説明

カラー電子写真画像形成装置

【課題】
複数のカートリッジを支持したトレイの移動に連動してシャッタ部材を移動させる。
【解決手段】
複数のカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着して、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、前記カートリッジを支持して、装置本体の内側に位置する内側位置と、装置本体の外側に位置する外側位置と、の間を移動するカートリッジトレイ31と、カートリッジトレイ31に設けられ、カートリッジに収容されたプロセス部材を露出させるカートリッジ開口を開く開位置と、閉じる閉位置とに移動可能なシャッタ部材37と、カートリッジトレイ31が前記内側位置から前記外側位置に移動するときにシャッタ部材37を前記閉位置に移動させ、カートリッジトレイ31が前記外側位置から前記内側位置
に移動するときにシャッタ部材37を前記開位置に移動させるシャッタ移動手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着して、記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成装置では、感光体ドラムやこれに作用するプロセス手段をカートリッジ化して装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジを用いるものが増えている。このような、プロセスカートリッジを装置本体外に取り出すとき、感光体ドラムが被爆しないように感光体ドラムが露出するカートリッジ開口を開閉するシャッタ部材が設けられている。
【0003】
一方、プロセスカートリッジの着脱構成として、装置本体に対して移動可能な移動部材にプロセスカートリッジを支持し、この移動部材を引き出すことによってプロセスカートリッジを着脱可能としたものがある。このような画像形成装置では前記移動部材にシャッタ部材を設け、手動により開閉するようにしたものがある。すなわち、移動部材をカートリッジ着脱位置に引き出した後、手動でシャッタ部材を閉位置まで移動する。前記移動部材を装置本体内に戻す際には、シャッタ部材を手動で開位置まで移動するものが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−51578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、特許文献1の構成はシャッタ部材を手動で移動する構成となっている。これは、サービスマンが現像装置周りをメンテナンスする際に、感光体ドラムを保護することを想定しているためである。
【0006】
しかし、今日ではユーザ自身でプロセスカートリッジを交換する、いわゆるサービスマンメンテナンスフリーの画像形成装置が増えている。このように、ユーザがプロセスカートリッジを交換する際に手動によりシャッタ部材を開閉する構成では、操作がわかりずらく、ユーザビリティ性が良くない。そして、装置本体からプロセスカートリッジを取り出し、シャッタ部材を閉じることなく長時間放置すると、感光体ドラムが光に曝されて、このプロセスカートリッジを再度装着して画像形成すると、画像不良を生ずるおそれがある。
【0007】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のカートリッジを支持したカートリッジ支持部材の移動に連動してシャッタ部材を移動させることで、ユーザビリティ性を向上させたカラー電子写真画像形成装置を提供するものである。
【0008】
また、本発明の他の目的は、前記装置本体の内側位置と外側位置との間を移動可能な、複数のカートリッジを支持する支持部材を有する画像形成装置において、外側位置において支持部材に支持された感光体が光に曝されることを防ぐものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、複数のカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着して、記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置において、前記カートリッジを支持して、前記装置本体の内側に位置する内側位置と、前記装置本体の外側に位置する外側位置と、の間を移動するカートリッジ支持部材と、前記カートリッジ支持部材に移動可能に設けられたシャッタ部材であって、前記カートリッジ支持部材に支持された感光体を露出させる開位置と、前記感光体を保護する閉位置とをとるシャッタ部材と、前記カートリッジ支持部材が前記内側位置から前記外側位置に移動するときに前記シャッタ部材を前記閉位置に移動させ、前記カートリッジ支持部材が前記外側位置から前記内側位置に移動するときに前記シャッタ部材を前記開位置に移動させるシャッタ移動手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明にあっては、カートリッジを支持するカートリッジ支持部材にシャッタ部材が設けられているため、消耗品であるカートリッジにシャッタ部材を設ける必要がない。このため、消耗品のコストを削減することができる。また、シャッタ部材はカートリッジ支持部材の移動に連動してカートリッジ開口を開閉するため、ユーザビリティ性の向上が図られ、シャッタ部材の閉め忘れ等を防ぐことができる。
【0011】
また、前記装置本体の内側に位置する内側位置と、前記装置本体の外側に位置する外側位置と、の間を移動可能な、複数のカートリッジを支持するカートリッジ支持部材を有する画像形成装置において、以下の効果がある。即ち、外側位置においてカートリッジ支持部材に支持された感光体が光に曝されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置を説明する主断面図である。
【図2】第1実施形態に係るドアを開いた時の画像形成装置の斜視図である。
【図3】第1実施形態に係るカートリッジトレイを引き出した時の画像形成装置の斜視図である。
【図4】第1実施形態に係るカートリッジ及びドラムシャッタの断面図である。
【図5】第1実施形態に係るドラムシャッタの断面図である。
【図6】第1実施形態に係るドアを開いた状態で、カートリッジトレイが本体内部に納まっている時のカートリッジトレイの斜視図である。
【図7】第1実施形態に係るドアを開いた状態で、カートリッジトレイが本体内部に納まっている時のリンク部材前部の斜視図である。
【図8】第1実施形態に係るドアを開いた状態で、カートリッジトレイが本体内部に納まっている時のトレイレバー周囲の断面図である。
【図9】第1実施形態に係るドアを開いた状態で、カートリッジトレイを引き出す時のトレイレバー周囲の断面図である。
【図10】第1実施形態に係るカートリッジトレイが本体から引き出された状態のカートリッジトレイの斜視図である。
【図11】第1実施形態に係るカートリッジトレイが本体から引き出された状態のリンク部材前部の斜視図である。
【図12】第2実施形態に係るドアを開いた状態で、カートリッジトレイが本体内部に納まっている時のカートリッジトレイの斜視図である。
【図13】第2実施形態に係るドラムシャッタ周辺を駆動側から見た側面図である。
【図14】第2実施形態に係るカートリッジトレイが本体から引き出される途中のリンク部材前部の斜視図である。
【図15】第2実施形態に係るドアを開いた状態で、カートリッジトレイが本体内部に納まっている時のリンク部材後部の斜視図である。
【図16】カートリッジの他例の説明図である。
【図17】カートリッジの他例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に本発明の実施形態に係るカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着して、記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0014】
ここで、カラー電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録媒体にカラー画像を形成するものである。そして、カラー電子写真画像形成装置の例としては、例えばカラー電子写真複写機、カラー電子写真プリンタ(例えばカラーレーザビームプリンタ、カラーLEDプリンタ等)、カラーフアクシミリ装置及びカラーワードプロセッサ等が含まれる。
【0015】
また、記録媒体とは、電子写真画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHPシート等が含まれる。
【0016】
また、カートリッジとは、例えば、プロセスカートリッジ、あるいは現像カートリッジであって、電子写真画像形成装置の本体に取り外し可能に装着されて、記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。ここで、前記プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、電子写真画像形成装置の本体に取り外し可能に装着するものである。従って、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての現像手段と、前記電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、電子
写真画像形成装置の本体に取り外し可能に装着するものも含まれる。また、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と、前記電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、前記本体に取り外し可能に装着するものも含まれる。
【0017】
尚、電子写真感光体ドラムと現像手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを、いわゆる一体型と称する。また、電子写真感光体ドラムと現像手段以外のプロセス手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを、いわゆる分離型と称する。
【0018】
ここで前記プロセスカートリッジは、使用者自身によって画像形成装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。尚、前記プロセス手段は、前記電子写真感光体ドラムに作用するものである。
【0019】
また、現像カートリッジとは、現像ローラを有し、前記現像ローラによって、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するのに用いられる現像剤(トナー)を収納しており、前記本体に取り外し可能に装着されるものである。尚、前記現像カートリッジの場合には、前記電子写真感光体ドラムは前記装置本体或いは後述するカートリッジ支持部材に取り付けられている。或いは、前記電子写真感光体ドラムは、前記いわゆる分離型プロセスカートリッジに設けられている(この場合には、プロセスカートリッジは、現像手段を有してはいない)。尚、前記現像カートリッジも、使用者自身によって画像形成
装置本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0020】
そこで、カートリッジとしては、前記いわゆる一体型又はいわゆる分離型のプロセスカートリッジが含まれる。また、カートリッジとしては、いわゆる分離型のプロセスカートリッジと前記現像カートリッジが対になって用いられる場合が含まれる。また、カートリッジとしては、前記電子写真感光体ドラムが前記装置本体或いは後述するカートリッジ支持部材に固定して取り付けられており、前記電子写真感光体ドラムに作用可能に前記現像カートリッジが着脱可能に用いられる場合が含まれる。
【0021】
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態に係るカラー電子写真画像形成装置であるレーザプリンタの断面説明図である。以下、このレーザプリンタの全体的構成および機能について説明する。
【0022】
<カラー電子写真画像形成装置の全体構成>
まず、図1を参照して、第1実施形態に係るカラー電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称する)の全体構成について説明する。なお、図1は画像形成装置の断面説明図である。
【0023】
本実施形態の画像形成装置100は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのレーザプリンタである。そして、画像形成装置100は、パソコン、イメージリーダ、相手方ファクシミリ装置等の外部ホスト装置(不図示)から入力する画像信号に基いて記録媒体(シート)に画像を形成する。
【0024】
以下の説明において、画像形成装置100に関して、前側(正面側)とは装置開閉ドア(開閉部材)33を配設した側である。後側(奥側)とはそれとは反対側である。また、左右とは装置本体を前側から見て左または右である。
【0025】
図1に示すように、画像形成装置本体(以下、装置本体と称する)100a内には後側から前側にかけて、第1から第4の4つのプロセスカートリッジP(Pa,Pb,Pc,Pd)が水平方向に並べて配設されている。複数のプロセスカートリッジ(以下、カートリッジと称す)Pは、収納された現像剤の色が異なるだけで、互いに同様の構成である。なお、カートリッジPaはイエロー色の現像剤を収納している。また、カートリッジPbはマゼンタ色の現像剤を収納している。また、カートリッジPcはシアン色の現像剤を収納している。また、Pdはブラック色の現像剤を収納している。
【0026】
尚、本実施形態においては、カートリッジPとして所謂一体型のカートリッジを用いた例を説明するが、本発明はカートリッジを用いた場合に限定されるものではない。カートリッジPとして、前述した構成のものが適用できる。
【0027】
装置本体100aに装着されたカートリッジPの上方部には、レーザスキャナユニット3を配置してある。スキャナユニット3は、レーザ光により各カートリッジPの有する感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)面を走査露光する。これによって、感光体ドラム1に静電潜像が順次形成される。続いて、その静電潜像が現像手段2(2a,2b,2c,2d)によって現像されて、感光体ドラム1に現像剤像が形成される。
【0028】
装置本体100aに装着されたカートリッジPの下方部には、中間転写ベルト4が配置されている。中間転写ベルト4は、駆動ローラ5、従動ローラ6、テンションローラ7で張架され、図1の矢印方向へ回転する。各カートリッジPの感光体ドラム1は、その下面が中間転写ベルト4の上面に接している(各カートリッジPのこの位置が画像形成位置である)。中間転写ベルト4の内側には、各カートリッジPの感光体ドラム1に対向させて4個の一次転写ローラ8(8a,8b,8c,8d)が配置されている。
【0029】
駆動ローラ5には、中間転写ベルト4を介して二次転写ローラ9が接触している。装置本体100a内の後側の上部には、定着装置10と、排出ローラ対11が配置されている。装置本体100aの上面には排出トレイ12が配置されている。
【0030】
画像形成に際しては、各感光体ドラム1に形成された現像剤像が中間転写ベルト4に順次転写されて、中間転写ベルト4にカラー画像が形成される。この画像形成動作に同期するように、装置本体100aの下部に配置された給送トレイ13に積載収納された記録媒体14が、回転する給送ローラ15により給送される。給送された記録媒体14は、駆動ローラ5と二次転写ローラ9のニップ部へ送られる。
【0031】
次に、中間転写ベルト4に形成された現像剤像が、駆動ローラ5と二次転写ローラ9のニップ部に送られた記録媒体14に転写される。さらに、現像剤像が転写された記録媒体14は、定着装置10へ送られ、ここで加熱加圧される。これによって、現像剤像が記録媒体14に定着する。現像剤像が定着された記録媒体14は、排出ローラ対11により、排出トレイ12に排出される。
【0032】
本実施形態では、ユーザビリティ向上のために、カートリッジPをカートリッジトレイ31(カートリッジ支持部材)に支持(収容)した状態で、カートリッジトレイ31を装置本体100aの前側に引き出す構成としている。これによって、使用者が、装置本体100aの前側(ドア33が設けられている側)からカートリッジPの交換を行うことができる。カートリッジトレイ31は、装置本体100aに対してスライド可能に設けられている。
【0033】
<カートリッジトレイ>
次にカートリッジトレイ31の操作構成について、図2及び図3を参照して説明する。
【0034】
第1〜第4の各カートリッジPは、画像形成に使用されるにつれて、それぞれ、現像器に収容されている現像剤が消費される。そして、カートリッジPを購入した使用者にとって満足できる品質の画像を形成することができなくなる程度まで現像剤が消費された際に、カートリッジPの交換が必要となる。
【0035】
本実施形態の画像形成装置において、カートリッジPの交換は、ユーザビリティ性向上のために、カートリッジPをカートリッジトレイ31に乗せ、所謂フロントアクセスにより交換する方式である。
【0036】
すなわち、カートリッジトレイ31はカートリッジPを支持して、装置本体100aの内側に位置する内側位置と、装置本体100aの外側に位置する外側位置との間を移動可能に設けられている。
【0037】
そのために、画像形成装置の前面側には、装置本体内へカートリッジPを挿入させる、及び、装置本体100aからカートリッジPを取り出すために、カートリッジPを通過させる開口部32が設けられている。
【0038】
そして、この開口部32を閉じる閉鎖位置と、開口部32を開放する開放位置との間を移動可能なドア(開閉部材)33が設けられている。
【0039】
本実施形態においては、このドア33は、ドア下辺側のヒンジ軸33a(図1参照)を中心に装置本体100aに対して開閉回動可能である。すなわち、ドア33はヒンジ軸33aを中心に立て起こし方向に回動して、装置本体100aに対して閉じ込んだ状態にすることができる。このドア33の閉じにより開口部32が閉鎖される。また、ヒンジ軸33aを中心に装置本体100aの手前側に倒し回動して、装置本体100aから開いた状態にすることができる。これにより、装置本体前面の開口部32が大きく開放される。
【0040】
開口部32の内部両側に前後方向を長手とする左右一対のトレイ保持部材(移動手段)34,35が配設されている。そして、左右のトレイ保持部材34,35の間には、枠型部材であるカートリッジトレイ31を、前後方向に水平にスライド移動可能に保持させてある。カートリッジPはこのカートリッジトレイ31に支持されている。
【0041】
トレイ保持部材34,35とドア33は、ドアアーム56,57を介して連結されている。ドア33を開くと、ドア33に連結されたドアアーム56,57が回動し、トレイ保持部材34,35を斜め上に持ち上げる。
【0042】
カートリッジトレイ31は、後述するトレイストッパ59により本体前後方向への動きを規制されているため、トレイ保持部材34,35により本体上側に持ち上げられる。これにより、トレイ保持部材34,35に支持されたカートリッジPは、装置本体上方向に持ち上げられ、中間転写ベルト4に当接していた感光体ドラム1は中間転写ベルト4から離間し、本体前後方向にスライド移動可能となる。
【0043】
カートリッジトレイ31を装置本体100aから引き出す際は、トレイレバー58を装置本体前側に押し、カートリッジトレイ31の本体前方向への動きを規制しているトレイストッパ59を解除する。そして、引出しを開けるように、カートリッジトレイ31をトレイ保持部材34,35に対して滑走させて前方向に水平にスライド移動させ、開口部32から装置本体外側の所定の引出し位置まで十分に引き出す(図3参照)。
【0044】
これにより、カートリッジトレイ31に保持されている第1〜第4の4つカートリッジPの全体が開口部32を通過して装置本体外側に露出し、全カートリッジPの上面が開放される。
【0045】
カートリッジトレイ31は、所定の引き出し位置まで引き出されると、ストッパ部分(不図示)により、それ以上の引き出し移動が阻止される。また、カートリッジトレイ31は、所定の引出し位置まで水平に引き出されている状態がトレイ保持部材34,35により保たれる。この状態でカートリッジPは真上に取り出し可能となっている。
【0046】
<ドラムシャッタ>
次にドラムシャッタ(シャッタ部材)37について、説明する。
【0047】
カートリッジトレイ31に支持される各カートリッジPには、プロセス部材である各感光体ドラム1を露出させるためのカートリッジ開口36(36a,36b,36c,36d)(図1参照)が設けられている。そして、カートリッジトレイ31には前記カートリッジ開口36を開閉するドラムシャッタ37(37a,37b,37c,37d)が設けられている。なお、各ドラムシャッタの構成は同一である。
【0048】
感光体ドラム1の表面に静電的に付着された転写残の現像剤は、クリーニング器26(26a,26b,26c,26d)の中のクリーニング部材40により回収され、クリーニング器26の中に、所謂排トナーとして蓄積される。
【0049】
ドラムシャッタ37は、カートリッジトレイ31を引き出した状態で、感光体ドラム1を被爆させない役割を果たす。またドラムシャッタ37は、カートリッジトレイ31を引き出した衝撃でクリーニング器26の中の排トナーが設置場所に飛散しないように、排トナーを受ける役割を果たしている。そのため、ドラムシャッタ37は、カートリッジトレイ31を引き出した状態では(外側位置)、感光体ドラム1の真下であって、カートリッジ開口36を閉じる閉位置に移動する。
【0050】
カートリッジトレイ31が本体内部の潜像形成位置(内側位置)にある時は、感光体ドラム1が中間転写ベルト4に当接し、転写できるように、ドラムシャッタ37はドラムシャッタ支持部41を回転中心とし、図4の反時計回りに回動し、開位置に移動する。
【0051】
ドラムシャッタ37が開位置に移動した時に、ドラムシャッタ37で受けた排トナーが装置本体内で飛散しないように、図5に示すように、ドラムシャッタ37には先端部が屈曲した排トナー溜め部42が設けられている。なお、この排トナー溜め部42は、ドラムシャッタ37が開位置にいる時に排トナー62が装置本体内で飛散しないように現像剤を貯留することが目的であるため、当然、リブで形成しても、溝で形成しても良い。
【0052】
<ドラムシャッタ移動手段>
次にドラムシャッタ37を開位置と閉位置に移動させるためのシャッタ移動手段の構成について、図6乃至図11を参照して説明する。
【0053】
図6はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31が装置本体内部に納まっている位置(内側位置)にある時の斜視図である。
【0054】
図7はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31が装置本体内部に納まっている内側位置にある時のリンク部材43の前側の部分の斜視図である。
【0055】
図8はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31が本体内部に納まっている時のトレイレバー周囲の断面図である。
【0056】
図9はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31を引き出す時のトレイレバー周囲の断面図である。
【0057】
図10はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31をカートリッジ取り出し位置(外側位置)まで引き出した時の斜視図である。
【0058】
図11はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31をカートリッジ取り出し位置(外側位置)まで引き出した時のリンク部材43の前側の部分を本体右上から見た斜視図である。
【0059】
まず、ドラムシャッタ37の動作に関わる構成について説明する。
【0060】
カートリッジトレイ31には、リンク部材(移動部材)31が前後2箇所のリンク支持部44により、前後方向に移動可能に取り付けられている。また、カートリッジトレイ31の右前側には前記リンク部材43を一方向に付勢する圧縮バネ(付勢手段)45が取り付けられ、リンク部材43とカートリッジトレイ31の間に挟まれている。
【0061】
リンク部材43の後ろ側には、装置本体側に固定された押し部材46(図6参照)が設けられている。これにより、ドア33を開いた状態で、カートリッジトレイ31が装置本体内部に納まっている時、押し部材46は圧縮バネ45の付勢力に抗して、リンク部材43を本体前側のポジションに移動するように押圧する。これにより、圧縮バネ45にはカートリッジトレイ31を本体前側に付勢する力が発生する。
【0062】
また、図8に示すように、カートリッジトレイ31の把手部には回動軸58aを中心に回動可能なトレイレバー58が取り付けられている。そして、このトレイレバー58と連結したトレイストッパ59がトレイレバー58の回動によって本体上下方向に移動可能に設けられている。
【0063】
トレイストッパ59は、トレイストッパ59とカートリッジトレイ31の間に挟まれた圧縮バネ60により、本体下方向に付勢されている。これにより、カートリッジトレイ31が本体内部に納まっている内側位置にある時、トレイストッパ59の下端が装置本体側に固定された筐体61の切り欠き穴61aに挿入され、圧縮バネ45の付勢力に抗して、カートリッジトレイが固定される。この時、トレイレバー58は図8の時計回りに回動し、ホームポジションに保持される。
【0064】
カートリッジトレイ31には、ドラムシャッタ37が各カートリッジPに対応して設けられており、左右両側のドラムシャッタ支持部41を中心に回転可能にカートリッジトレイ31に取り付けられている。また、図9に示すように、ドラムシャッタ37の一方の先端にはドラムシャッタボス47が設けられ、リンク部材43に切り欠かれた穴48の間に挟まれている。これにより、リンク部材43とドラムシャッタとは係合しており、リンク部材43が前後方向に移動すると、これに連動してドラムシャッタ37が回動する構成となっている。なお、カートリッジトレイ31には前記ドラムシャッタボス47が回動可能なように弧状の切り欠き70が設けられている。
【0065】
上記構成において、カートリッジトレイ31が本体内部(内側位置)に納まっている時、図6及び図7に示すように、装置本体に固定されている押し部材46が圧縮バネ45の付勢力に抗してリンク部材43を本体前側のポジションに移動するように押している。このため、リンク部材43によりドラムシャッタボス47は本体前側に押されており、ドラムシャッタ37はカートリッジ開口36を開きドラム1を露出する露出位置である開位置に回動している。
【0066】
次にカートリッジトレイ31を本体外側のカートリッジ取り出しに位置である外側位置に移動するために、ドア33を開いてトレイレバー58を図9に示すように反時計回りに回動する。これにより、トレイストッパ59が本体上側に持ち上げられて筐体61の切り欠き穴61aから外れる。これにより、カートリッジトレイ31が圧縮バネ45の付勢力により、本体前側に押し出される。
【0067】
カートリッジトレイ31が本体前側に移動することで、リンク部材43は押し部材46から離れ、圧縮バネ45の付勢力により、リンク部材43は本体後ろ側に移動する。これにより、図10及び図11に示すように、ドラムシャッタボス47はリンク部材43により本体後ろ側に押され、ドラムシャッタ37はドラム1を保護する保護位置である閉位置に回動する。
【0068】
また、カートリッジトレイ31が前記外側位置から前記内側位置に移動するときは、前記と逆の動作によりドラムシャッタ37は開位置に移動する。
【0069】
以上より、カートリッジトレイ31の引き出し動作に連動し、カートリッジトレイ31に備え付けられたドラムシャッタ37を移動することができ、ユーザビリティ性を向上できる。
【0070】
また、圧縮バネ45はカートリッジトレイ31に対してリンク部材43を移動させる付勢力のみならず、カートリッジトレイ31を装置本体から押し出す付勢力を付与する。したがって、カートリッジトレイ31を装置本体から押し出させるために別途バネ等を設ける必要がなく、部品点数を減少させることができる。
【0071】
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る装置について図12乃至図15を参照して説明する。
【0072】
本実施形態では、カートリッジトレイ31に支持された複数のカートリッジが本体開口部32から装置本体の外側に出る前に、各カートリッジPに対応した複数のドラムシャッタ37を順次閉位置に移動させることを特徴とするものである。
【0073】
なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した実施形態と同一であるため、ここでは第1実施形態と異なるシャッタ移動手段の構成について説明し、他の重複する説明は省略する。また、前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
【0074】
図12はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31が本体内部に納まっている時の斜視図である。図13はドラムシャッタを駆動側から見た側面図である。図14はカートリッジトレイ31が装置本体から引き出される途中のリンク部材43の前側の部分の斜視図である。図15はドアを開いた状態で、カートリッジトレイ31が本体内部に納まっている時のリンク部材43の後ろ側の部分の斜視図である。
【0075】
本実施形態のカートリッジトレイ31には、図13に示すように、ドラムシャッタ支持部41を挟んでドラムシャッタボス47が設けられている側と反対側の所定位置にバネ支点50が突出形成されている。そして、前記ドラムシャッタボス47とバネ支点50とに引っ張りバネ49が掛けられている。
【0076】
このため、ドラムシャッタ37が回転してドラムシャッタボス47が、バネ移動中心55からバネ支点50に引いた線51より本体前側(図13の左側)にある時は、ドラムシャッタが図13の反時計回りに回動する方向に引っ張りバネ49の力が発生する。一方、バネ移動中心55からバネ支点50に引いた線51より本体後ろ側(図13の右側)にある時は、ドラムシャッタ37が図13の時計回りに回動する方向に引っ張りバネ49の力が発生する。
【0077】
これにより、ドラムシャッタ37が開位置にあるときは開位置の状態を維持し、閉位置にあるときは閉位置の状態を維持する、いわゆるトグル機構となっている。
【0078】
また、図14に示すように、ドラムシャッタボス47は、リンク部材43に切りかかれた穴52の間に挟まれている。切り欠き穴52は、前後方向に大きく切り欠かれ、本体前側の側面Fは、リンク部材43が本体後ろ側に位置している時にドラムシャッタボス47に干渉しない位置まで切り欠かれている。
【0079】
切り欠き穴52の本体後ろ側の側面Rは、リンク部材43が本体前側に位置している時に、図13に示すバネ移動中心55より本体前側に位置するように切り欠かれている。
【0080】
カートリッジトレイ31を引き出す途中に、ドラムシャッタボス47に接触する、本体側に固定された押しリブ53が配置されている。この押しリブの高さは、図13に示すバネ移動中心55から引いた水平線54より高い高さになっているが、ドラムシャッタボス47が本体後ろ側の位置にある時には、ドラムシャッタボス47と当たらない高さになっている。
【0081】
上記構成において、カートリッジトレイ31が本体内部に納まっている時は、図15に示すように、装置本体100aに固定されている押し部材46が圧縮バネ45の付勢力に抗して、リンク部材43を本体前側のポジションに移動するように押圧する。このため、全てのドラムシャッタボス47は、図13に示すように、リンク部材43の切り欠き穴52の側面Rにより、バネ移動中心55からバネ支点50に引いた垂線51より本体前側に押される。このため、引っ張りバネ49の付勢力によりドラムシャッタ37は図13の反時計回りに回動し、ドラムシャッタ
は全て開位置に動く。
【0082】
次にカートリッジトレイ31を本体外側のカートリッジ取り出しに位置である外側位置に移動するために、ドア33を開いてトレイレバー58を図9に示すように反時計回りに回動する。これにより、トレイストッパ59が本体上側に持ち上げられて筐体61の切り欠き穴61aから外れる。これにより、カートリッジトレイ31が圧縮バネ45の付勢力により、本体前側に押し出される。
【0083】
カートリッジトレイ31が本体前側に移動することで、リンク部材43を前側に押していた押し部材46からリンク部材43が離れ、バネ45の付勢力によりリンク部材43は本体後ろ側に移動する。この時、切り欠き穴52の本体前側の側面Fは、ドラムシャッタボス47に干渉しない。
【0084】
そして、カートリッジトレイ31を引き出すと、トレイ引き出し方向最も手前にある第4のカートリッジPdが装置本体前面の開口部32から出る所まできたときに、本体に固定された押しリブ53(図14参照)がシャッタボス47と係合する。これにより、第4のドラムシャッタ37dのドラムシャッタボス47は、バネ移動中心55(図13参照)からバネ支点50に引いた垂線51より、本体後ろ側に押されるため、引っ張りバネ49の付勢力により時計回りに回動し、ドラムシャッタは閉位置に移動する。
【0085】
ここで、上記シャッタ移動手段によりドラムシャッタ37が閉位置に移動するのは、ドラムシャッタ37により開閉されるカートリッジ開口36の前側端部が本体開口部32から露出する直前である。すなわち、図4に示すカートリッジ開口36(引き出し方向でa部からb部まで)のa部が本体開口部32の端部(図1のc部)を通過する直前にドラムシャッタ37が閉位置に移動するように構成されている。
【0086】
ドラムシャッタ37が閉位置に移動した後は、ドラムシャッタボス47は引っ張りバネ49の付勢力により、押しリブ53が当たらない本体後ろ側に保持される。このため、押しリブ53とドラムシャッタボス47とは干渉することなくカートリッジトレイ31を引き出すことができる。
【0087】
次に、同様にして第3のドラムシャッタ37c、第2のドラムシャッタ37b、第1のドラムシャッタ37aが順次押しリブ53の位置に引き出されてそれぞれのドラムシャッタが順次閉位置へと移動する。
【0088】
これにより、カートリッジトレイ31に支持された複数のカートリッジの開口が本体開口部32から順次露出する前に、各カートリッジに対応したドラムシャッタ37が順次閉位置に移動する。
【0089】
このように、複数のドラムシャッタが動作するタイミングがずれることにより、ドラムシャッタが複数あっても、これらを動作させる力は小さくて足りるようになる。
【0090】
なお、カートリッジトレイ31を引き出しているときには、リンク部材43は、圧縮バネ45により、本体後ろ側に移動している。しかし、ドラムシャッタ37の切り欠き穴52の本体前側の側面Fは、リンク部材43が本体後ろ側に位置している時にドラムシャッタボス47に干渉しない位置まで切り欠かれているため、ドラムシャッタ37が保護位置(閉位置)に移動する動作を妨げない。
【0091】
以上より、カートリッジトレイ31の引き出し動作に連動し、カートリッジトレイ31に備え付けられたドラムシャッタ37を、各カートリッジ開口が装置本体前面の開口部32を過ぎる直前のタイミングで移動させることが可能になる。
【0092】
これにより、感光体ドラムを被爆から守り、カートリッジトレイを引く衝撃で、設置場所を現像剤飛散により汚すことを防ぐことができる。
【0093】
また、圧縮バネ45は、リンク部材を動作するためにしか使用しないため、バネ圧を下げることが可能となり、カートリッジトレイ31を本体内に移動する操作力を軽減することができる。
【0094】
〔他の実施形態〕
前述した第2実施形態においては各カートリッジの開口が本体開口部から露出する直前にドラムカートリッジが閉位置に移動するようにした例を示したが、必ずしも直前でなくてもよい。すなわち、感光体ドラムを被爆させないためには、カートリッジ開口が本体開口部から露出する前にドラムシャッタを閉位置に移動させるようにすればよい。
【0095】
また、前述した第1及び第2実施形態ではカートリッジトレイ31が支持するカートリッジとして感光体ドラムと現像装置等が一体になったプロセスカートリッジを例示した。しかし、本発明にあっては、図16に示すように現像ローラ102a〜102dを有し、カートリッジトレイ131に備え付けの感光体ドラム101a〜101dに形成された静電潜像を現像する現像カートリッジDa〜Ddであってもよい。現像カートリッジDa〜Ddは、カートリッジトレイ131に対して着脱可能になっている。この場合は、感光体ドラム101a〜101dを保護する為のシャッタ部材137a〜137dを開閉可能に構成する。その他の構成、効果については前述した第1及び第2実施形態と同様である。
【0096】
更に、本発明にあっては、図17に示すように現像カートリッジDa〜Ddに加えて、ドラムカートリッジCa〜Cdもカートリッジトレイ231に対して着脱可能になっている。ドラムカートリッジCa〜Cdは感光体ドラム201a〜201dの表面から残留トナーを除去するクリーニング手段240a〜240dを備えている。この場合も、感光体ドラム201a〜201dを保護する為のシャッタ部材237a〜237dを開閉可能に構成する。その他の構成、効果については前述した第1及び第2実施形態と同様である。
【符号の説明】
【0097】
P …カートリッジ
1 …感光体ドラム
31 …カートリッジトレイ
32 …開口部
33 …ドア
34,35 …トレイ保持部材
36 …カートリッジ開口
37 …ドラムシャッタ
41 …ドラムシャッタ支持部
43 …リンク部材
44 …リンク支持部
45 …圧縮バネ
46 …押し部材
47 …ドラムシャッタボス
49 …引っ張りバネ
50 …バネ支点
52 …切り欠き穴
53 …押しリブ
56,57 …ドアアーム
58 …トレイレバー
59 …トレイストッパ
60 …圧縮バネ
61 …筐体
100 …画像形成装置
100a …装置本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着して、記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置において、
前記カートリッジを支持して、前記装置本体の内側に位置する内側位置と、前記装置本体の外側に位置する外側位置と、の間を移動するカートリッジ支持部材と、
前記カートリッジ支持部材に移動可能に設けられたシャッタ部材であって、前記カートリッジ支持部材に支持された感光体を露出させる開位置と、前記感光体を保護する閉位置とをとるシャッタ部材と、
前記カートリッジ支持部材が前記内側位置から前記外側位置に移動するときに前記シャッタ部材を前記閉位置に移動させ、前記カートリッジ支持部材が前記外側位置から前記内側位置に移動するときに前記シャッタ部材を前記開位置に移動させるシャッタ移動手段と、
を有することを特徴とするカラー電子写真画像形成装置。
【請求項2】
前記シャッタ移動手段は、前記カートリッジ支持部材に移動可能に設けられ、前記シャッタ部材と係合した移動部材と、前記移動部材を一方向に付勢する付勢手段とを有し、
前記移動部材の移動により、前記シャッタ部材が前記開位置と前記閉位置に移動することを特徴とする請求項1に記載のカラー電子写真画像形成装置。
【請求項3】
前記付勢手段は、前記カートリッジ支持部材に対して前記移動部材を移動させる付勢力と、前記カートリッジ支持部材を前記装置本体から押し出す付勢力とを付与することを特徴とする請求項2記載のカラー電子写真画像形成装置。
【請求項4】
前記シャッタ移動手段は、前記カートリッジ支持部材を前記内側位置から前記外側位置へ移動する際に、前記カートリッジ支持部材に支持されたカートリッジが前記装置本体に設けられた開口から前記装置本体の外側に出る前に、前記シャッタ部材を前記閉位置へ移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のカラー電子写真画像形成装置。
【請求項5】
前記シャッタ移動手段は、前記カートリッジ支持部材を前記内側位置から前記外側位置へ移動するときに、前記カートリッジ支持部材に支持された複数の前記カートリッジが前記開口から前記装置本体の外側に出る前に、各カートリッジに対応した複数の前記シャッタ部材を順次閉位置に移動させることを特徴とする請求項4記載のカラー電子写真画像形成装置。
【請求項6】
前記シャッタ移動手段が前記シャッタ部材を閉位置に移動させるのは、前記シャッタ部材に対応する前記カートリッジが前記開口から前記装置本体の外側に出る直前であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のカラー電子写真画像形成装置。
【請求項7】
前記カートリッジは、前記感光体と、前記感光体に作用するプロセス手段とを備えたプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカラー電子写真画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−48347(P2011−48347A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−158366(P2010−158366)
【出願日】平成22年7月13日(2010.7.13)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】