オキシインドール誘導体及び神経細胞死抑制剤
【課題】神経細胞死の主な原因となる酸化ストレスおよび小胞体ストレスに対して神経細胞死を抑制することが可能な化合物及びそれを用いた神経細胞死抑制剤を提供する。
【解決手段】本発明のオキシインドール誘導体は、下記一般式(1)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグであり、障害因子処理後の神経細胞に対しても神経細胞死を抑制する作用を奏する。Y1、Y2、Y3、Y4、Cn及び-NR1R2の組み合わせとしては例えば(Y1=H、Y2=H、Y3=F、Y4=H、Cn=CH2、-NR1R2=シ゛メチルアミノ基(ハ゜ラ位))、(Y1=H、Y2=H、Y3=CH3、Y4=H、Cn=CH2、-NR1R2=シ゛メチルアミノ基(ハ゜ラ位))等が挙げられる。
【解決手段】本発明のオキシインドール誘導体は、下記一般式(1)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグであり、障害因子処理後の神経細胞に対しても神経細胞死を抑制する作用を奏する。Y1、Y2、Y3、Y4、Cn及び-NR1R2の組み合わせとしては例えば(Y1=H、Y2=H、Y3=F、Y4=H、Cn=CH2、-NR1R2=シ゛メチルアミノ基(ハ゜ラ位))、(Y1=H、Y2=H、Y3=CH3、Y4=H、Cn=CH2、-NR1R2=シ゛メチルアミノ基(ハ゜ラ位))等が挙げられる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグ。
【化1】
【化2】
【化3】
【請求項2】
下記化学式(A)、(B)及び(C)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグ。
【化4】
【請求項3】
下記一般式(1)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグを有効成分として含有することを特徴とする神経細胞死抑制剤。
【化5】
上記一般式(1)中、Y1及びY2は独立して水素、ハロゲン、アルキル基、トリフルオロメチル基、フルオロアルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、フルオロアルコキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アシルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基及びアルキルカルバモイル基のいずれかを示す。
また、Y3は水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基及びアリールアルキル基のいずれかを示す。
さらに、Y4は水素、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリールアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基及びアリールメチルオキシカルボニル基のいずれかを示す。
また、R1、R2は独立して水素、アルキル基、アリール基、アリールメチル基、アシル基、アルキルカルバモイル基、アルコキシカルボニル基及びメタンスルホニル基のいずれかを示す。
さらに、R1とR2とは互いに結合して3〜8員の炭素環を形成していてもよく、N、O、Sから独立して選ばれる一つまたは二つのヘテロ原子を含むヘテロ環を形成していてもよい。
また、Cnは炭素数1〜6の直鎖または分岐状の炭素鎖を示す。
さらに、Y1、Y2及びR1R2Nはベンゼン環上の置換が可能ないずれの位置に結合していてもよい。
また、ハロゲンとはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素のいずれかを示す。
さらに、一般式(1)には鏡像体、ジアステレオマー、幾何異性体、互変異性体等の異性体が含まれる。
また、不斉中心はR、Sいずれの絶対配置でもよく、光学純品でも鏡像体やジアステレオマーの混合物であってもよい。
さらに、Y1、Y2、Y3、Y4、R1、R2はトリチウムや14C、11C、18F等の放射性元素を含んでいてもよい。
【請求項4】
前記アルキル、アルケニル、アルキニル及びアルコキシは炭素数1〜7であって、直鎖状、分岐状及び環状のいずれかの炭素鎖を示すことを特徴とする請求項3記載の神経細胞死抑制剤。
【請求項5】
前記アリールはフェニル基又は置換基としてハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、トリフルオロメチル基及びニトロ基のうち1〜3個有してもよい置換フェニル基であることを特徴とする請求項3又は4記載の神経細胞死抑制剤。
【請求項6】
アシル基は炭素数2〜7の直鎖状、環状、あるいは分岐状の炭素鎖を有するカルボニル基であって、該炭素鎖は芳香環を有していてもよいことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項記載の神経細胞死抑制剤。
【請求項7】
下記化学式(A)、(B)及び(C)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグを有効成分として含有することを特徴とする神経細胞死抑制剤。
【化6】
【請求項1】
下記一般式(1)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグ。
【化1】
【化2】
【化3】
【請求項2】
下記化学式(A)、(B)及び(C)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグ。
【化4】
【請求項3】
下記一般式(1)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグを有効成分として含有することを特徴とする神経細胞死抑制剤。
【化5】
上記一般式(1)中、Y1及びY2は独立して水素、ハロゲン、アルキル基、トリフルオロメチル基、フルオロアルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、フルオロアルコキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アシルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基及びアルキルカルバモイル基のいずれかを示す。
また、Y3は水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基及びアリールアルキル基のいずれかを示す。
さらに、Y4は水素、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリールアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基及びアリールメチルオキシカルボニル基のいずれかを示す。
また、R1、R2は独立して水素、アルキル基、アリール基、アリールメチル基、アシル基、アルキルカルバモイル基、アルコキシカルボニル基及びメタンスルホニル基のいずれかを示す。
さらに、R1とR2とは互いに結合して3〜8員の炭素環を形成していてもよく、N、O、Sから独立して選ばれる一つまたは二つのヘテロ原子を含むヘテロ環を形成していてもよい。
また、Cnは炭素数1〜6の直鎖または分岐状の炭素鎖を示す。
さらに、Y1、Y2及びR1R2Nはベンゼン環上の置換が可能ないずれの位置に結合していてもよい。
また、ハロゲンとはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素のいずれかを示す。
さらに、一般式(1)には鏡像体、ジアステレオマー、幾何異性体、互変異性体等の異性体が含まれる。
また、不斉中心はR、Sいずれの絶対配置でもよく、光学純品でも鏡像体やジアステレオマーの混合物であってもよい。
さらに、Y1、Y2、Y3、Y4、R1、R2はトリチウムや14C、11C、18F等の放射性元素を含んでいてもよい。
【請求項4】
前記アルキル、アルケニル、アルキニル及びアルコキシは炭素数1〜7であって、直鎖状、分岐状及び環状のいずれかの炭素鎖を示すことを特徴とする請求項3記載の神経細胞死抑制剤。
【請求項5】
前記アリールはフェニル基又は置換基としてハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、トリフルオロメチル基及びニトロ基のうち1〜3個有してもよい置換フェニル基であることを特徴とする請求項3又は4記載の神経細胞死抑制剤。
【請求項6】
アシル基は炭素数2〜7の直鎖状、環状、あるいは分岐状の炭素鎖を有するカルボニル基であって、該炭素鎖は芳香環を有していてもよいことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項記載の神経細胞死抑制剤。
【請求項7】
下記化学式(A)、(B)及び(C)で示されるオキシインドール誘導体又はその薬学上許容される塩、水和物、溶媒和物若しくはプロドラッグを有効成分として含有することを特徴とする神経細胞死抑制剤。
【化6】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2011−1309(P2011−1309A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−146429(P2009−146429)
【出願日】平成21年6月19日(2009.6.19)
【出願人】(304019399)国立大学法人岐阜大学 (289)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月19日(2009.6.19)
【出願人】(304019399)国立大学法人岐阜大学 (289)
【Fターム(参考)】
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