説明

プログラム、情報記憶媒体及び電子機器

【課題】 所望の選択肢を択一的に選択する場合に、簡単な操作性を実現しつつ、選択に係る所要時間を短時間にすること。
【解決手段】 上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作によって、武器切替処理が実行される。この武器切替処理の結果、対応する使用候補武器が現在使用武器に切り替えられる。上キー1204aに対するキー操作がなされたならば、現在使用武器が第1候補表示部W22−1で提示されている第1候補武器に切り替えられる。一方下キー1204bに対するキー操作が為されたならば、現在使用武器が候補表示部W22−2で提示されている第2候補武器に切り替えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数方向への指示入力が可能な方向指示入力器を備える或いは接続されるコンピュータに、前記方向指示入力器に指示入力された方向に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替えさせるためのプログラム等に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、数の限られた操作入力キーを操作して、多数の選択肢の中から所望の選択肢を選択する場合、どのような操作方法とすれば簡便、合理的、効率的に所望の選択肢が選択できるのか、という操作入力の利便性を向上させるための技術は従来より種々開発・実用化されている。
【0003】
例えば特許文献1には、ゲームプレイシステムにおける敵の選択方法に関する技術が開示されており、具体的には、標的範囲インディケータで範囲指定することで、複数の敵の中から標的にしたい敵を纏めて指定するという技術が開示されている。
【0004】
確かに特許文献1の技術のように、所望の複数の選択肢(敵)を一度に選択可能にするという技術も重要な技術の1つではあるが、最も基本的且つオーソドックスな選択方法は、択一的に所望の選択肢を選択することを目的とする方法である。
【0005】
択一的に所望の選択肢を選択する方法のうち、最も単純な方法の1つは、選択肢を一覧に表示し、その中から所望の選択肢を選択させるという方法である。例えば、選択肢を1列に表示し、その列に沿った方向を指示入力するのみで所望の選択肢を選択する方法である。具体的には、例えば、左右方向1列に選択肢を表示し、所望の選択肢を指示するマーカを左右の方向指示で移動させることによって所望の選択肢を選択することとしたり、所定位置に所望の選択肢が位置するように左右の方向指示で選択肢の列全体を移動させることによって所望の選択肢を選択するといった方法である。この方法によれば、選択肢の選択に必要な操作入力キーは左右方向のキーのみ(場合によっては左右どちらかを指示するキーのみ)で済み、ユーザにとっても直感的で分かり易い、簡単な操作方法だといえる。
【特許文献1】特表2004−529678号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、択一的に所望の選択肢を選択する方法においては、その選択に要する時間が問題になる。上述したように、選択肢を左右方向1列に表示する方法は、確かに分かり易い操作方法ではあるが、選択肢の数が多くなればなる程、所望の選択肢の選択に要する時間が増大することは自明の問題である。
【0007】
さらに、例えば、対戦ゲームの実行中にプレーヤキャラクタの使用武器を切り替えるといった、所望の選択肢の択一的な選択を随時に行うような場合には、その選択に要する時間が重要な問題となる。
【0008】
本発明の課題は、所望の選択肢を択一的に選択する場合に、簡単な操作性を実現しつつ、選択に係る所要時間を短時間にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決するための第1の発明は、
複数方向への指示入力が可能な方向指示入力器(例えば、図1(a)に示すゲームコントローラ1202)を備える或いは接続されるコンピュータに、前記方向指示入力器に指示入力された方向に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替えさせるためのプログラムであって、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第1の方向であることを検知する第1の検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)、
前記第1の検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段(例えば、図5に示す武器選択処理部211)、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第2の方向であることを検知する第2の検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)、
前記第2の検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された一の選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段(例えば、図5に示す武器切替処理部213)、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0010】
また、他の発明として、
複数方向への指示入力が可能な方向指示入力器(例えば、図1(a)に示すゲームコントローラ1202)を備える或いは当該方向指示入力器が接続され、前記方向指示入力器に指示入力された方向に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替える電子機器であって、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第1の方向であることを検知する第1の検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)と、
前記第1の検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段(例えば、図5に示す武器選択処理部211)と、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第2の方向であることを検知する第2の検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)と、
前記第2の検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された一の選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段(例えば、図5に示す武器切替処理部213)と、
を備える電子機器を構成してもよい。
【0011】
この第1の発明等によれば、方向指示入力器への第1の方向への指示入力に応答して複数の選択肢のスクロール表示制御が行われ、択一的に現在選択肢とする選択肢が選択・切り替えられる。また、第2の方向への指示入力に応答して、予め設定されている一の選択肢が現在選択肢に切り替えられる。したがって、複数の選択肢の中から所望の選択肢を選んで現在選択肢にしたい場合には第1の方向へ指示入力すれば良く、予め設定されている一の選択肢を即座に現在選択肢にしたい場合には第2の方向へ指示入力すればよい。さらに、予め設定されている一の選択肢は設定変更可能であるため、任意の選択肢を一の選択肢に設定することができ、利便性が高い。
【0012】
第2の発明は、第1の発明のプログラムであって、
現在選択肢を表す現在選択肢画像(例えば、図2に示す使用武器表示部W20の武器アイコン)を表示制御するとともに、当該現在選択肢画像を基準として前記第2の方向に近接する位置に前記一の選択肢を表す一の選択肢画像(例えば、図2に示す第1候補表示部W22−1又は第2候補表示部W22−2の武器アイコン)を表示制御する選択肢画像表示制御手段(例えば、図5に示す画像生成部230)として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0013】
この第2の発明によれば、現在選択肢を表す画像と、一の選択肢を表す画像とが表示制御されるため、第2の方向へ指示入力した場合に、どの選択肢が現在選択肢となるか、分かり易く明示できる。また、一の選択肢を表す画像は、現在選択肢を表す画像に対して第2の方向に近接する位置に表示されるため、現在選択肢を一の選択肢に切り替えるための第2の方向が何れの方向かを分かり易く明示できる。
【0014】
第3の発明は、第1又は第2の発明のプログラムであって、
前記方向指示入力器は複数の方向キー(例えば、図1(a)に示す方向キー1204)を有し、
前記第1の検知手段が、前記複数の方向キーのうちの第1の方向キーの入力を検知するように前記コンピュータを機能させ、
前記第2の検知手段が、前記複数の方向キーのうちの第2の方向キーの入力を検知するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0015】
この第3の発明によれば、第1の検知手段は方向指示入力器が有する複数の方向キーのうちの第1の方向キーに対する入力を検知し、第2の検知手段は第2の方向キーに対する入力を検知するため、第1の切替手段による切替や第2の切替手段による切替をワンタッチで行うことができるようになる。
【0016】
第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明のプログラムであって、
前記方向指示入力器は少なくとも上下左右の4方向への指示入力が可能に構成され、
前記第1の検知手段が検知する第1の方向と前記第2の検知手段が検知する第2の方向とが直交する方向であるように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0017】
この第4の発明によれば、第1の方向と第2の方向とが直交する方向であるため、方向が全く異なり、誤操作を抑止することができる。
【0018】
第5の発明は、第1〜第4の何れかの発明のプログラムであって、
前記第2の切替手段が、前記第2の検知手段による検知に応じて、現在選択肢であった選択肢を前記一の選択肢に設定し、前記一の選択肢であった選択肢を現在選択肢とするように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0019】
この第5の発明によれば、第2の方向への指示入力に応答して、一の選択肢と現在選択肢とが入れ替わることとなる。したがって、一旦第2の方向へ指示入力した後に、現在選択肢を元に戻すといったことが簡単且つ即座に行えるようになる。
【0020】
第6の発明は、第1〜第5の何れかの発明のプログラムであって、
前記第1の切替手段が、前記スクロール表示制御をする複数の選択肢のうち、前記一の選択肢と同一の選択肢を他の選択肢と識別可能に表示制御する(例えば、図5に示す画像生成部230;図4に示す第1候補マークM1又は第2候補マークM2)ように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0021】
この第6の発明によれば、第1の方向への指示入力に応答して複数の選択肢がスクロール表示制御される際に、一の選択肢に設定されている選択肢が何れの選択肢であるかを簡単に識別することができるようになる。
【0022】
第7の発明は、複数の方向キー(例えば、図1(a)に示す方向キー1204)を有する方向指示入力器(例えば、図1(a)に示すゲームコントローラ1202)を備える或いは接続されるコンピュータに、前記複数の方向キーによる入力に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替えさせるためのプログラムであって、
前記複数の方向キーのうちの一部の方向キー(例えば、図1(a)に示す右キー1204d,左キー1204c)の入力を検知する一部キー入力検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)、
前記一部キー入力検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段(例えば、図5に示す武器選択処理部211)、
前記複数の方向キーのうちの前記一部の方向キーを除く残余の方向キー(例えば、図1(a)に示す上キー1204a,下キー1204b)の入力を検知する残余キー入力検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)、
前記残余キー入力検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段(例えば、図5に示す武器切替処理部213)、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0023】
また他の発明として、複数の方向キー(例えば、図1(a)に示す方向キー1204)を有する方向指示入力器(例えば、図1(a)に示すゲームコントローラ1202)を備える或いは当該方向指示入力器が接続され、前記複数の方向キーによる入力に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替える電子機器であって、
前記複数の方向キーのうちの一部の方向キー(例えば、図1(a)に示す右キー1204d,左キー1204c)の入力を検知する一部キー入力検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)と、
前記一部キー入力検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段(例えば、図5に示す武器選択処理部211)と、
前記複数の方向キーのうちの前記一部の方向キーを除く残余の方向キー(例えば、図1(a)に示す上キー1204a,下キー1204b)の入力を検知する残余キー入力検知手段(例えば、図5に示すゲーム演算部210)と、
前記残余キー入力検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段(例えば、図5に示す武器切替処理部213)と、
を備える電子機器を構成してもよい。
【0024】
この第7の発明等によれば、一部の方向キーの入力に応答して、複数の選択肢のスクロール表示制御が行われて、択一的に現在選択肢とする選択肢が選択・切り替えられる。また、一部の方向キーを除く残余の方向キーの入力に応答して、予め設定されている選択肢が現在選択肢に切り替えられる。したがって、複数の選択肢の中から所望の選択肢を選んで現在選択肢にしたい場合には、一部の方向キーを操作すれば良く、予め設定されている選択肢を即座に現在選択肢にしたい場合には、残余の方向キーを操作すればよい。さらに、予め設定されている選択肢は設定変更可能であるため、任意の選択肢を設定することができ、利便性が高い。
【0025】
第8の発明は、第7の発明のプログラムであって、
前記残余の方向キーそれぞれに対して設定変更可能に予め選択肢が設定されており、
前記第2の切替手段が、前記残余の方向キーそれぞれに対して予め設定された選択肢のうち、前記残余キー入力検知手段により検知された方向キーに対応する選択肢を現在選択肢に切り替えるように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0026】
この第8の発明によれば、残余の方向キーそれぞれに選択肢が予め設定可能であり、操作入力した残余の方向キーに対応する選択肢が現在選択肢となるため、残余の方向キーが多いほど、ワンタッチで切替可能な選択肢を多くすることができる。
【0027】
また、第9の発明として、第1〜第8の何れかの発明のプログラムを、
前記方向指示入力器をゲーム機のコントローラとし、
前記選択肢をプレーヤキャラクタの使用可能アイテムとし、
前記現在選択肢を前記プレーヤキャラクの現在使用アイテムとし、
プレーヤの操作入力に従って前記プレーヤキャラクタを制御して、所定のゲームを進行制御するゲーム進行制御手段として前記コンピュータを機能させるためのプログラムとしてもよい。
【0028】
また、第10の発明として、第1〜第9の何れかの発明のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体(例えば、図1(a)に示す情報記憶媒体1212)を実現することとしてもよい。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、簡単な操作で所望の選択肢を択一的に選択可能であるとともに、選択に係る所要時間を大幅に短縮することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図面を参照し、本発明を適用したゲーム装置について詳細に説明する。本実施形態は、ガンシューティングゲームに関する実施形態である。
【0031】
[ゲーム装置の構成]
図1(a)は、本発明を適用したゲーム装置を家庭用ゲーム機1200に適用した場合の装置構成の一例を示す図である。図1(a)に示す家庭用ゲーム機1200は、本体装置1210と、方向指示入力器としてのゲームコントローラ1202とを備え、本体装置1210は、スピーカ1222を具備するディスプレイ1220に接続される。
【0032】
ゲーム処理を実行するために必要なプログラムやデータは、本体装置1210に着脱自在なCD−ROMやDVD等の情報記憶媒体1212に格納される。或いは、ゲームプログラムやゲームデータは、本体装置1210に具備された通信装置1218を介して通信回線Nに接続し、外部装置から取得することとしてもよい。ここで言う通信回線Nとは、データ授受が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線Nとは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、通信方法については有線/無線を問わない。
【0033】
一方、ゲーム中の所定のタイミングやプレーヤによるセーブ操作等に応じてゲームの進行状況に関する情報を含むデータが書き込まれる情報記憶媒体として、メモリカード1214やICカード1216等の情報記憶媒体が用いられる。
【0034】
本体装置1210は、例えばCPU等の演算処理装置やICメモリ、情報記憶媒体1212の読取装置を具備する。そして、情報記憶媒体1212から読み出したプログラムやデータ、ゲームコントローラ1202から入力される操作信号等に基づいて種々のゲーム処理を実行し、ディスプレイ1220にゲーム画面を表示させ、スピーカ1222からゲーム音を音出力させる。
【0035】
ゲームコントローラ1202は、プレーヤがゲーム操作を入力するためのものであり、操作信号を本体装置1210に出力する。図1(b)は、ゲームコントローラ1202の平面図を示す図である。図1(b)に示すように、ゲームコントローラ1202は、方向キー1204や、各種のボタンスイッチ1206a〜1206d、左右に2つ設けられたアナログスティック1208L,1208Rを有する。
【0036】
方向キー1204は、上方向への指示入力のための上キー1204a、下方向への指示入力のための下キー1204b、左方向への指示入力のための左キー1204c、及び右方向への指示入力のための右キー1204dで構成されており、上下左右の4方向への指示入力が可能である。
【0037】
本実施形態では、方向キー1204に対するキー操作に応じて武器選択処理及び武器切替処理が実行される。詳細には、左方向又は右方向(第1の方向)への指示入力のための左キー1204c又は右キー1204dに対するキー操作に応じて武器選択処理が実行され、これらと直交する下方向又は上方向(第2の方向)への指示入力のための上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じて武器切替処理が実行されるようになっている。また、アナログスティック1208Lに対する操作入力によってプレーヤキャラクタの移動操作が実現され、アナログスティック1208Rに対する操作入力によって照準カーソルの移動操作(カーソル移動操作)が実現される。そして、ボタンスイッチ1206aに対する操作入力によって、銃弾の発射操作が実現される。
【0038】
この家庭用ゲーム機1200において、プレーヤは、ディスプレイ1220に表示されたゲーム画面を見ながらゲームコントローラ1202を操作して、ガンシューティングゲームを楽しむ。
【0039】
[概要]
図2(a)は、ゲーム画面の一例を示す図であり、ディスプレイ1220には、兵士キャラクタ(プレーヤキャラクタ)PCや、コンピュータ制御の敵キャラクタC10等が配置されたゲーム空間の画像が表示される。詳細には、ゲーム画面として、例えばプレーヤキャラクタPCの視点(1人称視点)から見たゲーム空間の画像が表示される。
【0040】
本実施形態のガンシューティングゲームは、例えば、プレーヤが銃等の武器を装備した兵士キャラクタ(プレーヤキャラクタ)PCとなって、ゲーム画面に出現するコンピュータ制御の敵キャラクタC10を攻撃するゲームであり、プレーヤの移動操作に応じてプレーヤキャラクタPCが移動制御され、カーソル移動操作に応じた照準カーソルCsrの位置や発射操作に応じた銃弾の発射タイミングに従ってプレーヤキャラクタPCの攻撃動作が制御されて、銃弾が発射される。プレーヤキャラクタPCの攻撃が敵キャラクタC10に命中したならば、当該敵キャラクタC10にダメージを与えることができる。
【0041】
そして、ゲームプレイ開始からの経過時間が所定の制限時間が経過するまでの間に敵キャラクタC10を全て倒した場合にゲームクリアとなり、敵キャラクタC10全てを倒せないまま制限時間が経過した場合にはゲームオーバーとなって終了する。ゲーム画面では、タイマー表示部W10において、ゲームプレイ開始からの経過時間(プレイ時間)に基づく残り時間が制限時間として提示されるようになっている。
【0042】
また、プレーヤキャラクタPCは、敵キャラクタC10の攻撃に応じたダメージを受ける。ダメージの程度は、ゲーム画面上部に設けられた体力ゲージG10で表示される。尚、敵キャラクタC10から受けたダメージが所定値を上回り、体力ゲージG10が「0」となった場合には、ゲームオーバーとなってゲームは強制的に終了する。
【0043】
また、ゲーム画面に設けられた使用武器表示部W20において、プレーヤキャラクタPCが現在装備している武器(以下、「現在使用武器」という。)が、当該現在使用武器を表す武器アイコンによって提示されている。
【0044】
この使用武器表示部W20の上側の近傍する位置には第1候補表示部W22−1が設けられ、プレーヤキャラクタPCが保有している武器(以下、「保有武器」という。)の中から現在使用武器の第1の候補として選択された武器(以下、「第1候補武器」という。)が、当該第1候補武器を表す武器アイコンによって提示されている。一方使用武器表示部W20の下側の近傍する位置には第2候補表示部W22−2が設けられており、保有武器の中から現在使用武器の第2の候補として選択された武器(以下、「第2候補武器」という。)が、当該第2候補武器を表す武器アイコンによって提示されている。尚、以下では、第1候補武器と第2候補武器とを包括して、適宜「使用候補武器」という。
【0045】
さらに、ゲーム画面では、現在使用武器の残弾数が、「銃弾」の形態を有するアイコンIC10の数によって提示されている。
【0046】
以上説明したゲーム画面を見ながら、プレーヤは、武器に応じた攻撃力や残弾数等を考慮して現在使用武器を変更しながら、ゲームを進行していく。
【0047】
上記したように、本実施形態では、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作によって、武器切替処理が実行される。この武器切替処理の結果、対応する使用候補武器が現在使用武器に切り替えられる。すなわち、上キー1204aに対するキー操作によって現在使用武器が第1候補武器に切り替えられ、下キー1204bに対するキー操作によって現在使用武器が第2候補武器に切り替えられる。
【0048】
例えば、図2(a)において下キー1204bに対するキー操作を行うと、現在使用武器が第2候補表示部W22−2に提示されている第2候補武器に切り替えられる。図2(b)は、この場合のゲーム画面の一例を示す図である。図2(b)において、プレーヤキャラクタPCが装備する武器が第2候補武器に切り替えられている。そして、使用武器表示部W20の表示が第2候補武器を表す武器アイコンの表示に変更され、第2候補表示部W22−2の表示が何れの武器も設定されていない状態を示す表示に変更されている。
【0049】
このように、ゲーム画面において、現在使用武器を表す武器アイコンと、使用候補武器を表す武器アイコンとが表示制御されるため、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じてどの武器が現在使用武器に切り替えられるのかを分かり易く明示することができる。
【0050】
また、使用武器表示部W20の上側近傍に位置する第1候補表示部W22−1において、上キー1204aに対するキー操作に応じて現在使用武器に切り替えられる第1候補武器を武器アイコンによって提示するとともに、使用武器表示部W20の下側近傍に位置する第2候補表示部W22−2において、下キー1204bに対するキー操作に応じて現在使用武器に切り替えられる第2候補武器を武器アイコンによって提示している。したがって、使用候補武器を現在使用武器に切り替えるための指示入力方向が何れの方向なのか(すなわち、何れの方向キー1204が対応しているのか)を分かり易く明示することができる。
【0051】
したがって、ゲーム中において、プレーヤは、直感的な操作で簡単且つ即座に現在使用武器を切り替えることができる。
【0052】
ここで、武器選択処理について説明する。本実施形態では、ゲームの進行中に左キー1204c又は右キー1204dに対するキー操作が為されると武器選択モードに移行し、武器選択処理が実行される。この武器選択モードにおいて、現在使用武器や使用候補武器の変更が可能である。尚、この武器選択モード中もゲームは進行する。
【0053】
先ず、現在使用武器の変更について説明する。図3は、現在使用武器の変更について説明するための図であり、同図において、図2(a)に示すゲーム画面で左キー1204c又は右キー1204dをキー操作した場合に表示されるゲーム画面の一例を示している。
【0054】
図3に示すように、ゲーム中に左キー1204c又は右キー1204dをキー操作すると、ゲーム画面には、使用武器表示部W20を含む保有武器を表す武器アイコンを左右方向に一列に並べた保有武器リストLSTが表示される。そして、続く左キー1204c又は右キー1204dのキー操作が為された場合には、その指示入力方向に武器アイコンがスクロール表示される。この保有武器リストLSTにおいて、所望の保有武器を使用武器表示部W20の位置にスクロール表示させて当該保有武器を現在選択肢として選択することによって、現在使用武器を変更することができる。
【0055】
例えば、図3において左キー1204cに対するキー操作を行えば、保有武器“Machine Gun”を表す武器アイコンが使用武器表示部W20にスクロール表示され、この場合には、現在使用武器が保有武器“Machine Gun”に変更される。
【0056】
次に、使用候補武器の変更について説明する。図4は、使用候補武器の変更について説明するための図であり、図4(a)〜(c)において、それぞれゲーム画面に表示される使用武器表示部W20を含む保有武器リストLST、第1候補表示部W22−1、及び第2候補表示部W22−2に着目した図を示している。
【0057】
図4(a)では、第1候補武器及び第2候補武器に何れの武器も設定されていない状態を示している。例えば、図4(a)において左キー1204c又は右キー1204dを操作し、使用武器表示部W20に保有武器“Gun D”をスクロール表示させて現在選択肢として選択した上で上キー1204aをキー操作すると、図4(b)に示すように、第1候補表示部W22−1に保有武器“Gun D”の武器アイコンが表示され、第1候補武器が保有武器“Gun D”に変更される。またこのとき、保有武器リストLSTにおいて、保有武器“Gun D”を表す武器アイコンに、第1候補武器に設定されていることを表す第1候補マークM1が付加される。
【0058】
また、図4(b)において左キー1204c又は右キー1204dを操作し、使用武器表示部W20に保有武器“Rifle”をスクロール表示させて現在選択肢として選択した上で下キー1204bをキー操作すると、図4(c)に示すように、第2候補表示部W22−2に保有武器“Rifle”の武器アイコンが提示され、第2候補武器が保有武器“Rifle”に変更される。またこのとき、保有武器リストLSTにおいて、保有武器“Rifle”を表す武器アイコンに、第2候補武器に設定されていることを表す第2候補マークM2が付加される。
【0059】
尚、以下では、第1候補マークと第2候補マークとを包括して、適宜「候補マーク」という。この候補マークによれば、保有武器リストLSTにおいて、使用候補武器が何れの保有武器であるかを簡単に識別することができる。
【0060】
[機能構成]
図5は、本実施形態におけるゲーム装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、ゲーム装置1は、操作部100と、処理部200と、表示部300と、音出力部400と、通信部500と、記憶部600とを備えて構成されている。
【0061】
操作部100は、ゲーム装置1を操作するプレーヤが各種のゲーム操作を入力するための装置であり、操作部100から入力される操作信号は処理部200に出力される。この操作部100は、例えばボタンスイッチ、レバー、ダイヤル、マウス、キーボード、各種センサによって実現され、図1(a)ではゲームコントローラ1202がこれに該当する。
【0062】
処理部200は、ゲーム装置1全体の制御、ゲーム装置1内の各機能部への指示、画像処理、音処理等の各種処理を行う。この処理部200の機能は、各種プロセッサ(CPU,DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)等のハードウェアや、所与のプログラムにより実現されるものである。
【0063】
この処理部200は、主な機能部として、ゲーム演算部210と、画像生成部230と、音生成部250とを含み、1フレーム時間(1/60秒)で1枚の画像を生成して表示部300に表示出力させるとともに、適宜効果音やBGMを音出力部400に音出力させる。
【0064】
ゲーム演算部210は、操作部100から入力される操作信号、記憶部600から読み出したプログラムやデータ等に基づいてガンシューティングゲームを実現するための種々のゲーム処理を実行し、処理結果を画像生成部230や音生成部250に出力する。ゲーム処理としては、例えばゲーム空間の設定処理、ゲーム空間へのオブジェクトの配置処理、オブジェクトの交差判定処理(ヒットチェック処理)、キャラクタのアクション制御、ゲームプレイ結果の算出処理、視点の位置や視線方向の決定処理等を実行する。
【0065】
また、ゲーム演算部210は、武器選択処理部211と、武器切替処理部213とを含む。
【0066】
武器選択処理部211は、武器選択モードに係る処理(武器選択処理)を実行する。具体的には、武器選択処理部211は、左キー1204c又は右キー1204dに対するキー操作に応じて武器選択モードに移行する。そして、武器選択処理部211は、後述する保有武器テーブル630に従って保有武器リストを表示する制御を行い、現在使用武器を、現在選択肢として選択されている保有武器に変更する。またこの武器選択モード中に上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作が為された場合には、武器選択処理部211は、使用候補武器を、現在選択肢として選択されている保有武器に変更する。すなわち、上キー1204aに対するキー操作に応じて第1候補武器を現在選択肢に変更し、下キー1204bに対するキー操作に応じて第2候補武器を現在選択肢に変更する。
【0067】
武器切替処理部213は、現在使用武器の切り替えに係る処理(武器切替処理)を実行する。具体的には、武器切替処理部213は、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じて現在使用武器を切り替える。すなわち、上キー1204aに対するキー操作が為されたならば、武器切替処理部213は、第1候補武器を現在使用武器に切り替える。一方、下キー1204bに対するキー操作が為された場合には、武器切替処理部213は、第2候補武器を現在使用武器に切り替える。
【0068】
画像生成部230は、例えば、CPUやDSP等のハードウェアやその制御プログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。この画像生成部230は、ゲーム演算部210による処理結果に基づいてゲーム画面を表示するための3DCG画像を生成し、生成した画像の画像信号を表示部300に出力する。
【0069】
音生成部250は、例えば、CPUやDSP等のハードウェアやその制御プログラムによって実現される。この音生成部250は、ゲーム演算部210による処理結果に基づいて、ゲーム中に使用される効果音やBGM等のゲーム音を生成し、生成したゲーム音の音信号を音出力部400に出力する。
【0070】
表示部300は、画像生成部230から入力される画像信号に基づいて各種ゲーム画像を表示するための装置であり、図1(a)ではディスプレイ1220がこれに該当する。プレーヤは、表示部300に表示されるゲーム画像を見ながら操作部100を操作してガンシューティングゲームを楽しむ。
【0071】
音出力部400は、音生成部250から入力される音信号に基づいて効果音やBGM等を音出力するための装置であり、図1(a)ではスピーカ1222がこれに該当する。
【0072】
通信部500は、通信回線を介して外部とのデータ通信を行う。この通信部500の機能は、例えば無線通信モジュール、モデム、TA、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。図1(a)では通信装置1218がこれに該当する。
【0073】
記憶部600には、処理部200にゲーム装置1を統合的に制御させるためのシステムプログラムや、ゲームを実行させるために必要なプログラム及びデータが格納される。この記憶部600の機能は、例えばICメモリやハードディスク、メモリカード等により実現されるものであり、図1(a)では、情報記憶媒体1212、メモリカード1214やICカード1216、本体装置1210に具備されるICメモリ等がこれに該当する。
【0074】
特に、本実施形態を実現するため、記憶部600には、武器選択処理部211として機能させるための武器選択処理プログラム611と、処理部200を武器切替処理部213として機能させるための武器切替処理プログラム613とを含むゲームプログラム610が格納される。
【0075】
また、データとして、保有武器テーブル630と、現在使用武器データ650と、使用候補武器データ670とが格納される。尚、図示しないが、その他の情報として、プレイ時間や体力値等のゲームの進行に伴い更新される情報、ゲームステージや該ステージ上に配置されるプレーヤキャラクタPCや敵キャラクタC10、武器アイコン、候補マーク、照準カーソル等を表示するための情報、効果音やBGMを含む各種ゲーム音等が予め格納される。
【0076】
保有武器テーブル630は、プレーヤが所持する保有武器に係るデータを記憶する。図6は、保有武器テーブル630のデータ構成例を示す図であり、保有武器テーブル630には、保有武器の武器名と対応付けて、残弾数及び攻撃力パラメータがそれぞれ設定されている。例えば、保有武器である“Rifle”の残弾数は“10”となっており、ゲーム中に現在使用武器が“Rifle”に変更・切り替えられた場合であって、銃弾の発射操作が為された場合には、その残弾数が減っていく。またこのとき、当該発射された銃弾が敵キャラクタC10に命中した場合は、対応する攻撃力パラメータの値(“12”)に応じたダメージを敵キャラクタC10に与えることができる。
【0077】
現在使用武器データ650は、現在使用武器の武器名を記憶する。この現在使用武器データ650は、ゲーム中に現在使用武器が変更・切り替えられる度に該当する武器名で更新される。この現在使用武器データ650によって、現在プレーヤキャラクタPCが装備している現在使用武器が特定される。
【0078】
使用候補武器データ670は、第1候補武器の武器名を記憶する第1候補武器データ671と、第2候補武器の武器名を記憶する第2候補武器データ673とで構成される。この第1候補武器データ671及び第2候補武器データ673は、それぞれゲーム中に使用候補武器が変更・切り替えられる度に該当する武器名で更新される。この使用候補武器データ670によって、現在の第1候補武器及び第2候補武器が特定される。
【0079】
[処理の流れ]
次に、図7〜図9を参照して、ゲーム装置1が実行する処理の流れについて説明する。
図7は、本実施形態におけるゲーム処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、このゲーム処理は、処理部200が武器選択処理プログラム611及び武器切替処理プログラム613を含むゲームプログラム610を読み出して実行することにより実現されるものである。
【0080】
ゲーム処理では、ゲーム演算部210が、先ずゲーム空間を構築し、プレーヤキャラクタPCや敵キャラクタC10、仮想カメラ等を配置する(ステップa10)。ゲーム空間が構築されたならば、ゲーム演算部210は、ゲームをスタートさせてプレイ時間のカウントを開始する(ステップa20)。そして、ゲーム演算部210は、ゲームの終了条件を満足するまでループAの処理を繰り返し実行する(ステップa30〜ステップa120)。
【0081】
ループAでは、ゲーム演算部210は、先ず操作部100から入力される操作信号に基づいてプレーヤキャラクタPCの動作制御を実行する(ステップa40)。次いで、ゲーム演算部210は、敵キャラクタC10の動作制御を実行する(ステップa50)。このステップa40及びa50におけるキャラクタの動作制御については、公知の技術によって適宜実施されるため、その説明は省略する。
【0082】
続いて、ゲーム演算部210は、操作部100から入力される操作信号に基づいて照準カーソルを移動させる(ステップa55)。
【0083】
また、左キー1204c又は右キー1204dに対するキー操作が為された場合(方向キー1204に対するキー操作が為された場合であって、その指示入力方向が左方向又は右方向である場合)には、(ステップa60:YES)、武器選択処理部211により武器選択処理が開始される(ステップa70)。この武器選択処理は、ゲーム処理と並行して行われる。図8は、ここで開始される武器選択処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0084】
武器選択処理では、武器選択処理部211は、先ず、保有武器テーブル630を参照して各保有武器を表す武器アイコンを左右方向に一列に並べた保有武器リストを表示する制御を行う(ステップb10)。そして、武器選択処理部211は、続けて左キー1204c又は右キー1204dに対するキー操作が為された場合には(ステップb20:YES)、武器アイコンをスクロール表示させる(ステップb30)。そして、武器選択処理部211は、現在選択肢として選択されている保有武器の武器名を現在使用武器データ650にセットして現在使用武器を変更し(ステップb40)、ステップb20に戻る。
【0085】
また、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作が為された場合には(ステップb50:YES)、武器選択処理部211は、現在選択肢として選択されている保有武器の武器名(すなわち、現在使用武器データ650の内容)を使用候補武器データ670にセットして、使用候補武器を変更する(ステップb60)。具体的には、武器選択処理部211は、上キー1204aに対するキー操作が為された場合には、現在使用武器データ650の内容を第1候補武器データ671にセットして第1候補武器を変更し、下キー1204bに対するキー操作が為された場合には、現在使用武器データ650の内容を第2候補武器データ673にセットして第2候補武器を変更する。
【0086】
そして、武器選択処理部211は、使用候補武器データ670にセットされている使用候補武器を表す武器アイコンに候補マークを付加し(ステップb70)、ステップb20に戻る。具体的には、第1候補武器データ671にセットされている第1候補武器を表す武器アイコンには第1候補マークを、第2候補武器データ673にセットされている第2候補武器を表す武器アイコンには第2候補マークを、それぞれ付加する。
【0087】
そして、モード終了操作が為された場合には(ステップb80:YES)、保有武器リストの表示を解除して武器選択モードを終了する(ステップb90)。
【0088】
図7に戻る。ループAにおいて、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作が為された場合(方向キー1204に対するキー操作が為された場合であって、その指示入力方向が左方向又は右方向と直交する上方向又は下方向である場合)には(ステップa80:YES)、武器切替処理部213により武器切替処理が実行される(ステップa90)。図9は、武器切替処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0089】
武器切替処理では、武器切替処理部213は、先ず操作された方向キー1204を判別する(ステップc10)。上キー1204aに対するキー操作が為された場合には、武器切替処理部213は、第1候補武器データ671の内容を現在使用武器データ650にセットして、第1候補武器を現在使用武器に切り替える(ステップc20)。またこのとき、武器切替処理部213は、第1候補武器データ671をクリアする。一方下キー1204bに対するキー操作が為された場合には、武器切替処理部213は、第2候補武器データ673の内容を現在使用武器データ650にセットして、第2候補武器を現在使用武器に切り替える(ステップc30)。またこのとき、武器切替処理部213は、第2候補武器データ673をクリアする。
【0090】
図7に戻る。続いて画像生成部230がゲーム画像を生成し、生成したゲーム画像の画像信号を表示部300に出力してゲーム画像を表示させる(ステップa100)。
【0091】
続いて、ゲーム演算部210は、ゲームの終了判定を実行し(ステップa110)、所定の終了条件を満足するまでゲームを継続する。そして、ゲーム演算部220は、終了条件を満たす場合にはループAを終了する。本実施形態では、プレーヤキャラクタPCが全ての敵キャラクタC10を倒した時点、プレーヤキャラクタPCが倒された時点、或いはプレイ時間が予め設定された所定の制限時間に達した時点でゲーム終了となる。
【0092】
そして、ゲーム演算部210は、ループAを終了したならば、ゲーム結果を表示して終了演出を行い(ステップa130)、本処理を終了する。
【0093】
[ハードウェア構成]
次に、図10を参照して、本実施形態におけるゲーム装置1を実現するためのハードウェア構成の一例について説明する。図10に示す装置では、CPU1000、ROM1002、RAM1004、情報記憶媒体1006、画像生成IC1010、音生成IC1008、I/Oポート1012,1014がシステムバス1016により相互にデータ入出力可能に接続されている。また、I/Oポート1012にはコントロール装置1022が、I/Oポート1014には通信装置1024が、それぞれ接続されている。
【0094】
CPU1000は、情報記憶媒体1006に格納されるプログラム、ROM1002に格納されるシステムプログラム(装置本体の初期化情報等)、コントロール装置1022によって入力される信号等に従って、装置全体の制御や各種データ処理を行う。
【0095】
RAM1004は、CPU1000の作業領域等として用いられる記憶手段であり、情報記憶媒体1006やROM1002内の所与の内容、CPU1000の演算結果等が格納される。
情報記憶媒体1006は、プログラム、画像データ、音データ、プレイデータ等が主に格納されるものであり、情報記憶媒体として、ROM等のメモリやハードディスク、CD−ROM、DVD、ICカード、磁気ディスク、光ディスク等が用いられる。
尚、このRAM1004及び情報記憶媒体1006は、図5に示す記憶部600に相当するものである。
【0096】
また、この装置に設けられている画像生成IC1010と音生成IC1008により、音や画像の好適な出力が行えるようになっている。
【0097】
画像生成IC1010は、CPU1000の命令によって、ROM1002、RAM1004、情報記憶媒体1006等から送られる情報に基づいて画素情報を生成する集積回路であり、生成される表示信号は、表示装置1018に出力される。表示装置1018は、図5に示す表示部300に相当するものであり、CRTやLCD、TV、プラズマディスプレイ、或いはプロジェクター等により実現される。
【0098】
また、音生成IC1008は、CPU1000の命令によって、情報記憶媒体1006やROM1002に記憶される情報、RAM1004に格納される音データに応じた音信号を生成する集積回路であり、生成される音信号はスピーカ1020によって出力される。尚、このスピーカ1020は、図5に示す音出力部400に相当するものである。
【0099】
コントロール装置1022は、プレーヤがゲームに係る操作を入力するための装置であり、その機能は、レバー、ボタン、筐体等のハードウェアにより実現される。尚、このコントロール装置1022は、図5に示す操作部100に相当するものである。
【0100】
通信装置1024は装置内部で利用される情報を外部とやりとりするものであり、プログラムに応じた所与の情報を他の装置と送受すること等に利用される。尚、この通信装置1024は、図5に示す通信部500に相当するものである。
【0101】
そして、ゲーム処理等の上記した処理は、図5に示して説明したゲームプログラム610等を格納した情報記憶媒体1006と、これらプログラムに従って動作するCPU1000、画像生成IC1010、音生成IC1008等によって実現される。CPU1000、画像生成IC1010、及び音生成IC1008は、図5に示す処理部200に相当するものであり、主にCPU1000が図5に示すゲーム演算部210に、画像生成IC1010が図5に示す画像生成部230に、音生成IC1008が図5に示す音生成部250に相当する。
【0102】
尚、画像生成IC1010、音生成IC1008等で行われる処理は、CPU1000或いは汎用のDSP等によりソフトウェア的に行ってもよい。この場合には、CPU1000が、図5に示す処理部200に相当することとなる。
【0103】
以上説明したように、本実施形態によれば、左キー1204c又は右キー1204dに対するキー操作に応じて保有武器を選択肢とした保有武器リストがスクロール表示される。そして、この保有武器リストにおいて択一的に保有武器が選択されて現在使用武器が変更される。また、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じて、予め保有武器の中から選択された第1候補武器又は第2候補武器が現在使用武器に切り替えられる。すなわち、保有武器の中から所望の保有武器を選択して現在使用武器を変更したい場合には右キー1204d又は左キー1204cに対するキー操作を行う。一方予め設定されている使用候補武器を現在使用武器に切り替えたい場合には上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作を行う。したがって、プレーヤは、直感的な操作で簡単且つ即座に現在使用武器を切り替えることができる。さらに、予め設定されている使用候補武器は設定変更可能であるため、任意の保有武器を使用候補武器に設定することができる。
【0104】
[変形例]
以上、本発明についての好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記したものに限らず、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。
【0105】
例えば、上記した実施形態では、上方向及び下方向の各指示入力方向に対応する使用候補武器を設定しておく場合について説明したが、例えば右斜め上方向、左斜め上方向、右斜め下方向、左斜め下方向といった各指示入力方向それぞれに使用候補武器を設定しておくこととしてもよい。また方向キー1204とアナログスティック1208との役割を入れ替えて、方向キー1204によりプレーヤキャラクタPCの移動操作を実現することとし、アナログスティック1208の傾斜方向によって各方向への指示入力を行い、指示入力方向に応じて武器選択処理や武器切替処理を実行することとしてもよい。
【0106】
或いは、方向キー1204の一部を使用して武器選択処理や武器切替処理を実行することとしてもよい。具体的には、例えば右キー1204dに対するキー操作に応じて保有武器リストを表示させて右方向のみにスクロール表示させ、現在使用武器の変更を行うとともに、左方向の指示入力方向に使用候補武器を設定することとしてもよい。この場合には、ゲーム中に左キー1204cに対するキー操作が為された場合に、現在使用武器を使用候補武器に変更する。
【0107】
また、上記した実施形態では、方向キー1204を使用して武器選択及び武器切替を行い、アナログスティック1208を使用してキャラクタを移動させることとしたが、武器選択及び武器切替と、キャラクタの移動の操作入力とを方向キー1204により行うこととしてもよい。例えば、方向キー1204と他のキー操作とを組合せることによって、武器選択や武器切替に係る操作と、キャラクタの移動に係る操作とを切り替える。具体的には、方向キー1204のみがキー操作された場合にはキャラクタの移動を制御し、方向キー1204のキー操作と例えばボタンスイッチ1206b(図1(b)参照)とが同時にキー操作された場合には、武器選択処理や武器切替処理を実行することとしてもよい。武器選択及び武器切替に係る操作をアナログスティック1208により行う場合も同様である。
【0108】
また、上記した実施形態では、ゲーム中の上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じて現在使用武器を、対応する使用候補武器に切り替えた後、当該使用候補武器をリセットすることとしたが、以下のようにしてもよい。すなわち、ゲーム中の上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じて現在使用武器と、対応する使用候補武器とを入れ替えることとしてもよい。或いは、上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作に応じて、第1候補武器、現在使用武器、及び第2候補武器を選択肢とし、これらをスクロール表示させることとしてもよい。
【0109】
これによれば、一旦上キー1204a又は下キー1204bに対するキー操作を行った後に、現在使用武器を元に戻すといったことが簡単且つ即座に行える。
【0110】
またこの場合には、保有武器リストとして表示させる武器アイコンの一覧から、使用候補武器に設定された保有武器の武器アイコンを表示しないように制御することとしてもよい。
【0111】
また、上記した実施形態では、右方向及び左方向を第1の方向とし、上方向及び下方向を第2の方向として説明したが、右方向か左方向かを区別せずにこれらを第1の方向とし、上方向か下方向かを区別せずにこれらを第2の方向としてもよい。
【0112】
また本発明は、図1に示した家庭用ゲーム機1200だけでなく、業務用ゲーム機や携帯型ゲーム機、パソコン等の汎用コンピュータ、多数のプレーヤが参加する大型アトラクション装置等の種々の装置にも同様に適用することができる。
【0113】
例えば、図11は、本発明のゲーム装置を業務用ゲーム機1400に適用した場合の概観例を示す図である。図11に示すように、業務用ゲーム機1400はゲーム操作を入力する操作ボタン1402,1404やスティック1406,1408、ゲーム画像を表示するディスプレイ1410、ゲームの効果音やBGM等を音出力するスピーカ1420等を備えて構成されている。
【0114】
また、業務用ゲーム機1400には、CPU、画像生成IC、音生成IC等が実装されたシステム基板1430が内蔵されており、システム基板1430上の情報記憶媒体であるメモリ1432から読み出したプログラムやデータ、或いは操作ボタン1402,1404やスティック1406,1408から入力される操作信号等に基づいて、各種のゲーム処理を実行する。尚、操作ボタン1402,1404やスティック1406,1408は図5に示す操作部100に、ディスプレイ1410は図5に示す表示部300に、スピーカ1420は図5に示す音出力部400に、それぞれ相当するものである。
【0115】
プレーヤは、スピーカ1420から出力されるゲーム音を聞きながら操作ボタン1402,1404やスティック1406,1408を操作し、ディスプレイ1410に表示されるゲーム画像を見ながらゲームを楽しむ。この場合には、例えば、操作ボタン1402に対するキー操作に応じて武器選択処理及び武器切替処理が実行される。また、スティック1406に対する操作入力によってプレーヤキャラクタPCの移動操作が実現され、スティック1408に対する操作入力によってカーソル移動操作が実現される。そして、操作ボタン1404に対する操作入力によって銃弾の発射操作が実現される。
【0116】
また、上記した実施形態では、ガンシューティングゲームを実行する場合を例にとって説明したが、適用可能なゲームはガンシューティングゲームに限定されるものではなく、例えばロールプレイングゲーム(RPG)やアクションゲーム、レースゲーム、格闘ゲーム等の各種ゲームにも同様に適用可能である。また、上記した実施形態では、プレーヤキャラクタPCに装備される武器を選択肢とした場合について説明したが、選択肢としては、ゲーム中に使用される使用可能アイテムや、ゲーム中に使用可能なコマンド等、適宜設定できる。
【0117】
また本発明は、ゲーム装置に限らず各種の電子機器に適用することが可能である。例えば、音楽データを再生する音楽プレーヤに適用した場合には、音楽データのタイトルを選択肢としてスクロール表示させ、再生させる音楽データの変更や、候補とする音楽データの変更等を行う。そして、候補の音楽データを対応させた方向への指示入力が為されたならば、当該候補の音楽データを即座に再生させる。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】ゲーム装置を家庭用ゲーム機に適用した場合の装置構成例を示す図。
【図2】ゲーム画面の一例を示す図。
【図3】現在使用武器の変更について説明するための図
【図4】使用候補武器の変更について説明するための図
【図5】ゲーム装置の機能構成の一例を示すブロック図。
【図6】保有武器テーブルのデータ構成例を示す図。
【図7】ゲーム処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図8】武器選択処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図9】武器切替処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図10】ゲーム装置のハードウェア構成の一例を示す図。
【図11】ゲーム装置を業務用ゲーム機に適用した場合の装置構成の一例を示す図。
【符号の説明】
【0119】
1 ゲーム装置
100 操作部
200 処理部
210 ゲーム演算部
211 武器選択処理部
213 武器切替処理部
230 画像生成部
250 音生成部
300 表示部
400 音出力部
500 通信部
600 記憶部
610 ゲームプログラム
611 武器選択処理プログラム
613 武器切替処理プログラム
630 保有武器テーブル
650 現在使用武器データ
670 使用候補武器データ
671 第1候補武器データ
673 第2候補武器データ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数方向への指示入力が可能な方向指示入力器を備える或いは接続されるコンピュータに、前記方向指示入力器に指示入力された方向に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替えさせるためのプログラムであって、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第1の方向であることを検知する第1の検知手段、
前記第1の検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第2の方向であることを検知する第2の検知手段、
前記第2の検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された一の選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項2】
現在選択肢を表す現在選択肢画像を表示制御するとともに、当該現在選択肢画像を基準として前記第2の方向に近接する位置に前記一の選択肢を表す一の選択肢画像を表示制御する選択肢画像表示制御手段として前記コンピュータを機能させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記方向指示入力器は複数の方向キーを有し、
前記第1の検知手段が、前記複数の方向キーのうちの第1の方向キーの入力を検知するように前記コンピュータを機能させ、
前記第2の検知手段が、前記複数の方向キーのうちの第2の方向キーの入力を検知するように前記コンピュータを機能させるための請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記方向指示入力器は少なくとも上下左右の4方向への指示入力が可能に構成され、
前記第1の検知手段が検知する第1の方向と前記第2の検知手段が検知する第2の方向とが直交する方向であるように前記コンピュータを機能させるための請求項1〜3の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第2の切替手段が、前記第2の検知手段による検知に応じて、現在選択肢であった選択肢を前記一の選択肢に設定し、前記一の選択肢であった選択肢を現在選択肢とするように前記コンピュータを機能させるための請求項1〜4の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1の切替手段が、前記スクロール表示制御をする複数の選択肢のうち、前記一の選択肢と同一の選択肢を他の選択肢と識別可能に表示制御するように前記コンピュータを機能させるための請求項1〜5の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項7】
複数の方向キーを有する方向指示入力器を備える或いは接続されるコンピュータに、前記複数の方向キーによる入力に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替えさせるためのプログラムであって、
前記複数の方向キーのうちの一部の方向キーの入力を検知する一部キー入力検知手段、
前記一部キー入力検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段、
前記複数の方向キーのうちの前記一部の方向キーを除く残余の方向キーの入力を検知する残余キー入力検知手段、
前記残余キー入力検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項8】
前記残余の方向キーそれぞれに対して設定変更可能に予め選択肢が設定されており、
前記第2の切替手段が、前記残余の方向キーそれぞれに対して予め設定された選択肢のうち、前記残余キー入力検知手段により検知された方向キーに対応する選択肢を現在選択肢に切り替えるように前記コンピュータを機能させるための請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記方向指示入力器はゲーム機のコントローラであり、
前記選択肢はプレーヤキャラクタの使用可能アイテムであり、
前記現在選択肢は前記プレーヤキャラクの現在使用アイテムであり、
プレーヤの操作入力に従って前記プレーヤキャラクタを制御して、所定のゲームを進行制御するゲーム進行制御手段として前記コンピュータを機能させるための請求項1〜8の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項10】
請求項1〜9の何れか一項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【請求項11】
複数方向への指示入力が可能な方向指示入力器を備える或いは当該方向指示入力器が接続され、前記方向指示入力器に指示入力された方向に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替える電子機器であって、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第1の方向であることを検知する第1の検知手段と、
前記第1の検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段と、
前記方向指示入力器への指示入力方向が、前記複数方向のうちの第2の方向であることを検知する第2の検知手段と、
前記第2の検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された一の選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段と、
を備える電子機器。
【請求項12】
複数の方向キーを有する方向指示入力器を備える或いは当該方向指示入力器が接続され、前記複数の方向キーによる入力に基づいて、現在選択肢とする選択肢を、複数の選択肢のうち、何れか1つの選択肢に切り替える電子機器であって、
前記複数の方向キーのうちの一部の方向キーの入力を検知する一部キー入力検知手段と、
前記一部キー入力検知手段による検知に応じて複数の選択肢のスクロール表示制御を行って択一的に現在選択肢とする選択肢を選択して切り替える第1の切替手段と、
前記複数の方向キーのうちの前記一部の方向キーを除く残余の方向キーの入力を検知する残余キー入力検知手段と、
前記残余キー入力検知手段による検知に応じて、設定変更可能に予め設定された選択肢を現在選択肢に切り替える第2の切替手段と、
を備える電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−29222(P2007−29222A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−213741(P2005−213741)
【出願日】平成17年7月25日(2005.7.25)
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】