説明

モータ及び電動パワーステアリング装置

【課題】ブラシ付きのモータにおいて、回転軸の回転時に生じる騒音を低減し、なおかつブラシや軸受の汚染を抑制して信頼性を向上する。
【解決手段】モータ12は、回転軸60に取り付けられた整流子63にブラシ64を接触させ当該ブラシ64を通じて整流子63に通電して回転軸60を回転させるブラシ付きのモータである。回転軸60の整流子63よりも出力側には、回転軸60を支持する軸受90が設けられている。回転軸60における軸受90と整流子63との間には、回転軸60に接触するオイルシール100が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ及び電動パワーステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば自動車用操舵系に用いられる電動式のパワーステアリング装置(EPS:Electric Power Steering)の駆動源として、ブラシ付きのモータが用いられている(特許文献1参照)。
【0003】
ブラシ付きのモータは、ケース内において、回転軸に取り付けられた回転子、回転軸の回転子の出力側に取り付けられた整流子、当該整流子に外側から接触し当該整流子に電流を送るためのブラシ等を有している。回転軸は、出力側とその反対側(後方側)がそれぞれ軸受により支持されている。
【0004】
ブラシ付きのモータでは、生産性等の観点から、例えば回転軸の出力側の軸受が環状のフランジ内側に圧入されて固定され、回転軸の後方側の軸受がケース底部の軸受ハウジングに挿入される構造を採用することが多い。この場合、回転軸の後方側の軸受と軸受ハウジングとの間には、挿入のための僅かな隙間ができる。また、ブラシ付きのモータは、出力に比例して軸長が長くなり、また回転子にコイルを巻く構造で重量が重くなる。このため、回転軸が回転した際には、例えば回転軸の出力側の軸受を支点に回転軸の後方側が振れやすく、騒音も生じやすくなる。この騒音を低減するために、回転軸の後方側の軸受の外周面に弾性体を設けることが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−252851号公報
【特許文献2】特開2005−188527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この場合、弾性体により軸受と軸受ハウジングとの間に生じる音は低減できるが、回転軸が振れることによって生じるモータ全体の騒音は十分に低減できない。
【0007】
また、ブラシ付きのモータでは、整流子に接触して生じたブラシの摩耗粉が回転軸の出力側の軸受に侵入したり、当該軸受のグリスがブラシ側に侵入したりして、ブラシと軸受が互いに汚染し合う恐れがあった。ブラシや軸受が汚染すると、モータの性能が低下し、モータの信頼性が低下することになる。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ブラシ付きのモータにおいて、回転軸の回転時に生じる騒音を低減し、なおかつブラシや軸受の汚染を抑制して信頼性を向上することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明は、回転軸に取り付けられた整流子にブラシを接触させ当該ブラシを通じて前記整流子に通電して回転軸を回転させるブラシ付きのモータであって、回転軸の前記整流子よりも出力側には、回転軸を支持する軸受が設けられ、前記回転軸における前記軸受と前記整流子との間には、前記回転軸に接触するシール部材が設けられている。
【0010】
本発明によれば、回転軸の軸受と整流子の間に回転軸に接触するシール部材が設けられているので、回転軸の回転時の振動を抑制できる。これにより、回転軸の回転時に生じる騒音を低減できる。また、シール部材により、軸受のグリスがブラシ側に侵入したりブラシの摩耗粉が軸受側に侵入することを抑制できる。これにより、ブラシや軸受の汚染を抑制してモータの信頼性を向上できる。
【0011】
前記シール部材は、前記軸受が取り付けられたフランジに取り付けられていてもよい。かかる場合、シール部材を保持するための保持部材を別途設ける必要がなく、モータ構造を簡易なものにできる。また、フランジの製造の際に軸受用の穴とシール部材用の穴の加工を同軸上で行うことができるので、同軸度が確保でき、回転トルクの安定性やシール性の確保に効果がある。また、ブラシと整流子部分の発熱の影響が少なくて済むので、熱によるシール部材の劣化を防止できる。
【0012】
前記シール部材は、前記整流子側から前記フランジに取り付け可能であってもよい。かかる場合、シール部材の取り付けが容易になる。また、外径の大きいシール部材を用いたり、軸受を小型化することができる。
【0013】
前記シール部材は、前記ブラシが保持された前記ブラシホルダに取り付けられていてもよい。かかる場合、シール部材を保持するための保持部材を別途設ける必要がなく、モータ構造を簡易なものにできる。その結果、部品点数が少なくなり低コストになる。
【0014】
前記ブラシホルダは、前記回転軸の前記整流子と前記軸受との間に延びる延伸部を有し、前記延伸部の前記整流子側の面には、凹部が形成され、前記凹部に前記シール部材が設けられていてもよい。かかる場合、シール部材をブラシホルダの整流子側の面から取り付けることができるので、シール部材の取り付けが容易になる。シール部材がブラシホルダと一体的になるので、モータの組み立て作業性が良い。
【0015】
前記シール部材は、弾性を有していてもよい。かかる場合、回転軸の回転により生じる振動を効果的に抑制できる。
【0016】
前記シール部材は、オイルシールであってもよい。かかる場合、騒音が少なく信頼性の高いモータを安価に実現できる。
【0017】
別の観点による本発明は、上述のモータを有する電動パワーステアリング装置である。本発明によれば、騒音が少なく、モータの信頼性が高い電動パワーステアリング装置を実現できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ブラシ付きのモータの騒音を低減し、なおかつ信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】電動パワーステアリング装置の構成の概略を示す説明図である。
【図2】ウォーム減速機構の構成の概略を示す説明図である。
【図3】モータの構成を示す断面図である。
【図4】オイルシールの構成を示す断面図である。
【図5】オイルシールがフランジの整流子側の面に取り付けられた場合のモータの断面図である。
【図6】オイルシールがブラシホルダに取り付けられた場合のモータの断面図である。
【図7】オイルシールの抜けを防止する抜け防止部材が設けられた場合のモータの断面図である。
【図8】オイルシールがブラシホルダの軸受側に取り付けられた場合のモータの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるモータを有する電動パワーステアリング装置1の構成の概略を示す説明図である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
電動パワーステアリング装置1は、例えばコラムタイプのものであり、車両のステアリングホイールHが固定されるステアリングシャフト10と、ラック・ピニオン運動変換機構11と、ステアリングホイールHに付加された操舵トルクに応じて補助操舵トルクを発生させるモータ12と、モータ12とステアリングシャフト10との間に介在され、モータ12の回転を減速させるウォーム減速機構13等を有している。
【0022】
ステアリングシャフト10は、ステアリング入力軸10aとステアリング出力軸10bを有し、ハウジング20に覆われている。ステアリング入力軸10aの上端にステアリングホイールHが固定されている。ステアリング入力軸10aとステアリング出力軸10bは、トルクセンサ21のトーションバーを介して接続されている。ステアリングホイールHの操作により生じる操舵トルクは、ステアリング入力軸10aを通じてトルクセンサ21により検出され、その検出された操舵トルクに基づいてモータ12の出力が制御される。このモータ12の構成の詳細については後述する。
【0023】
ウォーム減速機構13は、例えば図2に示すようにステアリング出力軸10bに取り付けられたウォームホイール30と、ウォームホイール30の外周歯車に噛み合うウォーム31を有している。ウォーム31は、ハウジング32に対して固定されている2つの軸受33、34により支持されている。ウォーム31の一端は、モータ12の後述する回転軸60に対して同軸上にスプライン構造で結合されている。これにより、例えばステアリング出力軸10b及びウォームホイール30の駆動によりウォーム31が受けた軸方向Xの反力を、ウォーム減速機構13において吸収できる。
【0024】
図1に示すようにステアリング出力軸10bとラック・ピニオン運動変換機構11とは、2つの自在継手40、41と連結部材42により連結されている。また、ラック・ピニオン運動変換機構11は、ラック・ピニオンギアによりステアリング出力軸10bと操作車輪のタイロッドを接続している。
【0025】
モータ12により出力された回転力は、ウォーム減速機構13を介して、補助操舵トルクとしてステアリング出力軸10bに伝達され、当該補助操舵トルクは、ステアリング出力軸10bからラック・ピニオン運動変換機構11を介して操作車輪のタイロッドに伝達される。
【0026】
次に、モータ12の構成について説明する。モータ12は、例えば図3に示すように有底円筒形のケース(ヨーク)50と、ケース50の開口部を塞ぐように設置された環状のフランジ51等を有している。
【0027】
ケース50内には、回転軸60に固定された回転子61と、ケース50側に固定されたマグネット62と、回転軸60における回転子61の出力側(図3の左側)に配置された整流子63と、整流子63に接触するブラシ64と、ブラシ64を保持するブラシホルダ65等が設けられている。
【0028】
回転子61は、コア(鉄心)70と、コア70に巻かれたコイル71を有している。マグネット62は、コア70の外周面に対向するように、マグネットホルダ72に保持されてケース50の内周面に固定されている。
【0029】
整流子63は、コイル71の回転軸60の出力側に設けられている。ブラシ64は、整流子63の周りの複数個所に配置され、整流子63の外周面に接触している。ブラシ64には、電力供給の端子となるピッグテール64aが設けられている。
【0030】
ブラシホルダ65は、例えば環状に形成されており、例えばブラシ64を収容するブラシ収容部80と、ブラシ64及びブラシ収容部80をフランジ51に固定するためのステー部81を有している。ブラシ収容部80は、スプリング82を有し、スプリング82の付勢力によりブラシ64を整流子63に押し付けた状態でブラシ64を保持している。ステー部81は、ネジ83によってフランジ51の整流子63側の面に固定されている。
【0031】
回転軸60には、回転子61及び整流子63を挟んだ両側に回転軸60を支持する軸受90、91がそれぞれ設けられている。回転軸60の出力側の軸受90は、環状のフランジ51の内側に設けられている。フランジ51の出力側の面には、凹部51aが形成され、軸受90は、フランジ51の凹部51aに出力側から圧入されている。これにより、軸受90の外周部がフランジ51に固定されている。回転軸60の後方側(図3の右側)の軸受91は、ケース50の底面に形成された凹状の軸受ハウジング50aに挿入されている。なお、本実施の形態の場合、軸受90がフランジ51の凹部51aに対して圧入されて固定されているのに対し、軸受91は、ケース50の軸受ハウジング50aに対して挿入されており、軸受91と軸受ハウジング50aとの間には、挿入のための僅かな隙間があり、軸受91は、軸受90よりも動きやすくなっている。
【0032】
回転軸60における整流子63と軸受90との間には、回転軸60に接触する環状のオイルシール100が設けられている。オイルシール100は、例えば軸受90と同じフランジ51の凹部51aに設けられている。オイルシール100は、例えばフランジ51の出力側の面から凹部51a内に装着されている。オイルシール100は、例えば図4に示すように回転軸60に接触するリップ部100a内にばね100bを有し、弾性を有している。このオイルシール100により、軸受90と、整流子63及びブラシ64とが隔離される。なお、この実施の形態では、オイルシール100は、軸受90よりも小さい外径を有している。
【0033】
図3に示すようにケース50とフランジ51の間の一部には、ケース50の外部から内部に通じるバスバー端子110を通すグロメット111が設けられている。これにより、外部の電力供給源からケース50内のブラシ64等に電力を供給できる。
【0034】
以上の構成のモータ12では、ブラシ64を通じて整流子63に電力が供給され、整流子63を通じて回転子61のコイル71に電流が流れることにより、回転軸60が回転する。
【0035】
本実施の形態によれば、回転軸60における軸受90と整流子63の間に回転軸60に接触するオイルシール100が設けられているので、回転軸60の回転時の振動をオイルシール100が吸収し、回転軸60の振動を抑制できる。これにより、回転軸60の回転時に生じる騒音を低減できる。また、オイルシール100により、軸受90のグリスがブラシ64側に侵入したりブラシ64の摩耗粉が軸受90側に侵入することを抑制できる。これにより、ブラシ64や軸受90の汚染を抑制してモータ12の信頼性を向上できる。
【0036】
オイルシール100は、軸受90が取り付けられたフランジ51に取り付けられているため、オイルシール100を保持するための保持部材を別途設ける必要がなく、モータ構造を簡易なものにできる。また、フランジ51の製造の際に軸受90用の穴とオイルシール100用の穴の加工を同じチャックの同軸上で行うことができるので、同軸度が確保でき、回転トルクの安定性やシール性の確保に効果がある。また、ブラシ64と整流子63のある部分の発熱の影響が少なくて済むので、熱によるオイルシール100の劣化を防止できる。
【0037】
オイルシール100は、リップ部100aにばね100bを備え、弾性を有している。これにより、回転軸60の回転により生じる振動を効果的に抑制できる。
【0038】
また、本実施の形態では、モータ12が電動パワーステアリング装置1に搭載されているので、騒音が少なくモータ12の信頼性が高い電動パワーステアリング装置1を実現できる。
【0039】
上記実施の形態で記載したオイルシール100は、図5に示すように整流子63側からフランジ51に取り付け可能であってもよい。かかる場合、フランジ51の整流子63側の面には、凹部51bが形成され、オイルシール100は、凹部51bに嵌め込まれている。これにより、オイルシール100の取り付けを容易に行うことができる。特に、軸受90よりも径の大きなオイルシール100の場合でも、オイルシール100を軸受90と異なる側から容易に取り付けることができる。また、外径の大きいオイルシール100を用いたり、軸受90を小型化することができる。
【0040】
以上の実施の形態では、オイルシール100がフランジ51に取り付けられていたが、ブラシホルダ65に取り付けられていてもよい。かかる場合、例えば図6に示すようにブラシホルダ65は、整流子63と軸受90との間の回転軸60の近傍まで延びる延伸部65aを有しており、当該延伸部65aの整流子63側の面には、凹部65bが形成されている。オイルシール100は、凹部65bに嵌め込まれている。かかる場合、オイルシール100を保持するための保持部材を別途設ける必要がなく、モータ構造を簡易なものにできる。また、オイルシール100をブラシホルダ65の整流子63側から取り付けることができるので、オイルシール100の取り付けを容易に行うことができる。また、オイルシール100がブラシホルダ65と一体的になるので、モータ12の組み立て作業性が良い。
【0041】
また、図7に示すように例えばブラシホルダ65を樹脂で一体成形する場合に、オイルシール100はブラシホルダ65に軽圧入又は隙間嵌合で挿入される。その場合に、オイルシール100が整流子63側に抜けるのを防止する抜け防止部材120を設けてもよい。かかる抜け防止部材120は、例えば突起状、爪状に形成されていてもよい。
【0042】
また、オイルシール100は、ブラシホルダ65の軸受90側に設けられていてもよい。この場合、例えば図8に示すようにブラシホルダ65の延伸部65aの軸受90側の面に凹部65bが形成され、オイルシール100は、凹部65bに嵌め込まれている。かかる場合、オイルシール100に対するブラシ64と整流子63からの熱的な影響が小さくなるので、オイルシール100の劣化を防止できる。また、オイルシール100が整流子63側に抜けるのを防止できる。
【0043】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0044】
例えば以上の実施の形態で記載したケース50内の構成は、他の構成であってもよい。例えば以上の実施の形態では、軸受90がフランジ51の凹部51aに対して圧入されて固定され、軸受91がケース50の軸受ハウジング50aに対して挿入されており、軸受90が軸受91よりも動きやすくなっていたが、例えば軸受90がフランジ51の凹部51aに対して挿入され、軸受91がケース50の軸受ハウジング50aに対して圧入固定され、軸受90が軸受91よりも動きやすくなっていてもよい。かかる場合も例えば回転軸60の軸受91側を支点に軸受90が振れて回転軸60が振動しやすくなるが、回転軸60に接触するオイルシール100により回転軸60の振動を抑制できる。
【0045】
また、以上の実施の形態では、シール部材としてオイルシール100を用いていたが、Oリングなどの他のシール部材を用いてもよい。また、以上の実施の形態では、モータ12が電動パワーステアリング装置1に適用された例を示したが、本発明は、他の用途の装置のモータにも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、ブラシ付きのモータにおいて、回転軸の回転時に生じる騒音を低減し、なおかつブラシや軸受の汚染を抑制して信頼性を向上する際に有用である。
【符号の説明】
【0047】
1 電動パワーステアリング装置
12 モータ
50 ケース
51 フランジ
60 回転軸
61 回転子
63 整流子
64 ブラシ
65 ブラシホルダ
90 軸受
100 オイルシール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸に取り付けられた整流子にブラシを接触させ当該ブラシを通じて前記整流子に通電して回転軸を回転させるブラシ付きのモータであって、
前記回転軸の前記整流子よりも出力側には、回転軸を支持する軸受が設けられ、
前記回転軸における前記軸受と前記整流子との間には、前記回転軸に接触するシール部材が設けられている、モータ。
【請求項2】
前記シール部材は、前記軸受が取り付けられたフランジに取り付けられている、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記シール部材は、前記整流子側から前記フランジに取り付け可能である、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記シール部材は、前記ブラシを保持する前記ブラシホルダに取り付けられている、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記ブラシホルダは、前記回転軸の前記整流子と前記軸受との間に延びる延伸部を有し、
前記延伸部の前記整流子側の面には、凹部が形成され、
前記凹部に前記シール部材が設けられている、請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記シール部材は、弾性を有する、請求項1〜5のいずれかに記載のモータ。
【請求項7】
前記シール部材は、オイルシールである、請求項1〜6のいずれかに記載のモータ。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載のモータを有する電動パワーステアリング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−80620(P2012−80620A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221252(P2010−221252)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】