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Fターム[2G041LA20]の内容

Fターム[2G041LA20]に分類される特許

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【課題】イオン化ビームの照射方向依存性、或いは、試料への照射むらによる質量分析結果への影響を低減し、信頼性の高い質量分布を測定することのできる方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る、質量分布計測方法では、該試料表面にイオン化ビームを照射する方向を変化させ、複数の照射方向における複数の質量分布像を取得し、イオン化ビームの入射方向と基板面との成す角度に応じてこの質量分布画像に対して画像変換を行い、複数の変換画像を合成し、合成された質量分布画像を出力する。 (もっと読む)


【課題】 エッチングの進行に伴って形成されるクレーターが深くなっても、試料の深さ方向の組成プロファイルの正確な測定が行える二次イオン質量分析方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、試料面内の一次イオンビームが照射される範囲内にマークを形成し、このマークを含む領域に対して一次イオンのラスタースキャンを行い、特定組成の二次イオンの信号強度について一次イオンビームのスキャン範囲とマークの位置関係とその変化を検出し、クレーター底部における二次イオン計測範囲の位置を試料面に平行な向きに移動しないように補正する二次イオン質量分析方法に関する。 (もっと読む)


【課題】MSn分析によって得られたデータを基に未知物質の構造推定を容易に行うことのできる質量分析データ解析方法を提供する。
【解決手段】未知物質のプリカーサイオンの質量電荷比からその組成式を推定し(S12)、該未知物質に類似する既知物質の構造式と所定の構造変化パターンを組み合わせることで該組成式と同様の組成式が得られる構造候補を作成する(S14)。該構造候補から発生するフラグメントイオンピークを推定し(S15)、それを基に前記構造候補を蓋然性の高い順にランク付けする(S16)。次に、未知物質と既知物質のマススペクトルを比較し、両者に共通するフラグメントイオンピークを探索する(S19)、共通するピークが存在した場合には該ピークに対応する既知物質の部分構造が未知物質にも含まれているものと推定し、該部分構造情報を基に上記構造候補の絞り込みを行う(S21)。 (もっと読む)


【課題】少なくとも1つの検出器を用いてサンプルを分析するための方法およびそのための装置を提供する。
【解決手段】クロマトグラフィーの実行中に、クロマトグラフィーシステムでのサンプル流れ内における1つまたはそれ以上のサンプル要素を検出および収集する方法であって、クロマトグラフィーの実行中に、少なくとも1つの蒸発性粒子検出器を含む少なくとも1つの破壊式検出器、および少なくとも1つの非破壊式検出器から、複合信号を生成するステップを有し、複合信号は、各検出器からの検出応答値から生成される単一の信号であり、検出応答値は、クロマトグラフィーの実行中に生成され、前記方法はさらに、クロマトグラフィーの実行中に、複合信号の変化に応じて画分収集器内に流れから1つまたはそれ以上のサンプル要素を収集するステップを有する、方法。 (もっと読む)


【課題】試料上の光学顕微画像を有効に活用して、イメージング質量分析データから各生体組織を特徴付ける領域特異的な発現情報を収集する。
【解決手段】試料上の2次元測定対象領域の光学顕微画像を表示し、分析者は目視で組織の相違等を判断し、同一組織とみなせる小領域を複数(A、B、C)指定する。データ処理が開始されると、指定された各小領域毎に、全ての測定点のマススペクトルデータからピーク情報(m/zと強度)が抽出され、コモンピーク法により領域毎に共通性の高い重要ピーク情報が抽出される。さらに、分析者により或る複数の小領域の比較が指示されると、それら小領域の重要ピーク情報が収集され、機械学習アルゴリズムなどの判別手法を用いた異なる小領域の重要ピーク情報の比較によって、各小領域を特徴付ける領域特異的なピーク情報(発現情報)を求め、これを記憶する。この領域特異的発現情報は光学顕微画像を用いた視覚的判断が織り込まれたものであるので高い正確性を有する。 (もっと読む)


【課題】N末端アミノ酸残基がグルタミンやカルバミドメチル化したシステインである場合、優先的な環化によってNH3やH2Oが脱離するためにm/zずれが生じてペプチド同定が困難になる。本発明はこのようなN-結合型糖ペプチドに対しても高い精度でペプチドを同定することを目的とする。
【解決手段】MS2スペクトルに現れる糖鎖組成を示すピーク列についてデノボシーケンス処理を実施する際に、そのピークの1つとMS2プリカーサとの質量電荷比差からNH3又はH2O脱離によるm/zずれの有無を推定する(S4、S5)。さらに、MS2スペクトル上のN-結合型糖ペプチドに特徴的なトリプレットピークとMS1スペクトル上のトリプレットピークとの質量電荷比差からも同様のm/zずれの有無を推定する(S6、S7)。N末端アミノ酸残基の環化ありと判断されたならば、それをデータベース検索の際の検索条件の1つとすることでペプチドの同定精度を高める。 (もっと読む)


【課題】安定同位体比の測定に基づく、蒸留酒類の産地を判別する方法、蒸留酒類の種類を判別する方法を提供する。
【解決手段】蒸留酒類について、水素安定同位体比又は酸素安定同位体比又は炭素安定同位体比又を測定し、測定した試料における安定同位体比を産地又は種類が既知である蒸留酒類における安定同位体比と比較して蒸留酒類の産地又は種類を判別する。安定同位体比の測定は、公知の同位体比分析方法を用いることができ、常法に従い、質量分析計を用いて質量電荷比に応じた分離・検出を行い、各同位体の存在量を計測して行うことができる。 (もっと読む)


【課題】ロッド電極の位置ずれ等による四重極電場の非理想状態を補正するためにロッド電極に小振幅交流電圧を印加する際に、信号強度データに現れる不所望の周期的なレベル変動を軽減し分析精度を高める。
【解決手段】共通クロック信号発生部15で生成した共通の基準クロック信号CLKを、A/D制御信号生成部16及び高周波電圧生成部12に送る。A/D制御信号生成部16は基準クロック信号CLKに基づいてサンプリング制御信号を生成しA/D変換部5に送る一方、小振幅交流電圧生成部13は基準クロック信号CLKに基づいて擬似正弦波状の交流電圧を生成して四重極マスフィルタ3に印加する。これにより、小振幅交流電圧の位相とA/D変換部5における検出信号のサンプリングタイミングとが同期し、小振幅交流電圧の決まった位相位置でデータサンプリングが行われるためにデータの周期的変動を回避できる。 (もっと読む)


【課題】重合体を構成する多種の構成単位の組成分布を、同時にかつより正確に測定できる方法を提供する。
【解決手段】質量分析装置を用いて、ピーク半値幅が0.1Da以下となる条件で、重合体の質量分析を行う質量分析工程と、得られた質量スペクトルにおいて、末端基の組成が共通し、かつ末端基以外の構成単位の組成が共通する成分毎に、対応するピークを特定するピークピック工程を有する、重合体の測定方法。 (もっと読む)


【課題】イメージング質量分析により得られたデータに基づき、特に生体試料中の特定の機能や作用をもつ部位の分布等を的確に且つ容易に把握可能な画像情報を提示する。
【解決手段】試料上の微小領域(ピクセル)毎に得られたマススペクトルデータに対し、ピクセル毎に、まず全m/z範囲に亘る強度の和が1になるように各強度を規格化し(S3)、m/z毎の規格化後の強度の対数と該強度との積を全m/z範囲に亘り加算することでエントロピーを計算する(S4)。全てのピクセルで同様にエントロピーを求めたならば、そのエントロピーの値に応じて各ピクセルを色付けして、エントロピーの分布を表す2次元カラー画像を作成して表示する(S7)。生体中の癌部では存在する物質に片寄りがみられ、正常部に比べて物質の成分比が単純化されるためにエントロピーが小さくなる。そのため、エントロピー画像上では癌部と正常部とを識別することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】本発明は、膵臓がんの新しい診断方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明者らは血清中糖鎖発現量の定量的発現プロファイルをもとに健康な状態と膵臓がんを持った状態とを比較解析して、膵臓がんを持つことに伴って変動する糖鎖を見出し、新たなバイオマーカーとなる血清糖鎖を提供した。すなわち、被験者において、以下の群:PC09、PC10、PC14、PC15、PC19、PC27、PC30、PC35、PC38、PC44およびPC48などの存在量等を測定することによって、上記課題が解決された。 (もっと読む)


【課題】分析手段を組み合わせることなく、ソフトイオン化質量分析装置で得られる測定データから、成分識別を良好に行うことができる質量分析方法の提供を課題とする。
【解決手段】ソフトイオン化質量分析装置による三次元の測定データから二次元のマススペクトルデータを抽出するマススペクトルデータ抽出工程Aと、マススペクトルデータをデータベースと同じデータ条件に加工するマススペクトルデータ加工工程Bと、加工マススペクトルデータから多変量解析手段を用いてマトリックスの成分と混合比率を特定するマトリックス特定工程Cと、特定されたマトリックスの成分及び混合比率とデータベースとから標準マススペクトルデータを合成する標準マススペクトルデータ合成工程Dと、加工マススペクトルデータから標準マススペクトルデータを減算するノイズ除去工程Eと、を有する質量分析方法である。 (もっと読む)


【課題】容易かつ高精度に膜硬度を計測する膜硬度計測方法及び成膜装置を提供する。
【解決手段】QMS20により、放電中のプラズマにおけるイオン種を計測し、計測された電流値からH=1、C=12という事実を用いてイオン種の質量と定義し、この質量を、水素流量比0、パルス周波数20kHzという条件での値で除することでイオン種の総質量比として算出した。上記水素流量比及びパルス周波数の条件下でDLC膜が生成されると、チャンバ11内を大気圧に戻し、この生成されたDLC膜に対して、ラマン分光分析装置30によりレーザー光を照射し、散乱したラマン散乱光を検出することで生成膜中の規則性六員環の多さを示すDピークとGピークの積分強度比ID/IGを算出した。生成された各々のDLC膜の硬度を、QMS20により算出されたイオン種の総質量比と、ラマン分光分析装置30により算出された積分強度比と、に基づいて計測した。 (もっと読む)


【課題】多重周回飛行時間型質量分析装置で得られた飛行時間スペクトルに基づいて、質量分解能が高いのみならずピーク強度の精度も高いマススペクトルを再構成する。
【解決手段】同一の被測定試料に対し、イオンの追い越しのない飛行時間スペクトルと高い時間分解能の追い越しのある飛行時間スペクトルとを取得する(S1、S2)。イオン出射時間に基づきtof値とm/z値との一対多の関係が分かるから、追い越し飛行時間スペクトル上のピーク強度とマススペクトル(未知)上のピーク強度との関係を表す係数行列Aを求める(S3)。ピーク強度がほぼ正確である非追い越し飛行時間スペクトルから求まるマススペクトルを制約とした平均自乗誤差最小化法により、係数行列Aに対する正則化一般逆行列を計算し(S4)、この行列を用いて各m/zにおけるピーク強度を計算する(S5)。 (もっと読む)


【課題】複数の処理対象データの処理実行時間についてのスケジューリングを行うことができるスケジューリング装置を提供する。
【解決手段】
スケジューリング装置100は、各物質データに含まれる保持時間を参照して複数の物質データを保持時間順にソートし、ソート後の順序が連続する物質データによって構成されるファンクションFnを生成する。また、各ファンクションFnに含まれる各物質データに含まれる物質の検出開始時間および検出終了時間によって規定される範囲をファンクションFnのファンクション範囲として設定し、同一測定グループInに属するファンクションFnのファンクション範囲間の間隔が予め定められた条件よりも大きくなるように、各ファンクションFnを測定グループInに振り分ける。 (もっと読む)


【課題】簡便且つ短時間で精度の高い同定を行うマススペクトル(MS)データの二次解析方法およびシステムを提供する。
【解決手段】分析対象試料のMSデータに対してライブラリ検索による一次解析を行い、該一次解析による一次候補成分の既知MSデータと分析対象試料のMSデータを対比して(1)ベースピークのm/zが一致するか否かを判定する工程、(2)ベースピーク以外の他のピークについてm/zが一致するピークを抽出し、該他のピークの一致度を算出する工程、(3)工程(2)において抽出されたピークについてベースピークに対する相対強度を比較し、該相対強度の一致度を算出する工程、(4)工程(2)において抽出されたピークから選ばれる任意の2つのピークにおける相対強度の大小関係を比較し、該大小関係の一致度を算出する工程、を行い、(5)工程(1)〜工程(4)の結果に基づいて二次候補成分を選出する工程を行う。 (もっと読む)


【課題】特別に加工された試料プレートを用いることなく、マトリクス付着後の試料プレートをステージに載置した際の位置ずれを精度良く検出し、その位置ずれを補正して分析者により指定された領域に対する正確な質量分析を実施する。
【解決手段】試料プレート3が試料ステージ2上に載置されると、照射痕形成制御部22が試料ステージ2を適宜移動させ高パワーのレーザ光を短時間させることにより、試料プレート3上の所定位置に照射痕を形成する。照射痕は固有の形状を有するから、照射痕の顕微観察画像を取得しこれを画像保存部32に保存しておく。一旦ステージ2上から取り出された試料プレート3が再びステージ2上に置かれたあと、その時点で得られる画像上の照射痕の位置と保存部32に保存されている画像上の照射痕の位置との相違から位置ずれ量を算出し、分析位置補正部24は求まったずれ量に応じて分析者により指定された領域の位置情報を修正する。 (もっと読む)


【課題】変形性関節症の診断マーカーの提供。
【解決手段】被験者より採取した生体試料中の、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量を測定する(好ましくは質量分析もしくは該ペプチドを特異的に認識する抗体を用いて測定する)ことを特徴とする、該被験者における変形性関節症の診断のための検査方法。 (もっと読む)


試料の各質量分析スキャン中に、以前のスキャンに基づいて基準特徴が更新される。基準特徴信頼値を伴う基準特徴は、複数の初期スキャンから生成される。試料の各後続スキャンについて、試料特徴および試料特徴信頼値が計算される。基準特徴と試料特徴とは、共通特徴を決定するように整合される。共通特徴の信頼加重回帰を使用して、質量分析計の質量式のための定数が決定される。試料特徴の新しい質量値を計算するために、定数および質量式が使用される。試料特徴を使用して基準特徴が更新され、較正のための基準特徴の精度を維持するために基準特徴信頼値が再計算される。
(もっと読む)


【課題】 金属元素の深さ方向分析方法及び二次イオン質量分析装置に関し、分析に用いる一次イオンとしての酸素イオンビーム照射に誘起される金属元素の拡散現象を抑制する。
【解決手段】 一次イオンに酸素を用いて単結晶シリコンを母材とする試料中のGa、In、Cu、Au或いはAgの少なくとも一つの金属元素の深さ方向分析を二次イオン質量分析法によって行う際に、前記試料が前記一次イオンとしての酸素により酸化される領域より少なくとも深い領域を、予め試料の酸化に伴う前記金属元素の拡散を抑制する拡散抑制領域に改質しておく。 (もっと読む)


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