説明

アンカーボルト装置

【課題】設置が容易であり、また設置後も容易に締め直すことができ、基礎を修復することなく建築物の沈下修正が可能なアンカーボルト装置を提供する。
【解決手段】 基礎11に埋設され、筒状体の内周面に雌ねじの切られた先端ねじ部7と内部にばね8を収納するばね収納部9からなる基部3と、上記先端ねじ部7に螺合する外周に雄ねじの切られたアンカーボルト2と、このアンカーボルト2に固定された支持ナット4を備えてなり、アンカーボルト2下端部は支持ナット4と座金5aを有して先端ねじ部7を螺貫し、さらにばね収納部9に挿入し上記ばね上端部に係合して該ばね8により上方へ付勢された状態を維持し、土台12を支持ナット4と取付用ナット6で締結することによりアンカーボルト2に固定し、支持ナット4の回動もしくはアンカーボルト2を回転させることで土台12を上下動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の土台とその基礎を固定し、さらに建築物の沈下修正が容易にできるアンカーボルト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
木造や鉄骨構造の建築物は一般的に、地盤の上にコンクリートなどで基礎が構築され、その基礎上に建築物が置かれている。しかし、建築物は台風などの突風や地震による揺れなど、周囲からさまざまな力を受けることにより、基礎から建築物がずれたり外れたりするおそれがある。建築物をその基礎となる部分に固定するために、建築物の底部と基礎の間に接合金具であるアンカーボルトを用いて緊結し、建築物の倒壊を防いでいる。
従来、このアンカーボルトによる建築物を基礎への固定は、建築もしくは改築の際の一度の緊結で完了してしまうことが一般的であった。しかし、建築物は完成した後に、建築物底部の土台の木の収縮、風化や腐食による変形、コンクリートなどの基礎の変形、または基礎の置かれた地盤の変形が起こることがある。また、基礎の置かれる地盤の沈降により、建築物全体が沈下することがある。特に、建物が全体的に傾斜したり、建物のある部分だけが沈下をおこす不同沈下がおこると、建築物の壁や柱梁に亀裂が入るなどの問題が発生することがあり、建築物を水平に修正する沈下修正の必要が生じることがある。
従来、このような建物の沈下修正のために、設置後に締め直すことが可能なアンカーボルトが開示されている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
しかしながら、上記のアンカーボルトでは、締め直しは可能であっても、傾斜した建築物をもとに戻すには、アンカーボルトを締め直すだけでなく、その建築物の置かれる基礎を修復しなければ建築物が完全に水平に戻ることは困難であるという問題があった。また、既設のアンカーボルトを締め直すことは、アンカーボルト装置の設置された土台に建築物の重量が大きくかかっているため作業が困難であるという問題があった。また、このような問題のため上記のアンカーボルトでは、アンカーボルト単体では沈下修正を完了できず、別途油圧ジャッキなどを用いて建築物を支持する必要があった。
【特許文献1】特開平10−266586号公報
【特許文献2】特開2002−371633号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はこのような問題に対処するためになされたもので、設置が容易であり、また設置後も容易に締め直すことができ、建築物の土台と基礎とを固定するとともに、建築物が不同沈下した場合などにおいて、基礎を修復することなく建築物の沈下修正が可能なアンカーボルト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のアンカーボルト装置は、基礎に埋設され、筒状体の内周面に雌ねじの切られた先端ねじ部と該先端ねじ部下部に嵌合する筒状体のばね収納部とを有する基部と、上記先端ねじ部に螺合する外周面に雄ねじの切られたアンカーボルトと、上記アンカーボルトに固定された支持ナットを備えてなる、基礎に建築物の土台を緊結するアンカーボルト装置であって、上記ばね収納部は、内部にばねを収納し、上記アンカーボルトはその一端を上記支持ナットと座金を有して上記先端ねじ部に螺貫し、さらに上記ばね収納部に挿入し、上記ばね上端に係合して該ばねにより上方へ付勢された状態を維持し、上記支持ナットは上記土台下面より該土台を支持するものであり、上記土台に上記アンカーボルト上端を貫通させ、該アンカーボルトに固定された上記支持ナットの回動もしくはアンカーボルトの回転により土台を上下動させることを特徴とする。
また、上記ばね収納部は、潤滑剤が充填されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のアンカーボルト装置は、基部の先端ねじ部を螺貫したアンカーボルトの下端が先端ねじ部下部のばね収納部に収納されるばねを押し下げ、ばねにより上方へ付勢された状態を維持しながら基礎と土台を緊結するため、地盤沈下などによる不同沈下で建築物が傾いた場合に、アンカーボルトに備えられ土台を支持する支持ナットを回動すること、もしくはアンカーボルト自体を回転させることにより容易に土台を上下動させることができ、基礎から建築物土台を持ち上げて建築物を水平に戻すことが可能であり、アンカーボルト装置単体で建築物の土台と基礎との固定と、建築物が不同沈下した場合の沈下修正の両方を行なうことができる。
【0007】
上記ばね収納部には、グリースおよび潤滑油などの潤滑剤が充填されるので、建築時のアンカーボルト装置の締結が容易に行えるだけでなく、アンカーボルト装置設置後、支持ナットを回動させる際、もしくはアンカーボルトを回転させる際も、容易に作業を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明のアンカーボルト装置を図1、図2および図3に基づいて説明する。図1は本発明のアンカーボルト装置の全体斜視図であり、図2はアンカーボルト装置の断面図である。また図3はアンカーボルト装置の組立て斜視図を表わす。
【0009】
図1および図2に示すように、アンカーボルト装置1は、コンクリート舗装などで構築される基礎11と、その上に置かれる建築物の土台12との間に設置される。
本発明のアンカーボルト装置1は、棒状体のアンカーボルト2を基礎11に埋設される基部3に螺合により挿入し、さらに座金5を介して、支持ナット4と取付用ナット6を用いて土台12を基礎11に固定するものである。
【0010】
図3に示すように、基礎11に埋設される基部3の構造は、筒状体の内周面に雌ねじの切られた先端ねじ部7と、その下部に嵌合され先端ねじ部7より貫通する内部にばね8を収納した筒状体のばね収納部9からなる。
先端ねじ部7あるいはばね収納部9の外周面には凸部(7aおよび7b)を設けてもよく、基礎11へ埋設する際、強固に固定できる。
ばね収納部9には内部に上蓋10aを載せて有するばね8を収納し、ばね8下部はばね収納部9を覆う下蓋10bに接着固定されている。
本発明のアンカーボルト装置1に用いられるばねとしては、例えば圧縮コイルばねなどを使用できる。建築物という重量の大きなものを支えるため、ばね力の大きなばねを使用する。
また、このばね収納部9には、潤滑剤が充填されている構造でもよい。ばね収納部9内部全部に潤滑剤が充填されていてもよいし、収納されているばね8周辺に充填されていてもよい。用いられる潤滑剤としては、グリースや潤滑油など一般に使用される潤滑剤を用いることができる。
基部3は基礎11に埋設される際、先端ねじ部7の上面7aが、基礎11の上面と略同一面を形成するように設置する。
【0011】
本発明のアンカーボルト装置1に用いられる棒状体のアンカーボルト2は、その両端部の外周面に雄ねじが切られた形状を有するもの、もしくはアンカーボルト2の外周面全体に雄ねじが切られた形状を有するものが使用される。
アンカーボルト2には土台12を支持するための支持ナット4を固定する必要があり、アンカーボルト2の雄ねじの切られた両端部の間もしくはアンカーボルト2の略中間部の位置2aにおいて支持ナット4が固定される。
建築物の沈下修正の際、アンカーボルト装置1において支持ナット4を回動させて土台12を上下動させる方法と、土台12上面でアンカーボルト2を回転させて土台12を上下動させる方法とがある。
支持ナット4を回動させて建築物の沈下修正を行なうアンカーボルト装置1の方法では、両端部の外周面に雄ねじが切られた形状のアンカーボルト2を使用できる。その両端部に切られた雄ねじと雄ねじの間に支持ナット4がボルトに固定され、各雄ねじの巻き方向は同じ方向であってもよいし、それぞれ反対の方向であってもよい。
土台12上面でアンカーボルト2を回転させて建築物の沈下修正を行なうアンカーボルト装置1の方法では、アンカーボルト2の外周面の両端部もしくは全面に切られた雄ねじは同じ方向である。このアンカーボルト2の略中間部の位置2aで支持ボルト4が固定される。また、アンカーボルト2の回転を容易にできるようにするため、アンカーボルト2の上部先端部分を多角形、好ましくは6角形にしておいてもよい。
アンカーボルト2に切られるねじの種類としては、転造ねじまたは切削ねじなどを用いることができる。
【0012】
また、アンカーボルト2およびアンカーボルト装置1を構成する各部品の材質としては、鉄、ステンレスまたは黄銅などの金属などを用いることができる。機械的強度に優れ、かつ防錆性などにも優れることからステンレス製の部品を用いることが好ましい。
【0013】
基部3の先端ねじ部7にアンカーボルト2の一端を挿入して螺合により貫通させる。アンカーボルト2はこの先端ねじ部7において支持される。アンカーボルト2の下端部は、さらに先端ねじ部7の下部のばね収納部9に挿入され、ばね8上部の上蓋10aに係合し、ばね8を押し下げる。アンカーボルト2の基部3への締結は、ばね8により上方へ付勢された状態を維持しながら固定される。
【0014】
基部3に螺合により締結したアンカーボルト2の上端部を土台12に穿設したアンカーボルト2用穴に挿通させ、土台12を基礎11上に載せる。この時、各アンカーボルト2の土台12を支持する位置2aに支持ナット4を固定したものを、基礎11と土台12のあいだに設置する。支持ナット4の上面で座金5aを介して土台12を支持しつつ、支持ナット4を回動させてアンカーボルト2を基部3に締結して固定する。最後に土台12上面に突出したアンカーボルト2上端部を座金5bを介して取付用ナット6により係止し、アンカーボルト2は土台12に固定され、土台12は基礎11に緊結される。
【0015】
コンクリート舗装などで基礎11を構築する際、アンカーボルト装置1を設置する位置を決め、基部3の先端ねじ部7のねじの進行方向が鉛直方向となるように基礎11へ基部3を埋め込む。このとき、基部3の先端ねじ部7の上面が基礎11の表面と略同一面を形成することが好ましい。この基部3にアンカーボルト2を設置する。土台12を支持する位置2aに支持ナット4を固定したアンカーボルト2の下端部を基部3の先端ねじ部7に螺合させる。ここで、座金5aが土台12側になるようにして螺合しておく。先端ねじ部7に挿入されたアンカーボルト2の下端はさらに先端ねじ部7下部のばね収納部9内に到達し、ばね8の上蓋10aを押し下げてばね8により上方へ付勢された状態を維持しながら締結する。
【0016】
基礎11の上に置かれる土台12の、上記基部3を埋め込んだ位置に相当する位置に、アンカーボルト2を挿通させる穴を、土台12に穿設する。土台12に穿設した穴にそれぞれアンカーボルト2上端部を挿入して土台12を基礎11上に載置する。土台12の上面に突出したアンカーボルト2に座金5bを介して取付用ナット6で締結する。
さらに基礎11と土台12の間のアンカーボルト2に固定された支持ナット4を回動させて締結し、取付用ナット6で最終的に土台12をアンカーボルト2に固定することでアンカーボルト装置1の設置は完了し、基礎11に土台12が緊結される。
ここで、土台12は建築物の置かれる地面に対し水平に設置される。
【0017】
また、本発明のアンカーボルト装置1を設置する別の一例としては、外周面に同方向に雄ねじの切られた、略中間部の土台12を支持する位置2aに支持ナット4を固定したアンカーボルト2下端部を上記方法と同様に、基部3の先端ねじ部7およびばね収納部9に螺合により挿入して締結し、アンカーボルト2の上端部を土台12に穿設した穴に挿入して土台12を基礎11に載置し、さらに、土台12上面でアンカーボルト2を締め付け、かつ取付用ナット6で係止して土台12をアンカーボルト2に固定することでアンカーボルト装置1の設置は完了し、基礎11に土台12が緊結される。
【0018】
アンカーボルト装置1の設置数は建築物の大きさや建築物の置かれる環境により異なり、建築物の土台の柱に近接した場所や、コンクリートなどで構築される基礎が中断する前後の場所などに、状況に応じ適度な数を適度な間隔をおいて配置される。また、本発明のアンカーボルト装置は、例えば地盤沈下などにより建築物が不同沈下を起こした場合などに、建築物全体が水平になるように沈下修正を行なうため、建築物を支える柱付近の土台に配置するなど、土台全体でバランスよく配置される必要がある。
【0019】
建築物が不同沈下を起こした場合、その不同沈下を起こした部分付近のアンカーボルト装置1を修正する。アンカーボルト装置1のアンカーボルト2に土台12を固定している取付用ナット6を緩め、支持ナット4を上方向へ回動させる。もしくはアンカーボルト2自体を回転して緩める。アンカーボルト2の基部3への締結は、ばね8により常に上方へ付勢された状態で維持されているため、支持ナット4の回転もしくはアンカーボルト2の回転を容易に行なうことができ、アンカーボルト2に固定されている支持ボルト4に支持された土台12は基礎11から上方へ引き上げられる。建築物の土台12に複数設置されたアンカーボルト装置1をそれぞれ修正し、建築物の土台12全体を、地面に対し水平に修正する。
【実施例】
【0020】
本発明のアンカーボルト装置の実施形態を図に基づいて説明する。図4および図5はそれぞれ本発明のアンカーボルト装置の実施形態を説明する断面図である。
【0021】
図4はアンカーボルト装置1を設置する一例を説明する断面図である。図4は、アンカーボルト装置1を木造建築物の土台12を基礎11に固定するために設置する場合を説明するものである。アンカーボルト装置1は、上記方法で組み立てられ、基礎11にパッキン15などを介して置かれた建築物の土台12を固定する。アンカーボルト装置1は建築物の土台12全体に複数設置されるが、図4に示すように、特に土台12の柱13付近にアンカーボルト装置1を設置することが好ましい。建築物の沈下修正を行なう場合は、取付用ナット6を緩め、アンカーボルト2に固定された支持ナット4を回動させて、土台12を上方へ引き上げる。
【0022】
図5はアンカーボルト装置1を設置する別の一例を説明する図である。図5は、アンカーボルト装置1を鉄骨建築物の土台12を基礎11に固定するために設置する場合を説明するものである。アンカーボルト装置1は、上記方法で組み立てられ、基礎11に礎石14などを介して置かれた建築物の土台12を固定する。アンカーボルト装置1は建築物の土台12全体に複数設置されるが、図5に示すように、建築物全体の荷重の集中する鉄骨柱13付近の土台12に設置されることが好ましく、またこの場合鉄骨柱13付近にアンカーボルト装置1を複数設置することが好ましい。建築物の沈下修正を行なう場合は、取付用ナット6を緩め、さらにアンカーボルト2を回転させて緩め、アンカーボルト2に固定された支持ナット4で支持される土台12を上方へ引き上げる。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明のアンカーボルト装置は、建築物の土台の種類や形式によらず、基礎と土台とを緊結することができ、また基部に収納されるばねにより常に上方へ付勢された状態を維持しながら設置されるためアンカーボルト装置の設置および修正が容易であり、一般住宅を始めとする木造および鉄骨建築物全般に沈下修正用のアンカーボルト装置として好適に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明のアンカーボルト装置の全体斜視図である。
【図2】本発明のアンカーボルト装置の断面図である。
【図3】本発明のアンカーボルト装置の組立て斜視図である。
【図4】本発明のアンカーボルト装置の実施形態を説明する断面図である。
【図5】本発明のアンカーボルト装置の実施形態を説明する断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 アンカーボルト装置
2 アンカーボルト
3 基部
4 支持ナット
5 座金
6 取付用ナット
7 先端ねじ部
8 ばね
9 ばね収納部
10 ふた
11 基礎
12 土台
13 柱
14 礎石
15 パッキン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎に埋設され、筒状体の内周面に雌ねじの切られた先端ねじ部と該先端ねじ部下部に嵌合する筒状体のばね収納部とを有する基部と、前記先端ねじ部に螺合する両端部の外周面に雄ねじの切られたアンカーボルトと、前記アンカーボルトの雄ねじの切られた両端部の間に該アンカーボルトに固定された支持ナットを備えてなる、基礎に建築物の土台を緊結するアンカーボルト装置であって、
前記ばね収納部は、内部にばねを収納し、
前記アンカーボルトはその一端を前記支持ナットと座金を有して前記先端ねじ部に螺貫し、さらに前記ばね収納部に挿入し、前記ばね上端に係合して該ばねにより上方へ付勢された状態を維持し、
前記支持ナットは前記土台下面より該土台を支持するものであり、
前記土台に前記アンカーボルト上端を貫通させ、前記支持ナットの回動により土台を上下動させることを特徴とするアンカーボルト装置。
【請求項2】
基礎に埋設され、筒状体の内周面に雌ねじの切られた先端ねじ部と該先端ねじ部下部に嵌合する筒状体のばね収納部とを有する基部と、前記先端ねじ部に螺合する外周面に雄ねじの切られたアンカーボルトと、前記アンカーボルトの略中間部に支持ナットを備えてなる、基礎に建築物の土台を緊結するアンカーボルト装置であって、
前記ばね収納部は、内部にばねを収納し、
前記アンカーボルトはその一端を前記支持ナットと座金を有して前記先端ねじ部に螺貫し、さらに前記ばね収納部に挿入し、前記ばね上端に係合して該ばねにより上方へ付勢された状態を維持し、
前記支持ナットは前記土台下面より該土台を支持するものであり、
前記土台に前記アンカーボルト上端を貫通させ、前記アンカーボルトの回転により土台を上下動させることを特徴とするアンカーボルト装置。
【請求項3】
前記ばね収納部は、潤滑剤が充填されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のアンカーボルト装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2007−285016(P2007−285016A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−113967(P2006−113967)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(506132304)
【Fターム(参考)】