説明

ユーザプロファイリングのためのポジションデータの高速クラスタ化

ポジションクラスタ化の方法は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持することを含む。方法は、クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加することをさらに含む。

【発明の詳細な説明】
【分野】
【0001】
以下の記述は、一般的に、ワイヤレス通信に関し、さらに詳細には、ポジションクラスタ化の方法に関する。
【背景】
【0002】
ポジションクラスタ化アルゴリズムは、Zhou氏らによる、データエンジニアリングに関する国際会議,517−526頁,ISBN#978−1−4244−0382−0の“Mining Personally Important Places from GPS Tracks”の中で提供されている。DJクラスタと呼ばれるポジションクラスタ化アルゴリズムは、各GPSポイントをループさせて、特定の半径を持つ中心ポイントにおける近傍を計算できるように、各GPSポイントを記憶する。DJクラスタアルゴリズムは、セル電話機上で実行するのに十分に効率的ではない。したがって、より効率的なポジションクラスタ化アルゴリズムが必要である。
【概要】
【0003】
本開示のある態様では、ポジションクラスタ化の方法は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持することを含む。方法は、クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加することをさらに含む。
【0004】
本開示のある態様では、ワイヤレス端末において、データのポジションクラスタ化を提供する方法は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持することと;ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得し、GPS座標は、ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであることと;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させることと;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加することと;取得されたポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージすることと;ワイヤレス端末のディスプレイ上でクラスタのセットを表示することとを含む。
【0005】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持する手段と;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加する手段とを備える。
【0006】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持する手段と、装置のGPS座標を周期的に取得する手段であって、GPS座標は、装置のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントである手段と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させる手段と;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加する手段と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージする手段と;装置のディスプレイ上でクラスタのセットを表示する手段とを備える。
【0007】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、処理システムを備える。処理システムは、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持するように構成されている。処理システムは、クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加するようにさらに構成されている。
【0008】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、処理システムを備える。処理システムは、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持するようにと;ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得し、GPS座標は、ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであるようにと;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成するようにと;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加するようにと;取得されたポイントが、第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、クラスタのセット中の第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするようにと;ワイヤレス端末のディスプレイ上でクラスタのセットを表示するように構成されている。
【0009】
本開示のある態様では、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータ読み取り可能媒体を具備する。コンピュータ読み取り可能媒体は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持するためのコードを含む。コンピュータ読み取り可能媒体は、クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加するためのコードをさらに含む。
【0010】
本開示のある態様では、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータ読み取り可能媒体を具備する。コンピュータ読み取り可能媒体は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持するためのコードと;ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得するためのコードであって、GPS座標は、ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであるコードと;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させるためのコードと;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加するためのコードと;取得されたポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするためのコードと;ワイヤレス端末のディスプレイ上でクラスタのセットを表示するためのコードとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、例示的な装置のハードウェア構成を図示しているブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、例示的な方法を図示している第1のダイヤグラムである。
【図3】図3は、例示的な方法を図示している第2のダイヤグラムである。
【図4】図4は、例示的な方法を図示している第3のダイヤグラムである。
【図5】図5は、例示的な方法を図示している第4のダイヤグラムである。
【図6】図6は、例示的な方法の構成を図示している第5のダイヤグラムである。
【図7】図7は、例示的な方法のフローチャートである。
【図8】図8は、例示的な方法の別のフローチャートである。
【図9】図9は、例示的な装置のモジュールのダイヤグラムである。
【図10】図10は、例示的な装置の別のモジュールのダイヤグラムである。
【詳細な説明】
【0012】
添付した図面を参照して、新規なシステム、装置および方法のさまざまな態様をこれからさらに十分に説明する。しかしながら、教示の開示は、多くの異なる形態で具現化され、本開示全体を通して提示される何らかの特定の構造または機能に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、本開示が、徹底して完全なものになるように、および、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるために、これらの態様を提供する。ここでの教示に基づいて、本開示の範囲は、別々に実現するか、または、本発明の他の何らかの態様との組み合わせで実現するかにかかわらず、ここで開示した新規なシステム、装置および方法の何らかの態様をカバーすることを意図していることを、当業者は正しく認識すべきである。例えば、ここで示す任意の数の態様を使用して、装置を実現してもよく、または、方法を実施してもよい。さらに、ここで示す本発明のさまざまな態様に加えて、あるいは、ここで示す本発明のさまざまな態様以外の、他の構造、機能性、あるいは、構造または機能性を使用して実施する、このような装置もしくは方法をカバーすることを、本発明の範囲は意図している。ここに開示した何らかの態様は、請求項のうちの1つ以上のエレメントにより具現化してもよいことを理解すべきである。
【0013】
本発明のさまざまな態様を組み込むのに適切な装置の例は、これには限定されないが、ワイヤレスネットワーク中で動作可能なUEを含む。UEは、移動電話機、ユーザ端末、移動局、移動デバイス、加入者局、ワイヤレスデバイス、端末、アクセス端末、ノード、ハンドヘルドデバイス、または他のいくつかの適切な専門用語で呼ばれることがある。本開示全体を通して記述したさまざまな概念は、それらの特定の学術用語に関わらず、すべての適切な装置に適用することを意図している。
【0014】
図1を参照して、装置のさまざまな態様をこれから提示する。図1は、装置のハードウェア構成を図示している概念ブロックダイヤグラムである。装置100は、プロセッサ104と、プロセッサ104に結合されている機械読み取り可能媒体(メモリ)108と、プロセッサ104に結合されているディスプレイ102と、プロセッサ104に結合されているトランシーバ106とを備える。トランシーバ106は、GPS受信機を備える。プロセッサ104および機械読み取り可能媒体108は一緒に、処理システム110と呼ばれることがある。しかしながら、処理システム110は、特定のプロセッサ104の構成に対して、機械読み取り可能媒体108を有さないプロセッサ104を備えているかもしれない。
【0015】
処理システム110は、1つ以上のプロセッサを備えていてもよい。汎用マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートウェイアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、制御装置、状態機械、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、情報の、計算または他の操作を実行できる他の適切な何らかのエンティティの任意の組み合わせで、1つ以上のプロセッサを実現できる。
【0016】
処理システム110はまた、ソフトウェアを記憶するための機械読み取り可能媒体108を備えていてもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のものと呼ばれるかに関わらず、何らかの命令のタイプを意味するように広く解釈されるものとする。命令は、(例えば、ソースコードのフォーマットで、バイナリコードフォーマットで、実行可能なコードのフォーマットで、または、他の何らかの適切なコードのフォーマットで)コードを含んでいてもよい。命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されるとき、以下に記述するさまざまな機能とともに、他のプロトコル処理機能を処理システム110に実行させる。
【0017】
機械読み取り可能媒体108は、プロセッサのうちの1つ以上中に一体化している記憶装置を含んでいてもよい。機械読み取り可能媒体108はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、DVD、または、他の何らかの適切な記憶デバイスのような、1つ以上のプロセッサの外部にある記憶装置を含んでいてもよい。さらに、機械読み取り可能媒体108は、データ信号をエンコードする伝送線路または搬送波を含んでいてもよい。当業者は、処理システムに対して記述した機能性をどのように実現することが最良であるかを認識するだろう。
【0018】
図2は、例示的な方法を図示しているダイヤグラム200である。Pは、処理されることになるポイントのセットであると仮定する。各ポイントは、緯度、経度、および時間で構成されており、それゆえ、特定の時間におけるUE100のロケーションを規定する。Cは、クラスタの集合であると仮定する。Pが、処理されることになるポイントの第1のセットである場合、Cは空のセットに初期化されている。クラスタは、長方形、重心、およびポイントの数Nにより規定される。長方形は、4つの値:左経度(long_l)、右経度(long_r)、下緯度(lat_b)、上緯度(lat_t)により規定される。重心は、緯度および経度により規定され、クラスタ中のポイントの平均の緯度および経度(すなわち、密度中心)である。重心は常に長方形内にある。ポイントの数Nは、0よりも大きい整数である。ポイントがクラスタに追加されるとき、または、2つのクラスタがマージするときに、それぞれの長方形の境界線が、2つの定数:緯度距離(dalt)および経度距離(dlong)に関して規定される。Pの中の各ポイントpに対して、UE100は、クラスタCの集合中の各クラスタの長方形中にpが含まれているかを決定する。pがクラスタにより境界をつけられる場合に、pはクラスタに追加される。1つより多いクラスタがpに境界をつける場合、それらのクラスタは互いにマージされる。どのクラスタもpに境界をつけない場合、ポイントpを含む新たなクラスタが生成される。
【0019】
図2中に示されているように、ポイントp1はいずれのクラスタによっても境界をつけられておらず、それゆえ、ポイントp1を含む新たなクラスタC1が生成される。クラスタC1は、重心C1により規定され、重心C1は、ポイントp1の緯度および経度に等しい。上緯度(C1_lat_t)および下緯度(C1_lat_b)が重心C1からのdlatであり、かつ、左経度(C1_long_l)および右経度(C1_long_r)が、重心C1からのdlongであるように、長方形の辺が設定される。クラスタC1中のポイントの数Nは、1に設定される。
【0020】
図3は、例示的な方法を図示しているダイヤグラム300である。図3中に示されているように、ポイントp2はいずれのクラスタによっても境界をつけられておらず、それゆえ、ポイントp2を含む新たなクラスタC2が生成される。クラスタC2は、重心C2により規定され、重心C2は、ポイントp2の緯度および経度に等しい。上緯度(C2_lat_t)および下緯度(C2_lat_b)が重心C2からのdlatであり、かつ、左経度(C2_long_l)および右経度(C2_long_r)が、重心C2からのdlongであるように、長方形の辺は設定される。クラスタC2中のポイントの数Nは、1に設定される。
【0021】
図4は、例示的な方法を図示しているダイヤグラム400である。例示的な方法により、以前にクラスタに追加されたポイントに関する情報を保持することなく、ポイントの追加により、クラスタを成長させて、再定義することが可能になる。したがって、クラスタを成長させ、再定義するのにより少ない計算が必要とされるため、例示的な方法を効率的に実現することができる。図4中に示されているように、新たなポイントpnewはクラスタC1により境界をつけられ、それゆえ、クラスタC1に追加される。上緯度および下緯度は、これらが新たなポイントpnewのdlat内である場合に、調節される。左経度および右経度は、これらが新たなポイントpnewのdlong内である場合に、調節される。まとめると、以下の調節が、上緯度、下緯度、左経度、および右経度に対して行われる:
【数1】

【0022】
図4では、上緯度(C1_lat_t)および右経度(C1_long_r)は、それらがそれぞれ、新たなポイントpnewからのdlatおよびdlongであるように調節されている。重心は以下のように調節される:
【数2】

【0023】
ポイントの数Nは、N+1に等しく設定される。
【0024】
図5は、例示的な方法を図示しているダイヤグラム500である。ポイントが1つより多いクラスタにより境界をつけられている場合、ポイントに境界をつけるクラスタはマージされる。図5中に示されているように、クラスタC1およびC2は、クラスタC3を形成するように一緒にマージされている。クラスタC3は、2つのクラスタC1、C2の結合である。つまり、C3の上緯度、下緯度、左経度、および右経度は、それぞれ、C1およびC2の上緯度のうちの一番上と、C1およびC2の下緯度のうちの一番下と、C1およびC2の左経度のうちの一番左と、C1およびC2の右経度のうちの一番右とに設定されている。重心C3は以下のように計算される:
【数3】

【0025】
C3中のポイントの数Nは、C1中のポイントの数にC2中のポイントの数を加えて設定される。
【0026】
図6は、例示的な方法の構成を図示している第5のダイヤグラムである。上記で論じたように、各ポイントは、緯度、経度、および時間に関係している。時間エレメントにより、特定の時間期間の後にクラスタを段階的に除去し、時間に依存して新たなクラスタを段階的に導入できるようになる。本質的に、最近のユーザアクティビティを表示するために、時間エレメントによって、クラスタを“フレッシュ”にすることができるようになる。1つの構成では、特定の時間期間の後にクラスタを段階的に除去し、時間期間の満了において新たなクラスタを開始する。時間期間は、例えば、60日であってもよい。このような構成では、古いクラスタは、時間期間の後に無視され、新たなクラスタがその後、新たに取得されたGPS座標により開始される。このような構成の例が、図6のダイヤグラム602中に示されている。別の構成では、古いクラスタセットの満了時間が近づくにつれて、新たなクラスタセットが、新たに取得されたGPS座標により開始される。新たなクラスタセットは、古いクラスタセットが無視されるまで、ユーザに表示または提供されない。このような構成の例が、図6のダイヤグラム604中に示されている。ダイヤグラム604では、点線の時間において、特定のクラスタはユーザに表示または提供されない。
【0027】
別の構成では、新たなクラスタセットが周期的に、例えば、60日毎に、開始される。しかしながら、新たなクラスタセットは、最も大きな5つくらいのクラスタセットから開始される。このような構成では、最も大きな5つのクラスタセット中のポイントの数を減少させてもよい。また別の構成では、指定された時間期間の後に、新たなポイントを捕捉しないクラスタはドロップされる。
【0028】
図7は、例示的な方法のフローチャート700である。方法は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持すること(702)を含む。方法は、クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加すること(704)をさらに含む。
【0029】
1つの構成では、各ポイントは、緯度、経度、および捕捉の時間を含む。1つの構成では、長方形の境界線は、第1の緯度と、第1の緯度の北の第2の緯度と、第1の経度と、第1の経度の東の第2の経度とにより規定される。1つの構成では、ポイントがクラスタに追加されるときに、長方形の境界線が以下のように調節される:
・第1の経度を引いたポイントの経度が、予め定められている経度距離よりも短いときに、第1の経度は、予め定められている経度距離を引いたポイントの経度に等しく設定される;
・ポイントの経度を引いた第2の経度が、予め定められている経度距離よりも短いときに、第2の経度は、予め定められている経度距離を加えたポイントの経度に等しく設定される;
・第1の緯度を引いたポイントの緯度が、予め定められている緯度距離よりも短いときに、第1の緯度は、予め定められている緯度距離を引いたポイントの緯度に等しく設定される;
・ポイントの緯度を引いた第2の緯度が、予め定められている緯度距離よりも短いときに、第2の緯度は、予め定められている緯度距離を加えたポイントの緯度に等しく設定される。
【0030】
1つの構成では、ポイントがクラスタに追加されるとき、クラスタ内のポイントの数は、1だけインクリメントされる。1つの構成では、重心は、クラスタ内のポイントの平均緯度と平均経度であり、ポイントがクラスタに追加されるとき、重心は以下のように調節される:
【数4】

【0031】
ここで、centroid.latitudeは、重心の緯度であり、centroid.longitudeは、重心の経度であり、p.latitudeは、ポイントの緯度であり、p.longitudeは、ポイントの経度であり、Nは、ポイントがクラスタに追加される前の、クラスタ中のポイントの数である。
【0032】
1つの構成では、方法は、新たなポイントが、クラスタのセット中のクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させることをさらに含む。1つの構成では、新たなポイントは、緯度および経度を含み;新たなクラスタの重心は、新たなポイントの緯度および経度を含み;長方形の境界線は、予め定められている経度距離を引いた新たなポイントの経度に等しい最も西の経度と、予め定められている経度距離を加えた新たなポイントの経度に等しい最も東の経度と、予め定められている緯度距離を引いた新たなポイントの緯度に等しい最も南の緯度と、予め定められている緯度距離を加えた新たなポイントの緯度に等しい最も北の緯度とにより規定される。
【0033】
1つの構成では、方法は、新たなポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージすることをさらに含む。1つの構成では、新たなクラスタの長方形の境界線は、第1のクラスタおよび第2のクラスタの、最も北の緯度と、最も南の緯度と、最も西の経度と、最も東の経度とにそれぞれ等しい、北緯度と、南緯度と、西経度と、東経度とより規定される。さらに、新たなクラスタの重心は、以下のように計算される:
【数5】

【0034】
ここで、centroid.latitudeおよびcentroid.longitudeは、それぞれ、新たなクラスタの重心の緯度および経度であり;C1.Nは、第1のクラスタ中のポイントの数であり;C1.centroid.latitudeおよびC1.centroid.longitudeは、それぞれ、第1のクラスタの重心の緯度および経度であり、C2.Nは、第2のクラスタ中のポイントの数であり;C2.centroid.latitudeおよびC2.centroid.longitudeは、それぞれ、第2のクラスタの重心の緯度および経度である。さらに、新たなクラスタのポイントの数Nは、N=C1.N+C2.Nのように計算される。
【0035】
1つの構成では、各ポイントは、緯度、経度、および時間を含み、クラスタのセットは、クラスタの経年数に基づいて維持される。1つの構成では、周期的な予め定められている時間期間の終了において、クラスタのセット中のすべてのクラスタは削除され、クラスタのセットは、新たに捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる。1つの構成では、周期的な予め定められている時間期間の終了において、クラスタのセット中のすべてのクラスタは削除され、クラスタのセットは、対応する予め定められている時間期間の終了より前の時間期間中に捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる。1つの構成では、周期的な予め定められている時間期間の終了において、クラスタのセット中の、最も少ない数のポイントを持つクラスタのセットが削除される。クラスタの新たなセットは、削除されなかった残りのクラスタから開始できる。
【0036】
図8は、例示的な方法のフローチャート800である。方法は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持すること(802)と;ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得し、GPS座標は、ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであること(804)と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させること(806)と;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加すること(808)と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージすること(810)と;ワイヤレス端末のディスプレイ上でクラスタのセットを表示すること(812)とを含む。
【0037】
図9は、例示的な装置100のモジュールのダイヤグラム900である。例示的な装置100は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持するモジュール902を備える。例示的な装置100は、クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加するモジュール904をさらに備える。
【0038】
図10は、例示的な装置100のモジュールのダイヤグラム1000である。 例示的な装置100は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持するモジュール1002と;ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得するモジュールであって、GPS座標は、ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであるモジュール1004と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させるモジュール1006と;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加するモジュール1008と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするモジュール1010と;ワイヤレス端末のディスプレイ上でクラスタのセットを表示するモジュール1012とを備える。
【0039】
1つの構成では、装置は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持する手段と;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタにポイントを追加する手段とを備える。1つの構成では、装置は、クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、クラスタのセットを維持する手段と、装置のGPS座標を周期的に取得する手段であって、GPS座標は、装置のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントである手段と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させる手段と;クラスタが、クラスタの長方形の境界線と、クラスタ内の重心と、クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、クラスタのセット中のクラスタに取得されたポイントを追加する手段と;取得されたポイントが、クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、第1のクラスタと第2のクラスタとを新たなクラスタにマージする手段と;装置のディスプレイ上でクラスタのセットを表示する手段とを備える。前述した手段は、前述した手段の各々において識別される機能を実行するように構成されている処理システム110である。特に、プロセッサ104中の前述した手段は、前述した手段の各々において識別される機能を実行するように構成されている。
【0040】
当業者が、開示の全範囲を十分に理解できるようするために、先の説明を提供している。ここで開示したさまざまな構成に対する修正は、当業者にとって容易に明らかになるだろう。したがって、特許請求の範囲は、ここで記述した開示のさまざまな態様に限定することを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と矛盾しない全範囲に一致させるべきである。エレメントへの単数での言及は、“1つおよび1つのみ”と特に述べられていない限り、“1つおよび1つのみ”を意味することを意図しているのではなく、むしろ“1つ以上の”を意味することを意図している。そうでないことが特に述べられていない限り、“いくつか”という用語は、1つ以上のことを指している。当業者に知られ、または後に知られることになる、本開示全体を通して記述したさまざまな態様のエレメントに対するすべての構造的および機能的な均等物は、参照によりここに明確に組み込まれ、特許請求の範囲により含まれることを意図している。さらに、ここで開示したものは、このような開示が特許請求の範囲中に明示的に記載されているか否かにかかわらず、公共に捧げられることを意図していない。どの請求項のエレメントも、エレメントが“する手段”というフレーズを使用して明確に記載されていない限り、または、方法の請求項のケースでは、エレメントが“するステップ”というフレーズを使用して記載されていない限り、合衆国法典第35部第112条第6パラグラフの規定の下で解釈すべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポジションクラスタ化の方法において、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持することと、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記ポイントを追加することとを含む方法。
【請求項2】
各ポイントは、緯度、経度、および捕捉の時間を含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記長方形の境界線は、第1の緯度と、前記第1の緯度の北の第2の緯度と、第1の経度と、前記第1の経度の東の第2の経度とにより規定される請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるときに、前記長方形の境界線は、
前記第1の経度を引いた前記ポイントの経度が、予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第1の経度は、前記予め定められている経度距離を引いた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記ポイントの経度を引いた前記第2の経度が、前記予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第2の経度は、前記予め定められている経度距離を加えた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記第1の緯度を引いた前記ポイントの緯度が、予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第1の緯度は、予め定められている緯度距離を引いた前記ポイントの緯度に等しく設定され、
前記ポイントの緯度を引いた前記第2の緯度が、前記予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第2の緯度は、前記予め定められている緯度距離を加えた前記ポイントの緯度に等しく設定されるように調節される請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記クラスタ内のポイントの数は、1だけインクリメントされる請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記重心は、前記クラスタ内の前記ポイントの平均緯度と平均経度であり、前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記重心は以下のように調節され、
【数1】

ここで、centroid.latitudeは、前記重心の緯度であり、centroid.longitudeは、前記重心の経度であり、p.latitudeは、前記ポイントの緯度であり、p.longitudeは、前記ポイントの経度であり、Nは、前記ポイントが前記クラスタに追加される前の、前記クラスタ中のポイントの数である請求項1記載の方法。
【請求項7】
新たなポイントが、前記クラスタのセット中のクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させることをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記新たなポイントは、緯度および経度を含み、
前記新たなクラスタの重心は、前記新たなポイントの緯度および経度を含み、
前記長方形の境界線は、予め定められている経度距離を引いた前記新たなポイントの経度に等しい最も西の経度と、前記予め定められている経度距離を加えた前記新たなポイントの経度に等しい最も東の経度と、予め定められている緯度距離を引いた前記新たなポイントの緯度に等しい最も南の緯度と、前記予め定められている緯度距離を加えた前記新たなポイントの緯度に等しい最も北の緯度とにより規定される請求項7記載の方法。
【請求項9】
新たなポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージすることをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記新たなクラスタの長方形の境界線は、前記第1のクラスタおよび前記第2のクラスタの、最も北の緯度と、最も南の緯度と、最も西の経度と、最も東の経度とにそれぞれ等しい、北緯度と、南緯度と、西経度と、東経度とより規定され、
前記新たなクラスタの重心は、以下のように計算され、
【数2】

ここで、centroid.latitudeおよびcentroid.longitudeは、それぞれ、前記新たなクラスタの重心の緯度および経度であり、C1.Nは、前記第1のクラスタ中のポイントの数であり、C1.centroid.latitudeおよびC1.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第1のクラスタの重心の緯度および経度であり、C2.Nは、前記第2のクラスタ中のポイントの数であり、C2.centroid.latitudeおよびC2.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第2のクラスタの重心の緯度および経度であり、
前記新たなクラスタのポイントの数Nは、N=C1.N+C2.Nのように計算される請求項9記載の方法。
【請求項11】
各ポイントは、緯度、経度および時間を含み、前記クラスタのセットは、前記クラスタの経年数に基づいて維持される請求項1記載の方法。
【請求項12】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、新たに捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項11記載の方法。
【請求項13】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、前記対応する予め定められている時間期間の終了より前の時間期間中に捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項11記載の方法。
【請求項14】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中の、最も少ない数のポイントを持つクラスタのセットが削除される請求項11記載の方法。
【請求項15】
ワイヤレス端末において、データのポジションクラスタ化を提供する方法において、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持することと、
前記ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得し、前記GPS座標は、前記ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであることと、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させることと、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記取得されたポイントを追加することと、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージすることと、
前記ワイヤレス端末のディスプレイ上に前記クラスタのセットを表示することとを含む方法。
【請求項16】
ワイヤレス通信のための装置において、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持する手段と、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記ポイントを追加する手段とを具備する装置。
【請求項17】
各ポイントは、緯度、経度、および捕捉の時間を含む請求項16記載の装置。
【請求項18】
前記長方形の境界線は、第1の緯度と、前記第1の緯度の北の第2の緯度と、第1の経度と、前記第1の経度の東の第2の経度とにより規定される請求項17記載の装置。
【請求項19】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるときに、前記長方形の境界線は、
前記第1の経度を引いた前記ポイントの経度が、予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第1の経度は、前記予め定められている経度距離を引いた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記ポイントの経度を引いた前記第2の経度が、前記予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第2の経度は、前記予め定められている経度距離を加えた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記第1の緯度を引いた前記ポイントの緯度が、予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第1の緯度は、予め定められている緯度距離を引いた前記ポイントの緯度に等しく設定され、
前記ポイントの緯度を引いた前記第2の緯度が、前記予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第2の緯度は、前記予め定められている緯度距離を加えた前記ポイントの緯度に等しく設定されるように調節される請求項18記載の装置。
【請求項20】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記クラスタ内のポイントの数は、1だけインクリメントされる請求項16記載の装置。
【請求項21】
前記重心は、前記クラスタ内の前記ポイントの平均緯度と平均経度であり、前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記重心は以下のように調節され、
【数3】

ここで、centroid.latitudeは、前記重心の緯度であり、centroid.longitudeは、前記重心の経度であり、p.latitudeは、前記ポイントの緯度であり、p.longitudeは、前記ポイントの経度であり、Nは、前記ポイントが前記クラスタに追加される前の、前記クラスタ中のポイントの数である請求項16記載の装置。
【請求項22】
新たなポイントが、前記クラスタのセット中のクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させる手段をさらに具備する請求項16記載の装置。
【請求項23】
前記新たなポイントは、緯度および経度を含み、
前記新たなクラスタの重心は、前記新たなポイントの緯度および経度を含み、
前記長方形の境界線は、予め定められている経度距離を引いた前記新たなポイントの経度に等しい最も西の経度と、前記予め定められている経度距離を加えた前記新たなポイントの経度に等しい最も東の経度と、予め定められている緯度距離を引いた前記新たなポイントの緯度に等しい最も南の緯度と、前記予め定められている緯度距離を加えた前記新たなポイントの緯度に等しい最も北の緯度とにより規定される請求項22記載の装置。
【請求項24】
新たなポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージする手段をさらに具備する請求項16記載の装置。
【請求項25】
前記新たなクラスタの長方形の境界線は、前記第1のクラスタおよび前記第2のクラスタの、最も北の緯度と、最も南の緯度と、最も西の経度と、最も東の経度とにそれぞれ等しい、北緯度と、南緯度と、西経度と、東経度とより規定され、
前記新たなクラスタの重心は、以下のように計算され、
【数4】

ここで、centroid.latitudeおよびcentroid.longitudeは、それぞれ、前記新たなクラスタの重心の緯度および経度であり、C1.Nは、前記第1のクラスタ中のポイントの数であり、C1.centroid.latitudeおよびC1.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第1のクラスタの重心の緯度および経度であり、C2.Nは、前記第2のクラスタ中のポイントの数であり、C2.centroid.latitudeおよびC2.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第2のクラスタの重心の緯度および経度であり、
前記新たなクラスタのポイントの数Nは、N=C1.N+C2.Nのように計算される請求項24記載の装置。
【請求項26】
各ポイントは、緯度、経度および時間を含み、前記クラスタのセットは、前記クラスタの経年数に基づいて維持される請求項16記載の装置。
【請求項27】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、新たに捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項26記載の装置。
【請求項28】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、前記対応する予め定められている時間期間の終了より前の時間期間中に捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項26記載の装置。
【請求項29】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中の、最も少ない数のポイントを持つクラスタのセットが削除される請求項26記載の装置。
【請求項30】
ワイヤレス通信のための装置において、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持する手段と、
前記装置のGPS座標を周期的に取得する手段であって、前記GPS座標は、前記装置のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントである手段と、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させる手段と、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記取得されたポイントを追加する手段と、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージする手段と、
前記装置のディスプレイ上に前記クラスタのセットを表示する手段とを具備する装置。
【請求項31】
ワイヤレス通信のための装置において、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持し、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記ポイントを追加するように構成されている処理システムを具備する装置。
【請求項32】
各ポイントは、緯度、経度、および捕捉の時間を含む請求項31記載の装置。
【請求項33】
前記長方形の境界線は、第1の緯度と、前記第1の緯度の北の第2の緯度と、第1の経度と、前記第1の経度の東の第2の経度とにより規定される請求項32記載の装置。
【請求項34】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるときに、前記長方形の境界線は、
前記第1の経度を引いた前記ポイントの経度が、予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第1の経度は、前記予め定められている経度距離を引いた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記ポイントの経度を引いた前記第2の経度が、前記予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第2の経度は、前記予め定められている経度距離を加えた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記第1の緯度を引いた前記ポイントの緯度が、予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第1の緯度は、予め定められている緯度距離を引いた前記ポイントの緯度に等しく設定され、
前記ポイントの緯度を引いた前記第2の緯度が、前記予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第2の緯度は、前記予め定められている緯度距離を加えた前記ポイントの緯度に等しく設定されるように調節される請求項33記載の装置。
【請求項35】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記クラスタ内のポイントの数は、1だけインクリメントされる請求項31記載の装置。
【請求項36】
前記重心は、前記クラスタ内の前記ポイントの平均緯度と平均経度であり、前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記重心は以下のように調節され、
【数5】

ここで、centroid.latitudeは、前記重心の緯度であり、centroid.longitudeは、前記重心の経度であり、p.latitudeは、前記ポイントの緯度であり、p.longitudeは、前記ポイントの経度であり、Nは、前記ポイントが前記クラスタに追加される前の、前記クラスタ中のポイントの数である請求項31記載の装置。
【請求項37】
前記処理システムは、新たなポイントが、前記クラスタのセット中のクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させるようにさらに構成されている請求項31記載の装置。
【請求項38】
前記新たなポイントは、緯度および経度を含み、
前記新たなクラスタの重心は、前記新たなポイントの緯度および経度を含み、
前記長方形の境界線は、予め定められている経度距離を引いた前記新たなポイントの経度に等しい最も西の経度と、前記予め定められている経度距離を加えた前記新たなポイントの経度に等しい最も東の経度と、予め定められている緯度距離を引いた前記新たなポイントの緯度に等しい最も南の緯度と、前記予め定められている緯度距離を加えた前記新たなポイントの緯度に等しい最も北の緯度とにより規定される請求項37記載の装置。
【請求項39】
前記処理システムは、新たなポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするようにさらに構成されている請求項31記載の装置。
【請求項40】
前記新たなクラスタの長方形の境界線は、前記第1のクラスタおよび前記第2のクラスタの、最も北の緯度と、最も南の緯度と、最も西の経度と、最も東の経度とにそれぞれ等しい、北緯度と、南緯度と、西経度と、東経度とより規定され、
前記新たなクラスタの重心は、以下のように計算され、
【数6】

ここで、centroid.latitudeおよびcentroid.longitudeは、それぞれ、前記新たなクラスタの重心の緯度および経度であり、C1.Nは、前記第1のクラスタ中のポイントの数であり、C1.centroid.latitudeおよびC1.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第1のクラスタの重心の緯度および経度であり、C2.Nは、前記第2のクラスタ中のポイントの数であり、C2.centroid.latitudeおよびC2.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第2のクラスタの重心の緯度および経度であり、
前記新たなクラスタのポイントの数Nは、N=C1.N+C2.Nのように計算される請求項39記載の装置。
【請求項41】
各ポイントは、緯度、経度および時間を含み、前記クラスタのセットは、前記クラスタの経年数に基づいて維持される請求項31記載の装置。
【請求項42】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、新たに捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項41記載の装置。
【請求項43】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、前記対応する予め定められている時間期間の終了より前の時間期間中に捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項41記載の装置。
【請求項44】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中の、最も少ない数のポイントを持つクラスタのセットが削除される請求項41記載の装置。
【請求項45】
ワイヤレス通信のための装置において、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持するようにと、
前記ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得し、前記GPS座標は、前記ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであるようにと、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させるようにと、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記取得されたポイントを追加するようにと、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするようにと、
前記ワイヤレス端末のディスプレイ上に前記クラスタのセットを表示するように構成されている処理システムを具備する装置。
【請求項46】
コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持するためのコードと、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、ポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記ポイントを追加するためのコードとを含むコンピュータ読み取り可能媒体を具備するコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項47】
各ポイントは、緯度、経度、および捕捉の時間を含む請求項46記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項48】
前記長方形の境界線は、第1の緯度と、前記第1の緯度の北の第2の緯度と、第1の経度と、前記第1の経度の東の第2の経度とにより規定される請求項47記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項49】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるときに、前記長方形の境界線は、
前記第1の経度を引いた前記ポイントの経度が、予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第1の経度は、前記予め定められている経度距離を引いた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記ポイントの経度を引いた前記第2の経度が、前記予め定められている経度距離よりも短いときに、前記第2の経度は、前記予め定められている経度距離を加えた前記ポイントの経度に等しく設定され、
前記第1の緯度を引いた前記ポイントの緯度が、予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第1の緯度は、予め定められている緯度距離を引いた前記ポイントの緯度に等しく設定され、
前記ポイントの緯度を引いた前記第2の緯度が、前記予め定められている緯度距離よりも短いときに、前記第2の緯度は、前記予め定められている緯度距離を加えた前記ポイントの緯度に等しく設定されるように調節される請求項48記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項50】
前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記クラスタ内のポイントの数は、1だけインクリメントされる請求項46記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項51】
前記重心は、前記クラスタ内の前記ポイントの平均緯度と平均経度であり、前記ポイントが前記クラスタに追加されるとき、前記重心は以下のように調節され、
【数7】

ここで、centroid.latitudeは、前記重心の緯度であり、centroid.longitudeは、前記重心の経度であり、p.latitudeは、前記ポイントの緯度であり、p.longitudeは、前記ポイントの経度であり、Nは、前記ポイントが前記クラスタに追加される前の、前記クラスタ中のポイントの数である請求項46記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項52】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、新たなポイントが、前記クラスタのセット中のクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させるためのコードをさらに含む請求項46記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項53】
前記新たなポイントは、緯度および経度を含み、
前記新たなクラスタの重心は、前記新たなポイントの緯度および経度を含み、
前記長方形の境界線は、予め定められている経度距離を引いた前記新たなポイントの経度に等しい最も西の経度と、前記予め定められている経度距離を加えた前記新たなポイントの経度に等しい最も東の経度と、予め定められている緯度距離を引いた前記新たなポイントの緯度に等しい最も南の緯度と、前記予め定められている緯度距離を加えた前記新たなポイントの緯度に等しい最も北の緯度とにより規定される請求項52記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項54】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、新たなポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするためのコードをさらに含む請求項46記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項55】
前記新たなクラスタの長方形の境界線は、前記第1のクラスタおよび前記第2のクラスタの、最も北の緯度と、最も南の緯度と、最も西の経度と、最も東の経度とにそれぞれ等しい、北緯度と、南緯度と、西経度と、東経度とより規定され、
前記新たなクラスタの重心は、以下のように計算され、
【数8】

ここで、centroid.latitudeおよびcentroid.longitudeは、それぞれ、前記新たなクラスタの重心の緯度および経度であり、C1.Nは、前記第1のクラスタ中のポイントの数であり、C1.centroid.latitudeおよびC1.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第1のクラスタの重心の緯度および経度であり、C2.Nは、前記第2のクラスタ中のポイントの数であり、C2.centroid.latitudeおよびC2.centroid.longitudeは、それぞれ、前記第2のクラスタの重心の緯度および経度であり、
前記新たなクラスタのポイントの数Nは、N=C1.N+C2.Nのように計算される請求項54記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項56】
各ポイントは、緯度、経度および時間を含み、前記クラスタのセットは、前記クラスタの経年数に基づいて維持される請求項46記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項57】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、新たに捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項56記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項58】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中のすべてのクラスタが削除され、前記クラスタのセットは、前記対応する予め定められている時間期間の終了より前の時間期間中に捕捉されたポイントにより形成された新たなクラスタによりポピュレートされる請求項56記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項59】
周期的な予め定められている時間期間の終了において、前記クラスタのセット中の、最も少ない数のポイントを持つクラスタのセットが削除される請求項56記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項60】
コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
クラスタのセット中の各クラスタの長方形の境界線と、各クラスタ内の重心と、各クラスタ内のポイントの数とを記憶させることにより、前記クラスタのセットを維持するためのコードと、
ワイヤレス端末のGPS座標を周期的に取得するためのコードであって、前記GPS座標は、前記ワイヤレス端末のポジションの緯度および経度を含み、各緯度および経度の対はポイントであるコードと、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の何らかのクラスタにより境界をつけられていないときに、前記クラスタのセット中に新たなクラスタを生成させるためのコードと、
クラスタが、前記クラスタの長方形の境界線と、前記クラスタ内の重心と、前記クラスタ内のポイントの数とを調節することにより、取得されたポイントに境界をつけるときに、前記クラスタのセット中の前記クラスタに前記取得されたポイントを追加するためのコードと、
取得されたポイントが、前記クラスタのセット中の第1のクラスタおよび第2のクラスタの各々により境界をつけられているときに、前記第1のクラスタと前記第2のクラスタとを新たなクラスタにマージするためのコードと、
前記ワイヤレス端末のディスプレイ上に前記クラスタのセットを表示するためのコードとを含むコンピュータ読み取り可能媒体を具備するコンピュータプログラムプロダクト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2013−521501(P2013−521501A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556181(P2012−556181)
【出願日】平成23年3月1日(2011.3.1)
【国際出願番号】PCT/US2011/026737
【国際公開番号】WO2011/109430
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】