説明

ステアリングカバー

【課題】 遮音性に優れた単一部品からなるステアリングカバーを提供する。
【解決手段】 ステアリングカバー1は、ステアリングシャフト2を覆うインナーカバー8と、インナーカバー8の外周側を覆うアウターカバー9と、が一体成形されている。インナーカバー8は、第1筒状部10と、第1筒状部10の下端から延出してダッシュパネル3に密接する第1フランジ部11と、第1筒状部10の上端を閉塞する第1上部壁13と、を有している。アウターカバー9は、第1筒状部10よりも大径となり、第1筒状部10との間に間隙部19を構成する第2筒状部16と、第2筒状部16の下端から延出し、第1フランジ部11と重なり合う第2フランジ部17と、第2筒状部16の上端から延出し、第1筒状部10の上端に接続された可撓性を有する第2上部壁18と、を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車室とエンジンルームとを区画するダッシュパネルに形成された透孔と、この透孔を貫通するステアリングシャフトと、の間に介装され、車室とエンジンルームとの間のシールするシール装置が開示されている。
【0003】
この特許文献1におけるシール装置は、一端部に形成されたフランジが透孔の周縁部に密着固定され、他端部に形成された保持部がステアリングシャフトを回転自在に支持する転がり軸受が保持する可撓性材料からなる防塵ブーツと、一端が防塵ブーツのフランジと伴に透孔の周縁部に密着固定され、他端が防塵ブーツの他端に形成された保持部に係止され、防塵ブーツの外側に装着された相対的に薄肉の可撓性材料からなる副ブーツと、によって二重にシールされる構造となっている。防塵ブーツ及び副ブーツの一端部は、環状の押え板を介してボルト等の固定具により透孔の周縁部に密着固定されている。
【特許文献1】特開平8−198122号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来のステアリングカバーにおいては、防塵ブーツと副ブーツとが別部品となっているため、組み付け作業が煩雑となり製造コストが増加してしまうという問題がある。そして、防塵ブーツと副ブーツとを個別に製造することになるため、総じて全体の製造コストが高くなってしまう虞がある。
【0005】
また、防塵ブーツの他端部と副ブーツの他端部との合わせ部に隙間等が生じる可能性があり、場合によってはこの隙間から音洩れが生じ、遮音性が損なわれる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に記載の発明は、ステアリングシャフトと、ステアリングシャフトが貫通する車両のパネル部材と、の間をシールするステアリングカバーであって、ステアリングシャフトを覆うインナーカバーと、インナーカバーの外周側を覆うアウターカバーと、を備えたステアリングカバーにおいて、インナーカバーは、ステアリングシャフトを覆う略筒状の第1筒状部と、第1筒状部の下端から第1筒状部の外周側に向かって延出してパネル部材に密接する第1フランジ部と、第1筒状部の上端を閉塞すると共に、ステアリングシャフトに密着する第1上部壁と、を有し、アウターカバーは、第1筒状部よりも大径となり、第1筒状部との間に間隙部を構成する略筒状の第2筒状部と、第2筒状部の下端から第2筒状部の外周側に向かって延出し、第1フランジ部の上面と重なり合う第2フランジ部と、第2筒状部の上端から延出し、第1筒状部の上端に接続された可撓性を有する第2上部壁と、を有し、インナーカバーとアウターカバーとが型成形により一体成形されていることを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステアリングカバーにおいて、第1フランジ部と第2フランジ部とは切り離された状態で型成型されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のステアリングカバーにおいて、第1フランジ部と第2フランジ部とが重なり合う合わせ面が略階段状に形成されていることを特徴としている
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のステアリングカバーにおいて、第2上壁部は、蛇腹状に形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のステアリングカバーにおいて、第1フランジ部は、その下面がパネル部材に密接するものであって、第1フランジ部の下面には、パネル部材から突出する係合片に係合する係合溝が形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のステアリングカバーにおいて、第1フランジ部に重ね合わされた第2フランジ部は、パネル部材に固定されたブラケットによってパネル部材に押し付けられ、第1フランジ部と第2フランジ部とがパネル部材とブラケットとに挟持固定されていることを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載のステアリングカバーにおいて、比重1.4〜1.7の熱可塑性樹脂からなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ステアリングカバーがインナーカバーとアウターカバーとの間に間隙部を有する二重構造(中空構造)でありながら、インナーカバーとアウターカバーとを一体成形することができる。そのため、ステアリングカバーを単一部品として構成することができ、組み付け作業を容易になり、総じて製造コストを低減することができる。
【0013】
また、第2上壁部が可撓性を有するように形成されているので、第1フランジ部と第2フランジ部とが切り離された状態でステアリングカバーを型成形しても、組み付け時に、第2上壁部を弾性変形させることで、第1フランジ部と第2フランジ部とを重ね合わせることができ、実質的に、インナーカバーとアウターカバーとの間に隙間が生じることはなく、空隙部が密閉された状態で使用することができ、車室の静粛性を大幅に向上させることができる。
【0014】
そして、第1フランジ部と第2フランジ部との合わせ面を階段状に形成すれば、この合わせ面におけるシール性を向上させることができると共に、第1フランジ部に対する第2フランジ部の位置決めを容易に行うことができる。
【0015】
また、第2上壁部を蛇腹状に形成すれば、組み付け時における第2フランジ部の第1フランジ部側への移動量を十分確保することができる。
【0016】
そして、第1フランジ部の下面には、パネル部材から突出する係合片が係合する係合溝が形成されているので、ステアリングカバーのパネル部材に対する位置決めを容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1及び図2は第1実施形態におけるステアリングカバー1を示したものであり、図1はステアリングカバー1の要部断面図、図2はステアリングカバー1の斜視図である。
【0019】
ステアリングカバー1は、ステアリングシャフト2と、ステアリングシャフト2が貫通するパネル部材としてのダッシュパネル3と、の間をシールしている。
【0020】
ダッシュパネル3は、エンジンルーム4と車室5とを画成するものであり、ステアリングシャフト2が貫通する貫通孔6が形成されている。また、ダッシュパネル3は、この貫通孔6の外周縁部が全周に亙って車室側に折り返されており、これによりダッシュパネル3から車室5側に突出した環状の係合片7が形成されている。
【0021】
ステアリングカバー1は、ステアリングシャフト2を覆うインナーカバー8と、インナーカバー8の外周側を覆うアウターカバー9と、から大略構成され、インナーカバー8及びアウターカバー9からなる2重構造によりエンジンルーム4から車室5へ騒音が伝播するのを防止している。
【0022】
ステアリングカバー1は、比重1.5〜1.7の高比重で軟質の熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性エラストマー等の材料からなっている。具体的には、例えば、PP(ポロプロピレン)に硫酸バリウムを添加したものや、EPDM(エチレンプロピレンゴム)に炭酸カルシウムを添加した材料を用い、型成形によりステアリングカバー1は一体成形されている。
【0023】
インナーカバー8は、ステアリングシャフト2を覆う略筒状の第1筒状部10と、第1筒状部10の下端全周から第1筒状部10の略半径方向外周側に向かって延出した略鍔状の第1フランジ部11と、第1筒状部10の上端を閉塞すると共に、ステアリングシャフト2の外周面に密着する略筒状の筒状開口12を備えた第1上壁部13と、を有している。
【0024】
第1筒状部10は、ステアリングシャフト2よりも大径に形成されており、組み付け状態において、第1筒状部10の内周面と、ステアリングシャフト2の外周面とは、全周に亙って離間している。第1フランジ部11は、貫通孔6周縁のダッシュパネル3に密接するものであって、ダッシュパネル3側の下面11aには貫通孔6を囲む環状のシールリップ14,14が設けられている。また、第1フランジ部11の下面11aには、上述した係合片7と係合する略環状の係合溝15が形成されている。第1上部壁13は、相対的に薄肉で、かつ筒状開口12の外周側が略S字状に屈曲するよう形成され、全体として可撓性を有し、かつ筒状開口12が常にステアリングシャフト2の外周面に密着した状態を保つように構成されている。
【0025】
アウターカバー9は、第1筒状部10よりも大径となる第2筒状部16と、第2筒状部16の下端全周から第2筒状部16の略半径方向に外周側に向かって延出した略鍔状の第2フランジ部17と、第2筒状部16の上端から延出して第1筒状部10の上端に接続された第2上壁部18と、を有している。
【0026】
第2筒状部16は、第1筒状部10の外周側に位置し、第1筒状部10との間に間隙部19を構成している。第2フランジ部17は、その下面17aが第1フランジ部11の上面11bと重なり合うよう構成されている。第2上壁部18は、相対的に薄肉で、かつ略S字状に屈曲するよう形成され、全体として可撓性を有するよう構成されている。
【0027】
ステアリングカバー1は、ブラケット20によってダッシュパネル3に固定されている。すなわち、第1フランジ部11の上面11bに重ね合わされた第2フランジ部17の上面17bの全周を、ブラケット20によってダッシュパネル3に押し付け、ダッシュパネル3とブラケット20とで第1フランジ部11及び第2フランジ部17を全周に亙って挟持することで、ステアリングカバー1は、ダッシュパネル3に対して固定されている。このブラケット20は、図3に示すように、固定ボルト21によって、ダッシュパネル3に固定されている。尚、第1フランジ部11及び第2フランジ部17には、この固定ボルト21に対応する穴部22が複数形成されており(本実施形態においては3つ形成されている)、これらの穴部22は、上述したシールリップ14と、シールリップ14に連続するサブリップ23と、によって囲まれている。
【0028】
ここで、上述したステアリングカバー1は、型成形時においては、図1に仮想線(2点鎖線)で示すように、第1フランジ部11と第2フランジ部17とが離間した(切り離された)状態となっており、第1フランジ部11と第2フランジ部17との間から中子抜きが行えるようになっている。詳述すると、ステアリングカバー1の型割は、図6のようになっており、中子26は、第1フランジ部11と第2フランジ部17との間から容易に抜くことができるようになっている。尚、この中子26によって、上述した間隙部19が形成されることになる。そして、組み付け時において、第2フランジ部17を、第2フランジ部17の下面17aが第1フランジ部11の上面11bと重なり合うように移動させる。このとき第2上壁部18が撓み変形(弾性変形)することによって、第2フランジ部17の第1フランジ部11側への移動が許容されている。
【0029】
このように構成されたステアリングカバー1は、第2上壁部18が可撓性を有するように形成されているので、中子抜きのために第1フランジ部11と第2フランジ部17と離間させた形状で型成形しても、組み付け時においては第2上壁部18を撓み変形させて第1フランジ部11と第2フランジ部17とを重ね合わせることができ、インナーカバー8とアウターカバー9との間に間隙部19を有する二重構造(中空構造)でありながら、インナーカバー8とアウターカバー9とを一体成形することができる。そのため、ステアリングカバー1を単一部品として構成することができ、組み付け作業を容易になり、総じて製造コストを低減することができる。
【0030】
また、ステアリングカバー1は、インナーカバー8とアウターカバー9とが一体成形され、かつ型成形時に離間している第1フランジ部11と第2フランジ部17とが重ね合わされた状態でダッシュパネル3に固定されているので、実質的に、インナーカバー8とアウターカバー9との間に隙間が生じることはなく、空隙部19が密閉された状態で使用されることになるので、ダッシュパネル3の貫通孔6とステアリングシャフト2との間が2重構造のステアリングカバー1によって確実にシールされることになり、エンジンルーム4から車室5内への騒音の伝播を効果的に抑制することができ、車室5の静粛性を大幅に向上させることができる。換言すれば、ステアリングカバー1の遮音性を向上させることができる。さらに、ステアリングカバー1は、比重1.4〜1.7の高比重の材料からなっているので、この点でも遮音性の向上が図られている。
【0031】
そして、第1フランジ部11の下面11aには、ダッシュパネル3から突出する係合片7が係合する係合溝15が形成されているので、ステアリングカバー1のダッシュパネル3に対する位置決めを容易に行うことができる。
【0032】
また、ステアリングカバー1は、軟質材料で構成されているので、第1フランジ部11の下面11aとダッシュパネル3との間、第1フランジ部11の上面11bと第2フランジ部17の下面17aとの間、及び筒状開口12とステアリングシャフト2との間のシール性(気密性及び水密性)を向上させることができ、ステアリングカバー1の所期の性能を長期に亙って維持することが可能となる。
【0033】
そして、第1フランジ部11の下面11aにシールリップ14,14を設けることによって、ダッシュパネル3に対する第1フランジ部11のシール性を一層向上させることができる。
【0034】
図4は、本発明の第2実施形態におけるステアリングカバー31を示している。尚、上述した第1実施形態と同一構成の部位には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0035】
この第2実施形態におけるステアリングカバー31は、上述した第1実施形態のステアリングカバー1と略同一構成となっているが、第2上壁部18、第1フランジ部11及び第2フランジ部17が第1実施形態におけるステアリングカバー1とは異なる形状となっている。
【0036】
すなわち、この第2実施形態においては、第2上壁部18蛇腹状に形成され、上述した第1実施形態に比べて第2上壁部18の撓み代が相対的に大きくなっている。そのため、第2フランジ部17の第1フランジ部11側への移動量を十分確保することができ、第2フランジ部17と第1フランジ部11との重ね合わせを一層容易に行うことができる。
【0037】
また、第1フランジ部11と第2フランジ部17との合わせ面が略階段状に形成されている。詳述すると、この第2実施形態においては、第1フランジ部11の先端に、1段の段差32が形成されている。また、第2フランジ部17の基端に、2段の段差33a、33bが形成されている。ここで、段差33aは、段差33bよりも、第2フランジ部17の先端側に位置するものとする。そして、第2フランジ部17の下面17aは、先端側がダッシュパネル3に密接し、第1フランジ部11との合わせ面となる基端側が第1フランジ部11の先端側を覆うように密接している。詳述すると、第1フランジ部11の先端面と第2フランジ部17に段差33aとが密接し、第1フランジ部11先端の段差32と第2フランジ部17の段差33bとが密接している。
【0038】
つまり、第1フランジ部11と第2フランジ部17との合わせ面が略階段状となっているため、第1フランジ部11と第2フランジ部17との合わせ面におけるシール性を向上させることができると共に、第1フランジ部11に対する第2フランジ部17の位置決めを容易に行うことができる。
【0039】
図5は、本発明の第3実施形態におけるステアリングカバー41の要部を示している。この第3実施形態は、上述した第1実施形態と略同一構成となっているが、第1フランジ部11の先端に1段の段差42が形成され、第2フランジ部17の基端に1段の段差43が形成されている。そして、第2フランジ部17の下面17aは、先端側がダッシュパネル3に密接し、第1フランジ部11との合わせ面となる基端側が第1フランジ部11の段差42よりも先端側を覆うように密接している。詳述すると、第1フランジ部11の先端面と第2フランジ部17の段差43とが密接している。さらに言えば、この第3実施形態においては、第1フランジ部11の段差42が第2フランジ部17に対して密接していないように構成されている。
【0040】
また、第2フランジ部17先端の下面17aに、外周側に向かって延出する外周リップ44が全周に亙って形成され、ステアリングカバー41とダッシュパネル3との間のシール性を一層向上させる構成となっている。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の第1実施形態に係るステアリングカバーの要部断面図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るステアリングカバーの斜視図。
【図3】図2のA−A線に沿った位置における断面図。
【図4】本発明の第2実施形態に係るステアリングカバーの要部断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係るステアリングカバーの要部断面図。
【図6】型成形時における型割構造を示す説明図。
【符号の説明】
【0042】
1…ステアリングカバー
3…ダッシュパネル
8…インナーカバー
9…アウターカバー
10…第1筒状部
11…第1フランジ部
13…第1上壁部
16…第2筒状部
17…第2フランジ部
18…第2上壁部
20…ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステアリングシャフトと、ステアリングシャフトが貫通する車両のパネル部材と、の間をシールするステアリングカバーであって、
ステアリングシャフトを覆うインナーカバーと、インナーカバーの外周側を覆うアウターカバーと、を備えたステアリングカバーにおいて、
インナーカバーは、ステアリングシャフトを覆う略筒状の第1筒状部と、第1筒状部の下端から第1筒状部の外周側に向かって延出してパネル部材に密接する第1フランジ部と、第1筒状部の上端を閉塞すると共に、ステアリングシャフトに密着する第1上部壁と、を有し、
アウターカバーは、第1筒状部よりも大径となり、第1筒状部との間に間隙部を構成する略筒状の第2筒状部と、第2筒状部の下端から第2筒状部の外周側に向かって延出し、第1フランジ部の上面と重なり合う第2フランジ部と、第2筒状部の上端から延出し、第1筒状部の上端に接続された可撓性を有する第2上部壁と、を有し、
インナーカバーとアウターカバーとが型成形により一体成形されていることを特徴とするステアリングカバー。
【請求項2】
第1フランジ部と第2フランジ部とは切り離された状態で型成型されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングカバー。
【請求項3】
第1フランジ部と第2フランジ部とが重なり合う合わせ面が略階段状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングカバー。
【請求項4】
第2上壁部は、蛇腹状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステアリングカバー。
【請求項5】
第1フランジ部は、その下面がパネル部材に密接するものであって、第1フランジ部の下面には、パネル部材から突出する係合片に係合する係合溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のステアリングカバー。
【請求項6】
第1フランジ部に重ね合わされた第2フランジ部は、パネル部材に固定されたブラケットによってパネル部材に押し付けられ、第1フランジ部と第2フランジ部とがパネル部材とブラケットとに挟持固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のステアリングカバー。
【請求項7】
比重1.4〜1.7の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のステアリングカバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−240511(P2006−240511A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−59932(P2005−59932)
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【出願人】(000158840)鬼怒川ゴム工業株式会社 (171)
【Fターム(参考)】