説明

レトロウィルス蛋白分解酵素を阻害する化合物

【課題】レトロウィルス蛋白分解酵素、特にヒト免疫不全ウィルス(HIV)蛋白分解酵素を阻害する新規な化合物および組成物、並びにレトロウィルス感染、特にHIV感染を治療する組成物の提供。
【解決手段】式A1の化合物:


またはその医薬的に許容される塩と、別の1種のレトロウイルスプロテアーゼ阻害剤との組合せ。別のレトロウイルスプロテアーゼ阻害剤は、HIVプロテアーゼ阻害剤、特に、Ro31−8959、SC−52151、KNI−227またはKNI−272から選択されるものが好ましい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式A1:
【化1】

[式中、
は、2−一置換−4−チアゾリルまたは2−一置換−4−オキサゾリル(ここで、前記置換基はエチルまたはイソプロピルである)であり;
nは、1であり;
は、水素であり;
は、イソプロピルであり;
は、フェニルであり;
は、水素であり;
は、水素であり;
は、5−チアゾリル、5−オキサゾリル、5−イソチアゾリルまたは5−イソキサゾリルであり;
Xは、水素であり、Yは、−OHであり;および
Zは、N(R){ここで、Rは、メチルである}である]の化合物、またはその医薬的に許容される塩と、
別の1種のレトロウイルスプロテアーゼ阻害剤と、の組合せ。
【請求項2】
式A1の化合物中、−CHにつながる炭素原子、Yにつながる炭素原子、および−CH(R−置換フェニル)につながる炭素原子の配置がそれぞれ″S″である、請求項1に記載の組合せ。
【請求項3】
レトロウイルスプロテアーゼ阻害剤がHIVプロテアーゼ阻害剤である、請求項1または2に記載の組合せ。
【請求項4】
レトロウイルスプロテアーゼ阻害剤が、Ro31−8959、SC−52151、KNI−227またはKNI−272から選択されるHIVプロテアーゼ阻害剤である、請求項1または2に記載の組合せ。
【請求項5】
式A1の化合物またはその医薬的に許容される塩と、レトロウイルスプロテアーゼ阻害剤とが、単一組成物として配合される、請求項1または2に記載の組合せ。
【請求項6】
式A1の化合物またはその医薬的に許容される塩と、レトロウイルスプロテアーゼ阻害剤とが、別の組成物として配合される、請求項1または2に記載の組合せ。
【請求項7】
ヒトの後天性免疫不全症候群またはHIV感染を治療または予防するための医薬の製造における、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組合せの使用。
【請求項8】
ヒトの後天性免疫不全症候群またはHIV感染を治療または予防するための、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組合せを含む医薬の製造における、請求項1に記載の式A1の化合物またはその医薬的に許容される塩の使用。
【請求項9】
ヒトの後天性免疫不全症候群またはHIV感染を治療または予防するための、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組合せを含む医薬の製造における、請求項1に記載の式A1の化合物またはその医薬的に許容される塩以外のレトロウイルスプロテアーゼ阻害剤の使用。

【公開番号】特開2010−215650(P2010−215650A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−126002(P2010−126002)
【出願日】平成22年6月1日(2010.6.1)
【分割の表示】特願2006−103462(P2006−103462)の分割
【原出願日】平成5年12月16日(1993.12.16)
【出願人】(596079219)アボツト・ラボラトリーズ (2)
【Fターム(参考)】