説明

アルケンオキシインドール誘導体、並びに肥満、糖尿病及び高脂血症の処置のためのその使用

式(I)[式中、R〜Rは、請求項1に記載の意味を有する]で示される化合物及びその薬学的に許容しうる塩は、医薬として使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、AMP−活性化プロテインキナーゼ(AMPK)のアクチベーターであり、そして肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病のようなAMPK調節に関連する疾患の治療又は予防に有用である化合物に関する。
【0002】
本発明は、特に、式(I):
【化1】


[式中、
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、フェニルアルキル、ハロフェニルアルキル、フェニル、置換フェニル、チオフェニル又はピリジニルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり;
は、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、フェニルアルキル、ハロフェニルアルキル、フェニル、置換フェニル、チオフェニル又はピリジニルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり;
(但し、R及びRは、両方が同時にメトキシフェニルではない);
は、置換フェニル、ピリジニル、置換ピリジニル、チアゾリル、置換チアゾリル又はカルボキシであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり、ここで、置換ピリジニル及び置換チアゾリルは、アルコキシカルボニル又はカルボキシで置換されているピリジニル及びチアゾリルであり;そして
(但し、R及びRの一方が、フェニルであり、そしてもう一方が、フェニル、メチルフェニル又はアルコキシフェニルである場合、Rは、アルコキシカルボニルフェニルである);
nは、0又は1である]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩もしくはエステルに関する。
【0003】
本発明はまた、これら新規な化合物及びそれらを含有する医薬の製造方法に関する。本発明の化合物は、AMP(アデノシン一リン酸)−活性化プロテインキナーゼに対して活性化効果を有し、それが結果として血糖の低下をもたらす。したがって、本発明はまた、肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病のようなAMPK調節に関連する疾患の治療又は予防のためのかかる化合物の使用に関する。
【0004】
肥満及び2型糖尿病、高血圧及び心血管疾患は、グルコース及び脂質代謝における重篤な障害を特色とする疾病であり、罹患者の健康及びクオリティ・オブ・ライフに重大な影響を与える。これらの疾患の有病率の増加が、この症候群を処置するための新たな薬物標的を発見することを緊急課題としている。
【0005】
AMP−活性化プロテインキナーゼは、細胞エネルギーセンサー及び制御因子として作用する。それは、代謝ストレスによって誘発される細胞のAMP:ATPの比率の上昇により活性化される。AMPKがひとたび活性化されると、AMPKは、ATPを産生する異化経路のスイッチをオンにし、そして代謝における鍵酵素の活性の急性調節及び中心的転写因子の発現の慢性調節によって、ATP−消費同化経路のスイッチをオフにする(Hardie, DG. Nature reviews 8 (2007b), 774-785; Woods, A et al. Molecular and cellular biology 20 (2000), 6704-6711)。グルコース及び脂質代謝に対するAMPKの調節効果の証拠が増えていることが、AMPKを糖尿病及び代謝症候群の処置のための薬物標的候補とする(Carling, D. Trends Biochem Sci 29(2004), 18-24; Hardie, DG. Annual review of pharmacology and toxicology 47 (2007a), 185-210; Kahn, BB et al. Cell metabolism 1 (2005), 15-25; Long, YC et al. The Journal of clinical investigation 116 (2006), 1776-1783)。
【0006】
生理学的レベルでは、この概念は2種類のアディポカイン(レプチン及びアディポネクチン)により支持されており、これらのいずれもグルコース及び脂質代謝に優れた効果を発揮する(Friedman, JM and Halaas, JL. Nature 395 (1998), 763-770; Muoio, DM et al. Diabetes 46 (1997), 1360-1363; Yamauchi, T et al. Nature medicine 7 (2001), 941-946)。最近の研究では、AMPKを活性化することにより、レプチン及びアディポネクチンがそれらの抗糖尿病効果を発揮することが示唆されている。レプチンは、AMPKを直接活性化することにより及び視床下部−アドレナリン作動性経路を介して、筋肉脂肪酸の酸化を刺激する(Minokoshi, Y et al. Nature 415 (2002), 339-343)。アディポネクチンは、AMPKの活性化によりインビトロでグルコース取り込み及び脂肪酸の酸化を刺激する。より更に、アディポネクチンは、PEPCK及びG6Paseの発現を低下させることによりその血糖降下作用を発揮するが、一方、ドミナントネガティブα1アデノウイルスの投与は、インビボでの効果を逆転させる(Yamauchi, T et al. Nature medicine 8 (2002), 1288-1295)。
【0007】
薬理学的レベルでは、AMPKを代謝症候群の処置をするための標的候補とする概念は、2つの主要な種類の既存の抗糖尿病薬の発見により更に支持されてきた:チアゾリジンジオン(ロシグリタゾン、トログリタゾン及びピオグリタゾン)及びビグアナイド(メトホルミン及びフェンホルミン)が、培養細胞及びインビボでAMPKを活性化する。ロシグリタゾンは、慣例的にPPARγアゴニストと考えられており、そしてその抗糖尿病効果を脂肪細胞の分化により発揮する(Semple, RK et al. The Journal of clinical investigation 116 (2006), 581-589)。最近の研究結果は、AMPKが、ロシグリタゾンの抗糖尿病効果に関与している可能性があると示している(Brunmair, B et al. The Journal of biological chemistry 277 (2002), 25226-25232; Kadowaki, T et al. The Journal of clinical investigation 116(2006), 1784-1792)。作用機序が未確定の既存の抗糖尿病薬である、メトホルミンの場合、最近の研究では、複合体Iを阻害することによってメトホルミンがAMPKをインビトロ及びインビボで活性化する可能性があること(El-Mir, MY et al. The Journal of biological chemistry 275 (2000), 223-228; Owen, MR et al. The Biochemical journal 348 Pt 3 (2000), 607-614; Zhou, G et al. The Journal of clinical investigation 108 (2001), 1167-1174)、並びに血糖降下の効果がその上流キナーゼLKB1のノックアウトにより完全に遮断される可能性があることが実証されており、これはメトホルミンの抗糖尿病効果を仲介するAMPKの重要な役割を裏付けるものである(Shaw, RJ et al. Science (New York) N.Y. 310 (2005), 1642-1646)。
【0008】
ごく最近では、Cool及び共同研究者が、インビボで抗糖尿病効果を発揮する低分子直接型AMPKアクチベーター、A−769662を同定した(Cool, B et al. Cell metabolism 3 (2006), 403-416)。Jia Liの研究室では、マイクロモル活量でAMPK α2398及びα1394の不活性型を活性化させ、並びに幾分の細胞効果を発揮する、低分子AMPKアクチベーター、PT1を同定した(Pang, T et al. The Journal of biological chemistry 283 (2008), 16051-16060)。
【0009】
本発明の化合物は、強力なAMPKアクチベーターであることが見出された。したがって、本発明の化合物は、肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病のようなAMPK調節に関連する疾患の治療又は予防に有用である。
【0010】
本明細書で使用する、用語「アルキル」は、単独で又は組み合わされて、1〜8個、好ましくは1〜6個、より好ましくは1〜4個の炭素原子を含有する飽和直鎖状又は分岐鎖状アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、1−ブチル、2−ブチル及びtert−ブチルを意味する。好ましい「アルキル」基は、メチル、エチル、イソプロピル及びtert−ブチルである。
【0011】
用語「アルコキシ」は、単独で又は組み合わされて、アルキル−O−(ここで、「アルキル」は、先に定義されたとおりである)の基;例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、2−ブトキシ及びt−ブトキシを意味する。好ましいアルコキシ基は、メトキシ及びエトキシ、そしてより好ましくはメトキシである。
【0012】
用語「シクロアルキル」は、単独で又は組み合わされて、3〜7個の炭素原子、好ましくは、3〜6個の炭素原子を含有する飽和炭素環、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルを指す。好ましいシクロアルキル基は、シクロヘキシルである。
【0013】
用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。ハロゲンは、好ましくは、フッ素又は塩素である。
【0014】
用語「カルボキシ」は、単独で又は組み合わされて、基−COOHを指す。
【0015】
用語「カルボニル」は、単独で又は組み合わされて、基−C(O)−を指す。
【0016】
用語「アミノ」は、単独で又は組み合わされて、第一級(−NH−)、第二級(−NH−)又は第三級アミノ(−N−)を指す。
【0017】
用語「アルキルスルファニル」は、単独で又は組み合わされて、基−S−アルキルを指す。
【0018】
用語「スルホニル」は、単独で又は組み合わされて、基−S(O)−を指す。
【0019】
本発明の化合物は、それらの薬学的に許容しうる塩の形態で存在しうる。用語「薬学的に許容しうる塩」は、式(I)の化合物の生物学的効果及び特性を保持し、そして適切な非毒性の有機もしくは無機酸又は有機もしくは無機塩基から形成される通常の酸付加塩又は塩基付加塩を指す。酸付加塩は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸及び硝酸のような無機酸から誘導されるもの、並びにp−トルエンスルホン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸などのような有機酸から誘導されるものを包含する。塩基付加塩は、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、及び例えば、水酸化テトラメチルアンモニウムのような水酸化第四級アンモニウムから誘導されるものを包含する。医薬化合物の塩への化学的修飾は、化合物の改良された物理的及び化学的安定性、吸湿性、流動性並びに可溶性を得るために、医薬化学者には周知の技術である。それは、例えば、Bastin R.J., et. al., Organic Process Research & Development 2000, 4, 427-435;又はAnsel, H., et. al., In: Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, 6th ed. (1995), pp. 196 and 1456-1457に記載されている。好ましいのは、式(I)の化合物のナトリウム塩である。
【0020】
「薬学的に許容しうるエステル」は、式(I)の化合物が、インビボで親化合物に変換して戻すことができる誘導体を与えるように、官能基で誘導体化されていてもよいことを意味する。かかる化合物の例は、メトキシメチルエステル、メチルチオメチルエステル及びピバロイルオキシメチルエステルのような、生理学的に許容しえ、かつ代謝的に不安定なエステル誘導体を包含する。加えて、インビボで一般式(I)の親化合物を生成することができる、代謝的に不安定なエステルと類似の、一般式(I)の化合物の任意の生理学的に許容しうる同等物は、本発明の範囲内である。好ましいものは、式(I)の化合物のメチル及びエチルエステルである。
【0021】
好ましいのは、Rが、水素、ハロゲン又はアルコキシである、式(I)の化合物である。
【0022】
更に好ましいのは、Rが、水素、フルオロ又はクロロである、式(I)の化合物である。
【0023】
より更に好ましいのは、Rが、水素である、式(I)の化合物である。
【0024】
が、水素、ハロゲン又はアルコキシである、式(I)の化合物は、好ましい。
【0025】
また好ましいのは、Rが、水素又はフルオロである、式(I)の化合物である。
【0026】
また特に好ましいのは、Rが、水素、ハロゲン又はアルコキシである、式(I)の化合物である。
【0027】
が、水素、フルオロ、クロロ又はメトキシである、式(I)の化合物はまた、好ましい。
【0028】
特に、好ましいのは、Rが、水素である、式(I)の化合物である。
【0029】
より更に、好ましいのは、Rが、水素、ハロゲン又はアルコキシである、式(I)の化合物である。
【0030】
が、水素又はフルオロである、式(I)の化合物は、好ましい。
【0031】
が、アルキル、ハロフェニルアルキル、フェニル、置換フェニル、チオフェニル又はピリジニル(ここで、置換フェニルは、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルである)である、式(I)の化合物は、更に好ましい。
【0032】
特に、好ましいのは、Rが、フェニル、クロロフェニル、メトキシフェニル、メチルフェニル、シアノフェニル、トリフルオロメチルフェニル、クロロフルオロフェニル、トリメトキシフェニル、ジフルオロフェニル、ジクロロフェニル、ブロモフェニル、クロロトリフルオロメチルフェニル、メチルスルファニルフェニル、アミノスルホニルフェニル、メチルスルホニルフェニル、チオフェニル、フルオロフェニル、ピリジニル、ビス(トリフルオロメチル)フェニル、イソプロピルフェニル、ネオペンチル、イソペンチル、メチルカルボニルフェニル又はtert−ブチルである、式(I)の化合物である。
【0033】
また好ましいのは、Rが、ハロフェニル又はシアノフェニルである、式(I)の化合物である。
【0034】
が、クロロフェニル又はシアノフェニルである式(I)の化合物はまた、好ましい。
【0035】
より更に、好ましいのは、Rが、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、フェニル又はハロフェニルである、式(I)の化合物である。
【0036】
その上、Rが、アルキル又はフェニルである、式(I)の化合物はまた、好ましい。
【0037】
更に、Rが、イソプロピル又はフェニルである、式(I)の化合物はまた、好ましい。
【0038】
特に、好ましいのは、Rが、メチル、フェニル、メトキシフェニル、クロロフェニル、ネオペンチル、イソプロピル、シクロヘキシル、ヒドロキシプロピル又はtert−ブチルである、式(I)の化合物である。
【0039】
特に好ましいのは、Rが、置換フェニル、置換ピリジニル、置換チアゾリル又はカルボキシ(ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり、ここで、置換ピリジニル及び置換チアゾリルは、アルコキシカルボニル又はカルボキシで置換されているピリジニル及びチアゾリルである)である、式(I)の化合物である。
【0040】
また特に好ましいのは、Rが、カルボキシフェニル、アルコキシカルボニルフェニル又はカルボキシピリジニルである、式(I)の化合物である。
【0041】
が、カルボキシフェニル、メトキシカルボニルフェニル又はカルボキシピリジニルである、式(I)の化合物は、更に好ましい。
【0042】
更に好ましいのは、Rが、エトキシカルボニルフェニル、メトキシカルボニルメチルフェニル,メチル及びメトキシカルボニルで置換されているフェニル、カルボキシ、メトキシカルボニルフェニル、エトキシカルボニルメトキシフェニル、イソプロピルアミノカルボニルフェニル、メトキシカルボニルピリジニル、エトキシカルボニルチアゾリル、メトキシフェニル、トリヒドロキシフェニル、ヒドロキシフェニル、カルボキシフェニル、カルボキシメトキシフェニル、カルボキシチアゾリル、カルボキシピリジニル又はメチルスルホニルアミノカルボニルフェニルである、式(I)の化合物である。
【0043】
また好ましいのは、nが、1である、式(I)の化合物である。
【0044】
特に好ましいのは、下記:
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−安息香酸エチルエステル;
(3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−フェニル)−酢酸メチルエステル;
2−メチル−5−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−安息香酸メチルエステル;
[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−(3−ベンズヒドリリデン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−p−トリル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−ブロモ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3−ブロモ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{7−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−メタンスルホニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−チオフェン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸エチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−N−イソプロピル−ベンズアミド;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸メチルエステル;
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸エチルエステル;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−ピリジン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸;
3−{3−[1−(4−イソプロピル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{5−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸;
3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[3,3−ジメチル−1−フェニル−ブタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[2−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−エタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[3,3−ジメチル−1−フェニル−ブタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−ベンジル)−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[2−メチル−1−フェニル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;
6−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;
3−{3−[2−メチル−1−ピリジン−3−イル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[2−メチル−1−チオフェン−3−イル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{5−クロロ−3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド;
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド;及び
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミドより選択される式(I)の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩もしくはエステルである。
【0045】
また特に好ましいのは、下記:
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸より選択される式(I)の化合物、又はその薬学的に許容しうる塩もしくはエステルである。
【0046】
本発明の化合物は、任意の従来の方法により調製することができる。これらの化合物を合成するための適切な方法は、実施例中に提供されている。一般的に、式(I)の化合物は、下記に説明するスキームに従って調製することができる。
【0047】
下記のスキームにおいて、Arは、フェニル、置換フェニル、ピリジニル、置換ピリジニル、チアゾリル又は置換チアゾリルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり、ここで、置換ピリジニル及び置換チアゾリルは、アルコキシカルボニル又はカルボキシで置換されているピリジニル及びチアゾリルである。Rは、単置換基、二置換基又は三置換基として、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルより独立に選択される。R〜Rは、特に断りのない限り、先に定義されたとおりである。
【0048】
【化2】

【0049】
本発明の化合物を合成するための方法の一つは、オキシインドール(Ia)が調製される、スキーム1に記載されている。この方法では、置換オキシインドール(II)と置換アセトフェノン(III)との縮合反応により中間体(IV)を得て、これはその後、銅塩の触媒の存在下、カップリング反応を受けて、化合物(Ia)を生成する。
【0050】
スキーム1に概説されている第1工程で、中間体(IV)は、置換オキシインドール(II)と置換アセトフェノン(III)との縮合反応により調製することができる。反応は、ピペリジン又はピロリジンのような有機塩基の存在下、メタノール、エタノール、トルエン又はそれらの混合物のような有機溶媒中、還流下で一晩、実施することができる。
【0051】
中間体(IV)を、アリールハライド(V)とカップリングして、式(Ia)の化合物を得る。カップリング反応は、2,2’−ビピリジン、プロリン、N,N’−ジメチルグリシン又はエチレングリコールのような配位子と組み合わせたヨウ化銅(I)(CuI)のような銅触媒の存在下、及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水素化ナトリウム、トリエチルアミン又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような適切な塩基の存在下、アセトニトリル、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、トルエン、ベンゼン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリジノン又はそれらの混合物のような適切な有機溶媒中、100〜180℃の間の温度で、15〜60分間、マイクロ波照射下で実施することができる。代替的には、反応は、マイクロ波照射無しでより長い反応時間の間、80℃のような高温で実施することができる(Ley, S. V. et al., Angew. Chem. Int. Ed. 42 (2003) 5400)。
【0052】
【化3】

【0053】
式(Ib)の化合物は、スキーム2に従って調製することができる。この方法では、化合物(IV)と市販されている試薬(VI)との縮合反応により、中間体(VII)を得て、これはその後、加水分解反応を受けて、式(Ib)の化合物を生成する。
【0054】
スキーム2に概説されている第1工程で、出発物質(IV)は、スキーム1に概説されている合成方法ににより得ることができる。中間体(VII)は、水素化ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸セシウムのような塩基を用い、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド又はそれらの混合物のような有機溶媒中、室温で数時間、(VI)と(IV)との間のアルキル化反応により調製することができる。
【0055】
最後に、メチルエステル(VII)の加水分解により、化合物(Ib)を得る。メチルエステルの加水分解は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような水性無機塩基の存在下、メタノール、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフランのような溶媒中、室温で数時間、実施することができる。
【0056】
【化4】

【0057】
式(Ic)の化合物は、スキーム3に従って調製することができる。このアプローチは、容易に入手可能な出発物質からの不斉置換3−(ジアリールメチレニル)インドリノンの効率の高いパラジウム触媒合成に基づいている。置換アニリン(XII)と置換ヨードベンゼン(XIII)との多くの組み合わせがこの反応で用いられる。この反応は、触媒量のPd(OAc)の存在下、溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを、及び塩基としてNaOAcを用いて成功裏に実施することができる。反応は通常、110℃で行い、完了に数時間必要である(Artur Pinto et al., Org. Lett. 4927, 2006)。アミド(X)は、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなカップリング試薬の存在下、アニリン(VIII)とカルボン酸(IX)とのカップリング反応により調製することができる。
【0058】
中間体(XII)は、(XI)と(X)との間のアルキル化反応により調製することができる。反応は通常、塩基として水素化ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸セシウムを必要とし、テトラヒドロフラン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような有機溶媒中、室温で数時間実施する。
【0059】
【化5】

【0060】
(XIV)は、スキーム3に記載された方法に従って調製することができる。(XIV)のジクロロメタン中の三臭化ホウ素での処理により、成功裏に(Id)を得る。
【0061】
【化6】

【0062】
(XV)は、スキーム3に記載された方法に従って調製することができる。水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような水性無機塩基の存在下、メタノール、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフランのような溶媒中、室温で数時間、(XV)の加水分解により成功裏に、酸(Ie)を得る。
【0063】
【化7】

【0064】
式(If)及び(Ig)の化合物は、スキーム6に従って調製することができる。このアプローチは、亜鉛試薬(XVII)と不飽和化合物(XVI)のニッケル触媒炭素環化(carboannulation)反応に基づいている(Ruixue Deng. et al., Org. Lett. 5207, 2007)。
【0065】
出発物質(XVI)は、スキーム3に記載された方法に従って調製することができる。
【0066】
【化8】

【0067】
式(Ih)及び(Ii)の化合物は、スキーム7に従って調製することができる。水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような水性無機塩基の存在下、メタノール、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフランのような溶媒中、室温で数時間、(If)及び(Ig)の加水分解により成功裏に、酸(Ih)及び(Ii)を得る。
【0068】
【化9】

【0069】
式(Ij)の化合物は、スキーム8に従って調製することができる。重要な工程は、触媒量のPd(PPhの存在下、ヨウ化物(XVIII)とボロン酸(XIX)の間のパラジウム触媒ヘック(Heck)炭素環化反応/鈴木カップリング反応である。塩基としてCsF又はチオフェン−2−カルボン酸銅を使用する場合、この反応は順調に進む(Reiko, Y. et al., J.Org.Chem. 70, 6972, 2005; Wing S.Cheung. et al., J.Org.Chem. 70, 3741, 2005)。
【0070】
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような水性無機塩基の存在下、メタノール、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフランのような溶媒中、室温で数時間、(XX)の加水分解により成功裏に、酸(Ij)を得る。
【0071】
出発物質(XVIII)は、スキーム3に記載された手順に従って調製することができる。
【0072】
【化10】

【0073】
式(Ik)の化合物は、スキーム9に従って調製することができる。重要な工程は、触媒量のPd(PPhの存在下、ヨウ化物(XXVI)とボロン酸(XXVII)との間のパラジウム触媒ヘック炭素環化反応/鈴木カップリング反応である。塩基としてCsF又はチオフェン−2−カルボン酸銅を使用する場合、この反応は順調に進む(Reiko, Y. et al., J.Org.Chem. 70, 6972, 2005; Wing S.Cheung. et al., J.Org.Chem. 70, 3741, 2005)。
【0074】
アミド(XXVI)は、スキーム3に記載されているように、アミド(XXIV)とベンジルブロミド(XXV)との間のアルキル化により調製することができる。アミド(XXIV)は、イソシアナート(XXII)と、n−ブチルリチウム及びアセチレンから生成したリチウム試薬(XXIII)との反応により調製することができる。イソシアナート(XXII)は、飽和重炭酸ナトリウム水溶液の存在下、ジクロロメタンのような有機溶媒中、2−ヨード−アニリン(XXI)をトリホスゲンで処理することにより調製することができる。
【0075】
【化11】

【0076】
式(Il)の化合物は、スキーム10に従って調製することができる。水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような水性無機塩基の存在下、メタノール、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフランのような溶媒中、室温で数時間、エステル(Ik)の加水分解により成功裏に、酸(Il)を得る。
【0077】
【化12】

【0078】
式(Im)の化合物は、スキーム11に従って調製することができる。1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩のようなカップリング試薬及びDMAPのような有機塩基の存在下、数時間、酸(Il)のメチルスルホンアミドでの処理により成功裏に、化合物(Im)を得る。
【0079】
本発明はまた、下記の工程の一つを含む、式(I)の化合物の調製方法であって、
(a)式(A):
【化13】


で示される化合物の、R−X及び銅触媒の存在下での反応工程;
(b)式(B):
【化14】


で示される化合物の、R−I及びパラジウム触媒の存在下での反応工程;
(c)式(C):
【化15】


で示される化合物の、三臭化ホウ素の存在下での反応工程;
(d)式(D):
【化16】


で示される化合物の、R−ZnBr及びニッケル触媒の存在下での反応工程;
(e)式(E):
【化17】


で示される化合物の、塩基の存在下での反応工程;
(f)式(F):
【化18】


で示される化合物の、R−B(OH)及びパラジウム触媒の存在下での反応工程;
(g)式(G):
【化19】


で示される化合物の、MeSONH及びカップリング試薬の存在下での反応工程;
[式中、R〜Rは、先に定義されたとおりであり;Arは、フェニル、置換フェニル、ピリジニル又はチアゾリルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1又は2個の置換基で置換されているフェニルであり;R10は、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり;Rは、アルキルであり;R11は、アルキルであり;そしてXは、クロロ又はブロモである]を含む、方法に関する。
【0080】
は好ましくは、メチル又はエチルである。R11は、好ましくは、C−Cアルキル、好ましくはメチル又はエチル、より好ましくはメチルである。
【0081】
工程(a)の反応は、2,2’−ビピリジン、プロリン、N,N’−ジメチルグリシン又はエチレングリコールのような配位子と組み合わせたヨウ化銅(I)(CuI)のような銅触媒のようなカップリング試薬の存在下、及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水素化ナトリウム、トリエチルアミン又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような適切な塩基の存在下、アセトニトリル、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、トルエン、ベンゼン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリジノン又はそれらの混合物のような適切な有機溶媒中で実施することができる。反応温度は、例えば100〜180℃の間、例えば15〜60分間、マイクロ波照射下であることができる。代替的には、反応は、マイクロ波照射無しでより長い反応時間の間、80℃のような高温で実施することができる。
【0082】
工程(b)の反応は、触媒量のPd(OAc)の存在下、溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを、塩基としてNaOAcを用いて実施することができる。反応は通常、110℃で行い、完了に数時間必要であるかもしれない。
【0083】
工程(c)は、好ましくはジクロロメタン中で実施する。
【0084】
工程(e)は、メタノール、1,4−ジオキサン又はテトラヒドロフランのような溶媒中、例えば室温で数時間、実施することができる。塩基は好ましくは、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムのような水性無機塩基である。
【0085】
工程(f)の反応は、触媒量のPd(PPhの存在下で実施することができる。塩基を、好ましくは用いる。塩基としてCsF又はチオフェン−2−カルボン酸銅を使用する場合、この反応は順調に進む。
【0086】
工程(g)の反応は、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩のようなカップリング試薬、及びDMAPのような有機塩基の存在下、実施することができる。
【0087】
本発明はまた、治療上活性な物質としての使用のための式(I)の化合物に関する。
【0088】
本発明はまた、式(I)の化合物及び治療上不活性な担体を含む医薬組成物に関する。
【0089】
AMPK調節に関連する疾患の治療又は予防において有用な医薬の製造のための式(I)の化合物の使用は、本発明の目的である。
【0090】
本発明は、特に、肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病、特に2型糖尿病の治療又は予防用の医薬の製造のための式(I)の化合物の使用に関する。
【0091】
例えば、医薬製剤の形態での、前記医薬は、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬及び軟ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の剤形で、経口投与することができる。しかし、投与はまた、先に定義されたとおりの化合物の有効量を用いて、例えば坐剤の剤形で直腸内に、又は例えば注射液の剤形で非経口的に行うこともできる。
【0092】
本発明の化合物を薬学的に不活性な無機又は有機担体と共に製剤化することにより上記の医薬組成物を得ることができる。乳糖、トウモロコシデンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩などが、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル剤のためのそのような担体として使用することができる。軟ゼラチンカプセル剤のための適切な担体は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、半固体及び液体ポリオール類などである。しかし、活性物質の性質に依存して、軟ゼラチンカプセル剤の場合は、通常担体を必要としない。液剤及びシロップ剤の製造に適切な担体は、例えば、水、ポリオール類、グリセリン、植物油などである。坐剤に適切な担体は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体のポリオール類などである。
【0093】
更に、医薬組成物は、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、着香剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤を含むことができる。それらはまた、他の治療上価値のある物質も更に含有することができる。
【0094】
投与量は、投与方法、人種、年齢及び/又は個々の健康状態のような種々の要因により決められる。1日に投与される用量は、約5〜400mg/kg、好ましくは、約10〜100mg/kg、そして、単回投与するか、又は複数回の投与に分配することもできる。
【0095】
上記方法に従って製造される式(I)の化合物もまた、本発明の目的である。
【0096】
より更に、本発明はまた、AMPK調節に関連する疾患の治療又は予防のための方法であって、有効量の式(I)の化合物を投与することを含む方法に関する。
【0097】
本発明は、更に肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病、特に2型糖尿病の治療又は予防のための方法であって、有効量の式(I)の化合物を投与することを含む方法に関する。
【0098】
より更に、本発明はまた、AMPK調節に関連する癌の処置において有用な医薬の製造のための式(I)の化合物に関し、そしてAMPK調節に関連する癌の処置のための方法を提供する。
【0099】
本発明を下記実施例により説明するが、これは制限的ではない。特に明記しない限り、全ての反応、反応条件、略語及び記号は、有機化学の当業者に周知の意味を有する。
【0100】
実施例
中間体及び最終化合物は、下記の装置のうちの一つを使用してフラッシュクロマトグラフィーにより精製した:i)Biotage SP1システム及びQuad 12/25 Cartridgeモジュール;ii)ISCO CombiFlashクロマトグラフィー装置。シリカゲルの種類及び孔径:i)KP-SIL 60Å、粒径:40〜60μM;ii)CAS登録番号:シリカゲル:63231-67-4、粒径:47〜60ミクロンのシリカゲル;iii)ZCX(Qingdao Haiyang Chemical Co., Ltdより)、孔径:200〜300又は300〜400。
【0101】
中間体及び最終化合物は、X Bridge(商標)Perp C18(5μM、OBD(商標)、30×100mm)カラム又はSunFire(商標)Perp C18(5μM、OBD(商標)、30×100mm)カラムを使用して逆相カラムでの分取HPLCにより精製した。
【0102】
LC/MSスペクトルをMicroMass Plateform LC(Waters(商標)Alliance 2795-ZQ2000)を使用して得た。標準LC/MS条件は、下記のとおりである(実行時間6分):
酸性条件:A:HO中0.1%ギ酸;B:アセトニトリル中0.1%ギ酸;
塩基性条件:A:HO中0.01%NH.HO;B:アセトニトリル;
中性条件:A:HO;B:アセトニトリル。
【0103】
質量スペクトル(MS): 一般的に、親質量を示すイオンだけを報告し、特記のない限り、引用される質量イオンは正の質量イオン(M+H)である。
【0104】
マイクロ波を使用した反応は、Biotage Initiator Sixty中で行った。
【0105】
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、Bruker Avance 400MHzを使用して得た。
【0106】
空気感受性の試薬を含む全ての反応は、アルゴン雰囲気下で実施した。試薬は、特記のない限り、更に精製しないで商業供給者から入手したまま使用した。
【0107】
反応の間にEとZの異性体の混合物が生成される場合、これらの異性体は、本明細書に記載されているか、又は例えばクロマトグラフィーもしくは結晶化のような当技術分野において公知の方法により分離される。
【0108】
実施例1
3−[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−安息香酸エチルエステル
【化20】

【0109】
3−(1−フェニル−エチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
オキシインドール(0.1332g、1mmol)、アセトフェノン(1.4mL、1.2mmol)をトルエン中で混合し;次にピロリジン(0.17mL、2mmol)を加えた。混合物を3時間還流し;反応をTLCによりモニタリングした。反応が終了した時、溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーカラム(勾配溶離、石油エーテル中10〜25%酢酸エチル)により分離して、3−(1−フェニル−エチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色の粉末(200mg、85%)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.70 (s, 3 H) 5.96 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.51 - 6.57 (m, 1 H) 6.77 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.00 - 7.10 (m, 1 H) 7.30 - 7.37 (m, 2 H) 7.44 - 7.58 (m, 3 H) 10.54 (br. s., 1 H)。MS C1613NOの計算値235、実測値236(ESI)[(M+H)]。
【0110】
3−[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−安息香酸エチルエステル
シュレンク(Schlenk)管に、CuI(9.6mg、0.050mmol、5.0mol%)、3−(1−フェニル−エチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(352.7mg、1.5mmol)、及びKCO(276mg、2.0mmol)を入れ、排気し、アルゴンで充填し戻した。N,N’−ジメチルエチレンジアミン(11μL、0.10mmol、10mol%)、3−ヨード安息香酸エチル(278.8mg、1.01mmol)、及びアセトニトリル(1.5mL)をアルゴン下で加えた。シュレンク管をテフロン弁で密閉し、反応混合物を80℃で23時間撹拌した。反応をHPLCでモニタリングした。反応が終了した時、溶媒を減圧下で除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーカラム(勾配溶離、石油エーテル中5〜10%酢酸エチル)により分離して、3−[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−安息香酸エチルエステルを黄色の粉末(344mg、90%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 (t, J=7.20 Hz, 3 H) 2.87 (s, 3 H) 4.42 (q, J=7.07 Hz, 2H) 6.25 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 6.68 - 6.78 (m, 2 H) 7.09 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.34 - 7.40 (m, 2 H) 7.47 - 7.58 (m, 3H) 7.62 - 7.72 (m, 2 H) 8.11 - 8.19 (m, 2 H)。MS C2521NOの計算値383、実測値383.9(ESI)[(M+H)]。
【0111】
実施例2
(3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−フェニル)−酢酸メチルエステル
【化21】


標記化合物を、(3−ブロモ−フェニル)−酢酸メチルエステル(市販されている)及び3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから出発し、実施例1と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm 2.77 (s, 3 H) 3.65 (s,3H) 3.81(s, 2 H) 6.08 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 6.66 -6.72 (m, 2 H) 7.11 (t, J=7.33 Hz, 1 H) 7.35 - 7.44 (m, 5 H) 7.51 - 7.61 (m, 4 H)。
【0112】
実施例3
2−メチル−5−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−安息香酸メチルエステル
【化22】


標記化合物を、5−ブロモ−2−メチル−安息香酸メチルエステル(市販されている)及び3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから出発し、実施例1と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 2.71 (s, 3 H) 2.86 (s, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 6.24 (d, J=7.83 Hz, 1H) 6.67 - 6.75 (m, 2 H) 7.08 (t, J=7.83 Hz, 1 H) 7.34 - 7.37 (m, 2 H) 7.43 - 7.47 (m, 1 H) 7.49 - 7.56 (m, 4 H) 8.05 (d, J=2.27 Hz, 1 H)。
【0113】
実施例4
[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸
【化23】

【0114】
3−(1−フェニル−エチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
3−(1−フェニル−エチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの合成方法は、実施例1に記載されている。
【0115】
[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸メチルエステル
3−(1−フェニル−エチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(294mg、1mmol)を、無水DMFに溶解し、次にブロモ酢酸メチル(184mg、1.2mmol)を加えた。最後に、CsCO(488mg、1.5mmol)を一度に加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応をHPLCでモニタリングした。反応が終了した時、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィーカラム(勾配溶離、石油エーテル中5〜10%酢酸エチル)により分離して、[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸メチルエステルを黄色の粉末(230mg、75%)として得た。MS C1917NOの計算値307、実測値308.1(ESI)[(M+1)]。
【0116】
[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸
[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸メチルエステル(50mg、0.16mmol)を、メントール1mLに溶解し;次に水0.1mLを加えた。最後に、水酸化リチウム(10mg)を加えた。混合物を一晩撹拌した。反応をHPLCでモニタリングした。反応が終了した時、溶媒を減圧下で除去した。残留物をDMF 2mLに溶解し、分取HPLCに付して、[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸を白色の粉末(11mg)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 2.82 (s, 3 H) 4.61 (s, 2 H) 6.20 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 6.66 -6.73 (m, 2 H) 7.14 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.31 (s, 2 H) 7.46 - 7.54 (m, 3 H)。MS C1815NOの計算値293、実測値294.1(ESI)(M+H)]。
【0117】
実施例5
3−((3−((4−クロロフェニル)(フェニル)メタ−(E)−イレン)−2−オキソインドリン−1−イル)メチル)安息香酸メチルエステル
【化24】

【0118】
3−フェニル−プロピン酸フェニルアミド
フェニルアミン(1.86g、20mmol)及びフェニルプロピオル酸(3.22g、22mmol)を、ジクロロメタン(50mL)に溶解し、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(4.8g、23.2mmol)を0℃で一度に加えた。混合物を室温で14時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、ジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘキサン−EtOAc(6:1、そして次に4:1)で溶離する、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−フェニル−プロピン酸フェニルアミド2.7g(62%)を得た。
【0119】
3−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル
3−フェニル−プロピン酸フェニルアミド(951.4mg、4.3mmol)、3−ブロモメチル−安息香酸メチルエステル(1.2g、5.16mmol)及びCsCO(2.1g、6.45mmol)を、DMF(20mL)に溶解した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘキサン−EtOAc(6:1、そして次に4:1)で溶離するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル1.03g(65%)を得た。
【0120】
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
THF(5mL)中の3−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル(369.4mg、1mmol)の溶液に、酢酸パラジウム(II)(11.2mg、0.05mmol)、トリフェニルホスフィン(26.2mg、0.1mmol)、1−クロロ−4−ヨードベンゼン(262.3mg、1.1mmol)及びフッ化セシウム(456mg、3mmol)を室温で加えた。溶液を、アルゴン雰囲気下、110℃で3時間撹拌した。水でクエンチした後、混合物を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、(ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で溶離するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルを、収量(収率)297mg(62%)で得た;1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ ppm 8.00(s,1H), 7.92(d,1H), 7.50(d,1H), 7.26-7.43(m,10H), 7.08(dt,1H), 6.71(dt,1H), 6.59(d,1H), 6.52(d,1H), 4.95(s,2H), 3.90(s,3H)。
【0121】
実施例6
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化25】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[(2−フルオロ−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.88(s,3H), 5.11(s,2H), 6.22(d,1H), 6.61-6.67(m,1H), 6.82-6.89 (dd,1H), 7.26-7.43 (m,10H), 7.52(d,1H), 7.92(d,1H), 8.01(s,1H)。
【0122】
実施例7
3−(3−ベンズヒドリリデン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル
【化26】


標記化合物を、ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm8.01(s,1H), 8.00(d,1H), 7.93(d,1H), 7.33-7.52(m,12H), 7.05(dt,1H), 6.66(m,2H), 6.43(d,2H), 4.96(s,2H), 3.91(s,3H)。
【0123】
実施例8
3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化27】


標記化合物を、1−ヨード−4−メトキシ−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.94(d,1H), 7.49(d,1H), 7.26-7.38(m,8H), 7.06(m,1H), 6.94(m,2H), 6.63-6.70(m,3H), 4.97(s,2H), 3.91(s,3H), 3.88(s,3H)。
【0124】
実施例9
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−p−トリル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化28】


標記化合物を、1−メチル−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.92(d,1H), 7.24-7.52(m,11H), 7.05(t,1H), 7.56-7.71(m,3H), 4.96(s,2H), 3.91(s,3H), 2.44(s,3H)。
【0125】
実施例10
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化29】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−({[3−(2−メトキシ−フェニル)−プロピノイル]−フェニル−アミノ}−メチル)−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 7.99(s,1H), 7.92(d,1H), 7.26-7.49(m,7H), 6.93-7.15(m,4H), 6.72(t,1H), 6.61-6.64(m,2H), 4.93(dd,2H), 3.90(s,3H), 3.63(s,3H)。
【0126】
実施例11
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化30】


標記化合物を、4−ヨード−ベンゾニトリル(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.00(s,1H), 7.93(d,1H), 7.74-7.76(m,2H), 7.35-7.51(m,9H), 7.10(t,1H), 6.56-6.72(m,2H), 6.35(d,1H), 4.95(s,2H), 3.91(s,3H)。
【0127】
実施例12
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化31】


標記化合物を、1−ヨード−4−トリフルオロメチル−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3) δ ppm 3.91(s,3H), 4.96(s,2H), 6.37(d,1H), 6.67(dd,2H), 7.08(t,1H), 7.35-7.40(m,7H) ,7.49(d,2H) ,7.71(d,2H), 7.95(d,1H), 8.01(s,1H)。
【0128】
実施例13
3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化32】


標記化合物を、2−クロロ−1−フルオロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.00(s,1H), 7.93(d,1H), 7.50(d,1H), 7.22-7.42(m,9H), 7.09(dt,1H), 6.73(dt,1H), 6.66(d,1H), 6.51(d,1H), 4.95(s,2H), 3.91(s,3H)。
【0129】
実施例14
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化33】


標記化合物を、5−ヨード−1,2,3−トリメトキシ−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.76(s,6H), 3.91(s,3H), 3.94(s,3H), 4.96(s,2H), 6.55(s,2H), 6.61-6.71(m,4H), 7.06(t,1H), 7.38-7.40 (m,5H), 7.53(d,1H), 7.91(d,1H), 8.02(s,1H)。
【0130】
実施例15
3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化34】


標記化合物を、1,2−ジフルオロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.90(s,3H), 4.96(s,2H), 6.58(d,1H), 6.70(m,2H), 7.07-7.32(m,4H), 7.34-7.43 (m,6H), 7.50(d,1H), 7.94(d,1H), 8.02(s,1H)。
【0131】
実施例16
3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化35】


標記化合物を、1−クロロ−3−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.93(d,1H), 7.50(d,1H), 7.26-7.46(m,10H), 7.08(t,1H), 6.70(t,1H), 6.65(d,1H), 6.44(d,1H), 4.96(s,2H), 3.90(s,3H)。
【0132】
実施例17
3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化36】


標記化合物を、1−クロロ−2−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.92(d,1H), 7.50-7.52(m,4H), 7.37-7.42(m,7H), 7.07(t,1H), 6.62-6.69(m,1H), 6.05(d,1H), 4.96(dd,2H), 3.91(s,3H)。
【0133】
実施例18
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化37】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[(4−フルオロ−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.91(s,3H),4.94(s,2H),6.25(dd,1H),6.54(dd,2H), 6.75-6.80(m,1H), 7.10(d,2H), 7.33-7.54(m,8H), 7.94(d,1H),7.98(s,1H)。
【0134】
実施例19
3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化38】


標記化合物を、1,3−ジクロロ−5−ヨードベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.92(s,3H), 4.95(s,2H), 6.47(d,1H), 6.65-6.78(m,2H), 7.13 (t,2H), 7.33-7.43 (m,8H), 7.52(d,1H), 7.93(d,1H), 8.01(s,1H)。
【0135】
実施例20
3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化39】


標記化合物を、1,2−ジクロロ−3−ヨードベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.00(s,1H), 7.92(d,1H), 7.33-7.54(m,9H), 7.23(dd,1H), 7.10(t,1H), 6.74(t,1H), 6.66(d,1H),6.55(d,1H), 4.95(s,2H), 3.90(s,3H)。
【0136】
実施例21
4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化40】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨードベンゼン(市販されている)及び4−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 7.97(d,1H), 7.25-7.43(m,12H), 7.07(dt,1H), 6.71(dt,1H), 6.61(d,1H), 6.54(d,1H), 4.97(s,2H), 3.89(s,3H)。
【0137】
実施例22
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化41】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨードベンゼン(市販されている)及び3−{[(4−メトキシ−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.49(s,3H), 3.91(s,3H), 4.92(s,2H),6.10(dd,1H), 6.51(d,1H), 6.62 (dd,1H), 7.25-7.50 (m,11H), 7.93(d,1H), 7.99(s,1H)。
【0138】
実施例23
3−{3−[1−(2−ブロモ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化42】


標記化合物を、1−ブロモ−2−ヨードベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.93(d,1H), 7.71(d,1H), 7.30-7.53(m,11H), 7.04-7.09(m,2H), 6.62-7.04(m,3H), 6.42(d,1H), 6.02(d,1H), 4.88-5.05(m,2H), 3.91(s,3H)。
【0139】
実施例24
3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化43】


標記化合物を、1−クロロ−2−ヨード−4−トリフルオロメチル−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.93(d,1H), 7.63-7.67(m,2H), 7.33-7.52(m,7H), 7.10(t,1H), 6.64-6.71(m,2H), 5.98(d,1H), 4.87-5.04(m,2H), 3.91(s,3H)。
【0140】
実施例25
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化44】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[(3−フルオロ−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.97(s,2H), 6.39-6.51(m,2H), 7.25-7.45 (m,11H), 7.53(d,1H), 7.99(d,1H), 8.00(s,1H)。
【0141】
実施例26
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化45】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[(3−フルオロ−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.90(s,3H), 4.96(s,2H), 6.48(d,1H), 7.10 (d,1H), 7.19(d,1H), 7.31-7.50 (m,11H), 7.94(d,1H), 7.98(s,1H)。
【0142】
実施例27
3−{3−[1−(3−ブロモ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化46】


標記化合物を、1−ブロモ−3−ヨードベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.93(d,1H), 7.31-7.61(m,11H), 7.08(t,1H), 6.64-6.73(m,2H), 6.44(d,1H), 4.95(s,2H), 3.91(s,3H)。
【0143】
実施例28
3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化47】


標記化合物を、1−ヨード−2−メチルスルファニル−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 2.31(s,3H), 3.90(s,3H), 5.00(dd,2H), 6.03(d,1H), 6.60-6.64(m,2H), 7.04(t,1H), 7.26-7.30 (m,2H), 7.33-7.56(m,9H), 7.95(d,1H), 8.01(s,1H)。
【0144】
実施例29
3−{7−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化48】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.90(s,3H), 5.38(s,2H), 6.01(dd,1H), 6.80 (dd,1H), 7.27-7.40 (m,9H), 7.45-7.50(m,3H), 7.92(m,2H)。
【0145】
実施例30
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化49】


標記化合物を、1−ヨード−3−トリフルオロメチル−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.01(s,1H), 7.95(d,1H), 7.72(d,1H), 7.50-7.63(m,3H), 7.36-7.42(m,4H), 7.08(t,1H), 6.64-6.68(m,2H), 6.42(d,1H), 4.96(s,2H), 3.91(s,3H)。
【0146】
実施例31
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化50】


標記化合物を、4−ヨード−ベンゼンスルホンアミド(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.90(s,3H), 4.95(s,2H), 5.02(s,2H), 6.41(d,1H), 6.65-6.71 (m,2H), 7.09(t,1H), 7.26-7.33 (m,2H), 7.35-7.42(m,6H), 7.58-7.60(m,3H), 7.99(d,1H), 8.07(s,1H)。
【0147】
実施例32
3−{3−[1−(2−メタンスルホニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化51】


標記化合物を、1−ヨード−2−メタンスルホニル−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 1.89(s,1.5H), 2.50(s,1.5H), 3.90(s,3H), 4.98(dd,2H), 5.98(dd,1H), 6.65 -6.68 (m,2H), 7.07(m,1H), 7.35-7.58(m,8H), 7.61 (t,1H), 7.78(t,1H), 7.99(d,1H), 8.02(d,1H), 8.20(d,1H)。
【0148】
実施例33
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−チオフェン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化52】


標記化合物を、3−ヨード−チオフェン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニルプロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.91(s,3H), 4.96(s,2H), 6.65(d,1H), 6.76-6.82 (m,2H), 7.06-7.11(m,2H), 7.33-7.43(m,8H), 7.50 (d,1H), 7.92 (d,1H), 8.01(s,1H)。
【0149】
実施例34
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化53】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δppm 3.91(s,3H), 4.96(s,2H), 6.42(d,1H), 6.63-6.66 (m,2H), 7.06(t,1H), 7.33-7.52(m,11H), 7.92 (d,1H), 8.01(s,1H)。
【0150】
実施例35
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化54】


標記化合物を、1−ヨード−4−トリフルオロメチル−ベンゼン(市販されている)及び3−({[3−(4−クロロ−フェニル)−プロピノイル]−フェニル−アミノ}−メチル)−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.91(s,3H), 4.96(s,2H), 6.37(d,1H), 6.66-6.71 (m,2H), 7.08(t,1H), 7.26-7.52(m,9H), 7.73(d,2H), 7.94(d,1H), 8.01(s,1H)。
【0151】
実施例36
(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸エチルエステル
【化55】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び(4−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−フェノキシ)−酢酸エチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 1.28(t,3H), 4.26(q,2H), 4.57(s,2H), 4.84(s,2H), 6.51(d,1H), 6.67-6.71(m, 2H), 6.83(d,2H), 7.08(t,1H), 7.24-7.42(m,11H)。
【0152】
実施例37
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−N−イソプロピル−ベンズアミド
【化56】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及びN−イソプロピル−3−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−ベンズアミドから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 7.74(s,1H), 7.60(d,1H), 7.26-7.43(m,10H), 7.07(dt,2H), 6.70(t,1H), 6.68(d,1H), 6.53(d,1H), 5.99(d,1H), 4.94(s,2H), 4.26(m,1H), 1.26(s,3H), 1.24(s,3H)。
【0153】
実施例38
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸メチルエステル
【化57】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び6−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−ニコチン酸メチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.93(s,3H), 5.10(s,2H), 6.54(d,1H), 6.57-6.75(m, 2H), 7.08(t,1H), 7.28-7.44(m,10H), 8.20(d,1H), 9.16(s,1H)。
【0154】
実施例39
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸エチルエステル
【化58】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び2−{[フェニル−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−チアゾール−4−カルボン酸エチルエステルから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δppm 1.39(t,3H), 4.44(q,2H), 5.27(s,2H), 6.58(d,1H), 6.78(t,1H), 6.88(d,1H), 7.13(t,1H), 7.31-7.43 (m,9H), 8.10(s,1H)。
【0155】
実施例40
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
【化59】


標記化合物を、1−クロロ−4−ヨード−ベンゼン(市販されている)及び3−フェニル−プロピン酸(4−メトキシ−ベンジル)−フェニル−アミドから出発し、実施例5と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.77(s,3H), 4.88(s,2H), 6.53(d,1H), 6.67-6.71(m,2H), 6.80(dd,1H), 6.85-6.90(m,2H), 7.07 (t,1H), 7.19-7.43(m,10H)。
【0156】
実施例41
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;及び
実施例42
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
【化60】

【0157】
3−フェニル−プロピン酸フェニル−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−アミド
3−フェニル−プロピン酸フェニルアミド(951.4mg、4.3mmol)、5−ブロモメチル−1,2,3−トリメトキシ−ベンゼン(1.35g、5.16mmol)、及びCsCO(2.1g、6.45mmol)を、DMF(20mL)に溶解した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘキサン−EtOAc(6:1、そして次に4:1)で溶離するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−フェニル−プロピン酸フェニル−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−アミド 1.03g(65%)を得た。
【0158】
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン及び3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
THF(5mL)中の3−フェニル−プロピン酸フェニル−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−アミド(401.5mg、1mmol)の溶液に、酢酸パラジウム(II)(11.2mg、0.05mmol)、トリフェニルホスフィン(26.2mg、0.1mmol)、1−クロロ−4−ヨードベンゼン(262.3mg、1.1mmol)及びフッ化セシウム(456mg、3mmol)を室温で加えた。溶液を、アルゴン雰囲気下、110℃で3時間撹拌した。水でクエンチした後、混合物を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、(ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で溶離するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンと3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を、収量(収率)317mg(62%)で得た。
【0159】
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン及び3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
ジクロロメタン(5mL)中の3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン及び3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリメトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(317mg、0.62mmol)の溶液に、三臭化ホウ素の溶液(CHCl中1M、3mL)を室温で加えた。混合物を室温で5時間撹拌した。氷水に注ぐことによってクエンチした後、混合物を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で溶離するシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(60mg)を得た。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.66(s,2H), 5.60(b,1H),6.31(s,2H), 6.56(d,1H), 6.67-6.82(m,2H), 7.00-7.23(m,8H), 7.38 (d,2H);及び3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(40mg)を得た。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.72(s,2H), 5.33(b,1H), 6.05(b,1H), 6.40(s,2H), 6.44(d,1H), 6.67(t,1H), 6.82(d,1H), 7.00(d,2H), 7.10-7.15(m, 3H), 7.23-7.26 (m,2H), 7.37-7.46 (m,3H)。
【0160】
実施例43
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
【化61】


標記化合物を、3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンから出発し、実施例41と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δppm 4.81(s,2H), 6.51(d,1H), 6.53-6.74(m, 4H), 7.08-7.11(m,3H), 7.24-7.42(m,9H)。
【0161】
実施例44
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化62】


3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(94mg、0.2mmol)を、THF(2mL)及び水(2mL)に溶解し、LiOH.HO(42mg、1mmol)を一度に加えた。混合物を50℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、pH=3に酸性化した。分取HPLCによる精製により、3−((3−((4−クロロフェニル)(フェニル)メタ−(E)−イレン)−2−オキソインドリン−1−イル)メチル)安息香酸を明黄色の粉末として得た。収量(収率)30mg(70%)。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ ppm 8.06(s,1H), 7.99(d,1H), 7.55(d,1H), 7.29-7.43(m,10H), 7.09(t,1H), 6.74-6.65(m,2H), 6.55(d,1H)。
【0162】
実施例45
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化63】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.07(s,1H), 8.00(d,1H), 7.56(d,1H), 7.33-7.48(m,8H), 7.07-7.17(m,3H), 6.66-6.74(m,2H), 6.52(d,1H), 4.99(s,2H)。
【0163】
実施例46
3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化64】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.07(s,1H), 8.00(d,1H), 7.55(d,1H), 7.26-7.38(m,8H), 7.07(m,1H), 6.94(m,2H), 6.65-6.71(m,3H), 4.98(s,2H), 3.88(s,3H)。
【0164】
実施例47
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化65】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.04(s,1H), 7.99(d,1H), 7,54(d,1H), 7.32-7.44(m,6H), 7.07-7.15(m,2H), 6.93-7.01(m,2H), 6.73(t,1H), 6.64(t,2H), 4.95(dd,2H), 3.90(s,3H), 3.72(s,3H)。
【0165】
実施例48
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化66】


標記化合物を、3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.98(s,2H), 6.40(d,1H), 6.68(dd,2H), 7.10(t,1H), 7.35-7.55(m,9H), 7.71(d,2H), 7.99(d,1H), 8.07(s,1H)。
【0166】
実施例49
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化67】


標記化合物を、3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.91 (s,3H,), 5.96(s,2H), 6.37(d,1H), 6.64-6.72(m,2H), 7.07(dt,1H), 7.51-7.33(m,H), 7.70(d,2H) 7.93(d,1H), 8.01(s,1H)。
【0167】
実施例50
3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化68】


標記化合物を、3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.07(s,1H), 8.01(d,1H), 7.56(d,1H), 7.34-7.45(m,6H), 7.22-7.28(m,3H), 7.11(dt,1H), 6.74(dt,1H), 6.68(d,1H), 6.53(d,1H), 4.98(s, 2H)。
【0168】
実施例51
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化69】


標記化合物を、3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.79(s,6H), 3.94(s,3H), 4.98(s,2H), 6.55(s,2H), 6.61-6.72(m,4H), 7.08(t,1H), 7.40-7.45 (m,5H), 7.58(d,1H), 7.99(d,1H), 8.07(s,1H)。
【0169】
実施例52
3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化70】


標記化合物を、3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.07(s,1H), 7.90(d,1H), 7.56(d,1H), 7.26-7.50(m,10H), 7.09(t,1H), 6.66-6.70(m,2H), 6.45(d,1H), 4.98(s,2H)。
【0170】
実施例53
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化71】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.97(s,2H), 6.26(dd,1H), 6.55(dd,2H), 6.77-6.80(m,1H), 7.10(d,2H), 7.33-7.48(m,7H), 7.53(d,2H), 8.01(d,1H), 8.04(s,1H)。
【0171】
実施例54
3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化72】


標記化合物を、3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.96(s,2H), 6.48(d,1H), 6.65-6.78(m,2H), 7.13 (t,2H), 7.33-7.43 (m,8H), 7.56(d,1H), 7.98(d,1H), 8.08(s,1H)。
【0172】
実施例55
3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化73】


標記化合物を、3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.07(s,1H), 8.01(d,1H), 7.33-7.57(m,9H), 7.22-7.26(m,1H), 7.12(t,1H), 6.75(t,1H), 6.68(d,1H), 6.56(d,1H), 4.97(s,2H)。
【0173】
実施例56
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化74】


標記化合物を、2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.10(d,1H), 7.32-7.48(m,11H), 7.18(d,1H), 7.11(t,1H), 6.75(t,1H), 6.65(d,1H), 6.58(d,1H), 5.39(s,2H)。
【0174】
実施例57
4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化75】


標記化合物を、4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.05(d,2H), 7.29-7.44(m,11H), 7.09(t,1H), 6.72(t,1H), 7.29(d,1H), 6.59(d,1H), 4.98(s,2H), 3.89(s,3H)。
【0175】
実施例58
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化76】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.49(s,3H), 4.95(s,2H), 6.10(dd,1H), 6.51(d,1H), 6.64 (dd,1H), 7.25-7.45 (m,10H), 7.54(d,1H), 8.00(d,1H), 8.05(s,1H)。
【0176】
実施例59
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸
【化77】


標記化合物を、6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 5.19(s,2H), 6.56(d,1H), 6.58-6.77(m, 2H), 7.09(t,1H), 7.28-7.44(m,10H), 8.30(d,1H), 9.26(s,1H)。
【0177】
実施例60
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化78】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.97(s,2H), 6.39-6.51(m,2H), 7.25-7.45 (m,11H), 7.53(d,1H), 7.99(d,1H), 8.00(s,1H)。
【0178】
実施例61
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化79】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.88(s,2H), 6.40-6.429(m,1H), 7.08-7.10 (m,1H), 7.20(d,1H), 7.31-7.38 (m,10H), 7.42(d,1H), 7.90(d,1H), 7.94(s,1H)。
【0179】
実施例62
3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化80】


標記化合物を、3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 2.31(s,3H), 5.00(dd,2H), 6.04(d,1H), 6.63 -6.64 (m,2H), 7.07(t,1H), 7.26-7.30 (m,2H), 7.33-7.46(m,6H), 7.58-7.60(m,2H), 7.99(d,1H), 8.07(s,1H)。
【0180】
実施例63
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−ピリジン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化81】


標記化合物を、3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−ピリジン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.98(s,2H), 6.40(d,1H), 6.65 -6.68 (m,2H), 7.07(t,1H), 7.35-7.42(m,8H), 7.58 (d,2H), 7.69(d,1H), 7.99(d,1H), 8.04(s,1H)。
【0181】
実施例64
3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化82】


標記化合物を、3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.06(s,1H), 8.00(d,1H), 7.40-7.67(m,10H), 7.11(t,1H), 6.66-6.72(m,2H), 5.98(d,1H), 4.89-5.06(m,2H), 3.91(s,3H)。
【0182】
実施例65
3−{3−[1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化83】


標記化合物を、3−{3−[1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.24(s,1H), 7.95-8.10(m,4H), 7.78-7.87(m,3H), 7.67(d,2H), 7.29-7.58(m,6H), 7.21(t,1H), 6.68-6.71(m,2H), 6.27(d,1H), 4.98(s,2H), 3.91(s,3H)。
【0183】
実施例66
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化84】


標記化合物を、3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.08(s,1H), 8.01(d,1H), 7.72(d,1H), 7.64-7.56(m,4H), 7.35-7.54(m,4H), 7.10(dt,1H), 6.66-6.70(m,2H), 6.33(dd,1H), 4.98(s,2H)。
【0184】
実施例67
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化85】


標記化合物を、3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.97(s,2H), 5.17(s,2H), 6.42(d,1H), 6.64 -6.71 (m,2H), 7.08(t,1H), 7.26-7.60 (m,11H), 7.97(s,1H), 8.00(s,1H)。
【0185】
実施例68
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化86】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.96(s,2H), 6.42(d,1H), 6.63-6.66 (m,2H), 7.06(t,1H), 7.33-7.52(m,11H), 7.92 (d,1H), 8.01(s,1H)。
【0186】
実施例69
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化87】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.98(s,2H), 6.38(d,1H), 6.68-6.73 (m,2H), 7.08(t,1H), 7.26-7.52(m,9H), 7.72(d,2H), 8.01(d,1H), 8.08(s,1H)。
【0187】
実施例70
(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸
【化88】


標記化合物を、(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.56(s,2H), 4.85(s,2H), 6.51(d,1H), 6.53-6.73(m, 2H), 6.83(d,2H), 7.08(t,1H), 7.24-7.42(m,11H)。
【0188】
実施例71
3−{3−[1−(4−イソプロピル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化89】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−イソプロピル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 1.31(d,6H), 2.94-3.01(m,1H), 4.99(s,2H), 6.56(d,1H), 6.67(dd,2H), 7.08(t,1H), 7.27(s,4H), 7.38-7.42(m,6H), 7.51(d,1H), 7.99(d,1H), 8.08(s,1H)。
【0189】
実施例72
3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化90】


標記化合物を、3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.97(s,2H), 6.51(d,1H), 6.71(m,2H), 7.08-7.26(m,4H), 7.34-7.43 (m,6H), 7.56(d,1H), 8.00(d,1H), 8.05(s,1H)。
【0190】
実施例73
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化91】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 5.13(s,2H), 6.32(d,1H), 6.63-6.67(m,1H), 6.82-6.89(dd,1H), 7.26-7.43 (m,10H), 7.59(d,1H), 7.99(d,1H), 8.08(s,1H)。
【0191】
実施例74
3−{5−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化92】


標記化合物を、3−{5−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 4.97(s,2H), 6.58(m,2H), 7.05 (dd,1H), 7.20(m,1H), 7.27-7.46 (m,9H), 7.52(d,1H), 8.01(d,1H), 8.04(s,1H)。
【0192】
実施例75
3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化93】


標記化合物を、3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.06(s,1H), 7.99(d,1H), 7.50-7.57(m,3H), 7.37-7.44(m,7H), 7.07(t,1H), 6.63-6.70(m,2H), 6.05(d,1H), 4.97(dd,2H)。
【0193】
実施例76
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸
【化94】


標記化合物を、2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステルから出発し、実施例44と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 5.27(s,2H), 6.59(d,1H), 6.78(t,1H), 6.87(d,1H), 7.15(t,1H), 7.31-7.43 (m,9H), 8.22(s,1H)。
【0194】
実施例77
3−[3−(4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル]−安息香酸メチルエステル
【化95】


CHCl(8mL)中の3−{[(2−ヨード−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル(100mg、0.2mmol)及びNi(PPh(16mg、0.02mmol)の脱気した還流している溶液に、CHCl(1mL)中の3−メチルブチル臭化亜鉛(151mg、0.7mmol)を加えた。反応物を40℃で6時間撹拌し、次に溶液を室温に冷ました。得られた溶液を酢酸エチル(50mL)で希釈した。有機層をHCl水溶液(4%、10mL)、ブライン(3×10mL)で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出(3×10mL)した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過の後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、石油エーテル−酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(24mg、28%)を明黄色の固体として得た。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 0.88(d,6H), 1.43-1.55(m,2H), 1.68-1.72(m,1H), 2.93-2.99(m,2H), 3.91(s,3H), 4.89(s,2H), 6.64 (d,1H), 7.05(t,1H), 7,15(t,1H), 7.28-7.38 (m,4H), 7.40- 7.47(m,3H),7.62(d,1H), 7.91(d,1H) , 7.95(s,1H);及び3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(29mg、33%)を明黄色の固体として得た。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 0.88(d,6H), 1.36-1.44(m,2H), 1.64-1.68(m,1H), 3.33-3.38(m,2H), 3.91(s,3H), 5.04(s,2H), 6.01(d,1H), 6.58-6.61(m,2H), 6.96-7.02(t, 1H), 7.26-7.29(m,2H), 7.37 (t,2H), 7.43-7.52(m,3H), 7.93(d,1H), 8.03(s,1H)。
【0195】
実施例78
3−{3−[3,3−ジメチル−1−フェニル−ブタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化96】


標記化合物を、tert−ブチル臭化亜鉛(市販されている)及び3−{[(2−ヨード−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例77と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 0.80(s,9H), 2.74(s,2H), 3.90(s,3H),5.67(s,2H), 6.98(t,1H), 7.12-7.52(m,10H), 7.93(d,1H), 8.03(s, 1H)。
【0196】
実施例79
3−{3−[2−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−エタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化97】


標記化合物を、4−クロロ−ベンジル臭化亜鉛(市販されている)及び3−{[(2−ヨード−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例77と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 3.92 (s,3H), 4.73(s,2H), 5.07(s,2H), 5.99(d,1H), 6.58-6.65(m,2H), 7.08-7.20(m,7H), 7.37-7.43(m,4H), 7.52(d,1H), 7.93(d,1H), 8.06(s,1H)。
【0197】
実施例80
3−{3−[3,3−ジメチル−1−フェニル−ブタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化98】


標記化合物を、tert−ブチル臭化亜鉛(市販されている)及び3−{[(2−ヨード−フェニル)−(3−フェニル−プロピノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例77と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 0.91(s,9H), 3.48(s,2H), 3.90(s,3H), 5.03(s,2H), 6.22(d,1H), 6.56-6.62(m, 2H), 6.98(t,1H), 7.36-7.50(m,7H), 7.92(d,1H), 8.02(s,1H)。
【0198】
実施例81
3−[3−(4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル]−安息香酸
【化99】


3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(24mg、0.05mmol)を、THF(1mL)及び水(1mL)に溶解し、LiOH.HO(14mg、0.33mmol)を一度に加えた。混合物を50℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、pH=3に酸性化した。分取HPLCによる精製により、3−[3−(4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル]−安息香酸10mgを得た。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 0.88(d,6H), 1.36-1.44(m,2H), 1.64-1.68(m,1H), 3.33-3.38(m,2H), 5.04(s,2H), 6.01(d,1H), 6.58-6.61 (m,2H), 6.96-7.02(t, 1H), 7.26-7.29 (m,2H), 7.37 (t,2H), 7.43-7.52(m,3H), 7.93(d,1H), 8.03(s,1H)。
【0199】
実施例82
3−{3−[1−(4−クロロ−ベンジル)−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化100】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−ベンジル)−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例81と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 1.14(d,6H), 3.62-3.71(m,1H), 4.577(s,2H), 5.018(s,2H), 6.82 (d,1H), 7.04(t,1H), 7.21-7.26(m,5H), 7.43(t,1H), 7.53(d,1H), 7.63(d,1H), 8.01(d,1H), 8.07(s,1H)。
【0200】
実施例83
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エチリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化101】

【0201】
ブタ−2−イン酸(2−ヨード−フェニル)−アミド
ジクロロメタン(50mL)中の2−ヨード−フェニルアミン(10g、45.7mmol)とブタ−2−イン酸(4.6g、54.8mmol)の混合物を、0℃に冷却した。次にその中に1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(14g、68.6mmol)を加えた。室温で3時間撹拌した後、混合物を水(20mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、粗生成物 ブタ−2−イン酸(2−ヨード−フェニル)−アミド(13.0g、100%)を黄色の固体とし得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS C10INOの計算値285.1、実測値286.0(ESI)[(M+H)]。
【0202】
3−{[(2−ヨード−フェニル)−(1−オキソ−ブタ−2−イニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル
DMF(20mL)中のブタ−2−イン酸(2−ヨード−フェニル)−アミド(2.85g、10mmol)と炭酸セシウム(4.89g、15mmol)の混合物を、10分間撹拌した。3−ブロモメチル−安息香酸メチルエステル(2.52g、11mmol)を加えた。次に混合物を室温で12時間撹拌した。固体を除去した後、濾液を水で処理し、エーテルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、残留物を得て、これを酢酸エチル/ヘキサン=1:4で溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、生成物 3−{[(2−ヨード−フェニル)−(1−オキソ−ブタ−2−イニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルを黄色の固体(3.03、70%)として得た。MS C1916INOの計算値433.3、実測値434.1(ESI)[(M+H)]。
【0203】
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エチリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
THF中の3−{[(2−ヨード−フェニル)−(1−オキソ−ブタ−2−イニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル(0.5g、1.15mmol)、4−フルオロフェニルボロン酸(0.32g、2.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.13g、0.115mmol)及び銅チオフェン−2−カルボン酸(0.46g、2.42mmol)の混合物を、60℃で5時間撹拌した。溶媒を除去した後、残留物を、酢酸エチル/ヘキサン=1:5で溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、生成物 3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エチリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(0.28g、60%)を黄色の固体として得た。MS C2520FNOの計算値401.4、実測値402.2(ESI)[(M+H)]。
【0204】
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エチリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エチリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(0.33g、0.82mmol)の溶液を、THF 5mLに溶解した。次に水(2.0mL)中の水酸化リチウム(0.35g、8.2mmol)の溶液を加えた。12時間撹拌した後、溶媒を減圧下で除去した。残留物をDMF 2mLに溶解し、分取HPLCに付して、3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エチリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸を黄色の粉末(100mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.78 (s, 3 H) 5.06 (s, 2 H) 6.08 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.68 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 6.92 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.11 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 7.38 (t, J=8.84 Hz, 2 H) 7.43 - 7.51 (m, 1 H) 7.46 (dd, J=8.72, 5.68 Hz, 2 H) 7.60 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.85 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.92 (s, 1 H) 13.03 (s, 1H)。MS C2418FNOの計算値387.4、実測値388.2(ESI)[(M+H)]。
【0205】
実施例84
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化102】

【0206】
1−ヨード−2−イソシアナト−ベンゼン
ジクロロメタン(800mL)中の2−ヨード−フェニルアミン(30g、0.14mol)の溶液に、トリホスゲン(14.6g、49.3mmol)及び飽和重炭酸ナトリウム(544mL)を0℃で加えた。得られた混合物を4時間撹拌した。有機層をブライン(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去した後、粗生成物 1−ヨード−2−イソシアナト−ベンゼン(32.3g、96%)を黄色の油状物として得て、これを精製せずに次の工程で使用した。
【0207】
4−メチル−ペンタ−2−イン酸(2−ヨード−フェニル)−アミド
THF(100mL)中の3−メチル−ブタ−1−イン(11g、0.16mol)に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M)(59mL、0.15mol)を0℃で加えた。得られた混合物を30分間撹拌した。次にその中に、THF(100mL)中の1−ヨード−2−イソシアナト−ベンゼン(33g、0.14mol)の溶液を滴下した。0℃で2時間撹拌した後、混合物をブライン(100mL)で処理し、エーテル(200mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、粗生成物 4−メチル−ペンタ−2−イン酸(2−ヨード−フェニル)−アミド(38g、90%)を黄色の油状物として得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS C1212INOの計算値313.1、実測値314.0(ESI)[(M+H)]。
【0208】
3−{[(2−ヨード−フェニル)−(4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル
DMF(170mL)中の4−メチル−ペンタ−2−イン酸(2−ヨード−フェニル)−アミド(21g、67.1mmol)及び炭酸セシウム(33.0g、100.7mmol)の混合物を、10分間撹拌した。3−ブロモメチル−安息香酸メチルエステル(16.9g、73.8mmol)を加えた。次に混合物を室温で12時間撹拌した。固体の除去の後、濾液を水で処理し、エーテルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、残留物を得て、これを、酢酸エチル/ヘキサン=1:4で溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、生成物 3−{[(2−ヨード−フェニル)−(4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルを黄色の固体(15.9g、51%)として得た。MS C2120ClNOの計算値461.3、実測値461.9(ESI)[(M+H)]。
【0209】
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
THF(15mL)中の3−{[(2−ヨード−フェニル)−(4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステル(0.93g、2.02mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(0.63g、4.04mmol)、トリフェニルホスフィン(53mg、0.202mmol)、酢酸パラジウム(23mg、0.10mmol)及びフッ化セシウム(0.92g、6.06mmol)の混合物を、60℃で3時間撹拌した。溶媒の除去の後、残留物を、酢酸エチル/ヘキサン=1:5で溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、生成物 3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(0.40g、44%)を黄色の固体として得た。MS C2724ClNOの計算値445.5、実測値446.0(ESI)[(M+H)]。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 3.91 (s, 3 H) 4.99 (dt, J=13.71, 6.92 Hz, 1 H) 5.06 (s, 2 H) 5.73 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 6.62 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 6.73 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.05 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.19 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.46 (t, J=7.83 Hz, 1 H) 7.55 (d, J=8.08 Hz, 3 H) 7.94 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 8.02 (s, 1 H)。MS C2724ClNOの計算値445.5、実測値446.0(ESI)[(M+H)]。
【0210】
実施例85
3−{3−[2−メチル−1−フェニル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化103】


標記化合物を、フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(2−ヨードフェニル)−(4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.04(s,1H), 7.94(d,1H), 7.48-7.53(m,3H), 7.39(t,1H), 7.15(dd,2H), 6.99(t,1H), 6.59-6.61(d,1H), 6.55(t,1H), 5.59(d,2H), 5.00-5.05(m,3H), 3.97(s,3H), 1.11(s,3H), 1.09(s,3H)。
【0211】
実施例86
3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化104】


標記化合物を、4−アセチル−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(2−ヨードフェニル)−(4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.03-8.11(m,4H), 7.94(d,1H), 7.71(d,1H), 7.52(d,1H), 7.40(t,1H), 7.29(d,2H), 7.00(t,1H), 6.61(d,1H), 6.54(t,1H), 5.61(d,H), 5.02-5.07(m,3H), 3.90(s,3H), 2.70(s,3H), 1.19(d,3H), 1.17(d,3H)。
【0212】
実施例87
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化105】


標記化合物を、4−クロロ−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(3−シクロヘキシル−プロピノイル)−(2−ヨード−フェニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.02(s,1H), 7.93(d,1H), 7.47-7.51(m,13H), 7.39(t,1H), 7.10(d,2H), 7.01(t,1H), 6.59-6.63(m,2H), 5.71(d,2H), 5.02(s,2H), 4.62(t,1H), 3.91(s,3H), 1.44-1.76(m,6H), 1.01-1.18(m,4H)。
【0213】
実施例88
3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化106】


標記化合物を、4−トリフルオロメチル−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(2−ヨードフェニル)−(4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (DMSO, 300MHz) δ ppm 7.90(s,1H), 7.79-7.86(m,2H), 7.58(d,1H), 7.48(t,1H), 7.42(d,1H), 7.09(t,1H), 7.00(d,1H), 6.89(d,1H), 6.65(t,1H), 5.65(d,1H), 5.03(s,2H), 4.84-4.93(m,1H), 3.57(s,3H), 0.96-1.06(dd,6H)。
【0214】
実施例89
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化107】


標記化合物を、4−クロロ−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(4−ヒドロキシ−4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−(2−ヨード−フェニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 (s, 6 H) 3.83 (s, 3 H) 5.14 (s, 2 H) 5.43 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 6.68 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.01 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.12 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 7.27 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.51 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.58 - 7.65 (m, 4 H) 7.87 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.97 (s, 1 H)。
【0215】
実施例90
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化108】


標記化合物を、4−シアノ−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(4−ヒドロキシ−4−メチル−ペンタ−2−イノイル)−(2−ヨード−フェニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.33 (s, 6 H) 3.85 (s, 3 H) 5.15 (s, 2 H) 5.35 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.68 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.03 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.15 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.48 - 7.55 (m, 1 H) 7.52 (d, J=7.58 Hz, 3 H) 7.62 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.89 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.99 (s, 1 H) 8.05 (d, J=8.34 Hz, 2 H)。
【0216】
実施例91
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化109】


標記化合物を、4−クロロ−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(4,4−ジメチル−ペンタ−2−イノイル)−(2−ヨード−フェニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.38 (s, 9 H) 3.86 (s, 3 H) 4.83 (d, 2 H) 6.81 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.99(d, J=7.83 Hz, 2 H) 7.10 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.22 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.33 - 7.42 (m, 4 H) 7.84 - 7.88 (m, 2 H) 7.93 (d, J=7.83 Hz, 1 H)。
【0217】
実施例92
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化110】


標記化合物を、4−シアノ−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(4,4−ジメチル−ペンタ−2−イノイル)−(2−ヨード−フェニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.35 (s, 9 H) 3.84 (s, 3 H) 5.07 (s, 2 H) 5.19 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.56 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 6.88 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.06 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.42 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.50 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.87 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.95 - 8.05 (m, 3 H)。
【0218】
実施例93
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル
【化111】


標記化合物を、4−クロロ−フェニルボロン酸(市販されている)及び3−{[(4,4−ジメチル−ペンタ−2−イノイル)−(2−ヨード−フェニル)−アミノ]−メチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例84と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.36 (s, 9 H) 3.84 (s, 3 H) 5.07 (s, 2 H) 5.30 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.57 (t, J=7.83 Hz, 1 H) 6.88 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.05 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.51 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.57 - 7.64 (m, 2 H) 7.87 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.97 (s, 1 H)。
【0219】
実施例94
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化112】


3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(0.40g、0.90mmol)の溶液を、THF 15mLに溶解した。次に水(3.0mL)中の水酸化リチウム(0.38g、9.0mmol)の溶液を加えた。12時間撹拌した後、溶媒を減圧下で除去した。残留物をDMF 2mLに溶解し、分取HPLCに付して、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸を黄色の粉末(200mg)として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.00 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 4.90 - 4.99 (m, 1 H) 5.05 (s, 2 H) 5.59 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.64 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 6.91 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.10 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.27 (d, J=8.34Hz, 2 H) 7.49 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.63 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.59 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.85 (d, J=7.58 Hz, 1H) 7.92 (s, 1 H) 13.05 (s, 1 H)。MS C2622ClNOの計算値431.5、実測値432.0(ESI)[(M+H)]。
【0220】
実施例95
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化113】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドール−1−イルメチル}安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 4.91 - 5.00 (m, 1 H) 5.05 (s, 2 H) 5.50 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.64 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 6.93 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.11 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.48 (d, J=7.58 Hz, 3 H) 7.60 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.85 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 8.05 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 13.06 (br.s., 1 H)。
【0221】
実施例96
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸
【化114】


標記化合物を、6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.06 (d, 6 H) 4.92 - 5.01 (m, 1 H) 5.23 (s, 2 H) 5.74 (d, 1 H) 6.64 (t, 1H) 6.87 (d, 1 H) 7.08 (t, 1 H) 7.22 (d, 2 H) 7.45 (d, 1 H) 7.59 (d, 2 H) 7.95 (t, 1 H) 8.09 (d, 1 H)。
【0222】
実施例97
6−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸
【化115】


標記化合物を、6−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.06 (d, 6 H) 4.95 - 5.08 (m, 1 H) 5.25 (s, 2 H) 5.64 (d, 1 H) 6.63 (t, 1H) 6.89 (d, 1 H) 7.09 (t, 1 H) 7.46 (d, 3 H) 7.90 - 8.00 (m, 3 H) 8.09 (d, 1 H)。
【0223】
実施例98
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化116】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 4.86 (s, 2 H) 6.95 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.04 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 7.13 (t, 1 H) 7.29 (t, 1 H) 7.38 - 7.42 (m, 2 H) 7.44 (d, J=5.05 Hz, 2 H) 7.77 - 7.84 (m, 2 H) 7.88 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 13.01 (s, 1 H)。
【0224】
実施例99
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化117】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.35 (s, 9 H) 5.06 (s, 2 H) 5.19 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.57 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 6.89 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.07 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 7.41 - 7.51 (m, 3 H) 7.56 (d, 1 H) 7.84 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 8.03 (d, J=8.34 Hz, 2 H)。
【0225】
実施例100
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化118】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.35 (s, 9 H) 5.06 (s, 2 H) 5.30 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.57 (t, 1 H) 6.88 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.06 (t, 1 H) 7.22 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.49 (t, 1 H) 7.54 - 7.63 (m, 3 H) 7.84 (d, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 12.97 (s, 1 H)。
【0226】
実施例101
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化119】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 4.87 - 4.99 (m, 1 H) 5.05 (s, 2 H) 5.54 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.63 (t, J=7.33 Hz, 1 H) 6.90 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.09 (d, J=1.01 Hz, 1 H) 7.24 - 7.31 (m, 2 H) 7.40 (t, J=8.84 Hz, 2 H) 7.49 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.85 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.92 (s, 1 H) 13.03 (s, 1 H)。
【0227】
実施例102
6−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸
【化120】


標記化合物を、6−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル} ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.01 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 4.86 - 5.00 (m, 1 H) 5.16 (br. s., 2 H) 5.56 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.63 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 6.85 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 7.06 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 7.29 (d, J=5.56 Hz, 2 H) 7.27 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 7.41 (t, J=8.72 Hz, 2 H) 7.81 - 7.98 (m, 2 H)。
【0228】
実施例103
3−{3−[2−メチル−1−ピリジン−3−イル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化121】


標記化合物を、3−{3−[2−メチル−1−ピリジン−3−イル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.13 (t, J=7.71 Hz, 6 H) 5.01 - 5.14 (m, 1 H) 5.10 (s, 2 H) 5.59 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.62 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 6.83 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.11 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.47 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.84 (br. s., 1 H) 7.93 - 8.05 (m, 2 H) 7.96 (s, 1 H) 8.58 (br. s., 1 H) 8.85 (br. s., 1 H)。
【0229】
実施例104
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化122】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.09(s,1H), 8.02(d,1H), 7.57(d,1H), 7.41-7.50(m,3H), 7.11(d,2H), 7.03(t,1H), 6.60-6.64(m,2H), 5.73(d,1H), 5.05(s,2H), 4.63(m,1H), 1.44-1.81(m,6H), 1.01-1.18(m,4H)。
【0230】
実施例105
3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化123】


標記化合物を、3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.08(s,1H), 8.00(d,1H), 7.77(d,2H), 7.58(d,1H), 7.44(t,1H), 7.31(d,2H), 7.03(t,1H), 6.63(d,1H), 6.58(t,1H), 5.58(d,1H), 5.04-5.08(m,3H), 1.16(s,3H), 1.13(s,1H)。
【0231】
実施例106
3−{3−[2−メチル−1−チオフェン−3−イル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化124】


標記化合物を、3−{3−[2−メチル−1−チオフェン−3−イル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.08(s,1H), 8.01(d,1H), 7.77(d,2H), 7.58(d,1H), 7.44(t,1H), 7.31(d,2H), 7.03(t,1H), 6.63(d,1H), 6.58(t,1H), 5.58(d,1H), 5.04-5.08(m,3H), 1.10(s,3H), 1.07(s,3H)。
【0232】
実施例107
3−{5−クロロ−3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化125】


標記化合物を、3−{5−クロロ−3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (300Hz, CDCl3): δ ppm 1.11(d,6H), 5.00-5.04 (m,1H), 5.01(s,2H), 5.40(d,1H), 6.51 (d,1H), 6.98(dd,1H), 7.28 (d,2H), 7.42(t,1H), 7.56(m,1H), 7.81(d,2H), 8.01-8.04(m,2H)。
【0233】
実施例108
3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸
【化126】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルから出発し、実施例94と同様にして調製した。1H NMR (CDCl3, 300MHz) δ ppm 8.00-8.12(m,3H), 7.72(d,1H), 7.57(d,1H), 7.44(t,1H), 7.29(d,2H), 7.02(t,1H), 6.62(d,1H), 6.55(t,1H), 5.63(d,2H), 5.04(m,3H), 2.70(s,3H), 1.10(s,3H), 1.08(s,3H)。
【0234】
実施例109
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド
【化127】


ジクロロメタン(20mL)中の3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸(0.22g、0.51mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.20g、1.02mmol)、メチルスルホンアミド(97mg、1.02mmol)、DMAP(12.2mg、0.10mmol)の混合物を、72時間撹拌した。有機溶液をブライン(10mL)で洗浄し、次に硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒の除去の後、残留物を、DMF 2mLに溶解し、分取HPLCに付して、生成物 N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロピリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド(100mg、38%)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm1.21 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 3.50 (s, 3 H) 5.00 - 5.12 (m, 1 H) 5.17 (s, 2H) 5.52 (s, 1 H) 5.84 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.75 (t, J=7.83 Hz, 1 H) 6.85 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.17 (t, J=7.20 Hz, 1 H) 7.28 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 7.60 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 7.65 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.70 (d, J=7.83 Hz, 1H) 7.94 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 8.02 (s, 1 H)。MS C2725ClNSの計算値508.5、実測値509.2(ESI)[(M+H)]。
【0235】
実施例110
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド
【化128】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸から出発し、実施例109と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.44 (s, 9 H) 3.11 (s, 3 H) 5.05 (s, 2 H) 5.41 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 6.52 (t, 1 H) 6.74 (d, J=7.58 Hz, 1 H) 7.00 (t, 1 H) 7.12 - 7.21 (m, 2 H) 7.30 - 7.39 (m, 2 H) 7.51 - 7.60 (m, 2 H) 7.89 - 7.97 (m, 1 H) 8.04 (s, 1 H)。
【0236】
実施例111
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド
【化129】


標記化合物を、3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸から出発し、実施例109と同様にして調製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.32 (s, 9 H) 3.34 (s, 3 H) 4.84 (s, 2 H) 6.93 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.04 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.12 (t, J=7.33 Hz, 1 H) 7.27 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 7.37 - 7.47 (m, 4 H) 7.78 - 7.85 (m, 2 H) 7.88 (d, J=8.08 Hz, 1 H)。
【0237】
実施例112
AMPK及びACCのリン酸化の分析によるAMPK調節薬の評価
この方法は、ウエスタンブロット解析を使用して、L6細胞株中のAMP−活性化プロテインキナーゼ(AMPK)及びアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACC)の内因性発現及びリン酸化を評価した。それを使用して低分子AMPK調節薬の効能及び効力を決定した。
【0238】
L6細胞(ATCC)を培養し、10%ウシ胎仔血清(FBS, Hyclone)を含むDMEM(高グルコース、Gibco, BRL)で維持した。アッセイにおいて、10cmの皿上1枚当たり10mLに3×10細胞を蒔き、それらは24時間以内に70〜80%のサブコンフルエントに達した。AMPK調節薬で処理する前に、細胞を一晩血清不足状態にした。化合物濃度は、典型的には0〜100μMの範囲であり、細胞を1〜4時間処理した。インキュベーションが完了した時点で、培地を吸引し、細胞層を氷冷PBS 2mLで優しくすすいだ。溶解緩衝液(150mM NaCl、5mM EDTA、2mM EGTA、25mM NaF、2mM NaVO、Pefabloc 1mg/mL、1% Triton X-100、及びRoche Complete Protease Inhibitor Tablet 1錠含有)500μLを加え、氷上で10分間インキュベートした。細胞可溶化物を収集し、その後、12,000rpm、4℃で10分間遠心分離した。上澄みを保存し、そのタンパク質濃度をQuick Start Bradfordタンパク質定量キット(Bio-Rad)を使用して測定した。40μgを、7.5%SDS−PAGE解析のために添加し、その後、標準的手順に従ってPVDF膜にブロットした。膜を、遮断緩衝液(5%脱脂乳)を用いて、室温で1時間撹拌しながら処理した。ブロットを4℃で一晩インキュベートすることによって、一次抗体としてホスホ−AMPKα(Thr172)(40H9)ウサギmAb(Cell Signaling)及びホスホ−アセチルCoAカルボキシラーゼ(Ser79)抗体(Cell Signaling)を使用して、ホスホ−AMPK及びホスホ−ACCのレベルを測定した。ブロットをストリップし、アセチルCoAカルボキシラーゼ(C83B10)ウサギmAb(Cell signaling)、AMPKα(23A3)ウサギmAb(Cell Signaling)、及びβ−アクチン抗体(Cell Signaling)を使用して再プローブして、ACC、AMPK及びβ−アクチン、それぞれの総タンパク質レベルを測定した。ブロット中の各タンパク質バンドをECL Plusウエスタンブロット法検出キット(Amersham)により可視化し、走査分析により定量化した。EC50値(最大活性化効果の半量を生成するアクチベーター濃度と定義されている)及びEmax(無限アクチベーター濃度での最大活性化効果と定義されている)が、半定量的に測定されかつ記録された。
【0239】
式(I)の全ての化合物は、前述のAMPK及びACCリン酸化アッセイにおいて活性であった。
【0240】
実施例113
シンチレーション近接アッセイ
酵素の調製
先に記載(Pang, T., Zhang, Z.S., Gu, M., Qiu, B.Y., Yu, L.F., Cao, P.R., Shao, W., Su, M.B., Li, J.Y., Nan, F.J., and Li, J. (2008))のように、組換えヒトAMPKα1β1γ1、α2β1γ1又はAMPKαサブユニットトランケーションα1(1−335)、α1(1-394)及びα2(1-394)を、構築、発現、及び精製した。ラット肝臓AMPKヘテロ三量体酵素をUpstate(Billerica, MA, U.S.A.)から入手した。
【0241】
シンチレーション近接アッセイ
先に記載(Pang et al., 2008)のように、シンチレーション近接アッセイ(SPA)の前に、200nM組換えAMPKタンパク質(α1β1γ1、α2β1γ1、α1(1−335)、α1(1−394)又はα2(1−394))を、完全にリン酸化した。SPA反応を、最終容量50μL(20mM トリス−HCl(pH7.5)、5mM MgCl、1mM DTT、2μM ビオチン−SAMS、2μM ATP、0.2μCi/ウエル[γ−33P]ATP、及び種々の量のアクチベーター含有)で96ウエルプレート中で実施した。50nM組換えAMPKタンパク質の反応溶液への添加により反応を開始し、30℃で2時間インキュベートした。その後、反応を、40μL停止液(ウエル当たり80μgストレプトアビジン・コーティングSPAビーズ、50mM EDTA、PBS中の0.1%Triton X-100(pH7.5)含有)の添加により終了させ、1時間インキュベートした。最後に160μL懸濁液(2.4M CsCl、50mM EDTA、及びPBS中の0.1%Triton X-100(pH7.5)含有)を反応溶液に加えて、SPAビーズを完全に懸濁させた。30分後、生成された生成物の量の計算のために、SPAシグナルをWallac MicroBetaプレートカウンター(PerkinElmer)を用いて測定した。2時間で生成された生成物の量を、アクチベーター濃度に対してプロットし、最大酵素活性の50%に必要なアクチベーターの有効濃度(EC50)を決定した。
【0242】
上に記載されている化合物は、0.5uM〜50uMの間のEC50値を有し、好ましい化合物は0.5uM〜10uMの間のEC50値を有し、特に好ましい化合物は、0.5uM〜1uMの間のEC50値を有する。これらの結果は、前述のシンチレーション近接アッセイセイを用いて得られた(uMは、マイクロモル濃度を意味する)。
【0243】
式(I)の代表的な化合物のEC50は、下記表中に表示されている。
【表1】





【0244】
実施例A
式(I)の化合物は、それ自体既知のやり方で、以下の組成の錠剤の製造用の活性成分として使用することができる:
1錠当たり
活性成分 200mg
微結晶性セルロース 155mg
トウモロコシデンプン 25mg
タルク 25mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 20mg
425mg
【0245】
実施例B
式(I)の化合物は、それ自体既知のやり方で、以下の組成のカプセル剤の製造用の活性成分として使用することができる:
1カプセル当たり
活性成分 100.0mg
トウモロコシデンプン 20.0mg
乳糖 95.0mg
タルク 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
220.0mg

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化130】


[式中、
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ又はアルキルカルボニルであり;
は、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、フェニルアルキル、ハロフェニルアルキル、フェニル、置換フェニル、チオフェニル又はピリジニルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり;
は、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、フェニルアルキル、ハロフェニルアルキル、フェニル、置換フェニル、チオフェニル又はピリジニルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり;
(但し、R及びRは、両方が同時にメトキシフェニルではない);
は、置換フェニル、ピリジニル、置換ピリジニル、チアゾリル、置換チアゾリル又はカルボキシであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり、ここで、置換ピリジニル及び置換チアゾリルは、アルコキシカルボニル又はカルボキシで置換されているピリジニル及びチアゾリルであり;そして
(但し、R及びRの一方が、フェニルであり、そしてもう一方が、フェニル、メチルフェニル又はアルコキシフェニルである場合、Rは、アルコキシカルボニルフェニルである);
nは、0又は1である]で示される化合物、又はその薬学的に許容しうる塩もしくはエステル。
【請求項2】
が、水素、ハロゲン又はアルコキシである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が、水素、フルオロ又はクロロである、請求項1又は2記載の化合物。
【請求項4】
が、水素、ハロゲン又はアルコキシである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
が、水素又はフルオロである、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
が、水素、ハロゲン又はアルコキシである、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、フルオロ、クロロ又はメトキシである、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、ハロゲン又はアルコキシである、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
が、水素又はフルオロである、請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
が、アルキル、ハロフェニルアルキル、フェニル、置換フェニル、チオフェニル又はピリジニルであり、ここで、置換フェニルが、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルである、請求項1〜9のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
が、ハロフェニル又はシアノフェニルである、請求項1〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
が、クロロフェニル又はシアノフェニルである、請求項1〜11のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
が、アルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、フェニル又はハロフェニルである、請求項1〜12のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
が、アルキル又はフェニルである、請求項1〜13のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
が、イソプロピル又はフェニルである、請求項1〜14のいずれか一項記載の化合物。
【請求項16】
が、置換フェニル、置換ピリジニル、置換チアゾリル又はカルボキシであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり、ここで、置換ピリジニル及び置換チアゾリルは、アルコキシカルボニル又はカルボキシで置換されているピリジニル及びチアゾリルである、請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物。
【請求項17】
が、カルボキシフェニル、アルコキシカルボニルフェニル又はカルボキシピリジニルである、請求項1〜16のいずれか一項記載の化合物。
【請求項18】
が、カルボキシフェニル、メトキシカルボニルフェニル又はカルボキシピリジニルである、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物。
【請求項19】
下記:
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−安息香酸エチルエステル;
(3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−フェニル)−酢酸メチルエステル;
2−メチル−5−{2−オキソ−3−[1−フェニル−エタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−安息香酸メチルエステル;
[2−オキソ−3−(1−フェニル−エチリデン)−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル]−酢酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−(3−ベンズヒドリリデン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−p−トリル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−ブロモ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(3−ブロモ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{7−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(2−メタンスルホニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−チオフェン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸エチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−N−イソプロピル−ベンズアミド;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸メチルエステル;
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸エチルエステル;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−メトキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−1−(3,4,5−トリヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−1−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−メトキシ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−5−メトキシ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ニコチン酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−4−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−6−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−ピリジン−3−イル−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{2−オキソ−3−[1−フェニル−1−(4−スルファモイル−フェニル)−メタ−(E)−イリデン]−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−メタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
(4−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−フェノキシ)−酢酸;
3−{3−[1−(4−イソプロピル−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{5−クロロ−3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(2−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
2−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−チアゾール−4−カルボン酸;
3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[3,3−ジメチル−1−フェニル−ブタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[2−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−エタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[3,3−ジメチル−1−フェニル−ブタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[4−メチル−1−フェニル−ペンタ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−ベンジル)−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−エタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[2−メチル−1−フェニル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;
6−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;
3−{3−[2−メチル−1−ピリジン−3−イル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−シクロヘキシル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[2−メチル−1−チオフェン−3−イル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{5−クロロ−3−[2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−アセチル−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド;
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミド;及び
N−(3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2,2−ジメチル−プロパ−(Z)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ベンゾイル)−メタンスルホンアミドより選択される、請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物。
【請求項20】
下記:
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−1−フェニル−メタ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
3−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−安息香酸;
6−{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸;及び
6−{3−[1−(4−シアノ−フェニル)−2−メチル−プロパ−(E)−イリデン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イルメチル}−ピリジン−2−カルボン酸より選択される、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物。
【請求項21】
下記の工程の一つを含む、請求項1〜20のいずれか一項記載の式(I)の化合物の調製方法であって、
(a)式(A):
【化131】


で示される化合物の、R−X及び銅触媒の存在下での反応工程;
(b)式(B):
【化132】


で示される化合物の、R−I及びパラジウム触媒の存在下での反応工程;
(c)式(C):
【化133】


で示される化合物の、三臭化ホウ素の存在下での反応工程;
(d)式(D):
【化134】


で示される化合物の、R−ZnBr及びニッケル触媒の存在下での反応工程;
(e)式(E):
【化135】


で示される化合物の、塩基の存在下での反応工程;
(f)式(F):
【化136】


で示される化合物の、R−B(OH)及びパラジウム触媒の存在下での反応工程;
(g)式(G):
【化137】


で示される化合物の、MeSONH及びカップリング試薬の存在下での反応工程;
[式中、R〜Rは、請求項1〜18のいずれか一項に定義されたとおりであり;Arは、フェニル、置換フェニル、ピリジニル又はチアゾリルであり、ここで、置換フェニルは、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニル、カルボキシアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルコキシ及びアルキルスルホニルアミノカルボニルより独立に選択される1又は2個の置換基で置換されているフェニルであり;R10は、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、ハロアルコキシ及びアルキルカルボニルより独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているフェニルであり;Rは、アルキルであり;R11は、アルキルであり;そしてXは、クロロ又はブロモである]を含む、方法。
【請求項22】
治療上活性な物質としての使用のための、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
【請求項23】
請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物及び治療上不活性な担体を含む、医薬組成物。
【請求項24】
肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病の治療又は予防用の医薬の製造のための、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項25】
請求項21記載の方法に従って製造される、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
【請求項26】
肥満、脂質代謝異常症、高血糖症、1型糖尿病又は2型糖尿病の治療又は予防のための方法であって、請求項1〜20のいずれか一項に定義されたとおりの化合物の有効量を投与することを含む、方法。
【請求項27】
本明細書に記載のとおりの発明。

【公表番号】特表2013−505281(P2013−505281A)
【公表日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530228(P2012−530228)
【出願日】平成22年9月20日(2010.9.20)
【国際出願番号】PCT/EP2010/063770
【国際公開番号】WO2011/033099
【国際公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】