説明

骨格筋におけるクレアチンの取り込みを増大するための栄養組成物

栄養組成物であって、前記組成物の摂取は、クレアチンの蓄積を増大、筋肉のサイズを増大、熱発生を増大、体重の減少を誘導する体脂肪の減少、及び/または筋肉の鮮明度を改善する方法を提供する。前記栄養組成物は、シナモンとクレアチンの水溶液を含んで良い。さらに、前記栄養組成物はαリポ酸を含んでも良い。前記栄養組成物を製造する方法も提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2004年5月7日に出願の米国仮特許出願第60/569,049号、及び2004年6月15日に出願の米国仮特許出願第60/580,114号と関連し、その全体における参照によって各々を本明細書に援用する。
【0002】
本発明は体内のクレアチンの保持に関し、特に、例えば筋肉サイズを増大するためにヒトにおけるクレアチンの蓄積を増大する方法及び組成物に関するが、それらに限らない。さらに、またはあるいは、本発明は、例えば体重の減少を誘導する体脂肪量の減少及び筋肉の鮮明度の改善のために、動物における熱発生を増大するための方法及び組成物も提供して良い。
【背景技術】
【0003】
最近、in vitroにおける実験によって、シナモン(すなわち、Cinnamomum種)由来の水性抽出物に含有されるポリフェノールポリマーが細胞のグルコース代謝を改善することが示された。インスリンレセプターのリン酸化の促進によって、及びインスリンレセプターキナーゼの脱リン酸化の阻害によって、その様な抽出物がインスリンカスケードシステムを誘発し、インスリンの活性を増強することで、インスリン感受性を増大し、グルコースの取り込み及びグリコーゲンの合成を刺激することが示された。
【0004】
その新たに特性決定された化学物質の構造は以前に報告されたシナモンの誘導体であるMHCP(メチルヒドロキシカルコンポリマー)と密接に関連する。化学的には、これらのポリフェノールポリマーはカテキン/エピカテキンの二重結合ポリシアニジンタイプAオリゴマーである。
【0005】
動物における一連のin vivoにおける研究によって、シナモン抽出物(全食事量の2%または30から300 mg/kg/日の範囲の量のいずれかで摂取)は、少なくとも部分的にはインスリンシグナル伝達の促進(すなわち、IR-β活性化及びIRS-1チロシンリン酸化のレベルの増大、加えて、高度なIRS-1/PI 3-キナーゼの会合)、及び酸化窒素(NO)経路の活性化を介して、用量依存的に、血漿のグルコース、インスリン、及びトリグリセリドレベルを改善、及び骨格筋におけるグルコースの取り込みを増大することが可能であることを示した。
【0006】
また、ヒトにおける研究によって、グルコース及び脂質の代謝に対するシナモン摂取の好ましい作用が示された。ある研究では、単回用量の食事由来のシナモン(各週に55 mg/kg)は、6人の健康な女性の対象において75 gのグルコース投与に対する糖血症反応を有意に鈍くした(P=0.02)。おそらくインスリンの活性の促進によって、グルコース曲線の領域はシナモンの摂取に伴って減少した。
【0007】
2型糖尿病において実施された最近のプラセボコントロール研究によって、食卓のシナモンの適度な日々の取り込み(すなわち、40日連続して夕食直後に500 mgのカプセルで1日に1から6 gの摂取)は、平均の空腹時血清グルコース、トリグリセリド、LDLコレステロール、及び総コレステロールレベルを安全に減少することが可能であることを示した(一方、プラセボグループの対象では変化が記録されなかった)。
【0008】
十分に興味深いことに、前記研究は、個人がシナモンの服用を20日間停止した際に低血清グルコース及び脂質のレベルを維持することも報告し、シナモンを毎日接種する必要がないであろうことを示した。その研究者によれば、シナモン樹皮の低血糖作用に関与する主な成分は、(取り込まれると長期間にわたって体内に蓄積する可能性があるシナモンに由来する脂溶性の化合物とは対照的に)任意の量で非毒性のようである水溶性のポリフェノールポリマーである。また、この試験で使用したシナモンの量によって、有効である可能性があるシナモンの取り込みが広範に存在すること、及び1日に<1 gの取り込みが血中グルコース及び脂質レベルの調節において有効なようであることが示された。
【0009】
シナモン抽出物は、グリコーゲンの合成を活性化、グルコースの取り込みを増大、及びグリコーゲンシンターゼキナーゼ3βを阻害することがin vitroで示された。シナモン抽出物はインスリンレセプターキナーゼを活性化、及びインスリンレセプターの脱リン酸化を阻害することも示された。これらの作用の全てがインスリン感受性の増大を誘導した。
【0010】
シナモン抽出物の摂取に続く、細胞のグルコース取り込みの改善のための作用の更なる機構は、ポリフェノール画分が内皮の酸化窒素(NO)に対して働くであろうという作用にあるようである。ポリフェノール化合物が内皮依存性弛緩を誘導することができ、この作用はNOの合成の促進、NOの生物学的活性の促進、及びO2によるその破壊に対する保護に由来するという証拠が存在する。NO合成の促進及びその生物学的活性の改善は血流の増大を確実にするであろう(インスリンを介する血管拡張の促進も介して)。そのことは、血流の調節がグルコースの取り込み及びグルコースの組織への送達の決定因子であるという考えを支持する。
【0011】
さらに、ブラジキニンの生物学的利用能の増大は、シナモン抽出物の摂取に伴う細胞のグルコース代謝の改善の考えられる機構として提示され得る。実際に、最近の研究によって、ブテイン(すなわち、韓国民族の医薬において広く使用されている植物であるRhus verniciflua由来の3,4,2',4'-テトラヒドロキシカルコン)、シナモン水性抽出物において発見された化合物と構造が類似しているポリフェノール、がアンギオテンシン転換酵素(ACE)の阻害を介して血圧低下性の作用を有することが示された。前記阻害は、ACEの活性中心内の亜鉛イオンとのキレート複合体の生成を介して、ACEの活性を不活性化するようである。
【0012】
最近のヒトの試験によって、ACE阻害はグルコースの除去速度を改善すること、及びその作用は主に筋肉のグルコース取り込み(MGU)の増大のためであることが示された。インスリン耐性の状態において、ACE阻害は全身のグルコース除去及び骨格筋におけるグルコース輸送活性を促進することもできる。ACE阻害の血流力学的な作用は、血管拡張性ペプチドであるブラジキニン(BK)レベルの促進と血管収縮性物質及び増殖因子であるアンギオテンシンII(ATII)の生成の減少と関連する。ACEはBK分解キナーゼIIに相当し、筋肉組織に豊富に存在して、その阻害は、BKの組織濃度の上昇を介して、並びに筋肉及び/または内皮組織におけるBKレセプター部位(B2)を介して、確認された代謝活動を誘導することが示されているため、これらの結果は驚くべきことではない。
【0013】
外来性のBKのヒト前腕の上腕動脈への適用は、筋肉血流(MBF)を増大しただけでなく、MGUの速度も促進した。他の研究では、律動性随意収縮の間、MBFとMGUの双方が高いエネルギー消費に反応して増大し、BKの放出が血管で生じて活動している筋肉組織に流出した。
【0014】
細胞レベルでは、ACEインヒビターは2つの機構を介してインスリン耐性の骨格筋におけるグルコースの取り込みを急速に促進する。第1の機構は、ブラジキニンB2レセプターを介して作用してNOの生成を増大し、最終的にグルコースの輸送を促進するブラジキニンの働きに関する。第2の機構は、骨格筋のグルコース輸送システムに対してアンギオテンシンレセプター(AT1)を介して作用するATIIの阻害効果の減少に関する。
【0015】
骨格筋のグルコース輸送に対するACEインヒビターの急速な作用は、IRS-1チロシンリン酸化及びホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ活性の促進を含むインスリンシグナル伝達の上方調節と関連し、並びに最終的には細胞表面のGLUT-4グルコーストランスポータータンパク質の増大に関する。インスリン耐性であるげっ歯類に対するACEインヒビターまたはAT1アンタゴニストの長期の投与は、骨格筋及び心筋層におけるGLUT-4のタンパク質発現を増大することが可能である。
【0016】
これらのデータは、ACEインヒビターが、おそらくブラジキニンのNO依存的な作用及び/または骨格筋に対するATII作用の拮抗作用を介して、インスリン耐性の状態におけるグルコース調節を有利に調整することが可能であるという概念を支持する。
【0017】
最近の研究において、インスリンは濃度依存的な様式でBKによっても生成が刺激される内皮に由来する酸化窒素の放出の促進を介して、MBF及びMGUに対する作用を誘導することが示されているため、このことは興味深い。ブラジキニンもACEの基質であるため、シナモンヒドロキシカルコンによるACE阻害はブラジキニンの生物学的利用能の増大、それと共に結果として生じるGLUT4の輸送能の促進及び骨格筋におけるグルコースの取り込みの増大も生じ得る可能性がある。
【特許文献1】米国仮特許出願第60/569,049号
【特許文献2】米国仮特許出願第60/580,114号
【特許文献3】米国特許第5,968,900号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、筋肉の増大及び/または熱発生特性を提供する、例えばヒトのような動物のための栄養サプリメントを提供する。好ましい実施態様では、前記栄養組成物はシナモンの水性抽出物及びクレアチンを含む。1つのその様な実施態様では、前記クレアチンはジクレアチンマレートの形態で提供される。さらに、前記栄養サプリメントは以下に記載の他の成分の内でも特にαリポ酸を含んで良い。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は、筋肉の増大及び/または熱発生の特性を提供する1サービングの栄養サプリメントを動物に投与することを含む、動物の食餌を補うための方法及び組成物も提供する。好ましい実施態様では、本発明は、シナモンの水性抽出物及びクレアチンを含み、他の成分の内でも特にαリポ酸も含んで良い1サービングの栄養組成物を動物に投与することを含む、動物の食餌を補うための方法及び組成物を提供する。
【0020】
本発明は、例えば筋肉のサイズを増大するために、動物の骨格筋におけるクレアチンの蓄積を増大するための方法及び組成物も提供する。さらに、またはあるいは、本発明は、例えば体重の減少を誘導する体脂肪量の減少及び筋肉の線明度の改善のために、動物における熱発生を増大するための方法及び組成物も提供して良い。
【0021】
本発明の1つの実施態様によれば、前記方法は以下の工程を含む:
a. 1サービングのクレアチン及びシナモンの水性抽出物を含む栄養サプリメントを投与する工程;及び
b. 動物の骨格筋における筋肉クレアチン全体を増大する工程。
【0022】
本発明は栄養サプリメントの製造方法も提供する。本発明の1つの実施態様によれば、クレアチン、αリポ酸、及び/またはシナモンの水性抽出物を含む栄養サプリメントを製造する方法が提供される。1つの実施態様では、前記方法は以下の工程を含む:
a.クレアチン、リポ酸、及びシナモンの水性抽出物と微結晶性セルロースとを事前に混合する工程;
b.マグネシウムステアレートと事前にふるいにかけたシリカを添加する工程;
c. 30分間混和及び混合する工程;
d. 均一性/均質性を確認し、1サービングに分取する工程。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明は、筋肉の増大及び/または熱発生特性を提供する、例えばヒトのような動物のための栄養サプリメントを提供する。好ましい実施態様では、前記栄養組成物はシナモンの水性組成物及びクレアチンを含む。1つのその様な実施態様では、前記クレアチンはジクレアチンマレートの形態で提供される。さらに、前記栄養サプリメントは以下に記載の他の成分の内でも特にαリポ酸を含んで良い。
【0024】
本発明は、筋肉の増大及び/または熱発生特性を提供する1サービングの栄養サプリメントを動物に投与することを含む、動物の食餌を補うための方法及び組成物も提供する。好ましい実施態様では、本発明は、シナモンの水性抽出物及びクレアチンを含み、他の成分の内でも特にαリポ酸を含んでも良い1サービングの栄養組成物を動物に投与することを含む、動物の食餌を補う方法及び組成物を提供する。
【0025】
本発明は、以下の工程を含む、動物の骨格筋におけるクレアチンの蓄積を増大するための方法及び組成物も提供して良い:
a. 1サービングのクレアチン及びシナモンの水性抽出物を含む栄養サプリメントを投与する工程;及び
b. 動物の骨格筋における筋肉クレアチン全体を増大する工程。
【0026】
シナモンの水性抽出物を含むクレアチンサプリメントの摂取は、クレアチン単独の投与の際よりも大きなレベルで骨格筋におけるクレアチンの蓄積を増大すると解されている。理論によって結び付けられることを望まないが、シナモン抽出物はインスリンレセプターのリン酸化を促進、及びインスリンレセプターの脱リン酸化を阻害、NO合成を促進及びブラジキニンの生物学的利用能を増大すると解されている。これらの作用の全てがインスリン感受性の増大を誘導するであろう。結果として生じる血漿のインスリンにおける増大はナトリウム依存性筋肉クレアチントランスポーターの活性を増大する。この理論は、インスリンが100mU/l以下の濃度で存在する際に、ヒトにおける筋肉クレアチンの蓄積を増大するという事実によって支持されている。
【0027】
本明細書で使用される「筋肉クレアチン全体」は骨格筋におけるリン酸化クレアチン全体及びフリーなクレアチン全体を意味する。当業者は、健康で非菜食主義者の対象において蓄積された筋肉クレアチン全体は、平均で、約124 mmol/kg乾燥重量(dm)であるが、約100から約150 mmol/kg dmまで個々の間で広範に変化して良いことを理解するであろう。好ましい実施態様では、シナモンの水性抽出物とフリーなクレアチンの摂取(約0.1から1 gのシナモンの水性抽出物/5 gのクレアチンを5日間、1日に4回)は、少なくとも約24 mmol/kg dmで筋肉クレアチン全体を増大することが可能である。より好ましい実施態様では、シナモンの水性抽出物とフリーなクレアチンの摂取(約0.1から1 gのシナモンの水性抽出物/5 gのクレアチンを5日間、1日に4回)は、28 mmol/kg dmの筋肉クレアチン全体を増大することが可能である。最も好ましい実施態様では、シナモンの水性抽出物とフリーなクレアチンの摂取(約0.1から1 gのシナモンの水性抽出物/5 gのクレアチンを5日間、1日に4回)は、35 mmol/kg dmの筋肉クレアチン全体を増大することが可能である。
【0028】
当業者は、前記サプリメントを使用する筋肉クレアチン全体の増大は統計的に大きな母集団の全体における筋肉クレアチン全体の平均的な増大を意味し、前記増大は個人間で変化するであろうことを理解するであろう。特に、ある程度のインスリン耐性を有する個人は前記平均よりも優位に低いクレアチンの増大を有する可能性がある。
【0029】
シナモンの水性抽出物を含むクレアチン組成物の摂取に続く骨格筋におけるクレアチンの蓄積の医学的な定量は、当業者によく知られた各種の方法によって測定されて良い。例えば、骨格筋におけるクレアチンの蓄積は筋肉の生検法によって直接測定されて良い。
【0030】
筋肉におけるクレアチンの蓄積の直接的な測定は、対象由来の生検サンプルを取得する工程を含む。生検サンプルは、後に続く代謝産物分析のために、好ましく液体窒素中で凍結、凍結乾燥、及び-80℃に貯蔵される。典型的には、脂肪は石油エーテルを使用する抽出によって凍結乾燥サンプルから除去され、筋肉サンプルは目に見える血液及び結合組織を含まないよう切断され、次いで粉末化する。次いで、リン酸化クレアチン及びクレアチン分光分析による定量のために中和過塩素酸抽出物を調製して良い。筋肉の総クレアチン濃度はリン酸化クレアチンとフリーなクレアチンの濃度を合計することによって産出されて良い。
【0031】
シナモンの水性抽出物を含むクレアチン組成物の摂取に続く骨格筋のクレアチンの蓄積は間接的に推定されて良い。本発明の低カロリーのクレアチン組成物と組み合わせてクレアチンを摂取している対象は血漿のクレアチン濃縮を有し、クレアチン摂取単独と比較して、尿のクレアチン排出が実質的に減少し、全身のクレアチン蓄積量の増大を示す。
【0032】
血漿におけるクレアチンレベルの測定は、サプリメントの摂取直前、並びに20、40、及び60分後に暖められた手の背面から静脈血を回収する工程を含む。さらに、サプリメントの摂取の日に1回及び前日に回収して良い。血漿及び尿のクレアチンは高速液体クロマトグラフィーを使用して測定し、血清のインスリンは放射免疫測定技術を使用して測定した。例えば、米国特許第5,968,900号参照。
【0033】
クレアチン
本明細書で使用される「クレアチン」は、化合物であるN-メチル-N-グアニルグリシンCAS登録番号57-00-1、別名として、(α-メチルグアニド)酢酸、N-(アミノイミノメチル)-N-グリシン、及びメチルグリコシアミン、並びにメチルグアニド酢酸を意味し、N-メチル-N-グアニルグリシンの化学構造を以下に示す。本明細書で使用される「クレアチン」は、クレアチンの誘導体、例えば、エステル、エチルエステル、キレート、及びアミド、並びに代謝上で活性になる他の誘導体を含む。クレアチンの化学構造は以下のようである。
【0034】
【化1】

【0035】
理論によって結び付けることを望まないが、クレアチンは強度及び筋肉のサイズ、並びに細胞の容積を増大すると解されている。
【0036】
クレアチン及びクレアチン誘導体は多数の市販品より広範に入手可能である。市販のクレアチン誘導体はクレアチンホスフェート、クレアチンモノハイドレート、クレアチンラクテート、カルニチンクレアチネート、クレアチンフマレート、クレアチンリポエート、クレアチンアルギネート、クレアチンエチルエステル、クレアチン無水物、カプセル化クレアチン、発泡性クレアチン、クレアチンシトレート、マグネシウムクレアチン、アルカリクレアチン、クレアチンピルベート、クレアチンハイドレート、及びトリクレアチンマレートを含む。グリコシアミン、及びクレアチンのin vivoにおける前駆体も市販されており、本発明の実施に適切である。
【0037】
本明細書で使用されるように、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.01 gから約0.5 gのクレアチンを含む。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.05 gから約0.25 gのクレアチンを含む。最も好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.1 gから約0.2 gのクレアチンを含む。
【0038】
本発明の1つの実施態様では、前記サプリメントは、1サービングあたりに約1.5 gのジクレアチンマレートを含む。
【0039】
シナモンの水性抽出物
本明細書で使用される「シナモンの水性抽出物」は、好ましくは、シナモン(すなわち、シナモン種)に由来する水性抽出物に含有されるポリフェノールポリマーを意味する。より好ましくは、「シナモンの水性抽出物」は、ヒドロキシカルコンポリマー及びプロシアニジンタイプ-Aポリマーを意味する。最も好ましくは、「シナモンの水性抽出物」は、メチルヒドロキシカルコンポリマー及びカテキン/エピカテキンの二重結合ポリシアニジンタイプ-Aオリゴマーを意味する。インスリンレセプターのリン酸化の促進によって、及びインスリンレセプターキナーゼの脱リン酸化の阻害によって、その様な抽出物がインスリンカスケードシステムを誘発し、インスリンの活性を増強することで、インスリン感受性を増大し、グルコースの取り込み及びグリコーゲンの合成を刺激することが示されている。
【0040】
好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.001 gから約0.5 gのシナモンの水性抽出物を含む。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.01 gから約0.3 gのシナモンの水性抽出物を含む。最も好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.02 gから約0.2 gのシナモンの水性抽出物を含む。
【0041】
本発明の1つの実施態様では、前記サプリメントは、1サービングあたりに約0.025グラムのシナモン樹皮抽出物(2% MHCP)を含む。
【0042】
αリポ酸
本発明で使用される「αリポ酸」は、好ましくは、化合物である1,2-ジチオラン-3-ペンタン酸、CAS登録番号62-46-4、別名、チオクト酸及び6,8-ジチオオクタン酸を意味し、以下にその化学構造を示す。本明細書で使用される「αリポ酸」はαリポ酸の誘導体、例えば、エステル、及びアミド、並びに他の誘導体、例えばナトリウム、リポ酸の塩、クレアチンリポエート、R-リポ酸、S-リポ酸を含み、代謝上で活性になる誘導体を含む。αリポ酸の化学構造は以下のようである。
【0043】
【化2】

【0044】
αリポ酸はインスリン調節因子であり、非神経及び神経組織における酸化損傷に対する保護として提供される抗酸化剤である。αリポ酸は、ヒトの体が極少量作製する栄養であり、酵母及び肝臓から得られて良い。研究によって、αリポ酸は2型糖尿病における血糖の身体利用を有意に増大することが可能であること、及びリポ酸は糖尿病において50%までグルコースの代謝除去速度を増大する可能性があることが示されている。ヨーロッパでは、αリポ酸が2型糖尿病の治療においてインスリンの代替物として使用されている。
【0045】
本発明はいずれの理論的な説明によっても制限されるべきでないが、インスリンは、筋肉細胞へのグルコース及びクレアチンの輸送を刺激する主な因子であり、αリポ酸は筋肉細胞へのグルコース及びクレアチンの輸送におけるインスリンの作用を擬態及び促進すると解されている。
【0046】
好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約0.1 mgから約100 mgのαリポ酸を含む。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約1.0 mgから約75 mgのαリポ酸を含む。最も好ましくは、1サービングの前記サプリメントは、サプリメント1グラムあたりに約25 mgから約30 mgのαリポ酸を含む。
【0047】
本発明の1つの実施態様では、前記サプリメントは、1サービングあたり約50 mgのαリポ酸を含む。
【0048】
前記サプリメントの剤形は、カプセル、液体の飲料、粉末飲料混合物、または携行用のバー製品として提供されて良い。前記サプリメントの剤形は、薬草、食品サプリメントの従来の処理技術に従って提供されて良く、前記活性成分は処理されて、適切な賦形剤と共にセルロースカプセルにカプセル化される。
【0049】
骨格筋におけるクレアチンの蓄積を増強する更なる成分は、有利に前記栄養サプリメントに添加されて良い。任意に、更なる成分は、ヒドロキシイソロイシン、クロムキレート、及びL-タウリンからなり、並びにエステル、及びアミド並びに代謝上で活性になる誘導体を含む他の誘導体のようなそれらの誘導体を含む群より選択されて良い。
【0050】
最大の有効性のために、前記栄養サプリメントは、骨格筋におけるクレアチンの取り込みをさらに促進し、副作用を減少する助けとなるカフェイン、カテキン-ポリフェノール、他のメチルキサンチン、及びそれらの組み合わせを好ましく含有する。
【0051】
イエルバ-マテはIlex Paraguayensisの葉、またはその濃縮抽出物として提供されて良い。イエルバ-マテは、消化時間の長期化を含み、満腹を促進する成分として胃腸系に対する幾つかの効果を有すると解されている。好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約0.1 mgから約100 mgのイエルバ-マテを含む。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約0.5 mgから約50 mgのイエルバ-マテを含む。最も好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約1 mgのイエルバ-マテを含む。
【0052】
白色ヤナギ樹皮(Salix Alba)は、アテローム性動脈硬化症の発達の危険因子である血清リポタンパク質(a)、Lp(a)を減少させることが確認されたアセチルサリチル酸(アスピリンの主要成分)の供給源である。白色ヤナギ樹皮は、血清のリポタンパク質(a)の上昇を有する患者におけるアポリポタンパク質(a)遺伝子転写を減少することによってLp(a)に対して作用する。好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約0.1 mgから約100 mgの白色ヤナギ樹皮を含む。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約0.5 mgから約50 mgの白色ヤナギ樹皮を含む。最も好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約1 mgの白色ヤナギ樹皮を含む。
【0053】
ヒューペルジンはアセチルコリンエステラーゼインヒビターである。ヒューペルジンが作用すると動物及び人において増殖ホルモンの放出が増大すると解されている。好ましくは、1サービングの前記サプリメント約0.01 mgから約1 mgのヒューペルジンを含む。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約0.02 mgから約0.2 mgのヒューペルジンを含む。最も好ましくは、1サービングの前記サプリメントは約0.05 mgのヒューペルジンを含む。
【0054】
好ましくは、前記カフェイン及びカテキンポリフェノールが茶、緑茶、または濃縮茶抽出物として組み合わされて提供される。
【0055】
好ましくは、1サービングの前記栄養サプリメントは十分に茶、緑茶を含み、または濃縮茶抽出物として、約25から約1000 mgのカフェインを提供する。より好ましくは、1サービングの前記栄養サプリメントは十分に緑茶または濃縮茶抽出物を含んで、約50から約300 mgのカフェインを提供する。最も好ましくは、1サービングの前記栄養サプリメントは十分に緑茶または濃縮茶抽出物を含んで約300 mgのカフェインを提供する。
【0056】
好ましくは、1サービングの前記栄養サプリメントは十分に茶、緑茶、または濃縮茶抽出物を含んで、約1 mgから約1000 mgのカテキンポリフェノールを提供する。より好ましくは、1サービングが十分に緑茶または濃縮茶抽出物を含んで、約75 mgから約500 mgのカテキンポリフェノールを提供する。最も好ましくは、1サービングが十分に緑茶または濃縮茶抽出物を含んで約200 mgのカテキンポリフェノールを提供する。
【0057】
カフェインは、本質的に純粋なカフェインとして、または他の成分中の天然成分として代替的に提供されて良い。カテキンポリフェノールは、本質的に純粋なカテキンポリフェノールとして、または濃縮カテキンポリフェノールとして提供されても良い。本質的に純粋なカテキンポリフェノールまたは濃縮カテキンポリフェノールは、エピガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピカテキン、及びエピガロカテキンからなる群より選択されて良い。
【0058】
任意に、ウーロン茶、紅茶、または白茶のような更なる茶抽出物を使用して、緑茶は緑茶単独のサプリメントの熱発生特性を補われて良い。
【0059】
任意に、本質的に純粋なカフェインを使用して、緑茶は緑茶単独のサプリメントの熱発生特性を補われる。
【0060】
任意に、本質的に純粋なカテキンポリフェノールを使用して、緑茶は緑茶単独のサプリメントの熱発生特性を補われる。
【0061】
前記栄養サプリメントは、例えば筋肉のサイズを増大する目的で、ヒトの骨格筋におけるクレアチンの蓄積を増大するために好ましく使用される。さらに、またはあるいは、本発明は、例えば、体重の減少を誘導する体脂肪量を減少する及び筋肉の鮮明度を改善するために、動物における熱発生を増大するための方法及び組成物も提供して良い。好ましくは、前記ヒトは運動選手である。
【0062】
好ましくは、前記サプリメントはカプセルとして提供される。あるいは、前記サプリメントは、錠剤、カプレット、または携行用のバー製品のような他の剤形として提供されて良い。有利には、前記サプリメントは8から10オンスの水または運動用飲料を使用してヒトに摂取される。
【0063】
1つの実施態様では、1サービングの前記栄養サプリメントが1日に1から4回、運動選手によって摂取される。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントが1日に二回投与される。
【0064】
代替的な実施態様では、1サービングの前記サプリメントが12時間ごとに1日に2回投与される。より好ましくは、1サービングの前記サプリメントが1日に2回(1回目は朝、2回目は運動後)投与される。
【0065】
代替的な実施態様では、1サービングの前記サプリメントが12時間ごとに1日に2回投与されて良く、1サービングの前記サプリメントが1回目は朝、二回目は運動前に投与される。
【0066】
更なる代替的な実施態様では、前記サプリメントが運動直後に不定の期間において毎日摂取される。
【0067】
代替的な実施態様では、前記サプリメントが朝の空腹時に不定の期間において毎日摂取される。
【0068】
代替的な実施態様では、前記サプリメントが朝と運動前に不定の期間において毎日摂取される。
【0069】
1つの実施態様では、本発明はクレアチン及びシナモンの水性抽出物を含み、他の成分の内でも特にαリポ酸を含んで良い栄養サプリメントを製造する方法を提供する。前記方法は以下の工程を含んで良い:
a. クレアチン及びシナモンの水性抽出物と微小結晶性セルロースとを事前に混合する工程;
b.マグネシウムステアレートと事前にふるいにかけたシリカを添加する工程;
c. 30分間混和及び混合する工程;
d. 均一性/均質性を確認し、1サービングに分取する工程。
【0070】
以下の実施例は本発明の実施態様の幾つかにおける本発明の実施を説明するが、実施例は本発明の範囲を制限するものとして構成されるべきではない。他の実施態様は、明細書及び実施例の検討によって当業者に明らかであろう。
【実施例】
【0071】
(実施例1)
食品サプリメント内容物
1サービングあたりに以下の成分を含む食品サプリメントを、運動選手の摂取のためのカプセルとして調製した。
【0072】
【表1】

【0073】
(実施例2)
使用指針
食品サプリメントとして、個体は食事の60分前に1日に3回、8オンスの水と共に実施例1の食品サプリメントを3カプセル摂取する。個体耐性を評価するために、以下の投与の表に従った。
【0074】
投与の表
【表2】

【0075】
(実施例3)
食品及び運動と組み合わせた食品サプリメント
個体は、実施例2で決定した食品サプリメントの容量と低カロリーの食品及び定期的な運動プログラムとを組み合わせる。個体は運動前にこれらの1サービングを摂取する。個体は普遍的な良好な健康のために1日に8オンスの水を10回摂取する。
【0076】
(実施例4)
【表3】

【0077】
(実施例5)
使用指針
食品サプリメントとして、個体は以下の指針及び注意に従って実施例4に記載の栄養サプリメントを摂取する。
【0078】
指針:食品サプリメントとして、食事の約30から60分前に毎日3回、8オンスの水と共に3カプセルを摂取する。運動の日には、これらの1サービングを運動前に摂取する。毎日8オンスの水を10回摂取する。使用前にラベル全体を読み、指示に従う。4時間に3カプセル、及び/または24時間に9カプセルを超えない。就寝の5時間以内に摂取しない。個体耐性を評価するために、以下の表に従った。
【0079】
1日から3日 1カプセル、1日に3回
4日から7日 2カプセル、1日に3回
8日及びそれ以上 3カプセル、1日に3回
【0080】
最善の結果のためには、本発明の栄養組成物、及び特に実施例4に記載の栄養組成物は、激しい運動及び栄養プログラムと組み合わせる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレアチンの蓄積の増大、筋肉サイズの増大、熱発生の増大、体重減少を誘導する体脂肪量の減少、及び筋肉の鮮明度の改善の少なくとも1つのための、シナモン抽出物及びクレアチンを含む栄養組成物。
【請求項2】
前記シナモン抽出物がシナモンの水性抽出物である、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項3】
αリポ酸をさらに含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項4】
前記クレアチンがジクレアチンマレートの形態で提供される、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項5】
緑茶抽出物(葉)、ウーロン茶抽出物(葉)、白茶抽出物(葉)、カフェイン、ヤナギ樹皮抽出物(白色)、ゴシュユ、テオブロミン、カプサイシン、ガラナ抽出物(種子)、及びイエルバ-マテの1つ以上をさらに含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項6】
緑茶抽出物(葉)、カフェイン、ウーロン茶抽出物(葉)、テオブロミン抽出物、白茶抽出物(葉)、ガラナ抽出物(種子)、イエルバ-マテ抽出物、ゴシュユ抽出物、ビンポセチン、白色ヤナギ抽出物、及びヒューペルジン抽出物をさらに含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項7】
緑茶乾燥葉抽出物、カフェイン、白色ヤナギ樹皮、αリポ酸、シナモン樹皮抽出物、ウーロン茶乾燥葉抽出物、白茶乾燥葉抽出物、カカオ抽出物、ゴシュユ、ヒューペルジン、ガラナ、イエルバ-マテ粉末、及びビンポセチンをさらに含む、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項8】
カプセルの形態で提供される、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項9】
クレアチンの蓄積の増大、筋肉サイズの増大、熱発生の増大、体重減少を誘導する体脂肪量の減少、及び筋肉の鮮明度の改善の少なくとも1つのための、シナモン抽出物及びクレアチンを含む栄養組成物を摂取する工程を含む方法。
【請求項10】
前記シナモン抽出物がシナモンの水性抽出物である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記栄養組成物がαリポ酸をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記クレアチンがジクレアチンマレートの形態で提供される、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記栄養組成物が、緑茶抽出物(葉)、ウーロン茶抽出物(葉)、白茶抽出物(葉)、カフェイン、ヤナギ樹皮抽出物(白色)、ゴシュユ、テオブロミン、カプサイシン、ガラナ抽出物(種子)、及びイエルバ-マテの1つ以上をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記栄養組成物が、緑茶抽出物(葉)、カフェイン、ウーロン茶抽出物(葉)、テオブロミン抽出物、白茶抽出物(葉)、ガラナ抽出物(種子)、イエルバ-マテ抽出物、ゴシュユ抽出物、ビンポセチン、白色ヤナギ抽出物、及びヒューペルジン抽出物の1つ以上をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記栄養組成物が、緑茶乾燥葉抽出物、カフェイン、白色ヤナギ樹皮、αリポ酸、シナモン樹皮抽出物、ウーロン茶乾燥葉抽出物、白茶乾燥葉抽出物、カカオ抽出物、ゴシュユ、ヒューペルジン、ガラナ、イエルバ-マテ粉末、及びビンポセチンの1つ以上をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
前記栄養組成物がカプセルの形態で摂取される、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
クレアチンの蓄積の増大、筋肉サイズの増大、熱発生の増大、体重減少を誘導する体脂肪量の減少、及び筋肉の鮮明度の改善の少なくとも1つのための栄養組成物を製造する方法であって、
シナモン抽出物とクレアチンの混合物を作製する工程;
前記混合物を混和する工程;及び
前記混合物を1サービングに分取する工程
を含む方法。
【請求項18】
前記シナモン抽出物がシナモンの水性抽出物である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記混合物を1サービングに分取する工程がカプセルの形態に分取する工程を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
αリポ酸を前記混合物に添加する工程をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記クレアチンがジクレアチンマレートの形態で提供される、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
緑茶抽出物(葉)、ウーロン茶抽出物(葉)、白茶抽出物(葉)、カフェイン、ヤナギ樹皮抽出物(白色)、ゴシュユ、テオブロミン、カプサイシン、ガラナ抽出物(種子)、及びイエルバ-マテの1つ以上を添加する工程をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
緑茶抽出物(葉)、カフェイン、ウーロン茶抽出物(葉)、テオブロミン抽出物、白茶抽出物(葉)、ガラナ抽出物(種子)、イエルバ-マテ抽出物、ゴシュユ抽出物、ビンポセチン、白色ヤナギ抽出物、及びヒューペルジン抽出物の1つ以上を添加する工程をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
緑茶乾燥葉抽出物、カフェイン、白色ヤナギ樹皮、αリポ酸、シナモン樹皮抽出物、ウーロン茶乾燥葉抽出物、白茶乾燥葉抽出物、カカオ抽出物、ゴシュユ、ヒューペルジン、ガラナ、イエルバ-マテ粉末、及びビンポセチンの1つ以上を添加する工程をさらに含む、請求項17に記載の方法。

【公表番号】特表2007−536250(P2007−536250A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511529(P2007−511529)
【出願日】平成17年5月3日(2005.5.3)
【国際出願番号】PCT/US2005/015424
【国際公開番号】WO2005/110448
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(506368073)サーモ・フォーミュレーションズ・リミテッド (1)
【Fターム(参考)】