テーブルの3箇所を支持する全ての可動部材を前記アクチュエータで構成したことを特徴とする。請求項3によれば、載置テーブルの3箇所が個別に上下動可能なため、電気自動車の傾きに対応した載置テーブルの姿勢を迅速に調整することができ、バッテリーの取付け作業を短時間で正確に行なうことができる。
【0013】
請求項4は、前記アクチュエータは、前記載置テーブルの下面に接触するカム部材と前記カム部材を駆動する駆動部材とから構成されていることを特徴とする。請求項4によれば、載置テーブルの微細な上下動を正確に行なうことができるとともにアクチュエータを簡単な構造にすることができるため、載置テーブルの姿勢を調整する構成をコンパクトにまとめることができる。
【発明の効果】
【0014】
本願発明は、バッテリーの載置テーブルの姿勢を電気自動車の傾きに対して自動的に対応させることができるため、バッテリーの取付け作業を容易かつ正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】バッテリー交換装置の概要を示す側面図である。
【図2】昇降装置による充電バッテリーの取付け動作を示す側面図である。
【図3】昇降装置の略平面図である。
【図4】可動部材の拡大図である。
【図5】バッテリー収容部の位置決め装置の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1において、支持台1は図1と直角な方向に形成されるスロープ(図示せず)の頂点付近に位置し、電気自動車2に搭載されるバッテリー3の交換位置を形成している。支持台1の下方にはピット4が形成され、支持台1の上面には電気自動車2の前輪のタイヤ5を位置決めする輪止め6が設置され、両輪止め6の間にはピット4に連通する貫通孔7が形成されている。電気自動車2の車体底面8には凹状の空間で形成されたバッテリー収容部9が設置されている。バッテリー3は車体側に設置された位置決め装置10により案内されてバッテリー収容部9内に挿入されるとともに車体側に設けられた電気的に動作するロック装置11によって保持固定されている。
【0017】
バッテリー3の位置決め装置10の構成を図5に基づき説明する。位置決め装置10はバッテリー収容部9の底面の複数箇所に同一構成で設置され、バッテリー収容部9に開口する漏斗状孔12、漏斗状孔12に接続した環状孔13、環状孔13に接続する有底円筒孔14及び漏斗15から構成されている。漏斗15は漏斗状孔12の内径よりも小径に形成されており、上端に備えた環状部16を環状孔13に遊嵌状態で装着することにより、漏斗15の向きが仮想線で示したように自由な方向に変位可能である。
【0018】
一方、バッテリー3の上面には、位置決め装置10の設置数と同数の位置決めピン17が突設されている。位置決めピン17はバッテリー3がバッテリー収容部9内に挿入された時、漏斗15に案内されて有底円筒孔14に進入し、バッテリー3の位置決めを行なう。バッテリー3は位置決め装置10と位置決めピン17とによって位置決めされた後、ロック装置11によって保持固定される。なお、ロック装置11の作動は図示しない制御装置によって制御される。
【0019】
ピット4内には、支持台1の貫通孔7と上下方向で一致する床面18の位置に昇降装置19が配設されている。昇降装置19は図2に拡大して示したように、床面18上に固定された基台20と基台20上に設けた昇降機構21と昇降機構21の最上部に設けた載置テーブル22とによって構成されている。昇降機構21はパンタグラフ機構で構成されており、基台20に固定した基板23と基板23よりも上方の支持板24とを2本の交差リンク25により連結した構造である。
【0020】
支持板24の上面には、図3に示すように、左側端部2箇所と右側端部1箇所との計3箇所に可動部材26が設置され、各可動部材26は同一構造を有するアクチュエータで構成されている。図4に示すように、可動部材26は支持板24に固定されたモータ27のモータ軸28にカムレバー29が固定され、カムレバー29の先端にボール30が転動自在に保持された構成を有する。モータ27及びモータ軸28は本願発明の駆動部材を構成し、カムレバー29及びボール30は本願発明のカム部材を構成している。なお、モータ27はサーボモータあるいはステッピングモータ等により構成することができる。
【0021】
ボール30は載置テーブル22の下面に接触しているため、載置テーブル22は可動部材26により3点支持された構成である。従って、載置テーブル22は許容された範囲内で水平面内の直進方向や回転方向に自由にスライドすることができる。カムレバー29はモータ27の正逆転により実線位置から仮想線29A又は29Bの位置に回動するため、ボール30の上端位置が上下に変位し、ボール30によって支持されている載置テーブル22が実線位置から仮想線22A又は22Bの位置に上下動される。
【0022】
載置テーブル22の上面には、3箇所に距離センサー31が配設されている。距離センサー31は可動部材26と対応する位置に配置され、レーザセンサー等の光学式センサーで構成されている。距離センサー31はバッテリー収容部9の周囲の車体底面8に指向しており、距離センサー31から照射されたレーザが車体底面8に反射し、距離センサー31に受光されるまでの時間を計測し、載置テーブル22の上面から車体底面8までの距離を測定することができる。距離センサー31の照射タイミングや受光時間の計測、距離の測定は、図示しない制御装置によって制御される。
【0023】
一方、ピット4内の昇降装置19と図示しないバッテリー倉庫との間には、図1に示したバッテリー運搬台車32が走行する。バッテリー運搬台車32はバッテリー3を2台置くことができる大きさの板状の受台33と受台33を支承する6個の走行輪34から構成されている。受台33は昇降装置19に向かって走行する場合で見て、例えば、前方側に充電量が所定量以下に消尽されたバッテリー3(以下、消尽バッテリー3)が載置され、後方側に満充電されたバッテリー3(以下、充電バッテリー3)が載置される。なお、消尽バッテリー3及び充電バッテリー3の載置位置は、逆に設定しても構わない。
【0024】
消尽バッテリー3及び充電バッテリー3の載置位置には、載置テーブル22の通過可能な貫通孔35が穿設され、各バッテリー3は端部が受台33に支承されるように構成されている(図3参照)。また、充電バッテリー3の載置位置には、図示しないが、充電バッテリー3の載置位置を規制する位置決め部材が設置されている。なお、バッテリー運搬台車32の走行、停止は図示しない制御装置によって制御されている。
【0025】
次に、バッテリー3の交換動作について説明する。なお、以下に説明する各部の動作は図示しない制御装置によって制御される。ピット4内の昇降装置19は通常時、図1に示すように、最下降した状態で待機している。電気自動車2がバッテリー3の交換位置である支持台1に停止すると、バッテリー運搬台車32は図示しないバッテリー倉庫において充電バッテリー3を受台33上に載置してピット4内に走行する。バッテリー運搬台車32は受台33の消尽バッテリー3の載置部がバッテリー交換位置に達した状態で停止する(図1の仮想線参照)。
【0026】
バッテリー運搬台車32が停止すると、昇降機構21が作動し、載置テーブル22を予め設定されている高さに上昇する。載置テーブル22の上昇位置は電気自動車2のバッテリー収容部9に装着されている消尽バッテリー3を受け取ることができる高さに設定されており、昇降機構21は図示しない近接スイッチの検出信号に基づき停止する。なお、載置テーブル22が停止するまでの昇降機構21の移動量は図示しない制御装置に記憶され、充電バッテリー3の取付け時に利用される。
【0027】
載置テーブル22の停止が確認されると、ロック装置11が解除されるため、消尽バッテリー3はバッテリー収容部9から載置テーブル22上に移載される。続いて、昇降機構21は図1に示す最下位置まで下降する。消尽バッテリー3は載置テーブル22がバッテリー運搬台車32の受台33を通過する時、受台33上に移載される。
【0028】
消尽バッテリー3の取外しが終了すると、バッテリー運搬台車32は充電バッテリー3がバッテリー交換位置となる載置テーブル22の上方位置に達するまで移動して停止する。バッテリー運搬台車32の停止を確認し、昇降装置19が作動する。載置テーブル22は昇降機構21の作動により上昇を始め、バッテリー運搬台車32の受台33を通過する時、充電バッテリー3を受け取り、上昇する。昇降機構21は消尽バッテリー3の取外し時に記憶された高さ位置になるまで作動されるが、載置テーブル22の上昇途中において距離センサー31による測距動作が開始される。
【0029】
3箇所に設置された距離センサー31は、それぞれレーザを車体底面8に向けて照射し、載置テーブル22から車体底面8までの距離を測定する。3箇所の距離センサー31による測定距離が全て同一であれば、電気自動車2は傾くこと無く停車しており、バッテリー収容部9と充電バッテリー3とは平行な位置関係にあると判断する。
【0030】
仮に1箇所の距離センサー31の測定距離が他の距離センサー31の測定距離と異なる場合、電気自動車2が傾いていると判断し、異なる測定距離を検出した距離センサー31に対応して設置されている可動部材26を作動し、載置テーブル22を図4の仮想線22A又は22Bで示した位置に上下移動し、測定距離が他の距離センサー31による測定距離と同一になるように調整する。
【0031】
なお、載置テーブル22の上下移動調整は異なる測定距離を検出した距離センサー31に対応して設置されている可動部材26のみを作動する方法に限らず、他の可動部材26も含めて全ての可動部材26により調整する方法も実施することができる。3箇所の可動部材26による上下移動調整は載置テーブル22の移動量を小さくすることができ、調整時間の短縮に寄与することができる。
【0032】
載置テーブル22はその姿勢を可動部材26の作動により電気自動車2の傾きに対応して自動調整され、記憶された高さ位置まで上昇される。載置テーブル22の上昇に伴い、充電バッテリー3はバッテリー収容部9に正確に挿入され、充電バッテリー3の位置決めピン17が位置決め装置10の漏斗15内に進入する。位置決め装置10と位置決めピン17との嵌合により充電バッテリー3の水平方向の姿勢が調整された状態で、載置テーブル22は記憶された高さ位置に停止する。この状態で、充電バッテリー3の姿勢は上下方向及び水平方向においてバッテリー収容部9と精度良く整合されており、ロック装置11の作動により確実に保持固定される。
【0033】
充電バッテリー3の取付けが終了すると、載置テーブル22は図1に示した最下位置まで下降される。載置テーブル22がバッテリー運搬台車32の受台33よりも下方に達すると、バッテリー運搬台車32はバッテリー倉庫(図示せず)まで後退し、受台33上の消尽バッテリー3をバッテリー倉庫内の所定位置に収納する。なお、支持台1上の電気自動車2は載置テーブル22がピット4内に没入した時点で移動することが可能である。
【0034】
本願発明は、前記した実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
【0035】
(1)載置テーブル22を3点支持する可動部材26は、1点の可動部材26を載置テーブル22が固定位置で傾き方向に自由に回動できるように支持したユニバーサルジョイントあるいはユニバーサルヒンジで構成し、他の2点の可動部材26を前記実施形態のように載置テーブル22が上下移動されるアクチュエータで構成しても本願発明の作用効果を得ることができる。
(2)可動部材26を構成するアクチュエータのカム部材は、偏心輪を用いて構成しても良い。
(3)距離センサー31による測距動作は、載置テーブル22が消尽バッテリー3の取外し時に記憶された高さ位置に達して停止した後に行なうように設定しても良い。
【0036】
(4)本願発明の実施形態では、3箇所の可動部材26が全て距離センサー31の設置位置と対応する位置に設けられているが、異なる位置に設けるように構成しても良い。
(5)距離センサー31は、レーザセンサー等の光学式センサーに限らず、超音波センサー等を用いても良い。
(6)載置テーブル22を上下動するアクチュエータは、モータ駆動によるに限らず、油圧あるいは空気圧により駆動される構成を用いても良い。
(7)昇降機構21はパンタグラフ機構に限らず、モータあるいはシリンダ等により載置テーブル22を上下動する機構を用いて構成しても良い。
【0037】
(8)前記実施形態は電気自動車2の傾きに対して載置テーブル22を調整するように構成しているが、電気自動車2を調整するように構成することも可能である。例えば、タイヤ5の輪止め6を昇降可能に構成し、距離センサー31の検出信号に基づき輪止め6を上下動し、電気自動車2が載置テーブル22と平行になるように自動調整すれば良い。
(9)前記実施形態におけるバッテリー交換装置はスロープに続く支持台1に電気自動車2を停止し、バッテリー交換作業を行なうように構成しているが、床面に車両用リフトを設け、車両用リフト上に電気自動車2を停止した後、車両用リフトを上昇してバッテリー交換作業を行なうように構成してもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 支持台
2 電気自動車
3 バッテリー
4 ピット
6 輪止め
8 車体底面
9 バッテリー収容部
10 位置決め装置
11 ロック装置
17 位置決めピン
19 昇降装置
21 昇降機構
22、22A、22B 載置テーブル
26 可動部材
32 バッテリー運搬車
33 受台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車が停止するバッテリー交換位置に昇降装置を配設し、前記昇降装置によってバッテリーの取外しと取付けを行なう電気自動車のバッテリー交換装置において、
前記昇降装置を基台と前記基台上に設けた昇降機構と前記昇降機構の最上部に設けたバッテリーの載置テーブルとにより形成し、前記載置テーブルの上面3箇所に前記電気自動車の車体底面との間の距離を検出する距離センサーを設け、前記昇降機構の3箇所に前記載置テーブルを可動に支持する可動部材を設け、前記可動部材の内、少なくとも2箇所の可動部材が前記距離センサーの検出信号に基づき前記載置テーブルを上下動するアクチュエータで構成されることを特徴とする電気自動車のバッテリー交換装置。
【請求項2】
前記可動部材を前記距離センサーの設置位置と対応する3箇所の位置に配設したことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車のバッテリー交換装置。
【請求項3】
前記載置テーブルの3箇所を支持する全ての可動部材を前記アクチュエータで構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気自動車のバッテリー交換装置。
【請求項4】
前記アクチュエータは、前記載置テーブルの下面に接触するカム部材と前記カム部材を駆動する駆動部材とから構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電気自動車のバッテリー交換装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−40935(P2012−40935A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−183325(P2010−183325)
【出願日】平成22年8月18日(2010.8.18)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】