説明

ヒトGLP−1ミメティボディ、組成物、方法および用途

本発明は、最低1種のGLP−1ミメティボディまたは指定された部分若しくはバリアントをコードする単離された核酸、GLP−1ミメティボディまたは指定された部分若しくはバリアント、ベクター、宿主細胞、トランスジェニック動物若しくは植物を包含する最低1種の改良されたヒトGLP−1ミメティボディまたは指定された部分若しくはバリアント、ならびに治療的組成物、方法および装置を包含するそれらの作成および使用方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号2若しくは4のアミノ酸配列をコードする最低1種のポリヌクレオチド、またはそれらに相補的なポリヌクレオチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸であって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記核酸。
【請求項2】
配列番号2、4、6若しくは7〜14から選択される最低1種を含んでなるアミノ酸配列をコードする最低1種のポリヌクレオチド、またはそれらに相補的なポリヌクレオチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸であって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記核酸。
【請求項3】
配列番号2若しくは4のアミノ酸配列をコードする最低1種のポリヌクレオチド、またはそれらに相補的なポリヌクレオチドを含んでなる、請求項2に記載の最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸であって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記核酸。
【請求項4】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは配列番号1若しくは6から選択される最低1種の生物活性GLP−1ペプチドを含んでなり、LはSerおよびGlyを含んでなる最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり、CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり、CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドをコードする最低1種のポリヌクレオチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸であって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記核酸。
【請求項5】
配列番号2若しくは4の連続するアミノ酸の全部を含んでなる、最低1種のGLP−1
CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項6】
配列番号7〜14の最低1種の連続するアミノ酸の全部を含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項7】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは配列番号1および6から選択される最低1種の生物活性GLP−1ペプチドであり、Lは、GS、GGS、GGGS(配列番号16)、GSGGGS(配列番号17)、GGSGGGS(配列番号18)、GGSGGGSGG(配列番号19)およびGGGSGGGSGG(配列番号20)から選択され;Vは、GTLVTVSS(配列番号21)、GTLVAVSS(配列番号22)、GTAVTVSS(配列番号23)、TVSS(配列番号24)およびAVSS(配列番号25)から選択され;HはEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGP(配列番号26)であり、CH2はSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAK(配列番号43)であり、CH3はGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号44)であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項8】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは配列番号6の最低1種の生物活性GLP−1ペプチドであり、Lは、GS、GGS、GGGS(配列番号16)、GSGGGS(配列番号17)、GGSGGGS(配列番号18)、GGSGGGSGG(配列番号19)およびGGGSGGGSGG(配列番号20)から選択され;Vは、GTLVTVSS(配列番号21)、GTLVAVSS(配列番号22)、GTAVTVSS(配列番号23)、TVSS(配列番号24)およびAVSS(配列番号25)から選択され;HはESKYGPPCPSCPAPEFLGGP(配列番号27)であり、CH2はSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAK(配列番号45)であり、CH3はGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK(配列番号46)であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項9】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは配列番号6の最低1種の生物活性GLP−1ペプチドであり、Lは、GS、GGS、GGGS(配列番号16)、GSGGGS(配列番号17)、GGSGGGS(配列番号18)、GGSGGGSGG(配列番号19)およびGGGSGGGSGG(配列
番号20)から選択され;Vは、GTLVTVSS(配列番号21)、GTLVAVSS(配列番号22)、GTAVTVSS(配列番号23)、TVSS(配列番号24)およびAVSS(配列番号25)から選択され;HはESKYGPPCPPCPAPEAAGGP(配列番号28)であり、CH2はSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAK(配列番号45)であり、CH3はGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK(配列番号46)であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項10】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり、Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり、CH2はSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAK(配列番号43)であり、CH3はGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号44)であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項11】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり、Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり、CH2はSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAK(配列番号45)であり、CH3はGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK(配列番号46)であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o
、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項12】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは配列番号6の最低1種の生物活性GLP−1ペプチドであり、Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり、CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり、CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項13】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり、Lは、GS、GGS、GGGS(配列番号16)、GSGGGS(配列番号17)、GGSGGGS(配列番号18)、GGSGGGSGG(配列番号19)およびGGGSGGGSGG(配列番号20)から選択され;Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり、CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり、CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項14】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり;Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり;Vは、GTLVTVSS(配列番号21)、GTLVAVSS(配列番号22)、GTAVTVSS(配列番号23)、TVSS(配列番号24)およびAVSS(配列番号25)から選択され;Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり;CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり;CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり;nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項15】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり、Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは、EPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGP(配列番号26)、ESKYGPPCPSCPAPEFLGGP(配列番号27)およびESKYGPPCPPCPAPEAAGGP(配列番号28)から選択され、CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり、CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項16】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり、Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは、EPKSADKTHTCPPCPAPEAAGGP(配列番号29)、EPKSADKTHTCPPCPAPELAGGP(配列番号30)、EPKSADKTHTCPPCPAPEALGGP(配列番号31)、EPKSADKTHTCPPCPAPELEGGP(配列番号32)、EPKSSDKTHTCPPCPAPEFLGGP(配列番号33)、EPKSADKTHACPPCPAPELLGGP(配列番号34)、EPKSADKAHTCPPCPAPELLGGP(配列番号35)およびEPKSADKTHTCPPCPAPELLGGP(配列番号36)、ADKTHTCPPCPAPELLGGP(配列番号37)、THTCPPCPAPELLGGP(配列番号38)、ESKYGPPCPSCPAPEAAGGP(配列番号39)、ESKYGPPCPPCPAPELLGGP(配列番号40)、CPPCPAPELLGGP(配列番号41)ならびにCPPCPAPEAAGGP(配列番号42)から選択され、CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり、CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
のポリペプチドを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項17】
式(I):
(Pep(n)−L(o)−V(p)−H(q)−CH2(r)−CH3(s))(t)、
ここでPは最低1種の生物活性GLP−1ペプチド、バリアント若しくは誘導体であり、Lは、該ミメティボディが代替の方向および結合特性を有することを可能にすることにより構造の柔軟性を提供するポリペプチドであり得る最低1種のリンカー配列であり、Vは免疫グロブリン可変領域のC末端の少なくとも一部分であり、Hは免疫グロブリン可変ヒンジ領域の少なくとも一部分であり、CH2は免疫グロブリンCH2定常領域の少なくとも一部分であり、CH3は免疫グロブリンCH3定常領域の少なくとも一部分であり、nは1から10までの整数であり、ならびに、o、p、q、r、sおよびtは独立に0から10までの整数であり得る、
の最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドであって、前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディは、in vitro若しくはin vivoで最低1種のGLP−1の生物学的活性を有し、および最低1個のN−結合グリコシル化部位をさらに含んでなる、上記ポリペプチド。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれかに記載のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸若しくはGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチド(前記ポリペプチドは最低1種のPポリペプチドの最低1種の活性を有する)。
【請求項19】
請求項4〜17のいずれかに記載の最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチドを特異的に結合する、抗イディオタイプモノクローナル若しくはポリクローナル抗体、融合タンパク質またはそれらのフラグメント。
【請求項20】
請求項1〜3のいずれかに記載の、または請求項4〜17のいずれかに記載の最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチド若しくはGLP−1 CH1欠失ミメティボディ抗体をコードする、GLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸、あるいはそれらに相補的なポリヌクレオチド。
【請求項21】
請求項20に記載の最低1種の単離された核酸を含んでなるGLP−1 CH1欠失ミメティボディベクター。
【請求項22】
請求項20に記載の単離された核酸を含んでなるGLP−1 CH1欠失ミメティボディ宿主細胞。
【請求項23】
前記宿主細胞が、COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、NSO、DG44 CHO、CHO K1、HeLa、骨髄腫若しくはリンパ腫細胞、またはそれらのいずれかの誘導体、不死化若しくは形質転換細胞から選択される最低1種である、請求項21に記載のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ宿主細胞。
【請求項24】
GLP−1 CH1欠失ミメティボディ若しくは抗体が検出可能な若しくは回収可能な量で発現されるようなin vitro、in vivo若しくはin situ条件下で請求項20に記載の核酸を翻訳することを含んでなる、最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチド若しくはGLP−1 CH1欠失ミメティボディ抗体の製造方法。
【請求項25】
請求項1〜20のいずれかに記載の最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸、GLP−1 CH1欠失ミメティボディポリペプチド若しくはGLP−1 CH1欠失ミメティボディ抗体を含んでなる組成物。
【請求項26】
前記組成物が最低1種の製薬学的に許容できる担体若しくは希釈剤をさらに含んでなる、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
糖尿病若しくはインスリン代謝に関連する薬物、検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗感染薬、心血管(CV)系薬、中枢神経系(CNS)薬、自律神経系(ANS)薬、気道薬、胃腸(GI)管薬、ホルモン薬、液体若しくは電解質バランスのための薬物、血液製剤、抗腫瘍薬、免疫調節薬、眼、耳若しくは鼻の薬物、局所薬、栄養薬、サイトカインまたはサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物、組成物若しくはポリペプチドの治療上有効な量を含んでなる最低1種の組成物をさらに含んでなる、請求項25に記載の組成物。
【請求項28】
液体、気体、若しくは乾燥物(dry)、溶液、混合物、懸濁液、乳液若しくはコロイド、凍結乾燥調製物または粉末から選択される最低1種の形態の請求項25に記載の組成物。
【請求項29】
(a)請求項1〜19のいずれかに記載の最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディの核酸、ポリペプチド若しくは抗体の有効量を含んでなる組成物を、細胞、組織、器官若しくは動物と接触させるか若しくはそれらに投与すること
を含んでなる、前記細胞、組織、器官若しくは動物におけるGLP−1関連の状態の診断若しくは処置方法。
【請求項30】
GLP−1関連の状態が糖尿病若しくはうっ血性心不全である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記有効量が、前記細胞、組織、器官若しくは動物1キログラムあたり、0.0001〜50mgのGLP−1 CH1欠失ミメティボディ抗体;0.1〜500mgの前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディ;若しくは0.0001〜100μgの前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディ核酸である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記接触させること若しくは前記投与することが、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸腔内、子宮内、膀胱内、病変内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内若しくは経皮から選択される最低1様式による、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記(a)の接触若しくは投与することの前、同時に若しくは後に、糖尿病若しくはインスリン代謝に関連する薬物、検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗感染薬、心血管(CV)系薬、中枢神経系(CNS)薬、自律神経系(ANS)薬、気道薬、胃腸(GI)管薬、ホルモン薬、液体若しくは電解質バランスのための薬物、血液製剤、抗腫瘍薬、免疫調節薬、眼、耳若しくは鼻の薬物、局所薬、栄養薬、サイトカインまたはサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはポリペプチドの有効量を含んでなる最低1種の組成物を投与することをさらに含んでなる、請求項29に記載の方法。
【請求項34】
請求項1〜20のいずれかに記載の最低1種の単離されたGLP−1 CH1欠失ミメティボディのポリペプチド、抗体若しくは核酸を含んでなる装置であって、前記装置が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜腔内、
前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸腔内、子宮内、膀胱内、病変内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内若しくは経皮から選択される最低1様式により前記GLP−1 CH1欠失ミメティボディのポリペプチド、抗体若しくは核酸の前記最低1種を接触若しくは投与するのに適する、上記装置。
【請求項35】
包装資材、および請求項1〜20のいずれかに記載の最低1種の単離されたGLP−1
CH1欠失ミメティボディのポリペプチド、抗体若しくは核酸を含んでなる容器を含んでなる、ヒトの製薬学的若しくは診断的使用のための製品。
【請求項36】
前記容器が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頚管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸膜腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸腔内、子宮内、膀胱内、病変内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内若しくは経皮の送達装置若しくは系の一成分である、請求項35に記載の製品。
【請求項37】
前記ポリペプチド、抗体若しくは核酸を検出可能な若しくは回収可能な量で発現することが可能な最低1種の宿主細胞、トランスジェニック動物、トランスジェニック植物、植物細胞を提供することを含んでなる、請求項1〜20のいずれかに記載の最低1種の単離されたGLP−1 CH1欠失ミメティボディのポリペプチド、抗体若しくは核酸の製造方法。
【請求項38】
請求項37に記載の方法により製造される最低1種のGLP−1 CH1欠失ミメティボディのポリペプチド、抗体若しくは核酸。

【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23A】
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【図23B】
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【図23C】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公表番号】特表2010−500868(P2010−500868A)
【公表日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−520970(P2009−520970)
【出願日】平成19年7月18日(2007.7.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/073752
【国際公開番号】WO2008/011446
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(503054122)セントカー・インコーポレーテツド (74)
【Fターム(参考)】