説明

高圧線の配策構造

【課題】 車室内空間を確保しつつメンテナンス時や組付け時の作業者の負担を低減し、コスト低減を図ることができる高圧線の配策構造を提供する。
【解決手段】 車両のフロアパネル15下面に駆動源であるモータMの高圧線5を配策する高圧線5の配策構造において、前記高圧線5をフロアパネル15下方から前記車両の駆動ユニット2を支持するサブフレーム9のクロスメンバ12下側に回り込ませた後に、前記サブフレーム9と駆動ユニット2との間の空間部から上方に引き出して前記モータMに接続したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、少なくとも駆動源としてモータを備えた車両の電源線等の高圧線の配策構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、駆動源としてエンジンの他にモータを備えたハイブリッド車等の車両では、配置スペースの都合で、前記モータが車両の前部に配設され、高圧バッテリ等の電装機器が車両の後部に配設されている。そして、前記モータと電装機器とを接続する電源線が前記車両前部から後部に渡って配策されている(例えば、特許文献1参照)。この種の車両ではモータ電源として高電圧電源を使用するため、前記電源線(以下、高圧線と称す)の外径が低電圧用のものと比較して著しく大きくなり、この結果、前記高圧線の配策経路が限られていた。そこで、前記車両の中には、配策経路を確保するべく前記高圧線をフロアパネル下面に配策すると共に、前記高圧線をエンジン等の駆動装置を支持するサブフレームと前記フロアパネルとの間に配策したものがある。
【0003】
この一例を図6に基づいて説明する。車体前部のサブフレーム61上には駆動ユニット62が固定されている。この駆動ユニット62は、モータMをエンジンEとトランスミッションTとで挟み込んで構成したパラレルハイブリッド車の駆動ユニットである。前記モータMは、エンジンEの駆動補助と減速回生を行うものである。前記モータMと車体後部に配置された高圧バッテリ(図示略)とは高圧線63を介して接続されている。この高圧線63は前記高圧バッテリが配置された車体後部からフロアパネル64に沿って配策され、前記フロアパネル64と前記サブフレーム61との空間を経た後に、ダッシュボード65に沿って立ち上がり、このダッシュボード65に前記高圧線63の一部を固定して前記モータMに接続されている。
【特許文献1】特開2004−9863号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の高圧線63の配策構造においては、メンテナンス等で前記高圧線63を取り外す場合には、最初にサブフレーム61をフロアパネル64から取り外して前記サブフレーム61とフロアパネル64との空間部分を十分に確保してから前記高圧線63をダッシュボード65及び駆動ユニット62から取り外す必要があるため、メンテナンス等の工数が増加して、作業者の負担が大きくなるという問題がある。
また、前記サブフレーム61とフロアパネル64との間を配策しているため、前記高圧線63の配策スペースを確保するためには前記フロアパネル64の中央部分を車室内方向に膨出させてセンタートンネルを形成する必要があり、車室内空間を狭めてしまうという問題がある。
そして、車室内空間を確保するべく前記高圧線63の配策ルートを変更しようとすると、エンジンEの排気管から熱害を受けないように対策を施す必要が生じたり、サブフレーム61の形状やサブフレーム61の形状を変更したりする必要が生じたりしてコストが増大するという問題がある。
そこで、この発明は、車室内空間を確保しつつメンテナンス時や組付け時の作業者の負担を低減し、コスト低減を図ることができる高圧線の配策構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車両のフロアパネル(例えば、実施の形態におけるフロアパネル15)下面に駆動源であるモータ(例えば、実施の形態におけるモータM)の高圧線(例えば、実施の形態における高圧線5)を配策する高圧線の配策構造において、前記高圧線をフロアパネル下方から前記車両の駆動ユニット(例えば、実施の形態における駆動ユニット2)を支持するサブフレーム(例えば、実施の形態におけるサブフレーム9)のクロスメンバ(例えば、実施の形態におけるクロスメンバ12)下側に回り込ませた後に、前記サブフレームと駆動ユニットとの間の空間部から上方に引き出して前記モータに接続したことを特徴とする。
このように構成することで、センタートンネルを形成することなしに高圧線を配策することができると共に、駆動ユニットに前記高圧線を固定した状態で車両に組付けることができる。
【0006】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記高圧線が分割可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、サブフレームを取り外さずに高圧線単体で着脱可能になる。
【0007】
請求項3に記載した発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記高圧線が可動可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、車両走行中の振動等により例えば高圧線の固定部等に加わる力を逃がすことができると共に、前記駆動ユニットの組付け工数を低減することが可能となる。
【0008】
請求項4に記載した発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記高圧線を前記サブフレームと前記フロアパネルとに固定して設け、これらサブフレームとフロアパネルとの各固定部間に前記高圧線を覆うカバー(例えば、実施の形態におけるカバー24)を着脱自在に設けたことを特徴とする。
このように構成することで、車両走行中、高圧線に小石等の異物が直接衝突して破損するのを防止すると共に、前記高圧線の着脱時には前記カバーを取り外して容易に前記高圧線を分割することができる。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載した発明によれば、センタートンネルを形成することなしに高圧線を配策することができると共に、駆動ユニットに前記高圧線を固定した状態で車両に組付けることができるため、車室内空間を拡大できると共に、組付け工数を低減することができる効果がある。
【0010】
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、サブフレームを取り外さずに高圧線単体で着脱可能になるため、作業者の負担を軽減することができる効果がある。
【0011】
請求項3に記載した発明によれば、請求項1又は請求項2の効果に加え、車両走行中の振動等により高圧線に加わる力を逃がすことができると共に、前記駆動ユニットの組付け工数を低減することが可能となるため、前記高圧線の負担の軽減を図りつつ組付け作業者の負担を低減することができる効果がある。
【0012】
請求項4に記載した発明によれば、請求項2又は請求項3の効果に加え、車両走行中、高圧線に小石等の異物が直接衝突して破損するのを防止すると共に、前記高圧線の着脱時には前記カバーを取り外して容易に前記高圧線を分割することができるため、信頼性と商品性の向上を図ることができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施の形態においては、図6と同様に、パラレルハイブリッド車に適用した態様で説明する。このハイブリッド車両は、エンジンとトランスミッションとの間に前記モータが挟み込まれ、加速時には前記モータによりエンジンを駆動補助可能とし、減速時には前記モータを発電機として機能させ回生作動により減速エネルギーの一部を電気エネルギーに変換して回収する。
【0014】
図1において、1は4ドアセダンタイプのパラレルハイブリッド車を示している。このパラレルハイブリッド車1の前部には、横置きでV型のエンジンEとトランスミッションTとの間に三相のモータMを挟み込んで一体に構成した駆動ユニット2が配設され、車体の後部座席(図示略)の後方にバッテリユニット3が配設されている。そして、前記駆動ユニット2とバッテリユニット3とは車体の前部から後部に渡って配策された前記モータMの電源線である3本のケーブル4から成る高圧線5によって接続されている。更に、前記駆動ユニット2のエンジンEには排気マニホールド6を介し車体後方に向かって、触媒7、プリマフラー8a、メインマフラー8bが順次接続されている。
【0015】
図2は車体の下面を示す図である。同図に示すように、前記駆動ユニット2の下方には前記駆動ユニット2を支持するサブフレーム9が設けられている。このサブフレーム9は車両の前後方向に延びる左サイドメンバ10、右サイドメンバ11と車幅方向に延びるクロスメンバ12とで構成されている。前記左サイドメンバ10には前記駆動ユニット2のトランスミッションTがエンジンマウント(図示略)を介して支持され、前記右サイドメンバ11には、前記駆動ユニット2のエンジンEがエンジンマウントを介して支持されている。また、前記左サイドメンバ10と右サイドメンバ11とは前記クロスメンバ12を介して一体に形成されている。
【0016】
図2、図3に示すように、前記クロスメンバ12は車体上方に向かって凸形に湾曲するいわゆる鞍形に形成されている。このクロスメンバ12の下方の空間には排気マニホールド6と前記高圧線5が配策されている。そして、前記高圧線5と前記排気マニホールド6との間には、前記高圧線5が前記排気マニホールド6の熱害を受けないように所定の距離Lが確保されている。尚、前記排気マニホールド6はV型であるエンジンEの前側のシリンダブロックに接続される第一排気マニホールド13と後側のシリンダブロックに接続された第二排気マニホールド14とが前記クロスメンバ12とエンジンEとの空間で接続され一本の前記排気マニホールド6に合流している。
【0017】
車体のフロアパネル15の下面前部は下方に膨出形成されている。この膨出部16の下面は前記クロスメンバ12の下面よりも上方に形成されている。さらに、前記膨出部16の両側には、前記左右サイドメンバ10,11の各々の後部を固定する取り付け座17,17が前記膨出部16よりも下方に突出して形成されている。そして、前記取り付け座17,17には前記左右サイドメンバ10,11のそれぞれの後部が着脱自在にボルト(図示略)によって取り付けられている。
【0018】
ところで、前記高圧線5は、車体のフロアパネル15とサブフレーム9との各々の下方で前部ケーシング18と後部ケーシング19とによって覆われている。これら前部ケーシング18と後部ケーシング19とは、走行中に小石等が衝突してケーブル4が破損するいわゆるフレッティングを防止するためのものであり、後部ケーシング19に対して前部ケーシング18は車体左側にオフセットして配置されている。そして、これら前後部ケーシング18,19の内側には高圧線5を構成する3本のケーブル4が車幅方向に並設されている。
【0019】
前記高圧線5は前述したバッテリユニット3からフロアパネル15下面に沿って配策され、前記膨出部16とクロスメンバ12との下方を通り、前記クロスメンバ12と前記駆動ユニット2との空間部分を上方に向かって引き出されて前記モータMに接続されている。ここで、前記ケーブル4を車幅方向に併設することで、高さ方向の寸法を低減している。
【0020】
前記後部ケーシング19には、前記膨出部16の下面に対向したフランジ部20が形成されている。このフランジ部20をボルト(図示せず)によって膨出部16に固定して前記後部ケーシング19がフロアパネル15に取り付けられている。
一方、前部ケーシング18には、前記クロスメンバ12に対向したフランジ部21が形成されている。このフランジ部21をボルト(図示せず)によって前記クロスメンバ12に固定して前記後部ケーシング19がサブフレーム9に取り付けられている。そして、前記後部ケーシング19と前部ケーシング18の固定部位にはそれぞれ対向した開口部22,23が配置され、後部ケーシング19の開口部22周縁は車体前方に向かって徐々に下方に拡大して形成されている。つまり、この開口部22周縁が下方に拡大し、前述したフロアパネル15の下面とクロスメンバ12の下面との位置ずれを補完することで、前記開口部22と開口部23との間で前記ケーブル4と後述するカバー24とが水平に保たれることとなる。
【0021】
前記フランジ部20とフランジ部21との間には、前記高圧線5が前述した前部ケーシング18及び後部ケーシング19に覆われていない区間が設けられ、この区間にカバー24が取り付けられている。このカバー24は断面コの字状に形成されたものであり、この下壁25と側壁26とで形成される空間は、前部ケーシング18及び後部ケーシング19の内側の空間よりも広く形成され、前記ケーブル4との間に所定のクリアランスが設定されている。
さらに、前記カバー24で覆われる区間の前記ケーブル4は可動可能に形成され、さらに、図3に示すように、後部ケーシング19の開口部22内側に収容されたコネクタ部27で着脱可能すなわち分割可能になっている。
【0022】
前記カバー24は、前部ケーシング18及び後部ケーシング19と同様に、前記各ケーブル4の分割部のフレッティングを防止するもので、前述した前部ケーシング18と後部ケーシング19とがオフセットして配置されている分、高圧線5の曲がりに対応して円弧状に形成されている。前記カバー24の後部は前記後部ケーシング19の開口部22の内側に挿入され、ケーブル4上方に配置されたベース部材28にビス29で着脱可能に固定されている。
【0023】
図4に示すように、前記ベース部材28の一端は前述した前部ケーシング18の開口部23上縁に固定され、他端は前記開口部22に挿入されている。前記後部ケーシング19の開口部22は前記カバー24を覆うように形成されたいわゆるラビリンス構造になっている。すなわち、前記カバー24を前記後部ケーシング19の開口部22が覆っていることで、水や塵埃の浸入を防止している。
【0024】
前記前部ケーシング18は前記カバー24から車体前方に向かって水平に形成され、さらに、クロスメンバ12の下面前方から上方に向けて回り込むように前記クロスメンバ12の前方位置まで形成されている。前部ケーシング18よりもモータM側つまり上方に配置している前記高圧線5は、ケーブルサポート30を介してクロスメンバ12の上壁に固定された後に前述したモータMに接続されている。尚、図示都合上、前記カバー24より車体後方の高圧線5を省略している。
【0025】
次に、駆動ユニット2の車体への組付け手順を図5a、図5bに基づいて説明する。
図5aに示すように、まず、駆動ユニット2をサブフレーム9に搭載する。そして、前記高圧線5の一端を前記駆動ユニット2とサブフレーム9のクロスメンバ12との間から上方に引き出して前記モータM接続する。高圧線5に前部ケーシング18を取り付けてこの前部ケーシング18をサブフレーム9に固定する。さらに、前記カバー24が取りつけられていない状態で、前記高圧線5に後部ケーシング19を取り付け、前記カバー24に覆われる前記ケーブル4の可動可能な部位を上方に屈曲させて前記後部ケーシング19を立ち上げた状態にする。そして、この状態で駆動ユニット2の組付け工程まで保存する。
【0026】
次に、駆動ユニット2の組付け工程直前に図5の矢印で示す方向に前記後部ケーシング19に覆われた前記高圧線5を倒して図5bに示す状態にする。そして、サブフレーム9に搭載された前記駆動ユニット2と高圧線5とを車体の下方にセットしてこれを上方に持ち上げて、前記サブフレーム9と後部ケーシング19とをフロアパネル15に固定する。最後に前記高圧線5の他端をバッテリユニット3に接続し、前記カバー24を取り付けて駆動ユニット2の組付け作業を終了する。
一方、前記高圧線5のメンテナンス時にはカバー24を取り外した後に、前述したコネクタ部27から前記高圧線5を分割して前記高圧線5の後部と前部とを各々後部ケーシング19と前部ケーシング18と共に個別に取り外す。
【0027】
したがって、上述の実施の形態によれば、フロアパネル15にセンタートンネルを形成することなしに高圧線5を配策することができると共に、駆動ユニット2に前記高圧線5を固定した状態で車体に組付けることができるため、車室内空間を拡大できると共に駆動ユニット2の組付け工数を低減することができる。
また、サブフレーム9を取り外さずに高圧線5単体で着脱可能になるため、作業者の負担を軽減することができる。
【0028】
さらに、車両走行中の振動等により高圧線5に加わる力を逃がすことができると共に、前記駆動ユニット2の組付け工数を低減することが可能となるため、前記高圧線5の負担の軽減を図りつつ組付け作業者の負担を低減することが可能となる。
そして、車両走行中に高圧線5に小石等の異物が直接衝突して前記高圧線5が破損するのを防止すると共に、前記高圧線5の着脱時には前記ケース24を容易に取り外すことができるため、信頼性と商品性の向上を図ることができる。
【0029】
また、開口部22周縁が下方に拡大しフロアパネル15の下面とクロスメンバ12の下面との位置ずれを補完しているため、前記開口部22と開口部23との間で前記ケーブル4が水平に保たれ、その結果、前記カバー24の着脱作業や高圧線の分割作業が容易になり更に作業者の負担が軽減される。そして、組付け作業時には駆動ユニット2を車体に組付ける直前まで後部ケーシング19を立ち上げて保存することができるため、前記駆動ユニット2保存時の占有スペースを低減でき有利である。
【0030】
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、車体の前部にモータ、車体の後部にバッテリユニットが配置していればよく、ハイブリッド車以外、例えば電気自動車等に用いても良い。さらに、カバーの形状は高圧線を覆うことができればよく、高圧線の配策位置に応じて適宜選択しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態におけるパラレルハイブリッド車両の高圧線の配策構造の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における図1のA方向から見た矢視図である。
【図3】本発明の実施の形態における高圧線の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における図1のB−B線に沿う部分断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における駆動ユニットの組付け工程の説明図である。
【図6】従来の高圧線の配策構造における図5に相当する説明図である。
【符号の説明】
【0032】
M モータ
2 駆動ユニット
5 高圧線
9 サブフレーム
12 クロスメンバ
15 フロアパネル
24 カバー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフロアパネル下面に駆動源であるモータの高圧線を配策する高圧線の配策構造において、前記高圧線をフロアパネル下方から前記車両の駆動ユニットを支持するサブフレームのクロスメンバ下側に回り込ませた後に、前記サブフレームと駆動ユニットとの間の空間部から上方に引き出して前記モータに接続したことを特徴とする高圧線の配策構造。
【請求項2】
前記高圧線が分割可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高圧線の配策構造。
【請求項3】
前記高圧線が可動可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の高圧線の配策構造。
【請求項4】
前記高圧線を前記サブフレームと前記フロアパネルとに固定して設け、これらサブフレームとフロアパネルとの各固定部間に前記高圧線を覆うカバーを着脱自在に設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の高圧線の配策構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−44537(P2006−44537A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−230495(P2004−230495)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】