説明

インターネット網を通じるファックス送受信方法及びそのシステム

インターネット網を通じるファックス送受信方法及びそのシステムが開示される。本発明のインターネット網を通じるファックス送受信方法は、(a)第1ファックスシステムから送受信文書の認証要請を受信する段階と、(b)送受信文書の認証要請に応答して送受信文書の認証情報を生成する段階と、(c)生成した送受信文書の認証情報を第1ファックスシステムに伝送し、送受信文書認証データベースに保存する段階−第1ファックスシステムは、受信された送受信文書の認証情報を用いてファックス文書を暗号化して第2ファックスシステムに伝送する−と、(d)第2ファックスシステムから送受信文書の認証確認要請を受信する段階−第2ファックスシステムは、第1ファックスシステムからファックス文書を受信すれば、ファックス受信ヘッダ情報を含む送受信文書の認証確認要請をする−と、(e)送受信文書の認証確認要請に応答して送受信文書認証データベースからファックス受信ヘッダ情報に相応する送受信文書の認証情報を抽出する段階と、(f)抽出された送受信文書の認証情報を第2ファックスシステムに伝送する段階と、を含む。本発明によれば、インターネット網を通じて送受信されたファックス文書を認証することによって、保安が強化されてスパムファックスの遮られる效果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット網を通じるファクシミリ(facsimile、以下ファックスとする)送受信に係り、特に、ファックス送受信に対する認証を通じてスパムファックスを遮断できるインターネット網を通じるファックス送受信方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
既存のPSTN(Public Switched Telephone Network)を通じるファックス伝送システムは、電話線網を使うために、使用料が高くかつ伝送速度が鈍い問題点がある。
一方、インターネットユーザーの急増及びインターネット技術の発達につれてインターネット網を通じる通信が多く提案されている。その中の一つとして、インターネットを通じるファックス送受信システム及び方法も提案された。従来の技術によるインターネットを通じるファックス送受信方法は、ほとんどインターネット網の所定のウェブサイトに接続して、あるいはファックス専用プログラムを実行してインターネット網を通じてファックス文書を伝送する。
ところが、従来の技術によるインターネット網を通じるファックス送受信方法は、インターネット網を通じる伝送の特性上、ハッキングやパケットスニッフィングなどが発生できて保安に脆弱である。また、既存のインターネットを通じるファックス送受信方法は、無料であるかあるいは電話網を利用したファックス送信に比べて低廉であるために、スパムファックスが相当に多発する。
したがって、保安性を高めてスパムファックスを防止できるインターネットを通じるファックス送受信方法が必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記問題点を解決するためのものであって、保安を強化してスパムファックスを防止できるインターネット網を通じるファックス送受信方法及びシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を果たすための本発明の望ましい一側面によれば、インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法において、(a)第1ファックスシステムから送受信文書の認証要請を受信する段階と、(b)前記送受信文書の認証要請に応答して送受信文書の認証情報を生成する段階と、(c)前記生成した送受信文書の認証情報を前記第1ファックスシステムに伝送し、送受信文書認証データベースに保存する段階−前記第1ファックスシステムは、前記受信された送受信文書の認証情報を用いてファックス文書を暗号化して第2ファックスシステムに伝送する−と、(d)前記第2ファックスシステムから送受信文書の認証確認要請を受信する段階−前記第2ファックスシステムは、前記第1ファックスシステムから前記ファックス文書を受信すれば、ファックス受信ヘッダ情報を含む前記送受信文書の認証確認要請をする−と、(e)前記送受信文書の認証確認要請に応答して前記送受信文書認証データベースから前記ファックス受信ヘッダ情報に相応する送受信文書の認証情報を抽出する段階と、(f)前記抽出された送受信文書の認証情報を前記第2ファックスシステムに伝送する段階と、を含むが、前記第2ファックスシステムは、受信された送受信文書の認証情報を用いて前記ファックス文書の暗号を解くことを特徴とするインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法及びこれを実行するプログラムを記録した記録媒体が提供される。
前記目的を果たすための本発明の望ましい他の一側面によれば、インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法において、(a)第1ファックスシステムから送受信文書の認証要請を受信する段階と、(b)前記送受信文書の認証要請に応答して対をなす第1認証キー及び第2認証キーを生成する段階と、(c)前記第1及び第2認証キーを前記第1ファックスシステムに伝送し、送受信文書認証データベースに保存する段階−前記第1ファックスシステムは、前記受信された第1及び第2認証キーを用いてファックス文書を暗号化し、暗号化されたファックス文書及び前記第1認証キーを第2ファックスシステムに伝送する−と、(d)前記第2ファックスシステムから送受信文書の認証確認要請を受信する段階−前記第2ファックスシステムは、前記第1ファックスシステムから前記ファックス文書を受信すれば、ファックス受信ヘッダ情報を含む前記送受信文書の認証確認要請をする−と、(e)前記送受信文書の認証確認要請に応答して前記送受信文書認証データベースから前記ファックス受信ヘッダ情報に相応する第2認証キーを抽出する段階と、(f)前記抽出された第2認証キーを前記前記第2ファックスシステムに伝送する段階と、を含むが、前記第2ファックスシステムは、前記第1及び第2認証キーを用いて前記ファックス文書の暗号を解くことを特徴とするインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法及びこれを実行するプログラムを記録した記録媒体が提供される。
望ましくは、前記インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法は、前記第1ファックスシステムから加入要請を受信する段階と、前記加入要請に応答して前記第1ファックスシステムの加入情報を加入情報データベースに保存する段階と、をさらに含む。
さらに望ましくは、前記インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法は、前記第1ファックスシステムからファックス伝送代行サービス要請を受信する段階と、前記第1ファックスシステムを受信者とするファックス文書を受信してファックス文書データベースに保存する段階と、をさらに含む。
前記目的を果たすための本発明の望ましいまた他の一側面によれば、インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法において、(a)ユーザーの要請に応答して送信ファックス文書を第1ファックスシステムに伝送する段階と、(b)第2ファックスシステムから受信ファックス文書を受信してユーザーに提供する段階と、を含むが、前記(a)段階は、(a1)送受信文書の認証要請をサービスサーバーに伝送する段階と、(a2)前記送受信文書の認証要請に応答して生成した前記送受信文書の認証情報を前記サービスサーバーから受信する段階と、(a3)前記サービスサーバーから受信した前記送受信文書の認証情報を用いて前記送信ファックス文書を暗号化してインターネット網を通じて前記第1ファックスシステムに伝送する段階と、を含み、前記(b)段階は、(b1)前記第2ファックスシステムから前記受信ファックス文書を受信する段階と、(b2)送受信文書の認証確認要請を前記サービスサーバーに伝送する段階と、(b3)前記送受信文書の認証書確認要請に応答して抽出された送受信文書の認証情報を前記サービスサーバーから受信する段階と、(b4)前記(b3)段階で受信した送受信文書の認証情報を用いて前記受信ファックス文書の暗号を解く段階と、を含むことを特徴とするインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法及びこれを実行するプログラムを記録した記録媒体が提供される。
前記目的を果たすための本発明の望ましいさらに他の一側面によれば、インターネットを通じるファクシミリ文書を送受信するシステムにおいて、第1送受信文書の認証情報を用いて送信ファックス文書を暗号化して伝送し、受信ファックス文書を受信すれば、第2送受信文書の認証情報を用いて前記受信ファックス文書の暗号を解いてユーザーに提供するファックスシステムと、前記ファックスシステムとインターネット網を通じて連結され、前記ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して前記第1送受信文書の認証情報を生成して前記ファックスシステムに提供し、前記ファックスシステムの送受信文書の認証確認要請に応答して前記第2送受信文書の認証情報を提供するサービスサーバーと、を含むインターネットを通じるファックス送受信システムが提供される。
望ましくは、前記サービスサーバーは、前記ファックスシステムの加入要請に応答して前記ファックスシステムの加入処理をし、加入処理結果を前記ファックスシステムに提供するファックスシステム加入/登録部と、前記ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して前記第1送受信文書の認証情報を生成して前記ファックスシステムに提供し、前記ファックスシステムからの送受信文書の認証確認要請に応答して送受信文書認証データベースから前記第2送受信文書の認証情報の全部または一部を抽出して前記ファックスシステムに提供する前記送受信文書認証部と、前記ファックスシステムからファックス伝送代行サービス要請がある場合、前記ファックスシステムを受信者として発送されるファックス文書を受信して保存してから所定の時点に前記ファックスシステムに伝送するファックス伝送代行サービス部と、を含む。
さらに望ましくは、前記ファックスシステムは、ユーザーの要請に応答して前記サービスサーバーに加入要請をし、前記サービスサーバーから加入処理結果を受信する加入/登録部と、前記サービスサーバーに前記送受信文書の認証要請をして前記サービスサーバーから受信した前記第1送受信文書の認証情報を用いて前記送信ファックス文書を暗号化して伝送するファックス文書送信部と、前記サービスサーバーに前記送受信文書の認証確認要請をして前記サービスサーバーから受信した前記第2送受信文書の認証情報を用いて前記受信ファックス文書の暗号を解くファックス文書受信部と、を含む。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、送受信されるファックス文書を認証することによって、ファックス文書に対する保安が強化され、スパムファックスを遮断できる。
また、本発明によれば、インターネット網を通じてファックス文書を送受信することによって、ファックス文書、すなわち、発送ファックス文書及び受信ファックス文書のデータベース化が可能である。したがって、既存PSTN網を利用したファックス送受信に比べて消耗品(用紙、出力カートリッジなど)の消耗を減らすことができ、またファックス文書のDB化によってファックス文書の管理及び利用がはるかに簡便になる。
さらに本発明によれば、既存の電話(PSTN)網を通じるファックス送受信に比べて、伝送速度が速く、電話料が節減される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明と本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及び添付図面に記載された内容を参照しなければならない。
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に付された同じ参照符号は、同じ部材を表わす。
図1は、本発明によるインターネットを通じるファックス送受信方法を概略的に説明するための図面である。これを参照すれば、本発明によるインターネットを通じるファックス送受信方法は、インターネット網100に連結されたサービスサーバー200及びファックスシステム300a、300bに適用される。
図1では便宜上、二つのファックスシステム300a、300bだけが図示されているが、無数のファックスシステムがインターネット網に連結されて使われうるということは当然である。無数のファックスシステムのうち任意のファックスシステムを表わすための参照番号としては300を使うことにする。
ファックスシステム300は、PSTN網に連結されてファックス文書を送受信する通常のファクシミリ装置と類似した機能を行う。ファックスシステム300は、PC(Personal Computer)のようなコンピュータに搭載されて遂行されるように具現されることが望ましい。したがって、通常のPSTNファクシミリ装置に比べて、はるかに多様な機能を遂行するようにプログラム的に具現可能である。具体的には、ファックスシステム300は、ファックス送信機能、ファックス受信機能、ユーザーインターフェース機能、送ったファックス箱/受けたファックス箱/消したファックス箱などディレクトリー別ファックス管理機能、住所録管理機能、ファックス作成機能、ファックスイメージ編集機能などの多様な機能を提供することが望ましい。ファックスシステム300の詳細な構成及び機能は、図3を参照して後述する。
サービスサーバー200は、ファックスシステム300の加入要請に応答して加入処理をし、ファックスシステムが伝送する送受信文書を認証する機能を行う。
図2は、サービスサーバー200の内部構成の一例を表わす構成図である。
これを参照すれば、サービスサーバー200は、制御部210、ファックスシステム加入/登録部220、送受信文書認証部230、ファックス伝送代行サービス部240、インターネットインターフェース部250、ファックスシステム情報DB(データベース)260、送受信文書認証DB270及びファックス文書DB280を含む。図2では、データベース260、270、280がサービスサーバー内部に含まれて構成されるものと図示されているが、サービスサーバー200と別途の外部データベースシステムとして具現されることもある。
ファックスシステム加入/登録部220は、ファックスシステム300の加入要請に応答してファックスシステム300の加入処理をする。ファックスシステム300をしてインターネットを通じるファックス文書伝送をさせるためには、先ず、サービスサーバー200にサービス加入者として加入しなければならない。これのために、ファックスシステム300は、サービスサーバー200に接続して、既定の加入手続きによって加入申請をする。ファックスシステム300がサービスサーバー200に接続して加入がなされば、ファックスシステム加入/登録部220は、ファックスシステム300の加入情報をファックスシステム情報DB260に保存する。
ファックスシステムの加入情報は、加入者ID、パスワード、ファックス番号、製品番号などを含むことが望ましい。
送受信文書認証部230は、一つのファックスシステムから他のファックスシステムに伝送されるファックス文書に対する認証機能を行う。具体的には、ファックス文書を伝送しようとする送信ファックスシステムから送受信文書の認証要請を受信すれば、受信された送受信文書の認証要請に応答して、既定のアルゴリズムによって送受信文書の認証情報を生成する。ファックス文書を送信しようとするファックスシステムは、ファックス送信ヘッダ情報−例えば、送信者情報、受信者情報、ファックス文書情報など−を含む送受信文書の認証要請信号をサービスサーバー200に伝送することが望ましい。送受信文書認証部230は、生成した送受信文書の認証情報をこれを要請したファックスシステムに伝送する。また、送受信文書認証部230は、生成した送受信文書の認証情報をファックス送信ヘッダ情報−送信者情報、受信者情報、ファックス文書情報など−と共に送受信文書認証DB270に保存する。
送受信文書認証部230は、また、ファックス文書を受信したファックスシステム300から送受信文書の認証確認要請を受信すれば、これに応答して送受信文書認証DBに保存されている送受信文書の認証情報のうち該当される送受信文書の認証情報の全部または一部を抽出して要請したファックスシステムに伝送する。ファックスシステムは、送受信文書認証部230が送受信文書の認証情報を抽出するために必要な情報−例えば、送信者情報、受信者情報、ファックス文書情報、ファックス到着日付のようなファックス受信ヘッダ情報−を含む送受信文書の認証確認要請信号をサービスサーバー200に伝送することが望ましい。
ファックス伝送代行サービス部240は、ファックス伝送代行サービスを処理する。ファックス伝送代行サービスとは、サービスサーバー200に加入したファックスシステムのうち、ファックス伝送代行サービスを申請したファックスシステムを受信者として発送されるファックス文書をサービスサーバーが受信して一時的に保存してから該当のファックスシステムに伝送するサービスである。
このサービスは、ファックスシステムがオフラインである場合に特に有用である。例えば、第2ファックスシステム300bがオフラインであり、ファックス伝送代行サービス申請者である場合、第2ファックスシステム300bを受信者として発送されるファックス文書はサービスサーバー200に伝送させ、サービスサーバー200はこれを受信してファックス文書DB280に一時的に保存してから第2ファックスシステム300bがオンライン状態になれば、伝送することである。このためにファックス伝送代行サービス部240は、ファックスシステムから伝送代行サービス要請を受信すれば、これをファックスシステム情報DB260に保存し、伝送代行サービス要請になっているファックスシステムを受信者として他のファックスシステムから発送されたファックス文書を受信してファックス文書DB280に保存する。
また、ファックス伝送代行サービス部240は、伝送代行サービス要請をした第2ファックスシステム300bから伝送代行ファックス文書要請を受信すれば、これに応答して第2ファックスシステム300bに相応するファックス文書をファックス文書DB280から抽出して第2ファックスシステム300bに伝送する。または、ファックス伝送代行サービス部240は、第2ファックスシステム300bがログオンされれば、第2ファックスシステム300bに相応するファックス文書をファックス文書DB280から抽出して第2ファックスシステム300bに伝送することもできる。
インターネットインターフェース部250は、インターネット網とのインターフェース機能を担当し、制御部210は、サービスサーバー200の動作を全般的に制御する役割を果たす。
図3は、ファックスシステム300の内部構成の一例を表わす構成図である。
これを参照すれば、ファックスシステム300は、加入/登録部310、ファックス文書送信部320、ファックス文書受信部330、ファックス文書編集部340、ユーザーインターフェース部350、住所録管理部360、ファックス文書DB370及び住所録DB380を含む。
加入/登録部310は、ユーザーの要請に応答してサービスサーバー200に加入要請をし、サービスサーバー200から加入処理結果を受信する。また、ユーザーの要請に応答して、あるいは既定の内訳によって自動でサービスサーバー200にログオンして自身の状態情報を伝送する。
ファックス文書送信部320は、相手ファックスシステムに直接ファックス文書を送信するか、相手ファックスシステムがファックス伝送代行サービス申請状態である場合には、サービスサーバー200にファックス文書を伝送する。ファックス文書を発送する前に、サービスサーバー200に送受信文書の認証要請をし、前記送受信文書の認証要請に応答してサービスサーバー200で生成した送受信文書の認証情報を受信する。そして、受信された送受信文書の認証情報を用いて送信ファックス文書を暗号化して相手に伝送する。
ファックス文書受信部330は、相手ファックスシステムあるいはサービスサーバー200で発送されるファックス文書を受信する。ファックス文書受信部330は、また、受信ファックス文書の暗号化を解くために、サービスサーバーに送受信文書の認証確認要請を伝送し、サービスサーバーから送受信文書の認証情報を受信すれば、これを用いて受信ファックス文書の暗号を解いて、ユーザーインターフェース部350を通じてユーザーに提供させる。
ファックス文書編集部340は、ユーザーの要請によってファックス文書を生成して編集する。ユーザーインターフェース部350は、ユーザーがファックスを伝送する相手を選択し、ファックス文書を作成し、ファックス文書を発送し、また受信されたファックス文書を閲覧できるようにユーザーインターフェース機能を提供する。住所録管理部360は、相手ファックスシステムのファックス番号のような受信者情報を住所録DB380に保存し、住所録DB360に保存された受信者情報を抽出する。
ファックス文書DB370は、発送される、あるいは発送されたファックス文書、そして受信ファックス文書を保存する。
図4は、本発明の一実施形態によるファックスシステムの加入及び登録方法を表わすフローチャートである。図4に図示されたファックスシステムの加入/登録手続きは、ファックス送受信手続き以前に行われることが望ましい。
ファックスシステムの加入/登録手続きは、ファックスシステム設置後にサービスサーバーにサービスユーザーとして加入し、ファックスシステムを登録する手続きである。
図4を参照して、ファックスシステムの加入/登録手続きを具体的に説明すれば、まず、ファックスシステムが設けられた後、ファックスシステムはサービスサーバーに接続して加入要請をする(S410)。サービスサーバーは、ファックスシステムの加入要請に応答して加入処理をし(S420)、加入処理結果をファックスシステムに知らせる(S430)。このとき、加入手続きの便宜上、サービスサーバーはファックスシステムに所定の加入様式を提供し、ユーザーが加入様式を作成して提出することによって、加入手続きが簡便になり得る。このとき加入様式には、加入者ID、パスワード、加入者名前、住所など加入者情報が含まれる。また加入手続き(S410ないしS430)と共にあるいは加入手続き(S410ないしS430)がなされた後にファックスシステムの登録手続きがなされる。ファックスシステムは、固有の製品番号を有する。ファックスシステムの登録時には、製品番号、ファックス番号などをサービスサーバーに登録する。
ファックスシステムの加入/登録がなされば、ファックスシステムは、ファックス送受信を実行できる。しかし、実質的なファックス送受信前にサービスサーバーにログオン(log−on)する手続きがなされることが望ましい。
ログオン手続きをさらに具体的に説明すれば、次のようである。
ファックスシステムは、ユーザーの要請がある場合、所定の手続きによってサービスサーバーにログオンするかあるいは、ファックスシステム(あるいは、ファックスシステムが設けられたコンピュータ)がブーティングされれば、自動でサービスサーバーにログオンされるように設定しうる(S440)。
ファックスシステムは、サービスサーバーにログオン状態になれば、別途の段階を通じて自身の状態情報をサービスサーバーに伝送しうる(S450)。ここで、状態情報が単純にサービスサーバーにログオン状態であるのを知らせる情報であれば、別途の段階(S450)なしにログオン段階(S440)を通じて状態情報がサービスサーバーに伝送され、サービスサーバーはファックスシステムの状態情報を保存できる。しかし、ファックスシステムの状態情報にログオン状態以外の他の情報−例えば、流動IPアドレス(internet Protocol Address)など−がさらに伝送される必要があれば、別途の状態情報伝送段階を通じてファックスシステムの状態情報をサービスサーバーに伝送し(S450)、サービスサーバーはファックスシステムの状態情報を内部に保存することが望ましい(S460)。
ファックスシステムがファックス伝送代行サービス申請者である場合には、サービスサーバーにログオンした後、伝送代行ファックス文書を要請する(S470)。ここで、伝送代行ファックス文書とは、ファックス伝送代行サービス申請者のためにサービスサーバーで受信して保存しているファックス文書を言う。ファックスシステムから伝送代行ファックス文書要請があれば、サービスサーバーは要請したファックスシステムに該当するファックス文書を抽出して(S480)、ファックスシステムに提供する(S490)。図4の説明とは異なって、ファックスシステムにログオンされれば、サービスサーバーがログオンしたファックスシステムがファックス伝送代行サービスを要請したファックスシステムであるかを確認して、ファックス伝送代行サービスを要請したファックスシステムである場合、サービスサーバーに受信されて保存されたファックス文書を抽出してファックスシステムに提供することもできる。
図5は、本発明の一実施形態によるファックス送受信方法を表わすフローチャートである。本発明の一実施形態によるファックス送受信方法は、図1に図示されたサービスサーバー200及びファックスシステム300a、300bによって実行可能である。
図5に図示された例は、第1ファックスシステムが第2ファックスシステムにファックス文書を伝送する場合である。図5を参照すれば、第1ファックスシステムは、第2ファックスシステムにファックス文書を伝送する前に、受信ファックスシステム(ここでは、第2ファックスシステム)の状態を確認する(S510)。受信ファックスシステムの状態確認のために、第1ファックスシステムは、受信ファックスシステムである第2ファックスシステムに直接状態確認を要請することもでき、サービスサーバーに第2ファックスシステムの状態を要請することもできる。または、第2ファックスシステムに直接状態確認を要請したにもかかわらず、第2ファックスシステムの状態を確認できない場合には、再びサービスサーバーに第2ファックスシステムの状態を要請することもできる。ファックスシステムが流動IPアドレスを使う場合には、受信ファックスシステムの状態確認を通じて受信ファックスシステムの流動IPアドレスを得られる。
第1ファックスシステムは、第2ファックスシステムに伝送するファックス文書を生成する(S515)。ファックス文書の生成(S515)は、受信ファックスシステムの状態確認(S510)前になされることもある。本実施形態では、第2ファックスシステムの状態確認結果、第2ファックスシステムがオンライン状態であると仮定する。
次に、第1ファックスシステムは、サービスサーバーに送受信文書の認証を要請する(S520)。送受信文書の認証要請時、第1ファックスシステムは、ファックス送信ヘッダ情報−例えば、送信者情報、受信者情報、ファックス情報など−を含んで送受信文書の認証要請信号をサービスサーバーに伝送することが望ましい。ここで、ファックス情報は、ファックス文書題目であり得る。
サービスサーバーは、第1ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して、既定のアルゴリズムによって認証情報を生成し、生成した認証情報を送受信文書認証DBに保存する(S525)。また、生成した認証情報を第1ファックスシステムに伝送する(S530)。
第1ファックスシステムは、サービスサーバーから受信した認証情報を用いてファックス文書を暗号化して(S535)、第2ファックスシステムに伝送する(S540)。
第2ファックスシステムは、第1ファックスシステムからファックス文書を受信すれば、サービスサーバーに送受信文書の認証確認を要請する(S545)。送受信文書の認証確認要請時、第2ファックスシステムは、ファックス受信ヘッダ情報−例えば、送信者情報、受信者情報、ファックス情報、受信日付など−を含んで送受信文書の認証確認要請信号をサービスサーバーに伝送することが望ましい。
サービスサーバーは、第2ファックスシステムから受信された送受信文書の認証確認要請に応答して、送受信文書認証DBからファックス受信ヘッダ情報に相応する認証情報を抽出する(S550)。そして、抽出された認証情報を第2ファックスシステムに提供する(S555)。
第2ファックスシステムは、サービスサーバーから受信した認証情報を用いて、第1ファックスシステムから受信したファックス文書の暗号を解いてユーザーに提供する(S560)。
前述したように、本発明の一実施形態によれば、ファックス文書を送信するファックスシステムは、サービスサーバーから受けた認証情報を用いてファックス文書を暗号化して伝送し、ファックス文書を受信するファックスシステムは、サービスサーバーからファックス文書暗号化に使われた同一の認証情報を受信して初めてファックス文書を正しく受信できる。したがって、伝送されるファックスに対する保安が強化され、無差別なスパムファックスが遮られうる。
図6は、本発明の他の一実施形態によるファックス送受信方法を表わすフローチャートである。本発明の他の一実施形態によるファックス送受信方法は、図1に図示されたサービスサーバー200及びファックスシステム300a、300bによって実行可能である。
図6に図示された例は、ファックス文書伝送代行サービスを用いて第1ファックスシステムが第2ファックスシステムにファックス文書を伝送する場合である。図6を参照すれば、第1ファックスシステムは、第2ファックスシステムにファックス文書を伝送する前に、受信ファックスシステム(ここでは、第2ファックスシステム)の状態を確認し(S610)、ファックス文書を生成する(S615)。この段階(S610、S615)は、図5に図示された段階(S510、S515)と同一なので、重複説明を避けるために、この段階(S610、S615)についての詳細な説明は省略される。但し、本実施形態では、第2ファックスシステムの状態確認結果、第2ファックスシステムがオンライン状態ではなく、またサービスサーバーにファックス文書代行サービスを要請しておいた状態であると仮定する。
次いで、第1ファックスシステムは、第2ファックスシステムに直接状態を確認した結果、またはサービスサーバーに第2ファックスシステムの状態を確認した結果、第2ファックスシステムがオンライン状態ではなく、サービスサーバーにファックス文書代行サービスを要請した状態であることが分かる。次いで、第1ファックスシステムは、ファックス文書をサービスサーバーに伝送する。
ファックス文書を伝送する前に、第1ファックスシステムは、サービスサーバーに送受信文書の認証を要請する(S620)。サービスサーバーは、第1ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して、既定のアルゴリズムによって認証情報を生成し、生成した認証情報を送受信文書認証DBに保存する(S625)。また、生成した認証情報を第1ファックスシステムに伝送する(S630)。この段階(S620、S625、S630)も図5に図示された段階(S520、S525、S530)と同一なので、これについての詳細な説明は省略される。
第1ファックスシステムは、サービスサーバーから受信した認証情報を用いてファックス文書を暗号化して(S635)、サービスサーバーに伝送する(S640)。もちろん、ファックス文書伝送時、第1ファックスシステムは、送信者情報、受信者情報、ファックス情報などを含んで伝送することで受信ファックスシステムが何なのかを知らせなければならない。
サービスサーバーは、第1ファックスシステムからファックス文書を受信すれば、受信されたファックス文書をファックス文書DBに保存する(S645)。
この段階(S645)以後に、第2ファックスシステムがサービスサーバーにログオンすれば(S650)、サービスサーバーは、ファックス文書DBから第2ファックスシステムに伝送されるファックス文書を抽出して(S652)、第2ファックスシステムに伝送する(S655)。このために、図4と関連して前述したように、第2ファックスシステムがログオン後にサービスサーバーに伝送代行ファックス文書を要請して受信することもでき、第2ファックスシステムがログオンされれば、サービスサーバーは第2ファックスシステムのファックス伝送代行サービス要請があるか否か、伝送されるファックス文書があるか否かを判断して該当のファックス文書を第2ファックスシステムに提供することもできる。
第2ファックスシステムは、サービスサーバーからファックス文書を受信すれば、サービスサーバーに送受信文書の認証確認を要請する(S660)。送受信文書の認証確認要請時、第2ファックスシステムは、ファックス受信ヘッダ情報−例えば、送信者情報、受信者情報、ファックス情報、受信日付など−を含んで送受信文書の認証確認要請信号をサービスサーバーに伝送することが望ましい。
サービスサーバーは、第2ファックスシステムから受信された送受信文書の認証確認要請に応答して、送受信文書認証DBからファックス受信ヘッダ情報に相応する認証情報を抽出する(S665)。そして、抽出された認証情報を第2ファックスシステムに提供する(S675)。
第2ファックスシステムは、サービスサーバーから受信した認証情報を用いて、第1ファックスシステムから受信したファックス文書の暗号を解いてユーザーに提供する(S675)。
図6に図示されたところと異なって、サービスサーバーがファックス文書を第2ファックスシステムに伝送時(S655)、該当の認証情報を共に提供することもできる。
図7は、本発明のまた他の一実施形態によるファックス送受信方法を表わすフローチャートである。本発明のまた他の一実施形態によるファックス送受信方法も図1に図示されたサービスサーバー200及びファックスシステム300a、300bによって実行可能である。図7に図示された実施形態は、図5に図示された実施形態と類似している。したがって、図5に図示された段階と同一かあるいは類似した段階については詳細な説明が省略される。
但し、図7に図示された実施形態では、送受信文書の認証のために使われる認証情報が第1認証キーと第2認証キーからなる一対の認証キー(双キー)という点である。
具体的に、サービスサーバーは、第1ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して、既定のアルゴリズムによって第1及び第2認証キー(双キー)を生成し、生成した第1及び第2認証キー(双キー)を送受信文書認証DBに保存する(S725)。また、生成した双キーを第1ファックスシステムに伝送する。
第1ファックスシステムは、サービスサーバーから受信した第1及び第2認証キー(双キー)を用いてファックス文書を暗号化し(S735)、暗号化されたファックス文書と共に第1認証キーを第2ファックスシステムに伝送する(S740)。
第2ファックスシステムは、第1ファックスシステムからファックス文書と第1認証キーとを受信すれば、サービスサーバーに送受信文書の認証確認を要請する(S745)。送受信文書の認証確認要請時、第2ファックスシステムは、ファックス受信ヘッダ情報−例えば、送信者情報、受信者情報、ファックス情報、受信日付など−を含んで送受信文書の認証要請信号をサービスサーバーに伝送することが望ましい。
サービスサーバーは、第2ファックスシステムから受信された送受信文書の認証確認要請に応答して、送受信文書認証DBからファックス受信ヘッダ情報に相応する第2認証キーを抽出する(S750)。そして、抽出された第2認証キーを第2ファックスシステムに提供する(S755)。第2ファックスシステムは、サービスサーバーから受信した第2認証キーと第1ファックスシステムから受信した第1認証キーとを用いて、第1ファックスシステムから受信したファックス文書の暗号を解く(S760)。
図7に図示された第1及び第2認証キー(双キー)を利用するファックス送受信方法がファックス伝送代行サービスにそのまま適用可能である。すなわち、図6に図示された実施形態のようにファックス伝送をサービスサーバーを通じてするが、ファックス送受信に対する認証時、図7に図示されたように双キーを利用できるということである。
また、ファックス文書にファックス本文の変形有無をチェックするためのファックス本文変形チェック部が含まれうる。すなわち、ファックス文書は、ファックス本文とファックス本文変形チェック部とを含みうる。ファックス本文変形チェック部は、ファックス本文の変形有無を感知するために使われる。ファックス本文変形チェック部としては、特殊文字、特殊縞、ホログラムなどが使われうる。受信ファックス文書に既定のファックス本文変形チェック部がないか、毀損された場合には、ファックス本文が偽造、変造あるいは変形されたと判断できる。したがって、ファックス本文変形チェック部は、ファックス本文が原形であることを認証する效果を与える。したがって、ファックス本文変形チェック部が所定の偽/変造防止データであれば、インターネットを通じて発送されたファックス文書にも法的效力を付与できる。
前述した実施形態では、説明の便宜上、第1ファックスシステム(図1の300a)はファックス文書を発送し、第2ファックスシステム(図1の300b)はファックス文書を受信すると説明したが、第1及び第2ファックスシステム300a、300bは、もちろん図面に図示されていない他のファックスシステムもファックス文書送受信機能を兼備しているということは当然である。また、第2ファックスシステム(図1の300b)以外の第1ファックスシステム(図1の300a)や図面に図示されていない他のファックスシステムもファックス伝送代行サービス機能を含んでいるということは当然である。
本発明は、図面に図示された実施形態を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によって決まるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0007】
本発明によれば、送受信されるファックス文書を認証することによって、スパムファックスを遮断してファックス文書に対する保安が強化され、スパムファックスを遮断できる。
また、本発明によれば、既存PSTN網を利用したファックス送受信に比べて消耗品(用紙、出力カートリッジなど)の消耗を減らすことができ、またファックス文書のDB化によってファックス文書の管理及び利用がはるかに簡便になる。
さらに本発明によれば、既存の電話(PSTN)網を通じるファックス送受信に比べて、送信速度が速く、電話料が節減される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明によるインターネットを通じるファックス送受信方法を概略的に説明するための図面である。
【図2】サービスサーバーの内部構成の一例を表わす構成図である。
【図3】ファックスシステムの内部構成の一例を表わす構成図である。
【図4】本発明の一実施形態によるファックスシステムの加入及び登録方法を表わすフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態によるファックス送受信方法を表わすフローチャートである。
【図6】本発明の他の一実施形態によるファックス送受信方法を表わすフローチャートである。
【図7】本発明のまた他の一実施形態によるファックス送受信方法を表わすフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法において、
(a)第1ファックスシステムから送受信文書の認証要請を受信する段階と、
(b)前記送受信文書の認証要請に応答して送受信文書の認証情報を生成する段階と、
(c)前記生成した送受信文書の認証情報を前記第1ファックスシステムに伝送し、送受信文書認証データベースに保存する段階−前記第1ファックスシステムは、前記受信された送受信文書の認証情報を用いてファックス文書を暗号化して第2ファックスシステムに伝送する−と、
(d)前記第2ファックスシステムから送受信文書の認証確認要請を受信する段階−前記第2ファックスシステムは、前記第1ファックスシステムから前記ファックス文書を受信すれば、ファックス受信ヘッダ情報を含む前記送受信文書の認証確認要請をする−と、
(e)前記送受信文書の認証確認要請に応答して前記送受信文書認証データベースから前記ファックス受信ヘッダ情報に相応する送受信文書の認証情報を抽出する段階と、
(f)前記抽出された送受信文書の認証情報を前記前記第2ファックスシステムに伝送する段階と、を含むが、
前記第2ファックスシステムは、受信された送受信文書の認証情報を用いて前記ファックス文書の暗号を解くことを特徴とするインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項2】
インターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法において、
(a)第1ファックスシステムから送受信文書の認証要請を受信する段階と、
(b)前記送受信文書の認証要請に応答して対をなす第1認証キー及び第2認証キーを生成する段階と、
(c)前記第1及び第2認証キーを前記第1ファックスシステムに伝送し、送受信文書認証データベースに保存する段階−前記第1ファックスシステムは、前記受信された第1及び第2認証キーを用いてファックス文書を暗号化し、暗号化されたファックス文書及び前記第1認証キーを第2ファックスシステムに伝送する−と、
(d)前記第2ファックスシステムから送受信文書の認証確認要請を受信する段階−前記第2ファックスシステムは、前記第1ファックスシステムから前記ファックス文書を受信すれば、ファックス受信ヘッダ情報を含む前記送受信文書の認証確認要請をする−と、
(e)前記送受信文書の認証確認要請に応答して前記送受信文書認証データベースから前記ファックス受信ヘッダ情報に相応する第2認証キーを抽出する段階と、
(f)前記抽出された第2認証キーを前記第2ファックスシステムに伝送する段階と、を含むが、
前記第2ファックスシステムは、前記第1及び第2認証キーを用いて前記ファックス文書の暗号を解くことを特徴とするインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項3】
前記方法は、
(g)前記第1ファックスシステムから加入要請を受信する段階と、
(h)前記加入要請に応答して前記第1ファックスシステムの加入情報を加入情報データベースに保存する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項4】
前記方法は、
(g)前記第1ファックスシステムからファックス伝送代行サービス要請を受信する段階と、
(h)前記第1ファックスシステムを受信者とするファックス文書を受信してファックス文書データベースに保存する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項5】
前記方法は、
(i)前記第1ファックスシステムから伝送代行ファックス文書要請を受信する段階と

(j)前記第1ファックスシステムからの伝送代行ファックス文書要請に応答して、前記第1ファックスシステムに相応するファックス文書を前記ファックス文書データベースから抽出して前記第1ファックスシステムに伝送する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項6】
前記方法は、
(i)前記第1ファックスシステムがログオンされれば、前記第1ファックスシステムに相応するファックス文書を前記ファックス文書データベースから抽出して前記第1ファックスシステムに伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項7】
前記ファックス文書は、ファックス本文及びファックス本文変形チェック部を含み、
前記ファックス本文変形チェック部は、前記ファックス本文の変形有無を感知するために使われることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項8】
請求項1または2の方法を行うためのプログラムとしてデジタル信号処理装置によって判読されて実行可能であるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項9】
インターネットを通じるファクシミリ文書を伝送する方法において、
(a)ユーザーの要請に応答して送信ファックス文書を第1ファックスシステムに伝送する段階と、
(b)第2ファックスシステムから受信ファックス文書を受信してユーザーに提供する段階と、を含むが、
前記(a)段階は、
(a1)送受信文書の認証要請をサービスサーバーに伝送する段階と、
(a2)前記送受信文書の認証要請に応答して生成した前記送受信文書の認証情報を前記サービスサーバーから受信する段階と、
(a3)前記サービスサーバーから受信した前記送受信文書の認証情報を用いて前記送信ファックス文書を暗号化してインターネット網を通じて前記第1ファックスシステムに伝送する段階と、を含み、
前記(b)段階は、
(b1)前記第2ファックスシステムから前記受信ファックス文書を受信する段階と、
(b2)送受信文書の認証確認要請を前記サービスサーバーに伝送する段階と、
(b3)前記送受信文書の認証書確認要請に応答して抽出された送受信文書の認証情報を前記サービスサーバーから受信する段階と、
(b4)前記(b3)段階で受信した送受信文書の認証情報を用いて前記受信ファックス文書の暗号を解く段階と、を含むことを特徴とするインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項10】
前記方法は、
(c)前記サービスサーバーに加入要請をする段階と、
(d)前記サービスサーバーから前記加入要請に対する処理結果を受信する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項11】
前記方法は、
(a4)前記(a3)段階以前に前記サービスサーバーにあるいは前記第1ファックスシステムに前記第1ファックスシステムの状態を問い合わせる段階をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のインターネットを通じるファクシミリ文書の送受信方法。
【請求項12】
請求項9ないし請求項11のうち何れか一項に記載された方法を遂行するためのプログラムとしてデジタル信号処理装置によって判読されて実行可能であるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項13】
インターネットを通じるファクシミリ文書を送受信するシステムにおいて、
第1送受信文書の認証情報を用いて送信ファックス文書を暗号化して伝送し、受信ファックス文書を受信すれば、第2送受信文書の認証情報を用いて前記受信ファックス文書の暗号を解いてユーザーに提供するファックスシステムと、
前記ファックスシステムとインターネット網を通じて連結され、前記ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して前記第1送受信文書の認証情報を生成して前記ファックスシステムに提供し、前記ファックスシステムの送受信文書の認証確認要請に応答して前記第2送受信文書の認証情報を提供するサービスサーバーと、を含むことを特徴とするインターネットを通じるファックス送受信システム。
【請求項14】
前記サービスサーバーは、
前記ファックスシステムの加入要請に応答して前記ファックスシステムの加入処理をし、加入処理結果を前記ファックスシステムに提供するファックスシステム加入/登録部と、
前記ファックスシステムの送受信文書の認証要請に応答して前記第1送受信文書の認証情報を生成して前記ファックスシステムに提供し、前記ファックスシステムからの送受信文書の認証確認要請に応答して送受信文書認証データベースから前記第2送受信文書の認証情報の全部または一部を抽出して前記ファックスシステムに提供する前記送受信文書認証部と、
前記ファックスシステムからファックス伝送代行サービス要請がある場合、前記ファックスシステムを受信者として発送されるファックス文書を受信して保存してから所定の時点に前記ファックスシステムに伝送するファックス伝送代行サービス部と、を含むことを特徴とする請求項13に記載のインターネットを通じるファックス送受信システム。
【請求項15】
前記ファックスシステムは、
ユーザーの要請に応答して前記サービスサーバーに加入要請をし、前記サービスサーバーから加入処理結果を受信する加入/登録部と、
前記サービスサーバーに前記送受信文書の認証要請をして前記サービスサーバーから受信した前記第1送受信文書の認証情報を用いて前記送信ファックス文書を暗号化して伝送するファックス文書送信部と、
前記サービスサーバーに前記送受信文書の認証確認要請をして前記サービスサーバーから受信した前記第2送受信文書の認証情報を用いて前記受信ファックス文書の暗号を解くファックス文書受信部と、を含むことを特徴とする請求項14に記載のインターネットを通じるファックス送受信システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2008−527832(P2008−527832A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550282(P2007−550282)
【出願日】平成17年12月30日(2005.12.30)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004656
【国際公開番号】WO2006/090976
【国際公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(507227175)キコム カンパニー,リミテッド (1)
【Fターム(参考)】