説明

PLLロック検出回路および半導体装置

【課題】高精度のPLLロック検出信号を得るとともに、平滑回路を削除することができるPLLロック検出回路を提供する。
【解決手段】本発明に係るPLLロック検出回路は、PLL回路において、誤ってロック判定することなく、安定したロック状態においてロック判定とアンロック判定の両方を同時に行うことにより、確実なロック判定を行う。PLLロック状態が数H連続して継続しているかどうかの検出を行う連続性検出部と、PLLアンロック状態が数H連続して継続しているかどうかの判定行う連続性検出部を備え、これら連続性検出部によってPLLのロック状態が同時に検出され、その検出結果を保持するR−Sラッチ部を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、PLL回路の位相状態を検出する技術に関し、特にPLLロック検出回路および半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、映像信号の水平同期信号(あるいは複合同期信号)に同期したVCO(電圧制御型発振回路)を備える映像表示システムにおいて、PLLロック検出回路は図7に示したような平滑回路部700を必要とするものであった。したがって、集積化に際して、外付け端子及び、外付け部品(平滑用の容量)が必要となるという欠点と、PLLロック検出判定レベルが、バラツキの影響を受けるという欠点があった。
【0003】
この平滑回路を削除しようとした従来例として、特開平5−22130号公報(特許文献2)があるが、PLLロックおよびアンロック状態の判定において、デジタル回路として、安定した、確実なロック判定に難点があった。つまりPLLがロックしている状態からロックが外れ、再び位相を合わせようとする動作において、被同期信号(内部VCOの1/N分周出力)が同期信号(基準信号、たとえば映像信号の水平同期入力信号)に収束中に位相が一致する点を通過する。このため、誤ったロック判定を出力するという欠点があった。
【0004】
また、PLLロックおよびアンロック状態の移行に際し、誤ってロック判定することなく安定したロック判定ができるとした従来例として、特開平1−231430号公報(特許文献1)がある。この提案は、ロック検出のための条件として、ロック状態が一定時間(カウンタが一定値をカウントする時間で設定)継続することでロック検出している。しかし、位相比較信号と被比較信号の位相差が少しずれただけでアンロック検出となってしまうという欠点があり、この欠点を補うために積分回路が設けられている。したがって、外部端子は必要ないものの、平滑回路を必要とするものであった。
【特許文献1】特開平1−231430号公報
【特許文献2】特開平5−22130号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
平滑回路を使う従来のPLL検出回路のブロック図を、図7に示す。また、図7における各ブロックの回路構成を示す回路図を、図8に示す。図7における従来のPLL検出回路は、PLL部100pと、ウインド作成部400と、論理ゲート部500と、チャージポンプ部600と、平滑回路部700と、シュミット回路800とを備える。
【0006】
PLL部100pは、映像信号の複合同期信号(あるいは水平同期信号)SYNpを基準信号として入力し、被比較信号DEVp(VCO(電圧制御発振器)11pの1/N分周器12p出力)を作成する。ウインド作成部400は、被比較信号DEVpのタイミングエッジに対応したウインド信号WNを作成する。論理ゲート部500は、水平同期信号SYNpとウインド信号WNとの位相関係において、水平同期信号SYNpがウインド信号WNの中にある場合、PLLロック充電信号CHを出力し、水平同期信号SYNpがウインド信号WNの外にある場合、PLLアンロック放電信号DIを出力する。
【0007】
チャージポンプ部600は、PチャネルMOSトランジスタ61とNチャネルMOSトランジスタ62で構成され、それぞれPLLロック充電信号CHとPLLアンロック放電信号DIによりオン/オフされ、PLL検出充放電信号CDを出力する。平滑回路部700は、PLL検出充放電信号CDを平滑し、平滑化電圧LVを出力する。シュミット回路800は、平滑化電圧LVを波形整形して、PLLロック検出信号DLKpを出力する
【0008】
ウインド信号WNに水平同期信号SYNpが含まれている場合をPLLロック状態とし、ウインド信号WNに水平同期信号SYNpが含まれていない場合をPLLアンロック状態とするとともに、シュミット回路800の閾値により、PLLロック状態とPLLアンロック状態の切り替えレベルを設定している。
【0009】
また、PLL部100pの位相比較用の基準信号として複合同期信号SYNpが入力される場合、切れ込みパルス及び等価パルスでの位相比較によるPLLの誤動作を防止する必要がある。このため、垂直帰線期間すなわち垂直ブランキング期間に垂直ブランキング信号BLKpをPLL部100pへ入力し、PLL部100pの動作を停止させている。そしてこの同じ垂直ブランキング信号BLKpを論理ゲート部500にも入力し、チャージポンプ部600へのPLLロック充電信号CHとPLLアンロック放電信号DIを、垂直ブランキング期間で停止させている。
【0010】
図8には、PLL部100pの内部構成も示される。PLL部100pは、VCO11pと、分周器12pと、位相比較器13pと、チャージポンプ14pと、平滑回路(ループフィルタ)15pとを備える。
【0011】
分周器12pは、VCO11pの出力クロック信号を1/N分周して被比較信号DEVpを出力する。位相比較器13pは、複合同期信号SYNpを基準信号として、被比較信号DEVpと比較し、進相誤差信号UPpと遅相誤差信号DNpを出力する。チャージポンプ14pは、進相誤差信号UPpと遅相誤差信号DNpを入力し、ポンプ電流信号CPpを出力する。平滑回路15pは、ポンプ電流信号CPpを入力し、平滑化して平滑化電圧信号EVpを出力し、VCO11pにフィードバックする。
【0012】
図8には、従来の平滑回路部700を使用するPLLロック検出部1000pの論理ゲート部500と、チャージポンプ部600の回路構成も示している。図9は、PLL部100pにおける位相比較器13pの回路図である。図9の位相比較器13pでは、垂直ブランキング信号BLKpのロー期間に、進相誤差信号UPpと遅相誤差信号DNpが非活性となる。この場合、ポンプ電流信号CPpはハイインピーダンスとなり、平滑回路15p(ループフィルタ)の電圧は保持される。これにより、VCO11pは、垂直ブランキング期間の間、垂直ブランキング直前の状態を継続できる。
【0013】
図10は、位相比較器13pの動作を示す動作波形図である。複合同期(水平同期)信号SYNpの幅の期間を位相比較期間とし、被比較信号DEVpのローレベルと複合同期信号SYNpの幅の重なり期間を、NANDゲート132により進相誤差信号UPpとする。また、被比較信号DEVpのハイレベルと複合同期信号SYNpの幅の重なり期間を、ANDゲート133により遅相誤差信号DNpとする。進相誤差信号UPpと遅相誤差信号DNpは、チャージポンプ14pにより、ポンプ電流信号CPpとなり、平滑回路15pにより平滑化電圧信号EVpを得る。
【0014】
以上のように構成された従来のPLLロック検出回路の動作を、図11の動作波形図で説明する。時点t1で入力される複合同期信号SYNpは、ウインド信号WNの幅(ハイ期間)の間に入力されるので、論理ゲート部500のNAND52は、PLLロック充電信号CH(負極性)を出力する。PLLロック充電信号CHは、チャージポンプ部600のPチャネルMOSトランジスタ61をオンさせ、平滑回路(平滑容量)部700を充電する。
【0015】
同様に時点t2、時点t3でも複合同期信号SYNpは、ウインド信号WNの幅(ハイ期間)の間に入力されるので、平滑回路(平滑容量)部700は充電されつづけるとともに、平滑化電圧LVは徐々に上昇する。その結果、時点t3では、平滑化電圧LVはシュミット回路800の閾値(スレッシュレベル)THを超え、シュミット回路800は、PLLロック検出端子30pに出力するPLLロック検出信号DLPpを、ローからハイにする。すなはち、PLL部100pがロック状態に入ったことが、検出された。時点t4では平滑回路部700がさらに充電される。
【0016】
時点t5では、複合同期信号SYNpは、ウインド信号WNのハイ期間とロー期間にまたがって入力されている。複合同期信号SYNpのハイ期間とウインド信号WNのハイ期間の重なり期間は、時点t1から時点t4までと同様に、PLLロック充電信号CHが得られる。また、複合同期信号SYNpのハイ期間とウインド信号WNのロー期間の重なり期間では、PLLアンロック放電信号DI(正極性)が、論理ゲート部500のAND53から出力される。これにより、チャージポンプ部600のNチャネルMOSトランジスタ62がオンし、平滑回路(平滑容量)部700が放電することになる。
【0017】
時点t6では、複合同期信号SYNpは、全期間(ハイ期間)がウインド信号WNのロー期間に入力されるので、平滑回路部700はPLLアンロック放電信号DIの期間(複合同期信号SYNpのハイ期間)の間、放電される。同様に時点t7、時点t8でも、複合同期信号SYNpは、ウインド信号WNのロー期間の間に入力されるので、平滑回路(平滑容量)部700は放電されつづけるとともに、平滑化電圧LVは徐々に下降する。その結果、時点t8では、平滑化電圧LVはシュミット回路800の閾値(スレッシュレベル)電圧THより低くなり、シュミット回路800は、PLLロック検出端子30pに出力するPLLロック検出信号DLPpを、ハイからローにする。すなはち、PLL部100pがロック状態から外れ、アンロック状態に入ったことが、検出された。
【0018】
以上のように動作する従来のPLLロック検出回路は、平滑回路を必要とするので、集積回路化に際して、外付け端子および外付け部品が必要になるという欠点があり、また判定レベルのばらつきの影響を受けるという欠点があった。
【0019】
本発明の目的は、高精度のPLLロック検出信号を得るとともに、平滑回路を削除することができるPLLロック検出回路および半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上述の目的を達成するために、本発明に係るPLLロック検出回路は、所定周期を有し、論理レベルが変化する基準信号の位相に同期した信号を生成するPLL回路において、位相状態を検出するPLL同期検出回路であって、基準信号と被比較信号とを比較し、比較結果信号を生成する位相比較手段と、比較結果信号を平滑化し、平滑化信号を生成する平滑手段と、平滑化信号の大きさに基づいて、所定周期に大略同等な周期を有するように被比較信号を生成する発振手段と、基準信号と被比較信号のうち、一方の信号の一周期内の特定時点における他方の信号の論理レベルに基づいて、位相状態を検出し、位相状態信号を生成する位相状態検出手段と、を有することを特徴としている。
【0021】
また、本発明に係る半導体装置は、上述したPLL同期検出回路において、前記位相状態検出手段を半導体チップで構成したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係るPLLロック検出回路は、ロック判定とアンロック判定の両方を同時に行うことにより、確実なロック判定を行うことができる。また、ロック判定もアンロック判定も、PLLの位相状態の連続性により判定するので、誤ることなく安定した検出判定が可能となる。しかも平滑回路の削減によって、外付け端子および外付け部品を削減することができるため、集積回路化も容易に行え、極めて有効な結果を呈する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態に関するいくつかの例について、図面を参照しながら説明する。説明する。なお、図面において、実質的に同一の構成、動作、および効果を表す要素については、同一の符号を付す。また、以下において記述される数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示したものであり、本発明は例示された数字に制限されない。また、ハイやローで表される論理レベルについても、本発明を具体的に説明するために例示したものであり、本発明は例示された論理レベルに制限されない。
(実施の形態1)
【0024】
図1は、本発明のPLLロック検出回路における実施の形態1を示すブロック図である。図2Aは、図1における各ブロックの回路構成を示す回路図である。実施の形態1は、PLL部100とPLLロック検出部1000を備え、PLLロック検出部1000は、ロック/アンロック検出部200と検出結果ラッチ部300を備える。複合同期信号SYNと垂直ブランキング信号BLKが、PLL部100とPLLロック検出部1000にともに入力され、さらにPLL部100内部の位相比較器13に入力する被比較信号DEVが、複合同期信号SYNのサンプリング用として、PLLロック検出部1000に入力される。
【0025】
実施の形態1のPLLロック検出回路は、PLL部100の位相状態を検出する。垂直ブランキング信号BLKは、所定期間を表す意味で所定期間信号とも呼ばれ、所定期間信号生成部2100において生成される。
【0026】
PLL部100は、映像信号の複合同期信号(あるいは水平同期信号)SYNのように、所定周期を有し、論理レベルが変化する基準信号を入力し、基準信号の位相に同期する被比較信号DEV(VCO(電圧制御発振器)11の1/N分周器12出力)を作成する。被比較信号DEVは、基準信号の所定周期に大略同等な周期を有する。
【0027】
また、PLL部100の位相比較用の基準信号として複合同期信号SYNが入力される場合、切れ込みパルス及び等価パルスでの位相比較によるPLLの誤動作を防止する必要がある。このため、垂直帰線期間すなわち垂直ブランキング期間に垂直ブランキング信号BLKをPLL部100へ入力し、垂直ブランキング期間内ではPLL部100の動作を停止させる。
【0028】
図2Aには、PLL部100の内部構成も示される。PLL部100は、VCO11と、分周器12と、位相比較器13と、チャージポンプ14と、平滑回路(ループフィルタ)15とを備える。VCO11および分周器12は、発振部を構成する。位相比較器13およびチャージポンプ14は、位相比較部を構成する。平滑回路15は、平滑部とも呼ばれる。
【0029】
分周器12は、VCO11の出力クロック信号を1/N分周して被比較信号DEVを出力する。位相比較器13は、複合同期信号SYNを基準信号として、被比較信号DEVと比較し、進相誤差信号UPと遅相誤差信号DNを出力する。チャージポンプ14は、進相誤差信号UPと遅相誤差信号DNを入力し、ポンプ電流信号CPを出力する。平滑回路15は、ポンプ電流信号CPを入力し、平滑化して平滑化電圧信号EVを出力し、VCO11にフィードバックする。ポンプ電流信号CPは比較結果信号とも呼ばれ、平滑化電圧信号EVは平滑化信号とも呼ばれる。
【0030】
図2Bは、PLL部100における位相比較器13の回路図である。図2Bの位相比較器13では、垂直ブランキング信号BLKのロー期間に、進相誤差信号UPと遅相誤差信号DNが非活性となる。この場合、ポンプ電流信号CPはハイインピーダンスとなり、平滑回路15(ループフィルタ)の電圧は保持され、VCO11は垂直ブランキング期間の間、垂直ブランキング直前の状態を継続する。
【0031】
図2Cは、位相比較器13の動作を示す動作波形図である。複合同期(水平同期)信号SYNの幅の期間を位相比較期間とし、被比較信号DEVのローレベルと複合同期信号SYNの幅の重なり期間を、NANDゲート132により進相誤差信号UPとする。また、被比較信号DEVのハイレベルと複合同期信号SYNの幅の重なり期間を、ANDゲート133により遅相誤差信号DNとする。進相誤差信号UPと遅相誤差信号DNは、チャージポンプ14により、ポンプ電流信号CPとなり、平滑回路15により平滑化電圧信号EVを得る。
【0032】
このように、被比較信号DEVの立ち上がりエッジが複合同期信号SYNのハイレベル期間内にある場合、平滑化電圧信号EVは、VCO11の出力クロック信号がほぼ一定になるように、上下する。すなわちこの場合、PLL部100はロック状態(PLLロック状態)にある。また、このようなロック状態は、仮ロック状態(PLL仮ロック状態)とも呼ばれる。さらに、被比較信号DEVの立ち上がりエッジが複合同期信号SYNのハイレベル期間内に無い場合、PLL部100はアンロック状態(PLLアンロック状態)にある。また、このようなアンロック状態は、仮アンロック状態(PLL仮アンロック状態)とも呼ばれる。
【0033】
次に、PLLロック検出部1000を構成するロック/アンロック検出部200と検出結果ラッチ部300の内部回路構成について説明する。ロック/アンロック検出部200は、PLLロック連続性検出部22およびPLLアンロック連続性検出部23と、インバータ21と、NANDゲート24と、NANDゲート25とを備える。
【0034】
インバータ21は、複合同期信号SYNの正転信号SYNを入力し、反転信号ISYNを出力する。PLLロック連続性検出部22とPLLアンロック連続性検出部23は、垂直ブランキング信号BLKによりリセットされ、PLL部100内部の位相比較器入力信号を表す被比較信号DEVを共通のサンプリングクロックとして、複合同期信号SYNの正転信号SYNと反転信号ISYNをそれぞれサンプリングする。NANDゲート24は、PLLロック連続性検出部22の非反転出力を表すPLL連続ロック信号SLKと、PLLアンロック連続性検出部23の反転出力を表すPLLロック信号LKとの否定論理積により、PLLロック検出セット信号SETを出力する。NANDゲート25は、PLLロック連続性検出部22の反転出力を表すPLLアンロック信号ULと、PLLアンロック連続性検出部23の非反転出力を表すPLL連続アンロック信号SULとの否定論理積により、PLLロック検出リセット信号RSTを出力する。
【0035】
検出結果ラッチ部300は、各NANDゲート31、32で構成されるR−Sラッチを備える。各NANDゲート31、32は、互いに一方の出力端子を他方の入力端子に接続する。また、NANDゲート31、32の入力端子に、PLLロック検出セット信号SETとPLLロック検出リセット信号RSTをそれぞれ入力する。R−Sラッチを構成するNANDゲート31、32の一方の出力端子は、PLLロック検出信号出力端子30に接続される。
【0036】
図3は、PLLロック連続性検出部22の内部回路構成を示す回路図である。PLLロック状態は、Hを一水平同期信号の周期として、3Hの期間におけるPLL仮ロック状態の連続性により判定されるとする。PLLロック連続性検出部22は、各フリップフロップ(FFと略す)221、222、223と、各ANDゲート224、225とを備える。
【0037】
各FF221、222、223は、垂直ブランキング信号BLKによりリセットされ、クロック入力端子に被比較信号DEVが入力される。ANDゲート225は、出力端子がFF223のD入力端子に接続され、一方の入力端子がFF222の非反転出力端子に接続され、他方の入力端子がFF222のD入力端子に接続される。ANDゲート224は、出力端子がFF222のD入力端子およびANDゲート225の他方の入力端子に接続され、一方の入力端子がFF221の非反転出力端子に接続され、他方の入力端子がFF221のD入力端子および複合同期信号入力端子10に接続される。
【0038】
PLLロック連続性検出部22は、FF223の非反転出力端子からPLL連続ロック信号SLKを出力し、FF223の反転出力端子からPLL連続アンロック信号SULを出力する。PLLアンロック連続性検出部23の構成は、図3におけるPLLロック連続性検出部22の構成と基本的には同等であるが、PLLロック連続性検出部22の場合、複合同期信号入力端子10に入力される複合同期信号SYNの正転信号SYNを用いるのに対して、PLLアンロック連続性検出部23の場合、インバータ21による複合同期信号SYNの反転信号ISYNを用いることが異なる。
【0039】
図4は、PLLロック連続性検出部22の主な信号の動作を示す動作波形図である。被比較信号DEVは、PLL部100の1/N分周器12の出力信号であって、位相比較器13に入力される被比較信号となる信号を表すとともに、PLLロック連続性検出部22とPLLアンロック連続性検出部23を構成する各FF221、222、223のクロック信号を表す。PLLロック検出部1000のロック/アンロック検出部200を構成するPLLロック連続性検出部22とPLLアンロック連続性検出部23は、その検出の閾値となる仮ロック状態の連続性(Hの数)について、ともにプログラマブルにレジスタによって設定されても良い。
【0040】
時点t1において複合同期信号SYNのハイ期間に、被比較信号DEVの立ち上がりエッジがあり、図2Cで説明したようにPLL部100のロック状態(仮ロック状態)になっている。FF221は、被比較信号DEVの立ち上がりタイミングで、複合同期信号SYNのハイレベルを取り込み、非反転出力221Qはローからハイへ移行する。時点t2から時点t4までは、同様に被比較信号DEVの立ち上がりエッジが複合同期信号SYNの幅(ハイ期間内)に入っているので、PLL部100はロック状態にある。
【0041】
複合同期信号SYNがハイでかつFF221の非反転出力(Q出力)もハイなので、時点t2では、FF222の非反転出力222Qはローからハイへ移行する。同様に時点t3では、FF223の非反転出力を表すPLL連続ロック信号SLKがローからハイへ移行するので、PLL仮ロック状態が3H連続していることが検出できる。時点t4では、被比較信号DEVの立ち上がりエッジが複合同期信号SYNの幅(ハイ期間内)に入っているので、PLLはロック状態であるが、PLLロック連続性検出部22の内部動作は変化しない。PLL連続ロック信号SLKがハイ状態の場合、ロック状態は真ロック状態(PLL真ロック状態)とも呼ばれる。すなわち、PLLロック連続性検出部22は、真ロック状態において、PLL連続ロック信号SLKを生成する。
【0042】
次に時点t5では、被比較信号DEVの立ち上がりエッジが複合同期信号SYNの幅(ハイ期間内)に入っていない。FF221、FF222、およびFF223のD入力がローの状態において、被比較信号DEVの立ち上がりが到来する。このため、FF221、FF222、およびFF223の非反転出力はハイからローレベルへ復帰し、PLL連続ロック信号SLKもハイからローへ同様に移行する。すなわち、PLL部100は仮アンロック状態になる。また、時点t9から時点t10の間に入力される垂直ブランキング信号BLKにより、FF221、FF222、およびFF223はリセットされる。
【0043】
同様に、PLLアンロック連続性検出部23は、複合同期信号SYNの反転信号を図2Aのインバータ21を介して入力する。PLL連続ロック信号SLKがローレベルになると同時に仮アンロック状態になり、仮アンロック状態が3H連続するとPLL連続アンロック信号SULがローからハイレベルになる。すなわち、仮アンロック状態が3H連続していることが検出される。PLL連続アンロック信号SULがハイ状態の場合、アンロック状態は真アンロック状態(PLL真アンロック状態)とも呼ばれる。すなわち、PLLアンロック連続性検出部23は、真アンロック状態において、PLL連続アンロック信号SULを生成する。
【0044】
つまり、PLL部100が真ロック状態の場合、PLL連続ロック信号SLKとPLLロック信号LKはともにハイとなるので、図2AにおけるPLLロック検出セット信号SETはローとなる。一方、PLL部100が真アンロック状態の場合、PLL連続アンロック信号SULとPLLアンロック信号ULはともにハイとなるので、PLLロック検出リセット信号RSTはローとなる。
【0045】
したがって、PLL部100が真ロック状態の場合、PLLロック検出セット信号SETは継続して出力されるが、PLLロック検出リセット信号RSTは出力されない。また、PLL100が真アンロック状態の場合、PLLロック検出リセット信号RSTは継続して出力されるが、PLLロック検出セット信号SETは出力されない。
【0046】
このように構成されたロック/アンロック検出部200は、PLLロック検出セット信号SETとPLLロック検出リセット信号RSTを出力する。検出結果ラッチ部300は、2つの入力端子にPLLロック検出セット信号SETとPLLロック検出リセット信号RSTをそれぞれ入力し、PLLロック検出信号DLKを出力する。PLLロック検出部1000は位相状態検出部とも呼ばれ、PLLロック検出信号DLKは位相状態信号とも呼ばれる。すなわち、位相状態検出部1000は、PLL100において、位相状態を検出し、位相状態信号DLKを生成する。
【0047】
したがって、PLL部100が真ロック状態にある場合、被比較信号DEVの立ち上がりタイミングで、1回でも複合同期信号SYNのローレベルをサンプリングすると、PLL連続ロック信号SLKはローとなり、PLLロック検出セット信号SETはハイへ移行する。しかし、PLLロック検出信号DLKはハイのまま保持される。被比較信号DEVの立ち上がりタイミングで連続して3回、複合同期信号SYNがローである場合が到来することにより、PLLロック検出信号DLKはハイからローへ移行し、真アンロック状態になる。
【0048】
同様に、PLL部100が真アンロック状態である場合、被比較信号DEVの立ち上がりタイミングで1回でも複合同期信号SYNのハイレベルをサンプリングすると、PLL連続アンロック信号SULはローとなり、PLLロック検出リセット信号RSTはハイへ移行する。しかし、PLLロック検出信号DLKはローのまま保持される。被比較信号DEVの立ち上がりタイミングで連続して3回、複合同期信号SYNがハイである場合が到来することにより、PLLロック検出信号DLKはローからハイへ移行し、真ロック状態になる。
【0049】
真ロック状態の開始時点から真アンロック状態の開始時点までをロック検出状態、とも呼び、真アンロック状態の開始時点から真ロック状態の開始時点までをアンロック検出状態、とも呼ぶ。PLLロック検出信号DLKがハイの場合、ロック検出状態を表し、PLLロック検出信号DLKがローの場合、アンロック検出状態を表す。このように検出結果ラッチ部300、あるいはPLLロック検出部1000は、PLL部100が、連続してロック状態を継続しているロック検出状態、または連続してアンロック状態を継続しているアンロック検出状態を判定して検出することができる。すなわち、位相状態検出部1000は、被比較信号DEVの立ち上がりタイミングにおける複合同期信号SYNの論理レベルが同一レベルである位相状態を、複合同期信号SYNの連続する3回の周期にわたって検出した場合、位相状態信号DLKを生成する。
【0050】
以上のように構成されたPLLロック検出部1000の主な動作波形を、図5に示す。図5の時点t1から時点t4までは、被比較信号DEVの立ち上がりが複合同期信号SYNの幅の期間(ハイ期間)にあり、PLL部100はロック状態にある。PLL連続ロック信号SLKは、3H目の時点t3でローからハイへ移行する。すなわち、PLL部100は真ロック状態になる。同時に、PLLロック検出セット信号SETが負極性で検出結果ラッチ部300をセットし、PLLロック検出信号DLKをローからハイへ移行させる。これにより、PLL部100はロック検出状態と判定される。
【0051】
時点t5では、被比較信号DEVの立ち上がりが複合同期信号SYNの幅の期間(ハイ期間)からはずれてロー期間にあり、PLL部100は仮アンロック状態に移行する。PLL連続ロック信号SLKは、ハイからローへ復帰している。同時に、PLLロック検出セット信号SETもハイに復帰するが、検出結果ラッチ部300は、PLLロック検出信号DLKをハイのまま保持している。
【0052】
その状態がその後2H連続した場合、時点t5から時点t7において被比較信号DEVの立ち上がりが、複合同期信号SYNの幅の期間(ハイ期間)から3H連続はずれてロー期間にあることになる。このため、時点t7近傍においてPLL連続アンロック信号SULがローからハイへ移行する。すなわち、PLL部100は真アンロック状態になる。同時に、PLLロック検出リセット信号RSTが負極性で検出結果ラッチ部300をリセットし、PLLロック検出信号DLKをハイからローへ移行させる。これにより、PLL部100はアンロック検出状態と判定される。
【0053】
また、時点t9近傍で入力される垂直ブランキング信号BLKにより、検出結果ラッチ部300はPLLロック検出信号DLKの論理レベルを保持し、映像信号の垂直ブランキング期間において、PLL部100のロック状態およびアンロック状態の検出を停止する。垂直ブランキング期間には、等価パルスや、切れ込みパルス、および垂直同期信号パルスのデューティ変化などがあり、PLLロック検出部1000は、ロック状態およびアンロック状態を誤判定する可能性がある。しかし、垂直ブランキング期間において検出を停止すれば、このような誤判定を防止することができる。垂直ブランキング期間におけるPLL部100のこのような状態を、PLL保持状態とも呼ぶ。
【0054】
実施の形態1のPLLロック検出回路において、PLLロック検出部1000は、一つの半導体チップで構成してもよい。この半導体チップは、さらに、PLL部100を含んでもよい。
【0055】
実施の形態1におけるPLLロック検出回路は、ロック判定とアンロック判定の両方を同時に行うことにより、確実なロック判定を行うことができる。また、ロック判定もアンロック判定も、PLLの位相状態の連続性により判定するので、誤ることなく安定した検出判定が可能となる。しかも平滑回路の削減によって、外付け端子および外付け部品を削減することができるため、集積回路化も容易に行え、極めて有効な結果を呈する。
【0056】
なお、PLL部100は、復号同期信号または水平同期信号に同期するとしたが、これらの同期信号によらず、実質的に周期的な信号であれば他のどのような信号であってもよい。
(実施の形態2)
【0057】
実施の形態2では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、実施の形態1と同等であるので、説明を省略する。
【0058】
図6Aと図6Bは、実施の形態2におけるそれぞれ連続性検出部22と連続性検出部23の回路図である。図2Aにおいて、連続回数設定部2000は、連続するN(Nは2以上の整数)回の回数を設定し、ロック連続回数信号XLKとアンロック連続回数信号XUKを生成する。ロック連続回数信号XLKとアンロック連続回数信号XUKは、図6Aと図6Bにおいて、入力端子210と入力端子220にそれぞれ入力される。
【0059】
選択部250は、ロック連続回数信号XLKに基づいて、連続性検出部22を構成するフリップフロップのうち初段のFF221を除く各フリップフロップのD入力端子に入力される信号、およびFF223のQ出力端子に出力される信号のうちいずれか一つを選択し、PLL連続ロック信号SLKを出力する。同様に、選択部260は、アンロック連続回数信号XUKに基づいて、連続性検出部23を構成するフリップフロップのうちFF231を除く各フリップフロップのD入力端子に入力される信号、およびFF233のQ出力端子に出力される信号のうちいずれか一つを選択し、PLL連続アンロック信号SULを出力する。
【0060】
このように構成することにより、実施の形態2の各連続性検出部22、23を用いたPLLロック検出部1000は、被比較信号DEVの立ち上がりタイミングにおける複合同期信号SYNの論理レベルが同一レベルである位相状態を、複合同期信号SYNの連続するN回の周期にわたって検出した場合、PLLロック検出信号DLKを生成する。これにより、真ロック状態または真アンロック状態に入ったかどうかの判定基準となる水平同期の連続回数Nが設定可能となり、実施の形態1に比べて、さらに自由度の高いPLLロック検出回路を提供できる。
【0061】
(実施の形態3)
【0062】
実施の形態3では、実施の形態1および2と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、実施の形態1および2と同等であるので、説明を省略する。
【0063】
図2Dは、実施の形態3におけるPLLロック検出回路の位相比較器の構成を示す回路図である。実施の形態1における図2Aの場合、PLLロック連続性検出部22とPLLアンロック連続性検出部23は、被比較信号DEVを共通のサンプリングクロックとして、複合同期信号SYNの正転信号SYNと反転信号ISYNをそれぞれサンプリングする。これに対して、実施の形態3における図2Dの場合、PLLロック連続性検出部22とPLLアンロック連続性検出部23は、複合同期信号SYNを共通のサンプリングクロックとし、被比較信号DEVの正転信号DEVと反転信号IDEVをそれぞれサンプリングする。
【0064】
デューティ比変更部22Aとデューティ比変更部23Aは、被比較信号DEVの正転信号DEVと反転信号IDEVのデューティ比をそれぞれ変更し、変更被比較信号DEV1と変更被比較信号IDEV1をそれぞれ生成する。PLLロック連続性検出部22とPLLアンロック連続性検出部23は、複合同期信号SYNを共通のサンプリングクロックとして、変更被比較信号DEV1と変更被比較信号IDEV1をそれぞれサンプリングする。このように、被比較信号DEVの正転信号DEVと反転信号IDEVのサンプリングする期間をともに調節することにより、PLL部100の位相状態を検出する精度を高めることができる。
【0065】
サンプリングクロックは、実施の形態1では被比較信号DEVであり、実施の形態3では複合同期信号(基準信号)SYNであった。また、サンプリングされる信号は、実施の形態1では複合同期信号(基準信号)SYNであり、実施の形態3では被比較信号DEVであった。実施の形態1または実施の形態3のいずれであっても、サンプリングクロックのサンプリング点は立ち上がりタイミング(立ち上がり時点)としていたが、立ち下がりタイミング(立ち下がり時点)であってもよく、また一般に、一方の信号の一周期内の特定タイミング(時点)において、他方の信号の論理レベルをサンプリングしてもよい。立ち上がり時点または立ち上がり時点を、エッジ時点とも呼ぶ。
【0066】
以上、実施の形態におけるこれまでの説明は、すべて本発明を具体化した一例であって、本発明はこれらの例に限定されず、本発明の技術を用いて当業者が容易に構成可能な種々の例に展開可能である。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明は、PLLロック検出回路および半導体装置に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】実施の形態1におけるPLLロック検出回路の構成を示すブロック図
【図2A】実施の形態1におけるPLLロック検出回路の各ブロックの構成を示す回路図
【図2B】実施の形態1におけるPLLロック検出回路の位相比較器の構成を示す回路図
【図2C】実施の形態1におけるPLLロック検出回路の位相比較器の動作波形図
【図2D】実施の形態3におけるPLLロック検出回路の位相比較器の構成を示す回路図
【図3】実施の形態1におけるPLLロック連続性検出部の構成を示す回路図
【図4】の実施の形態1におけるPLLロック連続性検出部の動作波形図
【図5】実施の形態1におけるPLLロック検出回路の動作波形図
【図6A】実施の形態2における連続性検出部の構成を示す回路図
【図6B】実施の形態2における連続性検出部の構成を示す回路図
【図7】従来のPLLロック検出回路の構成を示すブロック図
【図8】従来のPLLロック検出回路の各ブロックの構成を示す回路図
【図9】従来のPLLロック検出回路における位相比較器の構成を示す回路図
【図10】従来のPLLロック検出回路における位相比較器の動作波形図
【図11】従来のPLLロック検出回路の動作波形図
【符号の説明】
【0069】
10 複合同期信号入力端子
11 VCO
12 1/N分周器
13 位相比較器
14 チャージポンプ
15 平滑回路
21 インバータ
22 PLLロック連続性検出部
23 PLLアンロック連続性検出部
24、25 NANDゲート
30 PLLロック検出信号出力端子
31、32 NANDゲート
DEV 被比較信号
SLK PLL連続ロック信号
UL PLLアンロック信号
SUL PLL連続アンロック信号
LK PLLロック信号
SET PLLロック検出セット信号
RST PLLロック検出リセット信号
DLK PLLロック検出信号
100 PLL部
200 ロック/アンロック検出部
250、260 選択部
300 検出結果ラッチ部
1000 PLLロック検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定周期を有し、論理レベルが変化する基準信号の位相に同期した信号を生成するPLL回路において、位相状態を検出するPLL同期検出回路であって、
基準信号と被比較信号とを比較し、比較結果信号を生成する位相比較手段と、
比較結果信号を平滑化し、平滑化信号を生成する平滑手段と、
平滑化信号の大きさに基づいて、所定周期に大略同等な周期を有するように被比較信号を生成する発振手段と、
基準信号と被比較信号のうち、一方の信号の一周期内の特定時点における他方の信号の論理レベルに基づいて、位相状態を検出し、位相状態信号を生成する位相状態検出手段と、を有することを特徴とする、PLL同期検出回路。
【請求項2】
前記位相状態検出手段は、一周期内の特定時点における論理レベルが同一レベルである位相状態を、連続するN(Nは2以上の整数)回の周期にわたって検出した場合、位相状態信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載のPLL同期検出回路。
【請求項3】
前記位相状態検出手段は、
論理レベルが第1レベルの場合、位相状態がロック状態であることを検出するロック状態検出手段と、
論理レベルが第2レベルの場合、位相状態がアンロック状態であることを検出するアンロック状態検出手段と、
ロック状態が検出された時点と、アンロック状態が検出された時点との間の状態を表す位相状態信号を生成する位相状態信号生成手段と、を含むことを特徴とする、請求項2に記載のPLL同期検出回路。
【請求項4】
さらに、連続するN回の回数を設定し、連続回数信号を生成する連続回数設定手段を有し、
前記位相状態検出手段は、連続回数信号に基づいて、位相状態信号を生成することを特徴とする、請求項2に記載のPLL同期検出回路。
【請求項5】
さらに、所定期間を表す所定期間信号を生成する所定期間信号生成手段を有し、
前記位相状態検出手段は、所定期間信号に基づいて、所定期間の間、位相状態信号の論理レベルを保持することを特徴とする、請求項2に記載のPLL同期検出回路。
【請求項6】
前記位相状態検出手段は、被比較信号のエッジ時点における基準信号の論理レベルに基づいて、位相状態信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載のPLL同期検出回路。
【請求項7】
前記位相状態検出手段は、基準信号のエッジ時点における被比較信号の論理レベルに基づいて、位相状態信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載のPLL同期検出回路。
【請求項8】
前記位相状態検出手段は、
被比較信号のデューティ比を変更し、変更被比較信号を生成するデューティ比変更部を含み、
変更被比較信号の論理レベルに基づいて、位相状態信号を生成することを特徴とする、請求項7に記載のPLL同期検出回路。
【請求項9】
請求項1に記載のPLL同期検出回路において、前記位相状態検出手段を半導体チップで構成したことを特徴とする、半導体装置。
【請求項10】
さらに、前記位相比較手段と、前記平滑手段と、前記発振手段と、を半導体チップで構成したことを特徴とする、請求項9に記載の半導体装置。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−131353(P2008−131353A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−314246(P2006−314246)
【出願日】平成18年11月21日(2006.11.21)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】