説明

ピラゾール誘導体及びその医薬用途

【課題】経口投与が可能であり、顕著な薬効を保持しながら、中枢作用の軽減又は毒性の低減により副作用を抑制した、糖尿病又は肥満の治療剤又は予防剤を提供すること。
【解決手段】本発明は、下記式


で代表されるピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩を医薬に関する。本発明のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩は、糖尿病又は肥満の治療又は予防に有効である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】

[式中、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)、炭素数3〜8のシクロアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)、RO-、RS-、RS(O)-、RS(O)-、RS(O)O-又は(R)N-を表し、
Xは、少なくとも一つのヘテロ原子を含むA-B-で表される置換基を表し、
Aは、水素、RO-、RC(O)-、RC(O)O-、ROC(O)-、RS-、RS(O)-、RS(O)-、ROS(O)-、(R)NS(O)-、(R)NS(O)-、RS(O)N(R)-、(R)N-、(R)NC(O)-、RC(O)N(R)-、炭素数3〜8のシクロアルキル又は環構成原子数3〜8の環状アミノ(1〜3個のRで置換されていてもよく、環を構成する1〜3個の炭素原子は、それぞれ独立に、-O-、-S-、-C(O)-、-S(O)-、-N(R)-、-N(C(O)R)-又は-N(S(O))-に置き換わっていてもよい)、炭素数6〜12のアリール(1〜3個のRで置換されていてもよい)又は環構成原子数5〜12のヘテロアリール(1〜3個のRで置換されていてもよい)を表し、
Bは、原子価結合又は炭素数1〜8のアルキレン鎖(1〜4個の炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該アルキレン鎖を構成する1〜3個の-CH-は、それぞれ独立に、-O-、-S-、-C(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)を表し、
は、A-B-で表される置換基を表し、
は、水素、RO-、RC(O)-、RC(O)O-、ROC(O)-、RS-、RS(O)-、RS(O)-、ROS(O)-、(R)NS(O)-、(R)NS(O)-、RS(O)N(R)-、(R)N-、(R)NC(O)-、RC(O)N(R)-、炭素数3〜8のシクロアルキル又は環構成原子数3〜8の環状アミノ(1〜3個のRで置換されていてもよく、環を構成する1〜3個の炭素原子は、それぞれ独立に、-O-、-S-、-C(O)-、-S(O)-、-N(R)-、-N(C(O)R)-又は-N(S(O))-に置き換わっていてもよい)、炭素数6〜12のアリール(1〜3個のRで置換されていてもよい)又は環構成原子数5〜12のヘテロアリール(1〜3個のRで置換されていてもよい)を表し、
は、原子価結合又は炭素数1〜8のアルキレン鎖(1〜4個の炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該アルキレン鎖を構成する1〜3個の-CH-は、それぞれ独立に、-O-、-S-、-C(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)を表し、
は、A-B-で表される置換基を表し、
は、水素、RO-、RC(O)-、RC(O)O-、ROC(O)-、RS-、RS(O)-、RS(O)-、ROS(O)-、(R)NS(O)-、(R)NS(O)-、RS(O)N(R)-、(R)N-、(R)NC(O)-又はRC(O)N(R)-を表し、
は、原子価結合又は炭素数1〜8のアルキレン鎖(1〜4個の炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該アルキレン鎖を構成する1〜3個の-CH-は、それぞれ独立に、-O-、-S-、-C(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)を表し、
は、水素、ハロゲン、シアノ、炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)、炭素数3〜8のシクロアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)、RO-、RS-、RS(O)-、RS(O)-、RS(O)O-又は(R)N-を表し、
は、水素、炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)又は炭素数3〜8のシクロアルキル(1〜3個の、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)又はヒドロキシ、で置換されていてもよい)を表す。]
で表される、ピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項2】
前記一般式(I)中、
、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)又はRS(O)-を表す、
請求項1記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項3】
前記一般式(I)中、
、R及びRは、それぞれ独立して、水素又はハロゲンを表す、
請求項1記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項4】
前記一般式(I)中、
Aは、RO-、ROC(O)-、RS(O)N(R)-、(R)N-、(R)NC(O)-、RC(O)N(R)-、炭素数3〜8のシクロアルキル又は環構成原子数3〜8の環状アミノ(1〜3個のRで置換されていてもよく、環を構成する1〜3個の炭素原子は、それぞれ独立に、-O-、-C(O)-、-S(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)、炭素数6〜12のアリール(1〜3個のRで置換されていてもよい)又は環構成原子数5〜12のヘテロアリール(1〜3個のRで置換されていてもよい)を表し、
Bは、原子価結合又は炭素数1〜4のアルキレン鎖(1又は2個の炭素数1〜6のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該アルキレン鎖を構成する1又は2個の-CH-は、それぞれ独立に、-O-、-C(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)を表す、
請求項1〜3のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項5】
前記一般式(I)中、
Aは、RO-、(R)N-、RC(O)N(R)-、環構成原子数5若しくは6の環状アミノ(環構成原子は、それぞれ独立に、-O-又は-S(O)-に置き換わっていてもよい)又は環構成原子数5若しくは6のヘテロアリールを表し、
Bは、-CH-、-CH(CF)CHOCH-、-CHCHN(R)CH-又は-CHC(O)N(R)CH-を表す、
請求項1〜3のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項6】
前記一般式(I)中、
は、水素、RO-、RS-、RS(O)-、RS(O)-、(R)N-、RC(O)N(R)-又は環構成原子数5〜12のヘテロアリールを表し、
は、原子価結合又は炭素数1〜3のアルキレン鎖(該アルキレン鎖を構成する1又は2個の-CH-は、それぞれ独立に、-C(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)である、
請求項1〜5のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項7】
前記一般式(I)中、
は、水素、RO-又はRS(O)-を表し、
は、原子価結合又は-CH-を表す、
請求項1〜5のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項8】
前記一般式(I)中、
は、RO-、RS(O)N(R)-、(R)N-、(R)NC(O)-又はRC(O)N(R)-を表し、
は、原子価結合又は炭素数1〜4のアルキレン鎖(1又は2個の炭素数1又は2のアルキル(1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよく、該アルキレン鎖を構成する1又は2個-CH-は、それぞれ独立に、-C(O)-又は-N(R)-に置き換わっていてもよい)を表す、
請求項1〜7のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項9】
前記一般式(I)中、
は、(R)NC(O)-を表し、
は、原子価結合を表す、
請求項1〜7のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項10】
前記一般式(I)中、
は、t-BuNHC(O)-を表す、
請求項1〜7のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、医薬組成物。
【請求項12】
請求項1〜10のいずれか一項記載のピラゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、糖尿病又は肥満の治療剤又は予防剤。

【公開番号】特開2010−70514(P2010−70514A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−241780(P2008−241780)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【Fターム(参考)】