説明

L−2−チオヒスチジン又はその誘導体の1つの化粧組成物における脱色剤としての使用

【課題】脱色剤を含有する化粧組成物の提供。
【解決手段】L−2−チオヒスチジン、又はその酸基の化粧的に許容される塩若しくはエステルの、化粧組成物における脱色剤としての使用又は化粧組成物を製造するための使用。
【効果】この化粧組成物を塗布することによって皮膚上の色素によるシミを薄くするか取り除き、及び/又は皮膚を明るくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、実質的に、化粧組成物における脱色剤(depigmenting agent)としてのL−2−チオヒスチジン(L−2−thiohistidine)又はその誘導体の1つの使用又は化粧組成物の製造のためのその使用、及び皮膚上の色素によるしみを薄くするか又は取り除き、及び/又は肌の色を明るくする化粧方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、多数の脱色剤が知られている。
【0003】
特に、特開昭48−044442号公報の文献は、脱色効果のあるエルゴチオネイン含有化粧組成物を開示している。
【0004】
それらは有効であるが、先行技術の脱色剤にはさまざまな欠点がある。事実、それらは多くの場合、複雑な処方及び/又はある程度の毒性を有し、及び/又は、特にそれらが刺激性又はアレルギー作用(allergizing)を持つ場合には、望ましくない副作用を示すこともある。
【0005】
L−2−チオヒスチジン(L−2−メルカプトヒスチジンとも呼ばれる)は、化学的にはα−アミノ−2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−1H−イミダゾール−4−プロパン酸に相当し、CAS登録番号2002−22−4が割り当てられている。
【0006】
この生成物は、脱臭効果があるため化粧品分野ですでに使用されてきた。
【0007】
特開昭56−147704号公報は、塩基性アミノ酸(チオヒスチジンを含む)との塩の形態で、トロポロンをベースにした化合物を使用することを開示している。脱色活性はトロポロン系化合物によるものであり、その塩の形成は、水へのトロポロン化合物の可溶化の向上及び脱色効果の増大を可能にするためである。
【0008】
更に、前記文献の実施例のいずれもチオヒスチジンについて述べていないことに注目すべきである。
【0009】
このような状況では、チオヒスチジンが試験されなかったこと、したがってその脱色作用の発見が当業者にとって自明ではなかったことは明白である。
【0010】
チオヒスチジンとの塩の形態のトロポロン系化合物は、本発明からは除外される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の主な目的は、使用される量において実質的に毒性がなくかつ実質的に副作用もない、非常に優れた脱色効果を有する新規の脱色剤を提供することである。本発明の1つの目的は、そのような新規の脱色剤を、簡単に、工業規模及び化粧品規模で使用できるようにする方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
第1の態様によれば、本発明は、化粧組成物における脱色剤としてのL−2−チオヒスチジン(又はその酸基の化粧的に許容される塩又はエステル)の使用、又は化粧組成物の製造へのその使用に関する。
【0013】
特に、そのような組成物は人間の皮膚の脱色に使用できる。
【0014】
第2の態様によれば、本発明は更に、皮膚上のしみを薄くするか又は取り除き、及び/又は肌の色を明るくする化粧方法であって、有効量のL−2−チオヒスチジン又はその酸基の塩又はエステルを含有する化粧組成物を、皮膚の少なくとも1つの適当な部位に塗布することを含む化粧方法に関する。
【0015】
本発明の1つの特定の実施態様では、チオヒスチジンとトロポロン系化合物との塩(特に特開昭56−147704号公報に記載されているようなトロポロン系化合物)は除外される。更に詳細には、チオヒスチジンと、トロポロン、スチピタト酸、プベルリン酸、スチピタトン酸(stipitic acid)、プベルロン酸、α−ツヤプリシン(thujaplicin)、β−ツヤプリシン、γ−ツヤプリシン、ノートカチン(nootkatin)、プルプロガリン及びコルヒセインとの塩等の、引用されているトロポロン系化合物は除外される。
【0016】
上記のそれぞれの特徴の枠組みの中で、L−2−チオヒスチジンが脱色剤として好ましく用いられるであろう。
【0017】
1つの変形例では、酸基の一価又は二価の塩を使用することもできる。
【0018】
ナトリウム、カリウム、リチウム、バリウム、マグネシウム、カルシウム、アンモニウム、(HOCHCHNH又は(CNHの塩を、酸基の好ましい塩として挙げることができる。
【0019】
L−2−チオヒスチジンの直鎖又は分岐のCからCのアルキル又はヒドロキシアルキルエステルを、酸基の好ましいエステルとして挙げることができる。
【0020】
上記の態様のそれぞれの枠組みの中で、「有効量」は、十分な脱色作用を得るのに必要な最小量を意味すると理解される。
【0021】
一般に、L−2−チオヒスチジン又はその塩又はエステルの推奨濃度は、最終組成物の0.0001から1重量%の広い限界値内で変わるであろう。
【0022】
好ましい範囲は、0.001重量%から0.1重量%の間であろう。
【0023】
L−2−チオヒスチジン又はその塩又はエステルは、少なくとも1種の他の脱色剤と併用してもよい。
【0024】
本発明の枠組みの中で、少なくとも1種の他の化粧活性剤(cosmetically active agent)(酸化防止剤又は無痛化剤等)を組成物の中で使用してもよい。
【0025】
「酸化防止剤」は、ラジカル及び/又は反応性酸素物質をトラップできる活性物質を意味すると理解される。
【0026】
そのような酸化防止剤は、特にポリフェノール、セレン誘導体(エブセレン等)、ビタミンE誘導体及びイデベノンから選択できる。
【0027】
「無痛化剤」は、炎症を原因とする病的ではない皮膚の症状発現、特にサイトカイン(特にインターロイキン−8)及び/又はプロスタグランジンの放出に関連した症状発現を防ぎ及び/又はこれに効果のある、皮膚無痛化効果(skin soothing effect)を有する活性物質を意味すると理解される。
【0028】
かかる無痛化剤は、特に、コガネバナ、ウツボグサ及び緑茶の抽出物から、あるいはグリシルレチン酸及びその誘導体、特にグリチルリチン酸アンモニウム又はグリチルリチン酸カリウム及びグリチルレチン酸ステアリルから選ぶことができる。
【0029】
更に、これも当業者なら容易に理解できることであるが、前記化粧組成物を製造するために任意の賦形剤(特に、当然のことだが、化粧的に許容される賦形剤又は薬剤)を添加してもよい。
【0030】
もちろん、皮膚削剥用剤(exfoliants)並びにさまざまな防腐剤、香料等を添加することもできる。
【0031】
更に、本発明の化粧組成物は、さまざまな形態、特にローション、ジェル、乳液、クリーム、粉末、メイクアップファンデーション又はスティックの形態をとることができる。
【0032】
当業者なら、このタイプの組成物を製造するのに通常用いられている任意の手段で、本発明の組成物を容易に製造できるであろう。
【0033】
更に、当業者なら、脱色が必要とされる皮膚の部位を正確に選ぶことができる。一般にそれらは、最も多く太陽放射にさらされるか又は外的環境に最も敏感な体の皮膚の部位(顔や上下肢等)である。肝斑又はメラニン細胞の機能亢進に起因する局在性色素沈着過剰に関連した斑点(光線性黒子(actinic lentigo)等)の場合、それらは当然身体のどの部位にも見いだされうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本発明の他の目的、特徴及び利点は、本発明の現在の好ましい幾つかの実施態様に関する以下の説明からはっきり明らかになるであろう。それらの実施態様は単なる例として示しているものであり、したがって本発明の範囲を決して限定しうるものではない。
【0035】
以下の実施例1は、図1から5を参照しながら示す。それらの図は、以下によって処理された表皮に関して光学顕微鏡法によって得られたネガをそれぞれ示している。
−図1:L−DOPA
−図2:コウジ酸
−図3:エルゴチオネイン
−図4:L−2−チオヒスチジン(50μg/ml)
−図5:L−2−チオヒスチジン(150μg/ml)
【0036】
実施例では、特に断りがなければ、百分率は重量百分率で示してあり、温度は室温あり、圧力は大気圧である。
【0037】
実施例は、本発明にとって不可欠の部分をなすものであり、いずれかの先行技術と比べて新規と思われる技術的特徴はどれもそのようなものとして、また一般的手段として特許請求の範囲に記載されている。
【0038】
本発明による実施例1L−2−チオヒスチジンの脱色作用を示す比較試験この実施例では、先行技術で知られているさまざまな脱色剤(特に、コウジ酸又はエルゴチオネイン)と比較した場合、及びDOPAオキシダーゼを含む対照試料とも比較した場合のL−2−チオヒスチジンの脱色作用を示すために、剥がした表皮に関して定量的な比較試験を実施する。
【0039】
この試験の手順は、LVMH RECHERCHEの文献FR−A−2,867,384(2005年9月16日公開)の実施例IIに記載されている手順と似ている。当業者はこの文献を参照して役立てることができ、この文献は参照により援用される。
【0040】
手順
39歳の女性の形成外科手術に由来する凍結乳房表皮(参照P148AB39)を、37℃で1時間45分間、2N NaBr中で保温して剥離させる。これらをホルマリン処理固定液で固定し、緩衝剤で処理し、すすいでからL−DOPA/有効成分溶液の容積/容積混合物と接触させる。保温後、それらをすすいでから封入剤を用いてスライドとカバーガラスの間に置く。
【0041】
この表皮を光学顕微鏡法(倍率10)によって観察した。
【0042】
観察結果は以下のとおりである。
a)DOPA対照標準(添付の図1を参照)では、メラニン細胞を明確に見ることができ、十分に色素沈着している。
b)比較脱色剤である150μg/mlの濃度のコウジ酸を加えた系(図2を参照)では、メラニン細胞はほんの少し見えるだけであり、したがってかなり優れた脱色作用(この場合、75%に近い)があることが分かる。
c)比較脱色剤である50μg/mlの濃度のエルゴチオネインを加えた系(図3を参照)では、メラニン細胞が相当見られ、まだかなり色素沈着していることが分かる。45%に近い軽い脱色作用が観察される。
d)本発明による50μg/mlの濃度のL−2−チオヒスチジンを加えた系(図4を参照)では、同じ濃度のエルゴチオネインを加えた系(図3を参照)よりもメラニン細胞が見えなくなっているが分かる。したがって脱色作用(この場合60%)は優れている。
e)150μg/mlの濃度で脱色剤としてL−2−チオヒスチジンを使用した系(図5を参照)では、非常にわずかしか色素沈着していないので、メラニン細胞は非常にわずかしか見えなくなっていることが分かる。脱色作用はこの場合75%、すなわち脱色作用は非常に優れている。図1から5で見ることができる脱色作用は、一連の3つの試験に関してメラニン粒子を数えることにより統計学的に定量化した。値を以下の表に示す。その中では、ステューデント検定で得られた値を、同じ濃度におけるエルゴチオネイン対L−2−チオヒスチジン及びコウジ酸対L−2−チオヒスチジンについて示してある。ステューデント検定は、得られた値が0.05未満である場合に有意であると言われる。
【0043】
結論実験条件下では、150μg/mlの濃度では、L−2−チオヒスチジンには、作用の点で実験の参考としてよく用いられ、これまでに知られているコウジ酸と似た非常に優れた脱色作用があることが分かる。ただし、コウジ酸の場合、副作用があることもよく知られている。
【0044】
本発明によるL−2−チオヒスチジンを使用すると、同等の濃度で、エルゴチオネインよりも脱色作用が優れており、コウジ酸の作用と同じくらいの作用があることも分かり、このことは、化粧組成物中で脱色剤としてL−2−チオヒスチジンを使用することには工業的及び化粧品的価値があることを実証している。
【0045】
ここで、L−2−チオヒスチジンを脱色剤として使用した化粧組成物のさまざまな実施例を以下に説明する。これらの実施例では、特に断りがなければ、値はすべて組成物の全重量を基準とした重量パーセントで示してある。
【0046】
本発明による実施例2本発明による脱色ジェルの形態の化粧組成物
1.脱色剤
L−2−チオヒスチジン 0.5
2.賦形剤
グリコール 3
ポリアクリルアミド/C13−14イソパラフィン/laureth−7(Sepigel 305) 3
水添ひまし油(Cremophor CO 60) 2
ポリエチレングリコール(Pluriol E 1505) 1.5
防腐剤 0.5
濃縮香料 0.3
水 89.2
【0047】
上記の化粧組成物の製造手順はすべて従来どおりである。最初に、ゲル化剤なしで賦形剤の種々の成分(ここではSepigel 305からなる)を混合し、次いで脱色剤を添加し、最後にゲル化剤を添加する。
【0048】
得られた組成物は、脱色作用を有するジェルの形態をしている。このジェルを2週間にわたり1日に2回、脱色する皮膚の部位に塗布することができ、これにより該当する皮膚の部位で効果的な脱色がもたらされる。
【0049】
本発明による実施例3
本発明による脱色乳液の形態の化粧組成物
脱色剤
L−2−チオヒスチジン 0.01
賦形剤
Steareth−21(Brij 721) 2.5
ステアリン酸グリセリル(Tegin 90) 1.1
ステアリルアルコール 5
グリセロール・トリカプリレート/カプリレート 20
ブチレングリコール 3
グリセロール 2
防腐剤 0.5
濃縮香料 0.5
水 100にするための残量(qsp 100)
【0050】
この化粧組成物の製造手順は実施例2の手順と似ているが、この場合、最初に水とL−2−チオヒスチジンを除くすべての構成成分を熱した状態で混合し、水とL−2−チオヒスチジンはその後で冷たい状態で添加するという点が唯一異なっている。
【0051】
L−2−チオヒスチジンは水相に添加するのが好ましい。撹拌しながら激しく混合すると、安定した乳液が生じる。次いでこの乳液の状態を整えると、脱色乳液の形態の化粧組成物が得られる。
【0052】
この乳液は、実施例2の脱色ジェルと同じように塗布して、所望の脱色効果を得ることができる。
【0053】
本発明による実施例4
本発明による脱色ローションの形態の化粧組成物
脱色剤
L−2−チオヒスチジン 0.001
賦形剤
ブチレングリコール 3
EDTA 0.1
可溶化剤 1
濃縮香料 0.3
アルコール 5
水 残量(qsp)
【0054】
脱色ローションの形態のこの組成物の製造手順は、特に簡単である。最初にすべての賦形剤を混合し、次いで撹拌しながらL−2−チオヒスチジンからなる脱色剤を添加して、脱色ローションの形態の安定した溶液を得る。
【0055】
本発明による実施例5
肌の色を明るくする粉末の形態の本発明による化粧組成物
脱色剤
L−2−チオヒスチジン 0.005
賦形剤
タルク 20
雲母 20
絹雲母 20
顔料 8
有機粉末(ナイロン) 20
シリカ 91.005
鉱油又はシリコーン 3
【0056】
肌の色を明るくする粉末の形態のこの化粧組成物の製造手順は、特に簡単である。すべての賦形剤及び脱色剤を撹拌しながら混合すると、所望の化粧組成物となる均一な粉末が得られる。
【0057】
肌の色を明るくする粉末の形態のこの化粧組成物は、自分の好みに合わせて毎朝又は晩に塗布できる。
【0058】
本発明による実施例6
明色化用(lightening)メイクアップファンデーションの形態の本発明による化粧組成物
脱色剤
L−2−チオヒスチジン 0.0001
賦形剤
イソステアリン酸ポリグリセリル−4/セチルジメチコン/ラウリン酸ヘキシル 5.1
シクロペンタシロキサン/シクロヘキサシロキサン 5.0
セチルジメチコン 1.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 2.2
ステアリン酸オクチル 1.4
鉱油 6.5
水添ひまし油 1.2
蜜ろう 0.8
ポリメタクリル酸メチル 1.1
Fe 0.45
TiO 5.2
NaCl 0.6
濃縮香料 0.1
水 残量(qsp)
【0059】
この手順は実施例3の場合と同様である。当業者なら容易に理解できるように、すべての成分を幾つかのステップで混合し、最終段階において冷たい状態でL−2−チオヒスチジンを添加する。この混合物を激しく撹拌して、明色化用メイクアップファンデーションの形態の化粧組成物になる均一な混合物を得る。
【0060】
この明色化用メイクアップファンデーションは毎日(少なくとも一日に1回)、色素沈着した部位が明るくなるまで、脱色する皮膚の部位に塗布することができる。
【0061】
こうして、本発明により、非常に効果的かつ簡単に、色素沈着した皮膚の部位に対する脱色効果又は明るくする効果をもたらすことができるようになることが分かる。また本発明によれば、考えられるどんな形態の化粧組成物でも製造することができる。
【0062】

【0063】
【表1】

【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】実施例によって処理された表皮に関して光学顕微鏡法によって得られたネガを示す。
【図2】実施例によって処理された表皮に関して光学顕微鏡法によって得られたネガを示す。
【図3】実施例によって処理された表皮に関して光学顕微鏡法によって得られたネガを示す。
【図4】実施例によって処理された表皮に関して光学顕微鏡法によって得られたネガを示す。
【図5】実施例によって処理された表皮に関して光学顕微鏡法によって得られたネガを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧組成物又は化粧組成物の製造における、L−2−チオヒスチジン、又はその酸基の化粧的に許容される塩若しくはエステルの脱色剤としての使用。
【請求項2】
L−2−チオヒスチジン、又は化粧的に許容される塩若しくはエステルの、ヒトの皮膚の脱色剤としての請求項1記載の使用。
【請求項3】
前記脱色剤がL−2−チオヒスチジンである、請求項1又は2記載の使用。
【請求項4】
前記脱色剤がL−2−チオヒスチジンの酸基の塩、特にナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、バリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、(HOCHCHNH塩、又は(CNH塩である、請求項1又は2記載の使用。
【請求項5】
前記脱色剤が、L−2−チオヒスチジンの、直鎖又は分岐鎖のCからCアルキル若しくはヒドロキシアルキルエステルである、請求項1又は2記載の使用。
【請求項6】
前記化粧組成物が0.0001重量%から1重量%のL−2−チオヒスチジン又はその塩若しくはエステルを含む請求項1から5のいずれかに記載の使用。
【請求項7】
前記化粧組成物が、0.001重量%から0.1重量%のL−2−チオヒスチジン又はその塩若しくはエステルを含む請求項6記載の使用。
【請求項8】
前記化粧組成物が、少なくとも1の他の脱色剤をも含む、請求項1から7のいずれか記載の使用。
【請求項9】
前記化粧組成物が、例えば酸化防止剤又は無痛化剤等の少なくとも1の他の化粧活性剤をも含む、請求項1から8のいずれか記載の使用。
【請求項10】
皮膚上の色素によるシミを薄くするか取り除き及び/又は皮膚を明るくする化粧方法であって、皮膚の適切な部位に請求項1から9のいずれか記載の有効量のL−2−チオヒスチジン又はその塩若しくはエステルの1種を含む化粧組成物を塗布することからなる化粧方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−189657(P2008−189657A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−337703(P2007−337703)
【出願日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(502189579)エルブイエムエイチ レシェルシェ (68)
【Fターム(参考)】