説明

LAT画像化フィルムのオンディマンド製造

【課題】 最終的に所望のLATフィルムを備える適切な基板のオンディマンド供給及び次にそのような基板へにその場で(on−site)トナー処理を実施して、通常の実際の画像化の直前またはすぐ上流に所望の色または所望の厚さまたは密度での画像化機能性を有する単一の複合フィルムを提供すること
【解決手段】 支持基板と、この支持基板とほぼ同じ広がりを有するレーザ照射で除去可能な非連続フィルムのトップコートとを有する複合LAT画像化フィルムにおいて、非連続フィルムの除去可能なトップコートがコントラスト画像を得るのに必要な量のトナー粒子で構成されることを特徴とする複合LAT画像化フィルム

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザアブレーション転写法(laser ablation transfer)(LAT)で用いられる画像化フィルムのオンディマンド(on−demand)製造方法に関するものであり、特に、LAT画像化フィルムを必要時すなわちオンディマンド(またはオンライン)で経済的に製造できるようにしたものであり、従来のレーザアブレーション転写画像化法(laser ablation transfer imaging science)(LATIS)では知られていなかったものである。
【背景技術】
【0002】
LATISの公知技術は、以下で引用する本出願人に譲渡されたフォレイ(Diane
M.Foley)の特許文献1に詳細に記載されている。この特許にはアブレーション−転写画像化媒体上に情報(ntelligence)のコントラストパターンを生成し、それと同時に、画像化用の照射(一般にはレーザ照射)の吸収を必要とするコントラスト画像化材料を用いずに、画像化媒体からそれに接続したレセプタ要素へコントラストパターンを転写する方法/装置が記載されている。
【0003】
この方法は例えばカラー印刷の校正刷りおよび印刷、コンピュータ−製版、各種ドキュメントの安全コード化、機械で読取り可能なものや医学上の物品の製造、グラフィックアートや印刷回路工業でのマスクの製造の用途に適している。
【0004】
ここで用いるアブレーション−転写画像化媒体は、支持基板とその上に形成された画像化のための照射(好ましくはレーザの照射)で除去可能なトップコートとで構成される。このトップコートは非画像化アブレーション感光剤(Sensitizer)と、画像化量の非画像化アブレーション感光コントラスト画像化材料(CIM)とを含んでいる。
【0005】
また、以下で引用する本出願人に譲渡された1991年5月29日出願のエリス(Ellis)達の特許文献2には、感度が高く、必要な感光剤量が少なく、閾値エネルギーが低い(従って、転写量の範囲を大きくできる)改良されたアブレーショントランスファー画像化媒体が記載されている。この画像化媒体はより高速に移動でき、しかも、実質的に任意のコントラスト画像化材料(感光性でも非感光性でもよい)を含む照射アブレーション性の画像化トップコートをレセプタ要素へ容易にアブレーション転写することができる。
【0006】
このエリス達の方法/装置(情報コントラストパターンをアブレーション転写複合画像化媒体上に作ると同時にそれに隣接した記録のレセプタ要素へ転写する方法)は感度が向上し、汎用性が向上し、高速動作が可能になり、感光アブレーション用トップコートの種類を問わないという利点があり、例えばカラー印刷の校正刷りおよび印刷、コンピューター製版、各種ドキュメントの安全コード化、機械で読取り可能なものや医学上の物品の製造、グラフィックアートや印刷回路工業でのマスクの製造の用途に極めて良く適用できる。
【0007】
エリス達のアブレーション転写複合画像化媒体は、(i)支持基板と、(ii)この支持基板のほぼ全面に形成された少なくとも1つの中間「動的放出層(dynamic release layer)と、(iii)同じくほぼ全面に形成された画像化照射によって除去性されるキャリヤトップコートとで構成される。このキャリヤトップコート(iii)は両像量のコントラスト画像化材料(レーザ吸収剤/感光剤は含んでも含まなくもよい)を含んでおり、動的放出装置(ii)は少なくともキャリヤトップコート(iii
)の画像アブレーション転写が十分にできるような速度で画像化照射(通常レーザ照射)エネルギーを吸収する。
【0008】
「動的放出層」とは、画像化照射によって少なくともキャリヤトップコートを、動的放出層が無い場合よりも少ないエネルギー/流量で、レセプタ要素上へ画像をアブレーション転写できるようにする中間層を意味ずる。この動的放出層(DRL)はキャリャトップコートを支持基板に接着または固着させる接着力を無くさせてキャリヤトップコートを解放するものと考えられる。しかも、同じ条件下で、追加の推進力(すなわち画像照射の作用)によって動的放出層自体もアブレーションされるので、キャリャトップコート全体をレセプタ要素へ容易に画像アブレーション転写することができる。エリス達のDRLは一般に金属、金属合金、金属酸化物、金属硫化物の薄膜、有機物等から成っている。
【0009】
しかし、フォレイ達やエリス達のLATISで用いられる公知のLAT画像化フィルムはメーカーが予め製造またはコートしたフィルム、すなわち「お仕着せ」フィルムに限定されているため、このフィルムは特殊用途に要求されるLAT画像化フィルムの完全スペクトルを十分に与えることはできない。例えば、全ての色が入っていない、全色の密度がない、全ての膜厚がない等の欠点がある。
【特許文献1】米国特許第5,156,938号
【特許文献2】米国特許出願第07/707,039号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って、本発明の主な目的は、最終ユーザにこの技術に関係するある程度柔軟性及び多才性を与えるLATIS画像化フィルムのオンディマンドまたはオンライン製造用の単一の手段を提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、1つまたは複数のほとんど無限大の数のコントラスト画像化材料の選択肢を有するLAT画像化フィルのオンディマンド製造/生成である。
【0012】
本発明のまた別の目的は、従来の液体または乾式トナー、または、特に特定の希望またはLATIS用途に合わせるように変性されたまたは注文製造された液体または乾式トナーを使用ずる従来のトナー処理技術を含むLATIS画像化フィルムのオンディツッド製造/生成用の単一の手段を提供することにある。
【0013】
本発明にさらに別の目的は、経済的及び/または環境的な観点から画像化されたトナーフィルムの非画像領域から未使用のトナーを再利用するという選択肢を示す従来のまたは注文製造されたトナーを使用するそのような単一の手段を提供することにある。
【0014】
本発明のさらにまた別の目的は、非連続のまたは「トナー処理された」除去できるトップコートを備える、及び、従ってレーザ照射感光性が向上した(永久の耐久性のある接着連続除去性トップコートを備えるLAT画像化フィルムとは異なり、基板が何であれ、DRLを含んでも含まなくても非連続の除去できるトップコートの接着が小さくなったため)複合LAT画像化フィルムを提供することにある。
【0015】
要するに、本発明は、最終的に所望のLATフィルムを備える適切な基板のオンディマンド供給及び次にそのような基板へにその場で(on−site)トナー処理を実施して、通常の実際の画像化の直前またはすぐ上流に所望の色または所望の厚さまたは密度での画像化機能性を有する単一の複合フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
項目1.支持基板と、この支持基板とほぼ同じ広がりを有するレーザ照射で除去可能な非連続フィルムのトップコートとを有する複合LAT画像化フィルムにおいて、非連続フィルムの除去可能なトップコートがコントラスト画像を得るのに必要な量のトナー粒子で構成されることを特徴とする複合LAT画像化フィルム。
【0017】
項目2.支持基板と、この支持基板とほぼ同じ広がりを有する少なくとも1つの中間動的放出層と、この中間動的放出層とほぼ同じ広がりを有するレーザ照射で除去可能な非連続フィルムのトップコートとで構成されることを特徴とする項目1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0018】
項目3.非連続フィルムの除去可能なトップコートがレーザ吸収剤/感光剤で構成される項目1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0019】
項目4.非連続フィルムの除去可能なトップコートが画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料で構成される項目3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0020】
項目5.非連続フィルムの除去可能なトップコートが非画像化レーザ吸収剤/感光剤で構成される項目3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0021】
項目6.非連続フィルムの除去可能なトップコートが少なくとも1種の近赤外レーザ吸収剤/感光剤で構成される項目3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0022】
項目7.非アブレーション感光コントラスト画像化材料が着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物で構成される項目4に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0023】
項目8.非アブレーション感光コントスラト画像化材料が黄、マゼンタまたはシアン染料または顔料で構成される項目4に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0024】
項目9.支持基板がガラス、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリスチレンまたはセルロース化合物で構成される項目3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0025】
項目10.少なくとも1つの動的放出層が金属、金属酸化物または金属硫化物薄膜で構成される項目2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0026】
項目11.少なくとも1つの動的放出層が有機材料で構成される項目2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0027】
項目12.非連続フィルムの除去可能なトップコートが画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料で構成される項目2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0028】
項目13.非連続フィルムの除去可能なトップコートがレーザ吸収剤/感光剤で構成される項目2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0029】
項目14.支持基板はポリエステル基板で構成され、少なくとも1つの動的放出層が薄い金属膜で構成される項目2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0030】
項目15.非連続フィルム除去可能なトップコートが少なくとも1つの近赤外レーザ吸収剤/感光剤で構成される項目13に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0031】
項目16.非アブレーション感光コントラスト画像化材料が着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物で構成される項目4に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0032】
項目17.非アブレーション感光コントラスト画像化材料が黄、マゼンタまたはシアン染料または顔料で構成される項目12に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0033】
項目18.支持基板がガラス、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリスチレンまたはセルロース化合物で構成される項目2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0034】
項目19.非連続フィルムの除去可能なトップコートが黒色体レーザ吸収剤/感光剤で構成される項目1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【0035】
項目20.支持基板をトナー処理してその上にコントラスト画像化量のトナー粒子で構成されるレーザで除去可能な非連続フィルムのトップコートを形成することを特徴とする項目1に記載の複合LAT画像化フィルムの製造方法。
【0036】
項目21.支持基板をオンディマンドでトナー処理する項目20に記載の方法。
【0037】
項目22.項目1に記載の複合LAT画像化フィルムからそれに位置合わせして隣接して配置したレセプタ要素へ情報のコントラストパターンを転写する方法において、
画像化フィルムのレーザで除去可能な非連続フィルムのトップコートの画像状に露光された領域のアブレーション部分が転写されるのに十分な強度で、情報パターンに沿ってLAT画像化フィルムを画像状にレーザ照射してトップコートをレセプタ要素上へ転写することを特徴とする情報パターンの転写方法。
【0038】
項目23.項目1に記載の複合LAT画像化フィルムからそれに位置合わせして隣接したレセプタ要素へ情報のコントラストパターンを転写する方法において、
支持基板をオンディマンドでトナー処理して、レーザで除去可能な非連続フィルムトップコトを形成すると同時に、こうして得られた画像フィルムをレセプタ要素に位置合わせし、レセプタ要素上に画像化フィルムのレーザで除去可能な非連続フィルムのトップコートの画像状に露光される領域をアブレーション転写を行うのにに十分な強度で、情報のパターンに応じてLAT画像化フィルムを画像状にレーザ照射し、それによってトップコートを情報パターン状に転写させることを特徴とする方法。
【0039】
項目24.支持基板をオン−ディマンドでトナー処理すると同時に画像状にレーザをオンラインで照射する項目23に記載の方法。
【発明の効果】
【0040】
本発明によって、最終ユーザにこの技術に関係するある程度柔軟性及び多才性を与えるLATIS画像化フィルムのオンディマンドまたはオンライン製造用の単一の手段を提供された。
【0041】
本発明によって、1つまたは複数のほとんど無限大の数のコントラスト画像化材料の選択肢を有するLAT画像化フィルのオンディマンド製造/生成が提供された。
【0042】
本発明によって、従来の液体または乾式トナー、または、特に特定の希望またはLATIS用途に合わせるように変性されたまたは注文製造された液体または乾式トナーを使用
ずる従来のトナー処理技術を含むLATIS画像化フィルムのオンディツッド製造/生成用の単一の手段が提供された。
【0043】
本発明によって、経済的及び/または環境的な観点から画像化されたトナーフィルムの非画像領域から未使用のトナーを再利用するという選択肢を示す従来のまたは注文製造されたトナーを使用するそのような単一の手段が提供された。
【0044】
本発明によって、非連続のまたは「トナー処理された」除去できるトップコートを備える、及び、従ってレーザ照射感光性が向上した(永久の耐久性のある接着連続除去性トップコートを備えるLAT画像化フィルムとは異なり、基板が何であれ、DRLを含んでも含まなくても非連続の除去できるトップコートの接着が小さくなったため)複合LAT画像化フィルムが提供された。
【0045】
本発明によって、最終的に所望のLATフィルムを備える適切な基板のオンディマンド供給及び次にそのような基板へにその場で(on−site)トナー処理を実施して、通常の実際の画像化の直前またはすぐ上流に所望の色または所望の厚さまたは密度での画像化機能性を有する単一の複合フィルムが提供された。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
(本発明の好ましい実施例の詳細な説明)
本発明では「トナー付け(tonig)」または「トナー(toner)」法を用いるので、メーカーが予め製造(予め塗布)したトナー画像化シート(フィルム)を用いる必要はなく、最終ユーザは任意の工業規格〔米国ではANPA(American Newspaper Pub−lisher’s Association)やSWOP(Standards For Web off−set Publication)、欧州規格、日本規格等〕に合わせて画像化に必要な色や密度を大きな柔軟性で選択することができるということは容易に理解できよう。
「トナー付け」または「トナー処理」とは、例えば溶剤を用いて予め塗布された連続フィルムではなく、使用時に公知の任意の手段を用いで基板にトナー粒子を塗布する、いわば非連続なフィルムであることを意味ずる。この「トナー処理」では支持基板上に画像化層トップコートを接着する接着・凝集力が小さいため最終製品のLATフィルムのレーザ照射感度が高くなる。
【0047】
本発明では、公知のトナー処理技術を、機能的および構造的にフォレイ達の米国特許第5,156,938号やエリス達の米国特許出願第07/707,039号(以下、フォレイ/エリス特許とよぶ)に記載のものに対応するLAT画像化媒体のオンディマンド製造で利用できるということは理解できよう。
【0048】
すなわち、トナー自体は公知の液体トナーまたは乾燥トナーでよく、あるいは特定のLATIS用に変性または特注したものでもよい。トナーはレーザ吸収剤/感光剤を含んでいてもいなくでもよい。しかし、フォレイ達の特許に記載のものに対応するLAT画像化媒体を製造する場合には、トナーがアプレーション感光剤にするか、画像化に必要な量のコントラスト画像化材料、特に、非アブレーション感光コントラスト画像化材料で構成されるトナー粒子の他にアブレーション感光剤を含む必要がある。
【0049】
また、高密度印刷をするためにトナーの顔料/バインダ比を高くすることもできる。換言すれば、感度が最大となり且つカラー密度が最適化するように顔料/バインダ比を選択するのが好ましい。また、トナー顔料は公知の防水用の印刷インク顔料と同じにするのが好ましく、バインダは最終用途に応じて選択しなければならない(例えば、印刷板に適したインク受容性および耐久性を有する材料にするか、紙に印刷する場合には易可溶性材料
にする)。トナー顔料の粒度も最終用途に応じて決める。
【0050】
トナー処理法は米国特許第3,060,026号、第4,019,821号およびヘルド(Held)の「Journal of Imaging Technology」、第17号、第1巻、第18〜21頁(1991年2月/3月)に記載されおり、また、米国特許第4,461,823号に記載の「粘着性のトナー(Prolonged tacky toners)」を用いることもできる。
【0051】
本発明のトナー処理式のLAT画像化媒体には「お仕着せ」すなわち予めメーターで製造(塗布)したものには無い多くの利点があるということは理解できよう。特に、本発明のトナー処理したLAT画像化媒体は支持基板に対するトナーの付着力が小さく、連続フィルムを分離したり、アブレーションする必要がないので、レーザ感度が向上する。また、帯電量を調節しおよび/またはトナーとトナー支持基板との接触時間を変えることによって、トナー付きアブレーショントップコートの厚さおよび/または密度を容易に変えることができる。
【0052】
本発明は装置の経済性でも優れている。すなわち、トナー式装置は溶剤コーティングで作られるお仕着せの連続フィルムに比べて遥に優れている。また、溶剤コーティングの場合には揮発性有機化合物(VOC)の発生が大きな問題となり、環境が汚染される。本発明では画像化段階でフィルム上に残った「未使用」のトナーは簡単な剥離操作で容易に再利用でき、支持基板、例えばポリエステルのベースも再利用することができる。
当然ながら、本発明によるLAT画像化フィルムのオンディマンド製造ではコントラスト両像化材料の厚さおよび/または密度をメーカーに種々注文する必要がなく、より多くの色を使用することができるので、最終ユーザのコストが低下し、柔軟性が向上し、用途を広げることができる。
【0053】
また、トナー付け装置に必要な投資額とレーザ書込みに要するコストの減少とを相殺することができる。すなわち、本発明のトナー式LATドナー要素は感度が大きいので、レーザコストが低下し、従って、ダイオード式固体レーザ(Dlode Pumped Solid State laser)を変調器が不用になるか、はるかに安価な半導体レーザに代えることができる。また、LAT画像化媒体の感度が高いので書込み時間が短くなり、「タイム−ツートーン(time−to−tone)」も問題無くなる。
【0054】
本発明の好ましい1実施例では、レーザ透過性かつレーザ感光性の金属化基板、例えば、エリスの米国特許出願第07/707,039号に記載のような薄い金属の動的放出層(DRL)が塗布された支持基板を帯電させ、帯電した基板を液体または乾式トナー処理してLATドナーフィルムを「オンディマンド」で形成する。このLATドナーフィルムは所望の厚さまたは密度と所望の色または画像化機能を有する複合フィルムで、そのまますぐに画像化することができる。
【0055】
トナー処理法自体は公知であり、アース面、例えば金属化したポリエステルフィルムに電位を加えて直接帯電させるか、コロナ放電等で間接的に帯電させ、次いで、このLATドナーフィルムを静止内側ドラム内の外側ドラム上または平らなレーザ画像化装置上にレセプタ要素と位置合わせした状態で好ましくは真空で取付け(biase)る。次に、ドナー/レセプタ複合体上に適当な光学要素を介して画像変調されたレーザビームを当てて、レーザアブレーション転写する。この画像化が終った後、ドナーをレセプタ要素から分離すると、記録されたポジティブ画像またはネガティブ画像が得られる。この転写プロセスを他のドナー着色剤を用いて同じレセプタでさらに反復することによって、多色記録された画像、例えば直接デジタルのカラー校正刷りまたは印刷用画像が得られる。
【0056】
未使用のトナーすなわち画像化されなかった区域は回収して次ぎの操作で再使用するのが経済上および環境上から有利である。
【0057】
本発明の別の好ましい実施例では、発明のLATドナーフィルムが絨毬状(blanketwise)紫外線照射で作られる。すなわちレーザ感応性かつレーザ透過性の金属化ベース基板の金属側に感光性ポリマーを塗布して、コントラスト画像化材料(レーザ感応性でも非感応でもよい)を用いた乾式トナー処理に有利な粘着面としたものを絨毬状に紫外線照射し、得られたドナー要素を画像化ドラム、または平らな台の上に適当なレセプタ要素と密着させた状態で取付け、画像をレーザ走査してLAT画像化を行う。画像化終了後に、2つの要素を分離すると記録済みのポジティブ画像およびネガティブ画像が得られる。
【0058】
本発明に適した支持基板はフォレイ/エリス達の特許に記載されており、ガラス、ポリエスデル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリスチレン、セルロース化合物等で作ることができる。同様に、レセプタ要素は新聞用紙、紙、プラスチック、フィルム、金属、繊維の他で作ることができる。さらに、コントラスト画像化材料すなわち着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料等も同じである。
【0059】
以下、添付図面を参照する。
【0060】
図1は、静電トナー法を用いた本発明のLAT画像フィルムのオンディマンド製造法と、その下流に設けられる画像化および画像化済みレセプタ要素の最終処理とを示す1実施例のブロック図である。
【0061】
適当な基板、例えば金属化されたポリエステルベースがドナー供給源1から静電ステーション2に送られ、金属化されたベースを電気的に帯電し(例えば、金属化ポリエステルのアース面に電荷を直接加えるか、間接的にコロナ放電する)
、次いで通常の液体または乾式トナーを用いてトナー処理する。このトナーは市販のものでも、LATIS用に変更または特別注文したものでもよい。
【0062】
こうして得られた複合画像化フィルムは、光学的溶融ステーション(または安定化ステーション)3を通って(安定化は部分的に溶融して耐久性を高めるために行う)レーザ画像化装置5へ送られる。このレーザ画像化装置5では、レセプタ貯蔵源4から割り出された(選択された)所定のレセプタ(receptor)要素と一緒に位置合わせしで取付けられる(biasetされる)。画像化終了後、画像化フィルムを画像化済みレセプタ要素から分離すると記録されたポジティブ画像とネカディブ画像の両方が得られる。画像化済みのレセプタ要素は、用途によっては出口側溶融器6に送られて画像化コーティングをレセプタ要素参7に固定する。
【0063】
図示したように、「使用済み」フィルムからは転写されなかったトナーが回収されて静電ステーション2で再利用される。必要な場合には、残った画像をステーション8で溶融して例えばマスキングフィルム等をステーション9で回収する。
【0064】
上記のトナー処理/画像化作業を適当なデジタルデータファイル10から所定のデータ入力してコンピュータ処理するか、アナログ処理することも本発明に含まれる。
【0065】
図2aはエリス達の特許出願’039に記載のアルミニウム化ポリエステル基板(DRL)を用いて第1図の静電ステーション2で行なわれる帯電/トナー処理段階の詳細図である。
【0066】
図3は静電気ステーション2で行なわれるトナー処理装置の詳細で、トナーとしてシアンを使用した場合を示している。
【0067】
図4は、静電トナー法または「粘着表面」トナー法を用いた本発明のLAT画像化フィルムのオンディマンド製造方法をコンピュータ制御、その他のオートメーションで行う装置と、その下流側で行われるトナー済み基板の画像化処理および画像化済みレセプタ要素の最終処理とを示すブロック図である。
【0068】
この実施例では、適当な基板(例えば金属側に感光性ポリマーが塗布された金属化ポリエステルベースのシート状またはロール状のドナー要素)20がその供給源から調製ステーション21へ送られる。金属化ポリエステルベースを静電帯電する(第1図、第2図aの実施例と同様)か、当業者に周知の方法(第2図bに詳細に図示)で感光性ポリマーコーティングを絨毬状に紫外線露光して乾式トナーが付着できるような粘着表面を成形する。
【0069】
調製ステーション21でコンディショニングされた基板は次にオートメーション化されたトナー処理ステーション22へ送られて、液体または乾式の所定量の適当なトナーがコンディショニングされた基板表面全体に塗布される。トナーは例えば通常の黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアニン(C)または黒色(K)のトナーでよく、あるいは「特殊」と表示した「特別注文」のトナーでもよい。
【0070】
こうして得られた複合画像化フィルムは、ロール形状の場合にはシート状に切断した後、耐久性を上げ、ハンドリング時の破損を防止するために、必要に応じて、第1図の実施例と同様な安定化ステーション23でドナー基板にトナーを溶融させた後、レーザ画像化装置24へ送られる。
【0071】
レーザ画像化装置24では、複合画像化フィルムがレセプタ要素貯蔵器25から供給される所定のレセプタ要素と自動的に位置合わせされで取付けられ、適当なLAT書込み装置によってレーザ照射して、所定の情報パターンを複合画像化フィルム上に形成する。すなわち、複合画像化フィルムのレーザ照射アブレーショントップコートの露光領域で所定のアブレーション量がレセプタ要素上ヘ転写するのに十分な強度のレザーを照射する。この画像化が終った後、ドナー画像化フィルムを画像化済みのレセプタ要素から分離すると、ポジティブ画像とネガティブ画像とが得られる。用途によっては画像化済みのレセプタ要素を出口側画像溶融器26を通すことによって転写された画像化コーティングをレセプタ要素により安全に固定する。こうして得られた画像化製品は、上記のフォレイ達の米国特許やエリス達の米国特許出願に記載のように、例えば校正刷りや印刷、製版、医学画像等として利用できる。
【0072】
また、図1で示したように、「使用済み」フィルムすなわち画像化済みドナー要素をトナー再循環ステーション27で処理して転写されなかったトナーを回収し、トナーステーション22で再利用し、ポリエステル再利用ステーション28でポリエステル基板を回収・再利用することもできる。また、複合フィルム上に残った画像をステーション29で溶融し、例えばステーション30でマスキングフィルム製品を得る。あるいは、画像化済みフィルムを別のレセプタ要素31と位置合わせして取付け、残っている画像化されなっかたトップコートをそのレセプタ要素31上へ転写され、好ましくは溶融して、画像化製品32を得ることもできる。
【0073】
図5は、レーザ画像化装置24での画像化工程を含む本発明のLAT画像フィルムのオンディマンド製造の別のコンピュータ制御装置またはCPU装置(ラスター(Raste
r image)プロセッサ−RIP)を示すブロック図である。
【0074】
この実施例では、金属化したポリエステルベースがドナー源20からロール形状で供給され、コンディショニングステーション21で静電帯電された後、専用のトナー付けステーション22へ前進する。このトナー付けステーション22には各種の着色トナー、例えば黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)のトナーを乗せた回転式コンベアが設けられている。データ入力すると回転式コンベアによって所望の特定の色(トナー)が自動的に提供されて、基板の逆帯電表面全体にその色が塗布される。ロール状のトナー基板を用いた場合には、このトナーカートリッジ回転コンベアが自動的に選択した色を所定の順番で付ける手段になる。シート状のトナー基板を用いた場合には、複数のシート/帯電/トナー処理ステーションでドナー要素を処理した後、書込み装置へ送る。
【0075】
また、フォレイ達/エリス達の特許に記載の赤外線スペクトルに近い領域に吸収帯を有するLAT画像化フィルムも提供できるということは理解できよう。
【0076】
以上、本発明を「オンディマンド」または「オンライン」について記載したが、適当な基板をトナー処理して得られる本発明のLAT画像化フィルムは必すしもその場で即座に画像化する必要はなく、トナー処理済みのフィルムを使用時まで貯蔵することもできる。この場合には、ハンドリングまたは貯蔵中に起きる危険のある破損に対する対策として、少なくとも除去可能なトップコートを部分的に溶融して安定化するのが好ましい。
【0077】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
【実施例】
【0078】
(実施例1(トナー付きドナー要素の製造))
片面に30Åのアルミニウム真空蒸着層を有する3.6ミルのポリエステルシートを、市販の液体シアントナー(ヒューレットパッカード(Hewlett Packard)社製)タンク中に入れ、陰極の投目をするアルミニウム層と平行な銅プレート陽極との間に所定時間(10〜45秒)、直流電位差を1kVに維持して加えて、基板に特定密度でトナーを付けた。得られたトナー付きドナー要素をトナー浴から取り出し、空気乾燥した。
【0079】
全色レーザアブレーショントランスファー画像の形成に必要な他の3つのマゼンタ、黄および黒のトナーを用いて上記プロセスを繰り返して、レセプタ要素に最終的にこれらを有するドナー要素を形成した。
【0080】
(実施例2(レーザアブレーション転写画像化))
クロスフィルード ダトラックス(Crosfleld Datrax)765ファクシミリ装置を使用してLAT画像化を行った。書込み装置では16ワットのNd:YAGレーザ(1,064nm)を使用し、画像化照射はフィルム面の25μmの直径点で6〜8ワットにした。
【0081】
上記でトナー付けしたドナーシートをダトラックス(Datrax)画像トランスポットトラック上に装着した紙のレセプタシートにトナー側を対向させて配置した。レーザ書込みは真空(例えば26 in Hg)に維持したドナーおよびレセプタに8ワット(フィルム面で)で1インチ当たり1,200本で行った。
【0082】
各種の色のトナーに合せて色分離したデジタル画像データファイルを用いて、さらにレーザ書込みして、最終的に一枚の共通紙レセプタシート上に全色の画像を生成した。
【0083】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明の範囲を逸脱することなく、種々変更、置換、削除が可能であることは当業者には明らかであろう。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】図1は本発明のLAT画像化フィルムのオンディマンド製造と直ぐ下流での画像化とを示す概念的ブロック図である。
【図2】図2a、図2bは本発明のLAT画像化フィルムの2つの好ましい実施例の概念図である。
【図3】図3は本発明のLAT画像化フィルムのオンディマンド製造用の特殊トナー装置の横断面図である。
【図4】図4は本発明のLAT画像化フィルムのオンディマンド製造と直ぐ下流での画像化とを示す他の実施例の概念的ブロック図である。
【図5】図5は本発明のLAT画像化フィルムのオンディマンド製造と、その下流での画像化とを示すコンピュータ制御システムの別の概念的ブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持基板と、この支持基板とほぼ同じ広がりを有するレーザ照射で除去可能な非連続フィルムのトップコートとを有する複合LAT画像化フィルムにおいて、非連続フィルムの除去可能なトップコートがコントラスト画像を得るのに必要な量のトナー粒子で構成されることを特徴とする複合LAT画像化フィルム。
【請求項2】
支持基板と、この支持基板とほぼ同じ広がりを有する少なくとも1つの中間動的放出層と、この中間動的放出層とほぼ同じ広がりを有するレーザ照射で除去可能な非連続フィルムのトップコートとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項3】
非連続フィルムの除去可能なトップコートがレーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項4】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料で構成される請求項3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項5】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが非画像化レーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項6】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが少なくとも1種の近赤外レーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項7】
非アブレーション感光コントラスト画像化材料が着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物で構成される請求項4に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項8】
非アブレーション感光コントスラト画像化材料が黄、マゼンタまたはシアン染料または顔料で構成される請求項4に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項9】
支持基板がガラス、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリスチレンまたはセルロース化合物で構成される請求項3に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項10】
少なくとも1つの動的放出層が金属、金属酸化物または金属硫化物薄膜で構成される請求項2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項11】
少なくとも1つの動的放出層が有機材料で構成される請求項2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項12】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料で構成される請求項2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項13】
非連続フィルムの除去可能なトップコートがレーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項14】
支持基板はポリエステル基板で構成され、少なくとも1つの動的放出層が薄い金属膜で構成される請求項2に記載の複合LAT画像化フィルム。

【請求項15】
非連続フィルム除去可能なトップコートが少なくとも1つの近赤外レーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項13に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項16】
非アブレーション感光コントラスト画像化材料が着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物で構成される請求項4に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項17】
非アブレーション感光コントラスト画像化材料が黄、マゼンタまたはシアン染料または顔料で構成される請求項12に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項18】
支持基板がガラス、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリスチレンまたはセルロース化合物で構成される請求項2に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項19】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが黒色体レーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項20】
支持基板をトナー処理してその上にコントラスト画像化量のトナー粒子で構成されるレーザで除去可能な非連続フィルムのトップコートを形成することを特徴とする請求項1に記載の複合LAT画像化フィルムの製造方法。
【請求項21】
支持基板をオンディマンドでトナー処理する請求項20に記載の方法。
【請求項22】
請求項1に記載の複合LAT画像化フィルムからそれに位置合わせして隣接して配置したレセプタ要素へ情報のコントラストパターンを転写する方法において、
画像化フィルムのレーザで除去可能な非連続フィルムのトップコートの画像状に露光された領域のアブレーション部分が転写されるのに十分な強度で、情報パターンに沿ってLAT画像化フィルムを画像状にレーザ照射してトップコートをレセプタ要素上へ転写することを特徴とする情報パターンの転写方法。
【請求項23】
請求項1に記載の複合LAT画像化フィルムからそれに位置合わせして隣接したレセプタ要素へ情報のコントラストパターンを転写する方法において、
支持基板をオンディマンドでトナー処理して、レーザで除去可能な非連続フィルムトップコトを形成すると同時に、こうして得られた画像フィルムをレセプタ要素に位置合わせし、レセプタ要素上に画像化フィルムのレーザで除去可能な非連続フィルムのトップコートの画像状に露光される領域をアブレーション転写を行うのにに十分な強度で、情報のパターンに応じてLAT画像化フィルムを画像状にレーザ照射し、それによってトップコートを情報パターン状に転写させることを特徴とする方法。
【請求項24】
支持基板をオン−ディマンドでトナー処理すると同時に画像状にレーザをオンラインで照射する請求項23に記載の方法。
【請求項25】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが、レーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項14に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項26】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料で構成される請求項25に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項27】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが非画像化レーザ吸収剤/感光剤で構成される
請求項25に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項28】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが少なくとも1種の近赤外レーザ吸収剤/感光剤で構成される請求項25に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項29】
非アブレーション感光コントラスト画像化材料が着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物で構成される請求項26に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項30】
非アブレーション感光コントラスト画像化材料が黄、マゼンタまたはシアン染料または顔料で構成される請求項26に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項31】
非連続フィルムの除去可能なトップコートが画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料を含む、請求項1に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項32】
前記非アブレーション感光コントラスト画像化材料が、着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物を含む、請求項31に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項33】
前記非アブレーション感光コントラスト画像化材料が、黄染料、マゼンタ染料またはシアン染料または顔料を含む、請求項31に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項34】
前記非アブレーション感光コントラスト画像化材料が、画像化量の非アブレーション感光コントラスト画像化材料を含む、請求項13に記載の複合LAT画像化フィルムであって、
【請求項35】
前記非アブレーション感光コントラスト画像化材料が、着色剤、紫外線または赤外線吸収材料、磁性材料、ポリマー材料、蛍光材料、導体材料またはこれらの混合物を含む、請求項34に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項36】
前記非アブレーション感光コントラスト画像化材料が、黄染料、マゼンタ染料またはシアン染料または顔料を含む、請求項34に記載の複合LAT画像化フィルム。
【請求項37】
前記支持基板がポリエステルフィルムを含む、請求項1に記載の複合LAT画像化フィルム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−21522(P2006−21522A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−134691(P2005−134691)
【出願日】平成17年5月2日(2005.5.2)
【分割の表示】特願平6−512460の分割
【原出願日】平成5年11月17日(1993.11.17)
【出願人】(501236490)ラトラン テクノロジーズ エルエルシー (3)
【Fターム(参考)】