説明

JAK阻害剤としてのピラゾール誘導体

式(I)


で示される化学構造を有する新規ピラゾール誘導体;ならびに、それらの製造方法、それらを含む医薬組成物、およびヤヌスキナーゼ(JAK)の阻害剤としての治療におけるそれらの使用を記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヤヌスキナーゼ(JAK)の阻害により改善される可能性のある病状または疾患の処置における使用のための、式(I):
【化1】


[式中、
mは、0であるか、または1ないし3の整数であり;
Zは、酸素原子または基NRであり;
Wは、窒素原子または−CR基であり;
X、YおよびTは、独立して、窒素原子または−CR基であり、ここで、X、YまたはTの少なくとも一つが窒素原子であるとき、残りは−CR基であり;
、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cアルケニル基、C−Cアルキニル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基、C−C10シクロアルケニル基、単環式もしくは多環式C−C14アリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基、5ないし9員のシクロアルキルまたはヘテロシクリル基に直接結合した単環式C−Cアリールまたはヘテロアリール基を含むビシクリル基(該ヘテロアリールまたはヘテロシクリル基は、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む)、12個までの炭素原子を有するアザ−ビシクロアルキル基、または12個までの炭素原子を有するアザ−ビシクロアルケニル基(ここで、該アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ビシクリル、アザ−ビシクロアルキルおよびアザ−ビシクロアルケニル基は、非置換であるか、または置換基Raから選択される1個以上の置換基により置換されており、アルキル基は、非置換であるか、またはRbから選択される1個以上の置換基により置換される)であるか;
または、R、R、R、RおよびRは、独立して、−SR13基、−SOR13基、−S(O)13基、−S(O)NR1314基、−NR13S(O)14基、−NR13S(O)NR14基、−(CH−OR13基、−C(O)OR13基、−O−C(O)R13基、−C(O)−(CH−R13基、−NR1314基、−C(O)−(CH−NR1314基、−NR13C(O)−(CH−R14基または−NR13C(O)−(CH−NR1415基(ここで、各nは、0、1または2である)であるか;
または、2個の隣接する−CR基が存在するとき、2個の隣接する−CR基およびそれらが結合する炭素原子は、所望により、C−C12アリール基または4ないし12員のヘテロアリール、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル基{該ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基は、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含み、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、単環式もしくは多環式C−C14アリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、またはO、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基(ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換される)から選択される1個以上の置換基により置換される}を形成し;
は、水素原子、所望によりヒドロキシル基、シアノ基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基、フェニル基または6員の飽和N含有ヘテロシクリル環から選択される1個以上の置換基により置換されていてよい直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であるか、またはRは、−S(O)10基、−S(O)NR1011基、−C(O)OR10基、−C(O)−(CH−R10基、または−C(O)−(CH−N1011基であり;
およびRは、それぞれ独立して、水素原子であるか、または所望によりヒドロキシル基、シアノ基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基もしくは6員の飽和N−含有ヘテロシクリル環から選択される1個以上の置換基により置換されていてよい直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cアルケニル基、C−Cアルキニル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基、C−C10シクロアルケニル基、単環式もしくは多環式C−C14アリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基、5ないし9員のシクロアルキルまたはヘテロシクリル基に直接結合した単環式C−Cアリールまたはヘテロアリール基を含むビシクリル基(該ヘテロアリールまたはヘテロシクリル基は、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む)、12個までの炭素原子を有するアザ−ビシクロアルキル基または12個までの炭素原子を有するアザ−ビシクロアルケニル{ここで、該アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ビシクリル、アザ−ビシクロアルキルおよびアザ−ビシクロアルケニル基は、非置換であるか、またはRa、−(C−Cアルキル)−CN基、または−(C−Cアルキル)−C(O)NR’R”基(ここで、R’およびR”は、同じか、または異なり、水素原子および直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基から選択される)から選択される1個以上の置換基により置換され;該アルキル基は、非置換であるか、またはRbから選択される1個以上の置換基により置換される}であるか;
または、Rは、−SR13基、−SOR13基、−S(O)13基、−S(O)NR1314基、−NR13S(O)14基、−NR13S(O)NR14基、−(CH−OR13基、−C(O)OR13基、−O−C(O)R13基、−C(O)−(CH−R13基、−NR1314基、−C(O)−(CH−NR1314基、−NR13C(O)−(CH−R14基、または−NR13C(O)−(CH−NR1415基(ここで、各nは、0、1または2である)であるか、
または、Rは、RおよびRが結合する窒素原子と一体となって、4ないし10員の飽和ヘテロシクリル基{ヘテロ原子として1個または2個の窒素原子を含み、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、単環式もしくは多環式C−C14アリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基、−SOR10基、−C(O)−(CH−R10基、または−C(O)−(CH−NR1011基(ここで、各nは、0、1または2である)(該アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されており、該アルキル基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基またはC−Cハロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換される)により置換される}を形成する;
ただし、mが0のとき、Rは、−SR13基、−SOR13基、−S(O)13基、−S(O)NR1314基、−NR13S(O)14基、−NR13S(O)NR14基、−(CH−OR13基、−O−C(O)R13基、−NR1314基、−NR13C(O)−(CH−R14基または−NR13C(O)−(CH−NR1415基以外であり、
そして、Raは、ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルキル基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているC−CシクロアルキルもしくはC−Cシクロアルケニル基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている単環式もしくは多環式C−C14アリール基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているO、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているO、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基、−SR10基、−SOR10基、−S(O)10基、−S(O)NR1011基、−NR10S(O)11基、−NR10S(O)NR11基、−(CHOR10基、−C(O)OR10基、−O−C(O)R10基、−C(O)−(CH−R10基、−NR1011基、−C(O)−(CH−NR1011基、−NR10C(O)−(CH−R11基、または−NR10C(O)−(CH−NR1112基(ここで、各nは、0、1または2である)であり;
Rbは、シアノ基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルキル基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているC−CシクロアルキルもしくはC−Cシクロアルケニル基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている単環式もしくは多環式C−C14アリール基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基、−SR10基、−SOR10基、−S(O)10基、−S(O)NR1011基、−NR10S(O)11基、−NR10S(O)NR11基、−(CHOR10基、−C(O)OR10基、−O−C(O)R10基、−C(O)−(CH−R10基、−NR1011基、−C(O)−(CH−NR1011基、−NR10C(O)−(CH−R11基、または−NR10C(O)−(CH−NR1112基(ここで、各nは、0、1または2である)であり;
10、R11およびR12は、それぞれ独立して、水素原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、1、2または3個の窒素原子を含む5ないし6員のヘテロシクリル基、5ないし6員のシクロアルキルまたはヘテロシクリル基に直接結合した単環式C−Cアリールまたはヘテロアリール基を含むビシクリル基(ここで、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル基は、1、2または3個の窒素原子を含む)、ここでハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびビシクリル基は、非置換であるか、または置換基Rcから選択される1個以上の置換基により置換され、アルキル基は、非置換であるか、または置換基Rdから選択される1個以上の置換基により置換される)であり;
Rcは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、1、2または3個の窒素原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、1、2または3個の窒素原子を含む5ないし6員のヘテロシクリル基、または1、2または3個の窒素原子を含むC−Cヘテロシクロアルキルケトン基(該フェニル基は、非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換され、該ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヘテロシクロアルキルケトン基は、非置換であるか、または1個以上の直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基により置換されている)であり;
Rdは、シアノ基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、1、2または3個の窒素原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、1、2または3個の窒素原子を含む5ないし6員のヘテロシクリル基、または1、2または3個の窒素原子を含むC−Cヘテロシクロアルキルケトン基(該フェニル基は、非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子で置換され、該ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヘテロシクロアルキルケトン基は、非置換であるか、または1個以上の直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基により置換される)であり;
Reは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基であり;
13、R14およびR15は、それぞれ独立して、水素原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cアルコキシカルボニル基、C−Cシクロアルキル基、単環式もしくは多環式C−C14アリール基、O、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロアリール基、またはO、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5ないし14員のヘテロシクリル基(ここで、該ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基は、非置換であるか、または置換基Raから選択される1個以上の置換基により置換され、該アルキル基は、所望により、Rbから選択される1個以上の置換基により置換されていてよい)である。]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくはN−オキシドもしくは立体異性体もしくは重水素化誘導体。
【請求項2】
以下の化合物以外の、請求項1に記載の化合物:
トランス−5−シアノ−3−[6−(4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
トランス−5−シアノ−3−[6−(4−ヒドロキシシクロヘキシル−N−メチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
トランス−5−シアノ−3−[6−(N−エチル−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(ピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(メチル(ピペリジン−4−イル)アミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(R)−5−シアノ−3−[6−(1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、および
(R)−5−シアノ−3−[6−(N−メチル−1−(2−シアノアセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
および、上記化合物の塩類;および
3−[6−(1−ヒドロキシメチルシクロペンチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−[6−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(3−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
トランス−3−[6−(4−ヒドロキシシクロヘキシル−N−メチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
トランス−3−[6−(4−アミノシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
トランス−3−[6−(4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(テトラヒドロ−4H−ピラン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(N−メチルシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(3−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(1−メチルピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(2−フェニルプロパン−2−アミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(S)−3−[6−(1−フェニルエチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(1−ベンジルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(S)−3−[6−(1−シクロヘキシルエチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(S)−3−[6−(1−メトキシプロパン−2−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(メチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(フェニルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(ピリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(ピリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
トランス−3−[6−(4−アミノシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]−5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−(S)−3−[6−(1−フェニルエチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(4−ヒドロキシブチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
5−シアノ−3−[6−(N−メチル−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(3−アミノシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]−5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(N−メチル−N−(2−メチルアミノ)エチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−((1−エトキシカルボニル)ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(2−アミノエチルアミノ)ピリジン−2−イル]−5−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(S)−5−シアノ−3−[6−(2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(R)-5−シアノ−3−[6−(2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(N−エチル−N−(4−ヒドロキシブチル)アミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
5−シアノ−3−[6−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
(S)−5−シアノ−3−[6−(1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
トランス−3−[6−(4−アセチルアミノシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
トランス−3−[6−(4−メタノスルホニルアミノシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−[6−(3−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−[6−(N−シクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(N−(2−メチルシクロヘキシル)アミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(4−アセチルアミノフェニルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(3−アセチルアミノフェニルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−((3−メチルアミノカルボニル)フェニルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(3−ヒドロキシフェニル−N−メチルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−[6−(N−シクロプロピルカルボニルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
(S)−3−[6−(1−フェニルエチルアミノ)ピリジン−2−イル]−5−ヒドロキシメチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−[6−(ピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
3−[6−(ピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]−5−カルボキシピラゾロ[1,5−a]ピリジン、
3−[6−(1−アセチルピペリジン−4−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
5−シアノ−3−[6−((1−アセチル)ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
(S)−5−シアノ−3−[6−(ピペリジン−3−イルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。
【請求項3】
以下の式(I)の化合物またはその塩もしくは溶媒和物以外である、請求項1または2に記載の化合物:
式中、
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素原子であり;
Wは−CR基であり;
Zは基−NRであり;
X、YおよびTは、それぞれ、基−CR(式中、Rは水素原子である)であり;
は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、R27−C1−4アルキルハロゲン、シアノ、−C(O)−NR2424、−C(O)R25、−C(O)OR25、−OR24、−S(O)25、−S(O)NR2424、−NR2424、−NHCOR24、−N(C1−4アルキル)COR24、−NHCONR2424、−N(C1−4アルキル)CONR2424、−NHC(O)OR35、−N(C1−4アルキル)C(O)OR35、−NHS(O)25、N(C1−4アルキル)S(O)25、またはCy(式中、Cyは、所望によりR28から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)であり;
は、水素原子、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、またはシアノ、ヒドロキシルもしくはCyから選択される基で置換されているC1−4アルキル(式中、Cyは、所望によりR28から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)であり;
基−(CR−Rは、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、R211−C1−4アルキル、−CONR209209、−COR210、−C(O)OR210、−S(O)210、−SONR209209またはCy(式中、Cyは、所望により1個以上のR212で置換されていてよい)であるか;
または、RはRおよびそれらが結合する窒素原子と一体となって、Cy基(式中、Cyは、所望により1個以上のR212で置換されていてよい)を形成し;
24は、それぞれ独立して、水素またはR25であり;
25は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、シアノC1−4アルキル、Cy−C1−4アルキルまたはCy(式中、Cyは、所望により1個以上のR28で置換されていてよい)であり;
35は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、シアノC1−4アルキルまたはCy−C1−4アルキル(ここで、Cyは、所望により1個以上のR28で置換されていてよい)であり;
28は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、シアノC1−4アルキル、ハロゲンまたはヒドロキシルであり;
27は、シアノ基、−C(O)−NR2424、−C(O)R25、−C(O)OR25、−OR24、−S(O)25、−S(O)NR2424、−NR2424、−NHCOR24、−N(C1−4アルキル)COR24、−NHCONR2424、−N(C1−4アルキル)CONR2424、−NHC(O)OR25、−N(C1−4アルキル)C(O)OR25、−NHS(O)25、N(C1−4アルキル)S(O)25またはCy(式中、Cyは、所望によりR28から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)であり;
209は、それぞれ独立して、水素またはR210であり;
210は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、R211−C1−4アルキルまたはCy(式中、Cyは、所望によりR213から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)であり;
211は、ハロゲン、シアノ、−CONR214214、−COR215、−C(O)OR215、−OR214、−SO215、−SONR214214、−NR214214、−NHCOR214、−N(C1−4アルキル)COR214、−NHCONR214214、−N(C1−4アルキル)CONR214214、−NHC(O)OR215、−N(C1−4アルキル)C(O)OR215、−NHS(O)215、N(C1−4アルキル)S(O)215またはCy(式中、Cyは、所望によりR213から選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)であり;
212は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、R211−C1−4アルキルであるか、またはR212は、R211に記載の意味の何れかであり;
213は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、シアノC1−4アルキル、ハロゲン、シアノ、−CONR216216、−COR217、−C(O)OR217、−OR216、−OCONR216216、−S(O)217、−SONR216216、−NR216216、−NHCOR216、−N(C1−4アルキル)COR216、−NHCONR216216、−N(C1−4アルキル)CONR216216、−NHC(O)OR217、−N(C1−4アルキル)C(O)OR217、−NHS(O)217またはN(C1−4アルキル)S(O)217であり;
214は、それぞれ独立して、水素またはR215であり;
215は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、シアノC1−4アルキル、Cy−C1−4アルキルまたはCy(式中、Cyは、所望により1個以上のR213で置換されていてよい)であり;
216は、それぞれ独立して、水素またはR217であり;
217は、それぞれ独立して、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキルまたはシアノC1−4アルキルであり;
Cyは、飽和、部分的不飽和または芳香族性の3ないし7員の単環式炭素環式環であり、所望によりN、SおよびOから独立して選択される1ないし3個のヘテロ原子を含んでいてよく、ここで、該環は、何れかの利用可能なCまたはN原子を介して分子の残りの部分に結合し、1個以上のCまたはS環原子が、所望により酸化されて、CO、SOまたはSO基を形成し得て;
Cyは、飽和、部分的不飽和または芳香族性の3ないし7員の単環式炭素環式環であり、所望によりN、SおよびOから独立して選択される1ないし3個のヘテロ原子を含んでいてよく、ここで、該環は、何れかの利用可能なC原子を介して分子の残りの部分に結合し、1個以上のCまたはS環原子が、所望により酸化されて、CO、SOまたはSO基を形成し得て;
Cyは、飽和、部分的不飽和または芳香族性の3ないし7員の単環式または8ないし12員の二環式炭素環式環であり、所望によりN、SおよびOから独立して選択される1ないし4個のヘテロ原子を含んでいてよく、ここで、該環は、何れかの利用可能なC原子を介して分子の残りの部分に結合し、1個以上のCまたはS環原子が、所望により酸化されて、CO、SOまたはSO基を形成し得て;
Cyは、飽和、部分的不飽和または芳香族性の3ないし7員の単環式ヘテロ環式環であり、所望により飽和、部分的不飽和または芳香族性の5または6員の炭素環式またはヘテロ環式環と縮合していてよく、ここで、Cyは、所望によりN、SおよびOから独立して選択される全部で1ないし4個のヘテロ原子を含んでいてよく;Cyの1個以上のCまたはS環原子が、所望により酸化されて、CO、SOまたはSO基を形成し得て;そして
Cyは、飽和、部分的不飽和または芳香族性の3ないし7員の単環式または8ないし12員の二環式炭素環式環であり、所望によりN、SおよびOから独立して選択される1ないし4個のヘテロ原子を含んでいてよく、ここで、該環は、何れかの利用可能なCまたはN原子を介して分子の残りの部分に結合し、1個以上のCまたはS環原子が、所望により酸化されて、CO、SOまたはSO基を形成していてよい。
【請求項4】
Tが−CR基である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
が、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基または−NR’R”基であり;ここで、R’およびR”が、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり;
、RおよびRが、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、またはC−C10シクロアルキル基であり;
が、水素原子、所望によりヒドロキシル基、シアノ基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基またはC−C10シクロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されていてよい直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRが、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり;
が、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり;
が、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基、C−C10アリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし10員のヘテロアリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし10員のヘテロシクリル基、−L−Het−R”’、−L−A、−A−SO−R’、−A−SO−R”’、−A−A’、−A−L−C(O)NR’R”、−A−L−CN、−A−C(O)−Het’−L−CN、−A−C(O)−NR’R”、−A−C(O)−A”、−A−C(O)−R”’、−A−CO−R’、−A−C(O)−L−A”’、−A−C(O)−L−R”’、−A−C(O)−L−CN、または−A−C(O)−L−Het−R’基(式中、zは1または2であり、R’およびR”は、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり、R”’は、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基である)であり、ここで、該ヘテロシクリルおよびヘテロアリール基は、所望によりフェニル基と縮合していてよく、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cアルコキシ基から選択される1個以上の置換基により置換されており、
ここで、Lは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキレン基であり、
Hetは、OまたはNRIVであり、Het’は、NRIV(式中、RIVは、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基である)であり、
A、A’、A”およびA”’は、同一であるか、または異なり、それぞれが、C−C10シクロアルキル基、5ないし10員のヘテロシクリル基、C−C10アリール基または5ないし10員のヘテロアリール基であり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cアルコキシ基から選択される1個以上の置換基で置換されているか、
または、Rが、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基または−NR’R”基であり;式中、R’およびR”は、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり、R、R、R、R、R、R、R、R、L、Het、A、A’、A”およびA”’が上記に定義の通りである、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
が、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基、C−C10アリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし10員のヘテロアリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし10員のヘテロシクリル基、−L−Het−R”’、−L−A、−A−A’、−A−L−CN、−A−C(O)−R”’、−A−C(O)−L−R”’、−A−C(O)−L−CN、または−A−C(O)−L−Het−R’基(式中、zは1または2であり、R”’は、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基である)であり、ここで、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cアルコキシ基から選択される1個以上の置換基により置換されており、
ここで、Lは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキレン基であり、
Hetは、OまたはNRIV(式中、RIVは、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基である)であり、
AおよびA’は、同一であるか、または異なり、それぞれが、C−C10シクロアルキル基、5ないし10員のヘテロシクリル基、C−C10アリール基、または5ないし10員のヘテロアリール基であり、ここで、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cアルコキシ基から選択される1個以上の置換基により置換されている、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
ZがNR基(式中、Rは請求項1に定義の通りである)である、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし7員のヘテロシクリル基、または−(CHOR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基である)であり;
ここで、該ハロアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ヘテロアリール基およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはRaから選択される1個以上の置換基により置換され;該アルキル基は、非置換であるか、またはRbから選択される1個以上の置換基により置換され;
Raは、ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシル基;直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;C−Cアルコキシ基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているフェニル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている6員の飽和N含有ヘテロシクリル環;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1である)であり、
Rbは、シアノ基;C−Cハロアルキル基;C−Cアルコキシ基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているフェニル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている6員の飽和N含有ヘテロシクリル環;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1である)であり;
Reは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基であり;
R’は、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、または5ないし6員の飽和N含有ヘテロシクリル環であり;そして
R”は、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含むフェニル基、5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、または5ないし6員の飽和N含有ヘテロシクリル環であり;ここで、該シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されている、
請求項1ないし7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R”が、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、または5ないし6員の飽和N含有ヘテロシクリル環であり、ここで、該シクロアルキル基、フェニル基、ヘテロアリール基およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基からせんたくされる1個以上の置換基により置換されている、
請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
式(I−c):
【化2】


[式中、mは、0または1ないし3の整数であり;
Zは、酸素原子またはNR基であり;
Wは、窒素原子または−CR基であり;
XおよびYは、独立して、窒素原子または−CR基であり、ここで、XおよびYの少なくとも一方は窒素原子であり、他方は−CR基であり;
は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基または−NR’R”基であり;ここで、R’およびR”は、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり;
、RおよびRは、同一であるか、または異なり、それぞれが水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基またはC−C10シクロアルキル基であり;
は、水素原子、または非置換であるか、またはヒドロキシル基、シアノ基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−C10シクロアルキル基、フェニル基、ピリジル基または6員の飽和N含有ヘテロシクリル環から選択される1個以上の置換基により置換されている直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRは、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり;
は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基または−NR’R”基であり;ここで、R’およびR”は、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cヒドロキシアルキル基であり;
は、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし7員のヘテロシクリル基または−(CHOR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基である)であり;
ここで、該ハロアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ヘテロアリール基およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはRaから選択される1個以上の置換基により置換されており;該アルキル基は、非置換であるか、またはRbから選択される1個以上の置換基により置換されており;
Raは、ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシル基;直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;C−Cアルコキシ基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているフェニル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、6員の飽和N含有ヘテロシクリル環;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1である)であり、
Rbは、シアノ基;C−Cハロアルキル基;C−Cアルコキシ基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されているフェニル基;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール;非置換であるか、または置換基Reから選択される1個以上の置換基により置換されている、6員の飽和N含有ヘテロシクリル環;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1である)であり;
Reは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基であり;
R’は、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、または5ないし6員の飽和N含有ヘテロシクリル環であり;そして
R”は、−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、または5ないし6員の飽和N含有ヘテロシクリル環であり;ここで、該シクロアルキル基、フェニル基、ヘテロアリール基およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基からなる群から選択される1個以上の置換基により置換されている。]
で示される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式(I−c)の化合物において、ZがNR基である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基または−NR’R”基であり、ここで、R’およびR”は、同一であるか、または異なり、それぞれが、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基であり;好ましくはRが、水素原子または−NH基であり;より好ましくは、Rが水素原子である、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cシクロアルキル基であり;好ましくは、Rが、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;より好ましくは、Rが水素原子である、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cシクロアルキル基であり;好ましくは、Rが、水素原子、シアノ基または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;より好ましくは、Rが、水素原子またはシアノ基である、請求項1ないし13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cシクロアルキル基であり;好ましくは、Rが、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;より好ましくは、Rが水素原子である、請求項1ないし14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
が、水素原子、または所望によりヒドロキシル基、C−Cハロアルキル基、C−Cヒドロキシアルキル基またはC−Cシクロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されていてよい直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;好ましくは、Rが、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;より好ましくは、Rが水素原子である、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
およびRが、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;好ましくは、RおよびRが、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である、請求項1ないし16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし7員のヘテロシクリル基、または−(CHOR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基である)であり;
ここで、該ハロアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはRaから選択される1個以上の置換基により置換されており;該アルキル基は、非置換であるか、またはRbから選択される1個以上の置換基により置換されており;
Raは、ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシル基;直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されている、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1である)であり、
Rbは、シアノ基;C−Cハロアルキル基;C−Cアルコキシ基;非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基またはシアノ基から選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されているフェニル基;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1である)であり、
R’は、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基であり;そして
R”は、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基であるか、
または
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基、C−Cシクロアルキル基、フェニル基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし7員のヘテロシクリル基、または−(CHOR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基である)であり;
ここで、該ハロアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはRaから選択される1個以上の置換基により置換されており;該アルキル基は、非置換であるか、またはRbから選択される1個以上の置換基により置換されており、
ここで、Rbは上記に定義の通りであり;
Raは、ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシル基;直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基から選択される1個以上の置換基により置換されている、N、OおよびSから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む5ないし6員の単環式ヘテロアリール基;−C(O)OR’基または−C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R’は、水素原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基であり、R”は、−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である)である、
請求項8ないし17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
が、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;好ましくは、Rが、水素原子、ハロゲン原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であるか、または
が、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基または−NH基であり;好ましくは、Rが、水素原子、ハロゲン原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基または−NH基である、
請求項1ないし18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
式(I−c)の化合物であって、式中
mが、0、1または2であり;
Wが、窒素原子または−CR基であり、好ましくは−CR基であり;
ZがNR基であり;
XおよびYが、独立して、窒素原子または−CR基であり、ここでXおよびYの少なくとも一方が窒素原子であり、他方が−CR基であり;
が、水素原子または−NH基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子、シアノ基または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRが、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり、
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、またはハロゲン原子およびヒドロキシル基から選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;−(CH−OR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;非置換であるか、またはハロゲン原子およびヒドロキシル基から選択される1個以上の置換基により置換されているピリジル基;非置換であるか、またはハロゲン原子およびヒドロキシル基から選択される1個以上の置換基により置換されているテトラヒドロピラニル基;または、非置換であるか、または
− 直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;
−ハロゲン原子;
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;
− 1,2,4−トリアゾリル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である)
から選択される1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基であり;そして
が、水素原子、ハロゲン原子、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基または−NH基である、
請求項10ないし19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、またはハロゲン原子およびヒドロキシル基から選択される1個以上の置換基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;−(CH−OR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である);非置換であるか、またはハロゲン原子およびヒドロキシル基から選択される1個以上の置換基により置換されているピリジル基;非置換であるか、またはハロゲン原子およびヒドロキシル基から選択される1個以上の置換基により置換されているテトラヒドロピラニル基;または、非置換であるか、または1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基(該置換基は、少なくともピペリジニル基の環窒素上にあり、
− 直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;
−ハロゲン原子;
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;
− 1,2,4−トリアゾリル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である)から選択される)である、
請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式(I)の化合物であって、式中、
mが、0、1または2であり;
Wが、窒素原子または−CR基であり、好ましくは−CR基であり;
ZがNR基であり;
XおよびYが、独立して、窒素原子または−CR基であり、ここで、XおよびYのうち一方が窒素原子であるとき、他方は−CR基であり;
Tが−CR基であり;
が、水素原子または−NH基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子、シアノ基または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRが、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり、
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のヒドロキシル基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;−(CH−OR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である);または、非置換であるか、または
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である)
から選択される1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基であり;
が、水素原子、ハロゲン原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
R”が、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
式(I−a):
【化3】


[式中、
mは、0、1または2であり;
Wは、窒素原子または−CR基であり、好ましくは−CR基であり;
Xは、窒素原子または−CR基であり;
は、水素原子または−NH基であり;
は、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
は、水素原子、シアノ基または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
は、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
は、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRは、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり、
は、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のヒドロキシル基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;−(CH−OR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である);または、非置換であるか、または
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である)
から選択される1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基であり;そして
が、水素原子、ハロゲン原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である。]
で示される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
mが0または1であり;
が水素原子であり;
が水素原子であり;
が水素原子またはシアノ基であり;
が水素原子であり;
が水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRが、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のヒドロキシル基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;−(CH−OR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である);または、非置換であるか、または
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は−NH、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基である)
から選択される1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基であり;そして
が、水素原子、ハロゲン原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である、
請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
式(I−b):
【化4】


[式中、
mは、0、1または2であり;
Xは、窒素原子または−CR基であり;
は、水素原子または−NH基であり;
は、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
は、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
は、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRは、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり、
は、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;C−Cハロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のヒドロキシル基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;−(CH−OR基(式中、nは0または1であり、Rは、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である);または、非置換であるか、または
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基、C−Cハロアルキル基またはC−Cシクロアルキル基である)
から選択される1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基であり;そして
は、水素原子、ハロゲン原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である。]
で示される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
mが、0または1であり;
Xが、窒素原子であり;
が、水素原子であり;
が、水素原子であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
およびRが、独立して、水素原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基であり;
が、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基;非置換であるか、または1個以上のヒドロキシル基により置換されているC−Cシクロアルキル基;非置換であるか、または1個以上のハロゲン原子により置換されているフェニル基;または、非置換であるか、または
− 非置換であるか、または1個以上のシアノ基により置換されているピリジル基;および
− −C(O)−(CH−R”基(式中、nは0または1であり、R”は、シアノ基、直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基またはC−Cハロアルキル基である)
から選択される1個以上の置換基により置換されているピペリジニル基であり;そして
が、水素原子、ハロゲン原子または直鎖もしくは分枝状C−Cアルキル基である、
請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
以下のいずれか1つである、請求項1に記載の化合物:
3−(4−{[(1S)−1−フェニルエチル]アミノ}ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{4−[(シクロヘキシルメチル)アミノ]ピリミジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−[4−(ベンジルアミノ)ピリミジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{4−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]ピリミジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(4−{[(1S)−2−メトキシ−1−メチルエチル]アミノ}ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{4−[(シクロプロピルメチル)アミノ]ピリミジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]ピリミジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
N−(1−フェニルエチル)−2−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルピリミジン−4−アミン;
3−{6−[(シクロヘキシルメチル)アミノ]ピリジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{6−[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]ピリジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{6−[(3−フルオロベンジル)アミノ]ピリジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−[6−(ベンジルアミノ)ピリジン−2−イル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(6−{[(1S)−1−フェニルエチル]アミノ}ピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(4−{[(3R)−1−(シアノアセチル)ピペリジン−3−イル]アミノ}ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(4−{[(3R)−1−アセチルピペリジン−3−イル]アミノ}ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(4−{[(3R)−1−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−3−イル]アミノ}ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(4−{[(3R)−1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペリジン−3−イル]アミノ}ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−{4−[[(3R)−1−(シアノカルボニル)ピペリジン−3−イル](メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
3−(4−((トランス)−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)ピリミジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−カルボニトリル;
N−(シクロヘキシルメチル)−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−アミン;
(S)−N−(1−フェニルエチル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピリミジン−4−アミン;
N−ベンジル−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−アミン;
N−(2,2−ジメチルプロピル)−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−アミン;
3−オキソ−3−{(3R)−3−[(2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}プロパンニトリル;
6−{(3R)−3−[(2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}ニコチノニトリル;
2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル−N−[(3R)−1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペリジン−3−イル]ピリミジン−4−アミン;
3−{(3R)−3−[メチル(2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−3−オキソプロパンニトリル;
3−{(3R)−3−[(5−クロロ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−3−オキソプロパンニトリル;
3−{(3R)−3−[(5−フルオロ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−3−オキソプロパンニトリル;
5−フルオロ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル−N−[(3R)−1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペリジン−3−イル]ピリミジン−4−アミン;
3−{(3R)−3−[(5−メチル−2−ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イルピリミジン−4−イル)アミノ]ピペリジン−1−イル}−3−オキソプロパンニトリル;
(S)−N−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピリミジン−4−アミン;
N−((5−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピリミジン−4−アミン;
5−クロロ−N−((5−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピリミジン−4−アミン;
−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピリミジン−4,5−ジアミン;
(S)−5−クロロ−N−(1−(5−フルオロピリジン−2−イル)エチル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピリミジン−4−アミン;
2−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−4,5−ジアミン;
(R)−3−オキソ−3−(3−(6−(ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−3−イル)ピラジン−2−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル;
(R)−3−オキソ−3−(3−(6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル;
(R)−3−オキソ−3−(3−(2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル;
3−(3−(5−フルオロ−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
3−(3−(5−クロロ−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピリミジン−4−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
3−(4−フルオロ−3−(6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
3−(4−メチル−3−(6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イルアミノ)ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
N−(1−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピペリジン−3−イル)−6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピラジン−2−アミン;
N−(1−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)ピリミジン−4−アミン;
N−[(3R)−1−(アミノアセチル)ピペリジン−3−イル]−6−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルピラジン−2−アミン;
ならびに、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、N−オキシドおよび重水素化誘導体。
【請求項29】
該処置がヤヌスキナーゼ(JAK)の阻害によりなされる、請求項1ないし28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
病状または疾患が、骨髄増殖性疾患、白血病、リンパ系悪性疾患および固形腫瘍;骨髄および臓器移植拒絶;ならびに、免疫仲介疾患から選択されるか、または病状または疾患が炎症性疾患から選択される、請求項1ないし29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
病状または疾患が、骨髄増殖性疾患、白血病、リンパ系悪性疾患および固形腫瘍から選択され、処置が、ヤヌスキナーゼの阻害によりなされる、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
病状または疾患が、骨髄および臓器移植拒絶;ならびに、免疫仲介疾患から選択されるか、または、病状または疾患が炎症性疾患から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
病状または疾患が、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、炎症性腸疾患、ドライアイ、ブドウ膜炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アトピー性皮膚炎および乾癬から選択される、請求項1ないし32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
請求項1または29ないし33のいずれか一項に記載の病状または疾患の処置のための医薬の製造のための、請求項1ないし28のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項35】
請求項1または29ないし33のいずれかに記載の病状または疾患を有する対象の処置法であって、該対象に、治療的有効量の請求項1ないし28のいずれかに記載の化合物または請求項1ないし28のいずれかに記載の化合物と薬学的に許容される希釈剤または担体を共に含む医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項36】
対象におけるヤヌスキナーゼの阻害方法であって、それらを必要とする該対象に治療的有効量の請求項1ないし28のいずれかに記載の化合物または請求項1ないし28のいずれかに記載の化合物ならびに薬学的に許容される希釈剤または担体を共に含む医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項37】
式(I):
【化5】

[式中、Tは−CR基であり、m、Z、W、X、YおよびRないしRは、請求項1ないし28のいずれかに定義の通りである。]
で示される化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくはN−オキシドもしくは立体異性体もしくは重水素化誘導体。
【請求項38】
Yが−CRである、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
YがNであり、XおよびTが−CR基であり、ここで、Rが、1個の窒素原子を含む5ないし7員のヘテロシクリル基であるとき、該ヘテロシクリル基は、1個以上の置換基により置換されており、該置換基は、少なくともヘテロシクリル基の環窒素上に存在する(ただし、このヘテロシクリル基の環窒素上に存在する置換基は、tert−ブトキシカルボニル基以外である)、請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
請求項37ないし39のいずれか一項に記載の化合物を薬学的に許容される希釈剤または担体と共に含む、医薬組成物。
【請求項41】
ヒトまたは動物の処置における同時、個別または連続使用のための、(i)請求項37ないし39のいずれか一項に記載の化合物、ならびに(ii)以下から選択される他の化合物:
a)ジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害剤、例えば、メトトレキサートまたはCH−1504、
b)DHODH阻害剤、例えばレフルノミド、テリフルノミドまたは国際特許出願番号WO2008/077639およびWO2009021696に記載の化合物、
c)免疫調節剤、例えば、酢酸グラチラマー(Copaxone)またはラキニモド、
d)DNA合成および修復の阻害剤、例えば、ミトキサントロンまたはクラドリビン、
e)抗α4インテグリン抗体、例えばナタリズマブ(Tysabri)、
f)α4インテグリンアンタゴニスト、例えば、R−1295、TBC−4746、CDP−323、ELND−002、FirategrastおよびTMC−2003、
g)コルチコイドおよびグルココルチコイド、例えば、プレドニゾンまたはメチルプレドニゾロン、フルチカゾン、モメタゾンまたはベータ−メタゾン、
h)フマル酸エステル、例えばBG−12、
i)抗TNFα抗体、例えばインフリキシマブ、アダリムマブまたはセルトリズマブペゴール、
j)可溶性TNFα受容体、例えばエタネルセプト、
k)抗CD20モノクローナル抗体、例えばリツキシマブ、オクレリズマブ、オファツムマブまたはTRU−015、
l)抗CD52、例えば、アレムツズマブ、
m)抗CD25、例えば、ダクリズマブ、
n)抗CD88、例えば、エクリズマブまたはペキシリズマブ、
o)抗IL12R/IL23R、例えばウステキヌマブ、
p)カルシニューリン阻害剤、例えば、シクロスポリンAまたはタクロリムス、
q)IMPDH阻害剤、例えば、ミコフェノール酸モフェチル、
r)カンナビノイド受容体アゴニスト、例えば、Sativex、
s)ケモカインCCR1アンタゴニスト、例えば、MLN−3897またはPS−031291、
t)ケモカインCCR2アンタゴニスト、例えば、INCB−8696、
u)NF−κB活性化阻害剤、例えば、MLN−0415、
v)S1P受容体アゴニスト、例えばフィンゴリモド、BAF−312またはACT128800、または国際特許出願番号PCT/EP2009/007348およびPCT/EP2009/008968に記載の化合物、
w)S1Pリアーゼ阻害剤、例えばLX2931、
x)Syk阻害剤、例えばR−112、
y)PKC阻害剤、例えばNVP−AEB071、
z)M3アンタゴニスト、例えばチオトロピウムまたはアクリジニウム、
aa)長時間作用型βアドレナリンアゴニスト、例えばフォルモテロール、
bb)ビタミンD誘導体様カルシポトリオール(Daivonex)、
cc)ホスホジエステラーゼIV阻害剤、例えばロフルミラストまたはGRC−4039、
dd)p38阻害剤、例えばARRY−797、
ee)MEK阻害剤、例えばARRY−142886またはARRY−438162、
ff)PI3Kδγ阻害剤、
gg)インターフェロンβ1a、例えばアボネックス(Biogen Idec)、CinnoVex(CinnaGen)およびRebif(EMD Serono)、ならびにインターフェロンβ1b、例えばベタフェロン(Schering)およびBetaseron(Berlex)を含む、インターフェロン類、および
hh)インターフェロンα、例えばスミフェロンMP、
を含む、組合せ製品。
【請求項42】
請求項1または29ないし33のいずれか一項に記載の病状または疾患の処置における同時、個別または連続使用のための、請求項41に記載の組合せ製品。
【請求項43】
(i)請求項37ないし39のいずれか一項に記載の化合物、ならびに(ii)以下から選択される他の化合物:
a.DHODH阻害剤、例えばレフルノミド、テリフルノミドまたは国際特許出願番号WO2008/077639およびWO2009021696に記載の化合物;
b.免疫調節剤、例えば、酢酸グラチラマー(Copaxone)またはラキニモド;
c.抗α4インテグリン抗体、例えばナタリズマブ(Tysabri);
d.α4インテグリンアンタゴニスト、例えば、R−1295、TBC−4746、CDP−323、ELND−002、FirategrastおよびTMC−2003;
e.コルチコイドおよびグルココルチコイド、例えば、プレドニゾンまたはメチルプレドニゾロン、フルチカゾン、モメタゾンまたはベータ−メタゾン;
f.フマル酸エステル、例えばBG−12;
g.抗TNFα抗体、例えばインフリキシマブ、アダリムマブまたはセルトリズマブペゴール;
h.可溶性TNFα受容体、例えばエタネルセプト;
i.抗CD20モノクローナル抗体、例えばリツキシマブ、オクレリズマブ、オファツムマブまたはTRU−015;
j.抗CD88、例えば、エクリズマブまたはペキシリズマブ;
k.抗IL12R/IL23R、例えばウステキヌマブ;
l.カルシニューリン阻害剤、例えば、シクロスポリンAまたはタクロリムス;
m.IMPDH阻害剤、例えば、ミコフェノール酸モフェチル;
n.カンナビノイド受容体アゴニスト、例えば、Sativex;
o.ケモカインCCR1アンタゴニスト、例えば、MLN−3897またはPS−031291;
p.ケモカインCCR2アンタゴニスト、例えば、INCB−8696;
q.NF−κB活性化阻害剤、例えば、MLN−0415、
r.S1P受容体アゴニスト、例えばフィンゴリモド、BAF−312またはACT128800、または国際特許出願番号PCT/EP2009/007348およびPCT/EP2009/008968に記載の化合物、
s.S1Pリアーゼ阻害剤、例えばLX2931、
t.Syk阻害剤、例えばR−112;
u.PKC阻害剤、例えばNVP−AEB071;
v.M3アンタゴニスト、例えばチオトロピウムまたはアクリジニウム;
w.長時間作用型βアドレナリンアゴニスト、例えばフォルモテロール;
x.ビタミンD誘導体様カルシポトリオール(Daivonex);
y.ホスホジエステラーゼIV阻害剤、例えばロフルミラストまたはGRC−4039;
z.p38阻害剤、例えばARRY−797;
aa.PI3Kδγ阻害剤;
bb.インターフェロンβ1a、例えばアボネックス(Biogen Idec)、CinnoVex(CinnaGen)およびRebif(EMD Serono)、および
cc.インターフェロンβ1b、例えばベタフェロン(Schering)およびBetaseron(Berlex)
を含む、請求項41または42に記載の組合せ製品。

【公表番号】特表2013−519696(P2013−519696A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553229(P2012−553229)
【出願日】平成23年2月18日(2011.2.18)
【国際出願番号】PCT/EP2011/000792
【国際公開番号】WO2011/101161
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(598032139)アルミラル・ソシエダッド・アノニマ (69)
【氏名又は名称原語表記】Almirall, S.A.
【Fターム(参考)】