説明

p38αMAPK阻害剤としてのピリドン誘導体

式(I):


(式中、
は、低級アルキル、シクロアルキル又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよく;
は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル又は低級アルコキシであり;及び
は、
(1)式:


(式中、Rは低級アルキル等である)で表される基;
(2)式:


(式中、Rは低級アルキル等である)で表される基;
(3)式:


(式中、Rは低級アルキル等である)で表される基;又は
(4)ハロゲン原子、カルボキシ、ヒドロキシ及び低級アルコキシから選択された基である。)
で表される化合物又はその塩。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬として有用なピリドン誘導体化合物及びその塩に関する。
【0002】
(発明の背景)
関節リウマチ(RA)は全身性の炎症性疾患であり、主に関節滑膜(arthrosynovia)で引き起こされる。今日では、メトトレキサート(MTX)が疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)として一般的に用いられているが、炎症反応又は破壊性関節炎に対する有効性は十分ではない。一方、サイトカイン(TNF、IL−1、IL−6)をターゲットとする生物製剤は、近年RAに対するその有効性が解明されており、RAの原因にこれらのサイトカインが重要であることが証明されている。特に、TNFの作用を阻害する、モノクローナルTNF抗体レミケード及び可溶性TNFレセプター融合タンパク質エンブレルは、炎症反応だけでなく破壊性関節炎に対しても今までに例を見ない有効性を有するので、注目に値する。
上記事実は将来のRAに対する治療の重要性を示唆しているけれども、これらの生物製剤には、患者の費用、生成物の有効性、皮下又は静脈内注射の投与の限界等に関する基本的な欠点がある。従って、次世代の抗RA剤は、これらの問題を解決すること、即ち、これらのサイトカインの作用を選択的に阻害又は調節する経口低分子薬となり得ることが期待されている。特に、p38α マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(p38α MAPK)は、サイトカイン(TNF、IL−1、IL−6)の産生及び/又は機能発現に関与する細胞内のリン酸化キナーゼに属しており、p38α MAPKがRA患者の関節滑膜(arthrosynovia)で活性化され、それによってサイトカインが過剰に産生されることが報告されているので、p38α MAPKは抗RA剤のターゲットとして魅力的である。
これらの抗炎症性物質又はサイトカイン阻害活性を有する化合物は、(WO98/22457、WO00/41698、WO00/43384、WO01/22965、WO02/07772、WO02/58695、WO03/041644等)に記載されているが、これらの活性を有するピリドン誘導体は、WO2006/051826、WO2006/122154、WO2007/040208、WO2007/053610、WO2007053685に記載されているのみであり、私達が知りうる限りでは本発明の化合物は挙げられていない。
【0003】
(発明の開示)
本発明は、医薬として有用なピリドン誘導体化合物及びその塩;有効成分として、前記ピリドン誘導体化合又はその製薬学的に許容される塩を含む医薬組成物;医薬としての前記ピリドン誘導体化合物又はその塩の使用;並びに、前記ピリドン誘導体化合物又はその塩を哺乳動物に投与することを含む、治療目的での前記ピリドン誘導体化合物又はその塩の使用方法に関する。
該ピリドン誘導体化合物及びその塩は、サイトカイン産生又はその形質導入の阻害剤であり、p38α MAPKを阻害することを通じて、これらは鎮痛作用、抗炎症性、抗破壊性関節炎作用等の薬理作用を有する。
これらは、鎮痛剤、特に抗RA剤、疼痛及び炎症に関連するその他の症状のための薬物、クローン病薬、炎症性腸疾患薬又は乾癬薬等として有用である。
【0004】
本発明のピリドン誘導体化合物又はその塩は、以下の式(I):
【0005】
【化1】

【0006】
(式中、
は、低級アルキル、シクロアルキル又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよく;
は、ハロゲン原子、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル又は低級アルコキシであり;及び
は、
(1)式:
【0007】
【化2】

【0008】
(式中、Rは、低級アルキル、低級アルコキシ、シクロアルキル、芳香族複素環、非芳香族複素環又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基;
(2)式:
【0009】
【化3】

【0010】
(式中、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、芳香族炭化水素環、芳香族複素環又は非芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基;
(3)式:
【0011】
【化4】

【0012】
(式中、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、芳香族炭化水素環又は非芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基;又は
(4)ハロゲン原子、カルボキシ、ヒドロキシ及び低級アルコキシから選択される基である。)
で示される化合物(以下、単に化合物(I)ということもある)又はその塩である。
【0013】
(発明を実施するための最良の方法)
本発明の化合物は、以下の方法で調製することができる。
方法1
【0014】
【化5】

【0015】
方法2
【0016】
【化6】

【0017】
(上記方法において、式中、記号は上記の通りである。)
方法1及び2の上記スキームにおいて、「DMF」はN,N−ジメチルホルムアミドを意味し、「HATU」はN−[(ジメチルアミノ)(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウム ヘキサフルオロホスフェートを意味し、「iPrNEt」はN−エチル−N−イソプロピル−2−プロパンアミンを意味し、「WSC−HCl」はN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド 塩酸塩を意味し、「HOBt」は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを意味し、「EtN」はトリエチルアミンを意味し、そして「rt」は室温を意味する。
本明細書中、方法1は実施例1で例示され、方法2は実施例18、20及び25で例示される。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
上記の方法に加え、化合物(I)及びその塩は、例えば、本明細書中の実施例に示される方法又はそれらと同様の方法に従って、調製することができる。
原料化合物は、例えば、本明細書中の調製例に示される方法又はそれらと同様の方法に従って、調製することができる。
原料化合物(iv)は、WO2004/071440に開示の方法に従って調整することもできる。
化合物(I)のあらゆる溶媒和物(例、水和物、エタノール和物等)、化合物(I)のあらゆる立体異性体(例、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ化合物等)及び化合物(I)の結晶形態も、本発明の範囲に包含されることに留意すべきである。
生物学的研究に適した、放射性同位元素で標識された化合物(I)の誘導体も本発明の範囲に包含されることに留意すべきである。
対象となる化合物(I)の好適な塩は、慣用的に製薬学的に許容されるものであり、アルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩等)及びアルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム塩等)のような金属塩、アンモニウム塩、有機塩基塩(例、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩等)、有機酸塩(例、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、ギ酸塩、トルエンスルホン酸塩等)、無機酸塩(例、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等)、アミノ酸(例、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸等)との塩等が挙げられる。
すべての原料及び生成化合物は、塩であってもよい。上記方法の化合物は、常法に従い、塩に変換することができる。
以下に、式(I)中の定義を詳細に説明する。
【0018】
(一般的な定義)
明細書及び特許請求の範囲を通して、用語「低級」とは、特に記載のない限り、炭素原子1乃至6個を意味することを意図している。
「ハロゲン原子」の例としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。
「低級アルキル」の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等の、直鎖又は分枝鎖の(C1−6)アルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル等の、(C1−4)アルキルである。
「ハロ(低級)アルキル」の例としては、上記(C1−6)アルキルが一以上の上記ハロゲン原子で置換された基が挙げられ、なかでも好ましくは、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、テトラフルオロエチル、フルオロプロピル、ジフルオロプロピル、トリフルオロプロピル、テトラフルオロプロピル、フルオロブチル、ジフルオロブチル、トリフルオロブチル、テトラフルオロブチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、クロロエチル、ジクロロエチル、トリクロロエチル、テトラクロロエチル、クロロプロピル、ジクロロプロピル、トリクロロプロピル、テトラクロロプロピル、クロロブチル、ジクロロブチル、トリクロロブチル、テトラクロロブチル、ブロモメチル、ジブロモメチル、トリブロモメチル、ブロモエチル、ジブロモエチル、トリブロモエチル、テトラブロモエチル、ブロモプロピル、ジブロモプロピル、トリブロモプロピル、テトラブロモプロピル、ブロモブチル、ジブロモブチル、トリブロモブチル、テトラブロモブチル、クロロフルオロメチル、ブロモクロロエチル等の、ハロ(C1−4)アルキルである。
「低級アルコキシ」の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等の、直鎖又は分枝鎖の(C1−6)アルコキシが挙げられ、なかでも好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ等の、(C1−4)アルコキシである。
「シクロアルキル」の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等の、(C3−7)シクロアルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等の、(C3−6)シクロアルキルである。
「芳香族炭化水素環」の例としては、フェニル、ナフチル、アントリル、ピレニル、ペンタレニル、インデニル、フェナントリル、アズレニル、へプタレニル、オクタレニル等の、(C6−16)アリールが挙げられ、なかでも好ましくは、フェニル、ナフチル等の、(C6−14)アリールである。
「芳香族複素環」の例としては、5乃至14個の環原子を有し、環配列中でπ電子を共有し、炭素原子の代わりに窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選択される1乃至4個のヘテロ原子を含有する、芳香族複素環が挙げられる。「芳香族複素環」の好適な例としては、チエニル、ベンゾチエニル、フリル、ベンゾフリル、ジベンゾフリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、インドリル、キノリル、イソキノリル、キノキサリニル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル等の、5−乃至14−員の複素環が挙げられ、なかでも好ましくは、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル等の、5−又は6−員の複素環である。
「非芳香族複素環」の例としては、5乃至14個の環原子を有し、炭素原子の代わりに、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選択される1乃至3個のヘテロ原子を含有する、非芳香族複素環が挙げられる。「非芳香族複素環」の好適な例としては、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、イソオキサゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジル(例、ピペリジノ等)、ピペラジニル、モルホリニル(例、モルホリノ等)、チオモルホリニル(例、チオモルホリノ等)、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル等の、5−乃至14−員の複素環が挙げられ、なかでも好ましくは、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、イソオキサゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピペリジル(例、ピペリジノ等)、ピペラジニル、モルホリニル(例、モルホリノ等)、チオモルホリニル(例、チオモルホリノ等)、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル等の、5−又は6−員の複素環である。
【0019】
(Rの定義)
化合物(I)において、Rは、低級アルキル、シクロアルキル又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の好適な置換基で置換されていてもよい。
の「低級アルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、エチル、tert−ブチル等の(C1−4)アルキルである。
の「シクロアルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C3−7)シクロアルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、シクロヘキシル等の(C3−6)シクロアルキルである。
の「芳香族炭化水素環」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C6−16)アリールが挙げられ、なかでも好ましくは、フェニル等の(C6−14)アリールである。
の「低級アルキル」、「シクロアルキル」及び「芳香族炭化水素環」は、それぞれ一以上の置換基で置換されていてもよい。該「置換基」の好適な例としては:
(i)ハロゲン原子[例、フッ素原子、塩素原子等];
(ii)(C1−6)アルキル[例、メチル等の(C1−4)アルキル];
(iii)(C6−16)アリール[例、フェニル等の(C6−14)アリール];
(iv)(C1−6)アルコキシ[例、メトキシ等の(C1−4)アルコキシ];
(v)ヒドロキシ;
(vi)シアノ;
(vii)(C1−6)アルキルアミノ[例、メチルアミノ等の(C1−4)アルキルアミノ];
(viii)(C3−7)シクロアルキル[例、シクロプロピル等の(C3−6)シクロアルキル]等が挙げられる。
該置換基の数は、通常1乃至4個、好ましくは1乃至3個である。
好適な実施態様では、Rは、
(1)一個の(C6−16)アリールで置換されていてもよい、(C1−6)アルキル、
(2)(C3−7)シクロアルキル、又は
(3)ハロゲン原子、(C1−6)アルキル及び(C6−16)アリールから選択される1乃至3個の置換基で置換されていてもよい、(C6−16)アリールである。
【0020】
(Rの定義)
化合物(I)において、Rは、ハロゲン原子、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル又は低級アルコキシである。
の「ハロゲン原子」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示されたものが挙げられ、なかでも好ましくは、塩素原子、臭素原子等である。
の「低級アルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、メチル等の(C1−4)アルキルである。
の「ハロ(低級)アルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示されたものが挙げられ、なかでも好ましくは、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル等である。
の「低級アルコキシ」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルコキシが挙げられ、なかでも好ましくは、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ等の、(C1−4)アルコキシである。
好適な実施態様では、Rはハロゲン原子又は(C1−6)アルキルである。
【0021】
(R、R、R及びRの定義)
化合物(I)において、Rは、
(1)式:
【0022】
【化7】

【0023】
(式中、Rは、低級アルキル、低級アルコキシ、シクロアルキル、芳香族複素環、非芳香族複素環又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい。)で表される基;
(2)式:
【0024】
【化8】

【0025】
(式中、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、芳香族炭化水素環、芳香族複素環又は非芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基;
(3)式:
【0026】
【化9】

【0027】
(式中、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、芳香族炭化水素環又は非芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基;又は
(4)ハロゲン原子、カルボキシ、ヒドロキシ及び低級アルコキシから選択される基である。
【0028】
(1)Rの「低級アルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル等の、(C1−4)アルキルである。
の「低級アルコキシ」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルコキシが挙げられ、なかでも好ましくは、メトキシ等の(C1−4)アルコキシである。
の「シクロアルキル」好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C3−7)シクロアルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、シクロプロピル等の(C3−6)シクロアルキルである。
の「芳香族複素環」好適な例としては、「一般的な定義」で例示された「5−乃至14−員の芳香族複素環」が挙げられ、なかでも好ましくは、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル等の、5−乃至6−員の芳香族複素環である。
の「非芳香族複素環」好適な例としては、「一般的な定義」で例示された「5−乃至14−員の非芳香族複素環」が挙げられ、なかでも好ましくは、ピロリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル等の、5−乃至6−員の複素環である。
の「芳香族炭化水素環」好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C6−16)アリールが挙げられ、なかでも好ましくは、フェニル等の(C6−14)アリールである。
の「低級アルキル」、「低級アルコキシ」、「シクロアルキル」、「芳香族複素環」、「非芳香族複素環」及び「芳香族炭化水素環」のそれらの各々は、一以上の置換基で置換されていてもよい。該「置換基」の例としては:
(i)(C1−6)アルキル[例、メチル等の(C1−4)アルキル];
(ii)(C3−7)シクロアルキル[例、シクロプロピル等の(C3−6)シクロアルキル];
(iii)(C6−16)アリール[例、フェニル等の(C6−14)アリール];
(iv)(C1−6)アルキルアミノ[例、メチルアミノ等の(C1−3)アルキルアミノ];
(v)ハロ(C1−6)アルキル[例、トリフルオロメチル等のハロ(C1−3)アルキル];
(vi)ハロゲン原子[例、フッ素原子等]等;
(vii)非芳香族複素環[例、モルホリノ等];
が挙げられる。該置換基の数は、通常1乃至4個、好ましくは1乃至3個である。
【0029】
(2)Rの「低級アルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、メチル、エチル等の(C1−4)アルキルである。
の「シクロアルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C3−7)シクロアルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、シクロプロピル、シクロペンチル等の(C3−6)シクロアルキルである。
の「芳香族炭化水素環」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C6−16)アリールが挙げられ、なかでも好ましくは、フェニル、ナフチル等の(C6−14)アリールである。
の「芳香族複素環」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された「5−乃至14−員の芳香族複素環」が挙げられ、なかでも好ましくは、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル等の、5−又は6−員の複素環である。
の「非芳香族複素環」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された「5−乃至14−員の非芳香族複素環」が挙げられ、なかでも好ましくは、ピロリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル等の、5−又は6−員の複素環である。
の「低級アルキル」、「シクロアルキル」、「芳香族炭化水素環」、「芳香族複素環」及び「非芳香族複素環」は、それぞれ、一以上の置換基で置換されていてもよい。該「置換基」の好適な例としては:
(i)(C1−6)アルキル[例、メチル、tert−ブチル等の(C1−4)アルキル];
(ii)(C3−7)シクロアルキル[例、シクロプロピル等の(C3−6)シクロアルキル];
(iii)(C1−6)アルキル[例、メチル等の(C1−6)アルキル]で置換されていてもよい、(C6−16)アリール[例、フェニル等の(C6−14)アリール];
(iv)(C1−6)アルキルアミノ[例、メチルアミノ等の(C1−3)アルキルアミノ];
(v)ハロ(C1−6)アルキル[例、トリフルオロメチル等のハロ(C1−3)アルキル];
(vi)ハロゲン原子[例、フッ素原子等];
(vii)非芳香族複素環[例、モルホリノ等]
等が挙げられる。該置換基の数は、通常1乃至4個、好ましくは1乃至3個である。
【0030】
(3)Rの「低級アルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル等の、(C1−4)アルキルである。
の「シクロアルキル」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C3−7)シクロアルキルが挙げられ、なかでも好ましくは、シクロプロピル等の(C3−6)シクロアルキルである。
の「芳香族炭化水素環」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C6−16)アリールが挙げられ、なかでも好ましくは、フェニル、ナフチル等の(C6−14)アリールである。
の「非芳香族複素環」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された「5−乃至14−員の非芳香族複素環」が挙げられ、なかでも好ましくは、ピロリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル等の、5−又は6−員の複素環である。
の「低級アルキル」、「シクロアルキル」、「芳香族炭化水素環」及び「非芳香族複素環」は、それぞれ、一以上の置換基で置換されていてもよい。該「置換基」の好適な例としては:
(i)(C1−6)アルキル[例、メチル等の(C1−4)アルキル];
(ii)(C3−7)シクロアルキル[例、シクロプロピル等の(C3−6)シクロアルキル];
(iii)(C6−16)アリール[例、フェニル等の(C6−14)アリール];
(iv)(C1−6)アルキルアミノ[例、メチルアミノ等の(C1−3)アルキルアミノ];
(v)ハロ(C1−6)アルキル[例、トリフルオロメチル等のハロ(C1−3)アルキル];
(vi)ハロゲン原子[例、フッ素原子等];
(vii)非芳香族複素環[例、モルホリノ等]
等が挙げられる。該置換基の数は、通常1乃至4個、好ましくは1乃至3個である。
【0031】
(4)Rの「ハロゲン原子」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示されたハロゲン原子が挙げられ、なかでも好ましくは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等である。
の「低級アルコキシ」の好適な例としては、「一般的な定義」で例示された(C1−6)アルコキシが挙げられ、なかでも好ましくは、メトキシ、エトキシ等の(C1−4)アルコキシである。
【0032】
好適な実施態様としては、Rは、
(1)式:
【0033】
【化10】

【0034】
(式中、Rは、(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、5−乃至14−員の芳香族複素環又は(C6−16)アリールであり、それらの各々は(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル及び(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(2)式:
【0035】
【化11】

【0036】
(式中、Rは、(C3−7)シクロアルキル、(C6−16)アリール又は5−乃至14−員の芳香族複素環であり、それらの各々は(C1−6)アルキル及び(C1−6)アルキルで置換されていてもよい(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい)で表される基、又は
(3)式:
【0037】
【化12】

【0038】
(式中、Rは(C3−7)シクロアルキルである)で表される基
である。
【0039】
化合物(I)の好適な実施態様としては、
が、低級アルキル、シクロアルキル又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよく;
が、ハロゲン原子又は低級アルキルであり;及び
が、
(1)式:
【0040】
【化13】

【0041】
(式中、Rは、低級アルコキシ、シクロアルキル、芳香族複素環又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(2)式:
【0042】
【化14】

【0043】
(式中、Rがシクロアルキル、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、又は
(3)式:
【0044】
【化15】

【0045】
(式中、Rは、一以上の置換基で置換されていてもよいシクロアルキルである)で表される基である;
又はその塩である。
【0046】
そして、化合物(I)のより好適な実施態様としては、
が、
(1)一個の(C6−16)アリールで置換されていてもよい(C1−6)アルキル、
(2)(C3−7)シクロアルキル、又は
(3)ハロゲン原子、(C1−6)アルキル及び(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい、(C6−16)アリールであり;
が、ハロゲン原子又は(C1−6)アルキルであり、及び
が、
(1)式:
【0047】
【化16】

【0048】
(式中、Rは、(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、5−乃至14−員の芳香族複素環又は(C6−16)アリールであり、それらの各々は(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル及び(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(2)式:
【0049】
【化17】

【0050】
(式中、Rは、(C3−7)シクロアルキル、(C6−16)アリール又は5−乃至14−員の芳香族複素環であり、それらの各々は(C1−6)アルキル及び(C1−6)アルキルで置換されていてもよい(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい)で表される基、又は
(3)式:
【0051】
【化18】

【0052】
(式中、Rは、(C3−7)シクロアルキルである)で表される基である;
又はその塩である。
【0053】
本発明の好適な化合物の具体例は、以下の実施例で例示されるであろう。
本発明の化合物(I)の有用性を示すために、本発明の典型の化合物の薬理試験の結果を以下に示す。
【0054】
試験1:THP−1細胞におけるTNF−α産生阻害
[I]試験方法
ヒト単核球細胞株であるTHP−1細胞を、RPMI 1640(シグマ R8758)中で保持し、ペニシリン(50U/mL)、ストレプトマイシン(50mg/mL)及び10%ウシ胎仔血清(モアゲートバイオテック(Moregate BioTech.))を37℃、5%COの加湿されたインキュベーター内で加えた。試験化合物の当初保存溶液をDMSOで製造した。全ての細胞、試薬及び試験化合物を培地で希釈した。THP−1細胞(最終的に1×10細胞/ウェル)及びリポ多糖類(LPS;最終的に10mg/mL;シグマ L−4005、大腸菌血清型0.55:B5由来)を、試験化合物又は0.1%DMSOビヒクルを含む、96ウェルポリプロピレン培養プレート(スミロン、MS−8196F5;無菌)に加えた。細胞混合物を、37℃、5%COの加湿されたインキュベーター内で、20時間インキュベートした。培養上澄みを採取して、100nMの試験化合物存在下でのLPS刺激細胞由来のTNF−αのレベルを、0.1%DMSOの存在下で刺激されたコントロール細胞と比較して、算出した。
[II]試験化合物
N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例1)
N−{2−クロロ−5−[(メトキシアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例2)
N−{2−クロロ−5−[(イソオキサゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例3)
N−{2−クロロ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例5)
N−{2−クロロ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例6)
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例15)
N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例16)
N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例17)
N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例18)
N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−tert−ブチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例20)
N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジフルオロlフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例22)
N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(1−フェニルエチル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例24)
N−{5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例25)
N−{5−[({[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(実施例26)
[III]試験結果
表1:THP−1細胞における100nMでのTNF−α産生阻害
【0055】
【表1】

【0056】
試験2:アジュバント−関節炎誘発ラットにおける後肢肥大の阻害
[I]試験方法
0.5mgのヒト型結核菌(ディフコラボラトリーズ(Difco Laboratories)、デトロイト、ミシガン)を含む50mLの液体パラフィンを、週齢7週(0日)の雌ルイスラットの右後足蹠に注射して、関節炎を誘発した。通常の未処理ラットをネガティブコントロールとして用いた。15日目に、左後肢の体積と体重の増加に基づいて薬物処理のために動物を無作為に抽出し、群分けした(n35)。試験化合物をビヒクル(0.5%メチルセルロース)に懸濁させ、15日目から24日目まで、一日一回経口投与した。左後肢の体積を25日目に水置換法でラット用プレチスモメーター(MK−550;室町機械(株)、東京、日本)を用いて測定した。
【0057】
本発明の化合物(I)及びその塩は、サイトカイン産生またはその形質導入の阻害剤として有用であり、p38α MAPKを阻害することを通じてそれらは鎮痛作用、抗炎症性、抗破壊性関節炎作用等の薬理作用を有し、疼痛、関節リウマチ、炎症に関連するその他の症状、クローン病、炎症性腸疾患又は乾癬等の予防及び/又は治療に有用である。
【0058】
本発明の医薬組成物は、直腸内、肺(経鼻又は頬側吸入)、経鼻、眼、外部(局所)、経口又は非経口(皮下、静脈内及び筋肉内を含む)投与、又は吸入(insufflation)に好適な、有機又は無機の担体又は賦形剤と混合して、有効成分として化合物(I)又はその製薬学的に許容される塩を含む、医薬製剤の形態、例えば、固体、半固体又は液体の形態で用いることができる。該有効成分は、例えば、通常無毒で、製薬学的に許容される担体とともに、錠剤、ペレット、トローチ、カプセル剤、坐剤、クリーム、軟膏、エアロゾル、吸入(insufflation)用の散剤、液剤、乳剤、懸濁剤及び使用に好適な他のあらゆる形態に調合されてもよい。更に、補助剤、安定化剤、増粘剤、着色剤及び香料を必要に応じて用いてもよい。化合物(I)又はその製薬学的に許容される塩は、医薬組成物に中に、疾患の進行又は症状に所望の前記医薬効果を奏するのに十分な量で含まれる。
【0059】
組成物を哺乳動物(例、ヒト、マウス、ラット、ブタ、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ等、特にヒト)に投与するには、該組成物を静脈内、筋肉内、肺もしくは経口投与又は吸入(insufflation)により投与することが好ましい。化合物(I)の治療有効量の投与量は、治療されるべき患者の個々の年令及び状態によって様々であるが、静脈内投与の場合、哺乳動物の体重1kgあたりの一日投与量として0.01−100mgの化合物(I)が、筋肉内投与の場合、哺乳動物の体重1kgあたりの一日投与量として0.1−100mgの化合物(I)が、経口投与の場合、哺乳動物の体重1kgあたりの一日投与量として0.5−100mgの化合物(I)が、前記疾患の予防及び/又は治療に通常投与される。
【0060】
以下に、本発明の化合物[I]を調製するための反応を、調製例及び実施例に示して、より詳細に説明する。しかしながら、調製例及び実施例は本発明を説明する目的だけに記載されているものであり、本発明は調製例及び実施例によって何ら限定されるものではない。
【0061】
調製例及び実施例で用いられる略語、記号及び用語は、以下の意味を示す。
CHCl:ジクロロメタン
EtOAc:酢酸エチル
MeOH:メタノール
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
EtN:トリエチルアミン
iPrNEt:N−エチル−N−イソプロピル−2−プロパンアミン
IPE:ジイソプロピルエーテル
THF:テトラヒドロフラン
HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HATU:N−[(ジメチルアミノ)(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)メチレン]−N−メチルメタンアミニウム ヘキサフルオロホスフェート
Pd/C:パラジウム炭素
min:分
hr:時間
HCl:塩酸
NaOH:水酸化ナトリウム
WSC−HCl:N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド 塩酸塩
MgSO:硫酸マグネシウム
NaHCO:炭酸水素ナトリウム
DMSO:ジメチルスルホキシド
【0062】
調製例1
(2,6−ジクロロフェニル)アミン(12.8g)のTHF(73mL)溶液に、リチウム 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(79.8mL)の1M THF溶液を、0℃で窒素雰囲気下添加し、混合物を同じ温度で30分間撹拌した。この溶液に、ジメチル (2E,4Z)−4−(メトキシメチレン)−2−ペンテンジオエート(14.52g)のTHF(35mL)溶液を速やかに加え、得られた混合物を0℃で3時間撹拌した。反応混合物を、EtOAc(150mL)で希釈し、1M HCl(200mL)及び食塩水(150mL)の混合液、飽和NaHCO水(150mL)、食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をEtOAc及びヘキサン(1:2)の混合液に微細分散(triturated)し、濾取して、ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエート(9.28g)を得た。濾液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲル(200g)カラムクロマトグラフィー(EtOAc−ヘキサン(1:2)で溶出)で精製し、続いて単離された物をEtOAc−ヘキサン(1:2)に微細分散(triturating)し、ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエート(1.30g)を得た。
Mass ESI (+) 330 (M+H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 3.62 (3H, s), 3.80 (3H, s), 6.20 (1H, d, J = 15.7 Hz), 7.29-7.37 (1H, m), 7.60 (2H, d, J = 8.14 Hz), 8.00 (1H, d, J = 13.3 Hz), 10.27 (1H, d, J = 13.3Hz)
【0063】
調製例2
調製例1と同様の方法に従って、ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2,6−ジメチル−4−フルオロフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエートを得た。
Mass ESI (+) 330 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 2.27 (6H, s), 3.73 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.12 (1H, d, J = 15.72 Hz), 6.81 (1H, d, J = 8.84 Hz), 7.19 ( 1H, d, J = 13.23 Hz), 7.39 (1H, d, J = 15.68 Hz), 10.08 (1H, d, J = 13.20 Hz)
【0064】
調製例3
調製例1と同様の方法に従って、ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエートを得た。
Mass ESI (+) 336 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 3.76 (3H, s), 3.91 (3H, s), 6.21 (1H, d, J = 15.88 Hz), 6.98-7.23 (3H, m), 7.44 (1H, d, J = 15.82 Hz), 7.97 (1H, d, J = 12.86 Hz), 10.96 (1H, d, J = 12.78 Hz)
【0065】
調製例4
調製例1と同様の方法に従って、ジメチル (2E,4Z)−4−[(tert−ブチルアミノ)メチレン]−2−ペンテンジオエートを得た。
Mass ESI (+) 264 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 1.36 (9H, s), 3.73 (3H, s), 3.78 (3H, s), 6.02 (1H, d, J = 15.6 Hz), 7.35 (1H, d, J = 14.1 Hz), 7.40 (1H, d, J = 15.6 Hz), 9.23 (1H, br d)
【0066】
調製例5
調製例1と同様の方法に従って、ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2,6−ジメチルフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエートを得た。
Mass ESI (+) 312 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 2.23 (6H, s), 3.73 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.12 (1H, d, J = 15.7 Hz), 7.02-7.16 (3H, m), 7.29 (1H, d, J = 13.9 Hz), 7.41 (1H, d, J = 15.7 Hz), 10.24 (1H, d, J = 13.0 Hz)
【0067】
調製例6
調製例1と同様の方法に従って、ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2,6−ジフルオロフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエートを得た。
Mass ESI (+) 320 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 3.76 (3H, s), 3.94 (3H, s), 6.20 (1H, d, J = 15.72 Hz), 6.76-7.04 (3H, m), 7.44 (1H, d, J = 15.80 Hz), 7.96 (1H, d, J = 12.86 Hz), 10.79 (1H, d, J = 11.68 Hz)
【0068】
調製例7
ジメチル (2E,4Z)−4−{[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]メチレン}−2−ペンテンジオエート(7.3g)のMeOH(73mL)溶液に、MeOH(4.3mL)中の28%ナトリウムメトキシドを加えた。混合物を、8時間、窒素雰囲気下で還流した。反応混合物を室温まで冷却し、1M HCl(140mL)に0℃で注いだ。得られた混合物を、EtOAc(70mL×2)で抽出した。合わせた抽出物を、飽和NaHCO水(100mL)及び食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をEtOAc及びヘキサン(1:3)の混合液で微細分散(triturated)し、メチル 1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレート(4.3g)を得た。
Mass ESI (+) 300 (M+H)
1H-NMR (CDCl3) d 3.87 (3H, s), 6.68 (1H, d, J = 10.28 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 9.42 and 5.84 Hz), 7.49-7.53 (2H, m), 7.94-8.01 (2H, m)
【0069】
調製例8
調製例7と同様の方法に従って、メチル 1−(2,6−ジメチル−4−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 298 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 2.08 (6H, s), 3.86 (3H, s), 6.68 (1H, dd, J = 8.32 and 2.44 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.80 Hz), 7.98 (2H, dd, J = 8.40 and 2.48 Hz)
【0070】
調製例9
調製例7と同様の方法に従って、メチル 1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 282 (M+H)
1H-NMR (CDCl3) d 3.87 (3H, s), 6.68 (1H, d, J = 9.38 Hz), 7.02-7.25 (1H, m), 7.40-7.46 (2H, m), 7.93-8.04 (2H, m)
【0071】
調製例10
調製例7と同様の方法に従って、メチル 1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 288 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 3.87 (3H, s), 6.67 (1H, d, J = 9.84 Hz), 7.08-7.13 (2H, m), 7.44-7.48 (1H, m), 7.95 (1H, dd, J = 9.80 and 2.52 Hz), 8.09 (1H, s)
【0072】
調製例11
ジメチル (2E,4Z)−4−[(tert−ブチルアミノ)メチレン]−2−ペンテンジオエート(1.2g)のMeOH(10mL)溶液に、MeOH(1.9mL)中の28%ナトリウムメトキシドを加え、混合物を、8時間、窒素雰囲気下で加熱還流した。溶媒を減圧下濃縮し、残渣をEtOAc(20mL)で希釈した。得られた混合物を、1M HCl(20mL)、飽和NaHCO水(20mL)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、減圧下濃縮し、エチル 1−(tert−ブチル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレート(657mg)を得た。
Mass ESI (+) 224 (M+H)
1H-NMR (CDCl3) d 1.35 (3H, t, J = 7.15 Hz), 1.70 (9H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.14 Hz), 6.44 (1H, d, J = 9.37 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 9.45 and 2.44 Hz), 8.44 (1H, d, J = 2.38 Hz)
【0073】
調製例12
調製例11と同様の方法に従って、エチル 1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 294 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 1.35 (3H, t, J = 7.24 Hz), 2.10 (6H, s), 4.32 (2H, q, J = 7.10 Hz), 6.70 (1H, d, J = 10.04 Hz), 7.17-7.32 (3H, m), 7.95-8.02 (2H, m)
【0074】
調製例13
(2,6−ジフルオロフェニル)アミン(15.5g)のTHF(140mL)溶液に、0℃、窒素雰囲気下で、リチウム 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(120mL)の1M THF溶液を滴下し、混合物を同じ温度で、30分間撹拌した。該溶液に、ジメチル (2E,4Z)−4−(メトキシメチレン)−2−ペンテンジオエート(20g)のTHF(60mL)溶液を0℃で加え、得られた混合物を同じ温度で2時間撹拌した。反応を、EtOAc(200mL)及び0.5M HCl(200mL)の混合液で止めた。水層をEtOAc(200mL)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をMeOH(100mL)で希釈し、得られた溶液に、MeOH(38.6mL)中の28%ナトリウムメトキシドを加えた。反応混合物を、6時間、窒素雰囲気下で加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をEtOAc(200mL)と1M HCl(300mL)で分液した。水層を分離し、EtOAc(200mL)で抽出した。有機層を合わせ、飽和NaHCO水(300mL)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣をIPEに微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取し、メチル 1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレート(5.34g)を得た。
Mass ESI (+) 288 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 3.87 (3H, s), 6.67 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.08-7.13 (2H, m), 7.42-7.50 (1H, m), 7.94 (1H, dd, J = 9.72 and 2.64 Hz), 8.09 (1H, t, J = 1.4 Hz)
【0075】
調製例14
調製例13と同様の方法に従って、メチル 1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 314 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 2.07 (6H, s), 3.86 (3H, s), 6.69 (1H, dd, J = 8.74 and 1.58 Hz), 7.19 (2H, s), 7.95-8.01 (2H, m)
【0076】
調製例15
調製例13と同様の方法に従って、メチル 1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 288 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 3.85 (3H, s), 6.66 (1H, dd, J = 9.68 and 0.56 Hz), 7.13-7.17 (1H, m), 7.22-7.27 (1H, m), 7.28-7.36 (1H, m), 7.94 (1H, d, J = 9.80 Hz), 8.14 (1H, d, J = 1.92 Hz)
【0077】
調製例16
調製例13と同様の方法に従って、メチル 6−オキソ−1−(1−フェニルエチル)−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 280 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 1.76 (3H, d, J = 7.18 Hz), 3.77 (3H, s), 6.40 (1H, q, J = 7.12 Hz), 6.56 (1H, d, J = 9.50 Hz), 7.28-7.43 (5H, m), 7.80 (1H, dd, J = 9.52 and 2.50 Hz), 8.04 (1H, d, J = 2.46 Hz)
【0078】
調製例17
ジメチル (2E,4Z)−4−(メトキシメチレン)−2−ペンテンジオエート(1.23g)のDMF(30mL)溶液に、シクロヘキサンアミン(670mg)を0℃で加え、混合物を同じ温度で30分間窒素雰囲気下で撹拌した。反応混合物を5時間加熱還流した。混合物を氷浴下で冷却し、水(100mL)に注いだ。反応混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出し、有機相を合わせ、食塩水で二回洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc−ヘキサン(1:2−1:1)で溶出)で精製し、メチル 1−シクロヘキシル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレート(520mg)を得た。
Mass ESI (+) 258 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 1.22-1.27 (1H, m), 1.48-1.53 (4H, m), 1.75-1.79 (1H, m), 1.91-1.95 (4H), m), 3.86 (3H, s), 4.84-4.86 (1H, m), 6.53 (1H, d, J = 9.36 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 9.4 and 2.44 Hz), 8.21 (1H, d, J = 2.44 Hz)
【0079】
調製例18
調製例17と同様の方法に従って、メチル 1−(2−メチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレートを得た。
Mass ESI (+) 266 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 2.16 (3H, s), 3.85 (3H, s), 6.65 (1H, d, J = 9.94 Hz), 7.16-7.22 (1H, m), 7.29-7.40 (3H, m), 7.95 (1H, dd, J = 9.62 and 2.54 Hz), 8.11 (1H, d, J = 2.60 Hz)
【0080】
調製例19
3−アミノ−4−クロロ安息香酸(3.99g)のTHF(35mL)溶液に、窒素雰囲気下、内温を−5℃以下に保ちながら、リチウム 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(46.5mL)の1M THF溶液を滴下し、混合物を約−10℃で15分間撹拌した。メチル 1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレート(3.46g)の粉末を速やかに混合物に加え、反応混合物を同じ温度で3時間窒素雰囲気下で撹拌した。反応混合物を、氷水(700mL)及び1M HCl(100mL)の混合物に注ぎ、得られた混合物をEtOAc(150mL×3)で抽出した。抽出中に不溶物が生成したので、それを濾去した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をMeOHに微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取して、4−クロロ−3−({[1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸(1.74g)を得た。
Mass ESI (-) 437 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.72 (1H, d, J = 9.74 Hz), 7.57-7.89 (6H, m), 8.08-8.17 (2H, m), 8.48 (1H, d, J = 2.42 Hz), 10.04 (1H, s), 13.3 (1H, br s)
【0081】
調製例20
調製例19と同様の方法に従って、3−({[1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)−4−メチル安息香酸を得た。
Mass ESI (-) 415 (M-H)
1H-NMR (CD3OD) d 2.33 (3H, s), 6.77 (1H, d, J = 9.56 Hz), 7.39 (1H, d, J = 8.02 Hz), 7.54-7.69 (3H, m), 7.85 (1H, dd, J = 7.96 and 1.44 Hz), 7.95 (1H, s), 8.19-8.28 (2H, m)
【0082】
調製例21
調製例19と同様の方法に従って、4−クロロ−3−({[1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸を得た。
Mass ESI (-) 429 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 2.05 (6H, s), 6.67 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.40 (2H, s), 7.67 (1H, d, J = 8.40 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 8.36 and 2.08 Hz), 8.05-8.31 (2H, m), 8.32 (1H, s), 9.98 (1H, s), 13.55 (1H, br s)
【0083】
調製例22
調製例19と同様の方法に従って、4−クロロ−3−({[1−(2,6−ジメチル−4−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸を得た。
Mass ESI (-) 413 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 2.49 (6H, s), 6.67 (1H, d, J = 9.72 Hz), 7.17 (2H, d, J = 9.32 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.32 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 8.32 and 2.00 Hz), 8.05-8.10 (2H, m), 8.32 (1H, d, J = 2.40 Hz), 9.99 (1H, s), 13.23 (1H, br s)
【0084】
調製例23
調製例19と同様の方法に従って、4−クロロ−3−({[(1−シクロヘキシル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸を得た。
Mass ESI (-) 373 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 1.21-1.26 (1H, m), 1.39-1.45 (2H, m), 1.65-1.73 (3H, m), 1.74-1.88 (4H, m), 4.66-4.73 (1H, m), 6.49 (1H, d, J = 9.52 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.36 Hz), 7.82 (1H, dd, J = 8.36 and 2.00 Hz), 7.91 (1H, dd, J = 9.52 and 2.52 Hz), 8.07 (1H, d, J = 2.00 Hz), 8.46 (1H, d, J = 2.48 Hz), 10.04 (1H, s), 13.28 (1H, s, br s)
【0085】
調製例24
メチル 1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキシレート(5.41g)のEtOH(108mL)とTHF(54mL)の混合溶液に、1M NaOH水(82mL)を0℃で加え、混合物を同じ温度で2時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣を1M HCl(160mL)で処理した。生成した沈殿物を濾取し、60℃で減圧乾燥して、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(4.73g)を得た。
Mass ESI (-) 250 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.62 (1H, d, J = 9.64 Hz), 7.30-7.39 (2H, m), 7.55-7.67 (1H, m), 7.92-7.95 (1H, dd, J = 9.64 and 2.56 Hz), 13.12 (1H, br s)
【0086】
調製例25
調製例24と同様の方法に従って、1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 266 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.62 (1H, d, J = 9.68 Hz), 7.43-7.51 (1H, m), 7.56-7.64 (2H, m), 7.94 (1H, dd, J = 9.80 and 2.56 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.44 Hz), 13.06 (1H, s)
【0087】
調製例26
調製例24と同様の方法に従って、1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 250 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.58 (1H, d, J = 9.68 Hz), 7.27-7.47 (2H, m), 7.59-7.66 (1H, m), 7.78-7.93 (1H, m), 8.34 (1H, d, J = 2.4 Hz), 13.05 (1H, br s)
【0088】
調製例27
調製例24と同様の方法に従って、1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 282 (M-H)
1H-NMR (CDCl3+CD3OD) d 6.70 (1H, dd, J = 8.80 and 1.4 Hz), 7.35-7.56 (3H, m), 8.02-8.07 (2H, m)
【0089】
調製例28
調製例24と同様の方法に従って、1−(2−メチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 228 (M-H)
1H-NMR (CD3OD) d 2.12 (3H, s), 6.65 (1H, d, J = 9.64 Hz), 7.24-7.49 (4H, m), 8.09 (1H, dd, J = 9.52 and 2.50 Hz), 8.21 (1H, d, J = 2.36 Hz)
【0090】
調製例29
調製例24と同様の方法に従って、1−tert−ブチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 194 (M-H)
1H-NMR (CDCl3-CD3OD) d 1.71 (9H, s), 6.46 (1H, d, J = 9.32 Hz), 7.82 (1H, dd, J = 9.44 and 2.42 Hz), 8.48 (1H, d, J = 2.34 Hz)
【0091】
調製例30
調製例24と同様の方法に従って、1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 242 (M-H)
1H-NMR (CD3OD) d 2.06 (6H, s), 6.70 (1H, d, J = 10.20 Hz), 7.21-7.35 (3H, m), 8.08-8.15 (2H, m)
【0092】
調製例31
調製例24と同様の方法に従って、1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 266 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.62 (1H, d, J = 9.68 Hz), 7.43-7.51 (1H, m), 7.56-7.64 (2H, m), 7.94 (1H, dd, J = 9.80 and 2.56 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.44 Hz), 13.06 (1H, s)
【0093】
調製例32
調製例24と同様の方法に従って、6−オキソ−1−(1−フェニルエチル)−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸を得た。
Mass ESI (-) 242 (M-H)
1H-NMR (CD3OD) d 1.78 (3H, d, J = 7.14 Hz), 6.29 (1H, q, J = 7.10 Hz), 6.57 (1H, d, J = 9.46 Hz), 7.28-7.45 (5H, m), 7.92 (1H, dd, J = 9.36 and 2.40 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.40 Hz)
【0094】
調製例33
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(795mg)のCHCl(8mL)懸濁液に、DMF(0.025mL)及びエタン二酸ジクロリド(603mg)を0℃で窒素雰囲気下加え、混合物を室温で2時間撹拌した。揮発性物質を減圧下エバポレーションで除去し、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニル クロリド(810mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3) d 6.68-6.72 (1H, m), 7.09-7.17 (2H, m), 7.44-7.55 (1H, m), 7.92-7.97 (1H, m), 8.31 (1H, dd, J = 2.72 and 0.56 Hz)
【0095】
調製例34
調製例33と同様の方法に従って、1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニル クロリドを得た。
1H-NMR (CDCl3) d 6.71 (1H, d, J = 9.84 Hz), 7.23-7.27 (1H, m), 7.41-7.52 (2H, m), 7.95 (1H, dd, J = 9.88 and 2.72 Hz), 8.12 (1H, s)
【0096】
調製例35
3−アミノ−4−クロロ安息香酸(509mg)のTHF(8mL)溶液に、窒素雰囲気下、内温を−5℃以下に保ちながら、リチウム 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(6mL)の1M THF溶液を滴下し、混合物を約−5℃で30分間撹拌した。溶液に、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニル クロリド(800mg)のTHF(8mL)溶液を滴下し、得られた混合物を約−5℃で1時間撹拌した。反応混合物を、EtOAc(16mL)と1M HCl(16mL)で分液した。水層をEtOAc(8mL)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水で二回洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をCHClに微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取した。単離された物をMeOHで微細分散(triturated)し、濾取して、4−クロロ−3−({[1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸(288mg)を得た。
Mass ESI (-) 403 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.70 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.34-7.44 (2H, m), 7.64-7.71 (2H, m), 7.82 (1H, dd, J = 6.88 and 4.80 Hz), 8.08 (1H, s), 8.10 (1H, dd, J = 7.32 and 2.64 Hz), 10.04 (1H, s), 13.27 (1H, br s)
【0097】
調製例36
調製例35と同様の方法に従って、4−ブロモ−3−({[1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸を得た。
Mass ESI (-) 403 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.70 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.34-7.44 (2H, m), 7.64-7.71 (2H, m), 7.82 (1H, dd, J = 6.88 and 4.80 Hz), 8.08 (1H, s), 8.10 (1H, dd, J = 7.32 and 2.64 Hz), 10.04 (1H, s), 13.27 (1H, br s)
【0098】
調製例37
調製例35と同様の方法に従って、4−クロロ−3−({[1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸を得た。
Mass ESI (-) 419 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.71 (1H, d, J = 9.84 Hz), 7.53-7.69 (4H, m), 7.81 (1H, dd, J = 8.32 and 2.04 Hz), 8.09-8.13 (2H, m), 8.53 (1H, d, J = 2.44 Hz), 10.04 (1H, s), 13.25 (1H, s)
【0099】
調製例38
1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(1.24g)及びDMF(0.124mL)のCHCl(124mL)懸濁液に、エタン二酸ジクロリド(940mg)を0℃窒素雰囲気下で加え、混合物を外気温で1時間撹拌した。追加のDMF(0.124mL)を加え、混合物を更に30分間撹拌した。揮発性物質をエバポレーションで除去し、残渣をTHF(12.4mL)に懸濁し、−78℃まで冷却した。3−アミノ−4−クロロ安息香酸(847mg)のTHF(18mL)溶液に、リチウム 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(9.9mL)の1M THF溶液を0℃窒素雰囲気下で加え、混合物を室温で30分間撹拌した。溶液を−78℃まで冷却し、該溶液に、上記のように調製した1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニル クロリドのTHF(12.4mL)懸濁液を加えた。反応混合物を−78℃で2時間窒素雰囲気下で撹拌し、次いでEtOAc(30mL)及び1M HCl(20mL)の混合液に注いだ。水層をEtOAc(30mL)で抽出し、有機層を合わせ、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をMeOHに微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取して、4−クロロ−3−({[1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸(780mg)を得た。
Mass ESI (-) 403 (M-H)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.66 (1H, d, J = 9.64 Hz), 7.41-7.47 (1H, m), 7.50-7.54 (1H, m), 7.63-7.70 (2H, m), 7.81 (1H, dd, J = 8.36 and 2.04 Hz), 7.91 (1H, d, J = 2.56 Hz), 7.93 (1H, d, J = 2.52 Hz), 8.53 (1H, s), 10.05 (1H, s), 13.27 (1H, br s)
【0100】
調製例39
(4−メチル−3−ニトロフェニル)アミン(304mg)のDMF(3mL)溶液に、シクロプロパンカルボン酸(258mg)、HATU(1.14g)及びiPrNEt(1.55g)を連続して加え、混合物を室温で16時間窒素雰囲気下で撹拌した。反応混合物をEtOAc(15mL)で希釈し、反応混合物を1M HCl(15mL×2)、飽和NaHCO水(15mL×2)及び食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(EtOAc−ヘキサン(1:2)で溶出)で精製し、N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(413mg)を得た。
Mass ESI (+) 243 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.82-0.88 (2H, m), 0.90-1.00 (2H, m), 2.49 (3H, s), 7.34 (1H, d, J = 8.37 Hz), 7.66 (1H, dd、J = 8.38 and 2.29 Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.18 Hz)
【0101】
調製例40
N−(4−メチル−3−ニトロフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(409mg)を、10%Pd/C(50%wet、80mg)、大気圧水素下、MeOH(20mL)中で5時間水素化した。触媒を、セライト(登録商標)パッドで濾去し、濾液を減圧下濃縮し、N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(335mg)を得た。
Mass ESI (+) 213 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.75-0.84 (2H, m), 0.87-0.95 (2H, m), 1.65-1.78 (1H, m), 2.09 (3H, s), 6.73 (1H, dd, J = 8.04 and 2.04 Hz), 6.89 (1H, d, J = 8.06 Hz), 7.00 (1H, d, J = 1.98 Hz)
【0102】
調製例41
3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン 塩酸塩(2.5g)のEtOAc(18mL)の懸濁液に、2.94M NaOH水(8mL)を0℃窒素雰囲気下で加え、混合物を同じ温度で15分間撹拌した。反応混合物に、2,2,2−トリクロロエチル クロロカルボネート(2.79g)を加え、得られた混合物を室温で6時間撹拌した。有機層を分離し、食塩水(10mL×2)で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をIPEに微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取して、2,2,2−トリクロロエチル [3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルバメート(1.96g)を得た。
Mass ESI (+) 406 (M+H)
1H-NMR (CDCl3) d 1.34 (9H, s), 2.40 (3H, s), 4.81 (2H, s), 6.41 (1H, s), 6.80 (1H, br s), 7.31-7.37 (4H, m).
【0103】
調製例42
2,2,2−トリクロロエチル[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルバメート(101mg)及び(4−メチル−3−ニトロフェニル)アミン(38mg)のDMSO(1mL)混合物に、iPrNEt(44mL)を窒素雰囲気下で加え、混合物を60℃で4時間撹拌した。反応混合物を、EtOAc(2mL)で希釈し、1M HCl(2mL×2)、飽和NaHCO水(2mL)及び食塩水(2mL)で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(2%MeOH−CHClで溶出)で精製して、1−[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)ウレア(96mg)を得た。
Mass ESI (+) 408 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 1.30 (9H, s), 2.31 (3H, s), 2.52 (3H,s), 6.40 (1H, s), 6.75 (1H, s), 7.12-7.27 (4H, m), 7.52 (1H, dd, J = 8.32 and 2.26 Hz), 7.70 (1H, s), 7.90 (1H, d, J = 2.20 Hz).
【0104】
調製例43
1−[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)ウレア(93mg)を、10%Pd/C(50%wet、10mg)、大気圧水素下、MeOH(2mL)中で4時間水素化した。触媒を、セライト(登録商標)パッドで濾去し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をIPEで微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取して、1−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−3−[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ウレア(74mg)を得た。
Mass ESI (+) 378 (M+H)
1H-NMR (CDCl3) d 1.37 (9H, s), 2.32 (3H, s), 2.43 (3H, s), 7.11 (1H, dd, J = 8.34 and 2.18 Hz), 7.24-7.32 (2H, m), 7.38 (4H, s), 7.81 (1H, d, J = 2.32 Hz)
【0105】
調製例44
(4−メチル−3−ニトロフェニル)アミン(152mg)のCHCl(15mL)溶液に、iPrNEt(1.29g)及びトリクロロ無水酢酸(370mg)を連続して、0℃窒素雰囲気下で加え、混合物を0℃で3時間撹拌した。溶液にフェニルアミン(930mg)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。揮発性物質を減圧下濃縮し、残渣をEtOAc(10mL)で希釈し、反応混合物を、1M HCl(5mL×2)、飽和NaHCO水(5mL×2)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をIPEに微細分散(triturated)した。生成した沈殿物を濾取して、1−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−3−フェニルウレア(270mg)を得た。
Mass ESI (+) 294 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 2.45 (3H, s), 6.95-7.02 (1H, m), 7.25-7.57 (6H, m), 8.29 (1H, d, J = 2.24 Hz), 8.81 (1H, s), 9.08 (1H, s)
【0106】
調製例45
調製例44と同様の方法に従って、1−シクロプロピル−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)ウレアを得た。
Mass ESI (+) 258 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 0.46-0.54 (2H, m), 0.70-0.79 (2H, m), 2.47 (3H, s), 2.52-2.63 (1H, m), 7.28 (1H, d, J = 8.40 Hz), 7.50 (1H, dd, J = 8.34 and 2.30 Hz), 8.16 (1H, d, J 2.32 Hz)
【0107】
調製例46
調製例43と同様の方法に従って、1−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−3−フェニルウレアを得た。
Mass ESI (+) 264 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 1.97 (3H, s), 4.79 (2H, s), 6.53 (1H, d, J = 7.85 Hz), 6.76-6.79 (2H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.33 Hz), 7.25 (2H, t, J = 7.74 Hz), 7.42 (2H, d, J = 7.75 Hz), 8.32 (1H, s), 8.55 (1H, s)
【0108】
調製例47
調製例43と同様の方法に従って、1−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−3−シクロプロピルウレアを得た。
Mass ESI (+) 228 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.31-0.39 (2H, m), 1.95 (3H, s), 4.69 (2H, s), 6.21 (1H, d, J = 2.54 Hz), 6.49 (1H, dd, J = 7.96 and 2.10 Hz), 6.67-6.74 (2H, m), 7.87 (1H, s)
【0109】
実施例1
4−クロロ−3−({[1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)安息香酸(1.74g)のDMF(17mL)溶液に、HATU(3.03g)、シクロプロパンアミン(680mg)及びiPrNEt(3.08g)を連続して0℃で加え、混合物を室温で16時間、窒素雰囲気下で撹拌した。混合物を、EtOAc(50mL)及び1M HCl(50mL)で分液し、生成した沈殿物を濾去した。濾液の有機層を分離し、1M HCl(50mL)、飽和NaHCO水(50mL×2)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をIPE及びMeOHの混合液に微細分散(triturated)した。沈殿物を濾取し、EtOHに微細分散(triturated)して濾取して、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(890mg)を得た。
Mass ESI (+) 498 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.52-0.59 (2H, m), 0.61-0.74 (2H, m), 2.78-2.91 (1H, m), 6.72 (1H, d, J = 9.74 Hz), 7.58-7.79 (4H, m), 7.97 (1H, d, J = 1.96 Hz), 8.14 (1H, dd, J = 9.66 and 2.56 Hz), 8.47 (1H, d, J = 2.46 Hz), 8.52 (1H, d, J = 4.14 Hz), 10.03 (1H, s)
【0110】
実施例2
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(メトキシアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 490 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 3.70 (3H, s), 6.71 (1H, d, J = 9.80 Hz), 7.60-7.68 (3H, m), 7.76-7.78 (2H, m), 7.92 (1H, d, J = 1.52 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 9.72 and 2.64 Hz), 8.48 (1H, d, J = 2.40 Hz), 10.04 (1H, s), 11.86 (1H, s)
【0111】
実施例3
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(イソオキサゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 526 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.72 (1H, d, J = 9.80 Hz), 7.04 (1H, d, J = 1.64 Hz), 7.60-7.64 (2H, m), 7.71-7.78 (3H, m), 7.94 (1H, dd, J = 8.44 and 2.16 Hz), 8.15 (1H, dd, J = 9.68 and 2.56 Hz), 8.23 (1H, d, J = 2.20 Hz), 8.50 (1H, d, J = 2.40 Hz), 8.86 (1H, d, J = 1.68 Hz), 10.07 (1H, s)
【0112】
実施例4
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 537 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.72 (1H, d, J = 9.72 Hz), 7.41 (1H, dd, J = 8.32 and 4.88 Hz), 7.62 (1H, dd, J = 8.68 and 7.44 Hz), 7.73-7.78 (3H, m), 7.93 (1H, dd, J = 8.44 and 2.08 Hz), 8.16-8.20 (3H, m), 8.33 (1H, dd, J = 4.76 and 1.48 Hz), 8.53 (1H, d, J = 2.44 Hz), 8.93 (1H, d, J = 2.56 Hz),10.18 (1H, s), 10.58 (1H, s)
【0113】
実施例5
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 540 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 3.78 (3H, s), 6.58 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.72 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.60-7.67 (3H, m), 7.77 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.91 (1H, dd, J = 8.0 and 1.6 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 10.0 and 2.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.49 (1H, d, J = 2.8 Hz), 10.04 (1H, s), 10.93 (1H, s)
【0114】
実施例6
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 538 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 3.68 (3H, s), 6.23 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.72 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.39 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.62 (1H, dd, J = 8.8 and 7.6 Hz), 7.73-7.78 (3H, m), 7.88 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.13-8.16 (2H, m), 8.50 (1H, d, J = 2.4 Hz), 10.09 (1H, s), 10.40 (1H, s)
【0115】
実施例7
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 602 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 6.48 (1H, s), 6.71 (1H, d, J = 9.64 Hz), 7.32-7.79 (11H, m), 8.04 (1H, s), 8.13 (1H, dd, J = 9.76 and 2.64 Hz), 8.48 (1H, d, J = 2.36 Hz), 10.06 (1H, s), 10.49 (1H, s)
【0116】
実施例8
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロ−4−メチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 492 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.54-0.58 (2H, m), 0.66-0.71 (2H, m), 2.04 (6H, s), 2.82-2.86 (1H, m), 6.67 (1H, d, J = 9.64 Hz), 7.41 (2H, s), 7.62 (1H, d, J = 8.39 Hz), 7.72 (1H, dd, J = 8.39 and 2.08 Hz), 7.97 (1H, d, J = 2.10 Hz), 8.08 (1H, dd, J = 9.63 and 2.65 Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.60 Hz), 8.53 (1H, s), 9.99 (1H, s)
【0117】
実施例9
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−シクロヘキシル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 436 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.56-0.59 (2H, m), 0.67-0.70 (2H, m), 1.20-1.28 (1H, m), 1.36-1.47 (2H, m), 1.63-1.74 (3H, m), 1.73-1.88 (4H, m), 2.83-2.89 (1H, m), 4.67-4.74 (1H, m), 6.50 (1H, d, J = 9.52 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.40 Hz), 7.75 (1H, dd, J = 8.40 and 2.20 Hz), 7.91 (1H, dd, J = 9.40 and 2.48 Hz), 7.96 (1H, d, J = 1.88 Hz), 8.46 (1H, d, J = 2.48 Hz), 8.54 (1H, d, J = 4.16 Hz), 10.04 (1H, s)
【0118】
実施例10
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジメチル−4−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 476 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.54-0.58 (2H, m), 0.66-0.71 (2H, m), 2.05 (6H, s), 2.83-2.85 (1H, m), 6.67 (1H, d, J = 9.60 Hz), 7.17 (2H, d, J = 9.31 Hz), 7.62 (1H, d, J = 8.36 Hz), 7.72 (1H, dd, J = 8.35 and 2.01 Hz), 7.97 (1H, d, J = 2.08 Hz), 8.08 (1H, dd, J = 9.57 and 2.54 Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.56 Hz), 4.14 Hz), 9.99 (1H, s)
【0119】
実施例11
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 466 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.54-0.58 (2H, m), 0.67-0.71 (2H, m), 2.81-3.31 (1H, m), 6.70 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.42 (2H, t, J = 8.28 Hz), 7.62-7.74 (3H, m), 7.97 (1H, d, J = 2.12 Hz), 8.10 (1H, dd, J = 9.72 and 2.76 Hz), 8.53 (1H, d, J = 4.16 Hz), 8.58 (1H, d, J = 2.48 Hz), 10.03 (1H, s)
【0120】
実施例12
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 506 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) 3.69 (3H, s), 6.23 (1H, d, J = 1.92 Hz), 6.71 (1H, d, J = 9.64 Hz), 7.39-7.44 (3H, m), 7.66-7.70 (2H, m), 7.74 (1H, d, J = 8.40 Hz), 7.90 (1H, dd, J = 8.40 and 2.04 Hz), 8.10-8.14 (2H, m), 8.60 (1H, d, J = 2.52 Hz), 10.1 (1H, br s), 10.42 (1H, br s)
【0121】
実施例13
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルメトキシアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 496 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) 0.24-0.27 (2H, m), 0.51-0.55 (2H, m), 1.08-1.12 (1H, m), 3.65-3.71 (2H, m), 6.71 (1H, d, J = 9.84 Hz), 7.42 (2H, t, J = 8.20 Hz), 7.64-7.71 (3H, m), 7.92 (1H, d, J = 1.60 Hz), 8.10 (1H, dd, J = 9.72 and 1.60 Hz), 8.58 (1H, d, J = 2.52 Hz), 10.04 (1H, s), 11.75 (1H, s, J = 11.76 Hz)
【0122】
実施例14
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 506 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 3.78 (3H, s), 6.58 (1H, d, J = 2.20 Hz), 6.71 (1H, d, J = 9.72 Hz), 7.40-7.45 (2H, m), 7.61-7.70 (3H, m), 7.91 (1H, dd, J = 8.44 and 2.16 Hz), 8.12 (1H, dd, J = 9.72 and 2.60 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.16 Hz), 8.60 (1H, d, J = 2.52 Hz), 10.05 (1H, s), 10.94 (1H, s)
【0123】
実施例15
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 512 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.55-0.58 (2H, m), 0.67-0.70 (2H, m), 2.83-2.86 (1H, m), 6.71 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.40-7.44 (2H, m), 7.64-7.68 (2H, m), 7.79 (1H, d, J = 8.40 Hz), 7.92 (1H, d, J = 2.08 Hz), 8.11 (1H, dd, J = 9.72 and 2.60 Hz), 8.54 (1H, d, J = 4.20 Hz), 8.57 (1H, d, J = 2.92 Hz), 10.02 (1H, s)
【0124】
実施例16
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 482 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.54-0.58 (2H, m), 0.67-0.71 (2H, m), 2.82-2.87 (1H, m), 6.71 (1H, d, J = 9.76 Hz), 7.53-7.58 (1H, m), 7.62-7.67 (3H, m), 7.73 (1H, dd, J = 8.40 and 2.04 Hz), 7.97 (1H, d, J = 2.04 Hz), 8.12 (1H, dd, J = 9.72 and 2.60 Hz), 8.52 (2H, d, J = 2.76 Hz), 10.02 (1H, s)
【0125】
実施例17
実施例1と同様の方法に従って、N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 466 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.54-0.58 (2H, m), 0.67-0.71 (2H, m), 2.82-2.87 (1H, m), 6.66 (1H, d, J = 9.52 Hz), 7.43-7.47 (2H, m), 7.50-7.74 (3H, m), 7.96 (1H, d, J = 2.08 Hz), 8.08 (1H, dd, J = 9.68 and 2.60 Hz), 8.52 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 5.20 Hz), 10.03 (1H, s)
【0126】
実施例18
1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(56mg)のDMF(0.76mL)溶液に、3−アミノ−N−シクロプロピル−4−メチルベンズアミド(45mg)、WSC−HCl(57mg)、HOBt(35mg)及びEtN(27mg)を加え、混合物を窒素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(2mL)で希釈し、水(4mL×2)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣を、分取薄層クロマトグラフィー(10%MeOH−CHClで溶出)で精製して、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(60mg)を得た。
Mass ESI (+) 480 (M+Na)
1H-NMR (CDCl3) d 0.54-0.62 (2H, m), 0.76-0.86 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.77-2.84 (1H, m), 6.61 (1H, s), 6.70 (1H, d, J = 10.24 Hz), 7.18 (1H, d, J = 7.96 Hz), 7.34-7.52 (4H, m), 7.68 (1H, s), 8.00-8.06 (2H, m), 8.41 (1H, s)
【0127】
実施例19
実施例18と同様の方法に従って、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2−メチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
1H-NMR (CDCl3) d 0.53-0.61 (2H, m), 0.76-0.88 (2H, m), 2.17 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.76-2.84 (1H, m), 6.49 (1H, s), 6.69 (1H, d, J = 9.56), 7.18-7.46 (6H, m), 7.74 (1H, s), 7.97 (1H, dd, J = 9.76 and 2.72 Hz), 8.18 (1H, d, J = 2.44 Hz), 8.25 (1H, s)
【0128】
実施例20
1−tert−ブチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(30mg)のDMF(0.6mL)溶液に、3−アミノ−N−シクロプロピル−4−メチルベンズアミド(44mg)、HATU(88mg)及びiPrNEt(89mg)を加え、混合物を窒素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(3mL)で希釈し、得られた混合物を1M HCl(3mL×2)、水(3mL)、飽和NaHCO水(3mL)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィー(10%MeOH−CHClで溶出)で精製して、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−tert−ブチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(27mg)を得た。
Mass ESI (+) 390 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.58-0.66 (2H, m), 0.75-0.85 (2H, m), 1.74 (9H, s), 2.79-2.87 (1H, m), 4.60 (2H, s), 6.51 (1H, d, J = 9.34 Hz), 7.37 (1H, d, J = 7.98 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 7.94 and 1.86 Hz), 7.74 (1H, d, J = 1.72 Hz), 7.98 (1H, dd, J = 9.42 and 2.48 Hz), 8.55 (1H, d, J = 2.42 Hz)
【0129】
実施例21
実施例20と同様の方法に従って、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 438 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.57-0.64 (2H, m), 0.74-0.84 (2H, m), 2.11 (6H, s), 2.77-2.85 (1H, m), 6.78 (1H, d, J = 10.44 Hz), 7.23-7.37 (4H, m), 7.62 (1H, dd, J = 7.96 and 1.88 Hz), 7.73 (1H, d, J = 1.84 Hz), 8.19-8.25 (2H, m)
【0130】
実施例22
実施例20と同様の方法に従って、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 446 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.57-0.67 (2H, m), 0.70-0.84 (2H, m), 2.77-2.88 (1H, m), 6.75 (1H, d, J = 9.72 Hz), 7.22-7.37 (3H, m), 7.55-7.70 (2H, m), 7.74 (1H, d, J = 1.60 Hz), 8.18 (1H, dd, J = 9.72 and 2.56 Hz), 8.39 (1H, d, J = 2.22 Hz)
【0131】
実施例23
実施例20と同様の方法に従って、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 462 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.57-0.65 (2H, m), 0.70-0.84 (2H, m), 2.77-2.98 (1H, m), 6.75 (1H, d, J = 9.62 Hz), 7.34-7.43 (2H, m), 7.54-7.65 (3H, m), 7.74 (1H, d, J = 1.74 Hz), 8.20 (1H, dd, J = 9.64 and 2.58 Hz), 8.33 (1H, d, J = 2.46 Hz)
【0132】
実施例24
実施例20と同様の方法に従って、N−{5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−1−(1−フェニルエチル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 438 (M+Na)
1H-NMR (CD3OD) d 0.56-0.66 (2H, m), 0.69-0.83 (2H, m), 1.82 (3H, d, J = 7.16 Hz), 2.25 (3H, s), 2.76-2.87 (1H, m), 6.33 (1H, q, J = 7.11 Hz), 6.64 (1H, d, =9.50 Hz), 7.32-7.39 (5H, m), 7.62 (1H, dd, J = 8.02 and 1.40 Hz), 7.68 (1H, s), 8.03 (1H, dd, J = 9.47 and 2.43 Hz), 8.27 (1H, d, J = 2.35 Hz)
【0133】
実施例25
1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(30mg)のDMF(0.6mL)溶液に、N−(3−アミノ−4−メチルフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(30mg)、HATU(60mg)及びiPrNEt(62mg)を連続して加え、混合物を窒素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(3mL)で希釈し、得られた混合物を、1M HCl(3mL×2)、飽和NaHCO水(3mL×2)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣を10%MeOH−CHClに微細分散(triturated)し、生成した沈殿物を濾取して、N−{5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(25mg)を得た。
Mass ESI (+) 478 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.76 (4H, d, J = 6.08 Hz), 1.70-1.80 (1H, m), 2.13 (3H, s), 6.68 (1H, d, J = 9.70 Hz), 7.15 (1H, d, J = 8.34 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 8.20 and 2.02 Hz), 7.57-7.65 (2H, m), 7.74 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 1.48 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 9.66 and 2.54 Hz), 8.40 (1H, d, J = 2.42 Hz), 9.69 (1H, s), 10.16 (1H, s)
【0134】
実施例26
1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸(35mg)及び1−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−3−[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ウレア(70mg)のDMF(1mL)溶液に、HATU(71mg)及びiPrNEt(96mg)を連続して窒素雰囲気下で加え、混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(5mL)で希釈し、反応混合物を1M HCl(5mL×2)、飽和NaHCO水(5mL×2)及び食塩水で連続して洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(5%MeOH−CHCl溶出)した。単離された物を、CHClで微細分散(triturated)し、沈殿物を濾取して、N−{5−[({[3−tert−ブチル−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド(34mg)を得た。
Mass ESI (+) 665 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 1.26 (9H, s), 2.12 (3H, s), 2.36 (3H, s), 6.34 (1H, s), 6.69 (1H, d, J = 9.72 Hz), 7.06-7.15 (2H, m), 7.32 (2H,d, J = 8.52 Hz), 7.39 (2H, d, J = 8.62 Hz), 7.53 (1H, d, J = 1.52 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 9.16 and 6.90 Hz), 7.74 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 1.56 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 9.68 and 2.60 Hz), 8.31 (1H, br s), 8.40 (1H, d, J = 2.34 Hz), 9.00 (1H, br s), 9.65 (1H, s)
【0135】
実施例27
実施例26と同様の方法に従って、N−{5−[(アニリノカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 531 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 2.13 (3H, s), 6.70 (1H, d, J = 9.64 Hz), 6.95 (1H, t, J = 7.40 Hz), 7.15-7.30 (4H, m), 7.41-7.65 (4H, m), 7.74-7.78 (2H, d, J = 7.54 Hz), 8.14 (1H, dd, J = 9.94 and 2.44 Hz), 8.41 (1H, d, J = 2.10 Hz), 8.63 (2H, d, J = 4.32 Hz), 9.70 (1H, s)
【0136】
実施例28
実施例26と同様の方法に従って、N−(5−{[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}−2−メチルフェニル)−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミドを得た。
Mass ESI (+) 493 (M+Na)
1H-NMR (DMSO-d6) d 0.34-0.42 (2H, m), 0.57-0.66 (2H, m), 2.10 (3H, s), 6.34 (1H, d, J = 2.32 Hz), 6.68 (1H, d, J = 9.70 Hz), 7.00-7.17 (2H, m), 7.43 (1H, d, J = 1.72 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 9.14 and 6.94 Hz), 7.74 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 1.48 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 9.72 and 2.54 Hz), 8.24 (1H, s), 8.39 (1H, d, J = 2.32 Hz), 9.65 (1H, s)
【0137】
以下の化合物は、調製例、実施例及び当業者に自明な方法またはそれらを改変した方法と同様にして、得ることができる。
実施例29
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例30
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例31
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例32
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2−メチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例33
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジメチル−4−フルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例34
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−ブロモフェニル]−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例35
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−ブロモフェニル]−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例36
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−ブロモフェニル]−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例37
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−クロロフェニル]−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例38
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−クロロフェニル]−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例39
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−クロロフェニル]−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例40
N−[5−(アニリノカルボニル)−2−メチルフェニル]−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例41
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例42
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例43
N−{2−ブロモ−5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例44
N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−(2,6−ジクロロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例45
N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例46
N−{2−クロロ−5−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル}−1−(2,6−ジメチルフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例47
N−{2−ブロモ−5−[(1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例48
N−{2−ブロモ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例49
N−{2−ブロモ−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例50
N−{2−ブロモ−5−[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例51
N−{2−ブロモ−5−[(メトキシアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例52
N−{2−ブロモ−5−[(イソオキサゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例53
N−{2−ブロモ−5−[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−1−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例54
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{2−メチル−5−[(1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例55
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{2−メチル−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例56
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{2−メチル−5−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例57
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{2−メチル−5−[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例58
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{5−[(メトキシアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例59
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{5−[(イソオキサゾール−3−イルアミノ)カルボニル]−2−メチルフェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
実施例60
1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−{2−メチル−5−[(ピリジン−3−イルアミノ)カルボニル]フェニル}−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド
【0138】
本発明の化合物を以下の表に記載する。
No.:実施例No.
【0139】
【表2】

【0140】
【表3】

【0141】
【表4】

【0142】
【表5】

【0143】
【表6】

【0144】
【表7】

【0145】
【表8】

【0146】
【表9】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

(式中、
は、低級アルキル、シクロアルキル又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよく;
は、ハロゲン原子、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル又は低級アルコキシであり;及び
は、
(1)式:
【化2】

(式中、Rは、低級アルキル、低級アルコキシ、シクロアルキル、芳香族複素環、非芳香族複素環又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(2)式:
【化3】

(式中、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、芳香族炭化水素環、芳香族複素環又は非芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(3)式:
【化4】

(式中、Rは、低級アルキル、シクロアルキル、芳香族炭化水素環又は非芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、又は
(4)ハロゲン原子、カルボキシ、ヒドロキシ及び低級アルコキシから選択された基である)
で表される化合物又はその塩。
【請求項2】
が、低級アルキル、シクロアルキル又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよく;
が、ハロゲン原子又は低級アルキルであり;及び
は、
(1)式:
【化5】

(式中、Rは、低級アルコキシ、シクロアルキル、芳香族複素環又は芳香族炭化水素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(2)式:
【化6】

(式中、Rは、シクロアルキル、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環であり、それらの各々は一以上の置換基で置換されていてもよい)で表される基、又は
(3)式:
【化7】

(式中、Rは、一以上の置換基で置換されていてもよいシクロアルキルである)で表される基
である、請求項1記載の化合物又はその塩。
【請求項3】
が、
(1)一個の(C6−16)アリールで置換されていてもよい(C1−6)アルキル、
(2)(C3−7)シクロアルキル、又は
(3)ハロゲン原子、(C1−6)アルキル及び(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい、(C6−16)アリールであり;
が、ハロゲン原子又は(C1−6)アルキルであり;及び
が、
(1)式:
【化8】

(式中、Rは、(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、5−乃至14−員の芳香族複素環又は(C6−16)アリールであり、それらの各々は(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル及び(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい)で表される基、
(2)式:
【化9】

(式中、Rは、(C3−7)シクロアルキル、(C6−16)アリール又は5−乃至14−員の芳香族複素環であり、それらの各々は(C1−6)アルキル及び(C1−6)アルキルで置換されていてもよい(C6−16)アリールから選択された1乃至3個の置換基で置換されていてもよい)で表される基、又は
(3)式:
【化10】

(式中、Rは、(C3−7)シクロアルキルである)で表される基
である、請求項2記載の化合物又はその塩。
【請求項4】
製薬学的に許容される担体と混合された、請求項1記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を含む、医薬組成物。
【請求項5】
疼痛、関節リウマチ、炎症に関連するその他の症状、クローン病、炎症性腸疾患及び乾癬からなる群から選択された疾患の予防又は治療のための、請求項4記載の医薬組成物。
【請求項6】
請求項1記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩の有効量を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、疼痛、関節リウマチ、炎症に関連するその他の症状、クローン病、炎症性腸疾患及び乾癬からなる群から選択された疾患を予防又は治療する方法。
【請求項7】
疼痛、関節リウマチ、炎症に関連するその他の症状、クローン病、炎症性腸疾患及び乾癬からなる群から選択された疾患の予防又は治療のための医薬組成物を製造するための、請求項1記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩の使用。

【公表番号】特表2010−526026(P2010−526026A)
【公表日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−546541(P2009−546541)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【国際出願番号】PCT/JP2008/058689
【国際公開番号】WO2008/140066
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(000006677)アステラス製薬株式会社 (274)
【出願人】(000250100)湧永製薬株式会社 (51)
【Fターム(参考)】