説明

ハザードランプ点灯装置及び制御方法

【課題】当初アンサー機能無しのキーレスエントリーシステムであり、後付けでアンサー機能を付帯する場合でも、既存の電力供給ラインを大幅に変更したり、大幅な追加配索工事が伴わないキーレスエントリーシステムを備えた車両のハザードランプ点灯装置及びその制御方法の提供。
【解決手段】ハザードランプ(31,32)には接続されていないキーレスエントリーユニット(1)と、ハザードランプ(31,32)と接続されているハザード及びターンシグナル駆動ユニット(2)とを有し、該ハザード及びターンシグナル駆動ユニットには、キーレスエントリーユニット(1)によりドアロックスイッチ(4)が開閉したことを検知する検知手段(21)と、該検知手段(21)がドアロックスイッチ(4)の開閉を検知した際にハザードランプ(31,32)を点灯する点灯手段(22)とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドア施錠装置に関するもので、詳細には、キーレスエントリー機能を備えた車両におけるハザードランプ点灯装置と、キーレスエントリー機能を行使した際のハザードランプ点灯装置の施錠・開錠の確認を行うための点灯制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
キーレスエントリーシステムを搭載した車両において、キーレスエントリー機能を行使した際に、車両のドア施錠の開閉を車両から離れた位置で確認するため、ハザードランプ(ターンシグナルランプを兼ねている)を点滅させるキーレスアンサーバック機能(ハザードランプを点滅させることで車両のドア施錠・開錠の確認を行う機能)を有するものがある。
【0003】
図6は、アンサーバック機能を有するキーレスエントリーシステムの概略構成を示している。
そのアンサーバック機能を有するキーレスエントリーシステムは、制御手段であるキーレスエントリーユニット1Aと、そのキーレスエントリーユニットを無線によって操作するリモートコントローラ10と、ドアロックスイッチ4と、ターンシグナルランプを兼ねたハザードランプ31,32とによって構成されている。
【0004】
前記ドアロックスイッチ4は、スイッチ部41と励磁部42とスイッチ部が断接する端子43,44とで構成され、端子43は電力供給ラインL1、L2によって蓄電池5と接続され、端子44はアースラインLeによって図示しない車体にアースされている。
キーレスエントリーユニット1Aの入力側は蓄電池5と電力供給ラインL1、L3によって接続され、出力側はラインL4によってドアロックスイッチ4の励磁部42に接続されている。
さらに、キーレスエントリーユニット1Aの出力側はラインL8によってハザードランプ31(例えば右折用)と、ラインL8からの分岐ラインL9によってハザードランプ32(例えば左折用)と接続されている。
尚、ハザードランプ31,32は、ラインL71、L72によってハザード/ターンシグナル駆動ユニット2Aと接続され、キーレスエントリーシステムとして機能する以前に、図示しないターンシグナルスイッチからの出力信号によってターンシグナルランプとして機能し、或いは、図示しないハザードスイッチからの出力信号ハザードランプとして機能する様に構成されている。
【0005】
キーレスエントリーを操作して施錠したい場合は、リモートコントローラ10の施錠ボタン11を押すことによって、キーレスエントリーユニット1Aはドアロックスイッチ4の励磁部42に通電する様に制御し、従ってドアロックスイッチ4は回路が閉じ、図示しないドアロックはロック(施錠)される。この時、キーレスエントリーユニット1AはラインL8、L9にも断続的に通電し、ハザードランプを点滅させる。
一方、開錠したい場合は、リモートコントローラ10の開錠ボタン12を押すことによって、キーレスエントリーユニット1Aはドアロックスイッチ4の励磁部42の通電を停止する様に制御し、従ってドアロックスイッチ4は回路が開き図示しないドアロックはロック解除される。この時、キーレスエントリーユニット1AはラインL8、L9にも断続的に通電し、ハザードランプを点滅させる。
【0006】
図7は、アンサーバック機能が無いキーレスエントリーシステムの概略構成を示したブロック図であり、図6のアンサー機能有りに対して、キーレスエントリーユニット1B(図6では、符号は1A)からハザードランプ31,32への電力供給ラインL8、L9を廃止したものである。
【0007】
アンサーバック機能付キーレスエントリーシステムでは、キーレスエントリーユニットからハザードランプまでを接続する専用の電源回路を設けている。
一方、アンサーバック機能が無いキーレスエントリーシステムの車両では、係る専用の電源回路を持たないため、アンサーバック機能無しのキーレスエントリーシステムの車両にアンサーバック機能を後付け(例えばディーラーオプション等)で付帯させるには、電源回路を新に車両の全長に亙って(ハザードランプ、即ちターンシグナルランプは車両の前後両端に位置する)配索することになり、コスト的、工数的に極めて困難なことであった。
【0008】
ここで、信号入力手段と該信号入力手段の操作により信号が入力されたとき所定の発信信号を発するキーレスエントリー制御回路と、該キーレスエントリー制御回路の信号によって作動しドアロックを作動させるドアロック装置とから成る自動車のキーレスエントリー装置において、上記キーレスエントリー制御回路に信号が入力され上記ドアロック装置を作動させるべき信号を発したとき、同時にキーレスエントリー制御回路が一定時間ターンシグナルランプを点灯させる回路構成を設けた自動車のキーレスエントリー装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
然るに、係る装置は、前述したアンサー機能付きキーレスエントリーシステム(図6参照)と同様に、ターンシグナルランプとキーレスエントリー制御回路とを結ぶ電源ラインを、既存のターンシグナルユニットとターンシグナルランプとを接続する電源ラインとは別に、新たに設けなくてはならず、前述の問題点の解消とはならない。
【0009】
また、上記の他に、回路構成を複雑化させることなく、ターンシグナルランプ点滅用の電源供給に用いるワイヤハーネスを簡素化する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
然るに、係る技術は、キーレスエントリーシステムに対応するものではなく、前述の問題を解決するものではない。
【特許文献1】実開昭64−19771号公報
【特許文献2】特開平10−86747号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って本発明の目的は、当初アンサー機能無しのキーレスエントリーシステムであり、後付けでアンサー機能を付帯する場合でも、既存の電力供給ラインを大幅に変更したり、大幅な追加配索工事が伴わないキーレスエントリーシステムを備えた車両のハザードランプ点灯装置及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のハザードランプ点灯装置は、ハザードランプ(31,32)には接続されていないキーレスエントリーユニット(1)と、ハザードランプ(31,32)と接続されているハザード/ターンシグナル駆動ユニット(2)とを有し、該ハザード/ターンシグナル駆動ユニットには、キーレスエントリーユニット(1)によりドアロックスイッチ(4)が開閉したことを検知する検知手段(21)と、該検知手段(21)がドアロックスイッチ(4)の開閉を検知した際にハザードランプ(31,32)を点灯する点灯手段(22)とを有している(請求項1)。
【0012】
前記検知手段(21)はドアロックスイッチ(4)が閉じた際にアース側に流れる電流を検出し、且つ、ドアロックスイッチ(4)が開いた際にアース側に流れる電流が遮断されるのを検出する様に構成されている(請求項2)。
【0013】
前記点灯手段(22)は、前記検知手段(21)が、ドアロックスイッチ(4)が閉じたことを検出した場合と、ドアロックスイッチ(4)が開いたことを検出した場合とではハザードランプ(31,32)の点灯する回数が異なる様に構成されている(請求項3)。
ここで、ハザードランプ(31,32)の点灯する回数として、施錠の場合は2回の点滅で、開錠の場合は1回の点滅とするか、或いは反対に、施錠の場合は1回の点滅で、開錠の場合は2回の点滅とすることが簡潔で良い。
【0014】
本発明のハザードランプ点灯装置の制御方法は、ハザードランプ(31,32)には接続されていないキーレスエントリーユニット(1)と、ハザードランプ(32,31)と接続されているハザード/ターンシグナル駆動ユニット(2)とを有するハザードランプ点灯装置の制御方法において、ハザード/ターンシグナル駆動ユニット(2)の検知手段(21)によってキーレスエントリーユニット(1)によりドアロックスイッチ(4)が開閉されたことを検知する工程(S2)と、検知手段(21)がドアロックスイッチ(4)の開閉を検知した際にハザード/ターンシグナル駆動ユニット(2)の点灯手段(22)によりハザードランプ(31,32)を点灯する工程(S5、S7)、とを有している(請求項4)。
【0015】
ドアロックスイッチ(4)が開閉されたことを検知する前記工程(S2)では、ドアロックスイッチ(4)が閉じた際にアース側に落ちる電流を検出し、且つ、ドアロックスイッチ(4)が開いた際にアース側に落ちる電流が遮断されるのを検出する(請求項5)。
【0016】
前記ハザードランプ(31,32)を点灯する工程(S5、S7)では、ドアロックスイッチ(4)が閉じたことを検出した場合と、ドアロックスイッチ(4)が開いたことを検出した場合とでは、ハザードランプの点灯回数を相違させている(請求項6)。
【発明の効果】
【0017】
上述の本発明のハザードランプ点灯装置及び制御方法によれば、ハザードランプ(31,32)には接続されていないキーレスエントリーユニット(1)と、ハザードランプ(31,32)と接続されているハザード/ターンシグナル駆動ユニット(2)とを有し、該ハザード/ターンシグナル駆動ユニットには、キーレスエントリーユニット(1)によりドアロックスイッチ(4)が開閉したことを検知する検知手段(21)と、該検知手段(21)がドアロックスイッチ(4)の開閉を検知した際にハザードランプ(31,32)を点灯する点灯手段(22)とを有しており、前記検知手段(21)はドアロックスイッチ(4)が閉じた際にアース側に流れる電流を検出し、且つ、ドアロックスイッチ(4)が開いた際にアース側に流れる電流が遮断されるのを検出する様に構成されているので、当初アンサー機能無しのキーレスエントリーシステムであっても、後付けで、既存の電力供給ラインを大幅に変更したり、大幅な追加配索工事を伴わないで、アンサー機能を付帯させることが出来る。
【0018】
また、前記点灯手段(22)は、前記検知手段(21)が、ドアロックスイッチ(4)が閉じたことを検出した場合と、ドアロックスイッチ(4)が開いたことを検出した場合とではハザードランプ(31,32)の点灯する回数が異なる様に構成されているので、開錠と施錠を目視で確認することが出来、セキュリティーに確実性が増す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0020】
図1において、当該ハザードランプ点灯装置は、制御手段であるキーレスエントリーユニット1と、そのキーレスエントリーユニット1を無線によって操作するリモートコントローラ10と、ターンシグナルランプを兼ねるハザードランプ31(例えば右折用)、32(例えば左折用)と、そのハザードランプ31,32をハザードとして機能させ、又はターンシグナルランプとして機能させるハザード/ターンシグナル駆動ユニット2と、ドアロックスイッチ4とを有している。
尚、前記リモートコントローラ10は、施錠ボタン11と、開錠ボタン12とを有している。
【0021】
キーレスエントリーユニット1はハザードランプ31、32には接続されていないが、ハザード/ターンシグナル駆動ユニット2は電力供給ラインL71、L72によってハザードランプ31、32に接続されている。
【0022】
前記ドアロックスイッチ4は、スイッチ部41と励磁部42とスイッチ部41が断接する入力側端子43及び出力側端子44とで構成され、入力側端子43は電力供給ラインL1、L2によって蓄電池5と接続され、出力側端子44はアースラインLeによって図示しない車体にアースされている。また、励磁部42の一端はアース45されている。
【0023】
又、キーレスエントリーユニット1は、電力供給ラインL1、ラインL1の分岐ラインであるラインL3を介して蓄電池5と、また、ラインL4を介してドアロックスイッチ4の励磁部42と夫々接続され、リモートコントローラ10の施錠ボタン11を押すことによって、キーレスエントリーユニット1は、ドアロックスイッチを閉じさせ(ドアロック状態にする)、開錠ボタンを押すことによってドアロックスイッチを開かせる(ドアロックを解除する)様に構成されている。
なお、ドアがロックされている時に施錠ボタン11を押し、或いはドアロックが解除されている時に開錠ボタン12を押しても動作しない。
【0024】
ハザード/ターンシグナル駆動ユニット2は、ドアロックスイッチ4の状態が施錠状態であるか、開錠状態であるかを検知する検知手段21とハザードランプ31,32を点灯させる点灯手段(ハザード/ターンシグナル駆動回路)22とを有しており、その検知手段21は前記ドアロックスイッチ4の入力側端子43が接続され、ドアロックスイッチ4の開閉を検知している。
【0025】
検知手段21と点灯手段22とはラインL6で接続され、点灯手段22は、検知手段21の検知結果(図示しないドアロックの開閉の何れか)によって、ラインL51がアースに落ちた場合には「ドアロックスイッチ4は閉じ(アンロック)である」、ラインL51がアースに落ちない場合には「ドアロックスイッチ4は開(ロック)である」と判断するとともに、例えばドアが開錠状態から施錠された場合には、ハザードランプ31,32を1回点滅させ、一方、施錠状態から開錠された場合には、ハザードランプ31,32を2回点滅させるように構成されている。
【0026】
図2は図1のキーレスエントリーユニット1を除く部分を更に詳細に示した図である。
ハザード/ターンシグナル駆動ユニット2の前記検知手段21と制御手段を兼ねる点灯手段(ハザード/ターンシグナル駆動回路)22の間には、タイマ23が介装されている。
タイマ23の機能については図3の特性図を参照して後述する。
【0027】
ハザード/ターンシグナル駆動ユニット22は、ラインLhを介してハザードスイッチ6と、ラインLtを介してターンシグナルスイッチ7と接続され、ハザードスイッチ6、又はターンシグナルスイッチ7を操作することによって、ハザードランプ(ターンシグナルランプ)31、32を点滅させるように制御している。
【0028】
図1では、本来車両の前後に有るターンシグナルランプ31,32を、便宜上、例えば、前後の何れか一方のみを描いているが、図2では前後を分離して描いている。即ち、図2の符号31,32の末尾のサフィックスfは前側を、サフィックスrは後側を示す。
また、図2の符号8は、過電流防止のためのフューズを示す。
【0029】
図3は、ドアロックスイッチ4の開閉動作と、遅延タイマ23の動作と、ハザード出力の状態、即ち、ハザードランプの点滅状態とを同一時間経過上で示した制御特性図である。
この特性図に従って、キーレスエントリー機能を行使してドアロックスイッチ4を操作した場合の遅延タイマ23の動作と、ハザードランプの点滅状態を、図1をも参照して説明する。
【0030】
先ず、リモートコントローラ10の開錠ボタン12を押すと、キーレスエントリーユニット1は電流をドアロックスイッチ4の励磁部42に流しドアロックスイッチ4は閉じる(ドアロックスイッチ状態;S線参照)。
するとロックした時点からt秒経過するまでタイマ23が作動(ON;T線参照)し、そのタイマの作動している間に、ハザードランプ31,32は2回の点滅(p、p10;p、p20)を行う(P線参照)。
その後、t秒経過した時点でリモートコントローラ10の施錠ボタン11を押して、ドアロックスイッチ4の励磁部42に通電していた電流をカットする(S線参照)。すると、t秒経過した時点から更にt秒間タイマ23が作動(ON;T線参照)し、そのタイマの作動している間に、ハザードランプ31,32は1回の点滅(p、p10)を行う(P線参照)。
【0031】
次に、図4を参照して、キーレスエントリー機能を行使した際の制御方法を、図1をも参照して説明する。
【0032】
先ず、ステップS1で、制御手段である点灯手段22は、リモートコントローラ10を操作したか否かを判断して、操作していれば(ステップS1のYES)、ステップS2に進み、操作していなければ(ステップS1のNO)、ステップS3に進み、アンサーバックを不作動とし、ステップS1に戻り、再びステップS1以降を繰り返す。
【0033】
ステップS2では、制御手段である点灯手段22は、検知手段21からの情報によって、ドアロックスイッチ4が施錠状態か開錠状態か(ONかOFFか)を判断して、施錠状態(ON)であればステップS4に進み、開錠状態(OFF)であればステップS6に進む。
【0034】
ステップS4では、ドアロックスイッチ4はONからOFFに変化したか否かを判断して、ONからOFFに変化したならステップS5に進み、変化無しであればステップS1まで戻り再びステップS1以降を繰り返す。
【0035】
ステップS5では、ハザードを1回点滅させるようにハザードランプ31,32に電流を流した後、ステップS1まで戻り再びステップS1以降を繰り返す。
【0036】
ステップS6では、ドアロックスイッチ4はOFFからONに変化したか否かを判断して、OFFからONに変化したならステップS7に進み、変化無しであればステップS1まで戻り再びステップS1以降を繰り返す。
【0037】
ステップS7では、ハザードを2回点滅させるようにハザードランプ31,32に電流を流した後、ステップS1まで戻り再びステップS1以降を繰り返す。
【0038】
図5は、アンサーバック機能をキーレスエントリーシステム以外に応用する例を示しており、アンサーバック機能を付帯させたいデバイスの作動用スイッチ100の信号をハザード/ターンシグナル駆動ユニット2に取り込み、ハザードランプ31,32を点滅させるように構成した装置の要部構成を示したものである。
【0039】
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではなく、図示の例では、ドアが開錠状態から施錠された場合には、ハザードランプ31,32を2回点滅させ、一方、施錠状態から開錠された場合には、ハザードランプ31,32を1回点滅させるように構成されているが、反対にドアが施錠状態から開錠された場合には、ハザードランプ31,32を2回点滅させ、一方、ドアが開錠状態から施錠された場合には、ハザードランプ31,32を1回点滅させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施形態の全体構成を示したブロック図。
【図2】図1を部分的に詳細に示した構成ブロック図。
【図3】本発明の実施形態に係り、ドアスイッチの作動とタイマ作動、及びハザード出力の関係を示した制御特性図。
【図4】本発明の実施形態の制御方法を示したフローチャート。
【図5】本発明をキーレスエントリー以外に応用した実施例の概略構成図。
【図6】従来技術におけるアンサーバック機構を有するキーレスエントリーシステムの構成を示すブロック図。
【図7】従来技術におけるアンサーバック機構の無いキーレスエントリーシステムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0041】
1・・・キーレスエントリーユニット
2・・・ハザード/ターンシグナル駆動ユニット
4・・・ドアロックスイッチ
5・・・蓄電池
6・・・ハザードスイッチ
7・・・ターンシグナルスイッチ
8・・・フューズ
10・・・リモートコントローラ
11・・・施錠用ボタン
12・・・開錠用ボタン
10・・・スイッチレバー
21・・・検出手段
22・・・点灯手段
31,32・・・ハザードランプ
41・・・スイッチ部
42・・・励磁部
43・・・入力側端子
44・・・出力側端子
L1〜L4、L51、L52、L6、L71、L72・・・電力ライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハザードランプには接続されていないキーレスエントリーユニットと、ハザードランプと接続されているハザード/ターンシグナル駆動ユニットとを有し、該ハザード/ターンシグナル駆動ユニットには、キーレスエントリーユニットによりドアロックスイッチが開閉したことを検知する検知手段と、該検知手段がドアロックスイッチの開閉を検知した際にハザードランプを点灯させる点灯手段とを有していることを特徴とするハザードランプ点灯装置。
【請求項2】
前記検知手段はドアロックスイッチが閉じた際にアース側に流れる電流を検出し、且つ、ドアロックスイッチが開いた際にアース側に流れる電流が遮断されるのを検出する様に構成されている請求項1のハザードランプ点灯装置。
【請求項3】
前記点灯手段は、前記検知手段が、ドアロックスイッチが閉じたことを検出した場合と、ドアロックスイッチが開いたことを検出した場合とではハザードランプの点灯させる回数が異なる様に構成されている請求項1、2の何れかのハザードランプ点灯装置。
【請求項4】
ハザードランプには接続されていないキーレスエントリーユニットと、ハザードランプと接続されているハザード/ターンシグナル駆動ユニットとを有するハザードランプ点灯装置の制御方法において、ハザード/ターンシグナル駆動ユニットの検知手段によりキーレスエントリーユニットによりドアロックスイッチが開閉されたことを検知する工程と、検知手段がドアロックスイッチの開閉を検知した際にハザード/ターンシグナル駆動ユニットの点灯手段によりハザードランプを点灯させる工程、とを有していることを特徴とするハザードランプ点灯装置の制御方法。
【請求項5】
ドアロックスイッチが開閉されたことを検知する前記工程では、ドアロックスイッチが閉じた際にアース側に落ちる電流を検出し、且つ、ドアロックスイッチが開いた際にアース側に落ちる電流が遮断されるのを検出する請求項4のハザードランプ点灯装置の制御方法。
【請求項6】
前記ハザードランプを点灯する工程では、ドアロックスイッチが閉じたことを検出した場合と、ドアロックスイッチが開いたことを検出した場合とでは、ハザードランプの点灯回数を相違させている請求項4、5の何れかのハザードランプ点灯装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−130937(P2006−130937A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−318765(P2004−318765)
【出願日】平成16年11月2日(2004.11.2)
【出願人】(000003908)日産ディーゼル工業株式会社 (1,028)
【出願人】(592171359)宮本警報器株式会社 (3)
【Fターム(参考)】