説明

パワー半導体装置の包装装置

【課題】輸送荷役時の落下衝撃、輸送時の振動衝撃、或いは、輸送時・保管時の圧縮荷重からパワー半導体装置を保護することができる包装装置を得ること。
【解決手段】パワー半導体装置1を包装する包装装置100であって、方形に形成された底板2と、該底板2の四辺から立設され高さが前記パワー半導体装置の厚さよりも高い側板3a、3b、3cと、内部を、前記パワー半導体装置1を収容する方形の複数の収容部30に区画する仕切板17、17と、前記方形の収容部30の四隅に設けられ前記側板3a、3b、3cと略同一の高さの直方体状に形成され、上面の台板9に逆さにした前記パワー半導体装置1の基板の隅部を載せる台部と、を有し上方が開口したトレー部50と、前記パワー半導体装置を収容した前記トレー部50の上方開口を覆い、前記パワー半導体装置の基板を前記台板9に固定する蓋部60と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸送時にパワー半導体装置を包装する包装装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のパワー半導体装置の包装装置は、箱の中にパワー半導体装置を収容する間仕切りを設け、該間仕切り内にパワー半導体装置を平置き又は縦置きにする構造となっている。
【0003】
また、従来の包装箱として、一枚の段ボール紙を折り曲げて成り、側板に保持部を一体に連設し、該保持部によって被包装物としての箱形の電子機器単体を天板、底板、および側板に対してそれぞれ間隙を隔てて保持するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、従来の包装容器として、一枚の段ボール紙から多角形の底面片と、この底面片の各辺に連続された当該辺の数と同数の側面片とを一体に切り抜いて容器型材を形成し、この容器型材の上記底面片と各側面片との連続部をそれぞれ折り曲げることにより立体形状として、内容物としてのテープレコーダやラジオ,CDプレーヤなどの小型の電子機器を単体収納可能とした包装容器であって、上記側面片のうち2以上の側面片の合計3箇所以上には、角筒状に折曲可能とされた支持柱片を連続させて設け、各支持柱片には上記内容物の隅部を支持すると共に当該隅部に接触する側面接触部に外力が入力されることにより弾性変形する内容支持部を設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、従来の段ボール製包装箱として、一枚の段ボール紙を折り曲げて成り、前面板、底面板、背面板及び蓋板を順次連設して主部材を形成し、その両側縁に前面板から蓋板へかけて繋がった側部材を連設し、この側部材に底面板から順次延びる外側板、頂板及び内側板を設け、内側板の先端及び蓋板の両側縁に重合板を連設し、側部材を内側に折り曲げて主部材に重ね、外側板を上方へ、頂板を内側へ、内側板を下方へ順次折り曲げ、外側板の両端に繋がる折込片を折り込んで、前面板及び背面板を起立させ、蓋板を閉じ、ビデオデッキ等の箱型の電子機器を単体収納できる緩衝構造のものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
また、従来の包装箱として、一枚の段ボール紙を折り曲げて成り、箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物としての電子機器単体を保護する緩衝部とを備えた包装箱において、上記緩衝部は、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみが折り曲げられて形成されていると共に、収容物の上下方向、左右方向,前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収納物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成されたものがある(例えば、特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】特開平09−301351号公報
【特許文献2】特開2000−142667号公報
【特許文献3】特開2001−261031号公報
【特許文献4】特開2005−014965号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の技術は、包装箱内に段ボール紙の間仕切りを設け、そこに電子機器を平置き又は縦置きするものである。それ故、輸送時に、電子機器としてのパワー半導体装置が、従来の包装箱で包装され包装状態で落下すると、その衝撃により、パワー半導体装置の電極端子が曲がり変形してしまう、という問題がある。電極端子を保護するために包装材を多く使用すれば、保護性は改善するが、逆に包装箱が大きく重くなり、輸送効率が下がる、という問題がある。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、輸送荷役時の落下衝撃、輸送時の振動衝撃、或いは、輸送時・保管時の圧縮荷重からパワー半導体装置を保護することができる包装装置を得ることを第一の目的とする。さらに、包装サイズをコンパクト化し、輸送効率を改善できる包装装置を得ることを第二の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のパワー半導体装置の包装装置は、方形板状に形成され四隅に取付孔が設けられた基板と、該基板上に方形厚板状にモールドされ四隅に前記取付孔を避けるように切欠き部が形成されたモールド部と、該モールド部から前記基板の反対側に所定長さ導出された複数の電極端子とを有するパワー半導体装置を包装する包装装置であって、方形に形成された底板と、該底板の四辺から立設され高さが前記パワー半導体装置の厚さよりも高い側板と、内部を、前記パワー半導体装置を収容する方形の複数の収容部に区画する仕切板と、前記方形の収容部の四隅に設けられ前記側板と略同一の高さの直方体状に形成され、上面の台板に逆さにした前記パワー半導体装置の基板の隅部を載せる台部と、を有し上方が開口したトレー部と、前記パワー半導体装置を収容した前記トレー部の上方開口を覆い、前記パワー半導体装置の基板を前記台板に固定する蓋部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、輸送時の荷役時の落下衝撃や輸送時の振動衝撃や保管・輸送時の圧縮荷重の外力を受けたときにパワー半導体装置を保護することができ、さらに、包装サイズをコンパクト化し、輸送効率を改善する包装装置が得られる、という効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、本発明にかかるパワー半導体装置の包装装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0013】
実施の形態
図1は、パワー半導体装置の外形を示す斜視図であり、図2は、本発明にかかるパワー半導体装置の包装装置の実施の形態を示す蓋を開いた状態の斜視図であり、図3は、包装装置の組立途中を示す斜視図であり、図4は、包装装置の展開図であり、図5は、実施の形態の仕切板を示す斜視図であり、図6は、仕切板の展開図であり、図7は、包装装置にパワー半導体装置を収容した状態を示す斜視図であり、図8は、包装装置の蓋を閉じた状態を示す斜視図であり、図9は、包装装置にパワー半導体装置を収納した状態を示す断面図であり、図10は、包装装置を段ボール箱に収納した状態を示す斜視図であり、図11は、包装装置を段ボール箱に収納しフラップを閉じた状態を示す斜視図である。
【0014】
図1に示すように、パワー半導体装置1は、方形板状に形成され、四隅に取付孔1bが設けられた基板1aと、基板1a上に方形厚板状にモールドされ、四隅に、取付孔を避けるように切欠き部1eが形成されたモールド部1cと、モールド部1cから基板1aの反対側に所定長さ導出された複数の電極端子1d等を有している。パワー半導体装置1は、全体として方形厚板状に形成されている。なお、図1に示すパワー半導体装置1は、パワー半導体装置の形状の一例を示すものであって、パワー半導体装置は、図1に示す形状に限定されるものではない。
【0015】
図2〜図4に示すように、実施の形態の包装装置100は、切出された1枚の段ボール紙を折り曲げて形成され、上方が開口しパワー半導体装置1を収容するトレー部50と、トレー部50の上方開口を覆いパワー半導体装置1をトレー部50に押さえ付けて固定する蓋部60とを有する箱体と、トレー部50内を3区画に仕切る段ボール紙を二つ折りした2枚の仕切板17、17とを備えている。
【0016】
包装装置100は、パワー半導体装置1を3個収容できるようになっている。トレー部50の底板2は、その短辺の長さがパワー半導体装置1の長辺の長さより少し大きく、その長辺の長さがパワー半導体装置1の短辺の3倍の長さより少し大きい方形に形成されている。
【0017】
底板2の前方の短辺には、上方へ折れ曲がる長方形の前側板3aが連接され、底板2の後方の短辺には、上方へ折れ曲がる長方形の後側板3bが連接され、底板2の左右の長辺には、上方へ折れ曲がる長方形の横側板3c、3cが連設されている。底板2の四辺から立設された前側板3a、後側板3b及び横側板3c、3cの高さは、パワー半導体装置1の電極端子1dの長さを含む全体厚さの1.5倍程に形成されている。
【0018】
横側板3cの上辺には、内方へ折れ曲がりパワー半導体装置1の基板1aの隅部が載置される6片の方形の台板9が連接され、台板9の側方辺には、下方へ折れ曲がる方形の側脚部20が連設され、台板9の内方辺には、下方へ折れ曲がる方形の内脚部21、22が連設されている。台板9、側脚部20及び内脚部21、22は、折り曲げられて直方体状の台部25を形成する。また、内脚部21、22の下辺には、外方へ折れ曲がる長方形の底部補強板23が連設され、横側板3cの後側には、内方へ折れ曲がる方形の後側板補強片10が連設されている。
【0019】
底板2と側板3a、3c、3cの間の折り曲げ部の中央には、折り曲げ部に沿ってスリット4a、4c、4cが形成されている。また、中央寄りの左右夫々2片の内脚部22には、内脚部22の上部から台板9、9間に延びるスリット8が形成されている。また、底部補強板23の中央部外方には、後述の差込片14cを嵌合する台形の切欠き部7が形成されている。
【0020】
蓋部60は、後側板3bの上辺に連設され前方へ折れ曲がってトレー部50の上方開口を覆う天板12と、天板12の前方に連設され下方へ折れ曲がり前側板3aを覆う前蓋板13aと、前蓋板13aの下辺中央に連設され内方へ折れ曲がりスリット4aに差込まれる台形の差込片14aと、天板12の左右に連設され下方へ折れ曲がり横側板3cを覆う横蓋板13cと、横蓋板13cの下辺中央に連設され内方へ折れ曲がりスリット3cに差込まれ、前述の切欠き部7と嵌合する台形の差込片14cと、横蓋板13cの前側に連設され内方へ折れ曲がる方形の前側板補強片15と、を有している。後側板3bと天板12の間の折り曲げ部の左右には、半円形の切欠き部16、16が形成されている。
【0021】
図5及び図6に示すように、仕切板17は、方形の段ボール紙を二つ折りして重ね合わせて長方形に形成され、折り曲げ辺の中央部に半円形の切欠き部18が形成され、他の長辺の2箇所にスリット19、19が切り込まれ、他の長辺のスリット19、19の外方が段ボール紙の厚さ分だけ切除されている。
【0022】
次に、図2〜図9を参照して、包装装置100によるパワー半導体装置1の包装方法を説明する。まず、図3に示すように、トレー部50の横側板3c、3cを底板2に対して垂直に上方へ折り曲げる。次に、台板9を横側板3c、3cに対して直角に、内方へ水平に折り曲げる。次に、側脚部20を台板9に対して垂直に下方へ折り曲げる。
【0023】
次に、内脚部21、22に対して底部補強板23を下方へ直角に折り曲げてから、底部補強板23を底板2上を外方へ滑らせるようにして、内脚部21、22を台板9に対して垂直に折り曲げ、底部補強板23を底板2に密着させる。台板9、側脚部20及び内脚部21、22により台部25が形成される。台部25の上面の台板9の高さは、側板3a、3b、3cの高さと略同じである。
【0024】
次に、図2に示すように、2枚の仕切板17をトレー部50の夫々のスリット8へ差込み、仕切板17のスリット19をトレー部50の内脚部22の下半分に嵌込み、仕切板17をトレー部50に固定する。仕切板17、17によりトレー部50を3つに仕切り、トレー部50に3区画のパワー半導体装置1の方形の収容部30を形成する。収容部30の、台板9の上面からの深さは、パワー半導体装置1の厚さ(≒モールド部1cの厚さ+電極端子1dの高さ)よりも深くなっている。前述の台部25は、方形の収容部30の四隅に配置される形態となる。
【0025】
仕切板17をトレー部50に差込むことにより、外力による包装装置100の潰れ及びねじれを防止し、包装装置100に収容した3台のパワー半導体装置1同士が衝突して破損するのを防止し、包装装置100の横側板3c、3cが開いてパワー半導体装置1が包装装置100から脱落するのを防止している。仕切板17の切欠き部18は、パワー半導体装置1を指で挟んで掴み易くしている。
【0026】
次に、図7に示すように、組立てられたトレー部50の収容部30に3個のパワー半導体装置1を収納する。パワー半導体装置1を逆さにし、モールド部1cの四隅の切欠き部1eにトレー部5の四つの台部25の角部を差込むようにし、基板1aの四隅を四つの台部25上に載せる。
【0027】
次に、トレー部50の後側板補強片10を内方へ折り曲げ、後側板3bを垂直に上方へ折り曲げて後側板補強片10に重ね、続いて、天板12を前方に折り曲げてパワー半導体装置1の基板1aを上から覆う。次に、横蓋板13c、13cを天板12に対して垂直に下方へ折り曲げて横側板3c、3cに重ねるとともに、差込片14c、14cをスリット4c、4cに差込む。
【0028】
次に、蓋部60の前側板補強片15、15を横蓋板13c、13cに対して直角に内方へ折り曲げ、トレー部50の前側板3aを上方へ垂直に折り曲げて前側板補強片15、15に外側から重ねる。続いて、蓋部60の前蓋板13aを下方に垂直に折り曲げるとともに、差込片14aをスリット4aに差込み、図7及び図8に示すように、3台のパワー半導体装置1を包装装置100内に収容、固定する。
【0029】
図9に示すように、包装装置100は、輸送荷役中の落下により潰れてパワー半導体装置1が破損するのを防止するために、パワー半導体装置1の電極端子1dと底板2との間に、緩衝空間30aを備えている。
【0030】
パワー半導体装置1を包装装置100から取出すときは、蓋部60の差込片14a、14c、14cをスリット4a、4c、4cから抜出し、蓋部60を開く。
【0031】
パワー半導体装置1を包装した包装装置100を輸送するときは、図10及び図11に示すように、段ボール箱200に複数個の包装装置100を詰込んで輸送するのがよい。輸送後に、段ボール箱200から包装装置100を取出すときは、段ボール箱200のフラップ200aを開き、包装装置100の切欠き部16に指を掛け、容易に取出すことができる。
【0032】
パワー半導体装置1の輸送後に、包装装置100を廃棄するときは、包装装置100及び仕切板17を展開して平板状態にすることができる。平板状態にしてカサを減らせるので、廃棄(リサイクル)に出し易い。
【0033】
なお、包装装置100の素材としては、段ボール紙のみでなく、板紙、プラスチック段ボール板材等を用いてもよい。また、パワー半導体装置1が、包装装置100内で、静電気により静電破壊するのを防止するために、包装装置100の板材に導電剤を塗布する等して、導電性を付与するとよい。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上のように、本発明にかかる包装装置は、パワー半導体装置の輸送に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】パワー半導体装置の外形を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかるパワー半導体装置の包装装置の実施の形態を示す蓋を開いた状態の斜視図である。
【図3】実施の形態の包装装置の組立途中を示す斜視図である。
【図4】実施の形態の包装装置の展開図である。
【図5】実施の形態の仕切板を示す斜視図である。
【図6】実施の形態の仕切板の展開図である。
【図7】実施の形態の包装装置にパワー半導体装置を収容した状態を示す斜視図である。
【図8】実施の形態の包装装置の蓋を閉じた状態を示す斜視図である。
【図9】実施の形態の包装装置にパワー半導体装置を収納した状態を示す断面図である。
【図10】実施の形態の包装装置を段ボール箱に収納した状態を示す斜視図である。
【図11】実施の形態の包装装置を段ボール箱に収納し蓋を閉じた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0036】
1 パワー半導体装置
1a 基板
1b 取付孔
1c モールド部
1d 電極端子
1e 切欠き部
2 底板
3a 前側板
3b 後側板
3c 横側板
4a,4c スリット
7 切欠き部
8 スリット
9 台板
10 後側板補強片
12 天板
13a 前蓋板
13c 横蓋板
14a,14c 差込片
15 前側板補強片
16 切欠き部
17 仕切板
18 切欠き部
19 スリット
20 側脚部
21,22 内脚部
23 底部補強板
25 台部
30 収容部
30a 緩衝空間
50 トレー部
60 蓋部
100 包装装置
200 段ボール箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
方形板状に形成され四隅に取付孔が設けられた基板と、該基板上に方形厚板状にモールドされ四隅に前記取付孔を避けるように切欠き部が形成されたモールド部と、該モールド部から前記基板の反対側に所定長さ導出された複数の電極端子とを有するパワー半導体装置を包装する包装装置であって、
方形に形成された底板と、該底板の四辺から立設され高さが前記パワー半導体装置の厚さよりも高い側板と、内部を、前記パワー半導体装置を収容する方形の複数の収容部に区画する仕切板と、前記方形の収容部の四隅に設けられ前記側板と略同一の高さの直方体状に形成され、上面の台板に逆さにした前記パワー半導体装置の基板の隅部を載せる台部と、を有し上方が開口したトレー部と、
前記パワー半導体装置を収容した前記トレー部の上方開口を覆い、前記パワー半導体装置の基板を前記台板に固定する蓋部と、
を備えることを特徴とするパワー半導体装置の包装装置。
【請求項2】
前記包装装置に収容されたパワー半導体装置の電極端子と前記トレー部の底板との間に、緩衝空間が設けられていることを特長とする請求項1に記載のパワー半導体装置の包装装置。
【請求項3】
前記仕切板は、前記トレー部の二つの台部間のスリットに差込まれ、外力による前記包装装置の潰れ及びねじれを防止し、包装装置に収容した複数のパワー半導体装置同士が衝突して破損するのを防止し、前記トレー部の横側板が開いて前記パワー半導体装置が前記包装装置から脱落するのを防止することを特長とする請求項1に記載のパワー半導体装置の包装装置。
【請求項4】
前記蓋部は、前記トレー部の上方開口を覆った状態で、前記トレー部の底板と側板の折り曲げ部に形成されたスリットに差込まれる差込片を有することを特長とする請求項1に記載のパワー半導体装置の包装装置。
【請求項5】
前記包装装置は、板材を折り曲げて形成されていることを特長とする請求項1に記載のパワー半導体装置の包装装置。
【請求項6】
前記パワー半導体装置が、静電気により静電破壊するのを防止するために、前記包装装置の板材に、導電性を付与したことを特長とする請求項1に記載のパワー半導体装置の包装装置。
【請求項7】
輸送のために箱に収納した前記包装装置を該箱から取出し易くするために、前記包装装置に、指を掛けられる切欠き部を設けたことを特長とする請求項1に記載のパワー半導体装置の包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−184180(P2008−184180A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−18415(P2007−18415)
【出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】