説明

ベンゾモルファン及び関連骨格のアリサイクリックカルボン酸誘導体、そのような化合物を含有する医薬及びその使用

本発明は、有用な薬理活性を有する、式(I)[式中、基:A、B、X、m、n及びoは、請求項1と同義である]により定義される化合物に関する。具体的には、本化合物は、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(HSD)1の阻害剤であり、このため代謝性疾患、特に2型糖尿病、肥満症及び脂質代謝異常症のような、この酵素の阻害により影響を受け得る疾患の治療及び予防に適している。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化186】


[式中、
Xは、CH又はNを意味し、
m、n、oは、互いに独立に0、1、又は2を意味し、
ここで、環Aと環付加しておりかつカルボニル基に結合している、一般式(I)の二環式アザシクロアルケンコア構造は、場合により、R11及びR12からなる群より互いに独立に選択される、1、2個、もしくはそれ以上の置換基、好ましくは1〜5個の置換基で置換されており、
Aは、
ベンゾ環(これは、場合により、Rから互いに独立に選択される1〜4個の置換基で置換されている、又はここで、2個の隣接C原子は、場合により、R及びRで置換されており、そして1もしくは2個の炭素原子は、場合により、Rから選択される置換基で独立に置換されている)を意味するか;或いは
ピリド環(これは、場合により、Rから互いに独立に選択される1〜3個の置換基、好ましくは1、2、3、もしくは4個の置換基で置換されている、又はここで、2個の隣接C原子は、場合により、R及びRで置換されており、そして1個の炭素原子は、場合により、Rで置換されている)を意味するか;或いは
ピロロ、フラノ、チエノ、ピリダジノ、又はピラジノ環(ここで、該環の各々は、場合により、Rから互いに独立に選択される1もしくは2個の置換基で置換されている、又は、該環の各々の2個の隣接C原子は、場合により、R及びRで置換されている)を意味するか;或いは
ピリミド環(これは、場合により、Rから互いに独立に選択される1もしくは2個の置換基で置換されている)を意味するか;或いは
ピラゾロ、イミダゾ、オキサゾロ、チアゾロ、イソオキサゾロ、又はイソチアゾロ環(ここで、該環の各々は、場合により、Rで置換されている)を意味するか;或いは
で置換されている1,2,3−トリアゾロ環を意味し;そして
Bは、
5員〜8員単環式、7員〜12員スピロ環式、6員〜12員二環式、又は9員〜15員三環式のシクロアルキル基(これらの各々は、場合により、飽和又は部分不飽和である)を意味し、そして
ここで、1もしくは2個の−CH−基は、場合により、−NR−で置き換えられており、そして
ここで、1〜4個の−CH−基(これらは直接一緒に結合されていない)は、場合により、O、S、カルボニル、又はスルホニルで互いに独立に置きかえられており、そして
ここで、1もしくは2個のCH基は、場合により、Nで置き換えられており、そして
ここで、上記の各シクロアルキル基は、場合により、Lから互いに独立に選択される1個以上の置換基で置換されており、そしてここで、該シクロアルキル基の各々は、場合により、Lから互いに独立に選択される1もしくは2個の置換基で置換されており、そして
ここで、該シクロアルキル基の各々の2個の隣接C原子は、場合により、L及びLで置換されており、そして
ここで、該シクロアルキル基の各々の2個の隣接C原子は、場合により、L及びLで置換されており(但し、L〜Lのうちの2個は、同じ炭素原子に結合していない);
は、
互いに独立に、水素、C1−6−アルキル、C3−6−アルケニル、C3−6−アルキニル、C3−6−シクロアルキル、(het)アリール、C1−4−アルキルカルボニル、C1−4−アルキルオキシカルボニル、C1−4−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)アミノカルボニル、C1−4−アルキルスルホニル、(het)アリールカルボニル、(het)アリールアミノカルボニル、又は(het)アリールスルホニルを意味し、
ここで、アルキル、アルケニル、及びアルキニル基の各々は、場合により、フッ素で一置換又は多置換されており、そして場合により、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシ、C1−4−アルキルスルファニル、C1−4−アルキルスルフィニル、C1−4−アルキルスルホニル、アミノ、C1−4−アルキルアミノ、ジ−(C1−4−アルキル)アミノ、C1−4−アルキルカルボニルアミノ、シアノ、カルボキシ、C1−4−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−4−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C1−4−アルキル)アミノカルボニル、又は(het)アリールで一置換されており;
は、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、C1−4−アルキル、ヒドロキシ、C1−4−アルキルオキシ、C3−6−アルケニルオキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)エチル、C3−6−シクロアルキル、C3−6−シクロアルキルオキシ、C3−6−シクロアルキル−C1−3−アルキル、C3−6−シクロアルキル−C1−3−アルキルオキシ、テトラヒドロフラン−3−イルオキシ、テトラヒドロピラン−3−イルオキシ、テトラヒドロピラン−4−イルオキシ、テトラヒドロフラニル−C1−3−アルキルオキシ、テトラヒドロピラニル−C1−3−アルキルオキシ、(het)アリール、(het)アリールオキシ、(het)アリール−C1−3−アルキル、(het)アリール−C1−3−アルキルオキシ、(het)アリールオキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキル−カルボニル、(het)アリール−カルボニル、
アミノ、C1−3−アルキルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ、ピロリジン−1−イル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、ピペラジン−1−イル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−ピペラジン−1−イル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(C1−4−アルキルカルボニル)−ピペラジン−1−イル、4−(C3−6−シクロアルキルカルボニル)−ピペラジン−1−イル、4−(C1−4−アルキルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−イル、4−(C1−4−アルキルスルホニル)−ピペラジン−1−イル、2−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、
1−3−アルキル−カルボニルアミノ、(het)アリール−カルボニルアミノ、(het)アリール−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−3−アルキル−アミノカルボニルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノカルボニルアミノ、ピロリジン−1−イル−カルボニルアミノ、ピペリジン−1−イル−カルボニルアミノ、モルホリン−4−イル−カルボニルアミノ、ピペラジン−1−イル−カルボニルアミノ、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニルアミノ、C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、アミノスルホニルアミノ、C1−3−アルキルアミノ−スルホニルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ−スルホニルアミノ、ピロリジン−1−イル−スルホニルアミノ、ピペリジン−1−イル−スルホニルアミノ、モルホリン−4−イル−スルホニルアミノ、ピペラジン−1−イル−スルホニルアミノ、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−スルホニルアミノ、(C1−3−アルキルオキシ−カルボニルアミノ)カルボニルアミノ、(het)アリールスルホニルアミノ、(het)アリール−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、
N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールカルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリール−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキルオキシ−カルボニルアミノ、N−(アミノカルボニル)−C1−3−アルキルアミノ、N−(C1−3−アルキル−アミノカルボニル)−C1−3−アルキルアミノ、N−[ジ−(C1−3−アルキル)アミノカルボニル]−C1−3−アルキルアミノ、
N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールスルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリール−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、
オキソ−イミダゾリジン−1−イル、2,4−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イル、2,5−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イル、2−オキソ−ヘキサヒドロピリミジン−1−イル(ここで、上述の基の3位の窒素原子は、場合により、メチル又はエチルで置換されている)、
(ヒドロキシイミノ)アミノメチル、(C1−3−アルキルオキシイミノ)アミノメチル、カルボキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル、アミノカルボニル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル、ピロリジン−1−イル−カルボニル、ピペリジン−1−イル−カルボニル、モルホリン−4−イル−カルボニル、ピペラジン−1−イル−カルボニル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニル、
カルボキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル−C1−3−アルキル、シアノ−C1−3−アルキル、アミノカルボニル−C1−3−アルキル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル−C1−3−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル−C1−3−アルキル、ピロリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、ピペリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、モルホリン−4−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、ピペラジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、
カルボキシ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル−C1−3−アルキルオキシ、シアノ−C1−3−アルキルオキシ、アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキル−アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、ピロリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル−オキシ、ピペリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキルオキシ、モルホリン−4−イル−カルボニル−C1−3−アルキル−オキシ、ピペラジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキルオキシ、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキルオキシ、
ヒドロキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルオキシ−C1−3−アルキル、アミノ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルアミノ−C1−3−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−3−アルキル、ピロリジン−1−イル−C1−3−アルキル、C1−4−アルキルカルボニル−アミノ−C1−3−アルキル、N−(C1−3−アルキル)−C1−4−アルキルカルボニル−アミノ−C1−3−アルキル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル−C1−3−アルキル、ピペリジン−1−イル−C1−3−アルキル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル−C1−3−アルキル、モルホリン−4−イル−C1−3−アルキル、3−オキソ−モルホリン−4−イル−C1−3−アルキル、ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキル、3−オキソ−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキル、2−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキル、3−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキル、
ヒドロキシ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルオキシ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルスルファニル−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルスルフィニル−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルスルホニル−C1−3−アルキルオキシ、アミノ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルアミノ−C1−3−アルキルオキシ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−3−アルキルオキシ、ピロリジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、2−オキソ−ピロリジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、ピペリジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、2−オキソ−ピペリジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、モルホリン−4−イル−C1−3−アルキルオキシ、3−オキソ−モルホリン−4−イル−C1−3−アルキルオキシ、ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、2−オキソ−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、3−オキソ−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、2−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、3−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C1−3−アルキルオキシ、
1−3−アルキルスルファニル、C1−3−アルキルスルフィニル、C1−3−アルキルスルホニル、C1−3−アルキルスルホニルオキシ、(het)アリールスルホニル、(het)アリールスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルファニル、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、
アミノスルホニル、C1−3−アルキル−アミノスルホニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノスルホニル、ピロリジン−1−イル−スルホニル、ピペリジン−1−イル−スルホニル、モルホリン−4−イル−スルホニル、ピペラジン−1−イル−スルホニル、又は4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−スルホニルを意味し、
ここで、上述の飽和複素環及びシクロアルキル環は、場合により、フッ素、C1−3−アルキル、C1−3−アルコキシ、C1−3−アルコキシ−C1−3−アルキル、及びヒドロキシから独立に選択される1もしくは2個の基で置換されており、
、Rは、互いに結合して、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ又はC3−5−アルキレン架橋基(これは、場合により、メチルで一置換又は二置換されており、そしてこれは、場合により、独立に一フッ素化又は多フッ素化されている)を形成するか;或いは
とRは、それらが結合している炭素原子と一緒にかつ結合して、ベンゾ、ピリド、ピラジノ、ピリダジノ、ピリミド、ピロロ、フラノ、チエノ、ピラゾロ、イミダゾ、トリアゾロ、オキサゾロ、チアゾロ、イソオキサゾロ、又はイソチアゾロ環(ここで、該環の各々は、場合により、ハロゲン、C1−3−アルキル、トリフルオロメチル、アミノ、C1−3−アルキルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ、C1−3−アルキルカルボニルアミノ、C1−3−アルキルスルホニルアミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C1−3−アルキルオキシカルボニル及びC1−3−アルキルオキシから互いに独立に選択される、1個以上の置換基、好ましくは1個〜3個の置換基で置換されている)を形成し、
10は、ハロゲン、C1−3−アルキル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、アミノ、C1−3−アルキルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ、アセチルアミノ、C1−3−アルキルスルホニルアミノ、カルボキシ、C1−4−アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−3−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル、アミノスルホニル、メチルスルファニル、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、ヒドロキシ、C1−3−アルキルオキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、又はフェニル(場合により、フッ素、メチル、メトキシ、シアノ、及びヒドロキシから互いに独立に選択される、1もしくは2個の置換基で置換されている)を意味し、
11は、フッ素、C1−4−アルキル、(het)アリール、ヒドロキシ、C1−4−アルキルオキシ、シアノ、カルボキシ、C1−4−アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−4−アルキルアミノ−カルボニル、ジ−(C1−4−アルキル)−アミノカルボニル、ヒドロキシ−C1−4−アルキル又はC1−3−アルキルオキシ−C1−4−アルキルを意味し、
12は、フッ素又はC1−4−アルキルを意味し、そして
は、ハロゲン、C1−4−アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1−4−アルキルオキシ、又はシアノを意味し;
は、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C3−6−シクロアルキル、C3−6−シクロアルキルオキシ、テトラヒドロフラン−3−イルオキシ、テトラヒドロピラン−3−イルオキシ、テトラヒドロピラン−4−イルオキシ、テトラヒドロフラニル−C1−3−アルキルオキシ、テトラヒドロピラニル−C1−3−アルキルオキシ、(het)アリール、(het)アリールオキシ、
1−6−アルキル、C2−6−アルケニル、C2−6−アルキニル、C1−6−アルキルオキシ、C1−6−アルキルアミノを意味し、ここで、各基中の1個のCH基は、場合により、カルボニル又はスルホニルで置き換えられており、そしてここで、各基は、場合により、一フッ素化又は多フッ素化されており、そしてここで、各基は、場合により、
ヒドロキシ、塩素、C1−3−アルキル、C3−6−シクロアルキル、C1−3−アルキルオキシ、アミノ、C1−3−アルキルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ、ピロリジン−1−イル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、ピペラジン−1−イル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−ピペラジン−1−イル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、2−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、カルボキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル、シアノ、アミノカルボニル、C1−3−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル、ピロリジン−1−イル−カルボニル、ピペリジン−1−イル−カルボニル、モルホリン−4−イル−カルボニル、ピペラジン−1−イル−カルボニル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニル、C1−3−アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、C1−3−アルキルスルファニル、C1−3−アルキルスルフィニル、C1−3−アルキルスルホニル、C3−6−シクロアルキル、(het)アリール、又は(het)アリールオキシで更に置換されており;或いは
は、
アミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ、ピロリジン−1−イル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、ピペラジン−1−イル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−ピペラジン−1−イル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(C1−4−アルキルカルボニル)−ピペラジン−1−イル、4−(C3−6−シクロアルキルカルボニル)−ピペラジン−1−イル、4−(C1−4−アルキルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−イル、4−(C1−4−アルキルスルホニル)−ピペラジン−1−イル、2−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル、
(het)アリール−カルボニルアミノ、C1−4−アルキルオキシ−カルボニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−4−アルキル−アミノカルボニルアミノ、(het)アリール−アミノカルボニルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノカルボニルアミノ、ピロリジン−1−イル−カルボニルアミノ、ピペリジン−1−イル−カルボニルアミノ、モルホリン−4−イル−カルボニルアミノ、ピペラジン−1−イル−カルボニルアミノ、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニルアミノ、アミノスルホニルアミノ、C1−3−アルキルアミノ−スルホニルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ−スルホニルアミノ、ピロリジン−1−イル−スルホニルアミノ、ピペリジン−1−イル−スルホニルアミノ、モルホリン−4−イル−スルホニルアミノ、ピペラジン−1−イル−スルホニルアミノ、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−スルホニルアミノ、(C1−3−アルキルオキシ−カルボニルアミノ)カルボニルアミノ、(het)アリールスルホニルアミノ、
N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールカルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリール−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキルオキシ−カルボニルアミノ、N−(アミノカルボニル)−C1−3−アルキルアミノ、N−(C1−3−アルキル−アミノカルボニル)−C1−3−アルキルアミノ、N−[ジ−(C1−3−アルキル)アミノカルボニル]−C1−3−アルキルアミノ、
N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールスルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリール−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、
カルボキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル、アミノカルボニル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル、アゼチジン−1−イル−カルボニル、ピロリジン−1−イル−カルボニル、ピペリジン−1−イル−カルボニル、モルホリン−4−イル−カルボニル、ピペラジン−1−イル−カルボニル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−カルボニル、(het)アリールアミノカルボニル、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールアミノカルボニル、(het)アリール−C1−3−アルキルアミノカルボニル、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリール−C1−3−アルキルアミノカルボニル、
1−3−アルキルスルファニル、C1−3−アルキルスルフィニル、(het)アリールスルホニル、トリフルオロメチルスルファニル、トリフルオロメチルスルフィニル、
アミノスルホニル、C1−3−アルキル−アミノスルホニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノスルホニル、ピロリジン−1−イル−スルホニル、ピペリジン−1−イル−スルホニル、モルホリン−4−イル−スルホニル、ピペラジン−1−イル−スルホニル、4−(C1−3−アルキル)−ピペラジン−1−イル−スルホニルを意味し、
ここで、別の基内の単一単位又は部分構造としてLの定義において記述されている、飽和複素環及びシクロアルキル環は、場合により、フッ素、C1−3−アルキル、C1−3−アルコキシ、C1−3−アルコキシ−C1−3−アルキル、及びヒドロキシから選択される1もしくは2個の基で置換されており;そして
とLは、互いに結合しており、ならびに
とLは、互いに結合しており、
それらは、互いに独立し、かつ各場合においてLとL又はLとLのいずれかが結合している2個の隣接C原子と一緒に、アリール基又はヘテロアリール基(これは、環式基Bに縮合しており、そしてこれは、場合により、R10から選択される1、2、もしくは3個の同一又は異なる基で置換されている)が形成されるように互いに結合しており、
ここで、アリールとは、フェニル又はナフチルを意味し、そして
ヘテロアリールとは、
ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、イソキノリニル、又は
ピロリル、フラニル、チエニル、及びピリジル(ここで、各場合、1もしくは2個のCH基は、Nで置き換えられている)、又は
インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、及びイソキノリニル(ここで、各場合、1〜3個のCH基は、Nで置き換えられている)を意味し、そして
ここで、>N−H含有ヘテロアリールの各場合、存在するすべての>N−H基は、場合により、>N−Rから独立に選択される他の基で置き換えられており、
ここで、別の基内の単一単位又は部分構造として本明細書中に前述の(het)アリールは、本明細書中に上記と同義のアリール基、又は本明細書中に上記と同義のヘテロアリール基、又は1,2−ジヒドロ−2−オキソ−ピリジニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソ−ピリジニル、2,3−ジヒドロ−3−オキソ−ピリダジニル、1,2,3,6−テトラヒドロ−3,6−ジオキソ−ピリダジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−ピリミジニル、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−ピリミジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−ピラジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,3−ジオキソ−ピラジニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−インドリル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾリル、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−ベンゾオキサゾリル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−キノリニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソ−キノリニル、1,2−ジヒドロ−1−オキソ−イソキノリニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソ−シンノリニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−キナゾリニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,4−ジオキソ−キナゾリニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−オキソ−キノキサリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,3−ジオキソ−キノキサリニル、1,2−ジヒドロ−1−オキソ−フタラジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−ジオキソ−フタラジニル、クロマニル、クマリニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル及び3,4−ジヒドロ−3−オキソ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニルからなる群より選択される環(該環の各々は、場合により、R10から互いに独立に選択される1、2、もしくは3個置換基で置換されている)であり、そして
ここで、>N−H含有(het)アリールの各場合、存在するすべての>N−H基は、場合により、>N−Rから独立に選択される他の基で置き換えられており、
ここで、上述のアルキル又はアルキレン部分の各々は、分岐であるか又は非分岐であり得る]で示される化合物、その互変異性体、その立体異性体、その混合物及びその塩、
但し、
一般式(II):
【化187】


[式中、
Rは、水素又はR’O(ここで、R’は、任意の置換基である)であり、
は、メチル、エチル、プロピル、又はフェニルであり、
及びMは、互いに独立に、水素、メチル、エチル、又はヒドロキシであり、そして
環Bは、
結果として総数10個以下の炭素原子を有するBとなる、C5−8−シクロアルキル又はC5−8−シクロアルケニル(これらの各々は、場合により、1個以上のC1−5−アルキル基で置換されている)であるか、或いは
シクロペンチル(これは、1個のメチル基で置換されており、そしてここで、1個以上の炭素原子は、O、S、Nで置き換えられている)であるか、或いは
1−(C1−3−アルコキシ)−シクロペンタ−1−イル、1−(C1−3−アルコキシ)−シクロヘキサ−1−イル、3−ヒドロキシシクロヘキシル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、3−アセトキシ−シクロヘキシル、4−アセトキシ−シクロヘキシル、シクロヘキサノン−4−イル、テトラヒドロフリル、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル、1−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエン−7−イル、1−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、1−アザ−ビシクロ[2.2.2]オクチル、又はアダマンタ−1−イルである]に含まれる化合物を除く。
【請求項2】
m+n+oの合計が、2、3、又は4である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
式(I.1)〜(I.9):
【化188】




[式中、
環Aと縮合しかつカルボニル基に結合している、一般式(I.1)〜(I.9)の二環式アザシクロアルケンコア構造は、場合により、R11及びR12からなる群より互いに独立に選択される、1、2個、もしくはそれ以上の置換基、好ましくは1〜5個、最も好ましくは1、2、もしくは3個の置換基で置換されており、そして
環A及び環Bは、請求項1と同義であり、
11は、
フッ素原子、C1−3−アルキル、フェニル、ヒドロキシ、C1−3−アルキルオキシ、シアノ、カルボキシ、C1−4−アルキルオキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−4−アルキルアミノ−カルボニル、ジ−(C1−4−アルキル)−アミノカルボニル、ヒドロキシ−C1−4−アルキル、又はC1−3−アルキルオキシ−C1−4−アルキル、
好ましくは、フッ素原子、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、又はC1−3−アルキルオキシ、
最も好ましくはメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシ、又はメトキシ、特にメチル又はヒドロキシを意味し、そして
12は、
フッ素原子又はC1−3−アルキル、好ましくはメチル又はエチルを意味する]で示されるうちの一式以上から選択される一般式を特徴とする、請求項1記載の化合物、その互変異性体、その立体異性体、その混合物及びその塩。
【請求項4】
請求項3記載の式(I.1)の部分構造としての、式(I.1−RR)又は式(I.1−SS):
【化189】


[式中、描写するように立体化学配置を有する2,6−メタノ−アゾシンコア構造は、場合により、R11及びR12からなる群より互いに独立に選択される、1、2個、もしくはそれ以上の置換基、好ましくは1、2、3、4、もしくは5個の置換基で置換されており、そしてここで、環A、環B及びR11、R12は、請求項3と同義である]で示される化合物、その互変異性体、その立体異性体、その混合物及びその塩。
【請求項5】
環Aと縮合しかつカルボニル基に結合している、一般式(I.1)〜(I.9)の二環式アザシクロアルケンコア構造か、或いは式(I.1−RR)又は式(I.1−SS)内の2,6−メタノ−アゾシンのコア構造が、場合により、R11で一置換されており、そして場合により、R12から互いに独立に選択される、1、2、もしくは3個の置換基で置換されている(ここで、R11及びR12は、請求項3と同義である)、請求項3又は4記載の化合物、その互変異性体、その立体異性体、その混合物及びその塩。
【請求項6】
表2の実施態様E−1、E2、E3、E4、E−5、E−6、E−7、E−8、E−9、E−10、E−11、E−12、E−13、E−14及びE−15により定義される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
実施態様E4により定義されるように、
(a):環Aが、
ベンゾ、ピロロ、又はピリド環(ここで、該環の各々は、場合により、Rから互いに独立に選択される1もしくは2個の置換基で置換されている、そしてここで、該環の各々の2個の隣接C原子は、場合により、R及びRで置換されている)を意味し;
(b):環Bが、
シクロペンチル、シクロヘキシル、又はシクロヘプチル(これらの各々は、場合により、部分不飽和である、そしてここで、1もしくは2個の−CH−基は、場合により、O、S、カルボニル、又はスルホニルで互いに独立に置き換えられている、そしてここで、1もしくは2個の−CH−基は、場合により、−NR−で置き換えられている)、
ビシクロ[3.1.0]ヘキシル、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[4.1.0]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ[3.2.2]ノニル、ビシクロ[5.2.1]デシル、ビシクロ[4.2.2]デシル、ビシクロ[3.3.2]デシル(これらの各々は、場合により、部分不飽和である、そしてこれらの各々において1もしく2個の−CH−基は、場合により、O、S、−NR−、カルボニル、又はスルホニルで互いに独立に置き換えられており、そしてこれらの各々において1個のCH基は、場合により、Nで置き換えられている)、
アダマンチル(ここで、1個の−CH−基は、O、S、−NR−、カルボニル、又はスルホニルで置き換えられている、そしてここで、1個のCH基は、場合により、Nで置き換えられている)を意味し、
ここで、上記環Bの各々は、場合により、Lから互いに独立に選択される1個以上の置換基、好ましくは1、2、3、もしくは4個の置換基で置換されている、及び/又は
ここで、上記環Bの各々は、場合により、Lから互いに独立に選択される1もしくは2個の置換基で置換されている、及び/又は
ここで、上記環Bの各々の2個の隣接C原子は、場合により、L及びLで置換されており、そして
ここで、上記環B中の各>N−H基は、>N−Rで置き換えられており;
(c):Rが、
水素、C1−6−アルキル、C5−6−シクロアルキル、C1−4−アルキルカルボニル、フェニルカルボニル、C1−4−アルキルオキシカルボニル、C1−3−アルキルアミノカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニル、C1−4−アルキルスルホニル、又はフェニルスルホニル(ここで、各アルキル基及びアルキルの部分構造は、場合により、フッ素で一置換又は多置換されており、そして場合により、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシ、シアノ、又はフェニルで一置換されており、そしてここで、各フェニル基及びフェニルの部分構造はまた、場合により、R10で一置換又は二置換されている)を意味し;
(d):置換基Lが、
フッ素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、及びシアノから選択され;
(e):置換基Lが、
フッ素、塩素、臭素、シアノ、C1−6−アルキル、C2−6−アルケニル、C2−6−アルキニル、ヒドロキシ、C1−4−アルキルオキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、C3-6−シクロアルキル、C3−6−シクロアルキルオキシ、フェニル、フェノキシ、
アミノ、C1−3−アルキルアミノ、ジ−(C1−3−アルキル)アミノ、フェニルメチルアミノ、C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、フェニルメチルカルボニルアミノ、フェニル−カルボニルアミノ、C1−4−アルキルオキシカルボニルアミノ、C1−4−アルキルアミノカルボニルアミノ、フェニルアミノカルボニルアミノ、C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、C3−6−シクロアルキルスルホニルアミノ、フェニルメチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−フェニルカルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−フェニルメチルカルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、
カルボキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル、アミノカルボニル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル、フェニルメチルアミノカルボニル、フェニルアミノカルボニル、N−(C1−3−アルキル)−フェニルアミノカルボニル、アゼチジン−1−イルカルボニル、ピロリジン−1−イルカルボニル、
カルボキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル−C1−3−アルキル、シアノ−C1−3−アルキル、アミノカルボニル−C1−3−アルキル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル−C1−3−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル−C1−3−アルキル、
カルボキシ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル−C1−3−アルキルオキシ、シアノ−C1−3−アルキルオキシ、アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキル−アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、
ヒドロキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルオキシ−C1−3−アルキル、アミノ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルアミノ−C1−3−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−3−アルキル、
1−3−アルキルカルボニルアミノ−C1−3−アルキル、
ヒドロキシ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルオキシ−C1−3−アルキルオキシ、アミノ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルアミノ−C1−3−アルキルオキシ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−3−アルキルオキシ、
1−3−アルキルスルファニル、C1−3−アルキルスルフィニル、及びC1−3−アルキルスルホニルからなる群より選択され、
ここで、別の基内の単一単位又は部分構造として先に記載されているフェニル基は、場合により、同一又は異なっていてもよい1もしくは2個のR10で置換されており;
(f):L及びL(これらは、互いに結合している)が、
これらが結合している隣接炭素原子と一緒に、アリール基又はヘテロアリール基(これは、環式基Bに縮合している)を形成し、ここで、該縮合アリール基又はヘテロアリール基は、ベンゾ、ピリド、ピリミド、ピラジノ、ピリダジノ、ピロロ、フラノ、チエノ、イミダゾ、ピラゾロ、オキサゾロ、イソオキサゾロ、チアゾロ、及びイソチアゾロからなる群より選択され、これらの各々は、場合により、1〜3個の同一又は異なるR10で置換されており;
(g):LとL(これらは、互いに結合している)が、
これらが結合している隣接炭素原子と一緒に、ベンゾ、ピリド、ピリミド、ピラジノ、及びピリダジノから選択される基を形成し、これらの各々は、場合により、1〜3個の同一又は異なるR10で置換されており、
(h):Rが、
フッ素、塩素、シアノ、C1−4−アルキル、ヒドロキシ、C1−4−アルキルオキシ、C3−4−アルケニルオキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、C3−6−シクロアルキルオキシ、
テトラヒドロフラン−3−イルオキシ、テトラヒドロピラン−3−イルオキシ、テトラヒドロピラン−4−イルオキシ、テトラヒドロフラニル−C1−3−アルキルオキシ、テトラヒドロピラニル−C1−3−アルキルオキシ、(het)アリール、(het)アリールオキシ、(het)アリール−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキル−カルボニル、
アミノ、C1−3−アルキルアミノ、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、(het)アリール−カルボニルアミノ、C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−カルボニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールカルボニルアミノ、
N−(C1−3−アルキル)−C1−3−アルキル−スルホニルアミノ、N−(C1−3−アルキル)−(het)アリールスルホニルアミノ、カルボキシ、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル、アミノカルボニル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル、ピロリジン−1−イル−カルボニル、ピペリジン−1−イル−カルボニル、モルホリン−4−イル−カルボニル、
カルボキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルオキシ−カルボニル−C1−3−アルキル、シアノ−C1−3−アルキル、アミノカルボニル−C1−3−アルキル、C1−3−アルキル−アミノカルボニル−C1−3−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル−C1−3−アルキル、ピロリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、ピペリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、モルホリン−4−イル−カルボニル−C1−3−アルキル、
シアノ−C1−3−アルキルオキシ、アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキル−アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノカルボニル−C1−3−アルキルオキシ、ピロリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキル−オキシ、ピペリジン−1−イル−カルボニル−C1−3−アルキルオキシ、モルホリン−4−イル−カルボニル−C1−3−アルキル−オキシ、
ヒドロキシ−C1−3−アルキル、C1−3−アルキルオキシ−C1−3−アルキル、C1−4−アルキルカルボニル−アミノ−C1−3−アルキル、N−(C1−3−アルキル)−C1−4−アルキルカルボニル−アミノ−C1−3−アルキル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル−C1−3−アルキル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル−C1−3−アルキル、3−オキソ−モルホリン−4−イル−C1−3−アルキル、
ヒドロキシ−C1−3−アルキルオキシ、C1−3−アルキルオキシ−C1−3−アルキルオキシ、
1−3−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、C1−3−アルキル−アミノスルホニル、又はジ−(C1−3−アルキル)−アミノスルホニルを意味し、
ここで、別の基内の単一単位又は部分構造として前述の上記(het)アリール基は、フェニル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びトリアジニルからなる群より選択され、ここで、各基は、場合により、同一又は異なるR10で一置換又は二置換されており、
(j):RとRが、
互いに結合して、好ましくは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、プロピレン、及びブチレンから選択される架橋基を形成しているか、或いは
(j):RとRが、
それらが結合している隣接炭素原子と一緒になって、ベンゾ、ピラジノ、イミダゾ、オキサゾロ、及びチアゾロ環(ここで、6員環及びイミダゾ環は、場合により、1もしくは2個のメチル基で置換されており、ならびにその他の5員環は、場合により、1個のメチル基で置換されている)から選択される基を形成し;
(k):置換基R10が、
フッ素、塩素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、及びトリフルオロメトキシから独立に選択され;
(l):置換基R11が、
フッ素、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、及びC1−3−アルキルオキシから独立に選択され;
m)mの定義(m)が、選択肢:m=0の(m)、m=1の(m)、及びm=2の(m)を含み;
n)nの定義(n)が、選択肢:n=0の(n)、n=1の(n)、及びn=2の(n)を含み;
o)oの定義(o)が、選択肢:o=0の(o)、o=1の(o)、及びo=2の(o)を含み;
(p):置換基R12が、メチル及びエチルから互いに独立に選択され;
x)Xの定義(x)が、選択肢:X=CHの(x)、及びX=Nの(x)を含む、
請求項6記載の化合物、その互変異性体、その立体異性体、その混合物、及びその塩。
【請求項8】
請求項1〜7の少なくとも一項記載の化合物と、無機又は有機の酸又は塩基との生理学的に許容しうる塩。
【請求項9】
請求項1〜7の少なくとも一項記載の化合物、又は請求項8記載の生理学的に許容しうる塩を、場合により、1種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に含有する、医薬組成物。
【請求項10】
代謝異常のような、酵素11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(HSD)1を阻害することにより影響を受け得る疾患又は症状の治療又は予防のための、請求項1の除外化合物を含む、請求項1〜7の少なくとも一項記載の化合物、又は請求項8記載の生理学的に許容しうる塩。
【請求項11】
代謝異常のような、酵素11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(HSD)1を阻害することにより影響を受け得る疾患又は症状の治療又は予防に適切な医薬組成物を製造するための、請求項1の除外化合物を含む、請求項1〜7の少なくとも一項記載の少なくとも一つの化合物、又は請求項8記載の生理学的に許容しうる塩の使用。
【請求項12】
請求項1〜7のいずれか記載の一般式(I)の化合物、又は請求項8記載の生理学的に許容しうる塩の製造方法であって、
一般式(III):
【化190】


[式中、基:A、X、m、n、及びoは、請求項1〜7と同義である]で示されるアミンを、一般式(IV):
【化191】


[式中、Bは、請求項1〜7と同義であり、そしてYは、脱離基である]で示される化合物と反応させること、
そして必要であれば、上記の反応で用いられる、任意の保護基を同時に又は順に開裂すること;
所望であれば、官能基の変換に適用され得る所定の方法により、その後、本発明の化合物を、本発明の別の化合物に変換すること、
所望であれば、このようにして得られる一般式(I)の化合物をその立体異性体に分割すること;及び/又は
所望であれば、このようにして得られる一般式(I)の化合物をその塩に、具体的には医薬として使用するためにその生理学的に許容しうる塩に変換すること
を特徴とする方法。

【公表番号】特表2011−520832(P2011−520832A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508887(P2011−508887)
【出願日】平成21年5月12日(2009.5.12)
【国際出願番号】PCT/EP2009/055687
【国際公開番号】WO2009/138386
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】