説明

ケーブルコネクタシステム

【課題】 コネクタシステム(110)用のレセプタクル(112を提供すること。
【解決手段】 コネクタシステム(110)用のレセプタクル(112)は、一対の向かい合う圧縮プレート(178、178)と、少なくとも1つの回転自在部材(170)とを有し、この回転自在部材(170)が回転するときに、圧縮プレート(178)の各々を近づけるように移動させるように構成されている。圧縮プレート(178)は、それらの間に挿入されたプラグ(116)の一部分との接触係合をもたらす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にコネクタに関し、より詳細には、医療撮像システムの構成要素を相互接続するケーブルを接続するためのコネクタなど、ケーブルを接続するためのコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
ケーブル、特に高信号数(例えば、多数の信号ピン)用のコンタクトを有するケーブルを相互接続するとき、適切な位置合わせおよび接触を有することが重要である。コンタクトの数が増加するにつれて、特に、ケーブルを接続するコネクタのサイズが増大せず、それにより同じ面積内により多くの接続を有する場合には、正確な位置合わせの必要性が高まる。ケーブルの位置合わせ不良は、コンタクトまたは信号ピンに対する損壊をもたらすことがあり、これは、相互接続されたケーブルの間の一時的または永久的な伝送問題をもたらすことがある。また、ケーブルをコネクタと相互接続するのに必要な力が大きくなるにつれて、ケーブルコンタクトまたは信号ピンが位置合わせ不良となった場合にコンタクトまたは信号ピンに損傷が生じる可能性が高まる。また、コンタクトまたは信号ピンの数が増加し、コネクタサイズが減少するにつれて、ケーブルをこれらのコネクタと相互接続するのに必要とされる力の量が増加する。また、これらのケーブル(例えば、高信号数ケーブル)を既知のコネクタと相互接続するために必要とされる高い力は、コンタクトまたは信号ピンを全て対合させるために十分な力が加えられないときには、不適切な接続の可能性を高める。
【0003】
幾つかの臨床超音波用途において、超音波システムは、簡単にはアクセスできず、ユーザがプローブをシステムに接続するのを難しくする。時としてアンビリカルケーブルと呼ばれる別のケーブルを提供することが知られており、このケーブルは、一端で超音波システムに接続され、他端でプローブへの接続を可能にする。アンビリカルケーブルのプローブコネクタ端部とプローブのシステムコネクタ端部とが、相互接続されるときに適切に位置を合わせることが重要である。位置合わせ不良は、接続の損壊をもたらし、また、システムが適切に動作できなくなる可能性がある。また、位置合わせは、高信号数を提供するケーブルが使用されるとき、より一層重要である。さらに、既知のコネクタは、ユーザによるコネクタの誤用および損傷を防止するのに適切な阻止機構を提供しない。さらに、迅速な相互接続が、撮像走査の間のセットアップ時間を短縮するのに重要であり、それにより、例えば患者が撮像されるスループットを高める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第6,440,076B1号公報
【特許文献2】米国特許第5,913,688号公報
【特許文献3】米国特許第5,846,097号公報
【特許文献4】米国特許第5,617,866号公報
【特許文献5】米国特許第5,368,496号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態によれば、プラグを有するコネクタシステム用のレセプタクルが提供される。レセプタクルは、一対の向かい合う圧縮プレートと、回転自在部材が回転するときに向かい合う圧縮プレートを移動させるように構成された少なくとも1つの回転自在部材とを含む。圧縮プレートは、それらの間に挿入されたプラグの一部分との接触をもたらす。
【0006】
本発明の別の実施形態によれば、接続部材を有するプラグ部分と、プラグ部分に係合するように構成されたレセプタクル部分とを含むコネクタシステムが提供される。レセプタクル部分は、プラグ部分の接続部材に係合するように可動な回転作動式コンタクトプレートを含む。
【0007】
本発明のさらに別の実施形態によれば、接続されたアンビリカルケーブルを有する制御部分を含む超音波システムが提供される。アンビリカルケーブルは、高信号数通信を提供するレセプタクルを含む。レセプタクルは、回転作動機構を含む。さらに、超音波システムは、接続されたプローブケーブルを有する超音波プローブを含む。プローブケーブルはプラグを含み、レセプタクルおよびプラグを介するプローブケーブルとのアンビリカルケーブルの相互接続が、レセプタクルの回転作動機構によって作動される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態に従って形成された超音波システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に従って形成された図1の超音波処理装置モジュールのブロック図である。
【図3】本発明の様々な実施形態に従って形成されたコネクタシステムの斜視図である。
【図4】本発明の様々な実施形態によるコネクタシステムの一部を形成することがあるプラグ部分を有する超音波プローブの斜視図である。
【図5】本発明の様々な実施形態に従って形成されたコネクタシステムのプラグ部分の斜視図である。
【図6】本発明の様々な実施形態によるコネクタシステムを形成するプラグ部分とレセプタクル部分との斜視図である。
【図7】本発明の様々な実施形態に従って形成されたコネクタシステムのレセプタクル部分の斜視図である。
【図8】本発明の様々な実施形態によるコネクタシステムを形成するプラグ部分とレセプタクル部分との、ハウジングを有さない斜視図である。
【図9】向かい合う圧縮プレートを有する本発明の様々な実施形態に従って形成された係合リングの斜視図である。
【図10】圧縮プレートを閉鎖位置で示す図9の係合リングの側面図である。
【図11】圧縮プレートを開放位置で示す図9の係合リングの側面図である。
【図12】インターポーザに結合された本発明の様々な実施形態に従って形成された圧縮プレートの斜視図である。
【図13】インターポーザに結合された本発明の様々な実施形態に従って形成された圧縮プレートの側面図である。
【図14】本発明の様々な実施形態に従って形成された制御リングの斜視図である。
【図15】ハウジングの一部が取り除かれた、本発明の様々な実施形態に従って形成されたレセプタクル部分の斜視図である。
【図16】ハウジングが取り除かれた、本発明の様々な実施形態に従って形成されたレセプタクル部分の断面図である。
【図17】ハウジングが取り除かれた、本発明の様々な実施形態に従って形成されたレセプタクル部分の一部の斜視図である。
【図18】ハウジングが取り除かれた、レセプタクル部分の1つの回転位置を例示する、本発明の様々な実施形態に従って形成されたレセプタクル部分の一部の斜視図である。
【図19】ハウジングが取り除かれた、レセプタクル部分の別の回転位置を例示する、本発明の様々な実施形態に従って形成されたレセプタクル部分の一部の斜視図である。
【図20】ハウジングが取り除かれた、レセプタクル部分の別の回転位置を例示する、本発明の様々な実施形態に従って形成されたレセプタクル部分の一部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
前述の概要、ならびに本発明の幾つかの実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面に関連付けて読めば、より良く理解されよう。図面が様々なハードウェア構成要素または機能ブロックの略図を示す限り、構成要素またはブロックは、ハードウェアまたは様々な操作間の区分を必ずしも示していない。したがって、例えば、構成要素またはブロックの1つまたは複数が、単一部片のハードウェアに実装される(例えば、単一部片のハードウェアに組み合わされる)ことがあり、または異なる構成要素に分離されることもある。様々な実施形態が、図面に示される構成および手段に限定されないことを理解すべきである。
【0010】
本明細書で使用される際、単数形で挙げられ、語「1つの」で始められる要素またはステップは、除外が明示されない限り、複数の前記要素またはステップを除外しないものと理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、挙げられた特徴を同様に組み込む追加の実施形態の存在を除外するものと解釈されることは意図されていない。さらに、別段の明示がない限り、特定の性質を有する1つの要素または複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その性質を有さない追加のそのような要素を含むこともある。
【0011】
様々な実施形態を超音波システムに関連して説明することがあるが、様々な実施形態が、超音波撮像または撮像システムに限定されないことに留意すべきである。特に、様々な実施形態が、例えば磁気共鳴映像法(MRI)およびコンピュータ断層撮影法(CT)での撮像を含めた様々なタイプの医療撮像と関連して、または組み合わせて実装されることがある。さらに、様々な実施形態が、他の非医療撮像システム、例えば空港スクリーニングシステムなどの非破壊検査システムで実装されることがある。さらに、様々な実施形態が、2つのケーブルの相互接続が望まれるまたは必要とされる、例えば複数の信号インターフェースが相互接続される任意のシステムで実装されることがある。一般に、様々な実施形態が、ケーブル、ライン、ワイヤなどの相互接続が必要とされるまたは望まれる任意のシステムで使用されることがある。
【0012】
本発明の様々な実施形態が、例えば超音波用途におけるものなど、2つの高信号数ケーブルを相互接続するために使用されることがあるコネクタシステムを提供する。コネクタシステムは、2つのケーブルの位置合わせと確実な接続との両方を提供する。例えば、コネクタシステムは、超音波プローブを超音波システムに接続するために使用されることがある。図1は、以下でより詳細に説明するコネクタシステムの様々な実施形態が使用されることがある例示の超音波システム20のブロック図である。超音波システム20は、身体または体積内にパルス超音波信号を放出するために、1つまたは複数の変換器26の内部にある素子(例えば、圧電結晶)24のアレイをドライブする送信機22を含む。変換器26内の素子24のアレイに関して、多様な異なる幾何形状および構成が使用されることがあり、変換器26は、例えば、以下でより詳細に説明する様々なコネクタを有する様々なタイプの超音波プローブの一部として提供されることがあることに留意すべきである。
【0013】
放出された超音波信号は、体内の構造、例えば、血球、筋組織、静脈、または体内の物体(例えば、カテーテルまたは針)から後方散乱されてエコーを生成し、エコーが素子24のアレイに戻る。エコーは、受信機28によって受信される。受信されたエコーは、ビーム形成器30に提供され、ビーム形成器30は、ビーム形成を行い、RF信号を出力する。次いで、このRF信号がRF処理装置32に提供され、RF処理装置32がRF信号を処理する。別法として、RF処理装置32は、エコー信号を表すIQデータ対を生成するために、RF信号を復調する複素復調器(図示せず)を含むことがある。次いで、RFまたはIQ信号データは、メモリ34に直接提供されて格納(例えば一時格納)されることがある。
【0014】
また、超音波システム20は、獲得された超音波情報(例えば、RF信号データまたはIQデータ対)を処理するために処理装置モジュール36を含み、この超音波情報は、コネクタ44を使用して送信機22および受信機に接続された超音波プローブから獲得されることがある。処理装置モジュール36は、ディスプレイ38への表示用の超音波情報のフレームを準備する。処理装置モジュール36は、獲得された超音波情報に対して、複数の選択可能な超音波モダリティに従って1つまたは複数の処理操作を行うように適合される。獲得された超音波情報は、エコー信号が受信されるときに走査セッション中にリアルタイムで処理されることがある。追加として、または別法として、超音波情報は、走査セッション中にメモリ34に一時的に格納され、ライブまたはオフライン操作で非リアルタイムで処理されることがある。即時に表示されるようにはスケジュールされていない、獲得された超音波情報の処理済みのフレームを格納するために、画像メモリ40が含まれる。画像メモリ40は、任意の既知のデータ格納媒体、例えば永久格納媒体やリムーバブル格納媒体などを備えることがある。
【0015】
処理装置モジュール36は、ユーザインターフェース42に接続され、ユーザインターフェース42は、処理装置モジュール36の動作を制御し、操作者からの入力を受信するように構成される。ディスプレイ38は、閲覧、診断、および分析のために、診断用超音波画像を含めた患者情報をユーザに提示する1つまたは複数のモニタを含む。ディスプレイ38は、例えば、メモリ34または40に格納された、または現時点で獲得されている3Dまたは4D超音波データセットを自動的に表示することがある。メモリ34およびメモリ40の一方または両方が、超音波データの3Dデータセットを格納することがあり、そのような3Dデータセットは、2Dおよび3D画像を表すためにアクセスされる。例えば、3D超音波データセットは、対応するメモリ34または40、ならびに1つまたは複数の基準面にマッピングされることがある。データセットを含めたデータの処理は、一部は、ユーザ入力、例えばユーザインターフェース42で受信されるユーザ選択に基づく。
【0016】
動作時、システム20は、様々な技法(例えば、3D走査、リアルタイム3D撮像、体積走査、位置決めセンサを有する変換器を用いた2D走査、ボクセル相関技法を使用するフリーハンド走査、2Dまたはマトリックスアレイ変換器を使用する走査など)によってデータ、例えば体積データセットを獲得する。例えば直線状または弧状の経路に沿って変換器26を移動させ、それと共に対象領域(ROI)を走査することによって、データが獲得されることがある。各直線状または弧状の位置で、変換器26が走査平面を得て、それらがメモリ34に格納される。また、変換器26は、体積超音波画像を獲得するために、超音波プローブ内部で機械的に可動であってもよい。
【0017】
図2は、図1の超音波処理装置モジュール36の例示ブロック図である。超音波処理装置モジュール36は、サブモジュールの集合として概念的に例示されるが、専用ハードウェアボード、DSP、処理装置などの任意の組合せを利用して実装されうる。別法として、図2のサブモジュールは、単一の処理装置または複数の処理装置を有する既製のPCを利用して実装されることがあり、機能的な動作が処理装置間で分散される。さらなる選択肢として、図2のサブモジュールは、幾つかのモジュール機能が専用ハードウェアを利用して行われ、残りのモジュール機能が既製のPCなどを利用して行われるハイブリッド構成を利用して実装されることもある。また、サブモジュールは、処理ユニット内部のソフトウェアモジュールとして実装されることもある。
【0018】
図2に示されるサブモジュールの動作は、局所超音波制御装置50によって、または処理装置モジュール36によって制御されることがある。サブモジュール52〜62は、中間処理装置動作を行う。超音波処理装置モジュール36は、幾つかの形態のうちの1つで超音波データ70を受信することがある。図2の実施形態では、受信された超音波データ70は、各データサンプルと関連付けられた実数成分および虚数成分を表すIQデータ対を構成する。IQデータ対は、1つまたは複数のサブモジュール、例えばカラーフローサブモジュール52と、パワードプラサブモジュール54と、Bモードサブモジュール56と、スペクトルドプラサブモジュール58と、Mモードサブモジュール60とに提供される。とりわけ組織ドプラ(TDE)サブモジュール62など、他のサブモジュールが含まれることもある。
【0019】
各サブモジュール52〜62は、とりわけカラーフローデータ72と、パワードプラデータ74と、Bモードデータ76と、スペクトルドプラデータ78と、Mモードデータ80と、組織ドプラデータ82とを生成するために、対応する様式でIQデータ対を処理するように構成され、それらのデータ全てが、後続の処理の前に一時的にメモリ90(または、図1に示されるメモリ34または画像メモリ40)に格納されることがある。データ72〜82は、例えば、ベクトルデータ値のセットとして格納されることがあり、各セットが、個々の超音波画像フレームを定義する。ベクトルデータ値は、一般に、極座標系に基づいて編成される。
【0020】
スキャンコンバータサブモジュール92が、メモリ90にアクセスして、メモリ90から、画像フレームに関連付けられたベクトルデータ値を得て、ベクトルデータ値のセットをデカルト座標に変換し、表示用にフォーマットされた超音波画像フレーム93を生成する。スキャンコンバータサブモジュール92によって生成された超音波画像フレーム93は、後続の処理のためにメモリ90に戻されることがあり、あるいはメモリ34または画像メモリ40に提供されることがある。
【0021】
データに関連付けられた超音波画像フレーム93をスキャンコンバータサブモジュール92が生成した後、画像フレームは、メモリ90に再び格納されることがあり、またはバス96を介して、データベース(図示せず)、メモリ34、画像メモリ40、および/または他の処理装置(図示せず)に通信されることもある。
【0022】
一例として、ディスプレイ38(図1に示される)で様々な超音波画像をリアルタイムで閲覧することが望まれることがある。これを行うために、スキャンコンバータサブモジュール92は、現時点で獲得されている画像の、メモリ90に格納されたそれらの画像に関するデータセットを得る。必要な場合にはベクトルデータが補間され、ビデオ表示用のX,Yフォーマットに変換されて、超音波画像フレームを生成する。走査変換された超音波画像フレームは、ディスプレイ制御装置(図示せず)に提供され、ディスプレイ制御装置は、ビデオ表示のためにグレースケールマッピングにビデオをマッピングするビデオ処理装置を含むことがある。グレースケールマップは、表示されるグレーレベルへの未処理の画像データの伝達関数を表すことがある。ビデオデータがグレースケール値にマッピングされると、ディスプレイ制御装置は、1つまたは複数のディスプレイモニタまたはディスプレイ窓を含むことがあるディスプレイ38を制御して、画像フレームを表示する。ディスプレイ38に表示される画像は、データの画像フレームから生成され、各データがディスプレイでの当該の画素の強度または輝度を示す。
【0023】
再び図2を参照すると、2Dビデオ処理装置サブモジュール94が、様々なタイプの超音波情報から生成されたフレームの1つまたは複数を組み合わせるために使用されることがある。例えば、2Dビデオ処理装置サブモジュール94は、ビデオ表示のために、一方のタイプのデータをグレーマップにマッピングし、他方のタイプのデータをカラーマップにマッピングすることによって、異なる画像フレームを組み合わせることがある。最終的に表示される画像では、カラー画素データがグレースケール画素データに重畳されて、単一のマルチモード画像フレーム98を生成し、このフレーム98は、メモリ90に再び格納される、またはバス96を介して通信される。連続する画像フレームは、メモリ90またはメモリ40(図1に示される)にシネループ(4D画像)として格納されることがある。シネループは、ユーザにリアルタイムで表示される画像データを取り込むためのファーストインファーストアウト循環画像バッファを表す。ユーザは、ユーザインターフェース42で静止コマンドを入力することによってシネループを静止させることができる。ユーザインターフェース42は、例えば、超音波システム20(図1に示される)に情報を入力することに関連付けられるキーボードおよびマウス、ならびに全ての他の入力制御機構を含むことがある。
【0024】
また、3D処理装置サブモジュール100が、ユーザインターフェース42によって制御され、メモリ90にアクセスして、超音波画像フレームの空間的に連続するグループを得て、例えば知られている体積レンダリングまたは表面レンダリングアルゴリズムによって、画像フレームの3次元画像表現を生成する。3次元画像は、レイキャスティングや最大強度画素投影など、様々な撮像技法を利用して生成されることがある。
【0025】
本発明の様々な実施形態が、図3に示されるコネクタシステム110を提供する。コネクタシステム110は、1つのケーブルと組み合わせて提供される(例えば、ケーブルの一部である、またはケーブルの端部にある)レセプタクル部分112を含む。例えば、レセプタクル部分112は、例えば超音波システム20(図1に示される)に接続する延長またはアンビリカルケーブル114の端部に提供されることがある。レセプタクル部分は、本明細書でより詳細に説明する回転機構によって作動されるばね式の係合部分を有する。また、コネクタシステム110は、プラグ部分116を含み、プラグ部分116は、レセプタクル部分112と組み合わせて提供されるケーブルと相互接続される別のケーブルと組み合わせて提供される(例えば、ケーブルの一部である、またはケーブルの端部にある)。例えば、プラグ部分116は、超音波プローブ、例えば図4に示される超音波プローブ120の一部を形成するプローブケーブル118の端部に提供されることがある。コネクタシステム110は、レセプタクル部分112とプラグ部分116との対合接続を提供して、例えば、超音波プローブ120を超音波システム20に結合させる。超音波プローブ120は、超音波情報を獲得するための任意のタイプまたは種類の超音波プローブであってよいことに留意すべきである。超音波プローブ120は、超音波プローブ120の操作(例えば、オン/オフ操作やモード選択など)を制御するための1つまたは複数の制御機構122(例えば、ボタンやノブなど)を含むことがある。
【0026】
コネクタシステム110の様々な実施形態が、ケーブルと組み合わせて提供されることに限定されないことに留意すべきである。例えば、コネクタシステム110またはその一部分が、カテーテルまたはプローブの一部として提供されることがある。一例として、コネクタシステム110、特にレセプタクル部分112が、携帯システム用のシステムハウジングなどのハウジングの一部、または電子回路ボックス、例えばシステムから遠く個人または患者に近い絶縁または前置増幅器モジュール用のハウジングの一部として提供されることがある。
【0027】
図5に示される一実施形態では、プラグ部分116は、プラグ部分116の一部に沿って概して円筒形のシュラウド130を含み、シュラウド130は、内部にキャビティ132を画定する。しかし、プラグ部分116は、レセプタクル部分112との対合接続を提供するために、レセプタクル部分112のサイズおよび形状に基づいて様々にサイズ設定および形状設定することができることに留意すべきである。キャビティ132の内部にベース部分134があり、そこから接続部材136が延出する。接続部材136は、プリント回路基板(PCB)などのコンタクト基板137を含むことがあり、コンタクト基板137は、リジッドPCBであってよく、超音波プローブ120への信号および超音波プローブ120からの信号を通信するように構成されたアクティブ領域を画定する。また、コンタクト基板137は、ベース部分134を通り越して延出して、知られているように超音波プローブ120内部の電子回路とのコンタクト基板137の接続を可能にする。コンタクト基板137は、リジッドPCB、剛性補強部材の周りに巻かれた、または剛性補強部材に取り付けられたフレキシブルPCB、あるいは別の電気構成要素に電気的に結合させることができる任意のタイプの接続部材であってよいことに留意すべきである。
【0028】
少なくとも1つの実施形態では、接続部材136は、シュラウド130を越えて、キャビティ132の外部に延出する。また、接続部材136は、レセプタクル部分112に係合するために一方向での摺動運動を可能にするように構成されたフレーム138を含む。例えば、フレーム138は、x方向での摺動運動を可能にし、y方向およびz方向それぞれでの運動を防止するガイド140を含むことがある。また、フレーム138は、フレーム138に形成された少なくとも1つの係止スロット142を含む。図示される実施形態では、係止スロット142は、フレーム138の各長手方向側部に提供される。フレーム138は、一般に、ベース部分134から延出するコンタクト基板137の周縁に沿って、かつコンタクト基板137の縁部に沿って形成される。
【0029】
図6に示されるように、接続部材136を有するプラグ部分116は、レセプタクル部分112に係合するように構成される。特に、接続部材136は、レセプタクル部分112内に、具体的には、カバー152によって覆われた開口150内に延出するように構成される。例えば、カバー152は、ばね式のドアであってよく、それにより、接続部材136によってカバー152に加えられる圧力が、カバー152を内側に押し込み、接続部材136がカバー152を通ってレセプタクル部分112のハウジング154内まで進入できるようにする。さらに、図7に示されるように、開口150およびカバー152は、1つの向きのみでの接続部材136の挿入を可能にするように非対称に形状設定される。例えば、開口150およびカバー152は、一端が他端よりもわずかに大きく(または広く)、1つの向きのみでの接続部材136の挿入を可能にするように形状設定される。したがって、非対称形状は、例えば所望の接続構成から180度の向きで接続部材136が開口150内に挿入されるのを防止する。特定のプラグ部分116のみを特定のレセプタクル部分112内に挿入することができるように、例えば異なるコネクタまたは超音波プローブ用に、異なる形状およびサイズの開口150および/またはカバー152が提供されることがある。
【0030】
接続部材136は、以下でより詳細に説明する回転カムによって作動されるばね式コンタクトピンに係合するように構成される。特に、レセプタクル部分112のハウジング154とプラグ部分116のシュラウド130とが取り外された図8に示されるように、レセプタクル部分112は、2つの異なるリングを有する係合および係止機構160を内部に含む。具体的には、係合および係止機構160は、制御リング162と係合リング164とを含む。一実施形態における制御リング162と係合リング164とは、レセプタクル部分112のハウジング154(図7に示される)が回転される(例えば、ユーザによってねじられる)ときに一緒に回転するように構成された物理的に別個のリングである。
【0031】
係合および係止機構160は、長さの少なくとも一部分に沿って内部に延在するキャビティ166を有する概して円筒形の本体165を含む。チャネル168が、円筒形本体165内部の長さの少なくとも一部分に沿って延在し、一実施形態では、内部に挿入されたときに接続部材136のフレーム138のガイド140が摺動係合するためのトラックとして構成される。
【0032】
図9に示されるように、係合リング164は、カム170を含み、カム170は、矢印Rによって示されるように回転されるように構成される。カム170の内面172は、向かい合う可動部材176に接続された一対のローラ174(例えば、転がり車輪)に係合する。可動部材176は、向かい合う圧縮プレート178として例示される一対の圧縮プレート178を圧縮するように接続されて構成される。ガイドピン180が可動部材176それぞれを通って延出し、例えば、移動中に可動部材176の位置および向きを保つために可動部材176の各隅に1つのガイドピン180がある。可動部材176の間に、ガイドピン180それぞれに沿って、ばね181または他の圧縮可能またはバイアス部材が提供され、それにより、圧縮プレート178は、矢印Cによって示されるように可動である。
【0033】
カム170の内面172は、例えばローラ174の回転を制限するために、或る点への一対のローラ174の移動を可能にするように形状設定される。一実施形態では、内面172のプロファイルまたは厚さが、カム170の回転の方向で増加し、これは、圧縮プレート178の圧縮をもたらす。内面172のプロファイルまたは厚さの変化は、内面172の各半分に沿って対称であり、それにより、一対のローラ174の移動は、各半分に沿った内面172の最小厚さの部分で、それに隣接する内面172の他方の半分の最大厚さの部分によって停止され、最大厚さの部分が、本質的にストップ182を画定し、一対のローラ174のさらなる回転、および圧縮プレート178のさらなる開きを防止する。ストップ182が、カム170の時計回りの回転、および圧縮プレート178の開きを本質的に制限する。
【0034】
動作時、図10および11に示されるように、カム170の回転が、可動部材176の移動をもたらし、それにより圧縮プレート178の移動をもたらす。特に、図10に示されるとき、圧縮プレート178は、圧縮または閉鎖状態または位置で示され、図11では、圧縮プレートは、非圧縮または開放状態または位置で示される。ばね181の力が、圧縮状態から非圧縮状態への移動を容易にする。ガイドピン180は、圧縮プレート178の向きおよび位置決めが維持されるように可動部材176の移動を案内するように作用する。また、カム170の対称構成が、圧縮プレート178の対称移動を提供する。カム170の内面172によって画定される移動トラックは、例えばアルミニウムまたは他の適切な材料からなるカム170を形成することによって膨張および収縮を可能にされることがあることに留意すべきである。例えば、カム170は、その変形を可能にするように、例えば弾性的に形成されることがある。また、回転制限要素177が提供されることがあり、回転制限要素177は、カム170の反時計回りの回転を制限する。例えば、回転制限要素177は、カム170の側面にある突起であってよい。
【0035】
他の圧縮部材またはバイアス要素が、カム170と関連して提供されることがあり、ばね181の代わりとなることに留意すべきである。例えば、弾性クランプまたは引張コイルが、可動部材176にバイアスを提供するために使用されることがある。さらに、図12および13に示されるように、プリント回路板(PCB)190が、圧縮プレート178それぞれに結合されることがある。さらに、インターフェース192またはコンタクトプレート、例えばインターポーザプレートが、PCB190それぞれに接続されることがあり、コンタクトピン194を含み、コンタクトピン194が、レセプタクル部分112の内部に挿入されるときにプラグ部分116の接続部材136との電気接続を提供する。例えば、100個よりも多いコンタクトピン194が、約15ミリメートル×約25ミリメートルの面積に提供されることがあり、2つの高信号数ケーブル間の接続を提供する。積層構成および結合は、任意の既知のプロセスを使用して提供されることがある。インターフェース192は、例えば、コンタクトピン194を有するインターポーザを含むことがあり、コンタクトピン194は、ばね式ではなく、任意のタイプのピン、異方性導電フィルム(ACF)、または他の電気接続構造を含むことに留意すべきである。
【0036】
また、図14に示されるように、係合および係止機構160は、制御リング162を含む。一実施形態での制御リング162は、回転カム163であり、制御リング162の側面202の向かい合う側の一部分に沿って溝200を含む。溝200は、厚さが変化するように構成されて、斜面204を画定する。したがって、溝200の厚さの変化が、斜面204を形成する傾斜または下降領域を画定する。切欠206が、斜面204の端部に、例えば斜面204の下端部またはより薄い端部に提供される。以下でより詳細に説明するように、斜面204は、プラグ部分116内部にある接続部分136のフレーム138の係止スロット142に係合するように構成される。接続部材136と係合されたときの制御リング162の回転により、接続部材136のフレーム138が、斜面204の変化する傾斜によってレセプタクル部分112内に引き入れられ、これは以下でより詳細に説明する。切欠206は、圧縮プレート178(図9〜11に示される)が非圧縮または開放状態にあるときにのみ接続部材136の挿入を可能にするように構成される。また、切欠206は、接続部材136を挿入するときに尚早な接触閉鎖を防止する。
【0037】
図15に示されるように、制御リング162の外面に係合部分210が提供されることがあり、レセプタクル部分112のハウジング154の内部に係合し、それにより、ハウジング154が回転されるときに制御リング162が回転する。係合リング164の外面に同様の係合部分212が提供されることがあり(やはり図15に示される)、レセプタクル部分112のハウジング154の内部に係合する。したがって、ハウジング154が回転されるまたはねじられるときに制御リング162と係合リング164とのそれぞれの回転の量が同じであるように同期された制御リング162と係合リング164との運動(例えば、回転)によって、制御リング162と係合リング164とがハウジング154内部で位置合わせされることがある。また、キャビティ216がハウジング154内部に提供され、追加のケーブル(例えば、ケーブルループ)を提供するためのケーブルサービスループ領域を画定することに留意すべきである。したがって、ケーブル114(図3に示される)に張力が加えられる場合、ケーブルループからの追加のケーブルが、ケーブル114を延長させ、それにより、ケーブルは、ハウジング154内部の接続、例えばPCB(図示せず)への接続から切断されない。また、ハウジング154内部の構成要素を通してケーブル114での張力を逃がすために、図16に示されるケーブル応力除去部材220が提供されることがあり、レセプタクル部分112内部の構成要素に対する損壊を防止する、または損壊の可能性を低減する。
【0038】
したがって、動作時、図17に示されるように、(ハウジング154と共に回転する)制御リング162の切欠206が、制御リング162のただ1つの回転角度でフレーム138と位置を合わせ、これは、可動部材176が非圧縮または開放状態にあるときである。制御リング162がこの開放位置まで回転されない場合、切欠206がフレーム138と位置合わせされず、これは、接続部材136がレセプタクル部分112内部に挿入されるのを防止する。プラグ部分116が、環状補強部材230および垂直補強部材232を含むことがあることに留意すべきである。
【0039】
接続部材136がレセプタクル部分112内部に挿入されると、図18〜20に示されるようにハウジング154が回転される。見て分かるように、制御リング162の斜面204が、コンタクト基板137を有する接続部材136をレセプタクル部分112内に引き入れ、可動部材176の間にコンタクト基板を位置合わせする。斜面204は、フレーム138に形成された係止スロット142に係合する。フレーム138のレール140がチャネル168内部で摺動するとき、チャネル168は、x方向で並進するように接続部材136の運動を制限する。さらに、図19に示されるように制御リング162と係合リング164とが回転されるとき、係止スロット142によって円形トラック内で案内される制御リング162が、レセプタクル部分112内部でのx方向での接続部材136の運動をもたらす。制御リング162の切欠206が、係止スロット142から外れて回転していることに留意すべきである。同時に、係合リング164の回転によって、可動部材176が圧縮される。
【0040】
図20に示されるように制御リング162と係合リング164とがさらに回転されるとき、(図12および13に示される)インターフェース192のコンタクトピン194がコンタクト基板137の相補部分に係合する前に、可動部材176の間での接続部材136とコンタクト基板137との位置決めが完了されていることに留意すべきである。したがって、例えば圧縮プレート178それぞれにあるインターポーザプレートを使用して、電気接触がコンタクト基板の両側に形成されうる。
【0041】
したがって、様々な実施形態が、回転可能なカムを使用して可動である2つのコンタクトプレートを提供する。回転可能なカムは、コンタクトプレートが互いに向けて移動されるようにコンタクトプレートを作動させる。制御リングを使用して、接続部材がコンタクトプレート間に位置合わせされる。例えば、リジッドPCBがコンタクトプレート間のギャップ内に挿入されることがあり、コンタクトプレート(電気ピンを有する)が圧縮されてリジッドPCBに係合するときに、それらによって電気接続が設けられる。
【0042】
本明細書で説明するコネクタシステムの様々な実施形態の少なくとも1つの技術的な効果は、例えば高信号数を有する超音波プローブのプラグコネクタで両面接触を提供することを含む。2つの回転リングを使用して位置合わせおよび電気接続が達成され、高密度であり小型のコネクタの接続を可能にする。回転リングは、カムとして構成されることがあり、多数のばね式インターポーザピンによってもたらされる高い接触力をユーザがより簡単に克服できるようにする。また、阻止機能が、プラグの逆向きの挿入など、不適切な接続を防止する。
【0043】
様々な実施形態が、異なるタイプおよび種類の超音波システム、例えば、3D対応小型超音波撮像システム、携帯またはポケットサイズ超音波撮像システム、コンソールベース超音波撮像システムなどに関連して実装されることがあることに留意すべきである。一般に、様々な実施形態が、例えば2つの高信号数ケーブルの電気接続が望まれるまたは必要とされる任意のシステムで実装されることがある。
【0044】
上の説明は、限定ではなく、例示として意図されていることを理解されたい。例えば、上述の実施形態(および/またはその態様)が、互いに組み合わせて使用されることがある。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本発明の教示に適合させるように、多くの修正が施されることがある。本明細書で述べた材料の寸法およびタイプは、本発明のパラメータを定義するものとして意図されているが、それらは、決して限定ではなく、例示の実施形態である。上の説明を検討すれば、当業者には多くの他の実施形態が明らかであろう。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲、ならびにそのような特許請求の範囲が権利付与される等価箇所の全範囲を参照して決定されるべきである。添付の特許請求の範囲では、用語「含む」および「であって」は、それぞれ用語「備える」および「において」の平易な等価表現として使用される。さらに、以下の特許請求の範囲では、用語「第1」、「第2」、および「第3」などは、標識としてのみ使用され、それらの対象に数値的な要件を課すことは意図されていない。さらに、以下の特許請求の範囲の限定は、means−plus−function(機能手段)形式では記載されず、そのような特許請求の範囲の限定が、さらなる構造を欠いた機能の陳述と、語句「ための手段」とを明示的に使用しない限り、米国特許法(35U.S.C.)第112条第6パラグラフに基づいて解釈されるものとは意図されない。
【0045】
本発明の上記の説明は、最良の態様を含めて本発明を開示するために、また、任意のデバイスまたはシステムを形成して使用すること、および任意の組み込まれた方法を行うことを含めて当業者が本発明を実践できるようにするために、例を用いる。本発明の特許取得可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が想定できる他の例を含むこともある。そのような他の例は、それらが、特許請求の範囲の逐語的内容と異ならない構造要素を有する場合、または特許請求の範囲の逐語的内容からわずかしか異ならない同等の構造要素を含む場合には、特許請求の範囲の範囲内にあるものと意図される。
【符号の説明】
【0046】
20 超音波システム
22 送信機
24 素子
26 変換器
28 受信機
30 ビーム形成器
32 RF処理装置
34 メモリ
36 処理装置モジュール
38 ディスプレイ
40 画像メモリ
42 ユーザインターフェース
44 コネクタ
50 超音波制御装置
52 サブモジュール
54 ドプラサブモジュール
56 モードサブモジュール
58 ドプラサブモジュール
60 モードサブモジュール
62 モジュール
70 超音波データ
72 カラーフローデータ
74 ドプラデータ
76 モードデータ
78 ドプラデータ
80 Mモードデータ
82 組織ドプラデータ
90 メモリ
92 変換器サブモジュール
93 超音波画像フレーム
94 処理装置サブモジュール
96 バス
98 モード画像フレーム
100 処理装置サブモジュール
110 コネクタシステム
112 レセプタクル部分
114 ケーブル
116 プラグ部分
118 プローブケーブル
120 超音波プローブ
122 制御機構
130 シュラウド
132 キャビティ
134 ベース部分
136 接続部材
137 コンタクト基板
138 フレーム
140 ガイド
142 係止スロット
150 開口
152 カバー
154 ハウジング
160 係合および係止機構
162 制御リング
163 回転カム
164 係合リング
165 円筒形本体
166 キャビティ
168 チャネル
170 カム
172 内面
174 一対のローラ
176 可動部材
177 回転制限要素
178 圧縮プレート
180 ガイドピン
181 ばね
182 ストップ
190 基板(PCB)
192 インターフェース
194 コンタクトピン
200 溝
202 側面
204 斜面
206 切欠
210 係合部分
212 係合部分
216 キャビティ
220 ケーブル応力除去部材
230 環状補強部材
232 垂直補強部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラグ(116)を有するコネクタシステム(110)用のレセプタクル(112)であって、
前記プラグ(116)の一部分(136)が間に挿入可能なように構成された一対の向かい合う圧縮プレート(178、178)と、
前記向かい合う圧縮プレート(178,178)を移動させるための少なくとも1つの回転自在部材(170)であって、この回転自在部材の回転に応じて、前記一対の圧縮プレート(178,178)を移動させるように構成された少なくとも1つの回転自在部材(170)とを備え、
前記プラグ(116)の前記一部分(136)が前記圧縮プレートの間に挿入されている場合に、前記一対の圧縮プレート(178,178)の移動は、前記プラグ(116)の前記一部分(136)との接触をもたらすことを特徴とするレセプタクル(112)。
【請求項2】
さらに、前記一対の向かい合う圧縮プレート(178)をバイアスするために、少なくとも1つのバイアス部材(181)を備える請求項1記載のレセプタクル(112)。
【請求項3】
さらに、前記一対の向かい合う圧縮プレートの少なくとも1つに結合されたインターポーザ(192)を備える請求項1または2記載のレセプタクル(112)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの回転自在部材(170)は、回転方向に沿って、部材の厚さが変化する請求項1乃至3のいずれかに記載のレセプタクル(112)。
【請求項5】
前記少なくとも1つの回転自在部材(170)が、2つの物理的に別個のカム(170、163)を備え、前記2つのカムの一方(170)が、前記圧縮プレートを移動させるように構成され、他方のカム(163)が、前記圧縮プレート間に前記プラグ(116)の前記一部分(136)を位置合わせするように構成された請求項1乃至4のいずれかに記載のレセプタクル(112)。
【請求項6】
さらに、円筒形の本体(165)を有し、この本体が、長さ方向に沿って延在し、前記プラグ(116)の接続部分(136)に摺動係合するように構成されたチャネル(168)を有することを特徴とする請求項1記載のレセプタクル(112)。
【請求項7】
さらに、前記プラグ(116)の一部分を受け取るように構成されたばね式ドア(152)を備え、前記プラグ(116)の前記一部分は、このばね式ドア(152)によって覆われた開口の形状に補完する形状を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のレセプタクル(112)。
【請求項8】
さらに、ケーブルの余剰長さを内部に受け取るように構成されたケーブルサービスループ領域(216)を備える請求項1乃至7のいずれかに記載のレセプタクル(112)。
【請求項9】
さらに、斜面部分(204)を有する制御リング(162)を画定する回転自在部材(163)を備え、
前記制御リング(162)は、前記圧縮プレート(178)に向けて前記プラグを移動させるために前記プラグ(116)の前記一部分(136)のスロット(142)に係合するように構成された斜面部分(204)を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のレセプタクル(112)。
【請求項10】
さらに、前記回転自在部材(170)が回転するときに前記圧縮プレートを移動させるように前記圧縮プレート(178)に係合する一対のローラ(174)を備え、
前記圧縮プレート(178)の間に挿入された前記プラグ(116)の一部分(136)との接触が、前記プラグの前記一部分との両面接触を備える請求項1乃至9のいずれかに記載のレセプタクル(112)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2010−67605(P2010−67605A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−203187(P2009−203187)
【出願日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】