説明

PSMAに対する安定化したアプタマーおよび前立腺癌治療薬としてのそれらの使用

本発明は、PSMAに対する安定化した高親和性の核酸リガンドを提供する。2’−O−メチル置換核酸によるSELEXTM法、および細胞表面SELEXTMを使用した、PSMAに対する新規の安定な高親和性リガンドの同定および調製のための方法が、本明細書中に記載される。PSMA発現によって特徴付けられる疾患の処置および診断のための方法および組成物もまた含まれ、この処置および診断は、記載される核酸リガンドを使用する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
PSMAに結合するアプタマーであって、配列番号11〜13、配列番号15〜26、配列番号30〜90、配列番号122〜165、および配列番号167からなる群より選択される核酸配列を含む、アプタマー。
【請求項2】
前記アプタマーは、インビトロでPSMAのNAALADase活性を調節する、請求項1に記載のアプタマー。
【請求項3】
前記アプタマーは、さらに改変されて、少なくとも1つの化学的改変を含む、請求項1に記載のアプタマー。
【請求項4】
前記改変は、前記核酸の糖の位置における化学的置換、該核酸のリン酸の位置における化学的置換、および該核酸の塩基の位置における化学的置換からなる群より選択される、請求項3に記載のアプタマー。
【請求項5】
前記改変は、改変ヌクレオチドの組み込み、3’キャッピング、アミンリンカーへの結合体化、高分子量の非免疫原性化合物への結合体化、脂肪親和性化合物への結合体化、薬物への結合体化、細胞傷害性部分への結合体化および放射性同位体による標識化からなる群より選択される、請求項3に記載のアプタマー。
【請求項6】
前記細胞傷害性部分は、前記アプタマーの5’末端に結合体化される、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項7】
前記細胞傷害性部分は、前記アプタマーの3’末端に結合体化される、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項8】
前記細胞傷害性部分は、ナノ粒子中に封入される、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項9】
前記ナノ粒子は、リポソーム、デンドリマー、およびくし型ポリマーからなる群より選択される、請求項8に記載のアプタマー。
【請求項10】
前記細胞傷害性部分は、低分子細胞傷害性薬剤である、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項11】
前記低分子細胞傷害性部分は、ビンブラスチンヒドラジド、カリケアマイシン、ビンカアルカロイド、クリプトフィシン、チューブリシン、ドラスタチン−10、ドラスタチン−15、オーリスタチンE、リゾキシン、エポチロンB、エピチロンD、タキソイド、メイタンシノイド、ならびにそれらの任意の改変体および誘導体からなる群より選択される、請求項10に記載のアプタマー。
【請求項12】
前記放射性同位体は、イットリウム−90、インジウム−111、ヨウ素−131、ルテチウム−177、銅−67、レニウム−186、レニウム−188、ビスマス−212、ビスマス−213、アスタチン−211、およびアクチニウム−225からなる群より選択される、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項13】
前記細胞傷害性部分は、タンパク質毒素である、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項14】
前記タンパク質毒素は、ジフテリア毒素、リシン、アブリン、ゲロニン、およびシュードモナス属体外毒素Aからなる群より選択される、請求項13に記載のアプタマー。
【請求項15】
前記非免疫原性の高分子量化合物は、ポリアルキレングリコールである、請求項5に記載のアプタマー。
【請求項16】
前記ポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコールである、請求項15に記載のアプタマー。
【請求項17】
治療的に有効な量の請求項10に記載のアプタマーまたはその塩および薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む、薬学的組成物。
【請求項18】
PSMAの発現に関連する疾患を処置または改善する方法であって、請求項17に記載の組成物を、PSMAの発現に関連する疾患を処置または改善する必要のある患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項19】
治療的に有効な量の請求項13に記載のアプタマーまたはその塩、および薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む、薬学的組成物。
【請求項20】
PSMAのアップレギュレーションに関連する疾患を処置または改善する方法であって、請求項19に記載の組成物を、PSMAのアップレギュレーションに関連する疾患を処置または改善する必要のある患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項21】
配列番号17(ARC1091)、配列番号18(ARC1142)、配列番号19(ARC1786)、配列番号22(ARC591)、配列番号23(ARC2038)、配列番号24(ARC2039)、配列番号88(ARC1113)、配列番号89(ARC2035)、配列番号90(ARC2036)、配列番号128(ARC942)、配列番号129(ARC2037)、配列番号130(ARC1026)、配列番号156(ARC1721)、配列番号157(ARC2033)、配列番号158(ARC2038)、配列番号162(ARC1725)、配列番号163(ARC2032)、配列番号167(ARC964)、および配列番号168からなる群より選択される核酸配列を含むアプタマーであって、該核酸配列が、細胞傷害性部分に結合体化される、アプタマー。
【請求項22】
前記細胞傷害性部分は、メイタンシノイド誘導体およびビンブラスチンヒドラジドからなる群より選択される、請求項21に記載のアプタマー。
【請求項23】
前記細胞傷害性部分は、前記アプタマーの5’末端に結合体化される、請求項21に記載のアプタマー。
【請求項24】
前記細胞傷害性部分は、前記アプタマーの3’末端に結合体化される、請求項21に記載のアプタマー。
【請求項25】
前記細胞傷害性部分は、ナノ粒子中に封入される、請求項21に記載のアプタマー。
【請求項26】
前記ナノ粒子は、リポソーム、デンドリマー、およびくし型ポリマーからなる群より選択される、請求項25に記載のアプタマー。
【請求項27】
以下の構造:
【化1】

を含むアプタマーであって、
該アプタマーが、配列番号17および配列番号90のうちのいずれか1つからなる群より選択される、
アプタマー。
【請求項28】
以下の構造:
【化2】

を含むアプタマーであって、
該アプタマーが、配列番号18、配列番号130および配列番号167のうちのいずれか1つからなる群より選択される、
アプタマー。
【請求項29】
前記アプタマーは、γ線を放出する放射性同位体によって標識される、請求項1に記載のアプタマー。
【請求項30】
請求項1に記載のアプタマーと組成物とを接触させる工程、および該組成物におけるPSMAまたはその改変体の存在または非存在を検出する工程を包含する、診断方法。
【請求項31】
請求項29に記載のアプタマーを被験体に投与する工程、および該患者において局在した放射性金属を検出する工程を包含する、診断方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図7C】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公表番号】特表2008−536485(P2008−536485A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−500863(P2008−500863)
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/008193
【国際公開番号】WO2006/096754
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(507272898)アーケミックス コーポレイション (7)
【Fターム(参考)】