説明

ハンドラ

【課題】デバイスのテスト効率の向上を図ることができるハンドラを提供すること。
【解決手段】テスト対象となるデバイスを自重落下させるシュートと、このシュートに形成されたデバイス取出部から自重落下してきたデバイスを取り出して保持するデバイス保持手段と、このデバイス保持手段にて保持されたデバイスの電気的特性テストを行うテスト手段と、デバイス保持手段から排出されるテスト後のデバイスを受け付ける排出デバイス受付手段と、デバイス保持手段を装備し当該デバイス保持手段にてデバイス取出部から取り出され保持されたデバイスをテスト手段及び排出デバイス受付手段に搬送するよう可動する搬送手段と、を備え、搬送手段は、複数のデバイス保持手段を、少なくともデバイス取出部とテスト手段と排出デバイス受付手段とにそれぞれ対応して位置するよう同一円周上に装備し、回転可動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドラにかかり、特に、自重落下式のデバイス搬送機構を備えたハンドラに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、半導体デバイスの電気的特性のテストは、ハンドラと呼ばれる装置にて自動的に行われている。そして、ハンドラによる半導体デバイスのテストは、ハンドラがデバイスをテスト装置に搬送し、デバイスの端子をテスト装置のコンタクト部に接触させる。そして、デバイス端子がコンタクト部に接触すると、テスト装置は電流又は電圧信号をデバイスに与え、出力電流値または電圧値を測定することにより、電気的特性を検査する。このとき、デバイスは加熱された状態にあり、高温下における電気的特性テストが行われる。そして、検査が終了すると、ハンドラはデバイスを検査結果に応じて分類し、収納する。
【0003】
ここで、上記ハンドラにおけるデバイスの搬送方法としては、自重落下方式があり、その一例が下記特許文献1に開示されている。この文献の従来技術では、傾斜したあるいは垂直なシュートに沿って、半導体デバイスを自重落下させ、垂直落下箇所にテスト装置を設けて検査している。また、下記特許文献2には、さらに具体的なテスト装置の構成例が示されている。この文献記載のテスト装置では、垂直に形成されたシュートから落下してくる半導体デバイスをストッパで停止させ、当該半導体デバイスを吸着搬送手段にて吸着保持し、テスト装置のソケットに押し付ける、という機構が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平8−15373号公報
【特許文献2】特開2006−145338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来例におけるハンドラでは、自重落下してきたデバイスを、1つの吸着搬送手段にて1つずつ保持してテストを行う必要がある。従って、1つの吸着搬送手段につき、1つのデバイスのテストが終わるまでは次のデバイスを保持してテストを行うことができず、テスト効率の向上、つまり、スループットの向上を図ることができない、という問題が生じる。すると、生産性が低く、デバイスの高コスト化を招く、という問題が生じる。
【0006】
このため、本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、デバイスのテスト効率の向上をはかることができるハンドラを提供すること、をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明は、
テスト対象となるデバイスを自重落下させるシュートと、このシュートに形成されたデバイス取出部から自重落下してきたデバイスを取り出して保持するデバイス保持手段と、このデバイス保持手段にて保持されたデバイスの電気的特性テストを行うテスト手段と、デバイス保持手段から排出されるテスト後のデバイスを受け付ける排出デバイス受付手段と、デバイス保持手段を装備し当該デバイス保持手段にてデバイス取出部から取り出され保持されたデバイスをテスト手段及び排出デバイス受付手段に搬送するよう可動する搬送手段と、を備え、
搬送手段は、複数のデバイス保持手段を、少なくともデバイス取出部とテスト手段と排出デバイス受付手段とにそれぞれ対応して位置するよう同一円周上に装備し、回転可動する、
ことを特徴としている。
【0008】
上記発明によると、まず、複数のデバイス保持手段が、デバイス取出部と、テスト手段と、排出デバイス受付手段と、に対応して搬送手段に設けられている。そして、デバイス取出部に位置するデバイス保持手段では、シュートからデバイスを取り出す。このとき、同時に、テスト手段と排出デバイス受付手段にも他のデバイス保持手段が位置している。その後、搬送手段が回転すると、各デバイス保持手段がそれぞれ次の位置に回転移動される。例えば、デバイス取出手段に位置していたデバイス保持手段は、デバイスを保持した状態でテスト手段に移動しテストが行われる。また、テスト手段に位置していたデバイス保持手段は、排出デバイス受付手段に移動し、テストを終えたデバイスを排出する。さらに、排出デバイス受付手段に位置していたデバイス保持手段は、デバイス取出部に異動し、シュートからデバイスを取り出して保持する。そして、さらに搬送手段が回転することで、上記動作が繰り返され、デバイスの取出し、テスト、排出が、各デバイス保持手段にて行われる。従って、デバイスに対するテスト時に必要な各工程を同時に実行することができるため、テスト効率の向上を図ることができ、生産性の向上を図ることができる。
【0009】
このとき、上記構成によると、デバイスが自重落下されるシュートからデバイスを取り出すよう構成されているため、必然的に複数のデバイス保持手段を装備した回転可動する搬送手段を、その回転面が縦に配置されて装備されることとなり、省スペース化を図ることができる。
【0010】
なお、デバイス保持手段が回転移動することによって位置する箇所は、上記箇所に限定されず、例えば、上記デバイス取出部、テスト手段、排出デバイス受付手段のいずれかの間に、デバイス検知手段など、他の構成が設けられていてもよい。
【0011】
そして、上記ハンドラにおいて、搬送手段の回転面を、デバイスの自重落下方向に沿って形成すると望ましい。これにより、デバイスを自重落下させるシュートに対して平行に搬送手段の回転面を形成するため、地面を横方向としたとき縦方向に回転面が位置するよう搬送手段を設けることができ、より省スペース化を図ることができる。
【0012】
さらに、複数のデバイス保持手段を装備した搬送手段を、並列に一対備えると共に、この一対の搬送手段を、当該各搬送手段の回転面が互いに平行に対向しないよう配設した、ことを特徴としている。特に、一対の搬送手段を、当該各搬送手段の回転面が相互にハの字状となるよう配設すると望ましい。具体的には、一対の搬送手段を、当該各搬送手段の回転面が、相互に70〜140度の角度を成すよう配設した、ことを特徴としている。
【0013】
これにより、デバイス保持手段を装備した搬送手段を一対設けることで、スループットが2倍となり、テスト効率の向上を図ることができると共に、一対の搬送手段の各回転面を対面させて配置しないため、各回転面を所定のスペースに露出させることができる。従って、構造が複雑となるデバイス保持手段が装備された搬送手段の組み付けやメンテナンス等が容易となる。特に、各回転面を相互に70〜140度の角度を成すようハの字状に配設することで、左右に並べて同一平面状に配設するよりも省スペース化を図ることができると共に、より確実に搬送手段に対する作業スペースを確保することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、デバイスの取出しやテスト、排出といったテストに必要な各工程を同時に実行することができるため、テスト効率すなわち生産性の向上を図ることができると共に、装置の省スペース化を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、デバイス搬送方法として自重落下方式を有するハンドラにおいて、デバイスを保持するデバイス保持手段が回転可動されるよう円周上に複数備えた搬送手段を、その回転面が自重落下方向に沿って、つまり、縦方向に沿って配置したことを特徴としている。さらに、搬送手段を一対設け、スループットを向上させた場合に、搬送手段の回転面を相互に対面させず、所定のスペースに露出させることにも特徴を有する。以下、実施例にて、本発明におけるハンドラの具体的な構成及び動作を説明する。
【実施例1】
【0016】
本発明の第1の実施例を、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、ハンドラの全体構成を示す斜視図であり、図2は、炉部及び測定部を示す斜視図である。また、図3は、測定部の正面図であり、図4は上面図、図5は背面から見た斜視図を示す。さらに、図6は、炉部及び測定部の構成を簡略したブロック図である。
【0017】
[構成]
図1に示すように、本発明におけるハンドラは、テスト対象となるデバイスを供給するローダー部Aと、ローダー部Aから供給されたデバイスを蓄積して加熱し測定部Bに供給する炉部Bと、デバイスの電気的特性テストを行う測定部Cと、テスト後のデバイスを分類して収納するアンローダー部Dと、を備えている。以下、各部について説明するが、特に、本発明の特徴となる炉部B及び測定部Cについて詳述する。また、本発明のハンドラは、その他の構成も装備しているが、一般的なハンドラと同様の機能を有する部分についてはその説明を省略する。
【0018】
<ローダー部>
ローダー部Aは、ハンドラの上部に装備されており、電気的特性テストの対象となる半導体デバイス(デバイス)が、複数連なった棒状で複数本配置されている。そして、この棒状のデバイスが、1本ずつ、後述する炉部Bの回転シュートに供給される。なお、ローダー部Aからは、後述する図2に示すように、左右に対となって形成された各回転シュート10,110にそれぞれ棒状のデバイスが供給される。
【0019】
<炉部>
炉部Bは、ローダー部Aの下部にあり、上述したように、ローダー部Aから供給されるデバイスを蓄積し、加熱するためのものである。なお、図では、炉部Bは壁面に覆われていないが、実際には、周囲が壁面にて覆われており、内部の熱が外部に漏れないよう構成されている。
【0020】
具体的に、炉部Bは、図2及び図6に示すように、同一構成の対となる回転シュート10,110と、ヒーター21,121と、熱電対22と、攪拌用ファン23,123,24と、が備えられている。なお、以下では、各構成が主に対となって設けられているため、一方の構成(図2及び図6の左側に示す構成)のみを説明する。
【0021】
まず、ヒーター21や攪拌用ファン23,24は、炉内Bを加熱するよう機能する。また、回転シュート10は、図6に示すよう垂直に立設された複数の炉内シュート11,111を、それぞれ円周上に配置して備えている。そして、回転シュート10は、各炉内シュート11を矢印Y2方向に回転可能なよう構成されている。また、各炉内シュート11には、上述したようにローダー部Aから供給された棒状のデバイスが、1本ずつ収容されることとなる。そして、炉内シュート11が、炉部Bの出口、すなわち、後述する測定部Cに設けられたプールシュート31の配置箇所に回転して移動されると、その炉内シュート11に収容されたデバイスは、プールシュート31に供給されることとなる。なお、炉内シュート11に収容されたデバイスは、プールシュート31に供給されるまでの間は、炉部B内でテストに要求される温度にまで加熱されることとなる。
【0022】
<測定部>
測定部Cは、炉部Bの下部に位置し、加熱された状態で供給されたデバイスの電気的特性テストを行う。具体的には、測定部Cには、図2、図6に示すように、上述した炉内シュート11,111からデバイスの供給を受ける垂直に配設されたプールシュート31,131と、このプールシュート31,131からデバイスを取り出してテストを行うよう保持する4つのコレット41〜44,141〜144(デバイス保持手段)を装備したターレット40,140(搬送手段)と、コレットに装着されたデバイスの有無を検出するデバイス確認センサ45,145(デバイス検知手段)と、デバイスの電気的特性テストを行うソケット46,146(テスト手段)と、コレットから排出されたデバイスを受け付ける排出デバイス受け機構47,147(排出デバイス受付手段)と、を備えている。なお、上述した構成は左右で対となっているため、以下では、一方の構成のみ(図2及び図6の左側に示す構成)をさらに詳述する。
【0023】
プールシュート31は、その長手方向が地面に対してほぼ垂直に設置された筒状部材であって、内部にデバイスが自重落下可能なよう形成されている。そして、その上部付近には、棒状に連結されたデバイスを個別のデバイスに切断する切断部32が形成されている。また、下部には、切断され落下してきたデバイスを係止するストッパを有し、コレット41に渡すデバイス取出部33が形成されている。
【0024】
コレット41,42,43,44は、先端部にデバイスを吸着して保持する筒状の吸着機構にて構成されており、プールシュート31のデバイス取出部33からデバイスを吸着して取り出して、保持する。なお、本実施例では、図示するように、1箇所に2つのコレットが装備されているが、一箇所に装備されたコレットを同一符号にて示す。また、各コレット41〜44は、回転可動するターレット40に装備されている。具体的には、ターレット40が回転することによって形成される回転面の円周上に、等間隔にて設けられており、それぞれコレット41〜44の吸着部分となる先端部が、外周方向を向いて装備されている。
【0025】
そして、特に、本実施例では、各コレット41〜44にて同時にテストに必要な各工程が実施されるよう、当該コレット41〜44の配置に対応して、上記デバイス取出部33と、デバイス確認センサ45と、ソケット46と、排出デバイス受け機構47とが(以下、各テスト処理箇所という)、設けられている。換言すると、上記デバイス取出部33と、デバイス確認センサ45と、ソケット46と、排出デバイス受け機構47とは、ターレット40の中心に対して90度ごとの方向に設けられている。これにより、後述するように、各コレット41〜44が、上記各テスト処理箇所33,45,46,47に、同時に対応して位置することとなる。
【0026】
ターレット40は、上述したように、装備されたコレット41〜44を回転可動させることで(図6の矢印Y5参照)、各コレット41〜44に吸着保持されたデバイスを、各テスト処理箇所33,45,46,47に搬送する。このとき、ターレット40は、各テスト処理部分33,45,46,47にて回転を一定時間停止し、各テスト処理(デバイスの取出し、確認、テスト、排出)が完了するのを待つ。
【0027】
なお、図4、図5に示すように、ターレット40の背面側には、各コレット41〜44に吸引力を供給する吸引管48が装備されており、吸引力を発生させる吸引装置(図示せず)に接続されている。
【0028】
そして、本実施例では、2つのターレット40,140が対となって装備されているが、この一対のターレット40,140は、それぞれの回転面が、デバイスの自重落下方向に沿って配置されている。つまり、地面を横方向とすると、回転面が縦方向に沿った状態で配置されている。さらに、各ターレット40,140は、その回転面が互いに平行に対面しないよう配設されており、具体的には、図4に示すように、ハの字状に配置されている。さらに具体的には、回転面が相互に70〜140度の角度を成すよう配置されている(図4の符号α)。これにより、ターレット40,140のコレット先端部側とは反対側が外部に露出された状態となっており、コレットを組み付けたりメンテナンスを行うなど、かかる箇所に対して作業者が容易に作業を行うことができる。
【0029】
[動作]
次に、上記構成のハンドラの動作を、主に図6を参照して説明する。なお、図2,6に示すように、炉部Bや測定部Cは左右対称に構成されているため、主に左側の構成の動作を説明する。
【0030】
まず、ローダー部Aから回転シュート10の各炉内シュート11にデバイスが供給される(矢印Y1)。そして、回転シュート10が回転している最中(矢印Y2)、つまり、テスト待ち状態のデバイス炉内シュート11に収容されたデバイスが、炉部Bにて加熱される。
【0031】
続いて、炉内シュート11がほぼ一回転すると、炉部Bの出口、つまり、プールシュート31の上方に位置し、炉内シュート11に収容されたデバイスが、プールシュート31に供給される(矢印Y3)。このとき、デバイスは、テスト条件を満たすよう加熱された状態となっている。
【0032】
そして、プールシュート31では、まず、連なったデバイスが個々のデバイスに切断され、下方へ自重落下し(矢印Y4)、デバイス取出部33で係止される。その後、デバイスは、デバイス取出部33からコレット41に取り出される。具体的には、図6では、符号41に示すコレット41がプールシュート31に向かって突出し、コレット41先端部にてデバイスを吸引して保持し、その後、元の位置に戻る。なお、各コレット42,43,44にも、デバイスが吸引保持されているものとする。
【0033】
同時に、符号42の位置のコレットでは、透過型センサといったデバイス確認センサ45にて、当該コレット42の先端にデバイスが保持されているか否かが確認される。また、符号43の位置のコレットでは、当該コレット43がソケット46に向かって突出し、保持しているデバイスを挿入する。そして、この状態で、上述したように加熱されたデバイスの端子に通電等行い、電気的特性のテストを行う。その後、コレット43は、ソケット46からデバイスを抜き出し元の位置に戻る。さらに、符号44の位置のコレットでは、吸引力が解除されることで保持しているデバイスが排出され、排出デバイス受け機構47にて受け付けられる。そして、この受け付けられたテストが終了したデバイスは、テスト結果に応じて分類され、アンローダー部Dに流される(矢印Y6)。
【0034】
その後、上述したように、各コレット41〜44において同時に行われている各テスト処理が終了する程度の一定時間が経過すると、ターレット40が回転する(矢印Y5)。すると、各コレット41〜44は、時計回り方向の隣の各テスト処理箇所に位置することとなり、次のテスト処理が行われる。具体的には、プールシュート31からデバイスを取り出した符号41のコレットは、符号42の位置に移動し、コレットの先端にデバイスが保持されているか確認される。また、デバイス保持が確認された符号42のコレットは、符号43の位置に移動し、保持しているデバイスのテストが行われる。また、テストが終了したデバイスを保持する符号43のコレットは、符号44の位置に移動し、デバイスを排出する。そして、デバイスを排出した符号44のコレットは、符号41の位置で新たにデバイスをプールシュート31から取り出して保持する。
【0035】
このように、ターレット40が回転することで、上記動作が繰り返され、デバイスの取出し、確認、テスト、排出が、各コレット41〜44にて同時に行われる。従って、デバイスに対する各テスト処理工程を同時に実行することができるため、テスト効率の向上を図ることができ、生産性の向上を図ることができる。
【0036】
そして、上記テスト動作は、対となる回転シュート110及びターレット140でも行われているため(矢印Y11〜Y16を参照)、スループットが2倍となり、さらなるテスト効率の向上を図ることができる。このとき、一対のターレット40,140は、各回転面がハの字状に配設されているため、容易にターレット40,140自体、及び、ターレット40,140に装備されたコレット41〜44等に作業者がアクセスすることができ、組み付けやメンテナンス等が容易となる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明のハンドラは、半導体デバイスの電気的特性テストを自動的に行うために利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】ハンドラの全体構成を示す斜視図である。
【図2】炉部及び測定部を示す斜視図である。
【図3】測定部の正面図である。
【図4】測定部の上面図である。
【図5】測定部の背面から見た斜視図である。
【図6】炉部及び測定部の構成を簡略したブロック図である。
【符号の説明】
【0039】
10,110 回転シュート
11,111 炉内シュート
31,131 プールシュート
32,132 切断部
33,133 デバイス取出部
40,140 ターレット
41,42,43,44,141,142,143,144 コレット
45,145 デバイス確認センサ
46,146 ソケット
47,147 排出デバイス受け機構
A ローダー部
B 炉部
C 測定部
D アンローダー部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
テスト対象となるデバイスを自重落下させるシュートと、このシュートに形成されたデバイス取出部から自重落下してきた前記デバイスを取り出して保持するデバイス保持手段と、このデバイス保持手段にて保持された前記デバイスの電気的特性テストを行うテスト手段と、前記デバイス保持手段から排出されるテスト後の前記デバイスを受け付ける排出デバイス受付手段と、前記デバイス保持手段を装備し当該デバイス保持手段にて前記デバイス取出部から取り出され保持された前記デバイスを前記テスト手段及び前記排出デバイス受付手段に搬送するよう可動する搬送手段と、を備え、
前記搬送手段は、複数の前記デバイス保持手段を、少なくとも前記デバイス取出部と前記テスト手段と前記排出デバイス受付手段とにそれぞれ対応して位置するよう同一円周上に装備し、回転可動する、
ことを特徴とするハンドラ。
【請求項2】
前記搬送手段の回転面を、前記デバイスの自重落下方向に沿って形成した、ことを特徴とする請求項1記載のハンドラ。
【請求項3】
前記複数のデバイス保持手段を装備した前記搬送手段を、並列に一対備えると共に、
この一対の搬送手段を、当該各搬送手段の回転面が互いに平行に対向しないよう配設した、
ことを特徴とする請求項2記載のハンドラ。
【請求項4】
前記一対の搬送手段を、当該各搬送手段の回転面が相互にハの字状となるよう配設した、ことを特徴とする請求項3記載のハンドラ。
【請求項5】
前記一対の搬送手段を、当該各搬送手段の回転面が、相互に70〜140度の角度を成すよう配設した、ことを特徴とする請求項4記載のハンドラ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−8658(P2008−8658A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−176639(P2006−176639)
【出願日】平成18年6月27日(2006.6.27)
【出願人】(305026552)ワジマ電子工業株式会社 (1)
【Fターム(参考)】