パターン形成材料、並びにパターン形成装置及びパターン形成方法
【課題】 感光層の感度低下を抑制でき、かつ、高精細なパターンを形成可能なパターン形成材料、並びに該パターン形成材料を備えたパターン形成装置及び前記パターン形成材料を用いたパターン形成方法の提供。
【解決手段】 支持体上に感光層を少なくとも有し、該感光層が、重合禁止剤、バインダー、重合性化合物及び光重合開始剤を含み、かつ、該感光層を露光し現像する場合において、該感光層の露光する部分の厚みを該露光・現像後において変化させない前記光の最小エネルギーが、0.1〜10(mJ/cm2)であることを特徴とするパターン形成材料である。該パターン形成材料を備えたパターン形成装置である。該パターン形成材料を用いて露光するパターン形成方法である。
【解決手段】 支持体上に感光層を少なくとも有し、該感光層が、重合禁止剤、バインダー、重合性化合物及び光重合開始剤を含み、かつ、該感光層を露光し現像する場合において、該感光層の露光する部分の厚みを該露光・現像後において変化させない前記光の最小エネルギーが、0.1〜10(mJ/cm2)であることを特徴とするパターン形成材料である。該パターン形成材料を備えたパターン形成装置である。該パターン形成材料を用いて露光するパターン形成方法である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上に感光層を少なくとも有し、該感光層が、重合禁止剤、バインダー、重合性化合物及び光重合開始剤を含み、かつ、該感光層を露光し現像する場合において、該感光層の露光する部分の厚みを該露光・現像後において変化させない前記露光に用いる光の最小エネルギーが、0.1〜10mJ/cm2であることを特徴とするパターン形成材料。
【請求項2】
感光層が、光照射手段からの光を受光し出射する描素部をn個有する光変調手段により、前記光照射手段からの光を変調させた後、前記描素部における出射面の歪みによる収差を補正可能な非球面を有するマイクロレンズを配列したマイクロレンズアレイを通した光で、露光される請求項1に記載のパターン形成材料。
【請求項3】
感光層が、光照射手段からの光を受光し出射する描素部をn個有する光変調手段により、前記光照射手段からの光を変調させた後、前記描素部の周辺部からの光を入射させないレンズ開口形状を有するマイクロレンズを配列したマイクロレンズアレイを通した光で、露光される請求項1に記載のパターン形成材料。
【請求項4】
重合禁止剤が、芳香環、複素環、イミノ基及びフェノール性水酸基から選択される少なくとも1種を有する請求項1から3のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項5】
重合禁止剤が、フェノール性水酸基を少なくとも2個有する化合物、イミノ基で置換された芳香環を有する化合物、イミノ基で置換された複素環を有する化合物、及びヒンダードアミン化合物から選択される少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項6】
重合禁止剤が、カテコール、フェノチアジン、フェノキサジン、ヒンダードアミン及びこれらの誘導体から選択される少なくとも1種である請求項1から5のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項7】
重合禁止剤の含有量が、重合性化合物に対して0.005〜0.5質量%である請求項1から6のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項8】
露光に用いる光の最小エネルギー量を求める場合の露光波長が、405nmである請求項1から7のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項9】
感光層が、増感剤を含む請求項1から8のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項10】
増感剤の極大吸収波長が、380〜450nmである請求項9に記載のパターン形成材料。
【請求項11】
増感剤が、縮環系化合物である請求項8から10のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項12】
増感剤が、アクリドン類、アクリジン類、及びクマリン類から選択される少なくとも1種である請求項8から11のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項13】
請求項1から12のいずれかに記載のパターン形成材料を備えており、
光を照射可能な光照射手段と、該光照射手段からの光を変調し、前記パターン形成材料における感光層に対して露光を行う光変調手段とを少なくとも有することを特徴とするパターン形成装置。
【請求項14】
請求項1から12のいずれかに記載のパターン形成材料における該感光層に対し、露光を行うことを少なくとも含むことを特徴とするパターン形成方法。
【請求項15】
露光が、形成するパターン情報に基づいて制御信号を生成し、該制御信号に応じて変調させた光を用いて行われる請求項14に記載のパターン形成方法。
【請求項16】
露光が行われた後、感光層の現像を行う請求項13から15のいずれかに記載のパターン形成方法。
【請求項1】
支持体上に感光層を少なくとも有し、該感光層が、重合禁止剤、バインダー、重合性化合物及び光重合開始剤を含み、かつ、該感光層を露光し現像する場合において、該感光層の露光する部分の厚みを該露光・現像後において変化させない前記露光に用いる光の最小エネルギーが、0.1〜10mJ/cm2であることを特徴とするパターン形成材料。
【請求項2】
感光層が、光照射手段からの光を受光し出射する描素部をn個有する光変調手段により、前記光照射手段からの光を変調させた後、前記描素部における出射面の歪みによる収差を補正可能な非球面を有するマイクロレンズを配列したマイクロレンズアレイを通した光で、露光される請求項1に記載のパターン形成材料。
【請求項3】
感光層が、光照射手段からの光を受光し出射する描素部をn個有する光変調手段により、前記光照射手段からの光を変調させた後、前記描素部の周辺部からの光を入射させないレンズ開口形状を有するマイクロレンズを配列したマイクロレンズアレイを通した光で、露光される請求項1に記載のパターン形成材料。
【請求項4】
重合禁止剤が、芳香環、複素環、イミノ基及びフェノール性水酸基から選択される少なくとも1種を有する請求項1から3のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項5】
重合禁止剤が、フェノール性水酸基を少なくとも2個有する化合物、イミノ基で置換された芳香環を有する化合物、イミノ基で置換された複素環を有する化合物、及びヒンダードアミン化合物から選択される少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項6】
重合禁止剤が、カテコール、フェノチアジン、フェノキサジン、ヒンダードアミン及びこれらの誘導体から選択される少なくとも1種である請求項1から5のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項7】
重合禁止剤の含有量が、重合性化合物に対して0.005〜0.5質量%である請求項1から6のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項8】
露光に用いる光の最小エネルギー量を求める場合の露光波長が、405nmである請求項1から7のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項9】
感光層が、増感剤を含む請求項1から8のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項10】
増感剤の極大吸収波長が、380〜450nmである請求項9に記載のパターン形成材料。
【請求項11】
増感剤が、縮環系化合物である請求項8から10のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項12】
増感剤が、アクリドン類、アクリジン類、及びクマリン類から選択される少なくとも1種である請求項8から11のいずれかに記載のパターン形成材料。
【請求項13】
請求項1から12のいずれかに記載のパターン形成材料を備えており、
光を照射可能な光照射手段と、該光照射手段からの光を変調し、前記パターン形成材料における感光層に対して露光を行う光変調手段とを少なくとも有することを特徴とするパターン形成装置。
【請求項14】
請求項1から12のいずれかに記載のパターン形成材料における該感光層に対し、露光を行うことを少なくとも含むことを特徴とするパターン形成方法。
【請求項15】
露光が、形成するパターン情報に基づいて制御信号を生成し、該制御信号に応じて変調させた光を用いて行われる請求項14に記載のパターン形成方法。
【請求項16】
露光が行われた後、感光層の現像を行う請求項13から15のいずれかに記載のパターン形成方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図21】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27a】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図4】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19a】
【図19b】
【図19c】
【図19d】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図20d】
【図22】
【図23】
【図27b】
【図28】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図21】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27a】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図4】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19a】
【図19b】
【図19c】
【図19d】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図20d】
【図22】
【図23】
【図27b】
【図28】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【公開番号】特開2006−163339(P2006−163339A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−133256(P2005−133256)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】
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