説明

オーディオ信号再生システムのリモートコントロール

オーディオ信号再生システムにおいて、オーディオ信号の再生装置(2)をリモート制御するリモートコントロール装置(3)である。該装置は、携帯電話(4)からの携帯電話ラジオ信号(5)の検出器(7)を有する。リモートコントロール装置(3)は、携帯電話ラジオ信号(5)を受信すると、音量影響信号(6)をワイヤレスで再生装置(2)に発して、再生装置(2)によるオーディオ信号の再生の音量に影響を与えるように設計されている。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、オーディオ信号の音響再生のために設計された再生装置をリモートコントロールするリモートコントロール装置に関する。この再生装置は、リモートコントロール装置により発せられた音量影響信号をワイヤレスで受信して、受信した音量影響信号に従ってオーディオ信号の再生の音量を制御するように設計されている。
【0002】
本発明は、リモートコントロール装置と、オーディオ信号の音響再生のために設計された再生装置とを有するオーディオ信号再生システムに関する。この再生装置は、リモートコントロール装置により発せられた音量影響信号をワイヤレスで受信して、受信した音量影響信号に従ってオーディオ信号の再生の音量を制御するように設計されている。
【0003】
本発明は、さらに、再生装置を用いて発せられるオーディオ信号の再生の音量に影響を与える方法にも関する。この方法は、リモートコントロール装置から再生装置へ音量影響信号をワイヤレス送信するステップを有する。この音量影響信号により、再生装置によるオーディオ信号の再生の音量が影響を受ける。
【0004】
高品質オーディオ/ビデオシステムの価格が下がってきたことにより、消費者はこのオーディオ/ビデオシステムの能力を活用して、音楽や映画を臨場感のある音声で視聴するため音量を上げて動作させる必要性を感じ取っている。一方、近年における携帯電話の急速な普及に伴い、消費者の電話に対する行動が変化し、いつでも電話で連絡を取れる状態にありたいと望むようになった。明らかに、オーディオ/ビデオシステムを大音量で動作させた場合、電話の着信に気がつかない可能性が高くなる。このため多くの消費者がオーディオ再生に集中できない。常に、携帯電話の着信音に「片方の耳を開けて」いなければならない。オーディオ/ビデオシステムのユーザが音量を上げて隣近所に迷惑をかけないようにヘッドホンを着用する場合、着信に気がつかないリスクがさらに高くなる。
【0005】
上述の理由から、オーディオ/ビデオシステムの再生音量を上げたりヘッドホンを着用したりしても着信を聞きのがさないように消費者をアシストする装置が望まれている。
【0006】
オーディオ信号を生成及び再生する再生装置が米国公開特許公報第2003/0045265A1号に記載されている。検出器が携帯電話または自動車電話からの通信信号を検出して、ミュート信号を生成する。このミュート信号は電気的接続を介してミュート回路に送られる。ミュート回路は、オーディオ信号再生回路に接続されていて、ミュート信号を受信するとオーディオ信号の再生を停止する。
【0007】
上記発明に関しては、以下のような欠点がある。すなわち、その検出器を、再生装置に直接含めるか、または再生装置の既存のミュートソケットに電気的に接続された自動ミュート装置(この場合、再生装置をミュートするために、ミュート装置からミュートソケットまでは配線をする)とするように設計する。再生装置にこの検出器を実装した結果として、検出器はあまり好ましくない位置に配置され、検出器と携帯電話の距離が遠すぎるために、携帯電話が発する信号はこの検出器が検出するには弱すぎることが多い。米国公開特許公報第2003/0045265A1号の主題である自動車オーディオシステムの場合には、乗用車のサイズは限定されているので、この問題はほとんど生じないと思われるが、屋内では信号検出の信頼性の観点から深刻な問題となる。さらに、第三者の携帯電話からの信号を不要に検出してしまうという問題もある。この問題は、米国公開特許公報第2003/0045265A1号に記載された自動車オーディオシステムの場合、無視できる。その理由は、自動車の車体がファラデーケージとして機能して、パッセンジャーコンパートメントの外側の携帯電話からの信号を減衰するからである。しかし、パッセンジャーコンパートメントの内側にある携帯電話の検出は常に望ましい。しかし、屋内では、上記の問題は深刻である。その理由は、近隣住宅からの携帯電話の信号の干渉を予定しなければならないからである。しかし、厳しい環境条件においても信頼性の高い動作をしなければ、電話の着信を検出する装置として自信を持って使用することはできない。検出する携帯電話をオーディオ再生装置の近くに置くという一時しのぎの解決策は実用的ではない。なぜなら、携帯電話から発せられるラジオ信号は、比較的電界強度が強く、再生するオーディオ信号に強く干渉してしまい、好ましくない場合には、オーディオ再生装置の故障の原因ともなるからである。
【0008】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、改良されたリモートコントロール装置と、改良されたオーディオ信号再生システムと、オーディオ信号の再生音量に影響を与える改良された方法とを提供することである。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明によるリモートコントロール装置に本発明による機能が設けられ、本発明によるリモートコントロール装置は以下の特徴を有する:
再生装置を遠隔制御するリモートコントロール装置であって、前記再生装置はオーディオ信号の音響的に再生するよう設計されており、前記再生装置は、前記リモートコントロール装置により発せられた音量影響信号をワイヤレスで受信し、前記受信した音量影響信号に応じて前記オーディオ信号の再生の音量を制御するように設計されており、前記リモートコントロール装置は、携帯電話が生成する携帯電話ラジオ信号を検出する検出器を有し、前記リモートコントロール装置は、前記携帯電話ラジオ信号を検出したとき、前記再生装置によるオーディオ信号の再生音量に影響を与えることができる音量影響信号をワイヤレスで前記再生装置に発するように設計されている。
【0010】
上記の目的を達成するため、本発明によるオーディオ信号再生システムに本発明によるリモートコントロール装置を提供する。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明による方法に本発明による機能が設けられ、再生装置からのオーディオ信号の再生音量に影響を与える方法は以下の特徴を有する:
再生装置から発せられるオーディオ信号の再生音量に影響を与える方法であって、リモートコントロール装置において、携帯電話が生成する携帯電話ラジオ信号を検出するステップを有し、前記再生装置によるオーディオ信号の再生音量に影響を与える音量影響信号を前記リモートコントロール装置から前記再生装置にワイヤレスで送信するステップと、を有する。
【0012】
本発明による機能により、検出すべき携帯電話と検出器を有するリモートコントロール装置とを互いに好適な距離に配置することができる。こうすることにより、携帯電話からのラジオ信号の検出の信頼性が高くなり、再生装置のオーディオ信号増幅回路における携帯電話ラジオ信号からの寄生干渉により生じる再生装置への干渉を防止することができる。その理由は、携帯電話を再生装置から十分離して置くことができるからである。リモートコントロール装置はワイヤレスで動作するので、再生装置が設置してある部屋ならどこでも所望の場所に置くことができる。リモートコントロール装置と再生装置の間の見通しがきかなくても、部屋の壁や天井での反射により十分動作可能である。
【0013】
「オーディオ信号再生システム」と「オーディオ信号の再生装置」という用語は、テレビジョンやホームシネマシステム等のオーディオ/ビデオシステムを含むと解すべきである。しかし、本発明は、テレビジョン放送や映画の音声成分にのみ関係し、ピクチャ成分には関係しないので、このことを本明細書で使用する用語「オーディオ信号再生システム」と「オーディオ信号の再生装置」により明らかにすることが適当であると思われる。
【0014】
請求項2と13に記載の手段によると、携帯電話の音響呼び出し信号が鳴る前にオーディオ信号再生の音量が低下するという利点が得られる。対応する携帯電話ラジオ信号が音響呼び出し信号の少し前に送信されるからである。これは、米国特許公開公報第US2003/0045264A1号に記載されたオーディオ信号再生システムでは不可能である。この既知のシステムの場合、検出される携帯電話からの通信信号は、すでに確立された接続や進行中の呼の場合における呼信号である。これに対し、本願の場合、呼が確立される前に携帯電話から基地局に送信される識別子がフィルタされる。事実上、既知のシステムは、受信者がオーディオシステムの制御キーを押さなくてもよいように、通話中にオーディオシステムのオーディオ信号再生を自動的にミュートすることを目的としている。既知のシステムは自動車運転者を主に想定しており、運転者の注意を交通状況からそらさないようにすることを目的としている。
【0015】
請求項3と14に記載した手段によると、携帯電話による着呼とデータ伝送をと選択的に区別することができ、後者の場合、一般的には、オーディオ信号再生の音量を下げることは必要ないという利点が得られる。機器(コンピュータ、ファックス等)間のデータ交換は携帯電話ユーザの介入無しに自動的に行われるからである。
【0016】
請求項4と15に記載の手段によると、携帯電話が1〜2秒ごとに地上局と通信する短い信号パルスはフィルタで除去され、オーディオ信号再生の音量が望んでもいないのに低下することはないという利点が得られる。
【0017】
請求項5と16に記載の手段によると、リスナーはオーディオ信号再生が急にミュートすることにより驚くことが無いという利点が得られる。ここで、徐々に音量をさげたり、リスナーが通話を終わってから、ちょうど中断したところからオーディオ再生を続けられるように、データ担体を停止したりするような手段など、「より優しい」手段を取ることができる。上記請求項に記載した機能は、既存のリモートコントロール装置で通常使われており、本発明による検出器を有するリモートコントロール装置にこれらの機能を設けることは可能である。
【0018】
請求項6に記載の手段によると、携帯電話が検出器から決まった一定の距離に配置され、最適な検出結果が得られるという利点がある。また、消費者は、携帯電話用の別の台を設置しなくて済む。
【0019】
請求項7に記載の手段によると、ユーザが別の充電器に接続しなくても待ち受け時に携帯電話を最適に充電することができるという利点が得られる。
【0020】
請求項8に記載の手段によると、第三者の携帯電話からのラジオ信号を間違って検出することを防止できるという利点がある。
【0021】
請求項9と17に記載の手段によると、音量影響信号は、相互干渉が発生しない、携帯電話のラジオ信号の周波数レンジから十分遠い周波数レンジで送信されるという利点が得られる。
【0022】
本発明によるリモートコントロール装置に関する上記の利点は、本発明によるオーディオ信号再生システムに関しても有効である。
【0023】
本発明の上記その他の態様は、以下に説明する実施形態から明らかとなり、この実施形態を参照して詳しく説明される。
【0024】
図面に示した実施形態を参照して、本発明をさらに詳しく説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
【0025】
図1は、本発明によるオーディオ信号再生システム1を示す。このオーディオ信号再生システム1は、ステレオシステムであるオーディオ信号用の再生装置2と、再生装置2の機能をワイヤレスで制御するリモートコントロール装置3とを有する。コントロール装置3からオーディオ信号再生装置2に送信される信号6は、赤外線周波数範囲にある。超音波周波数範囲またはラジオ周波数範囲を使用することもできる。
【0026】
再生装置2は、セントラルユニット2bと、それに接続されたラウドスピーカボックス2aとを備え、セントラルユニット2bには既知の方法で次のもの(図示せず)が備えられている:リモートコントロール装置3からの信号6のレシーバ、複数のオーディオ信号源(CDプレーヤ、MP3プレーヤ等)、オーディオ信号アンプ及び回路、ステレオシステムの機能を制御する制御ノブ。再生装置2のアセンブリーは周知の先行技術であり、これ以上詳しくは説明しない。付言すると、再生装置2は、本発明の目的において、テレビジョンセットやホームシネマシステムの形式も同様に取ることができる。すなわち、再生装置2は、一般的なオーディオ/ビデオ再生装置であってもよい。
【0027】
図2に示したリモートコントロール装置3は、既知の方法で、再生装置2の機能を制御する複数のキーを有する。複数のキーには、音量に影響(上げ、下げ、ミュート、またはフェード)を与えるためのキーパッド3aを含む。再生装置2の中のオーディオ信号源は、さらに別のキーパッド3bで制御でき、ストップ機能とポーズ機能はそれぞれ適当なオーディオ信号源からのオーディオ信号の再生をストップまたはポーズするように機能する。図2のブロック図に示したように、キーを操作すると、そのキー操作に対応したキー信号がリモートコントロール装置3の中にあるリモートコントローラ3cに送られる。リモートコントローラ3cは、キーパッド3a、3bから受け取ったキー信号を評価して、制御信号3i(制御信号3iにより信号送信エレメント3d(この場合IRダイオード)が駆動される)を生成し、信号6を再生装置2にワイヤレスで送信する。信号6は再生装置2で受信され、対応する機能を実行するために復号される。IRダイオードの替わりに、超音波トランスデューサを設けてもよい。キーパッド3aのキー、またはキーパッド3bのストップまたはポーズキーが操作されると、リモートコントロール装置により発っせられる信号6は音量影響信号として機能する。
【0028】
本発明によると、検出器7は、リモートコントロール装置に組み込まれており、携帯電話4で生成される携帯電話ラジオ信号を受信して評価するように設計されている。検出器7は、受信した携帯電話ラジオ信号5が呼の初期化を示すと判断した場合、出力信号7aを生成する。この出力信号7aは、リモートコントローラ3c(図2参照)に送られ、リモートコントローラ3cに音量影響信号6を再生装置2に送信させる。しかし、この場合、音量影響信号6はミュート信号も含む。上述のように、音量影響信号6は、音量低減信号、フェーディング信号、またはオーディオ信号源からのオーディオ信号の再生を中断するポーズもしくはストップ信号により構成されてもよい。
【0029】
図3のブロック図に示したように、検出器7は、アンテナ7b、携帯電話4からのラジオ信号を受信するラジオ信号レシーバ回路7c、携帯電話4からの干渉信号または短いパルスをフィルタして取り除くフィルタ7d(この短いパルスを用いて携帯電話4は定期的に基地局(図示せず)と連絡を取っている)、及び受信したラジオ信号を評価して制御信号7aを生成し、リモートコントローラ3cを駆動する。検出器7は、着呼に応じて、携帯電話4により基地局に送信された識別子を認識し、音量影響信号6の送信を開始するように設計されている。一変形例において、検出器7は、検出した識別子がデータメッセージの受信または通話メッセージの受信のいずれに関するかを区別して、通話メッセージの場合にのみ音量影響信号6を発する。
【0030】
図2を参照して、本発明によるリモートコントロール装置3のさらに別の実施形態において、リモートコントロール装置のハウジング3eは、携帯電話4用の収納部の形をした台3fを有している。また、携帯電話用の充電装置3gがリモートコントロール装置に組み込まれている。充電は台3fのコネクタ3hを通して行われる。充電装置3gには主電圧接続が設けられているが、図示はしていない。
【0031】
第三者の携帯電話からのラジオ信号を検出することを防止するため、検出器7の検出レンジは、例えば、1.5mから3mに限定されている。
【0032】
本発明によるオーディオ信号再生システム1のさらに別の実施形態において、さらに別の一般的に応用可能な音響信号検出器を設け、ドアベルやインターコムシステムからの音響信号を検出することもできる。このような音響検出器は、リモートコントロール装置3の外に配置する必要があり、好ましくは別の部屋に配置して、再生装置2の大音量の影響を受けないようにする。一定の特性や音量を有する音響信号を検出する場合、音響検出器が、検出器7が検出可能なラジオ信号を発する。このラジオ信号を検出すると、続いてリモートコントローラ3cは音量影響信号6を発する。これによると、音響信号検出器が携帯電話4の役割を果たし、ラジオ信号が携帯電話ラジオ信号の役割を果たす。この場合にも識別子が設けられる。音響検出器は、好ましくは、ドアベルのすぐ近くに設置され、大音量レベルにのみ反応するように設定される。この音響検出器は、次のエレメントを有する:マイクロホン;マイクロホン増幅器;低ピッチ音、衝撃、(壁を伝わる)構造伝搬音をフィルタして除去するハイパスフィルタ;大きなノイズに対して感度を低くし(ドアベルからは発せられない)非常に小さいノイズに対して感度を高くするためのタイマー(例えば、RCエレメント);リモートコントロールのための閾値トリガー・送信手段;及び電源。任意的に、ハイパスフィルタの替わりに可変周波数帯域フィルタを使用して、マイクロホンの感度をドアベルの音響周波数スペクトルに最適化するために、例えば3つの周波数帯域を選択可能としてもよい。
【0033】
検出器7は、受信感度が調節可能になるように設計してもよい。そうすれば、携帯電話ラジオ信号を受信するための受信レンジを設定して、環境に合わせて調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明によるオーディオ信号再生システムを示す概略図である。
【図2】本発明による、リモートコントロール装置の概略を示すブロック図である。
【図3】携帯電話のラジオ信号を検出する、本発明による検出器を図2と同様に示したブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生装置を遠隔制御するリモートコントロール装置であって、
前記再生装置はオーディオ信号を音響的に再生するよう設計されており、
前記再生装置は、前記リモートコントロール装置により発せられた音量影響信号をワイヤレスで受信し、前記受信した音量影響信号に応じて前記オーディオ信号の再生の音量を制御するように設計されており、
前記リモートコントロール装置は、携帯電話が生成する携帯電話ラジオ信号を検出する検出器を有し、
前記リモートコントロール装置は、前記携帯電話ラジオ信号を検出したとき、前記再生装置によるオーディオ信号の再生音量に影響を与えることができる音量影響信号をワイヤレスで前記再生装置に発するように設計されている
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項2】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
前記検出器は、着呼に応じて前記携帯電話により基地局に送信される、前記携帯電話ラジオ信号に含まれる識別子を検出するように設計されていることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項3】
請求項2に記載のリモートコントロール装置であって、
前記検出器は、データメッセージの受信に関する識別子と通話メッセージの受信に関する識別子とを区別するように設計されていることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項4】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
前記検出器は、携帯電話が基地局に定期的に通知する短い信号パルスを無視するように設計されていることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項5】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
前記音量影響信号は、ミュート信号、音量低下信号、フェード信号、または前記再生装置におけるデータ担体の再生を中断するポーズもしくはストップ信号を表すことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項6】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
前記リモートコントロール装置は1つ以上の携帯電話に搭載されるように設計されていることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項7】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
前記リモートコントロール装置は携帯電話の充電装置を有することを特徴とするコントロール装置。
【請求項8】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
携帯電話からの前記携帯電話ラジオ信号を受信する前記検出器のレンジは、3mより短く、好ましくは1.5mより短いことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項9】
請求項1に記載のリモートコントロール装置であって、
前記リモートコントロール装置は赤外線リモートコントロール装置または超音波リモートコントロール装置として設計されていることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項10】
オーディオ信号再生システムであって、
請求項1ないし9いずれか一項に記載のリモートコントロール装置と、
再生装置とを有し、
前記再生装置はオーディオ信号を音響的に再生するよう設計されており、
前記再生装置は、前記リモートコントロール装置により発せられた音量影響信号をワイヤレスで受信し、前記受信した音量影響信号に応じて前記オーディオ信号の再生の音量を制御するように設計されていることを特徴とするオーディオ信号再生システム。
【請求項11】
請求項10に記載のオーディオ信号再生システムであって、
前記再生装置はテレビジョンセットまたはステレオシステムとして設計されていることを特徴とするオーディオ信号再生システム。
【請求項12】
再生装置から発せられるオーディオ信号の再生音量に影響を与える方法であって、
リモートコントロール装置において、携帯電話が生成する携帯電話ラジオ信号を検出するステップを有し、
前記再生装置によるオーディオ信号の再生音量に影響を与える音量影響信号を前記リモートコントロール装置から前記再生装置にワイヤレスで送信するステップと、を有することを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、
着呼に応じて前記携帯電話から基地局に送信される、前記携帯電話からの前記携帯電話ラジオ信号に含まれた識別子を検出することを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、
検出するとき、データメッセージの受信に関する識別子と通話メッセージの受信に関する識別子とを区別することを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法であって、
前記携帯電話から前記ラジオ信号を検出するとき、前記携帯電話が基地局に定期的に通知するのに用いる、前記携帯電話からの短い信号パルスを無視することを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項12に記載の方法であって、
前記音量影響信号は、ミュート信号、音量低下信号、フェード信号、または前記再生装置におけるデータ担体の再生を中断するポーズもしくはストップ信号よりなることを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項17】
請求項12に記載の方法であって、
前記リモートコントロール装置により送信される前記音量影響信号は赤外周波数範囲または超音波周波数範囲にあることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−504704(P2007−504704A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524514(P2006−524514)
【出願日】平成16年8月24日(2004.8.24)
【国際出願番号】PCT/IB2004/051548
【国際公開番号】WO2005/022763
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】