説明

タイヤ状態監視装置の送信機

【課題】 送信性能に優れ且つ送信機の小型化を可能とするアンテナを備えたタイヤ状態監視装置の送信機を提供すること。
【解決手段】 タイヤ状態監視装置の送信機30は、タイヤの内部空気圧を検出する圧力センサ32と、送信信号を生成する送信回路33と、送信信号を電波として放射する送信アンテナ34とを備えている。送信アンテナ34は平面アンテナであり、電波を放射する平板状の放射導体91を有している。送信アンテナ34は、放射導体91から放射される電波が円偏波となるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ状態監視装置の送信機に関し、詳しくは送信機に設けられる送信アンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両に装着された複数のタイヤの状態を車室内で確認するために、無線方式のタイヤ状態監視装置が提案されている。そのタイヤ状態監視装置は、タイヤの内部に配置されるように車両ホイールにそれぞれ装着される複数の送信機と、車両の車体に設けられる受信機とを備えている。各送信機は、対応するタイヤの状態、即ち内部空気圧や内部温度等を検出し、検出されたタイヤ状態を示すデータを含む信号を、送信アンテナを通じて電波として放射する。受信機は、送信機から放射された電波を、受信アンテナを通じて受信して、タイヤ状態に関する情報を、車室内に設けられた表示器に必要に応じて表示させる。
【0003】
前記送信機は、一般的に、電子回路を備えた回路基板と、その回路基板を収容するケーシングとを備えている。電子回路は、回路基板上に実装された圧力センサや信号処理素子等の複数の電子部品を含んでいる(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−112506号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
送信アンテナの送信性能を高めるためには、できる限り電波放射面の大きい大型の送信アンテナを使用するのが望ましい。しかし、上記従来技術に開示されたような送信機においては、電波放射面の比較的小さいワイヤ状アンテナが、送信アンテナとして回路基板の表面又は裏面に取り付けられるのが一般的である。このワイヤ状アンテナの電波放射面を大きくするためには、同アンテナを長くしたり、或いは同アンテナの径を大きくしたりする必要がある。これは、送信アンテナ自体の大型化を招くだけではなく、回路基板及びケーシングの大型化をも招く。そのため、送信機の小型化とアンテナの送信性能の向上とを両立させることは困難である。
【0005】
本発明の目的は、送信性能に優れ且つ送信機の小型化を可能とするアンテナを備えたタイヤ状態監視装置の送信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本願発明は、車両のタイヤの状態を監視するためのタイヤ状態監視装置の送信機であって、タイヤの状態を検出するタイヤ状態センサと、検出されたタイヤの状態を示すデータを含む送信信号を生成する送信回路と、送信信号を電波として放射する送信アンテナとを備え、送信アンテナは、電波を放射する平板状の放射導体を有する平面アンテナである送信機を提供する。
【0007】
好ましくは、前記送信アンテナは、前記放射導体から放射される電波が円偏波となるように構成される。
好適な例では、前記送信アンテナは、第1面及びその第1面とは反対側の第2面を有するアンテナ基板と、前記アンテナ基板の第1面上に設けられる前記放射導体と、前記アンテナ基板の第2面上に設けられる接地導体とを有する。
【0008】
この場合、前記アンテナ基板は誘電体よりなることが好ましい。
前記送信機は、前記タイヤ状態センサ及び前記送信回路が実装される回路基板をさらに備えていてもよい。この場合、前記送信アンテナは回路基板に対して平行に配置されるのが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、送信性能に優れ且つ送信機の小型化を可能とするアンテナを備えた送信機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、タイヤ状態監視装置1は、車両10の4つのタイヤ20にそれぞれ設けられた4つの送信機30と、車両10の車体11に設けられた1つの受信機40とを備えている。
【0011】
各送信機30は、対応するタイヤ20の内部に配置されるように、同タイヤ20が装着されたホイール21に固定されている。各送信機30は、対応するタイヤ20の状態、即ち対応するタイヤ20の内部空気圧を計測して、その計測によって得られた空気圧データを含む信号を無線送信する。
【0012】
前記受信機40は、車体11の所定箇所に設置され、例えば車両10のバッテリ(図示略)からの電力によって動作する。受信機40には、4つのタイヤ20にそれぞれ対応する4つの受信アンテナ41がケーブル42を介して接続されている。各受信アンテナ41は、対応するタイヤ20の近傍の車体11部分、例えば車両10のホイールハウスに装着される。受信機40は、各送信機30から無線送信された信号を、対応する受信アンテナ41を通じて受信する。
【0013】
表示器50は、車室内等、車両10の運転者の視認範囲に配置される。この表示器50は、ケーブル43を介して受信機40に接続されている。
図2に示すように、各送信機30は、マイクロコンピュータ等よりなるコントローラ31を備えている。コントローラ31は、例えば、中央処理装置(CPU)、リードオンリメモリ(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)を備えている。コントローラ31の内部メモリ、例えばROMには、予め固有のIDコードが登録されている。このIDコードは、車両10に設けられる4つの送信機30を識別するために利用される。
【0014】
タイヤ状態センサとしての圧力センサ32は、タイヤ20の内部空気圧を検出し、検出によって得られた空気圧データをコントローラ31に出力する。コントローラ31は、入力された空気圧データと内部メモリに登録されているIDコードとを含むデータを、送信回路33に出力する。送信回路33は、コントローラ31から受け取ったデータを符号化及び変調して送信信号を生成する。送信アンテナ34は、前記送信信号を電波として放射する。送信機30は電池35を備えている。送信機30は、その電池35からの電力によって動作する。
【0015】
図3(a)及び図3(b)に示すように、前記送信機30は、開口を有するケーシング70と、そのケーシング70から延びるバルブステム60とを備えている。ケーシング70はタイヤ20の内部に配置され、バルブステム60はホイール21を貫通してタイヤ20の外側に延びる。バルブステム60は内部空気通路(図示せず)を有し、その内部空気通路を通じて空気がタイヤ20の内部に注入される。
【0016】
前記ケーシング70には、回路ユニット80と、その回路ユニット80に電力を供給する前記電池35と、前記送信アンテナ34とが収容されている。電池35は一対の端子板36,37を介して回路ユニット80に接続されている。回路ユニット80は、回路基板81と、その回路基板81上に実装された複数の電子部品、即ちそれぞれチップとして構成された前記コントローラ31、前記圧力センサ32及び前記送信回路33とを含む。
【0017】
図3及び図4に示すように、前記送信アンテナ34は、前記回路基板81において、前記電子部品が実装された面とは反対側の面と所定間隔を隔てて対峙するように設けられている。送信アンテナ34は、回路基板81に対して平行に配置される。なお、回路基板81から延びる支持脚等の支持部材によって、送信アンテナ34を回路基板81に対して固定的に支持するのが好ましい。すなわち、送信アンテナ34を回路ユニット80の一部として構成するのが好ましい。
【0018】
前記送信アンテナ34は平面アンテナ(パッチアンテナとも呼ばれる)であり、放射される電波が円偏波となるように構成されている。なお、送信アンテナ34に合わせて、受信アンテナ41は円偏波を受信可能なものが用いられる。この場合、受信アンテナ41として、送信アンテナ34とほぼ同様の構成を有するものを用いることができる。
【0019】
送信アンテナ34は、アンテナ基板90、前記電波を放射する放射導体(放射電極)91、及び接地導体(接地電極)92を有している。アンテナ基板90は四角板状をなし、回路基板81とは反対側を向く第1面と、回路基板81に対峙する第2面とを有している。放射導体91は円形の平板状をなしており、アンテナ基板90の第1面上に設けられている。接地導体92は、アンテナ基板90の第2面上に、同第2面の全体に亘って設けられている。
【0020】
前記アンテナ基板90は誘電体(高誘電体)、すなわち比較的誘電率の高い材料によって形成されている。誘電体は、電波の波長を短縮する性質を有している。誘電体の誘電率をεとした場合、誘電体中では電波の波長が1/√εだけ短くなる。よって、適切な誘電率を有する誘電体をアンテナ基板90の材料として用いることにより、放射導体91の小型化を図ることができる。
【0021】
前記放射導体91から円偏波の電波を放射させるべく、本実施形態では2点給電方式が採用されている。すなわち、図4及び図5に示すように、一対の給電端子(マイクロストリップライン)91a,91bが、前記放射導体91の外周から径方向外側に向かって延びている。両給電端子91a,91bは互いに90度の角度を隔てて配置されている。これらの給電端子91a,91bは前記送信回路33に接続されている。送信回路33は、両給電端子91a,91bを介して放射導体91に給電を行って、すなわち両給電端子91a,91bを介して放射導体91に送信信号を供給して、放射導体91から電波を放射させる。前述のように、この放射電波は円偏波である。円偏波は、互いに90度位相のずれた垂直偏波と水平偏波とを合成したものであり、電波の進行とともに偏波面が回転する。このような円偏波を発生させるために、前記送信回路33は、両給電端子91a,91bにそれぞれ供給される送信信号間の位相を調整する位相調整回路(図示せず)を備えている。
【0022】
特に図示しないが、前記接地導体92は、前記回路基板81に設けられる接地導体、或いは前記回路ユニット80に対する給電線の接地側に接続されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、前記ケーシング70内にはポッティング材72が充填され、ケーシング70内の電池35、回路ユニット80及び送信アンテナ34は、圧力検知面である圧力センサ32の上面を除いて、このポッティング材72によって覆われる。ケーシング70の開口は蓋73によって塞がれる。蓋73には、或いは蓋73とケーシング70との間には、タイヤ20の内部空気を圧力センサ32の圧力検知面に導くための通気口(図示せず)が設けられる。なお、図3(a)では、蓋73が取り外されるとともに、ポッティング材72が省略されている。
【0023】
ポッティング材72を使用せず、代わりにケーシング70内の部品の表面を、防湿性に優れたコーティング材で被覆するようにしてもよい。
特に図示はしないが、送信機30がホイール21に対して取り付けられた状態においては、前記電子部品31,32,33が実装された回路基板81の面が、ホイール21の外周面と対向する。前記送信アンテナ34は、回路ユニット80よりもホイール21の径方向外側に位置する。送信アンテナ34の放射導体91、具体的には放射導体91の電波放射面は、ホイール21の径方向外側を向いている。誘電体よりなる前記アンテナ基板90は、ホイール21と放射導体91との間に位置する。
【0024】
以上詳述した本実施形態は、下記の利点を有する。
(1)前記送信アンテナ34は平面アンテナであり、電波放射面の比較的大きい平板状の放射導体91を有する。平面アンテナは、従来技術として言及したワイヤ状アンテナと比較して、サイズの割に大きな電波放射面を確保することを可能にする。よって、送信アンテナ34の送信性能を向上させつつ、送信機30の小型化を図ることが可能となる。
【0025】
(2)前記送信アンテナ34は前記回路基板81に対して平行に配置される。送信アンテナ34及び回路基板81の何れも、比較的厚みの小さい平板状をなしている。そのような平板状部材(34,81)が互いに平行に配置されているので、送信アンテナ34及び回路基板81のための配置スペースを極力小さくすることができる。これは、ケーシング70、すなわち送信機30の小型化を可能にする。
【0026】
(3)前記送信アンテナ34は、放射導体91から放射される電波が円偏波となるように構成されている。円偏波は、互いに90度位相のずれた垂直偏波と水平偏波とを合成したものであり、電波の進行とともに偏波面が回転する。このような円偏波を発生する送信アンテナ34を、タイヤ状態監視装置における送信機30に適用することは、極めて有利である。
【0027】
すなわち、受信アンテナ41は車体11の所定箇所に固定されるのに対し、車両ホイール21に装着された送信機30の送信アンテナ34は同ホイール21と共に回転する。よって、受信アンテナ41に対する送信アンテナ34の姿勢(向き)は、ホイール21の回転に伴い変化する。
【0028】
従来技術として言及したワイヤ状アンテナは、放射される電波が直線偏波(水平偏波又は垂直偏波)となるアンテナ、すなわち直線偏波アンテナであり、電波の偏波面の向きは常に一定である。このような直線偏波アンテナを送信アンテナとして使用した場合には、ホイールの回転に伴う送信アンテナの姿勢変化に応じて、受信アンテナで受信される電波の偏波面の向きが変化してしまう。その結果、常にホイールの特定の回転角度位置において、受信アンテナで受信される電波の強度が極端に低下し、確実な受信が行い得ない。
【0029】
これに対し、本実施形態の送信アンテナ34は円偏波を放射する円偏波アンテナであり、放射される電波の偏波面の向きが常に変化するように、同偏波面が回転する。そのため、ホイール21がある回転角度位置に回転したときに、送信側と受信側との間での偏波面のずれに起因して受信電波の強度が低下するといった事態が生じても、ホイール21が次にその回転角度位置に回転したときには、受信アンテナ41で受信される電波の偏波面の向きが変化している。よって、ホイール21の特定の回転角度位置において受信電波の強度が低下することが回避される。つまり、ホイール21がある回転角度位置に回転したときに受信電波の強度が不十分となる事態が生じても、ホイール21が次にその回転角度位置に回転したときには受信電波の強度が十分となる可能性が高く、よって確実に受信を行うことのできる確率が高まる。従って、ホイール21の回転に伴う送信アンテナ34の姿勢変化に関係なく、安定した受信を行い得る。
【0030】
(4)波長短縮効果を奏する誘電体をアンテナ基板90の材料として用いることにより、放射導体91、ひいては送信アンテナ34の小型化を図ることができる。よって、送信機30のさらなる小型化が可能となる。
【0031】
(5) 誘電体は、前述のように波長短縮効果を奏すると共に、電波を反射したり屈折させたりする性質をも有する。本実施形態では、このような誘電体を材料とするアンテナ基板90が、金属材料よりなるホイール21と放射導体91との間に配置されている。これは、放射導体91からホイール21に到達する電波の成分を減少させて、放射導体91からホイール21の反対側(径方向外側)に向かう電波の成分を増大させることを可能とする。すなわち、アンテナ基板90の誘電率、形状、或いは大きさ等を適切に設定することにより、放射導体91から放射される電波に対する金属製ホイール21の影響を極力排除することが可能となる。
【0032】
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
図6に示すように、放射導体91を方形としてもよい。この図6の変更例においても、図5の実施形態と同様、2点給電方式が採用されている。
【0033】
図7〜図9に示すように、円偏波を発生させる給電方式として、1点給電方式を採用してもよい。図7の変更例では、1つの給電端子(マイクロストリップライン)91cを有する方形の放射導体91が用いられ、その放射導体91の対角の部分に切欠部91dが形成されている。
【0034】
図8の変更例では、円形の放射導体91が用いられ、その放射導体91の外周部には、一対の切欠部91eが180度の角度を隔てて形成されている。
図9の変更例では、図8と同じく円形の放射導体91が用いられ、その放射導体91の外周には、径方向外側に向かって延びる一対の突状部91fが180度の角度を隔てて形成されている。
【0035】
1点給電方式を採用した場合には、送信回路33に位相調整回路を設ける必要がなくなり、よって回路構成が簡単になる。
図示された例は何れも、アンテナ基板90上に形成された導体パターンであるマイクロストリップラインを通じて、放射導体91に給電が行われる。しかし、これに限らず、アンテナ基板90を貫通する給電ラインを通じて、放射導体91に給電が行われてもよい。
【0036】
複数の受信アンテナ41をタイヤ20にそれぞれ対応して設ける必要はなく、少なくとも1つの受信アンテナ41を設ければよい。
タイヤ状態センサとして、圧力センサ32に加えて或いは代えて、タイヤ20の内部温度を検出する温度センサを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態におけるタイヤ状態監視装置を示す概略図。
【図2】図1のタイヤ状態監視装置における送信機を示すブロック図。
【図3】(a)は図2の送信機の機械的構造を示す正面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図。
【図4】送信アンテナ及び回路ユニットを示す斜視図。
【図5】送信アンテナを示す平面図。
【図6】変更例における送信アンテナを示す平面図。
【図7】変更例における送信アンテナを示す平面図。
【図8】変更例における送信アンテナを示す平面図。
【図9】変更例における送信アンテナを示す平面図。
【符号の説明】
【0038】
1…タイヤ状態監視装置、10…車両、20…タイヤ、30…送信機、32…タイヤ状態センサとしての圧力センサ、33…送信回路、34…送信アンテナ、81…回路基板、90…アンテナ基板、91…放射導体、92…接地導体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のタイヤの状態を監視するためのタイヤ状態監視装置の送信機であって、
前記タイヤの状態を検出するタイヤ状態センサと、
検出されたタイヤの状態を示すデータを含む送信信号を生成する送信回路と、
前記送信信号を電波として放射する送信アンテナと
を備え、前記送信アンテナは、前記電波を放射する平板状の放射導体を有する平面アンテナであることを特徴とする送信機。
【請求項2】
前記送信アンテナは、前記放射導体から放射される電波が円偏波となるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の送信機。
【請求項3】
前記送信アンテナは、
第1面及びその第1面とは反対側の第2面を有するアンテナ基板と、
前記アンテナ基板の第1面上に設けられる前記放射導体と、
前記アンテナ基板の第2面上に設けられる接地導体と
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の送信機。
【請求項4】
前記アンテナ基板は誘電体よりなることを特徴とする請求項3に記載の送信機。
【請求項5】
前記タイヤ状態センサ及び前記送信回路が実装される回路基板をさらに備え、前記送信アンテナは前記回路基板に対して平行に配置されることを特徴とする請求項3又は4に記載の送信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−33047(P2006−33047A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−204586(P2004−204586)
【出願日】平成16年7月12日(2004.7.12)
【出願人】(000204033)太平洋工業株式会社 (143)
【Fターム(参考)】