説明

ウイルス感染症および異常細胞増殖を治療するための修飾ヌクレオシド

【課題】動物、特にヒトを含む宿主の、フラビウイルス科(BVDVおよびHCVを含む)、オルソミクソウイルス科(インフルエンザA型およびB型を含む)もしくはパラミクソウイルス科(RSVを含む)ウイルス感染症、または異常細胞増殖に関連した状態を治療するための組成物および方法の提供。
【解決手段】特定のヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグを用いる医薬組成物。実時間ポリメラーゼ連鎖反応(「TR−PCR」)を用いて、宿主におけるウイルス量、特に、BVDV、HCVまたは西ナイルウイルス量を定量するために有効な方法であり、サンプル中に存在するウイルスの量に比例して蛍光を発することができるプローブ分子。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効量の下記一般式(I)または(II):
【化81】

(式中、
各Dは、水素、アルキル、アシル、1リン酸塩、2リン酸塩、3リン酸塩、1リン酸エステル、2リン酸エステル、3リン酸エステル、リン脂質またはアミノ酸であり;
各WおよびWは、独自に、CHまたはNであり;
各XおよびXは、独自に、水素、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、NH、NHR、NR4’、NHOR、NRNR4’4’’、OH、OR、SHまたはSRであり;
各Yは、O、SまたはSeであり;
各Zは、CHまたはNHであり;
各RおよびR1’は、独自に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、アリール、アルキルアリール、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、NH、NHR、NR5’、NHOR、NRNHR5’、NRNR5’5’’、OH、OR、SH、SR、NO、NO、CHOH、CHOR、COH、CO、CONH、CONHR、CONR5’またはCNであり;
各RおよびR2’は、独自に、水素、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、OH、SH、OCH、SCH、NH、NHCH、CH=CH、CN、CHNH、CHOH、COHであり;
各RおよびR3’は、独自に、水素、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、OH、SH、OCH、SCH、NH、NHCH、CH、C、CH=CH、CN、CHNH、CHOH、COHであり;
各R、R4’、R4’’、R、R5’およびR5’’は、独自に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、または非置換もしくは置換フェニルもしくはベンジルなどのアリールアルキルであって;
一般式(I)または(II)のヌクレオシドについては、RおよびR2’の少なくとも一方が、水素であり、RおよびR3’の少なくとも一方が、水素である)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩の有効量を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項2】
式(I−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表27】



またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
式(I−b)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表28】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
式(II−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表29】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
式(II−b)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表30】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
有効量の下記一般式(V)または(VII):
【化82】

(式中、
各D、W、W、X、X、Y、Z、R、R1’、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じであって;
一般式(V)または(VI)のヌクレオシドについては、RおよびR2’の少なくとも一方が、水素であり、RおよびR3’の少なくとも一方が、水素である)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項7】
式(V−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表31】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
式(VII−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表32】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
式(VII−b)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表33】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
有効量の下記一般式(XI):
【化83】

(式中、
各D、W、W、X、X、Y、Z、R、R1’、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じであり;
各ZおよびZは、独自に、O、S、NRまたはSeであり;
各Rは、水素、低級アルキルまたは低級アシルである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項11】
式(XI−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表34】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
式(XI−b)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表35】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
有効量の下記一般式(XIII):
【化84】

(式中、
各D、R、R1’、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じであり;
各Yは、O、S、NHまたはNRであり;
各Yは、O、S、NHまたはNRであり;
各Xは、ORまたはSRであり;および
各R、RおよびRは、水素、C〜Cの低級アルキル、アリールアルキルまたはアリールであって;
一般式(XIII−d)のヌクレオシドについては、RおよびR2’の少なくとも一方が、水素であり、RおよびR3’の少なくとも一方が、水素である)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項14】
式(XIII−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表36】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
式(XIII−c)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表37】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
式(XIII−d)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表38】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
有効量の下記一般式(XIV):
【化85】

(式中、
各D、X、Y、Z、R、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じであり;
各Lは、水素、Cl、またはBrであり;
各Lは、OH、OCH、OC、OC、OCF、OAcまたはOBzであり;
各Zは、OまたはCHであることができる)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項18】
式(XIV)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表39】

またはそのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性の塩から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
有効量の下記一般式(XV):
【化86】

(式中、各D、W、W、X、Y、Z、R、R1’、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項20】
式(XV−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表40】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性と定義される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
式(XV−b)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表41】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性塩と定義される、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
有効量の下記一般式(XVI):
【化87】

(式中、
各D、W、X、X、Y、Z、R、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じであり;
各Wは、独自に、N、CHまたはCRであり;
各WおよびWは、独自に、N、CH、CXまたはCRであり;および
各ZおよびZは、独自に、NHまたはC(=Y)であって;
とZが共有結合している場合には、ZがC(=Y)である時、Zは、C(=Y)ではなく;および
環窒素は、2個以下である)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項23】
式(XVI−a)のβ−Dヌクレオシドが、次のうちの一つ:
【表42】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性塩として選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
式(XVI−c)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表43】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性塩と定義される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
式(XVI−d)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表44】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性塩と定義される、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
式(XVI−f)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表45】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性塩と定義される、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
有効量の下記一般式(XVII):
【化88】

(式中、
各D、W、W、X、X、Y、Z、R、R1’、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じであり;
各XおよびXは、独自に、水素、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)、N、NH、NHR、NR8’、OH、OR、SHまたはSRであり;および
各RおよびR8’は、独自に、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、または非置換または置換フェニルもしくはベンジルなどのアリールアルキルであって;
一般式(XVII−a)または(XVII−b)のヌクレオシドについては、Xが、OHまたはORではない)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項28】
式(XVII−d)のβ−Dヌクレオシドが、次のもの:
【表46】

そのβ−L−エナンチオマーまたはその医薬適合性塩と定義される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
有効量の下記一般式(XVIII):
【化89】

(式中、各D、W、W、X、X、Y、R、R1’、R、R2’、RおよびR3’は、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項30】
有効量の下記一般式(XIX):
【化90】

(式中、
各D、R、RおよびR4’は、前で定義されているものと同じであり、
各Rは、水素、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)またはOPであり;
各Pは、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、アリールアルキル(非置換または置換フェニルもしくはベンジルなど)、OH、OR、NH、NHRまたはNR4’であり;および
各PおよびPは、独自に、水素、アルキル、アシル、−Ms、−Ts、1リン酸塩、2リン酸塩、3リン酸塩、1リン酸エステル、2リン酸エステル、3リン酸エステル、リン脂質またはアミノ酸である)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項31】
有効量の下記一般式:
【化91】

(式中、各DおよびPは、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項32】
有効量の下記一般式(XX):
【化92】

(式中、各D、P、P、P、R、R、R4’およびRは、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項33】
有効量の下記一般式(XXI):
【化93】

(式中、各D、P、P、P、R、RおよびR4’は、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項34】
有効量の下記一般式:
【化94】

(式中、各D、PおよびPは、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項35】
有効量の下記一般式(XXII):
【化95】

(式中、各D、PおよびRは、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項36】
有効量の下記一般式:
【化96】

(式中、Dは、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項37】
有効量の下記一般式(XXIII):
【化97】

(式中、各D、P、P、P、R、RおよびR4’は、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項38】
有効量の下記一般式:
【化98】

(式中、各D、PおよびPは、前で定義されているものと同じである)
の化合物またはそのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項39】
有効量の下記一般式:
【化99】

の化合物またはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項40】
有効量の下記一般式:
【化100】

の化合物またはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項41】
有効量の下記一般式:
【化101】

の化合物またはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項42】
有効量の下記一般式(I)または(II):
【化102】

の化合物またはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項43】
有効量の下記一般式:
【化103】

の化合物またはその医薬適合性の塩を投与することを含む、フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療または予防のための方法。
【請求項44】
有効治療量の請求項1から29のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項45】
有効治療量の下記一般式(XIX):
【化104】

(式中、
各D、R、RおよびR4’は、前で定義されているものと同じであり;
各Rは、水素、ハロゲン(F、Cl、BrまたはI)またはOPであり;
各Pは、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、アリールアルキル(非置換または置換フェニルもしくはベンジルなど)、OH、OR、NH、NHRまたはNR4’であり;および
各PおよびPは、独自に、水素、アルキル、アシル、−Ms、−Ts、1リン酸塩、2リン酸塩、3リン酸塩、1リン酸エステル、2リン酸エステル、3リン酸エステル、リン脂質またはアミノ酸である)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項46】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化105】

(式中、各DおよびPは、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項47】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式(XX):
【化106】

(式中、各D、P、P、P、R、R、R4’およびRは、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項48】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式(XXI):
【化107】

(式中、各D、P、P、P、R、RおよびR4’は、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項49】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化108】

(式中、各D、PおよびPは、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項50】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式(XXII):
【化109】

(式中、各D、PおよびRは、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項51】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化110】

(式中、Dは、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項52】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式(XXIII):
【化111】

(式中、D、P、P、P、R、RおよびR4’は、前で定義されているものと同じである)
のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項53】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の、下記:
【化112】

(式中、D、PおよびPは、前で定義されているものと同じである)
である式(XXIII)のβ−Dヌクレオシド、そのβ−Lエナンチオマーまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項54】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化113】

のヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項55】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化114】

のヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項56】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化115】

のヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項57】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化116】

のヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項58】
場合によっては医薬適合性の担体中の、有効治療量の下記式:
【化117】

のヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩を投与することを含む、宿主のC型肝炎ウイルス感染症の治療または予防のための方法。
【請求項60】
フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を治療するための医薬品の製造における請求項1から58に記載のいずれかの化合物の使用。
【請求項61】
フラビウイルス科、オルソミクソウイルス科もしくはパラミクソウイルス科のウイルス感染症または異常細胞増殖を示す宿主の治療における請求項1から58に記載のいずれかの化合物の使用。

【公開番号】特開2009−161541(P2009−161541A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−23369(P2009−23369)
【出願日】平成21年2月4日(2009.2.4)
【分割の表示】特願2002−536301(P2002−536301)の分割
【原出願日】平成13年10月18日(2001.10.18)
【出願人】(503143471)フアーマセツト・インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】