ナビゲーション装置

【課題】ユーザが安心してHOVレーンを使用しやすく、わかりやすいような案内を、案内図、音声を用いて行なうナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】地図情報を取得する地図情報取得部31と、地図情報取得部31により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部38と、HOVレーン判断部38によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、該HOVレーンを含む道路の道路番号にHOVレーンを意味する情報を付加する加工を行う道路番号加工部43と、道路番号加工部43で加工された道路番号を案内図で表示させる表示処理部44、音声で案内する音声案内部を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ユーザを目的地まで案内するナビゲーション装置に関し、特にHOVレーン(High Occupancy Vehicle Lane)を案内する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の進入が規制される道路として、例えば、主に北米の大都市に見られる道路システムで採用されているカープールレーン(Car Pool Lane)などが知られている。カープールレーンは、HOVレーンとも呼ばれ、複数人が乗っている車両のみが走行を許可されるレーンであり、ハイウエイに併設されるレーン、インターチェンジをショートカットするレーンなどが知られている。このカープールレーンを採用する道路システムは、カープールレーンを走行すれば短時間で目的地に到着できるという優遇措置をユーザに与えることにより、1台の車両に複数人が搭乗することを奨励し、以て、全体としての交通量を減らして交通渋滞を緩和しようとするものである。
【0003】
このようなカープールレーンを案内する技術として、特許文献1は、他の車線との間の相互の進入および離脱が制限されている車線を効率よく走行することができるナビゲーション装置を開示している。このナビゲーション装置は、カープールレーンを備えた高速道路における進入/離脱ポイントに関する道路情報を含んだ地図情報がDVDから読み出されてデータバッファに格納される。経路探索処理部は、データバッファに格納された地図情報を用いて、カープールレーンの使用の可否を考慮した経路探索処理を行う。カープールレーンを使用した経路誘導を行う場合に、カープールレーン案内部は、進路を変更すべき進入/離脱ポイントが自車位置から所定距離以内に接近したタイミングで画像および音声により所定のレーン変更案内を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−183159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来の技術においては、HOVレーンを意識した道路番号の案内、走行中のHOVレーンの残距離および残時間の案内、または、1本のリンク中の出入口区間を表示する案内などは行われず、ユーザは、安心してHOVレーンを走行できないという問題がある。
【0006】
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、ユーザが安心してHOVレーンを走行できるような案内を行うことができるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明に係るナビゲーション装置は、道路にHOVレーンが併設されているか否かに拘わらず、その道路は一本のリンクによって定義され、該リンクデータにはHOVレーンが併設されているか否かを表す情報が含まれる地図情報を取得する地図情報取得部と、地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、該HOVレーンを含む道路の道路番号にHOVレーンを意味する情報を付加する加工を行う道路番号加工部と、道路番号加工部で加工された道路番号を表示させる表示制御部または該道路番号を音声で出力させる音声案内部とを備えている。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係るナビゲーション装置によれば、HOVレーンを走行中は、道路番号の表示にHOVレーンを意味する情報が付加されて表示されるので、ユーザに走行している道路がどこであるかを視覚的に認知させることができる。その結果、ユーザが安心してHOVレーンを走行できるような案内を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の制御装置の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置において表示装置の画面に表示されるHOVレーン情報付道路番号の例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置において表示装置の画面に表示されるHOVレーン情報付道路番号の他の例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置において表示装置の画面に表示されるHOVレーン情報付道路番号のさらに他の例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置で行われる、道路名称から道路番号を抽出する処理を説明するための図である。
【図9】この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態4に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態4又は6に係るナビゲーション装置において表示装置の画面に残距離又は残時間が表示された例を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態5に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態6に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態7に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態8に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態8に係るナビゲーション装置において案内区間マークが表示された例を示す図である。
【図17】この発明の実施の形態9に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態10に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】この発明の実施の形態11に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図20】この発明の実施の形態11に係るナビゲーション装置において案内図上のHOVレーンが表示された例を示す図である。
【図21】この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図22】この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置において地図上に進入禁止マークが表示された例を示す図である。
【図23】この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置において案内図上に進入禁止マークが表示された例を示す図である。
【図24】この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置において案内図上に進入禁止マークが表示された他の例を示す図である。
【図25】この発明の実施の形態13に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図26】この発明の実施の形態13に係るナビゲーション装置において表示される案内図の例を示す図である。
【図27】この発明の実施の形態14に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図28】この発明の実施の形態15に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図29】この発明の実施の形態16に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図30】この発明の実施の形態17に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図31】この発明の実施の形態18に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行中は、道路番号の表示にHOVレーンを意味する情報を付加して出力するようにしたものである。
【0011】
図1は、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置は、入力装置11、GPS(Global Positioning System)受信機12、距離センサ13、方位センサ14、乗車人数センサ15、後続車両検出センサ16、地図情報記憶装置17、表示装置18、音声出力装置19および制御装置20を備えている。
【0012】
入力装置11は、例えば、表示装置18の画面上に載置されたタッチパネルから構成されている。この入力装置11は、例えば、経路探索のための出発地、目的地または経由地などを設定したり、ユーザが各種指示をナビゲーション装置に与えたりするために使用される。この入力装置11から入力された情報は、操作信号として制御装置20に送られる。
【0013】
GPS受信機12は、GPS衛星から受信されたGPS信号に基づき車両の現在位置を検出する。このGPS受信機12で検出された車両の現在位置は、現在位置信号として制御装置20に送られる。距離センサ13は、車両の移動距離を検出する。この距離センサ13で検出された移動距離は、距離信号として制御装置20に送られる。方位センサ14は、車両が向いている方位を検出する。この方位センサ14で検出された方位は、方位信号として制御装置20に送られる。
【0014】
地図情報記憶装置17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)装置から構成されており、リンクおよびノードによって道路を規定する道路データを含むデジタル化された地図情報の他に、ナビゲーション機能を実現するための種々のデータを記憶している。なお、地図情報記憶装置17としては、HDDに限らず、装着されたDVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disc)、メモリスティック、またはSDメモリカードからデータを読み出すドライブ装置によって構成することもできる。
【0015】
地図情報に含まれる道路データによって示される道路は、当該道路にHOVレーンが併設されているか否かに拘わらず一本のリンクによって定義されている。リンクを表すリンクデータには、HOVレーンの位置を表すHOVレーン位置情報、HOVレーンが併設されているか否かを表すHOVレーン有無情報、HOVレーンと他のレーンとの間でレーン変更が可能な位置を表すレーン変更可能位置情報、HOVレーン出入口の時間に応じた通行可否を表す時間規制情報、道路名称および道路番号などが含まれる。道路名称は、道路に付与されている名称である。道路番号は、道路に付与されている番号である。この地図情報記憶装置17に記憶されているデータは、制御装置20によって読み出される。
【0016】
乗車人数センサ15は、移動体の乗車人数を検出する。この乗車人数センサ15で検出された乗車人数は、乗車人数信号として制御装置20に送られる。後続車両検出センサ16は、現在走行しているレーンに隣接した変更先レーンの後続車両の有無を検出する。この後続車両検出センサ16で検出された後続の車両の有無は、後続車両信号として制御装置20に送られる。
【0017】
表示装置18は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)から構成されており、制御装置20から送られてくる映像信号に従って、地図、経路、拡大図、道路番号および種々の案内メッセージなどを画面に表示する。音声出力装置19は、例えばスピーカから構成されており、制御装置20から送られてくる音声信号に従って、道路番号、残距離または残時間などといった案内情報を音声で出力する。
【0018】
制御装置20は、詳細は後述するが、ナビゲーション装置の全体を制御する。この制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、表示制御部24および入出力制御部25を備えている。
【0019】
CPU21は、RAM23をワークメモリとして使用し、ROM22から読み出したプログラムにしたがって動作することにより、経路探索または案内点の抽出などといった処理を実行する。ROM22は、CPU21によって読み出されて種々の処理を実行するためのプログラムおよびデータなどを格納している。RAM23は、上述したようにCPU21のワークメモリとして使用され、演算処理中のデータ(例えば展開された地図情報など)を一時的に格納する。
【0020】
表示制御部24は、表示装置18を制御する。具体的には、表示制御部24は、CPU21で生成された表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。入出力制御部25は、制御装置20と、この制御装置20に接続されている入力装置11、GPS受信機12、距離センサ13、方位センサ14、乗車人数センサ15、後続車両検出センサ16、地図情報記憶装置17、表示装置18および音声出力装置19との間のインタフェースとして機能し、これらの間における信号の送受を制御する。
【0021】
次に、制御装置20によって実現される機能の詳細を説明する。図2は、制御装置20の機能的な構成を示す機能ブロック図である。制御装置20は、制御部30、地図情報取得部31、現在位置検出部32、後続車両検出部33、乗車人数検出部34、車両情報抽出部35、経路探索部36、経路記憶部37、HOVレーン判断部38、HOVレーン出入口抽出部39、通行可否判断部40、HOVレーン残時間算出部41、HOVレーン残距離算出部42、道路番号加工部43、表示処理部44、音声メッセージ生成部45および音声案内部46を備えている。これらの構成要素のうち、経路記憶部37以外は、CPU21において実行されるプログラム処理によって実現されている。
【0022】
制御部30は、制御装置20の全体を制御する。例えば、制御部30は、自己に接続されている構成要素の起動、停止、これら相互間のデータの送受などを制御する。地図情報取得部31は、地図情報記憶装置17から地図情報を取得して制御部30に送る。
【0023】
現在位置検出部32は、GPS受信機12から送られてくる現在位置信号または方位センサ14から送られてくる方位信号および距離センサ13から送られてくる距離信号を用いて自律航法によって生成した現在位置信号と、地図情報取得部31から制御部30を介して取得した地図情報に基づき、車両の現在位置を検出する。なお、制御部30に接続された構成要素間のデータの送受は、全て制御部30を経由して行われるので、以下においては、制御部30を経由する旨の記述は省略する。
【0024】
この現在位置検出部32は、ナビゲーション装置上で1本のリンクで表現される道路であっても、その1本のリンクのどのレーンを実際に走行しているかをも検出できる。この現在位置検出部32で検出された車両の現在位置は、自車位置情報として制御部30に送られる。
【0025】
後続車両検出部33は、後続車両検出センサ16から送られてくる後続車両信号に基づき、後続の車両の有無を検出する。この後続車両検出部33で検出された後続車両の有無は、後続車両データとして制御部30に送られる。なお、後続車両を検知する技術は周知であり、例えば、特開2004−268644号公報、特開2001−118197号公報および特開平11−245745号公報などに開示されているので、必要に応じて参照されたい。
【0026】
乗車人数検出部34は、乗車人数センサ15から送られてくる乗車人数信号に基づき、車両に乗車している人数を検出する。この乗車人数検出部34で検出された乗車人数は、乗車人数データとして、制御部30に送られる。なお、乗車人数を検出する技術は周知であり、例えば、特許第3918326号公報および特開2005−061988号公報などに開示されているので、必要に応じて参照されたい。
【0027】
車両情報抽出部35は、当該ナビゲーション装置が搭載されている車両から、該車両に関する車両情報、例えば、車両の大きさを表す情報などを抽出する。この車両情報抽出部35で抽出された車両情報は、制御部30に送られる。
【0028】
経路探索部36は、現在位置検出部32から送られてきた自車位置情報によって示される現在位置または入力装置11から入力された出発地から、入力装置11から入力された目的地までの経路を、地図情報取得部31から取得した地図情報に基づいて探索する。この経路探索部36で探索された経路は、経路データとして経路記憶部37に送られる。
【0029】
経路記憶部37は、例えば制御装置20のRAM23の一部に設けられ、経路探索部36から送られてきた経路データを記憶する。この経路記憶部37に記憶された経路データは、制御部30によって読み出される。
【0030】
HOVレーン判断部38は、地図情報取得部31から取得した地図情報に含まれる道路または経路記憶部37に記憶されている経路にHOVレーンが含まれているかどうかを判断する。このHOVレーン判断部38における判断結果は、制御部30に送られる。
【0031】
HOVレーン出入口抽出部39は、HOVレーン判断部38から取得した判断結果によって、道路または経路にHOVレーンが含まれることが示されている場合に、HOVレーン以外のレーンとHOVレーンとの出入口区間を抽出する。このHOVレーン出入口抽出部39によって抽出された出入口区間は、出入口位置データとして制御部30に送られる。
【0032】
通行可否判断部40は、乗車人数検出部34から送られてくる乗車人数データによって示される人数および車両情報抽出部35から送られてくる車両情報に基づき、HOVレーン判断部38によってHOVレーンが含まれると判断された道路または経路のHOVレーンを通行できるか否かを判断する。この通行可否判断部40による判断結果は、制御部30に送られる。
【0033】
HOVレーン残時間算出部41は、経路記憶部37から送られてくる経路データ、HOVレーン判断部38から送られてくる判断結果、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データおよび現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報に基づき、道路または経路のHOVレーンを走行する残時間を算出する。このHOVレーン残時間算出部41で算出された残時間は、残時間データとして制御部30に送られる。
【0034】
HOVレーン残距離算出部42は、HOVレーン判断部38から送られてくる判断結果、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データおよび現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報に基づき、道路または経路のHOVレーンを走行する残距離を算出する。このHOVレーン残距離算出部42で算出された残距離は、残距離データとして制御部30に送られる。
【0035】
道路番号加工部43は、地図情報取得部31から送られてくる地図情報、現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報、経路記憶部37から送られてくる経路データ、HOVレーン判断部38から送られてくる判断結果に基づき、自車が走行している地図上の道路または経路上の道路の道路番号を抽出し、この抽出した道路番号をHOVレーンであることがわかるように加工する。この道路番号加工部43で加工された道路番号は、HOVレーン情報付道路番号として制御部30に送られる。
【0036】
表示処理部44は、地図情報取得部31から送られてくる地図情報によって示される地図、経路記憶部37から送られてくる経路データによって示される経路、HOVレーン判断部38から送られてくる判断結果によって示されるHOVレーンを含む道路、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データによって示されるHOVレーンへの出入口位置、通行可否判断部40から送られてくる判断結果によって示される通行不可道路、HOVレーン残時間算出部41から送られてくる残時間データによって示されるHOVレーンを走行する残時間、HOVレーン残距離算出部42から送られてくる残距離データによって示されるHOVレーンを走行する残距離および道路番号加工部43から送られてくるHOVレーン情報付道路番号などを表示装置18に表示させるための表示データを生成する。この表示処理部44で生成される表示データは、制御装置20の内部の表示制御部24に送られる。
【0037】
音声メッセージ生成部45は、HOVレーン残時間算出部41から送られてくる残時間データによって示されるHOVレーンを走行する残時間、HOVレーン残距離算出部42から送られてくる残距離データによって示されるHOVレーンを走行する残距離、道路番号加工部43から送られてくるHOVレーン情報付道路番号、経路記憶部37から送られてくる経路データによって示される経路、HOVレーン判断部38から送られてくる判断結果によって示されるHOVレーンを含む道路、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データによって示されるHOVレーンへの出入口位置と後続車両検出部33から送られてくる後続車両データによって示される後続車両の有無とによってHOVレーンとの間の車線変更の可否などを案内するための音声メッセージを生成する。この音声メッセージ生成部45で生成された音声メッセージは、音声データとして音声案内部46に送られる。
【0038】
音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、音声出力装置19から音声メッセージに対応した音声案内が出力される。
【0039】
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を、道路番号にHOVレーンである旨の情報を付加して案内する道路番号案内処理を中心に、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0040】
この道路番号案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST11)。すなわち、制御部30は、地図情報記憶装置17から地図情報取得部31を介して地図情報を取得し、HOVレーン判断部38に送る。次いで、取得した地図情報にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST12)。すなわち、HOVレーン判断部38は、制御部30から送られてくる地図情報によって示される道路にHOVレーンが含まれているかどうかを判断し、判断結果を制御部30に送る。
【0041】
このステップST12において、HOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン位置が取得される(ステップST13)。すなわち、制御部30は、HOVレーン判断部38からHOVレーンが含まれる旨の判断結果が送られてきた場合は、HOVレーンが含まれている道路に対応するリンクデータのHOVレーン位置情報からHOVレーン位置を取得する。
【0042】
次いで、HOVレーンの道路番号が取得される(ステップST14)。すなわち、制御部30は、HOVレーンが含まれている道路に対応するリンクデータの道路番号を取得し、道路番号加工部43に送る。次いで、道路番号が加工される(ステップST15)。すなわち、道路番号加工部43は、制御部30から送られてくる道路番号をHOVレーンであることがわかるように加工し、HOVレーン情報付道路番号として制御部30に送る。その後、シーケンスはステップST17に進む。
【0043】
上記ステップST12において、HOVレーンが存在しないことが判断されると、次いで、道路番号が取得される(ステップST16)。すなわち、制御部30は、HOVレーンが含まれていない道路に対応するリンクデータの道路番号を取得する。その後、シーケンスはステップST17に進む。
【0044】
ステップST17においては、道路番号の表示または音声出力の少なくとも1つで案内が行われる。すなわち、制御部30は、ステップST15において道路番号加工部43から送られてくるHOVレーン情報付道路番号、または、ステップST16で取得した道路番号を表示処理部44または音声メッセージ生成部45の少なくとも1つに送る。
【0045】
表示処理部44は、制御部30からHOVレーン情報付道路番号または道路番号が送られてきた場合は、これらを表示するための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、表示処理部44から送られてきた表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、表示装置18の画面に、HOVレーン情報付道路番号または道路番号が表示される。
【0046】
HOVレーン情報付道路番号は、HOVレーンの道路番号であることが分かるような種々の形態で表示することができる。図4〜図6は、表示装置18の画面にHOVレーン情報付道路番号が表示された例を示す図である。図4は、前方案内点の情報表示エリアに道路番号を表示する際、HOVレーンであることを示すマーク(菱形の図形)を付した道路番号「22」が表示された例である。
【0047】
図5は、現在走行道路情報表示エリア(画面下部)に、道路番号を表示する際、HOVレーンであることを示すマーク(菱形の図形)を付した道路番号「CA−22 E」が表示された例である。図6は、前方案内点の情報表示エリアに道路番号を表示する際、HOVレーンであることを表す「HOV−LN」が付加された道路番号「I−110−HOV−LN」が表示された例である。
【0048】
また、音声メッセージ生成部45は、制御部30からHOVレーン情報付道路番号または道路番号が送られてきた場合は、これらを音声で出力するための音声メッセージを生成し、音声データとして音声案内部46に送る。音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、音声出力装置19からHOVレーン情報付道路番号または道路番号に対応した音声案内が出力される。その後、道路番号案内処理は終了する。
【0049】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置によれば、HOVレーンを走行中は、道路番号の表示にHOVレーンを意味する文字または図形などが付加されて表示されるので、ユーザに走行している道路がどこであるかを視覚的に認知させることができる。また、HOVレーンを走行中は、道路番号にHOVレーンを意味するメッセージが付加されて音声出力されるので、ユーザに走行している道路がどこであるかを聴覚的に認知させることができる。
【0050】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行中は、道路番号の表示にHOVレーンを意味する情報を付加して出力するようにしたものであり、特に道路を表すリンクデータに道路番号が格納されていない場合であっても、道路名称から道路番号を抽出し、この抽出した道路番号にHOVレーンを意味する情報を付加して表示するようにしたものである。
【0051】
この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態1に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0052】
HOV専用レーン(HOV専用道路)では、道路を表すリンクには道路番号は格納されず、道路名称のみが格納される場合がある。また、道路番号は、道路名称中に道路番号のような形式で格納される場合もある。以下に、HOVレーンに関する道路名称および道路番号の格納形式の例を示す。
【0053】
(a)HOV専用レーン(HOV専用道路)
・例1(LOS ANGELES西側)
道路名称:I−110−HOV−LN
道路番号:無し
・例2(LOS ANGELES北部)
道路名称:BUS LN
道路番号:無し
・例3(I−95Nの北部)
道路名称:無し
道路番号:I−395 HOV LN
(b)HOVレーンとFWY(Freeway)レーンとの混合道路
・例1(LOS ANGELES東側)
道路名称:無し
道路番号:I−110 N
・例2(LOS ANGELES西側)
道路名称:無し
道路番号:I−405 N
(c)FWYレーンのみの道路
・例1(LOS ANGELES北部)
道路名称:無し
道路番号:I−10 W
・例2
道路名称:(BROOKLYN東側)
道路番号:I−278 E
【0054】
次に、上述した道路名称および道路番号の格納形式を有する場合に対応した道路番号案内処理を、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図3で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0055】
道路番号案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST11)。次いで、取得した地図情報にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、HOVレーンが存在しないことが判断されると、次いで、道路番号が取得される(ステップST16)。その後、シーケンスはステップST17に進む。
【0056】
上記ステップST12において、HOVレーンが含まれることが判断されると、次いで、HOVレーン位置が取得される(ステップST13)。次いで、HOVレーンの道路番号が取得される(ステップST14)。すなわち、制御部30は、HOVレーンが含まれている道路に対応するリンクデータの道路番号の取得を試みる。
【0057】
次いで、道路番号が格納されているかどうかが調べられる(ステップST21)。すなわち、制御部30は、ステップST14で取得したリンクデータに道路番号が格納されているかどうかを調べる。このステップST21において、道路番号が格納されていることが判断されると、制御部30は、その道路番号を道路番号加工部43に送り、その後、シーケンスはステップST17に進む。
【0058】
一方、ステップST21で、道路番号が格納されていないことが判断されると、次いで、HOVレーンの道路名称が取得される(ステップST22)。すなわち、制御部30は、HOVレーンが含まれている道路に対応するリンクデータの道路名称を取得する。
【0059】
次いで、道路名称に道路番号が格納されているかどうかが調べられる(ステップST23)。すなわち、制御部30は、ステップST22で取得したリンクデータに含まれる道路名称に道路番号が格納されているかどうかを調べる。この処理では、制御部30は、まず、道路名称から道路番号を抽出する。道路名称から道路番号を抽出する処理の例を説明する。
【0060】
まず、数字部分の切り出しが行われる。すなわち、道路名称から数字部分の文字列とその位置が特定される。次いで、道路番号が特定される。すなわち、切り出した数字部分の前に位置する文字列が、例えば図8に示す文字列と一致するか否かを確認し、一致した場合は、その数字を道路番号の一部として扱い、一致しなければ道路番号の一部と扱わない。なお、図8に示す文字は、数字と対となるPrefixであり、数字とPrefixを合わせて道路番号となる。以下に、2つの具体例を説明する。
【0061】
例えば、道路名称が“Freeway I−95”である場合、まず、数字部分“95”が切り出され、数字が11文字目以降に位置すると判定される。次いで、11文字目直前の文字列が図8に示す文字列と一致するか否かが判定される。この場合、“I−”に一致するので、“I−95”が抽出されて道路番号と判定される。
【0062】
例えば、道路名称が“Freeway Exit5”である場合、まず、数字部分“5”が切り出され、数字が13文字目以降に位置すると判定される。次いで、13文字目直前の文字列が図8の文字列と一致するか否かが判定される。この場合、一致する文字列は存在しないので、道路番号は存在しないと判定される。
【0063】
上記ステップST23において、道路名称に道路番号が格納されていないことが判断されると、道路番号を取得できないため、道路番号の案内は行わずに道路番号案内処理は終了する。一方、ステップST23において、道路名称に道路番号が格納されていることが判断されると、シーケンスはステップST17に進む。
【0064】
ステップST17においては、道路番号の表示または音声出力の少なくとも1つで案内が行われる。すなわち、制御部30は、ステップST14において取得された道路番号またはステップST23において抽出された道路番号を表示処理部44または音声メッセージ生成部45の少なくとも1つに送る。
【0065】
表示処理部44は、制御部30から道路番号が送られてきた場合は、これらを表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、表示処理部44から送られてきた表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、表示装置18の画面に、道路番号が表示される。
【0066】
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置によれば、HOV専用レーン(HOV専用道路)では、道路番号は格納されず道路名称のみ格納されることが多く、道路名称に道路番号が格納されることもあるため、道路名称および道路番号の両方を取得し、どちらかに道路番号として案内できる部分が含まれている場合は、その道路番号を抽出して表示および音声出力するように構成したので、道路名称のみが格納されている道路であっても道路番号を案内することができる。その結果、一般には道路番号より長い道路名称を案内するよりも、ユーザに走行中の道路および走行方向の道路(次に走行すべき道路)をより容易に認識させることができる。
【0067】
実施の形態3.
この実施の形態3に係るナビゲーション装置は、上述した実施の形態1に係るナビゲーション装置の機能と実施の形態2に係るナビゲーション装置の機能の両方を備えたものである。この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態2に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態2に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0068】
図9は、実施の形態3に係るナビゲーション装置の動作を、道路番号案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートにおいて、図3および図7のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図3および図7で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0069】
道路番号案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST11)。次いで、取得した地図情報にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、HOVレーンが存在しないことが判断されると、次いで、道路番号が取得される(ステップST16)。その後、シーケンスはステップST17に進む。
【0070】
上記ステップST12において、HOVレーンが含まれることが判断されると、次いで、HOVレーン位置が取得される(ステップST13)。次いで、HOVレーンの道路番号が取得される(ステップST14)。次いで、道路番号が格納されているかどうかが調べられる(ステップST21)。このステップST21において、道路番号が格納されていることが判断されると、シーケンスはステップST15に進む。
【0071】
一方、ステップST21で、道路番号が格納されていないことが判断されると、次いで、HOVレーンの道路名称が取得される(ステップST22)。次いで、道路名称に道路番号が格納されているかどうかが調べられる(ステップST23)。このステップST23において、道路名称に道路番号が格納されていないことが判断されると、道路番号を取得できないため、道路番号の案内は行わずに道路番号案内処理は終了する。一方、ステップST23において、道路名称に道路番号が格納されていることが判断されると、シーケンスはステップST15に進む。
【0072】
ステップST15においては、道路番号が加工される。すなわち、道路番号加工部43は、ステップST21またはステップST23の処理によって制御部30から送られてくる道路番号をHOVレーンであることがわかるように加工し、HOVレーン情報付道路番号として制御部30に送る。その後、シーケンスはステップST17に進む。
【0073】
ステップST17においては、道路番号の表示または音声出力の少なくとも1つで案内が行われる。すなわち、制御部30は、ステップST15において道路番号加工部43から送られてくるHOVレーン情報付道路番号、または、ステップST16で取得した道路番号を表示処理部44または音声メッセージ生成部45の少なくとも1つに送る。
【0074】
これにより、表示装置18の画面に、HOVレーン情報付道路番号または道路番号が表示される。また、音声出力装置19からHOVレーン情報付道路番号または道路番号に対応した音声案内が出力される。その後、道路番号案内処理は終了する。
【0075】
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置によれば、上述した実施の形態1に係るナビゲーション装置による効果および実施の形態2に係るナビゲーション装置による効果を合わせた効果を奏する。
【0076】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行中に、HOVレーン変更可能区間の残距離を表示により案内するようにしたものである。この発明の実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態1に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0077】
図10は、実施の形態4に係るナビゲーション装置の動作を、残距離案内処理を中心に示すフローチャートである。残距離案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。すなわち、制御部30は、地図情報記憶装置17から地図情報取得部31を介して地図情報を取得し、経路探索部36に送る。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。すなわち、制御部30は、現在位置検出部32から自車位置情報を取得し、経路探索部36に送る。
【0078】
次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。すなわち、経路探索部36は、ステップST32において現在位置検出部32から送られてきた自車位置情報によって示される現在位置を出発地とし、入力装置11から入力された目的地までの経路を、ステップST31で地図情報取得部31から取得した地図情報に基づいて探索する。この経路探索部36で探索された経路は、経路データとして経路記憶部37に送られる。
【0079】
次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。すなわち、HOVレーン判断部38は、経路記憶部37から経路データを取得し、この経路データによって示される経路にHOVレーンが含まれているかどうかを判断する。このHOVレーン判断部38における判断結果は、制御部30に送られる。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーン変更可能区間は存在しないので、残距離案内処理は終了する。
【0080】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン変更可能区間が存在するかどうかが調べられる(ステップST35)。すなわち、制御部30は、HOVレーン判断部38から取得した判断結果によって、経路にHOVレーンが含まれることが示されている場合は、該HOVレーンに対応するリンクデータから、HOVレーンと他のレーンとの間でレーン変更が可能な位置を表すレーン変更可能位置情報を取得する。このステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在しないことが判断されると、残距離案内処理は終了する。
【0081】
一方、ステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在することが判断されると、HOVレーン変更可能区間位置が取得される(ステップST36)。すなわち、制御部30は、ステップST35で取得したレーン変更可能位置情報からHOVレーン変更可能区間位置を取得する。
【0082】
次いで、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であるかどうかが調べられる(ステップST37)。すなわち、制御部30は、現在位置検出部32で検出された現在位置が、ステップST36で取得されたHOVレーン変更可能区間に存在するかどうかを調べる。このステップST37において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中でないことが判断されると、このステップST37を繰り返し実行しながら待機する。
【0083】
上記ステップST37の繰り返し実行による待機状態において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であることが判断されると、次いで、自車位置からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残距離が表示で案内される(ステップST38)。すなわち、HOVレーン残距離算出部42は、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データおよび現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報に基づき、経路のHOVレーン変更可能区間を走行する残距離を算出し、残距離データとして表示処理部44に送る。
【0084】
表示処理部44は、HOVレーン残距離算出部42から送られてくる残距離データによって示されるHOVレーンを走行する残距離を表示装置18に表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、図11に示すように、表示装置18に表示されている案内図上に、自車位置からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残距離が表示される。
【0085】
次いで、HOVレーン変更可能区間の終了点を自車が通過したかどうかが調べられる(ステップST39)。すなわち、制御部30は、現在位置検出部32で検出された現在位置が、ステップST36で取得されたHOVレーン変更可能区間に存在するかどうかを調べる。このステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過していないことが判断されると、シーケンスはステップST38に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、表示装置18に表示されている案内図上に表示されている残距離が走行に応じて刻々と変化する。
【0086】
一方、ステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過したことが判断されると、シーケンスはステップST35に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、HOVレーン上の次のHOVレーン変更可能区間に対する処理が実行される。
【0087】
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係るナビゲーション装置によれば、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中に、そのHOVレーン変更可能区間の終了点までの残距離を表示して案内するように構成したので、ユーザは、車線変更をどこまでに実施するべきかを前もって意識することができ、ユーザのタイミングで車線変更を行うことができる。
【0088】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行中に、HOVレーン変更可能区間の残距離を音声により案内するようにしたものである。この発明の実施の形態5に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態4に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0089】
図12は、実施の形態5に係るナビゲーション装置の動作を、残距離案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図10で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0090】
残距離案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーン変更可能区間は存在しないので、残距離案内処理は終了する。
【0091】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン変更可能区間が存在するかどうかが調べられる(ステップST35)。このステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在しないことが判断されると、残距離案内処理は終了する。
【0092】
一方、ステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在することが判断されると、HOVレーン変更可能区間位置が取得される(ステップST36)。次いで、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であるかどうかが調べられる(ステップST37)。このステップST37において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中でないことが判断されると、このステップST37を繰り返し実行しながら待機する。
【0093】
上記ステップST37の繰り返し実行による待機状態において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であることが判断されると、次いで、自車位置からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残距離が音声で出力される(ステップST41)。すなわち、HOVレーン残距離算出部42は、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データおよび現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報に基づき、経路のHOVレーン変更可能区間を走行する残距離を算出し、残距離データとして音声メッセージ生成部45に送る。
【0094】
音声メッセージ生成部45は、HOVレーン残距離算出部42から送られてくる残距離データによって示されるHOVレーンを走行する残距離を案内するための音声メッセージを生成し、音声データとして音声案内部46に送る。音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、音声出力装置19からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残距離を示す音声案内が出力される。
【0095】
次いで、HOVレーン変更可能区間の終了点を自車が通過したかどうかが調べられる(ステップST39)。このステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過していないことが判断されると、シーケンスはステップST41に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、音声出力装置19から出力される残距離が走行に応じて刻々と変化する。
【0096】
一方、ステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過したことが判断されると、シーケンスはステップST35に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、HOVレーン上の次のHOVレーン変更可能区間に対する処理が実行される。
【0097】
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係るナビゲーション装置によれば、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中に、そのHOVレーン変更可能区間の終了点までの残距離を音声で案内するように構成したので、ユーザは、車線変更をどこまでに実施するべきかを前もって意識することができ、ユーザのタイミングで車線変更を行うことができる。
【0098】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行中に、HOVレーン変更可能区間の残時間を表示により案内するようにしたものである。この発明の実施の形態6に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態4に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0099】
図13は、実施の形態6に係るナビゲーション装置の動作を、残時間案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図10で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0100】
残時間案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーン変更可能区間は存在しないので、残時間案内処理は終了する。
【0101】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン変更可能区間が存在するかどうかが調べられる(ステップST35)。このステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在しないことが判断されると、残時間案内処理は終了する。
【0102】
一方、ステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在することが判断されると、HOVレーン変更可能区間位置が取得される(ステップST36)。次いで、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であるかどうかが調べられる(ステップST37)。このステップST37において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中でないことが判断されると、このステップST37を繰り返し実行しながら待機する。
【0103】
上記ステップST37の繰り返し実行による待機状態において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であることが判断されると、次いで、自車位置からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残時間が表示で案内される(ステップST51)。すなわち、HOVレーン残時間算出部41は、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データおよび現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報に基づき、経路のHOVレーン変更可能区間を走行する残時間を算出し、残時間データとして表示処理部44に送る。表示処理部44は、HOVレーン残時間算出部41から送られてくる残時間データによって示されるHOVレーンを走行する残時間を表示装置18に表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、図11に示すように、表示装置18に表示されている案内図上に、自車位置からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残時間が表示される。
【0104】
次いで、HOVレーン変更可能区間の終了点を自車が通過したかどうかが調べられる(ステップST39)。このステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過していないことが判断されると、シーケンスはステップST51に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、表示装置18に表示されている案内図上の残時間が走行に応じて刻々と変化する。
【0105】
一方、ステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過したことが判断されると、シーケンスはステップST35に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、HOVレーン上の次のHOVレーン変更可能区間に対する処理が実行される。
【0106】
以上説明したように、この発明の実施の形態6に係るナビゲーション装置によれば、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中に、そのHOVレーン変更可能区間の終了点までの残時間を表示して案内するように構成したので、ユーザは、車線変更をどこまでに実施するべきかを前もって意識することができ、ユーザのタイミングで車線変更を行うことができる。
【0107】
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行中に、HOVレーン変更可能区間の残時間を音声により案内するようにしたものである。この発明の実施の形態7に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態4に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0108】
図14は、実施の形態7に係るナビゲーション装置の動作を、残時間案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図10で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0109】
残時間案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーン変更可能区間は存在しないので、残時間案内処理は終了する。
【0110】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン変更可能区間が存在するかどうかが調べられる(ステップST35)。このステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在しないことが判断されると、残時間案内処理は終了する。
【0111】
一方、ステップST35において、HOVレーン変更可能区間が存在することが判断されると、HOVレーン変更可能区間位置が取得される(ステップST36)。次いで、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であるかどうかが調べられる(ステップST37)。このステップST37において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中でないことが判断されると、このステップST37を繰り返し実行しながら待機する。
【0112】
上記ステップST37の繰り返し実行による待機状態において、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中であることが判断されると、次いで、自車位置からHOVレーン変更可能区間の終了点までの残時間が音声で出力される(ステップST61)。すなわち、HOVレーン残時間算出部41は、HOVレーン出入口抽出部39から送られてくる出入口位置データおよび現在位置検出部32から送られてくる自車位置情報に基づき、経路のHOVレーン変更可能区間を走行する残時間を算出し、残時間データとして音声メッセージ生成部45に送る。
【0113】
音声メッセージ生成部45は、HOVレーン残時間算出部41から送られてくる残時間データによって示されるHOVレーンを走行する残時間を案内するための音声メッセージを生成し、音声データとして音声案内部46に送る。音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、音声出力装置19からHOVレーン変更可能区間の終了点を通過するまでの残時間を示す音声案内が出力される。
【0114】
次いで、HOVレーン変更可能区間の終了点を自車が通過したかどうかが調べられる(ステップST39)。このステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過していないことが判断されると、シーケンスはステップST61に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、音声出力装置19から出力される残時間が走行に応じて刻々と変化する。
【0115】
一方、ステップST39において、自車がHOVレーン変更可能区間の終了点を通過したことが判断されると、シーケンスはステップST35に戻り、上述した処理が繰り返される。これにより、HOVレーン上の次のHOVレーン変更可能区間に対する処理が実行される。
【0116】
以上説明したように、この発明の実施の形態7に係るナビゲーション装置によれば、自車がHOVレーン変更可能区間を走行中に、そのHOVレーン変更可能区間の終了点までの残時間を音声で案内するように構成したので、ユーザは、車線変更をどこまでに実施するべきかを前もって意識することができ、ユーザのタイミングで車線変更を行うことができる。
【0117】
なお、上述した実施の形態4〜実施の形態7に係るナビゲーション装置では、経路探索により得られた経路上のHOVレーンを走行している場合に残距離または残時間を案内するように構成したが、経路が存在しない場合、経路は存在するが通常レーンを走行している場合に、残距離または残時間を案内するように構成することもできる。
【0118】
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係るナビゲーション装置は、HOVレーンと他のレーンとの出入口を案内区間マークとして表示するようにしたものである。この発明の実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態4に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0119】
図15は、実施の形態8に係るナビゲーション装置の動作を、出入口案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図10で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0120】
出入口案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーン出入口は存在しないので、出入口案内処理は終了する。
【0121】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在するかどうかが調べられる(ステップST71)。すなわち、HOVレーン出入口抽出部39は、HOVレーン判断部38から取得した判断結果によって、経路にHOVレーンが含まれることが示されている場合に、HOVレーン以外のレーンとHOVレーンとの出入口区間を抽出して制御部30に送る。このステップST71において、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在しないことが判断されると、出入口案内処理は終了する。
【0122】
一方、ステップST71において、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在することが判断されると、HOVレーン出入口区間位置が取得される(ステップST72)。すなわち、制御部30は、HOVレーン出入口抽出部39から出入口位置データが送られてきた場合は、その出入口位置データによって示される区間を、HOVレーン出入口区間位置として取得する。
【0123】
次いで、案内図の経路上のHOVレーン部分でHOVレーンと他のレーンとの出入口区間に案内区間マークが表示される(ステップST73)。すなわち、制御部30は、ステップST72で取得したHOVレーン出入口区間位置を表示処理部44に送る。表示処理部44は、制御部30から送られてくるHOVレーン出入口区間位置を案内区間マークとして表示装置18に表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、表示装置18に表示されている案内図上のHOVレーンと他のレーンとの出入口区間に、図16に示すような案内区間マークが表示される。
【0124】
以上説明したように、この発明の実施の形態8に係るナビゲーション装置によれば、案内図上でHOVレーンの出入口区間がわかるように、その出入口区間に案内区間マークを表示するように構成したので、ユーザは、出入する場所が近づいていること、また、経路上のどこで出入すべきかを認識することができる。
【0125】
実施の形態9.
この発明の実施の形態9に係るナビゲーション装置は、HOVレーンと他のレーンとの出入口を表す案内区間マークを時間規制に応じて異なる形態で表示するようにしたものである。この発明の実施の形態9に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態8に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0126】
図17は、実施の形態9に係るナビゲーション装置の動作を、出入口案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図15で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0127】
出入口案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーン出入口は存在しないので、出入口案内処理は終了する。
【0128】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在するかどうかが調べられる(ステップST71)。すなわち、HOVレーン出入口抽出部39は、HOVレーン判断部38から取得した判断結果によって、経路にHOVレーンが含まれることが示されている場合に、HOVレーン以外のレーンとHOVレーンとの出入口区間を抽出し、出入口位置データとして制御部30に送る。このステップST71において、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在しないことが判断されると、出入口案内処理は終了する。
【0129】
一方、ステップST71において、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在することが判断されると、HOVレーンの出入口区間位置が取得される(ステップST72)。すなわち、制御部30は、HOVレーン出入口抽出部39から出入口位置データが送られてきた場合は、その出入口位置データによって示される区間を、HOVレーンの出入口区間位置として取得する。
【0130】
次いで、HOVレーン出入口は、時間規制により通行可能であるかどうかが調べられる(ステップST81)。すなわち、制御部30は、該HOVレーンに対応するリンクデータから、HOVレーン出入口の時間に応じた通行可否を表す時間規制情報を取得し、その時刻におけるHOVレーン出入口は通行可能であるかどうかを調べる。
【0131】
このステップST81において、HOVレーン出入口が時間規制により通行可能であることが判断されると、案内図上のHOVレーンと他のレーンとの出入口区間に、通行可の案内区間マークが表示される(ステップST82)。すなわち、制御部30は、ステップST72で取得したHOVレーン出入口区間位置を表示処理部44に送る。表示処理部44は、制御部30から送られてくるHOVレーン出入口区間位置を通行可の案内区間マークとして表示装置18に表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、表示装置18に表示されている案内図上のHOVレーンと他のレーンとの出入口区間に、案内区間マークが表示される。
【0132】
一方、ステップST81において、HOVレーン出入口が時間規制により通行不可能であることが判断されると、案内図上のHOVレーンと他のレーンとの出入口区間に、通行不可の案内区間マークが表示される(ステップST83)。すなわち、制御部30は、ステップST72で取得したHOVレーン出入口区間位置を表示処理部44に送る。表示処理部44は、制御部30から送られてくるHOVレーン出入口区間位置を通行不可の案内区間マークとして表示装置18に表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、表示装置18に表示されている案内図上のHOVレーンと他のレーンとの出入口区間に、通行不可の案内区間マークが表示される。
【0133】
上記通行可の案内区間マークと通行不可の案内区間マークとは、デザイン、色、形状または明るさが異なるように構成できる。
【0134】
以上説明したように、この発明の実施の形態9に係るナビゲーション装置によれば、HOVレーンの出入口の時間規制による通行可否に応じて、案内図上に表示する出入口の案内区間マークのデザイン、色、形状または明るさを区別して表示するように構成したので、ユーザは、視覚的に出入口区間の利用可否を判断することができる。
【0135】
実施の形態10.
この発明の実施の形態10に係るナビゲーション装置は、規制により通行不可と判断されたHOVレーンを進入禁止道路として案内するようにしたものである。この発明の実施の形態10に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態1に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0136】
図18は、実施の形態10に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、乗車人数により規制される場合について説明する。
【0137】
まず、1人のみ乗車しているかどうかが調べられる(ステップST91)。すなわち、通行可否判断部40は、乗車人数検出部34から送られてくる乗車人数データによって示される人数が1人を示しているかどうかを調べる。このステップST91において、1人のみ乗車していることが判断されると、次いで、HOVレーンは通常の進入禁止道路の扱いで処理される(ステップST92)。すなわち、制御部30は、HOVレーンを進入禁止道路として案内するように制御する。その後、処理は終了する。
【0138】
一方、ステップST91において、1人のみ乗車していない、つまり複数人が乗車していることが判断されると、次いで、HOVレーンに関連した案内が行われる(ステップST93)。すなわち、制御部30は、上述した各実施の形態で説明したようなHOVレーンに関連した案内を行うように制御する。その後、処理は終了する。
【0139】
以上説明したように、この発明の実施の形態10に係るナビゲーション装置によれば、1人しか乗車していない場合は、HOVレーンは走行禁止であるため、進入禁止道路と同じ扱いで案内を行うことにより、ユーザは、走行できない道路として認識することが可能となり、HOVレーンの走行可否という特別な意識を持つ必要がなくなる。つまり、ユーザは、HOVレーンも他の進入禁止道路と同じ意識で走行することができる。ここで、「進入禁止道路と同じ扱い」とすることにより、案内時に、例えば、スタブ(案内点手前の紛らわしい枝道路)をカウントするか否かに影響を与える。
【0140】
なお、上述した実施の形態10に係るナビゲーション装置では、規制の一例として乗車人数を用いたが、これ以外に、時間による規制または車種による規制などを用いることもできる。
【0141】
実施の形態11.
この発明の実施の形態11に係るナビゲーション装置は、規制により通行不可と判断されたHOVレーンを進入禁止道路として表示するようにしたものである。この発明の実施の形態11に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態4に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0142】
図19は、実施の形態11に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。なお、図10および図18のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図10および図18で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0143】
この処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーンを進入禁止道路として表示する必要がないので、処理は終了する。
【0144】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、1人のみ乗車しているかどうかが調べられる(ステップST91)。このステップST91において、1人のみ乗車していることが判断されると、次いで、案内図上でHOVレーンが進入禁止道路と同様に表示される(ステップST94)。すなわち、表示処理部44は、HOVレーンを進入禁止道路として表示する表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、例えば図20に示すように、表示装置18に表示されている案内図上のHOVレーンは、進入禁止と同様に表示される。その後、処理は終了する。
【0145】
一方、ステップST91において、1人のみ乗車していない、つまり複数人が乗車していることが判断されると、次いで、HOVレーンに関連した案内が行われる(ステップST93)。すなわち、制御部30は、上述した各実施の形態で説明したようなHOVレーンに関連した案内を行うように制御する。その後、処理は終了する。
【0146】
以上説明したように、この発明の実施の形態11に係るナビゲーション装置によれば、1人しか乗車していない場合は、HOVレーンは走行禁止であるため、案内図上に他の進入禁止道路と同じように表示することにより、ユーザは、走行できない道路として視覚的に認識することが可能となり、HOVレーンの走行可否という特別な意識を持つ必要がなくなる。つまり、ユーザは、HOVレーンの走行可否という特別な意識を持つ必要がなくなる。つまり、HOVレーンも他の進入禁止道路と同じ意識で走行することができる。ここで、「進入禁止道路と同じように表示する」とは、進入禁止道路と他の通常道路を表示する際に、色などのデザインを区別して表示することをいう。
【0147】
なお、上述した実施の形態11に係るナビゲーション装置では、規制の一例として乗車人数を用いたが、これ以外に、時間による規制または車種による規制などを用いることもできる。
【0148】
実施の形態12.
この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置は、規制により通行不可と判断された案内図上のHOVレーンに進入禁止マークを表示するようにしたものである。この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態11に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態11に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0149】
図21は、実施の形態12に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。なお、図19のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図19で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0150】
この処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーンに進入禁止マークを表示する必要がないので、処理は終了する。
【0151】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、1人のみ乗車しているかどうかが調べられる(ステップST91)。このステップST91において、1人のみ乗車していることが判断されると、次いで、地図上または案内図上のHOVレーンに進入禁止マークが表示される(ステップST95)。すなわち、表示処理部44は、HOVレーンに付する進入禁止マークを付した表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、例えば図22に示すように、表示装置18に表示されている地図上に進入禁止マークが表示される。その後、処理は終了する。
【0152】
一方、ステップST91において、1人のみ乗車していない、つまり複数人が乗車していることが判断されると、次いで、HOVレーンに関連した案内が行われる(ステップST93)。すなわち、制御部30は、上述した各実施の形態で説明したようなHOVレーンに関連した案内を行うように制御する。その後、処理は終了する。
【0153】
以上説明したように、この発明の実施の形態12に係るナビゲーション装置によれば、1人しか乗車していない場合は、HOVレーンは走行禁止であるため、他の進入禁止道路と同じように進入禁止マークを表示することにより、ユーザは走行できない道路として視覚的に認識することが可能となり、HOVレーンの走行可否という特別な意識を持つ必要がなくなる。つまり、ユーザは、HOVレーンも他の進入禁止道路と同じ意識で走行することができる。
【0154】
なお、上述した実施の形態12に係るナビゲーション装置では、規制の一例として乗車人数を用いたが、これ以外に、時間による規制または車種による規制などを用いることもできる。
【0155】
また、上述した実施の形態12に係るナビゲーション装置では、地図上に進入禁止マークを表示するように構成したが、例えば図23および図24に示すように、案内図上に進入禁止マークを表示するように構成することもできる。この場合も、上述した実施の形態12に係るナビゲーション装置と同様の効果を奏する。
【0156】
実施の形態13.
この発明の実施の形態13に係るナビゲーション装置は、規制により通行不可と判断された案内図上のHOVレーンを表示しないようにしたものである。この発明の実施の形態13に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態11に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態11に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0157】
図25は、実施の形態13に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。なお、図19のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図19で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0158】
この処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーンを表示しないようにする必要がないので、処理は終了する。
【0159】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、1人のみ乗車しているかどうかが調べられる(ステップST91)。このステップST91において、1人のみ乗車していることが判断されると、次いで、案内図上にHOVレーンは表示されない(ステップST96)。すなわち、表示処理部44は、HOVレーンが案内図から消去された表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、受け取った表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、例えば、表示装置18に表示されている案内図上に、図26(a)に示すようなHOVレーンが存在する場合であっても、図26(b)に示すように、HOVレーンは消去される。その後、処理は終了する。
【0160】
一方、ステップST91において、1人のみ乗車していない、つまり複数人が乗車していることが判断されると、次いで、HOVレーンに関連した案内が行われる(ステップST93)。すなわち、制御部30は、上述した各実施の形態で説明したようなHOVレーンに関連した案内を行うように制御する。その後、処理は終了する。
【0161】
以上説明したように、この発明の実施の形態13に係るナビゲーション装置によれば、1人しか乗車していない場合は、HOVレーンは走行禁止であるため、走行不可であることから案内図へHOVレーンを表示しない。これにより、ユーザはHOVレーンを意識することなく、表示された道路のみの案内に従って走行することができる。
【0162】
なお、上述した実施の形態13に係るナビゲーション装置では、規制の一例として乗車人数を用いたが、これ以外に、時間による規制または車種による規制などを用いることもできる。
【0163】
実施の形態14.
この発明の実施の形態14に係るナビゲーション装置は、HOVレーンの出入口区間において、後続車両の有無を考慮して好適なタイミングで車線変更の案内を行うようにしたものである。この発明の実施の形態14に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態8に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0164】
図27は、実施の形態14に係るナビゲーション装置の動作を、車線変更処理を中心に示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図15で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0165】
この車線変更処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーンと他のレーンとの車線変更を行う必要がないので、車線変更処理は終了する。
【0166】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在するかどうかが調べられる(ステップST71)。すなわち、HOVレーン出入口抽出部39は、HOVレーン判断部38から取得した判断結果によって、経路にHOVレーンが含まれることが示されている場合に、HOVレーン以外のレーンとHOVレーンとの出入口区間を抽出して制御部30に送る。このステップST71において、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在しないことが判断されると、出入口案内処理は終了する。
【0167】
一方、ステップST71において、HOVレーン上にHOVレーンと他のレーンとの出入口が存在することが判断されると、HOVレーン出入口区間位置が取得される(ステップST72)。すなわち、制御部30は、HOVレーン出入口抽出部39から出入口位置データが送られてきた場合は、その出入口位置データによって示される区間を、HOVレーン出入口区間位置として取得する。
【0168】
次いで、後続車両の検出が行われる(ステップST101)。すなわち、後続車両検出部33は、後続車両検出センサ16から送られてくる後続車両信号に基づき、後続車両の有無を検出し、この検出結果を制御部30に送る。
【0169】
次いで、後続車両を考慮した安全なタイミングが算出され、HOVレーン出入口での車線変更の案内が行われる(ステップST102)。すなわち、制御部30は、後続車両検出部33から後続車両がない旨の検出結果が送られてきた場合に、車線変更のタイミングである旨のメッセージを生成して表示処理部44または音声メッセージ生成部45の少なくとも1つに送る。
【0170】
表示処理部44は、制御部30からメッセージが送られてきた場合は、これらを表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、表示処理部44から送られてきた表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、表示装置18の画面に、車線変更のタイミングである旨を表すメッセージが表示される。
【0171】
また、音声メッセージ生成部45は、制御部30から送られてくる車線変更のタイミングである旨のメッセージに基づき音声メッセージを生成し、音声データとして音声案内部46に送る。音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、音声出力装置19から車線変更のタイミングである旨を示す音声案内が出力される。
【0172】
この実施の形態14における表示処理部44、表示制御部24、表示装置18、音声メッセージ生成部45、音声案内部46および音声出力装置19は、この発明の案内手段に対応する。
【0173】
以上説明したように、この発明の実施の形態14に係るナビゲーション装置によれば、後続車両の有無に応じて車線変更の好適なタイミングが案内されるので、ユーザは安心して安全な走行を行うことが可能となる。
【0174】
実施の形態15.
この発明の実施の形態15に係るナビゲーション装置は、車両情報に応じて、HOVレーンの通行可否を判断して案内を行うようにしたものである。この発明の実施の形態15に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態8に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0175】
図28は、実施の形態15に係るナビゲーション装置の動作を、案内処理を中心に示すフローチャートである。
【0176】
この案内処理では、まず、車両情報が抽出される(ステップST111)。すなわち、車両情報抽出部35は、当該ナビゲーション装置が搭載されている車両から、該車両に関する車両情報、例えば、車両の大きさを表す情報(大型/中型など)を抽出し、制御部30に送る。
【0177】
次いで、車両の種類はHOVレーンを通行可能であるかどうかが調べられる(ステップST112)。すなわち、制御部30は、地図情報取得部31により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれることがHOVレーン判断部38によって判断された場合に、そのHOVレーンを、ステップST111で取得された車両情報によって示される種類の車両が通行可能であるかどうかを調べる。
【0178】
このステップST112において、HOVレーンを通行可能な車両であることが判断されると、次いで、HOVレーンに関連した案内が行われる(ステップST113)。すなわち、制御部30は、上述した各実施の形態で説明したようなHOVレーンに関連した案内を行うように制御する。又は、より具体的な例としては、制御部30は、HOVレーンに関連した案内のメッセージを生成して表示処理部44または音声メッセージ生成部45の少なくとも1つに送る。
【0179】
表示処理部44は、制御部30からメッセージが送られてきた場合は、これらを表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、表示処理部44から送られてきた表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、より具体的な例としては、表示装置18の画面に、HOVレーンに関連した案内のメッセージが表示される。
【0180】
また、音声メッセージ生成部45は、制御部30から送られてくるHOVレーンに関連した案内のメッセージに基づき音声メッセージを生成し、音声データとして音声案内部46に送る。音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、音声出力装置19からHOVレーンに関連した音声案内が出力される。その後、処理は終了する。
【0181】
一方、ステップST112において、HOVレーンを通行不可能な車両であることが判断されると、次いで、HOVレーンを意識しない通常の案内が行われる(ステップST114)。すなわち、制御部30は、HOVレーンに関連した案内を行わない通常の案内を行うように制御する。より具体的には、制御部30は、HOVレーンを意識しない通常の案内のメッセージを生成して表示処理部44または音声メッセージ生成部45の少なくとも1つに送る。
【0182】
表示処理部44は、制御部30からメッセージが送られてきた場合は、これらを表示させるための表示データを生成し、制御装置20の内部の表示制御部24に送る。表示制御部24は、表示処理部44から送られてきた表示データを映像信号に変換し、入出力制御部25を介して表示装置18に送る。これにより、より具体的な例としては、表示装置18の画面に、HOVレーンを使用しない案内のメッセージが表示される。
【0183】
また、音声メッセージ生成部45は、制御部30から送られてくるHOVレーンを意識しない通常の案内のメッセージに基づき音声メッセージを生成し、音声データとして音声案内部46に送る。音声案内部46は、音声メッセージ生成部45から送られてくる音声データを、音声信号に変換し、音声出力装置19に送る。これにより、より具体的な例としては、音声出力装置19からHOVレーンを使用しない音声案内、つまり、HOVレーンを意識しない通常の案内が出力される。その後、処理は終了する。
【0184】
この実施の形態15における表示処理部44、表示制御部24、表示装置18、音声メッセージ生成部45、音声案内部46および音声出力装置19は、この発明の案内手段に対応する。
【0185】
以上説明したように、この発明の実施の形態15に係るナビゲーション装置によれば、HOVレーンの通行の可否は、車両によって決まっている道路があるため、車両を考慮した案内を行うことにより、ユーザはその案内に従って、安心して走行を行うことができる。
【0186】
実施の形態16.
この発明の実施の形態16に係るナビゲーション装置は、HOVレーンを走行する経路区間で通常レーンからのみ分岐する道路の案内を行わないようにしたものである。この発明の実施の形態16に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態8に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0187】
図29は、実施の形態16に係るナビゲーション装置の動作を、分岐道路案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図15で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。ここで、分岐道路案内処理は、a,分岐道路に関する案内そのものをする/しないの判断、b,案内表示の対象とする/しないの判断、c,音声案内の対象とする/しないの判断を行なう。
【0188】
この分岐道路案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST34)。このステップST34において、経路上にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーンに並走する通常レーンを考慮する必要がないので、分岐道路案内処理は終了する。
【0189】
一方、ステップST34において、経路上にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、HOVレーンを走行する経路区間で通常レーンからのみの分岐道路が存在するかどうかが調べられる(ステップST121)。すなわち、制御部30は、地図情報取得部31から取得した地図情報に基づき、HOVレーンを走行する経路区間で通常レーンからのみの分岐道路が存在するかどうかを調べる。このステップST121において、HOVレーンを走行する経路区間で通常レーンからのみの分岐道路が存在しないことが判断されると、分岐道路案内処理は終了する。
【0190】
一方、ステップST121において、HOVレーンを走行する経路区間で通常レーンからのみの分岐道路が存在することが判断されると、該分岐道路が通常レーンからのみの分岐点にBifurcationフラグ(必ず案内が必要であることを示すフラグ)が設定されていても、案内は行われない(ステップST122)。すなわち、制御部30は、案内のための処理を実行しない。その後、分岐道路案内処理は終了する。
【0191】
以上説明したように、この発明の実施の形態16に係るナビゲーション装置によれば、通常レーンに接続されている分岐道路については、HOVレーンを走行中は分岐道路へ進入することは不可能であるため、ユーザにとって不要な案内を抑制することができる。
【0192】
実施の形態17.
この発明の実施の形態17に係るナビゲーション装置は、通常レーンを走行する経路区間でHOVレーンからのみ分岐する道路の案内を行わないようにしたものである。この発明の実施の形態17に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態8に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0193】
図30は、実施の形態17に係るナビゲーション装置の動作を、分岐道路案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図15で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。ここで、分岐道路案内処理は、a,分岐道路に関する案内そのものをする/しないの判断、b,案内表示の対象とする/しないの判断、c,音声案内の対象とする/しないの判断を行なう。
【0194】
この分岐道路案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、経路探索が実行される(ステップST33)。次いで、経路上に並走するHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST131)。すなわち、制御部30は、経路記憶部37から経路データを取得し、この経路データによって示される経路に並走するHOVレーンが存在するかどうかを判断する。このステップST131において、経路上に並走するHOVレーンが存在しないことが判断されると、通常レーンに並走するHOVレーンを考慮する必要がないので、分岐道路案内処理は終了する。
【0195】
一方、ステップST131において、経路上に並走するHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、通常レーンを走行する経路区間でHOVレーンからのみの分岐道路が存在するかどうかが調べられる(ステップST132)。すなわち、制御部30は、地図情報取得部31から取得した地図情報に基づき、通常レーンを走行する経路区間でHOVレーンからのみの分岐道路が存在するかどうかを調べる。このステップST132において、通常レーンを走行する経路区間でHOVレーンからのみの分岐道路が存在しないことが判断されると、分岐道路案内処理は終了する。
【0196】
一方、ステップST132において、通常レーンを走行する経路区間でHOVレーンからのみの分岐道路が存在することが判断されると、該分岐道路がHOVレーンからのみの分岐点にBifurcationフラグが設定されていても、案内は行われない(ステップST133)。すなわち、制御部30は、案内のための処理を実行しない。その後、分岐道路案内処理は終了する。
【0197】
以上説明したように、この発明の実施の形態17に係るナビゲーション装置によれば、HOVレーンに接続されている分岐道路については、通常レーンを走行中は分岐道路へ進入することは不可能であるため、ユーザにとって不要な案内を抑制することができる。
【0198】
実施の形態18.
この発明の実施の形態18に係るナビゲーション装置は、通常レーンを走行する経路区間でHOVレーンからのみ分岐する道路の案内を行わないようにしたものである。この発明の実施の形態18に係るナビゲーション装置の構成は、上述した実施の形態8に係るナビゲーション装置の構成と同じである。以下では、実施の形態8に係るナビゲーション装置と相違する部分(動作)を中心に説明する。
【0199】
図31は、実施の形態18に係るナビゲーション装置の動作を、分岐道路案内処理を中心に示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートに示した処理と同一または相当する処理を行うステップには、図15で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。ここで、分岐道路案内処理は、a,分岐道路に関する案内そのものをする/しないの判断、b,案内表示の対象とする/しないの判断、c,音声案内の対象とする/しないの判断を行なう。
【0200】
この分岐道路案内処理では、まず、地図情報が取得される(ステップST31)。次いで、自車位置情報が取得される(ステップST32)。次いで、自車前方または自車走行道路にHOVレーンが存在するかどうかが調べられる(ステップST141)。すなわち、制御部30は、現在位置検出部32から取得した現在位置に基づき、地図情報取得部31から取得した地図情報によって示される自車前方または自車が走行している道路にHOVレーンが存在するかどうかを調べる。このステップST141において、自車前方または自車走行道路にHOVレーンが存在しないことが判断されると、HOVレーンを考慮する必要がないので、分岐道路案内処理は終了する。
【0201】
一方、ステップST141において、自車前方または自車走行道路にHOVレーンが存在することが判断されると、次いで、自車がHOVレーン上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST142)。すなわち、制御部30は、現在位置検出部32から取得した現在位置が、ステップST141で存在することが判断されたHOVレーン上に存在するかどうかを調べる。
【0202】
このステップST142において、自車がHOVレーン上を走行していることが判断されると、通常レーンからのみの分岐点にBifurcationフラグが設定されていても、案内は行われない(ステップST143)。すなわち、制御部30は、案内のための処理を実行しない。その後、分岐道路案内処理は終了する。
【0203】
一方、ステップST142において、自車がHOVレーン上を走行していないことが判断されると、HOVレーンからのみの分岐点にBifurcationフラグが設定されていても、案内は行われない(ステップST144)。すなわち、制御部30は、案内のための処理を実行しない。その後、分岐道路案内処理は終了する。
【0204】
以上説明したように、この発明の実施の形態18に係るナビゲーション装置によれば、通常レーンに接続されている分岐道路については、HOVレーンを走行中は分岐道路へ進入することは不可能であるため、ユーザにとって不要な案内を抑制することができる。また、HOVレーンに接続されている分岐道路については、通常レーンを走行中は分岐道路へ進入することは不可能であるため、ユーザにとって不要な案内を抑制することができる。
【0205】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路にHOVレーンが併設されているか否かに拘わらず、その道路は一本のリンクによって定義され、該リンクデータにはHOVレーンが併設されているか否かを表す情報が含まれる地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、該HOVレーンを含む道路の道路番号にHOVレーンを意味する情報を付加する加工を行う道路番号加工部と、
前記道路番号加工部で加工された道路番号を表示させる表示制御部または該道路番号を音声で出力させる音声案内部
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項2】
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、該HOVレーンを含む道路の道路番号を取得し、該道路の道路番号が存在せず道路名称のみが存在する場合は、該道路名称から道路番号を取得する制御部と、
前記制御部で取得された道路番号を表示させる表示制御部または該道路番号を音声で出力させる音声案内部
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項3】
制御部で取得された道路番号にHOVレーンを意味する情報を付加する加工を行う道路番号加工部を備え、
表示制御部は、前記道路番号加工部で加工された道路番号を表示させる
ことを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
制御部で取得された道路番号にHOVレーンを意味する情報を付加する加工を行う道路番号加工部を備え、
音声案内部は、前記道路番号加工部で加工された道路番号を音声で出力させる
ことを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
現在位置を検出する現在位置検出部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、前記現在位置検出部によって検出された現在位置が、地図情報に含まれるレーン変更可能位置情報によって示されるHOVレーン変更可能区間に存在すれば、HOVレーン変更可能区間の終了点までの距離を算出するHOVレーン残距離算出部または前記HOVレーン変更可能区間の終了点を通過するまでの時間を算出するHOVレーン残時間算出部と、
前記HOVレーン残距離算出部で算出された残距離または前記HOVレーン残時間算出部で算出された残時間を表示させる表示制御部、または前記HOVレーン残距離算出部で算出された残距離または前記HOVレーン残時間算出部で算出された残時間を音声で出力させる音声案内部
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項6】
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、HOVレーン以外のレーンとHOVレーンとの出入口区間を抽出するHOVレーン出入口抽出部と、
前記HOVレーン出入口抽出部で抽出されたHOVレーン出入口区間に表示する案内区間マークを生成し、該生成した案内区間マークを表示させる表示制御部
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項7】
HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、該HOVレーンの出入口の時間規制情報を取得する制御部を備え、
表示制御部は、前記制御部で取得された時間規制情報により示される通行可否に応じてデザイン、色、形状、または明るさが異なる案内区間マークを生成する
ことを特徴とする請求項6記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれると判断されたHOVレーンを通行できるか否かを判断する通行可否判断部と、
前記通行可否判断部により通行不可と判断された場合に、前記HOVレーンを進入禁止道路として案内する制御部
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項9】
通行可否判断部により通行不可と判断された場合に、HOVレーンを進入禁止道路として表示する表示データを生成し、該生成した表示データに応じて進入禁止道路を表示させる表示処理部
とを備えた請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
通行可否判断部により通行不可と判断された場合に、地図上のHOVレーンに進入禁止マークを付した表示データを生成し、該生成した表示データに応じて進入禁止マークを表示させる表示処理部
とを備えた請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
通行可否判断部により通行不可と判断された場合に、案内図上のHOVレーンに進入禁止マークを付した表示データを生成し、該生成した表示データに応じて進入禁止マークを表示させる表示処理部
とを備えた請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項12】
通行可否判断部により通行不可と判断された場合に、案内図上のHOVレーンを消去した表示データを生成し、該生成した表示データに応じて案内図を表示させる表示処理部
とを備えた請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項13】
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、HOVレーン以外のレーンとHOVレーンとの出入口区間を抽出するHOVレーン出入口抽出部と、
現在走行しているレーンに隣接した変更先レーンの後続車両の有無を検出する後続車両検出部と、
前記HOVレーン出入口抽出部で抽出されたHOVレーン出入口区間において前記後続車両検出部で検出された後続車両の有無に応じて案内を行う案内手段
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項14】
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記地図情報取得部により取得された地図情報で示される道路にHOVレーンが含まれるかどうかを判断するHOVレーン判断部と、
車両情報を抽出する車両情報抽出部と、
前記HOVレーン判断部によってHOVレーンが含まれることが判断された場合に、前記車両情報抽出部によって抽出された車両情報によってHOVレーンの通行可否を判断する制御部と、
前記制御部により判断されたHOVレーンの通行可否に応じて案内を行う案内手段
とを備えたナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2013−101150(P2013−101150A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−25659(P2013−25659)
【出願日】平成25年2月13日(2013.2.13)
【分割の表示】特願2010−540316(P2010−540316)の分割
【原出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】