説明

センサ用リーク検査装置およびセンサのリーク検査方法

【課題】加速度センサ等のリーク検査を高速且つ安価に行うことが可能なセンサ用リーク検査装置およびセンサのリーク検査方法を提供する。
【解決手段】センサ用リーク検査装置100は、筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚することで所定の電気的信号を出力するセンサ200のリーク検査装置であって、センサ200を密閉状態で収容する密閉容器110と、密閉容器110の内圧を変化させる圧力変更装置120と、密閉容器110内のセンサ200の出力を検出する検出装置140と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気密封止された内部に慣性体を備えるセンサに係るセンサ用リーク検査装置およびセンサのリーク検査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、加速度または角加速度を検出するためのセンサとして、ピエゾ抵抗式センサ、圧電振動型ジャイロセンサ等が知られている。これらのセンサは、筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚する、すなわちセンサの一部が機械的に変形することで所定の電気的信号を出力するように構成されている。
【0003】
これらのセンサでは、活性化ガスまたは水分等の影響を受けて特性が変化しないように、筺体が気密封止されている。従って、これらのセンサの製造工程においては、筺体の気密性を検査するリーク検査が必須の工程となっている。
【0004】
従来、このリーク検査工程では、一般的にバブルリーク検査法が採用されている。バブルリーク検査法とは、高温の不活性な液体の中に製品を投入し、製品内部に封入された気体のリークを気泡(バブル)として確認する方法である。このバブルリーク検査法によれば、センサの電気的出力を必要とせずに、純粋に筺体の気密性を検査することができるので、電気的出力の取得が容易ではない加速度センサ等に適している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記バブルリーク検査法では、気泡を目視にて確認する必要があり、検査を自動化して製造ラインに組み込むことが困難という問題があった。また、複数のセンサを同時に検査しようとすると、どのセンサから気泡が発生したのか不明確になるので、一つずつ検査しなければならないという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、加速度センサ等のリーク検査を高速且つ安価に行うことが可能なセンサ用リーク検査装置およびセンサのリーク検査方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚することで所定の電気的信号を出力するセンサのリーク検査装置であって、前記センサを密閉状態で収容する密閉容器と、前記密閉容器の内圧を変化させる圧力変更装置と、前記密閉容器内の前記センサの出力を検出する検出装置と、を備えることを特徴とする、センサ用リーク検査装置である。
【0008】
(2)本発明はまた、前記圧力変更装置は、前記密閉容器を少なくとも第1内圧及び第2内圧に制御し、前記検出装置は、前記第1内圧下で移動される前記センサの第1出力と、前記第2内圧下で移動される前記センサの第2出力を検出し、前記第1出力と前記第2出力の差によって前記センサの気密性を合否判定することを特徴とする、上記(1)に記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0009】
(3)本発明はまた、前記第1内圧は大気圧であると共に、前記第2内圧は前記大気圧よりも低圧であることを特徴とする、上記(2)に記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0010】
(4)本発明はまた、前記密閉容器内の前記センサを移動させる移動付加装置を更に備えることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0011】
(5)本発明はまた、前記移動付加装置は、前記密閉容器を移動させることを特徴とする、上記(4)に記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0012】
(6)本発明はまた、前記圧力変更装置は真空ポンプを備えており、前記密閉容器内の気体を排気して内圧を低圧状態にすることを特徴とする、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0013】
(7)本発明はまた、前記センサを複数保持すると共に、該センサと共に前記密閉容器内に収容されるセンサキャリアを備えて構成されており、前記検出装置は、前記密閉容器内において前記センサキャリア上の全ての前記センサに対して電気的に接合されるコンタクト部を有することを特徴とする、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0014】
(8)本発明はまた、前記検出装置は、前記コンタクト部における電気的接合状態を、前記センサ毎に切り替える切替制御部を備えることを特徴とする、上記(7)に記載のセンサ用リーク検査装置である。
【0015】
(9)本発明はまた、筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚することで所定の電気的信号を出力するセンサを密閉容器に収容し、前記密閉容器内の内圧を変化させて前記センサの出力変動を検出することで、前記センサの気密性を検査することを特徴とする、センサのリーク検査方法である。
【0016】
(10)本発明はまた、前記密閉容器を加振した状態で、前記センサの出力変動を計測することを特徴とする、上記(9)に記載のセンサのリーク検査方法である。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るセンサ用リーク検査装置またはセンサのリーク検査方法によれば、加速度センサ等のリーク検査を高速且つ安価に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例である、センサ用リーク検査装置100の概略構成図である。同図に示されるように、センサ用リーク検査装置100は、密閉容器110と、密閉容器110内部の圧力を変化させる圧力変更装置120と、密閉容器110を移動または振動させる移動付加装置130と、リーク検査の対象となるセンサ200の出力信号を測定する検出装置140から構成されている。
【0019】
密閉容器110は、内部を密閉状態に保つ中空の容器であり、コイルバネ等からなる弾性体112によって移動または振動可能に支持されている。
【0020】
本実施形態では、センサ200は、センサキャリア300上に載置された状態のまま、密閉容器110内に収容される。センサキャリア300は、センサ200の製造ラインにおいてセンサ200の搬送に使用されるものであり、複数のセンサ200をマトリクス状に配列して保持、搬送するものである。すなわち、本実施形態では、複数のセンサ200をセンサキャリア300に載置したまま一度にリーク検査を行うことができるように構成されている。
【0021】
圧力変更装置120は、圧力容器110に接続されて2つに分岐した配管122と、配管122の分岐した一端に接続される真空ポンプ接続バルブ124および真空ポンプ126、ならびに配管122の分岐した他端に接続される大気開放バルブ128からなる。
【0022】
この圧力変更装置120は、真空ポンプ接続バルブ124を開いて真空ポンプ126を密閉装置110に接続して密閉容器110内の気体を排気することで、密閉容器110内の圧力を低下させる。また、大気開放バルブ124を開いて密閉容器110内を大気開放することで、密閉容器110内の圧力を大気圧まで上昇させる。すなわち、圧力変更装置120は、密閉容器110内の圧力を大気圧から真空までの任意の圧力に設定することが可能となっている。
【0023】
移動付加装置130は、密閉容器110に配設される加振器132と、加振器132と電気的に接続される加振信号発生器134および増幅器136と、密閉容器110に配設され、加振信号発生器134と電気的に接続される振幅測定器138からなる。
【0024】
加振器132は、受信した信号に応じて密閉容器110を振動させるものであり、本実施形態では密閉容器110の下部に配設されている。なお、加振器132が直接センサ200を移動または振動させるように構成してもよい。加振信号発生器134は、所定の信号を生成して加振器132に送信するものである。加振信号発生器134が生成した信号は、増幅器136で増幅された後に加振器132に送信される。
【0025】
振幅測定器138は、密閉容器110の振幅を測定するものであり、密閉容器110の所定の場所に配設されている。振幅測定器138は、加振器132によって振動する密閉容器110の振幅を測定し、これに応じた信号を加振信号発生器134に送信する。加振信号発生器134は、振幅測定器138から受信した信号に応じて、加振器132に送信する信号を調整する。すなわち、本実施形態における移動付加装置130は、フィードバック制御を行うことで、密閉容器110を一定の振幅および周波数で正確に振動させるように構成されている。このようにフィードバック制御を行うことで、加振器132の加振性能に対する温度変化の影響、特に加振器132自身の発熱による影響を排除することができる。
【0026】
検出装置140は、センサ200と電気的に接合されるコンタクト部142と、コンタクト部142と電気的に接続されるマルチプレクサ144と、マルチプレクサ144と電気的に接続される出力信号測定器146からなる。
【0027】
コンタクト部142は、複数のプローブ142aを備え、センサキャリア300上に載置された全てのセンサ200と同時に接合されるように構成されている。マルチプレクサ144は、複数のセンサ200から送信された信号を切り替えて出力信号測定器146に送信するものである。出力信号測定器146は、センサ200から出力された信号を測定するものである。
【0028】
図2はセンサ200一例の断面図である。本実施形態においてリーク検査の対象となるセンサ200は、例えば、図2に示されるようなピエゾ抵抗式加速度センサである。センサ200は、気密封止された筺体210内にセンサエレメント220が収容されている。筺体210内部には、不活性ガス等が封入されている。センサエレメント220は、矩形の枠状の支持部222と、支持部222の上端から内側に向けて突出する梁224と、梁224によって支持される錘(慣性体)226から構成されている。そして、梁224には複数のピエゾ抵抗素子228が配設されている。
【0029】
センサ200に加速度が加わると、錘226が移動(偏倚)して梁224を変形させる。すると、ピエゾ抵抗素子228に応力が発生し、ピエゾ抵抗素子228の抵抗が変化する。センサ200は、このピエゾ抵抗素子228の抵抗の変化をホイートストンブリッジにより電圧の変化に変換して出力するようになっている。
【0030】
次に、本実施形態のセンサ用リーク検査装置100によるリーク検査の手順について説明する。
【0031】
まず、センサ200を載置したセンサキャリア300を密閉容器内に収容し、加振器132により、密閉容器110、センサキャリア300及びセンサ200を所定の周波数および振幅で振動させる。そして、圧力変更装置120により密閉容器110内の圧力を第1内圧(例えば大気圧)に保ち、第1内圧下において各センサ200が出力した信号を出力信号測定器146で測定し、第1出力として記憶する。次に、真空ポンプ126を稼働して密閉容器110内の圧力を第2内圧(例えば、略真空)に変更し、第2内圧下において各センサ200が出力した信号を出力信号測定器146で測定し、第2出力として記憶する。最後に、センサ200ごとに第1出力と第2出力を比較して、各センサ200の気密性を合否判断する。
【0032】
センサ200に加速度が加えられると錘226が移動するが、錘226の移動は筺体220内部の気体の粘性により減衰される。即ち、本実施形態では、錘226が物理的動く(偏倚する)構造であるために、この錘226周辺に存在する気体の密度により、実質的なダンピング量が変化する。例えば、筺体210の気密封止が不完全である場合には密閉容器110内部の圧力の変化に応じて筺体210内部の圧力が変化する。すると、筺体220内部の気体の減衰特性が変化し、錘226の移動量および梁224の変形量が変化する。具体的には、筺体210内の圧力が高まると、気体の密度が高まるのでダンピング量が低減して出力特性が悪化する。一方、筺体210内の圧力が下がると、気体の密度が下がるのでダンピング量が増大して出力特性が良好になる。このように、気密性が不完全であるとセンサ200が出力する信号の値も変化することとなる。すなわち、第1出力と第2出力が異なる値となる。
【0033】
一方、センサ200の筺体210が適正に気密封止されているならば、密閉容器110内部の圧力変化によらず筺体210内部は一定圧力に保たれるため、第1出力と第2出力は等しい値となる。
【0034】
なお、加振器132による密閉容器110の振動の周波数をセンサ200の共振周波数と等しくすれば、小さい振幅で効率的にリーク検査を行うことができる。さらに、より小型の加振器132および増幅器136を採用することが可能となるため、装置全体のコストを低減することができる。
【0035】
また、各センサ200の第1出力または第2出力を、振幅測定器138の出力と比較することで、センサ200の出力値の校正も同時に行うようにすることもできる。つまり、振幅測定器138によって、各センサ200に入力されている正確な振動を計測することができるので、この計測結果をセンサ200の出力値(特に大気雰囲気状態の出力値)を比較することで、センサ200の校正が可能となる。
【0036】
このように、本実施形態に係るセンサ用リーク検査装置100では、センサ200の出力信号を測定することでセンサ200の気密性を判断するため、安価な構成で短時間にセンサ200のリーク検査をすることが可能となっている。
【0037】
また、複数のセンサ200ごとに、第1内圧下での第1出力と第2内圧下での第2出力を比較するため、各センサ200の感度のバラつきに影響されずに、各センサ200のリーク検査をすることができる。
【0038】
また、第1内圧を大気圧とすることで、密閉容器110内を加圧するためのポンプ等を必要とせず、圧力変更装置120を安価な構成とすることができる。さらに、第2内圧を大気圧より低い圧力とすることで、センサ200内部の気体を密閉容器110内に吸引し、センサ200内部を短時間で減圧させることができるため、検査時間を短縮することができる。
【0039】
また、移動付加装置130を備えるため、静止状態では信号を出力しないようなセンサ200であっても、リーク検査を行うことができる。
【0040】
なお、圧電振動型ジャイロセンサのように、静止状態においても振動子が振動して信号を出力するセンサのリーク検査を行う場合には、センサ用リーク検査装置100を、移動付加装置130を含めない構成とすることができる。また、姿勢を変えて重力加速度の加わる方向を変更すれば信号を出力するセンサのリーク検査を行う場合にも、同様にセンサ用リーク検査装置100を、移動付加装置130を含めない構成とすることができる
【0041】
また、移動付加装置130は、密閉容器110を移動または振動させるため、複数のセンサ200を等しい周波数および振幅で一度に移動または振動させることができ、安価な構成で検査時間を短縮することができる。
【0042】
また、圧力変更装置120が真空ポンプ126を備えるため、短時間で密閉容器110内の圧力を変化させることができ、検査時間を短縮することができる。
【0043】
また、センサ200は、センサキャリア300上に載置されたまま密閉容器110内に収容されるため、高価で複雑なハンドリング装置を要せずとも、センサ用リーク検査装置100をセンサ200の製造ラインに組み込むことができる。これにより、センサ200の製造効率を、リーク検査工程を含めたトータルで向上させることができる。
【0044】
また、検出装置140は、センサキャリア300上の全てのセンサ200と電気的に接合するコンタクト部142を備えるため、センサキャリア300上の全てのセンサ200と一度に接続することが可能となり、検査時間を短縮することができる。
【0045】
また、検出装置140は、マルチプレクサ144を備えるため、コンタクト部142で全てのセンサ200と一度に接合しながらも、センサ200ごとに出力信号を測定して、個別にリーク検査を行うことができる。なお、コンタクト部142に、複数のマルチプレクサ144および出力信号測定器146を並列に接続することもできる。このようにすることで、複数のセンサ200の出力信号を並列に測定することができるため、検査時間をさらに短縮することができる。
【0046】
なお、本発明のセンサ用リーク検査装置およびセンサのリーク検査方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0047】
例えば、リーク検査の対象となるセンサ200は、上記実施の形態において示した構造のセンサに限定されるものではなく、筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚することで所定の電気的信号を出力するセンサであれば、その他の構造のものであってもよい。
【0048】
また、加振器132は、センサキャリア300またはセンサ200を直接移動または振動させるものであってもよい。さらに、振動を発生させる加振器132の代わりに、センサ200を直接または間接に直線移動または回転移動等させるアクチュエータを採用してもよい。
【0049】
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係るセンサ用リーク検査装置およびセンサのリーク検査方法は、加速度センサ等の製造、検査または校正の分野で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施の形態の一例である、センサ用リーク検査装置100の概略構成図である。
【図2】リーク検査の対象となるセンサ200の一例の断面図である。
【符号の説明】
【0052】
100・・・センサ用リーク検査装置
110・・・密閉容器
120・・・圧力変更装置
126・・・真空ポンプ
130・・・移動付加装置
140・・・検出装置
142・・・コンタクト部
144・・・マルチプレクサ
200・・・センサ
300・・・センサキャリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚することで所定の電気的信号を出力するセンサのリーク検査装置であって、
前記センサを密閉状態で収容する密閉容器と、
前記密閉容器の内圧を変化させる圧力変更装置と、
前記密閉容器内の前記センサの出力を検出する検出装置と、
を備えることを特徴とする、センサ用リーク検査装置。
【請求項2】
前記圧力変更装置は、前記密閉容器を少なくとも第1内圧及び第2内圧に制御し、
前記検出装置は、前記第1内圧下で移動される前記センサの第1出力と、前記第2内圧下で移動される前記センサの第2出力を検出し、前記第1出力と前記第2出力の差によって前記センサの気密性を合否判定することを特徴とする、
請求項1に記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項3】
前記第1内圧は大気圧であると共に、前記第2内圧は前記大気圧よりも低圧であることを特徴とする、
請求項2に記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項4】
前記密閉容器内の前記センサを移動させる移動付加装置を更に備えることを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれかに記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項5】
前記移動付加装置は、前記密閉容器を移動させることを特徴とする、
請求項4に記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項6】
前記圧力変更装置は真空ポンプを備えており、前記密閉容器内の気体を排気して内圧を低圧状態にすることを特徴とする、
請求項1乃至5のいずれかに記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項7】
前記センサを複数保持すると共に、該センサと共に前記密閉容器内に収容されるセンサキャリアを備えて構成されており、
前記検出装置は、前記密閉容器内において前記センサキャリア上の全ての前記センサに対して電気的に接合されるコンタクト部を有することを特徴とする、
請求項1乃至6のいずれかに記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項8】
前記検出装置は、前記コンタクト部における電気的接合状態を、前記センサ毎に切り替える切替制御部を備えることを特徴とする、
請求項7に記載のセンサ用リーク検査装置。
【請求項9】
筺体の移動・振動に基づいて内部の慣性体が偏倚することで所定の電気的信号を出力するセンサを密閉容器に収容し、
前記密閉容器内の内圧を変化させて前記センサの出力変動を検出することで、前記センサの気密性を検査することを特徴とする、センサのリーク検査方法。
【請求項10】
前記密閉容器を加振した状態で、前記センサの出力変動を計測することを特徴とする、
請求項9に記載のセンサのリーク検査方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−85678(P2009−85678A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−253635(P2007−253635)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(501410137)アキム株式会社 (49)
【Fターム(参考)】