説明

PSG検査用頭部装具及びPSG検査装置

【課題】ホームモニタリングに適したPSG検査装置を提供すること
【解決手段】PSG検査用頭部装具は、脳波電極と、眼電電極と、酸素飽和度センサとを具備する。脳波電極は、ユーザの脳波を取得する。眼電電極は、ユーザの眼電を取得する。酸素飽和度センサは、ユーザの酸素飽和度を取得する。さらに頤筋電を取得する頤筋電電極と、鼻口呼吸を取得する気流センサと、心電を取得する心電センサと、呼吸運動を取得する呼吸運動センサとを有するPSG検査用胸部装具とを具備するPSG検査装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、ユーザの睡眠状態の判定に利用される終夜睡眠ポリグラフを取得するためのPSG検査用頭部装具及びPSG検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
PSG(Polysomnography:終夜睡眠ポリグラフィ)検査は、睡眠状態をトータルに評価する検査であり、睡眠時無呼吸症候群の判定によく用いられる。具体的には、PSG検査は、脳波、眼電、頤筋電、酸素飽和度、鼻口呼吸、胸腹呼吸等の複数の測定項目を同時に実施することにより行われる。
【0003】
どの測定項目を測定すべきかは、例えば米国睡眠学会(AASM)によって、測定環境に応じてタイプ1(Standard Full PSG)、タイプ2(Comprehensive portable PSG)等のように規定されている。
【0004】
上記のようにPSG検査は測定項目が多岐に渡るため、病院等の専門設備において技師によって測定されることが想定されている。下記特許文献1あるいは特許文献2には、PSG検査の測定項目の幾つか測定するための測定装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−305258号公報
【特許文献2】特開2008−067892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記PSG検査を専門設備ではなく、自宅においてユーザ自身によって行う(ホームモニタリング)ことを可能とする測定装置が望まれている。特許文献1あるいは特許文献2に記載のようなの測定装置では、検査装置が大掛かりであり、又は測定項目が不足しているために、専門設備での測定が想定されている。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、ホームモニタリングに適したPSG検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係るPSG検査用頭部装具は、脳波電極と、眼電電極と、酸素飽和度センサとを具備する。
上記脳波電極は、ユーザの脳波を取得する。
上記眼電電極は、上記ユーザの眼電を取得する。
上記酸素飽和度センサは、上記ユーザの酸素飽和度を取得する。
【0009】
この構成によれば、PSG検査用頭部装具をユーザに装着することにより、脳波、眼電及び酸素飽和度の取得が可能となり、他の測定装置からの測定データと組み合わせて終夜睡眠ポリグラフ(PSG)の取得が可能となる。
【0010】
上記PSG検査用頭部装具は、ユーザの頭部に装着されるヘッドバンドを有し、上記脳波電極は上記ヘッドバンドによって上記ユーザの頭部の所定位置に配置され、上記眼電電極は上記ヘッドバンドによって上記ユーザのこめかみに配置され、上記酸素飽和度センサは上記ヘッドバンドによってユーザの額に配置されてもよい。
【0011】
この構成によれば、PSG検査用頭部装具をユーザに装着することにより、脳波電極、眼電電極及び酸素飽和度の電極及びセンサを適切な位置に配置することが可能となる。
【0012】
上記脳波電極は、国際10/20法に規定される、F、F、C、C、O及びOの電極位置に配置されてもよい。
【0013】
この構成によれば、PSG検査用頭部装具をユーザに装着することにより、米国睡眠学会(AASM)によって推奨されるPSG検査用の電極位置に脳波電極を配置することが可能となる。
【0014】
上記PSG検査用頭部装具は、取得された信号から終夜睡眠ポリグラフを生成する信号処理部をさらに具備してもよい。
【0015】
この構成によれば、PSG検査用頭部装具において終夜睡眠ポリグラフを生成することができ、終夜睡眠ポリグラフを生成するための別の情報処理装置が不要となる。
【0016】
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係るPSG検査装置は、PSG検査用頭部装具と、PSG検査用頤部装具と、PSG検査用胸部装具とを具備する。
上記PSG検査用頭部装具は、ユーザの脳波を取得する脳波電極と、上記ユーザの眼電を取得する眼電電極と、上記ユーザの酸素飽和度を取得する酸素飽和度センサとを有する。
上記PSG検査用頤部装具は、上記ユーザの頤筋電を取得する頤筋電電極と、上記ユーザの鼻口呼吸を取得する気流センサとを有する。
上記PSG検査用胸部装具は、上記ユーザの心電を取得する心電センサと、上記ユーザの呼吸運動を取得する呼吸運動センサとを有する。
【0017】
この構成によれば、PSG検査装置をユーザに装着することにより、終夜睡眠ポリグラフの作成に必要な測定値の取得が可能となる。
【0018】
上記PSG検査用頭部装具は、取得された信号から終夜睡眠ポリグラフを生成する信号処理部をさらに具備し、上記PSG検査用胸部装具は、上記心電センサ及び上記呼吸運動センサの出力信号を上記信号処理部に無線送信する胸部送信部をさらに具備してもよい。
【0019】
この構成によれば、PSG検査用頭部装具において終夜睡眠ポリグラフを生成することができ、終夜睡眠ポリグラフを生成するための別の情報処理装置が不要となる。
【0020】
上記PSG検査用頭部装具は、上記信号処理部によって生成された終夜睡眠ポリグラフを外部機器に無線送信する外部送信部をさらに具備してもよい。
【0021】
この構成によれば、PSG検査用胸部装具とPSG検査用頭部装具の間を、ユーザの睡眠の妨げとならないように接続することが可能となる。
【発明の効果】
【0022】
以上のように、本技術によれば、ホームモニタリングに適したPAG検査装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本技術の実施形態に係るPSG検査装置の構成を示す模式図である。
【図2】当該PSG検査装置の脳波電極の配置を示す模式図である。
【図3】当該PSG検査装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】当該PSG検査装置の動作を示す模式図である。
【図5】当該PSG検査装置で利用されるデータフォーマットを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本技術の実施形態に係るPSG検査装置について説明する。
【0025】
[PSG検査装置の構成]
図1は、PSG検査装置1の構成を示す模式図である。同図に示すように、PSG検査装置1は、頭部装具2、頤部装具3及び胸部装具4を有する。頭部装具2はユーザの頭部に装着され、頤部装具3はユーザの頤部(顎部)に装着される。胸部装具4はユーザの胸部に装着される。頤部装具3及び胸部装具4は、有線又は無線によって頭部装具2と接続されている。
【0026】
図1に示すように、頭部装具2は、ヘッドバンド21、筐体22、脳波電極23、眼電電極24、酸素飽和度センサ25及びシステムリファレンス電極26を有する。ヘッドバンド21がユーザの頭部に装着可能に構成され、筐体22、脳波電極23、眼電電極24、酸素飽和度センサ25及びシステムリファレンス電極26はヘッドバンド21に支持されている。
【0027】
ヘッドバンド21は、ユーザの頭部形状に沿った形状、例えばユーザの額から後頭部にかけて湾曲した板状の形状を有する部材とすることができ、その弾力性によってユーザの頭部に装着されるものとすることができる。また、ヘッドバンド21は、ここに示すもの以外の形状とすることも可能である。ヘッドバンド21は、ユーザの睡眠中に体動等によってずれを生じないものが好適である。
【0028】
筐体22は、ヘッドバンド21に固定され、後述する信号処理回路等を内蔵する。筐体22の形状は特に限定されないが、ユーザの睡眠を妨げにくい形状が好適である。
【0029】
脳波電極23は、ユーザの脳波(Electroencephalogram:EEG)を取得するための電極である。脳波電極23は、脳波の測定箇所に対応して複数が設けられてもよい。脳波電極23は、例えば、電解液が含浸された弾性部材からなるものとしてもよく、この他のユーザの頭表に電気的に接続可能な構造を有するものとすることもできる。脳波電極23は、ヘッドバンド21から延伸されたアームによって所定位置に配置されるものとすることができる。
【0030】
脳波電極23の電極配置は、特に限定されないが、次のようにすると好適である。図2は、脳波電極23の電極配置を示す模式図である。図2には、脳波測定における標準的な電極配置である国際10/20法の電極配置が示されている。この中で、太線で囲んだF、F、C、C、O及びOが米国睡眠学会(AASM)によるPSG検査の際の推奨電極配置である。従って、脳波電極23はこの推奨位置に配置されることが好適である。また、ユーザの耳朶に基準電極(M、M)を配置することができる。
【0031】
眼電電極24は、ユーザの眼電(Electro-oculogram:EOG)を取得するための電極である。眼電電極24は、例えば、電解液が含浸された弾性部材からなるものとすることができ、ユーザのこめかみに配置されるものとすることができる。眼電電極24は、ヘッドバンド21から延伸されたアームによってユーザのこめかみに配置されるものとすることができる。
【0032】
酸素飽和度センサ25は、ユーザの経皮的血中酸素飽和度(percutaneous oxygen saturation:SpO)を取得するためのセンサである。酸素飽和度センサ25は、皮膚に光を照射する発光部と、反射光を測定する受光部を備え、酸素濃度による反射光の吸光度差から酸素飽和度を判定する構造のものを用いることが可能である。酸素飽和度センサ25は、ヘッドバンド21から延伸されたアームによってユーザの前額部に配置されるものとすることができる。
【0033】
システムリファレンス電極26は、上記脳波電極23、眼電電極24及び後述する頤筋電電極32の基準となる基準電位を取得するための電極である。システムリファレンス電極26は、例えば、電解液が含浸された弾性部材からなるものすることができ、ユーザの前額部等に配置されるものとすることができる。
【0034】
頭部装具2は以上のような構成を有する。なお、筐体22に収容される送受信部や信号処理部については後述する。
【0035】
頤部装具3は、支持体31、頤筋電電極32及び気流センサ33を有する。支持体31がユーザの頤部に装着可能に構成され、頤筋電電極32及び気流センサ33が支持体31に支持されている。頤部装具3は、配線によって頭部装具2と接続されているものとすることができる。
【0036】
支持体31は、ユーザの顔のラインに沿った形状、例えばユーザの耳朶下部から頤部を経由し、反対側の耳朶下部に到る形状を有する部材とすることができ、その弾力性によってユーザの頤部に装着されるものとすることができる。また、支持体31は、ここに示すもの以外の形状とすることも可能である。支持体31は、ユーザの睡眠中に体動等によってずれを生じないものが好適である。
【0037】
頤筋電電極32は、頤部の筋電(electromyograph:EMG)を取得するための電極である。頤筋電電極32は、例えば、電解液が含浸された弾性部材からなるものとすることができる。頤筋電電極32は、支持体31に内蔵され、ユーザの頤部に配置されるものとすることができる。
【0038】
気流センサ33は、ユーザの鼻口呼吸フローを取得するためのセンサである。気流センサ33は、呼気による差圧を測定するセンサであるものとすることができる。気流センサ33は、支持体31からユーザの鼻と口の間に伸びるアームによって配置されるものとすることができる。
【0039】
頤部装具3は以上のような構成を有する。
【0040】
胸部装具4は、支持体41、心電センサ42及び呼吸運動センサ43を有する。支持体41がユーザの胸部に装着可能に構成され、心電センサ42及び呼吸運動センサ43が支持体41に支持されている。胸部装具4は、有線又は無線によって頭部装具2と接続されているものとすることができる。
【0041】
支持体41は、ユーザの胸部に装着可能な形状を有し、例えばユーザの胴体に巻回されるベルト等によってユーザの胸部に固定される。また、支持体41は、ここに示すもの以外の形状とすることも可能である。支持体41は、ユーザの睡眠中に体動等によってずれを生じないものが好適である。
【0042】
心電センサ42は、ユーザの心電(electrocardiogram:ECG)を取得するためのセンサである。心電センサ42は、例えば、電解液が含浸された弾性部材からなるものとしてもよく、この他のユーザの胸部に電気的に接続可能な構造を有するものとすることもできる。心電センサ42は、支持体41に内蔵され、ユーザの胸部に配置されるものとすることができる。
【0043】
呼吸運動センサ43は、ユーザの呼吸運動を取得するためのセンサである。呼吸運動センサ43は、例えば、上記支持体41をユーザの胴体に固定するベルトの伸縮を測定するものや、支持体41の加速度を測定するもの等、任意のものを用いることが可能である。
【0044】
胸部装具4は以上のような構成を有する。
【0045】
[PSG検査装置の機能的構成及び動作]
PSG検査装置1の機能的構成について説明する。図3は、PSG検査装置1の機能的構成を示す模式図であり、図4はPSG検査装置1の動作を示す模式図である。
【0046】
図3に示すように、頭部装具2の筐体22には、信号処理回路27、CPU(Central Processing Unit)28、記録装置29、外部通信装置30が収容されている。信号処理回路27はCPU28に接続され、CPU28は記録装置29及び外部通信装置30に接続されている。
【0047】
信号処理回路27は、脳波電極23、眼電電極24及び頤筋電電極32の出力信号を処理する。信号処理回路27は、各電極にそれぞれ接続されたアンプ271、各アンプ271にそれぞれ接続されたフィルタ272及び各フィルタ272に接続されたADC(アナログデジタル変換器)273を有する。
【0048】
脳波電極23、眼電電極24及び頤筋電電極32のそれぞれの出力は対応するアンプ271に入力され、システムリファレンス電極26の出力に対して差動増幅される。各アンプ271の出力は各フィルタ272を経由してADC273に入力され、デジタル信号に変換される。生成されたデジタル信号は、CPU28に出力される。また、酸素飽和度センサ25及び気流センサ33の出力もCPU28に入力される。
【0049】
心電センサ42及び呼吸運動センサ43の出力は、胸部装具4の支持体41に内蔵された胸部通信装置44によってCPU28に送信される。CPU28は、上記のように入力された各電極及び各センサの出力信号の集約とフォーマット成型を行う。CPU28は、次のような記録フォーマットD1と通信フォーマットD2を作成する。
【0050】
図5に、記録フォーマットD1と通信フォーマットD2の例を示す。記録フォーマットD1は、データの属性とデータ単位のクラスタのサイズを定義するヘッダとデータ本体からなる。通信フォーマットD2はデータクラスタの先頭を示すヘッダとデータ本体からなる。
【0051】
CPU28は、記録フォーマットD1を記録装置29に出力し、記録させる。また、通信フォーマットD2を外部通信装置30に出力し、外部機器(PC等)に送信させる。これにより、終夜睡眠ポリグラフ波形の記録又はリアルタイム視聴が可能となる。即ち、PSG検査装置1のみにより、米国睡眠学会(AASM)によって規定されているタイプ1(Standard Full PSG)及びタイプ2(Comprehensive portable PSG)のPSG検査が可能となる。
【0052】
本技術は上記各実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において変更することが可能である。
【0053】
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
【0054】
(1)
ユーザの脳波を取得する脳波電極と、
上記ユーザの眼電を取得する眼電電極と、
上記ユーザの酸素飽和度を取得する酸素飽和度センサと
を具備するPSG検査用頭部装具。
【0055】
(2)
上記(1)に記載のPSG検査用頭部装具であって、
上記PSG検査用頭部装具は、ユーザの頭部に装着されるヘッドバンドを有し、
上記脳波電極は、上記ヘッドバンドによって上記ユーザの頭部の所定位置に配置され、
上記眼電電極は、上記ヘッドバンドによって上記ユーザのこめかみに配置され、
上記酸素飽和度センサは、上記ヘッドバンドによってユーザの額に配置される
PSG検査用頭部装具。
【0056】
(3)
上記(1)又は(2)に記載のPSG検査用頭部装具であって、
上記脳波電極は、国際10/20法に規定される、F、F、C、C,O及びOの電極位置に配置される
PSG検査用頭部装具。
【0057】
(4)
上記(1)から(3)のうちいずれか一つに記載のPSG検査用頭部装具であって、
上記PSG検査用頭部装具は、取得された信号から終夜睡眠ポリグラフを生成する信号処理部をさらに具備する
PSG検査用頭部装具。
【0058】
(5)
ユーザの脳波を取得する脳波電極と、上記ユーザの眼電を取得する眼電電極と、上記ユーザの酸素飽和度を取得する酸素飽和度センサとを有するPSG検査用頭部装具と、
上記ユーザの頤筋電を取得する頤筋電電極と、上記ユーザの鼻口呼吸を取得する気流センサとを有するPSG検査用頤部装具と、
上記ユーザの心電を取得する心電センサと、上記ユーザの呼吸運動を取得する呼吸運動センサとを有するPSG検査用胸部装具と
を具備するPSG検査装置。
【0059】
(6)
上記(5)に記載のPSG検査装置であって、
上記PSG検査用頭部装具は、取得された信号から終夜睡眠ポリグラフを生成する信号処理部をさらに具備し、
上記PSG検査用胸部装具は、上記心電センサ及び上記呼吸運動センサの出力信号を上記信号処理部に無線送信する胸部送信部をさらに具備する
PSG検査装置。
【0060】
(7)
上記(5)又は(6)に記載のPSG検査装置であって、
上記PSG検査用頭部装具は、上記信号処理部によって生成された終夜睡眠ポリグラフを外部機器に無線送信する外部送信部をさらに具備する
PSG検査装置。
【符号の説明】
【0061】
1…PSG検査装置
2…頭部装具
3…頤部装具
4…胸部装具
21…ヘッドバンド
22…筐体
23…脳波電極
24…眼電電極
25…酸素飽和度センサ
27…信号処理回路
28…CPU
29…記録装置
30…外部通信装置
31…支持体
32…頤筋電電極
33…気流センサ
41…支持体
42…心電センサ
43…呼吸運動センサ
44…胸部通信装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの脳波を取得する脳波電極と、
前記ユーザの眼電を取得する眼電電極と、
前記ユーザの酸素飽和度を取得する酸素飽和度センサと
を具備するPSG検査用頭部装具。
【請求項2】
請求項1に記載のPSG検査用頭部装具であって、
前記PSG検査用頭部装具は、前記ユーザの頭部に装着されるヘッドバンドを有し、
前記脳波電極は、前記ヘッドバンドによって前記ユーザの頭部の所定位置に配置され、
前記眼電電極は、前記ヘッドバンドによって前記ユーザのこめかみに配置され、
前記酸素飽和度センサは、前記ヘッドバンドによって前記ユーザの額に配置される
PSG検査用頭部装具。
【請求項3】
請求項1に記載のPSG検査用頭部装具であって、
前記脳波電極は、国際10/20法に規定される、F、F、C、C、O及びOの電極位置に配置される
PSG検査用頭部装具。
【請求項4】
請求項1に記載のPSG検査用頭部装具であって、
前記PSG検査用頭部装具は、取得された信号から終夜睡眠ポリグラフを生成する信号処理部をさらに具備する
PSG検査用頭部装具。
【請求項5】
ユーザの脳波を取得する脳波電極と、前記ユーザの眼電を取得する眼電電極と、前記ユーザの酸素飽和度を取得する酸素飽和度センサとを有するPSG検査用頭部装具と、
前記ユーザの頤筋電を取得する頤筋電電極と、前記ユーザの鼻口呼吸を取得する気流センサとを有するPSG検査用頤部装具と、
前記ユーザの心電を取得する心電センサと、前記ユーザの呼吸運動を取得する呼吸運動センサとを有するPSG検査用胸部装具と
を具備するPSG検査装置。
【請求項6】
請求項5に記載のPSG検査装置であって、
前記PSG検査用頭部装具は、取得された信号から終夜睡眠ポリグラフを生成する信号処理部をさらに具備し、
前記PSG検査用胸部装具は、前記心電センサ及び前記呼吸運動センサの出力信号を前記信号処理部に無線送信する胸部送信部をさらに具備する
PSG検査装置。
【請求項7】
請求項6に記載のPSG検査装置であって、
前記PSG検査用頭部装具は、前記信号処理部によって生成された終夜睡眠ポリグラフを外部機器に無線送信する外部送信部をさらに具備する
PSG検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−81691(P2013−81691A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−224792(P2011−224792)
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】