説明

フリーラジカル捕捉化粧品組成物

本発明は、フリーラジカル捕捉化粧品組成物に関する。この組成物は以下のフリーラジカル捕捉活性物質少なくとも3種の組合せを含み、前記組合せは、1)エブセレン又はイデベノンのどちらか、又はこの2つの組合せ、及び2)少なくとも3種のフリーラジカル捕捉活性物質の前記組合せを得るための、少なくとも1種のフリーラジカル捕捉活性物質、又は少なくとも2種のフリーラジカル捕捉活性物質を含み、活性物質は、a)下記の化学式(I)を有する物質
【化1】


(式中、R=直鎖又は分岐、飽和又は不飽和C〜C16炭化水素鎖であり、R、R及びRは同一又は異なり、水素原子、又はメチル基若しくはメトキシ基、又はそのエステルを示す)、b)エーデルワイスの抽出物、c)エンブリカの抽出物、及びd)N−アセチルシステインからなる群から選択されることを特徴とする。本発明において、フリーラジカル捕捉活性は著しく改良される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗フリーラジカル活性を有する化粧品組成物に関する。
【0002】
より詳細には、本発明は、少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せを含む、改良された抗フリーラジカル活性を有する化粧品組成物、化粧剤としてのこうした組合せの使用若しくは改良された抗フリーラジカル活性を有する組成物の製造、又は前記組成物を使用した化粧ケアの方法を提供する。
【背景技術】
【0003】
文書US6756045B1は、抗フリーラジカル剤としてイデベノンを含む化粧品組成物及び化粧ケアの方法を開示している。
【0004】
抗フリーラジカル剤と共に、そのフリーラジカル捕捉特性が知られる他の抗酸化物質を使用することは当業者にはよく知られている。前記文書は、文献で一般的に知られている抗酸化物質及び/又はフリーラジカル捕捉剤をイデベノンに加えることの可能性も開示している(7欄、20行目〜8欄、14行目)が、前記抗酸化物質及び/又はフリーラジカル捕捉剤を組み合わせることにより得られる改良は全く示していない。
【0005】
実施例は、イデベノン単独又はα−トコフェロール若しくはβ−カロテンとの組合せに言及しているが、フリーラジカルに対する活性に関する、この組合せの特異的効果は示していない。
【0006】
参考文献SHAPIROのUS2005/090553は、局所経路で適用する化粧品組成物を目的とする本発明とは異なり、経口経路による組成物及び慢性炎症性疾患の治療方法に関する。
【0007】
参考文献McCarthyのUS2005/266064は、実施例7で明白であるが、許容形態のセレン、ビタミンE及びN−アセチルシステインを含む抗加齢組成物に関する(9ページ、段落[0134]〜[0146]を参照されたい)。さらにセレンの適切な形はグルタチオンペルオキシダーゼ又は無機形態にあるセレンのどちらかでよいことを示している。本発明者の知識によると、エブセレンの形のセレンとは異なり、グルタチオンペルオキシダーゼ及び無機形態のセレン(セレンイオン)はフリーラジカル捕捉活性を全く有していない。そのため、このMcCarthyの参考文献に記述されている可能性のあるセレン誘導体は、本発明の請求項に記載される、フリーラジカルを捕捉する目的では選択されてはいない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の1つの目的は、フリーラジカルが形成するカスケードをより効果的に阻止すること、したがって、肌の老化を促進する結果となる、肌の構造タンパク質の分解などのフリーラジカルが引き起こす損傷を防ぐこと及び/又は改善することを目的として、フリーラジカル捕捉活性を有するいくつかの活性物質が共に作用することを可能にする新規化粧品配合物を見出すことにある新規技術的問題を解決することである。
【0009】
本発明の他の目的は、改良されたフリーラジカル捕捉活性を有するいくつかの活性物質が共に作用することを可能にする方法によってこの新規技術的課題を解決することである。すなわち、これらの物質は、フリーラジカル捕捉活性に関して実質的には完全に互換性がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上述した新規技術的課題を、工業的及び商業的規模で利用できる簡単な、安全な、及び信頼性のある方法で初めて解決する。
【0011】
したがって、第1の態様によれば、本発明は、改良された抗フリーラジカル活性を有する組成物において、以下の抗フリーラジカル活性を有する物質少なくとも3種の組合せを含み、前記組合せは、
1)エブセレン若しくはイデベノン、又はその2つの組合せ、及び
2)少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の前記組合せを得るための、少なくとも1種の抗フリーラジカル活性を有する物質又は少なくとも2種の抗フリーラジカル活性を有する物質を含み、前記物質は、
a)下記の化学式(I)の抗フリーラジカル活性を有する物質
【化1】


(式中、
R=直鎖又は分岐の、飽和又は不飽和C〜C16炭化水素鎖であり、
、R及びRは同一又は異なり、水素原子又はメチル若しくはメトキシ基である)、
及び酢酸エステル、プロピオン酸エステル、イソプロピオン酸エステル、酪酸エステル、イソ酪酸エステルなどの、C〜C有機酸とのそのエステル、
b)エーデルワイスの抽出物、
c)エンブリカの抽出物、及び
d)N−アセチルシステイン
からなる群から選択されることを特徴とする組成物に関する。
【0012】
本発明の1つの有利な実施形態では、組成物は、上記化学式(I)中、R=CH又は
【化2】


から選択される基であることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、一般化学式(I)で表される活性物質が、α−トコフェロール、α−トコトリエノール、ジメチルメトキシクロマノール及び上記のそれらのエステルから選択されることを特徴とする。
【0014】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、ビタミンC又は商業的に許容できるその誘導体の1種も含むことを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、少なくとも以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質:
−エブセレン、
−イデベノン、及び
−少なくとも1種の式(I)の物質及び/又はそのエステル、好ましくは、α−トコトリエノール及び/又はそのエステル
の組合せを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−N−アセチルシステイン
を特徴とする。
【0017】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エンブリカの抽出物、及び
−N−アセチルシステイン
を特徴とする。
【0018】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エーデルワイスの抽出物、及び
−N−アセチルシステイン
を特徴とする。
【0019】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エーデルワイスの抽出物、及び
−イデベノン
を特徴とする。
【0020】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−イデベノン
を特徴とする。
【0021】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−イデベノン、
−α−トコフェロール及び/又はそのエステル、並びに
−N−アセチルシステイン
を特徴とする。
【0022】
本発明の他の有利な実施形態では、組成物は、独立して
−エブセレンが、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在すること、
−イデベノンが、0.002重量%〜0.2重量%の間の濃度で存在すること、
−式(I)の抗フリーラジカル物質が、0.01重量%〜1重量%の間の濃度で存在すること、
−エーデルワイスの抽出物が、0.01重量%〜1重量%の間の濃度で存在すること、
−エンブリカの抽出物が、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在すること、
−N−アセチルシステインが、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在することを特徴とする。
【0023】
第2の実施態様によれば、本発明はさらに、化粧剤として又は改良された抗フリーラジカル活性を有する化粧品組成物の製造のための、以下の抗フリーラジカル活性を有する物質少なくとも3種の組合せの使用において、前記組合せは、
1)エブセレン若しくはイデベノン、又はその2つの組合せ、及び
2)少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の前記組合せを得るための、少なくとも1種の抗フリーラジカル活性を有する物質又は少なくとも2種の抗フリーラジカル活性を有する物質を含み、前記物質は、
a)下記の化学式(I)の抗フリーラジカル活性を有する物質
【化3】


(式中、
R=直鎖又は分岐の、飽和又は不飽和C〜C16炭化水素鎖であり、
、R及びRは同一又は異なり、水素原子又はメチル若しくはメトキシ基である)、
及び酢酸エステル、プロピオン酸エステル、イソプロピオン酸エステル、酪酸エステル、イソ酪酸エステルなどの、C〜C有機酸とのそのエステル、
b)エーデルワイスの抽出物、
c)エンブリカの抽出物、及び
d)N−アセチルシステイン
からなる群から選択される使用に関する。
【0024】
第3の態様によれば、本発明はさらに、フリーラジカルの作用からのケア又は保護が必要な人の皮膚、外皮又は毛髪の少なくとも1つのゾーンを決定すること、及び上に定義した又は実施例及び図を参照して以下の記載からの化粧品組成物を、フリーラジカルの作用から保護するための有効量で前記皮膚、外皮又は毛髪のゾーンへ局所適用することを含むことを特徴とする化粧ケア方法に関する。
【0025】
当業者には容易に理解されるように、第2又は第3の特徴の1つの特定の実施形態において、これらの活性物質のそれぞれは第1の態様の様々な特定の実施形態で定義された通りである。
【0026】
さらに、「フリーラジカルの作用から保護するための有効量」は、フリーラジカルに対する効果的な保護作用を達成するための、少なくとも3種の前述の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せの最小有効量という意味であることと理解される。
【0027】
当業者には、特に以下に示す本発明の実施例に基づいて、この有効量を決定する方法は容易に理解されよう。
【0028】
同様に、「局所組成物」という表現は、皮膚、毛髪又は外皮に局所に適用される組成物、好ましくは、局所化粧品組成物の形態を示す。
【0029】
さらに、当業者及び/又はフリーラジカルの作用からの効果的なケア又は保護を望んでいる人は、それを必要とする皮膚、外皮又は毛髪の少なくとも1つのゾーンを決定するステップに完全に精通しているであろう。一般に、こうしたゾーンは主に太陽又は化学放射線に曝されている皮膚のゾーンであり、主に顔、並びに上肢及び下肢、並びに毛髪である。
【0030】
本発明は、当然ながら、当業者によく知られている他の化粧用に許容できる活性物質にも関連しており、抗フリーラジカル活性が望まれる任意の用途に使用でき、様々な形状、例えばクリーム、ローション、メークアップファンデーション、ミルク若しくはジェル、又は代わりにスティック又はコンパクトパウダーで実施できる。
【0031】
さらに、当業者は化粧用に許容できる賦形剤に完全に精通しているが、それらのいくつかは、下記の局所組成物の実施例で例示として示す。
【0032】
さらに、本発明の範囲内で、任意の化粧ケアは、抗フリーラジカル活性が必要な皮膚、外皮又は毛髪のゾーンへの局所適用により、特にしわのある皮膚のゾーンに抗しわ活性をもたらすために達成される。
【0033】
下記の様々な本発明の実施例に関する記載から、当業者には、本発明の他の目的、特徴及び利点がはっきりと明確になるであろう。この記載は、単に例示を目的とするものであり、したがって本発明の範囲を何ら制限することはできない。
【0034】
実施例では、特に指示がなければ、百分率は全て重量パーセント、温度は室温又は摂氏で示され、圧力は大気圧である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】抗酸化力(下記に定義される)を示すグラフであり、本発明の範囲内で使用される抗フリーラジカル活性を有する各物質について、百分率で示し、前記抗酸化力はジクロロフルオレセインジアセテート(DCFH−DA)型の蛍光プローブで測定した蛍光信号の値から得られる。
【図2】本発明による3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の好ましい組合せの抗酸化力を示す同様のグラフである。
【実施例】
【0036】
実施例1:本発明による抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せの抗酸化力の測定
I)本発明の範囲内で使用できる抗フリーラジカル活性を有する物質の抗酸化力の測定
第1段階で、本発明の範囲内で使用できる抗フリーラジカル活性を有する物質の抗酸化力を測定する。
【0037】
A)本発明における抗酸化力の定義
発明者らは、改良されたフリーラジカル捕捉力を有する組合せを測定するために、初めに単独で、次に組み合わせて、抗フリーラジカル活性を有する各物質のフリーラジカル捕捉力を定量化することを試みた。
【0038】
これを実施するために、発明者らは、抗フリーラジカル活性を有する物質の存在下及び不存在下で、フリーラジカルをその場発生させ、次に、ジクロロフルオレセインジアセテート(DCFH−DA)型の蛍光プローブを用いて、細胞中に存在したままのフリーラジカルを定量化することにあるヒトケラチンノサイトモデルのin vitro試験を用いた。このプローブは当業者によく知られており、それを使用すると、放出された蛍光シグナルの関数として、存在するフリーラジカルの量を測定することができる。
【0039】
本発明による抗酸化力は、実際には抗フリーラジカル活性を有する各物質又はこうした物質の組合せのフリーラジカル捕捉力に対応するが、以下の式(A)を用いて得られる。
抗酸化力=(100−Δ試験/Δ対照)×100 (A)
式中、
Δ対照=活性物質又はこうした物質の組合せで処理しない対照と、標準酸化剤過酸化水素(H)で処理した対照との間の蛍光値の差、
Δ試験=活性物質又はこうした活性物質の組合せで処理した対照と、Hで処理した対照との間の蛍光値の差である。
【0040】
実際には、Δ対照の値は酸化が最も大きい場合を表す。この値を100%酸化の値と考える。その結果、比(Δ対照/Δ試験)×100を用いて、活性物質又はこうした活性物質の組合せの存在下の、酸化の百分率を決定することが可能となる。次に、上記の式の利用して、この抗酸化力を最大値100からの差として計算することができる。
【0041】
このようにして定義した抗酸化力は、抗フリーラジカル活性を有する物質又はこうした活性物質の組合せがフリーラジカルから処理細胞を守る能力を表す。したがって、前記の力は防御百分率又は防御力として解釈できる。
【0042】
B)材料及び方法
1)DCFH−DAプローブの操作原理
このプローブの使用は当業者によく知られている。これは、2’,7’−ジクロロジヒドロフルオレセインジアセテート(DCFH−DA)を使用する、安定していて、浸透性のプローブであり、細胞中の酸化ストレスを測定するために広く用いられる。
【0043】
ジアセテートの形のジクロロフルオレセインを細胞に加えると、細胞膜を通って拡散し、細胞間のエステラーゼによって加水分解されて、遊離DCFHとなる。後者の化合物が酸化種、特にフリーラジカルと反応すると、強い蛍光を発する化合物2’,7’−ジクロロフルオロセイン(DCF)が形成される。
【0044】
放出される蛍光は、媒質中で反応したフリーラジカルの濃度と正比例する。
【0045】
したがって、抗フリーラジカル活性を有する物質の存在下では、媒質中に存在するDCFHが出会うフリーラジカルが少なくなり、その結果、放出される蛍光シグナルの値は減少する。
【0046】
プローブの操作は次の通りに要約できる。
【化4】

【0047】
2)ケラチノサイトの調製
HaCaTと呼ばれる形質転換ケラチノサイトを、参照番号17005−0034+37000−015でGIBCOから入手可能なケラチノサイト無血清培地(KSFMと呼ぶ)で培養する。ケラチノサイトは、96ウェルのマイクロプレート(ウェルにつき約10,000ずつ)に接種する。
【0048】
培養の第1日目をD0と記入した。
【0049】
24時間培養後(D1)、培地を、選択した濃度の試験分子を単独で又は少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質と共に含むKSFMと交換する。
【0050】
24時間処置後、培養培地を捨て、細胞をPBSで洗浄し、補体のない培地中50μmolのDCFH−DAと共に37℃で45時間、攪拌しながらインキュベートする。
【0051】
DCFH−DAを除去した後、その溶液をPBSで洗浄し、フリーラジカル発生源としての過酸化水素(H)を含有するPBSと共にインキュベートする。
【0052】
各試料について、試験分子に過剰の酸化活性があるかないかを調べるために、マイクロプレートの1つのカラムはHで処理しない。
【0053】
DCFH−DAを添加した細胞を室温で、フランス、テカンのspectra fluor plus typeマルチウェル蛍光プレートリーダーに置く。
【0054】
励起フィルターを485ナノメーターに設定し、エミッションフィルターを535ナノメーターに設定する。
【0055】
各ウェルの蛍光発光をT0分及びT20分に測定する。注目すべきは、試験した濃度において処理がケラチノサイトに対して毒性がないことを調べるために、細胞生死判別試験を24時間処理後に実施することである。これは、ROCHE DIAGNOSISが販売している細胞増殖キットIIを用いたXTT法により実施される。
【0056】
3)DCFH−DAプローブを操作するために用いる化学製品
2’,7’−ジクロロフルオレセンジアセテート(DCFH−DA)はMOLECULAR HONEST INC.から入手する。
【0057】
過酸化水素はSIGMA CHEMICAL COMPANY(米国、ミズーリ州、セントルイス)から入手する。細胞培養に必要な全ての試薬はGIBCO BRL又はLIFE TECHNOLOGIES INC.からのものである。
【0058】
物質DCFH−DAはジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して原液を作り、これを−20℃で冷凍させておく。DCFHを細胞に添加するために、原液のDCFH−DAと上述した補体のない培地(GIBCOのKSFM)とを最終濃度が50μmol/lになるまで混合する。
【0059】
4)抗フリーラジカル活性を有する試験物質
エブセレン(2−フェニル−1,2−ベンジセレナゾール−3(2H)−オン)及びN−アセチル−システインはSIGMA CHEMICAL COMPANY(米国、ミズーリ州、セントルイス)から入手した。
【0060】
商標名Emblica(商標)で販売されているエンブリカの抽出物は、フランス、フォンテネイ−ス−ボアのMERCK S.Aから入手した。それは、フィランサスエンブリカの果実の抽出物で粉末の形状である。より一般的には、本発明によるエンブリカの抽出物、すなわちポリフェノールが豊富な抽出物は文書US6124268に従って調製できる。
【0061】
エーデルワイスの抽出物は、商標名EdelweissGCで販売されているALPAFLOR(スイス、バーゼル)の製品である。本発明によるエーデルワイス(レオントポディウム アルピナム)の抽出物もまたポリフェノールが豊富で、アルコール又はアルコール水溶液抽出法によって、特に、エタノール、割合が20〜100%の範囲のアルコール、好ましくは60〜70%の間のエタノールを用いて得られる。本発明によるエーデルワイスの抽出物、すなわちポリフェノール、特にレオントポディック酸が豊富な抽出物は、文献国際公開第0187256号パンフレットに従って調製できる。
【0062】
エンブリカ又はエーデルワイスの抽出物は、以下に記載されている試験及び実施例において、乾燥状態で使用する。
【0063】
イデベノン(2,3−ジメチトキシ−6−(10−ヒドロキシデシル)−5−メチル−1,4−ベンゾキノン)はオランダ、レイスウェイクのSPECSから入手した。
【0064】
α−トコトリエノール(以下、「トコトリエノール」)は、オリザ(493−8001、日本、一宮市)から入手した。
【0065】
C)結果
結果は、試料ごとに6回の測定点の平均(N=6)として求め、図1のグラフ上にプロットする。
【0066】
ここで示す抗フリーラジカル活性を有する物質は、次の濃度、エブセレン、エンブリカの抽出物及びエーデルワイスの抽出物は0.05μg/ml、トコトリエノール、イデベノン及びN−アセチルシステインは0.1μg/mlで使用する。
【0067】
図1に示した個々の実験から、試験された細胞モデルにおいて、エブセレン、エーデルワイスの抽出物、イデベノン及びN−アセチルシステインは弱い抗フリーラジカル活性の保護物質であり、一方、トコトリエノール及びエンブリカの抽出物は比較的高い防御力がある物質であることがわかる。
【0068】
II)本発明による抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せの抗酸化力の測定
第2段階では、本発明による抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せの抗酸化力を測定する。
【0069】
上述の第1段階の方法を、第1段階で試験した6種の抗フリーラジカル活性を有する物質の異なる3種の組合せの抗酸化力を測定するために用いる。
【0070】
結果は、試料ごとに6回の測定点の平均(N=6)として求め、図2のグラフ上にプロットする。
【0071】
組合せの試験に用いる抗フリーラジカル活性を有する物質は、I)で上述した第1段階で使用したものと同じ濃度で用いる。
【0072】
本発明の範囲内で、以下の抗酸化活性を有する3種の物質の組合せ:
−エブセレン、エンブリカの抽出物、N−アセチルシステイン
−エブセレン、エーデルワイスの抽出物、N−アセチルシステイン
−エブセレン、トコトリエノール、N−アセチルシステイン
−エブセレン、エーデルワイスの抽出物、イデベノン
−エブセレン、トコトリエノール、イデベノン
−イデベノン、トコトリエノール、N−アセチルシステイン
が特に効果的であることが立証された。
【0073】
本発明の3種の組合せは、単一の物質で求めて図1のグラフにプロットした抗酸化効果と比べて、特に予期せぬ結果を示すことがわかる。
【0074】
比較のエブセレン/エーデルワイスの抽出物の2種の組合せは好ましくない結果となり、得られた防御百分率はわずか12.1%であり、一方、本発明による3種の組合せでは、エブセレン/エーデルワイスの抽出物/N−アセチルシステインは53%を超え、イデベノン/エーデルワイスの抽出物/エブセレンの組合せは60%を超えることもわかる。
【0075】
したがって、上記から及び図2のグラフを図1のグラフと比較することにより、本発明による少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せは、フリーラジカルからの防御百分率に関して、当業者には理解し難い予期せぬ結果を示すことが結論づけられる。
【0076】
本発明による抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せを含む化粧品組成物の例
以下に記述する局所化粧品組成物の実施例は、以下の100分法で示す組成物から従来の方法で調製する。
【0077】
以下の組成物は、皮膚、外皮又は毛髪に適用する。
【0078】
実施例2:しわ取りクリーム
ステアリン酸グリセリル+PEG−100ステアリン酸塩 6.0%
水素化ポリイソブテン 3.0%
スクアラン 3.0%
カプリル酸グリセリル/カプリン酸トリグリセリド 3.0%
グリセロール 2.0%
メトキシケイ皮酸オクチル 2.0%
オクタン酸セトステアリル 1.5%
蜜ろう 1.5%
セチルアルコール 1.0%
ステアリルアルコール 1.0%
ジメチコン 1.0%
キサンタンガム 0.2%
イデベノン 0.02%
α−トコトリエノール 0.1%
N−アセチルシステイン 0.2%
防腐剤、香料、着色料 qs
水 qsp
【0079】
実施例3:アフターサンジェル
グリセロール 5.0%
カプリル酸/カプリン酸/コハク酸トリグリセリド 5.0%
メトキシケイ皮酸オクチル 1.0%
ジメチコンコポリオール 0.5%
アクリレート/C10〜C30−アクリレートクロスポリマー 0.5%
エブセレン 0.2%
エンブリカの抽出物(Emblica(商標)) 0.2%
N−アセチルシステイン 0.2%
防腐剤、香料、着色料 qs
水 qps
【0080】
実施例4:SPF30保護液
ペンタシクロメチコン 49.0%
二酸化チタン 15.0%
メトキシケイ皮酸オクチル 7.5%
グリセロール 5.0%
フェニルトリメチコン 5.0%
ジメチコンコポリオール 3.0%
ポリメチルメタクリレート 2.5%
エブセルン 0.2%
エーデルワイスの抽出物(EdelweissGC) 5.0%
N−アセチルシステイン 0.2%
防腐剤、香料、着色料、中和剤 qs
水 qsp
【0081】
実施例5:リップケアスティック
カプリル酸グリセリル/カプリン酸トリグリセリド 20%
ヒマシ油 12%
水素化イソパラフィン 15%
メトキシケイ皮酸オクチル 8%
カンデリラろう 8%
蜜ろう 5%
カルナウバワックス 4%
二酸化チタン 2%
滑石 2%
エブセレン 0.2%
α−トコトリエノール 0.1%
N−アセチルシステイン 0.2%
防腐剤、香料、着色料、中和剤 qsp
【0082】
実施例6:ボディエマルジョン
パルミチン酸オクチル 7.0%
カプリル酸グリセリル/カプリン酸トリグリセリド 3.0%
オクタン酸オクチル 2.0%
フェニルトリメチコン 2.0%
グリセロール 2.0%
ステアリン酸 1.0%
ステアリン酸ソルビタン 0.9%
セチルアルコール 0.5%
ステアリルアルコール 0.5%
ステアリン酸ソルビタン 0.1%
エブセレン 0.2%
エーデルワイスの抽出物(EdelweissGC) 0.1%
イデベノン 0.02%
防腐剤、香料、着色料、中和剤 qs
水 qsp
【0083】
実施例7:無水メークアップファンデーション
マイカ 31.0%
二酸化チタン 22.4%
滑石 11.0%
無水シリカ 6.0%
ナイロン−12 8.0%
メトキシケイ皮酸オクチル 7.0%
メチルフェニルポリシロキサン 2.5%
ステアリン酸 2.0%
ステアリン酸マグネシウム 1.5%
顔料(酸化鉄) 2.5%
フェニルトリメチコン 2.0%
グリセロール 2.0%
イデベノン 0.2%
α−トコトリエノール 0.1%
N−アセチルシステイン 0.2%
防腐剤、香料、着色料、中和剤 qsp

【特許請求の範囲】
【請求項1】
改良された抗フリーラジカル活性を有する化粧品組成物において、以下の抗フリーラジカル活性を有する物質少なくとも3種の組合せを含み、前記組合せは、
1)エブセレン若しくはイデベノン、又はその2つの組合せ、及び
2)少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の前記組合せを得るための、少なくとも1種の抗フリーラジカル活性を有する物質又は少なくとも2種の抗フリーラジカル活性を有する物質を含み、前記物質は、
a)下記の化学式(I)の抗フリーラジカル活性を有する物質
【化1】


(式中、
R=直鎖又は分岐、飽和又は不飽和C〜C16炭化水素鎖であり、
、R及びRは同一又は異なり、水素原子又はメチル若しくはメトキシ基である)、
及び酢酸エステル、プロピオン酸エステル、イソプロピオン酸エステル、酪酸エステル、イソ酪酸エステルなどの、C〜C有機酸とのそのエステル、
b)エーデルワイスの抽出物、
c)エンブリカの抽出物、及び
d)N−アセチルシステイン
からなる群から選択されることを特徴とする化粧品組成物。
【請求項2】
上記化学式(I)中、R=CH又は下記の鎖1及び鎖2
【化2】


から選択される基であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧品組成物。
【請求項3】
一般化学式(I)で表される前記活性物質が、α−トコフェロール、α−トコトリエノール、ジメチルメトキシクロマノール及び上記のそれらのエステルから選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧品組成物。
【請求項4】
ビタミンC又は商業的に許容できるその誘導体の1種も含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項5】
以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せを含むこと
−エブセレン、
−イデベノン、及び
−少なくとも1種の式(I)の物質及び/又はそのエステル、好ましくは、α−トコトリエノール及び/又はそのエステル
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項6】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項7】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エンブリカの抽出物、及び
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項8】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エーデルワイスの抽出物、及び
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項9】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エーデルワイスの抽出物、及び
−イデベノン
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項10】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−イデベノン
を特徴する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項11】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−イデベノン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項12】
独立して、
−エブセレンが、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在すること、
−イデベノンが、0.002重量%〜0.2重量%の間の濃度で存在すること、
−式(I)の抗フリーラジカル物質が、0.01重量%〜1重量%の間の濃度で存在すること、
−エーデルワイスの抽出物が、0.01重量%〜1重量%の間の濃度で存在すること、
−エンブリカの抽出物が、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在すること、
−N−アセチルシステインが、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
【請求項13】
化粧剤として、又は抗フリーラジカル活性を有する化粧品組成物を製造するための、以下の抗フリーラジカル活性を有する物質少なくとも3種の組合せの使用において、前記組合せは、
1)エブセレン若しくはイデベノン、又は前記2つの組合せ、及び
2)少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の前記組合せを得るための、少なくとも1種の抗フリーラジカル活性を有する物質又は少なくとも2種の抗フリーラジカル活性を有する物質を含み、前記物質は、
a)下記の化学式(I)の抗フリーラジカル活性を有する物質
【化3】


(式中、
R=直鎖又は分岐、飽和又は不飽和C〜C16炭化水素鎖であり、
、R及びRは同一又は異なり、水素原子又はメチル若しくはメトキシ基である)、
及び酢酸エステル、プロピオン酸エステル、イソプロピオン酸エステル、酪酸エステル、イソ酪酸エステルなどの、C〜C有機酸とのそのエステル、
b)エーデルワイスの抽出物、
c)エンブリカの抽出物、及び
d)N−アセチルシステイン
からなる群から選択される使用。
【請求項14】
上記化学式(I)中、R=CH又は下記の鎖1及び鎖2
【化4】


から選択される基であることを特徴とする、請求項13に記載の使用。
【請求項15】
一般化学式(I)で表される前記活性物質が、α−トコフェロール、α−トコトリエノール、ジメチルメトキシクロマノール及び上記それらのエステルから選択されることを特徴とする、請求項13又は14に記載の使用。
【請求項16】
ビタミンC又は商業的に許容できるその誘導体の1種も含むことを特徴とする、請求項13〜15のいずれか一項に記載の使用。
【請求項17】
少なくとも3種の抗フリーラジカル活性を有する活性物質の組合せを含むこと
−エブセレン、
−イデベノン、
−式(I)の少なくとも1種の物質及び/又はそのエステル、好ましくは、α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、
を特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項18】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項19】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エンブリカの抽出物、及び
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項20】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エーデルワイスの抽出物、及び
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項13〜14、16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項21】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−エーデルワイスの抽出物、及び
−イデベノン
を特徴とする、請求項13〜14、16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項22】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−エブセレン、
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−イデベノン
を特徴とする、請求項13〜14、16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項23】
以下の3種の活性物質の組合せを含むこと、又は抗フリーラジカル剤として以下の3種の抗フリーラジカル活性を有する物質の組合せのみを含むこと
−イデベノン
−α−トコトリエノール及び/又はそのエステル、並びに
−N−アセチルシステイン
を特徴とする、請求項13〜14、16のいずれか一項に記載の使用。
【請求項24】
独立して、
−エブセレンが、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在すること、
−イデベノンが、0.002重量%〜0.2重量%の間の濃度で存在すること、
−式(I)の抗フリーラジカル物質が、0.01重量%〜1重量%の間の濃度で存在すること、
−エーデルワイスの抽出物が、0.01重量%〜1重量%の間の濃度で存在すること、
−エンブリカの抽出物が、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在すること、
−N−アセチルシステインが、0.02重量%〜2重量%の間の濃度で存在することを特徴とする、請求項13〜23のいずれか一項に記載の使用。
【請求項25】
化粧ケア方法において、フリーラジカルの作用からのケア及び/又は保護が必要な人の皮膚、外皮又は毛髪の少なくとも1つのゾーンを決定すること、及び請求項1〜12のいずれか一項で定義した化粧品組成物を、フリーラジカルの作用による損傷を防止する及び/又は治すための有効量で、前記皮膚、外皮又は毛髪のゾーンへ局所適用することを含むことを特徴とする化粧ケア方法。
【請求項26】
抗しわケアを達成する、請求項25に記載の化粧ケア方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2009−539951(P2009−539951A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−514858(P2009−514858)
【出願日】平成19年6月11日(2007.6.11)
【国際出願番号】PCT/FR2007/051405
【国際公開番号】WO2007/144530
【国際公開日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(502189579)エルブイエムエイチ レシェルシェ (68)
【Fターム(参考)】