説明

トランスポンダ装置及び車両制御装置

【課題】内部回路の動作状態を監視し、外部に知らせることができ、しかも、符号処理器を必要としない小型、かつ、安価なトランスポンダ装置及びそれを用いた車両制御装置を提供すること。
【解決手段】電文設定送信部31と、監視部5とを含むトラスポンダ装置であって、電文設定送信部31は、電源供給部6から電源の供給を受けて動作し、予め準備された電文信号を送信する。監視部5は、電源供給部6から電文設定送信部31に供給される電流を監視し、その監視結果を出力端子Tsから外部に出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道用トランスポンダ装置及びそれを用いた車両制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道用トランスポンダ装置は、レールに沿って、地上に設置され、地上子から電文を送信し、車両に搭載された車上装置に伝える機能を有している。
この種のトラスポンダ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているように、それ自体は、電源を持たず、車両が接近したとき、車上子から送信された電力波を受信し、受信した電力波を電源入力として、電文送信動作をするタイプ(無電源タイプと称する)と、例えば、特許文献2に記載されているように、符号処理器から電源供給を受けて動作するタイプ(有電源タイプと称する)のものが知られている。
上記2つのタイプのうち、有電源タイプのトランスポンダ装置は、符号処理器から電源供給を受けて動作し、地上子の内部回路の動作状態を常時監視している。
【0003】
一方、無電源タイプのトラスポンダ装置は、電源を持たず、車両が接近したとき、車上子から送信された電力波を受信し、受信した電力波を電源入力として、電文送信動作をするのであるから、内部回路を常時監視することは不可能である。車両が接近し、地上子が動作した時に限って、動作状態を監視したとしても、地上子と外部とのインターフェースは、現示条件等の条件入力だけなので、地上子内部の故障状態を外部へ知らせることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−183455号公報
【特許文献2】特開2000−190846号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、内部回路の動作状態を監視し、外部に知らせることのできるトランスポンダ装置及びそれを用いた車両制御装置を提供することである。
【0006】
本発明のもう一つの課題は、符号処理器を必要としない小型、かつ、安価なトランスポンダ装置及びそれを用いた車両制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明に係るトランスポンダ装置は、電文設定送信部と、監視部とを含む。前記電文設定送信部は、電源供給部から電源の供給を受けて動作し、予め準備された電文信号を送信する。前記監視部は、前記電源供給部から前記電文設定送信部に供給される電流を監視し、その監視結果を外部に出力する。
上述したように、本発明に係るトランスポンダ装置は、主要な内部回路として、電文設定送信部を含んでおり、電文設定送信部は、電源供給部から電源の供給を受けて動作し、予め準備された電文信号を送信する。したがって、本発明に係るトランスポンダ装置によれば、予め準備された現示条件等の電文を、車上側に送信することができる。しかも、予め準備された電文信号を有する電文設定送信部を有するから、符号処理器を必要としない。このため、全体の構成が簡素化され、小型でコストの安価なトランスポンダ装置を実現することができる。
【0008】
本発明に係るトランスポンダ装置は、さらに、監視部を含む。監視部は、電源供給部から電文設定送信部に供給される電流を監視し、その監視結果を外部に出力する。トランスポンダ装置の主要な内部回路を構成する電文設定送信部に故障が生じた場合、電源供給部から電文設定送信部に供給される電流が変化する。監視部は、その電流の変化をとらえて、電文設定送信部の故障状態を検知し、それをトランスポンダ装置の外部に報知する。よって、本発明によれば、電文設定送信部の動作状態を監視し、外部に知らせることのできるトランスポンダ装置を実現することができる。
【0009】
好ましくは、電文設定送信部は、故障監視部を有し、前記故障監視部は、前記電文設定送信部が故障状態となったとき、前記電文設定送信部の動作を停止させる。この構成によれば、電文設定送信部の故障状態の有無を、電源供給部から電文設定送信部に供給される電流のオン又はオフの2値として、明確に検知できる。
【0010】
本発明に係るトランスポンダ装置は、車上装置と組み合わされて車両制御装置を構成する。車上装置は、車両に搭載され、トランスポンダ装置から送信された前記電文信号を受信し、解読する。
【発明の効果】
【0011】
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)内部回路の動作状態を監視し、外部に知らせることのできるトランスポンダ装置及びそれを用いた車両制御装置を提供することができる。
(b)符号処理器を必要としない小型、かつ、安価なトランスポンダ装置及びそれを用いた車両制御装置を提供することができる。
【0012】
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施例によって更に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る鉄道用トランスポンダ装置を用いた車両制御装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るトランスポンダ装置の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るトランスポンダ装置の他の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照すると、本発明に係るトランスポンダ装置1は、車上装置72〜75と組み合わされて車両制御装置を構成する。トランスポンダ装置1は、車両71の走行するレール8の付近において、地上に設置され、地上装置を構成している。トランスポンダ装置1は、送信部3の主要な回路部分として、電文設定送信部31を含んでいる。電文設定送信部31は、電文を設定する機能、その電文を格納する機能、及び、格納されている電文を送信する機能を有する。図示の電文設定送信部31は、外部の電源供給部6から、電源入力端子Tを経て供給される電源によって動作をし、予め準備された電文信号を、情報送信アンテナ32から空中に送信する。したがって、本発明に係るトランスポンダ装置1によれば、電文設定送信部31において予め準備された現示条件等の電文を、車上側に送信することができる。しかも、符号処理器を必要としないから、全体の構成が簡素化され、小型でコストの安価なトランスポンダ装置1を実現することができる。
【0015】
本発明に係るトランスポンダ装置1は、さらに、監視部5を含む。監視部5は、電源供給部6から電文設定送信部31に供給される電流を監視し、その監視結果を出力端子Tsから外部に出力する。トランスポンダ装置1の主要部を構成する電文設定送信部31に故障が生じた場合、電源供給部6から電文設定送信部31に供給される電流が変化する。監視部5は、その電流の変化から、電文設定送信部31の故障状態を検知し、それを出力端子Tsを経て、トランスポンダ装置1の外部に報知する。よって、本発明によれば、電文設定送信部31の動作状態を監視し、外部に知らせることのできるトランスポンダ装置1を実現することができる。電流の検知は、例えば、抵抗電圧降下によって検知することができるし、電磁気的な検知手段、例えばホール素子等を用いて検知することもできる。
図示の送信部3は、電文設定送信部31及び情報送信アンテナ32とともに、故障監視部33,34とを含む。
【0016】
故障監視部33,34は、電文設定送信部31が故障状態となったとき、電文設定送信部31の動作を停止させる。故障監視部33,34は、より具体的には、電文設定送信部31の故障状態等を検知する故障検知部33と、故障検知部33によって制御されるスイッチ部34とを備えて構成される。スイッチ部34は、電文設定送信部31の電源入力側に直列に挿入されている。スイッチ部34は、故障検知部33が電文設定送信部31の故障を検知しない状態では、ON状態にあるが、故障検知部33が電文設定送信部31の故障を検知すると、その検知信号によってOFFとなり、電文設定送信部31に対する電源入力を遮断するように動作する。この構成によれば、監視回路5は、電文設定送信部31の故障状態の有無を、電源供給部6から電文設定送信部31に供給される電流のON又はOFFの2値として検知することになるから、電文設定送信部31の故障状態の有無を確実に検知し、外部に報知することができる。スイッチ部34は、有接点、半導体無接点リレーなどを含む回路によって構成することができる。
【0017】
車上装置72〜75は、レール8の上を矢印Fの方向に走行する車両(列車)71に搭載され、トランスポンダ装置1の情報送信アンテナ32から送信された電文信号波を、車上アンテナ72で受信し、信号処理装置73で解読する。そして、その解読結果を速度制御装置74に供給し、速度制御装置74からブレーキ装置75にブレーキ制御信号を供給することにより、ブレーキ装置75によって車輪76に制動をかける。
【0018】
次に、トランスポンダ装置1の具体例を、図2及び図3を参照して説明する。図において、図1に現れた構成部分と対応する構成部分については、同一又は関連する参照符号を付してある。まず、図2を参照して説明する。図2のトランスポンダ装置1は、電源入力部10を含む。電源入力部10は、複数n(3つ)の個別電源供給線11〜13と、複数n(3つ)の単方向性回路素子D1〜D3とを含んでいる。個数nは、任意の自然数である。
【0019】
個別電源供給線11〜13のそれぞれは、一端が電源入力端子T1〜T3に接続され、他端が電文設定送信部31に接続されている。電源供給端T1〜T3には、DC電圧である電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3がそれぞれ個別に供給される。
【0020】
複数nの単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、互いに方向性を合わせて、一端が個別電源供給線11〜13と対応関係をもって個別的に接続され、他端が共通電源線15に共通に接続されている。単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、一般的なダイオードで構成されている。もっとも、他の単方向性半導体素子であってもよい。
【0021】
単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、個別電源供給線11〜13の側から共通電源線15の側を見た極性が、単方向性回路素子D1〜D3の全てにおいて、順方向となり、共通電源線15側から個別電源供給線11〜13側を見た極性が、単方向性回路素子D1〜D3の全てにおいて、逆方向となるように、方向付けられている。
【0022】
共通電源線15は、監視部5及びスイッチ部34を経由して、電文設定送信部31の電文送信部310に接続される。電文送信部31は、共通電源線15、監視部5及びスイッチ部34を経由して供給される電源によって動作する。
【0023】
電文設定送信部31は、G現示情報、Y現示情報及びR現示情報を記憶し、電源供給端子T1及び個別電源供給線11から電文選択駆動電源GV1が供給されたとき、G現示信号に相当する電文信号Sgを出力し、電源供給端T2及び個別電源供給線12から電文選択駆動電源GV2が供給されたとき、Y現示信号に相当する電文信号Syを出力し、電源供給端T3及び個別電源供給線13から電文選択駆動電源RV3が供給されたとき、R現示信号に相当する電文信号Srを出力する。電文信号Sg、Sy、Srは信号波として情報送信アンテナ32から空中に送信される。
【0024】
電文設定送信部31は、電文設定部、OR回路等で構成される信号処理部、並/直変換部、変調部及び増幅部等を有して構成されている。もっとも、電文設定送信部31は、電文信号Sg,Sy,Srを、車上側で受信するのに適した信号に変換して、送信できればよい。
【0025】
上述したように、図2のトランスポンダ装置1では、個別電源供給線11〜13のそれぞれは、一端に互いに分離された個別的な電源供給端T1〜T3を有しており、他端が電文設定部311〜313のそれぞれと対応関係をもって個別的に接続されている。したがって、電源供給端T1〜T3の何れに電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3が供給されるかによって、送信すべき電文が選択され、それが電文設定送信部31から情報送信アンテナ32に供給されることになる。
【0026】
単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、一端が個別電源供給線11〜13と対応関係をもって個別的に接続され、他端が共通電源線15に共通に接続されている。電文設定送信部31は、共通電源線15から電源供給を受けて動作する。したがって、電源供給端T1〜T3及び個別電源供給線11〜13の何れかに電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3が供給された場合、電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3の供給された個別電源供給線11〜13に接続されている単方向性回路素子D1〜D3を通って、その共通電源線15から監視部5及びスイッチ部34を経由して、電文設定送信部31に電源が供給され、電文設定送信部31が動作をする。
【0027】
単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、個別電源供給線11〜13の側から共通電源線15の側を見た極性が、単方向性回路素子D1〜D3の全てにおいて、順方向であり、共通電源線15側から個別電源供給線11〜13側を見た極性が、単方向性回路素子D1〜D3の全てにおいて、逆方向となる極性となるように、方向付けられているから、単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3に対しては順方向となる。したがって、現示条件等の電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3のみで動作し得、別途電源供給回路及び電力波受信回路が不要で、小型、低コストのトランスポンダ装置1を実現することができる。
【0028】
また、単方向性回路素子D1〜D3のそれぞれは、上述した極性となるように方向付けられているから、単方向性回路素子D1〜D3のうちの2つを通る電流回路の形成が阻止される。例えば、Hレベルの電文選択駆動電源GV1が入力されて、単方向性回路素子D1が導通したとき、他の単方向性回路素子D2、D3は、共通電源線15から個別電源供給線22,23に向かう電流回路を遮断するように働く。
【0029】
上記のトランスポンダ装置において、電文設定送信部31に故障が生じた場合、その故障状態は故障検知部33によって検知される。故障検知部33が電文設定送信部31の故障状態等を検知すると、その検知信号によって、スイッチ部34がOFFとなり、電文設定送信部31に対する電源入力を遮断するように動作する。よって、監視回路5は、電文設定送信部31の故障状態の有無を、電文設定送信部31に供給される電流のON又はOFFの2値として検知することになるから、電文設定送信部31の故障状態の有無を確実に検知し、出力端子Tsから外部に報知することができる。
【0030】
次に、図3は、無電源タイプのトランスポンダ装置に本発明を適用した例を示している。
【0031】
図示のトランスポンダ装置は、電源供給部6として、電力波受信アンテナ61と、整流部62とを有し、電力波受信アンテナ61により、車上アンテナ72(図1参照)から送信された電力波を受信し、それを整流部62で直流に変換する。整流部62で得られた直流電源は、監視回路5、スイッチ部34及び共通電源線15を経由して、電文設定送信部31に供給される。また、整流部62で得られた直流電源は、電源入力部10にも供給され、電源入力部10から電文設定送信部31に電文選択駆動電源GV1、YV2,RV3及びV0が供給される。
【0032】
図示の電源入力部10は、その一例として、折返し線や単線区間の方向条件が上り方向条件(UFR)のときに動作し、下り方向条件(DFR)のときに復旧するリレ−UFPRと、現示条件としてG現示条件が入力したときに動作し、G現示条件が入力していないときに復旧するリレ−GPRと、現示条件としてY現示条件が入力したときに動作し、Y現示条件が入力していないときに復旧するリレ−YPRとを有する。各リレ−UFPR,GPR,YPRのコイルはケ−ブルを介して信号制御器(図示しない)に接続されている。
【0033】
そして、リレ−UFPRの動作接点UFPR1及びリレ−GPRの動作接点GPR1が直列に挿入接続された個別電源供給線11をとおして、電文選択駆動電源GV1が電文設定送信部31に供給され、リレ−UFPRの動作接点UFPR1及びリレ−YPRの動作接点YPR1が直列に挿入接続された個別電源供給線12をとおして、電文選択駆動電源YV1が電文設定送信部31に供給される。また、リレ−UFPRの動作接点UFPR1、リレ−GPRの復旧接点GPR2及びリレ−YPRの復旧接点YPR2が直列に挿入接続された個別電源供給線13をとおして、電文選択駆動電源RV1が電文設定送信部31に供給される。更に、リレ−UFPRの復旧接点UFPR2が直列に挿入接続された個別電源供給線14をとおして、無効電文選択駆動電源V0が、電文設定送信部31に供給される。
【0034】
図3に示した無電源タイプのトラスポンダ装置1は、車両71(図1参照)が接近したとき、車上アンテナ72(図1参照)から送信された電力波を、電力波受信アンテナ61で受信し、受信した電力波を整流回路62で整流して、電文設定送信部31の動作電源とするのであるから、電文設定送信部31の動作状態を、常時監視することはできないが、車両71(図1参照)が接近し、電力波受信アンテナ61が電力波を受信したときに限って、電文設定送信部31の動作状態を監視し得る。
【0035】
電力波受信アンテナ61が電力波を受信したときに、電文設定送信部31に故障が生じていたとすると、その故障状態が故障検知部33によって検知され、故障検知部33からスイッチ部34に供給される検知信号によって、スイッチ部34がOFFとなる。監視回路5はそのときの電流変化を捉え、電文設定送信部31の異常、即ち故障を、出力端子Tsから外部に報知することができる。
【0036】
以上、実施の形態を参照して説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々の変形、変更が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0037】
1 トランスポンダ装置
11〜14 個別電源供給線
3 送信部
31 電文設定送信部
32 情報送信アンテナ
33 故障検知部
34 スイッチ部
5 監視回路
71 車両
72 車上アンテナ
73 信号処理装置
74 速度制御装置
75 ブレーキ装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電文設定送信部と、監視部とを含むトラスポンダ装置であって、
前記電文設定送信部は、電源供給部から電源の供給を受けて動作し、予め準備された電文信号を送信するものであり、
前記監視部は、前記電源供給部から前記電文設定送信部に供給される電流を監視し、その監視結果を外部に出力する、
トラスポンダ装置。
【請求項2】
請求項1に記載されたトランスポンダ装置であって、故障監視部を含み、前記故障監視部は、前記電文設定送信部が故障状態となったとき、前記電文設定送信部の動作を停止させる、トランスポンダ装置。
【請求項3】
トランスポンダ装置と、車上装置とを含む車両制御装置であって、
前記トランスポンダ装置は、請求項1又は2に記載されたものであり、
前記車上装置は、車両に搭載され、前記トランスポンダ装置から送信された前記電文信号を受信し、解読する、
車両制御装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−148648(P2012−148648A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−7972(P2011−7972)
【出願日】平成23年1月18日(2011.1.18)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】