説明

ガス容器用バルブアッセンブリ

【課題】低コスト化及び小型化を可能にするガス容器用バルブアッセンブリを課題とする。
【解決手段】ガス容器1の内部と外部とを連通する通路としてガス充填通路41及びガス放出通路42を有し、さらに、ガス充填通路41とガス放出通路42との間を接続するバイパス流路44を有するバルブアッセンブリ10において、バイパス流路44を開閉するバイパス弁74に、ガス容器1内の情報を取得するセンサ80を一体に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス容器の口金等に設けられるバルブアッセンブリに関し、特にガス充填・放出のための通路を有するガス容器用バルブアッセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のバルブアッセンブリとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このバルブアッセンブリは、ガス充填通路とガス放出通路との間を接続するバイパス流路にバイパス弁を設けることで、放出弁が故障により開弁しない場合にガス容器内のガスをガス充填通路から外部に放出できるようにしている。この場合、ガス放出通路のうち、放出弁の下流側の部分に圧力センサ及び温度センサが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−24225(図2及び段落0078〜0082)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、ガス放出通路に圧力センサ等を別途設けることで、ガス容器内の情報を取得できる点では有用である。しかし、圧力センサ等を設ける分、バルブアッセンブリとしての部品要素が増える。このため、バルブアッセンブリが大型化してしまい、小型化、部品点数及びコストの削減などの観点からさらなる改善が求められていた。
【0005】
本発明は、低コスト化及び小型化を可能にするガス容器用バルブアッセンブリを提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のガス容器用バルブアッセンブリは、ガス容器の内部と外部とを連通する通路としてガス充填通路及びガス放出通路を有し、ガス充填通路とガス放出通路との間を接続するバイパス流路を有するものにおいて、バイパス流路を開閉するバイパス弁に、ガス容器内の情報を取得するセンサを一体に設けたものである。
【0007】
本発明によれば、バイパス弁の一部をセンサに兼用できるので、バイパス弁とセンサとを別体で設ける場合に比べて、コストを低減できると共に、バルブアッセンブリの体格を小さくすることができる。
【0008】
好ましくは、センサは、圧力センサであるとよい。これにより、ガス容器内の圧力を検出することができる。
【0009】
より好ましくは、圧力センサは、ガス容器内のガスがガス充填通路から導かれることで、ガス容器内の圧力を検出するとよい。これにより、ガス容器内の圧力を直接監視することができる。
【0010】
より好ましくは、ガス充填通路は、ガス容器と圧力センサとをつなぐ部分が常に連通状態であるとよい。これにより、例えば遮断弁など他の弁を開弁することなく、ガス容器内の圧力を検出することができる。
【0011】
好ましくは、圧力センサは、センサ本体、及び、ガス充填通路とセンサ本体とを連通する導圧路を有し、バイパス弁は、弁座、及び、弁座に離接することでバイパス流路を開閉する弁体を有し、この弁体に導圧路が形成されるとよい。こうすることで、弁体を有効に利用して、バイパス弁と圧力センサとの一体化を図ることができる。
【0012】
より好ましくは、バイパス弁は、弁体を弁座に対して移動させる手動操作部を有する手動弁であり、手動操作部には、センサ本体が設けられているとよい。こうすることで、手動操作部を有効に利用してセンサ本体を設けることができ、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態に係るガス容器用バルブアッセンブリの構成を示す図であり、ガス容器を一部裁断して示すと共にバルブアッセンブリの回路系統を示す図である。
【図2】実施形態に係るガス容器用バルブアッセンブリにおけるバイパス弁及び圧力センサの一体化構成を示す断面図である。
【図3】実施形態に係るガス容器用バルブアッセンブリの構成を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A´で切断した断面図である。
【図4】実施形態の変形例に係るガス容器用バルブアッセンブリにおけるバイパス弁及び圧力センサの一体化構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係るガス容器用バルブアッセンブリについて説明する。
【0015】
図1に示すように、ガス容器1は、全体として密閉円筒状の容器本体2と、容器本体2の長手方向の一端部または両端部に取り付けられた口金3と、を具備している。容器本体2の内部は、各種のガスを貯留する貯留空間5となっている。ガス容器1は、常圧のガスを充填することもできるし、常圧に比して圧力が高められたガスを充填することもできる。すなわち、本発明のガス容器1は、高圧ガス容器として機能することができる。
【0016】
例えば、燃料電池システムでは、高圧の状態で用意された燃料ガスを減圧して、燃料電池の発電に供している。本発明のガス容器1は、高圧の燃料ガスを貯留するのに適用することができ、燃料ガスとしての水素ガスや、圧縮天然ガス(CNGガス)などを貯留することができる。ガス容器1に充填される水素の圧力としては、例えば35MPaあるいは70MPaであり、CNGガスの圧力としては、例えば20MPaである。
【0017】
容器本体2は、ガスバリア性を有する内側のライナー6(内殻)と、ライナー6の外側を覆うFRPからなるシェル7(外殻)と、の二層構造で構成されている。ライナー6は、例えば高密度ポリエチレンなどの樹脂や、アルミニウム合金などの金属により構成される。口金3は、例えばステンレスなどの金属で形成され、容器本体2の半球面状をした端壁部の中心に設けられている。口金3の開口部の内周面には、めねじ9が形成されており、ここにバルブアッセンブリ10がねじ込み接続されている。
【0018】
バルブアッセンブリ10とは、ガス通路のほか、バルブや継手等の配管要素や、各種ガスセンサなどをハウジング31に一体的に組み込んだモジュールをいう。バルブアッセンブリ10は、外部のガス充填ライン21と貯留空間5とを接続すると共に、外部のガス放出ライン22と貯留空間5とを接続する。
【0019】
例えば、燃料電池システム上のガス容器1は、ガス充填ライン21およびバルブアッセンブリ10を介して、貯留空間5に例えば高圧の水素ガスが充填される。また、燃料電池システム上のガス容器1は、バルブアッセンブリ10を介して、貯留空間5内の例えば水素ガスをガス放出ライン22に放出する。そして、ガス放出ライン22に設けた燃料電池に水素ガスが供給される。以下は、燃料電池用の高圧水素タンクに適用することを一例に説明する。
【0020】
バルブアッセンブリ10は、ガス容器1の内外に亘るように設けられている。バルブアッセンブリ10は、各種のバルブ(46,51,52,62,63,64,74)や各種のガス通路(41〜44)を構成したハウジング31(バルブボデー)を有している。ハウジング31のネック部の外周面には、口金3のめねじ9に螺合するおねじ32が形成されており、このねじ部分を介してバルブアッセンブリ10を口金3にねじ込み接続することができる。ねじ込み接続された状態では、ハウジング31と口金3との間は、図示省略した複数のシール部材により気密にシールされる。
【0021】
ハウジング31内には、ガス容器1の内部と外部とを連通する通路として、貯留空間5とガス充填ライン21とを連通する充填通路41と、貯留空間5とガス放出ライン22とを連通する放出通路42と、が設けられている。また、ハウジング内31には、充填通路41の途中から分岐したリリーフ通路43が設けられていると共に、充填通路41と放出通路42との間を接続するバイパス流路44が設けられている。リリーフ通路43には、安全弁としてのリリーフ弁46が設けられている。リリーフ弁46は、貯留空間5内が異常に高圧になったときに開弁し、貯留空間5内のガスをリリーフ通路43から外部に放出する。
【0022】
充填通路41は、その一端がガス充填ライン21に接続され、その他端が貯留空間5内で開口している。充填通路41には、ガスの逆流を阻止する逆止弁51と、逆止弁51に直列に配置された手動弁52と、が設けられている。なお、手動弁52に代えて、この弁を電磁弁などの電気的駆動弁で構成してもよい。また、手動弁52を省略してもよい。
【0023】
放出通路42は、その一端がガス放出ライン22に接続され、その他端が貯留空間5内で開口している。放出通路42には、貯留空間5側から順に、ガス中の異物を捕捉するフィルタ61と、放出通路42を電気的に開閉可能な遮断弁62と、放出通路42をマニュアル操作により開閉可能な手動弁63と、ガスの圧力を減圧することにより調整する調圧弁64と、が設けられている。なお、他の実施態様では、フィルタ61、手動弁63及び調圧弁64は省略することが可能である。
【0024】
ここで、本明細書において、充填通路41における下流側とは、ガス充填ライン21から貯留空間5にガスを充填する際に、充填通路41でのガス流れ方向から見て下流側であることを意味する。したがって、逆止弁51は、手動弁52の上流側に位置している。また、同様に、放出通路42における下流側とは、貯留空間5からガス放出ライン22にガスを放出する際に、放出通路42でのガス流れ方向から見て下流側であることを意味する。したがって、放出通路42には、その上流側から順に、フィルタ61、遮断弁62、手動弁63および調圧弁64が配置されている。
【0025】
バイパス流路44と充填通路41との接続合流点71は、手動弁52の下流側に位置し、バイパス流路44と放出通路42との接続合流点72は、遮断弁62と調圧弁64との間に位置している。バイパス流路44には、これを開閉するバイパス弁74が設けられている。バイパス弁74は、常時(ガス充填時及びガス供給時を含む。)は閉弁しており、主として遮断弁62の故障時等に開弁される。すなわち、ガス充填時及びガス供給時では実線で示す矢印のようにガスが流れる一方、遮断弁62の故障時等では破線で示す矢印のように貯留空間5内のガスが充填通路41、バイパス流路44及び放出通路42の順に流れてガス供給ライン22に放出される。
【0026】
バイパス弁74は、手動弁や足踏弁等の人力操作弁で構成することができるほか、遮断弁62と同様に、電気的駆動弁(電磁弁、電動弁など)で構成することもでき、直動式及びパイロット式のいずれも用いることができる。また、バイパス弁74のタイプとして、仕切り弁、玉形弁、バタフライ弁、ボール弁などのタイプのものも用いることができる。本実施形態のバイパス弁74は、手動弁で構成され、しかも、圧力センサ80を一体に設けられている。
【0027】
図2に示すように、圧力センサ80は、センサ本体82と、センサ本体82にガスを導く導圧路84と、を有している。センサ本体82は、周知の構造とすることができ、その内部構造については図示省略している。例えば、センサ本体82は、受圧要素としてのダイアフラムと、電気変換素子としてのひずみゲージと、を備えることができる。ダイアフラムが導圧路84から導かれたガスの圧力を受けることで、ひずみゲージがダイアフラムの歪みを介してガスの圧力を検出する。なお、ひずみゲージに代えて、ダイアフラムの変位を静電容量の変化としてとらえる電気変換素子を用いることもできる。
【0028】
バイパス弁74は、手動操作部90、弁座92及び弁体94を有している。バイパス弁74は、ハウジング31のバルブ取付け開口部96にねじ込まれることで、バイパス流路44を開閉可能に取り付けられる。このため、開口部96の開放側の内周面にはめねじ98が形成されている一方、バイパス弁74には、めねじ98に螺合するおねじ100が形成されている。なお、開口部96の一部がバイパス流路44の一部として機能しており、遮断弁62の故障時におねじ100をゆるめることで、充填通路41と放出通路42との間を連通状態にすることができる。
【0029】
手動操作部90は、弁体94に連結されており、ユーザのマニュアル操作により弁体94を弁座92に対して軸方向に移動させる。手動操作部90は、ハウジング31の外壁面よりも外側に位置している。このため、ユーザがバルブアッセンブリ10を口金3から取り外さなくとも、手動操作部90にアクセス可能となっている。手動操作部90は、例えば、円形又は多角形状のハンドルのほか、レバー、ボタンにより構成することができる。ここでは、手動操作部90は、ハンドル式からなり、その内部に上記したセンサ本体82が組み込まれている。こうすることで、手動操作部90を有効に利用して、センサ本体82をバイパス弁74に一体に設けることができる。
【0030】
弁座92は、充填通路41に向かってテーパ状に形成されている。弁座92は、開口部96の奥壁をテーパ状とすることで形成することができる。あるいは、弁座92をメタルシールなどのシール部材により形成し、このシール部材を開口部106の奥壁に取り付けることもできる。
【0031】
弁体94は、弁座92に離接することでバイパス流路44を開閉する。弁体94は、手動操作部90側の外周面に上記おねじ100が形成されていると共に、先端側の外周面にシール面104が形成されている。シール面104は、弁座92に密接するように、弁座92に対応してテーパ状に形成されている。
【0032】
おねじ102とシール面104との間には、Oリング112及びバックアップリング114が弁体94の外周面に取り付けられている。Oリング112は、バルブ取付け開口部96の内周壁に密接する。これにより、バイパス弁74を閉じた状態で、放出通路42内のガスがバルブ取付け開口部96から外部へと流出しないようになる。なお、バイパス弁74を開いた状態(シール面104が弁座92から離間した状態)でも、Oリング112は、充填通路41内及び放出通路42内のガスが開口部96から手動操作部90側へと流出しないようにシール可能に構成される。
【0033】
このように構成された弁体94には、さらに上記の導圧路84が形成されている。具体的には、弁体94の軸心を貫通するように導圧路84が形成されており、弁体94の平坦な先端面に導圧路84の開放端116が形成されている。開放端116は、バイパス弁74の開弁状態では開口部96で開口する一方、図2に示すバイパス弁74の閉弁状態では充填通路41側に対してのみ開口する。このため、閉弁状態における導圧路84は、放出通路42から独立しながら、充填通路41とセンサ本体82とを連通する。なお、導圧路84の内径は、充填通路41の内径よりも小さく形成される。
【0034】
図1に示したように、本実施形態では、センサ本体82と貯留空間5内とをつなぐ充填通路41の部分41aには、これを閉塞する機器が設けられていない。つまり、充填通路41の部分41aは、常に連通状態となっている。このため、貯留空間5内のガスは、圧損の影響を受けることなく、部分41a及び導圧路84を介してセンサ本体82に導かれる。これにより、閉弁中は、圧力センサ80により貯留空間5内のガスの圧力が正確に且つ直接的に検出される。
【0035】
図3は、バルブアッセンブリ10における各種のバルブの配置の一例を概略的に示す図である。図3(a)の平面視に示す符号52aは手動弁52の一部分を示しており、その手動操作部がハウジング31の手前外側に位置している。同様に、符号63aは手動弁63の一部分を示しており、その手動操作部がハウジング31の手前外側に位置している。なお、図3では、図1に示したフィルタ61及び調圧弁64が省略されている。また、図3では、接合流点71と手動弁52との位置関係及び接合流点72と手動弁62との位置関係が図1とは反対になっている。
【0036】
以上説明した本実施形態のバルブアッセンブリ10によれば、バイパス弁74の一部を圧力センサ80で兼用することで、バイパス弁74に圧力センサ80を一体に設けている。これにより、両者を別体としてバルブアッセンブリ10に組み込む場合に比べて、バルブアッセンブリ10を小型化できると共に、部品点数及びコストを削減することができる。特に、手動操作部90及び弁体94を有効に利用して、圧力センサ80の構成を作り込んでいるので、バルブアッセンブリ10のコンパクト化を好適に図ることができる。
【0037】
なお、他の実施態様では、圧力センサ80に代えて、圧力以外の別のガス状態を取得するセンサをバイパス弁74と一体に設けてもよい。例えば、温度センサ及び濃度センサなどのセンサをバイパス弁74と一体に設け、貯留空間5内の温度情報や濃度情報(例えば水素濃度)を取得するようにしてもよい。ただし、温度は設置位置に依存するため、本実施形態のように圧力センサ80を一体に設ける方が好適である。
【0038】
<変形例>
次に、図4を参照して、本実施形態の変形例に係るバルブアッセンブリ130について相違点を中心に説明する。上記実施形態との相違点は、圧力センサ80とは別の圧力センサ140もバイパス弁74に一体に設けたことである。なお、上記実施形態と共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0039】
図4に示すように、圧力センサ140は、センサ本体142及び導圧路144を有し、圧力センサ80と同様に構成することができる。導圧路144は、導圧路84とは独立した形態で、弁体94の内部に形成される。そして、弁体94のテーパ面に導圧路144の開放端146を形成し、閉弁中にも開放端146が、放出通路42に連通する開口部96に対して開口するようにする。これにより、閉弁中に、圧力センサ140により放出通路42内の圧力を検出することができる。
【0040】
この変形例に係るバルブアッセンブリ130によれば、一つのバイパス弁74で充填通路41内の圧力(上記実施形態では、ガス容器1内の圧力と同じとなる。)を圧力センサ80で検出できるのみならず、放出通路42内の圧力を圧力センサ140で検出することができる。これにより、放出通路42に圧力センサを設ける場合に、バイパス弁74と独立した態様とならないため、バルブアッセンブリ10の小型化及び低コスト化などを図ることができる。なお、上記同様に、圧力センサ140に代えて、圧力以外の別のガス状態(温度など)を取得するセンサをバイパス弁74に一体に設けることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
上記した本発明のバルブアッセンブリを備えたガス容器1は、燃料電池システムを搭載した車両などに用いるのに好適である。また、車両以外の航空機や船舶など、ガス容器を動力源として用いる輸送機関にも、本発明のガス容器1を好適に適用することができる。
【符号の説明】
【0042】
1:ガス容器、10:バルブアッセンブリ、41:充填通路、42:放出通路、43:リリーフ通路、44:バイパス流路、74:バイパス弁、80:圧力センサ、82:センサ本体、84:導圧路、90:手動操作部、92:弁座、94:弁体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス容器の内部と外部とを連通する通路としてガス充填通路及びガス放出通路を有し、当該ガス充填通路と当該ガス放出通路との間を接続するバイパス流路を有する、ガス容器用バルブアッセンブリにおいて、
前記バイパス流路を開閉するバイパス弁に、前記ガス容器内の情報を取得するセンサを一体に設けた、バルブアッセンブリ。
【請求項2】
前記センサは、圧力センサである、請求項1に記載のバルブアッセンブリ。
【請求項3】
前記圧力センサは、前記ガス容器内のガスが前記ガス充填通路から導かれることで、前記ガス容器内の圧力を検出する、請求項2に記載のバルブアッセンブリ。
【請求項4】
前記ガス充填通路は、前記ガス容器と前記圧力センサとをつなぐ部分が常に連通状態である、請求項3に記載のバルブアッセンブリ。
【請求項5】
前記圧力センサは、センサ本体と、当該センサ本体と前記ガス充填通路とを連通する導圧路と、を有し、
前記バイパス弁は、弁座と、当該弁座に離接することで前記バイパス流路を開閉する弁体と、を有し、
前記弁体には、前記導圧路が形成されている、請求項3又は4に記載のバルブアッセンブリ。
【請求項6】
前記バイパス弁は、前記弁体を前記弁座に対して移動させる手動操作部を有する手動弁であり、
前記手動操作部には、前記センサ本体が設けられている、請求項5に記載のバルブアッセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−156443(P2010−156443A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−187(P2009−187)
【出願日】平成21年1月5日(2009.1.5)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】