代謝調節薬剤およびそのための使用
本発明は、脂肪生成を調節するための方法および作用物質を目的とする。より具体的には、本発明は、イノシン-5'一リン酸脱水素酵素(IMPDH)のレベルまたは機能活性を調節する分子、ならびに肥満、脂肪腫、脂肪沈着症、悪液質もしくは脂肪栄養障害を含むがこれに限定されない肥満関連状態、または外傷もしくは萎縮性状態における脂肪組織の消失を処置または予防するための、脂肪細胞における脂質蓄積および/または前駆脂肪細胞から脂肪細胞への分化の調節におけるそれらの使用に関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞を、IMPDHを調節するのに十分な時間および条件の下で作用物質に接触させることを含む、脂肪生成を調節するための方法。
【請求項2】
細胞が脂肪細胞またはその前駆体である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
細胞が白色脂肪細胞またはその前駆体である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
細胞が前駆脂肪細胞である、請求項2または3記載の方法。
【請求項5】
作用物質が、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を低下させる、請求項1記載の方法。
【請求項6】
作用物質がIMPDHの機能をアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項7】
作用物質が、IMPDH触媒部位の活性を低下させるまたは抑止する、請求項1記載の方法。
【請求項8】
作用物質が、IMPDHとタンパク質キナーゼとの間の相互作用を低下させるまたは抑止する、請求項1記載の方法。
【請求項9】
タンパク質キナーゼがPI 3-キナーゼおよびPDK1から選択される、請求項8記載の方法。
【請求項10】
作用物質がIMPDHをリン酸化するタンパク質キナーゼの機能をアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項11】
タンパク質キナーゼがPI 3-キナーゼおよびPDK1から選択される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
作用物質がタンパク質キナーゼの上流アクチベータの機能をアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項13】
上流アクチベータがPDGFまたはPDGFレセプターより選択される、請求項12記載の方法。
【請求項14】
作用物質がIMPDHと直接相互作用する分子の機能を阻害する、請求項1記載の方法。
【請求項15】
分子がタンパク質キナーゼである、請求項14記載の方法。
【請求項16】
作用物質が、脂肪細胞での脂質の蓄積を低下させるまたは抑止するためにIMPDHをアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項17】
作用物質が、前駆脂肪細胞の分化能および/または増殖を低下させるまたは抑止するためにIMPDHをアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項18】
作用物質が、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を上げる、請求項1記載の方法。
【請求項19】
作用物質がIMPDHの機能をアゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項20】
作用物質が、IMPDH触媒部位の活性を増強、促進、そうでなければ可能にする、請求項19記載の方法。
【請求項21】
作用物質が、IMPDHとタンパク質キナーゼとの間の相互作用を増強、促進、そうでなければ可能にする、請求項19記載の方法。
【請求項22】
作用物質が脂肪細胞での脂質の蓄積を増加させるためにIMPDHをアゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項23】
作用物質が、前駆脂細胞の分化能および/または増殖を増加させるためにIMPDHをアゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項24】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、このような処置を必要とする患者に、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を低下させる脂肪生成阻害有効量の作用物質、ならびに任意で薬学的に許容される担体および/または希釈剤を投与する段階を含む、方法。
【請求項25】
作用物質が、脂肪細胞での脂質の蓄積を減少させるためにIMPDHの機能をアンタゴナイズする、請求項24記載の方法。
【請求項26】
作用物質が前駆脂肪細胞の分化能および/または増殖を減少させるためにIMPDHの機能をアンタゴナイズする、請求項24記載の方法。
【請求項27】
作用物質が脂肪細胞または脂肪細胞前駆体と接触する、請求項24記載の方法。
【請求項28】
悪液質または脂肪生成における局所的欠損状態を処置または予防するための方法であって、このような処置を必要とする患者に、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を刺激または増加させる脂肪生成刺激有効量の作用物質、ならびに任意で薬学的に許容される担体および/または希釈剤を投与する段階を含む、方法。
【請求項29】
作用物質が脂肪細胞での脂質の蓄積を増加させるためにIMPDHの機能をアゴナイズする、請求項28記載の方法。
【請求項30】
作用物質が前駆脂肪細胞の分化能および/または増殖を増加させるためにIMPDHの機能をアゴナイズする、請求項28記載の方法。
【請求項31】
作用物質が脂肪細胞または脂肪細胞前駆体と接触する、請求項28記載の方法。
【請求項32】
作用物質が、遺伝子の発現、または遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を、作用物質非存在時の発現、レベルまたは機能活性に対して少なくとも10%増加または低下させる、請求項1、24または28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
脂肪生成の調節に有用な作用物質を同定するための方法であって、以下の段階を含む方法:
調製物を試験作用物質と接触させる段階であって、前記調製物が、(i)少なくともIMPDHポリペプチドの生物学的に活性な断片またはその変異体もしくは誘導体に対応するアミノ酸配列を含むポリペプチド;または(ii)レポーター遺伝子と機能的に連結している、少なくともImpdh遺伝子の発現を制御する遺伝子配列部分を含むポリヌクレオチドを含む段階;ならびに試験作用物質非存在時の正常もしくは参照レベルおよび/もしくは機能活性に対する、ポリペプチド、またはレポーター遺伝子の発現産物のレベルおよび/もしくは機能活性の変化を検出する段階であって、前記変化が作用物質が脂肪生成を調節することを示す段階。
【請求項34】
脂肪生成を調節するために有用な作用物質を同定するための方法であって、以下の段階を含む方法:
IMPDHおよびタンパク質キナーゼを作用物質と接触させる段階;ならびに作用物質がIMPDHとタンパク質キナーゼとの結合を調節する場合に作用物質の試験が陽性となる、IMPDHとタンパク質キナーゼとの結合を測定する段階。
【請求項35】
脂肪生成を調節するために有用な作用物質を同定するための方法であって、以下の段階を含む方法:
脂肪細胞またはそれらの前駆体から選択した細胞の第1のサンプルをインスリンと接触させて、これらの細胞での脂質の蓄積を測定する段階;脂肪細胞またはそれらの前駆体から選択した細胞の第2のサンプルをインスリンと、および作用物質と接触させて、これら脂肪での脂質の蓄積を測定する段階;ならびに細胞の第1のサンプルでの脂質の蓄積と細胞の第2サンプルでの脂質の蓄積を比較し、細胞の第2のサンプルでの脂質の蓄積が細胞の第1のサンプルに比べてより高いまたはより低いことが脂肪生成を調節する作用物質の標示である段階。
【請求項36】
肥満関連状態における脂肪生成を調節するための作用物質の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
請求項33〜35のいずれか一項に記載の方法によって脂肪生成を調節する作用物質を同定する段階;および前記調節に関して試験が陽性であることに基づき作用物質を合成する段階。
【請求項37】
作用物質を誘導化する段階、ならびに、肥満関連状態の処置または予防のための作用物質の効力を改善するために、誘導化された作用物質を薬学的に許容される担体および/または希釈剤と任意で調合する段階をさらに含む、請求項36記載の方法。
【請求項38】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置するための作用物質の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
IMPDHの機能をアンタゴナイズすると思われる作用物質を試験する段階;およびアンタゴニズムについて試験が陽性であることに基づき作用物質を合成する段階。
【請求項39】
悪液質または脂肪生成における局所的欠損の状態を処置または予防するための作用物質の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
IMPDHの機能をアゴナイズすると思われる作用物質を試験する段階;およびアゴニズムについて試験が陽性であることに基づき作用物質を合成する段階。
【請求項40】
作用物質を誘導化する段階、および誘導化された作用物質を薬学的に許容される担体および/または希釈剤と共に任意で調合する段階をさらに含む、請求項38または39記載の方法。
【請求項41】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、このような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、ミコフェノール酸およびその誘導体から選択されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法。
【請求項42】
化合物が式(I)およびその薬学的に許容される塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、H、または1〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであり;
R2は、H、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル、または-フェニル-4-CO2R3であり、ここで、
R3は、H、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル、または薬学的に許容されるカチオンであり;
R4およびR5は、それぞれ独立に、H、または1〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであり;
X1およびY1は、それぞれ独立に、OまたはSであり;かつ
qは、1〜6の整数である。
【請求項43】
化合物が式(II)およびその薬学的に許容される塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、
からなる群より選択され、式中、
Aは、酸素またはイオウであり;
qは、0〜6の整数であり;
R2は、アルキル、ハロアルキルまたは-NR4R5であり、ここで、
R4およびR5は、独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、
ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、クロロカルボニル、スルホニルフェニルアミノ、ニトロ、シアノ、フェニル、アルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、ジアルキルアミノもしくはジアルキルアミノエトキシカルボニルで一置換されていてもよいフェニル、
ヒドロキシ、カルボキシ、ニトロもしくはアルキルで二置換されていてもよいフェニル、
またはジアルキルアミノで置換されていてもよいベンジルであり;
R3は、H、アルキルまたは薬学的に許容されるカチオンであり;
QおよびQ1は、独立に、Hまたは-CO2R3であり;かつ
Z1は、IH-テトラゾリル、-CH2OH、-CHO、-CN、-C(O)A2R6および-C(O)NR7R8からなる群より選択され、ここで、
A2は、酸素またはイオウであり;
R6は、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよいベンジル、または薬学的に許容されるカチオンであり;かつ
R7およびR8は、独立に、H、アルキルもしくはシクロアルキルであるか、またはR7およびR8は一緒になって-(CH2)2O(CH2)2-、-(CH2)4-または-(CH2)5-である。
【請求項44】
化合物が式(III)およびその薬学的に許容される塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
Zは、水素または-C(O)Rであり、ここで、Rは、低級アルキルもしくはアリールである。
【請求項45】
化合物が式(IV)で表される、請求項41記載の方法:
式中、
mは、2〜4の整数であり;
Zは、以下の式(a)、(b)、(c)または(d)から選択され、
式中、
R2は、水素、アダマンチルなどのシクロアルキルを含む7個もしくはそれ以上の炭素原子を有するアルキル、または-NR2R3であり、ここで、R2は、水素もしくは低級アルキルであり、およびR3は、水素、低級アルキル、-フェニル-4-CO2R2、あるいは薬学的に許容されるカチオンである;
式中、
R4は、水素、アルキル、アリールまたは-NR2R3である;
式中、
nは、0〜6の整数であり、かつ;
R5は、水素、低級アルキルまたは薬学的に許容されるカチオンである;
式中、
R6およびR7は、独立に、水素または-CO2R5であり;かつ
Yは、炭素原子が4〜6個の低級アルキレン、または炭素原子が3〜5個の低級アルキレン、および-O-、-S-もしくは
の1メンバーであり、
式中、
R8は、水素もしくは炭素原子が1〜5個のアルキルである。
【請求項46】
化合物が式(V)および薬学的に許容されるその塩で表され、ただしmが2の場合、Y1は-(CH2)2-O-(CH2)2を含まない、請求項41記載の方法:
式中、
mは、2〜4の整数であり;
Z1は、水素または-C(O)R9であり、ここで、
R9は、低級アルキルまたはアリールであり;かつ
Y1は、炭素原子が4〜6個の低級アルキレン、または炭素原子が3〜5個の低級アルキレン、および-O-、-S-もしくは
の1メンバーであり、
式中、
R8は、水素もしくは炭素原子が1〜5個のアルキルである。
【請求項47】
化合物が式(VI)および薬学的に許容されるその塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、水素、低級アルキル、-C(O)R3、-C(O)NR4R5、-CO2R6または-SO2R3であり
ここで、
R3は、水素、低級アルキル、ハロ低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;
R4は、水素、低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;
R5は、水素、低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;
R6は、低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;かつ
R7は、水素、低級アルキル、置換されていてもよいフェニルまたは-(CH2)m-N=Yであり、
ここで、
mは、2〜4の整数であり;かつ
Yは、炭素原子が4〜6個の低級アルキレンまたは炭素原子が3〜5個の低級アルキレン、および-O-、-S-もしくは-N(R8)-の1メンバーであり、ここで、R8は、水素もしくは低級アルキルである。
【請求項48】
化合物が式(VII)および薬学的に許容されるその塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、HまたはC(O)R10であり、ここで、R10は、低級アルキル、アリールもしくはNH-アリールであり;
R2は、低級アルキル、シクロアルキル、ビニル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、トリフルオロビニル、アルケニル、-C≡C-R11、アレニル、CHOまたはCH2OR12であり、
ここで、
R11は、Hもしくは低級アルキルであり、および
R12は、Hもしくは4-メトキシベンジルであり;かつ
Zは、式:ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZGおよびZHから選択される側鎖であり、
式中、
Z1は、H、低級アルキル、ハロまたはCF3であり;
Z2は、H、低級アルキル、低級アルコキシ、アリールまたはCH2-Z11であり、ここで、
Z11は、ハロ、CN、アリールもしくはヘテロアリールであり;
Z3は、H、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、もしくは(SO)m-低級アルキルであり、ここで、mは0、1もしくは2であり;
Z4は、H、低級アルキルもしくはフェニルであるか;
またはZ3およびZ4は、それらが結合している炭素と一緒になって炭素原子が3〜5個のシクロアルキルを形成し;かつ
Gは、OH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O-(CH2)n-NG1G2、またはO-(CH2)n-N=G3であり、
ここで、
nは、1〜6の整数であり、
G1は、Hもしくは低級アルキルであり、
G2は、Hもしくは低級アルキルであり、および
=G3は、炭素原子が4〜6個の低級アルキレンであるか、もしくは炭素原子が3〜5個に、-O-、-S-もしくは-N(G4)-である一つのメンバーを加えた低級アルキレンであり、ここで、G4は、Hもしくは低級アルキルである;または
式中、
Z5は、Hまたは低級アルキルであり;
Z8は、H、低級アルキルであるか、またはD2と共に二重結合を形成し;
D1およびD2は、それらの近接する炭素原子と一緒になって、置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の、3から7原子の炭素環式もしくは複素環式環を形成し;かつ
Gは、上記定義のとおりである;または
式中、
Z8は、Hまたは低級アルキルであり;かつ
Z5およびGは、上記定義のとおりである;または
式中、
D3は、-CH2-または-CH2-CH2-であり;かつ
Gは、上記定義のとおりである;または
式中、
Z6は、H、低級アルキル、COOH、NH2、アジドまたはハロであり;
Z7は、H、低級アルキル、またはハロであり;かつ
Z5およびGは、上記定義のとおりである;
式中、
Z1およびGは、上記定義のとおりである;または
式中、
D3、Z2、Z3、Z4およびGは、上記定義のとおりである;または
式中、
D4は、-CH2-、-CH2-CH2-、-CH2-CH2-CH2-、-O-もしくは-O-CH2-であり;かつ
Z1およびGは上記定義のとおりである。
【請求項49】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(VIII)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物および薬学的に許容されるその塩を投与する段階を含む方法:
式中、
Aは(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C2〜C6)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから選択され;かつAは、2個まで置換基を含んでよく、ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1またはR3から選択され、かつ
第2の該置換基は、存在する場合には、R1であり;
Bは、N、OもしくはSから選択される4個までのヘテロ原子を含んでもよい、飽和、不飽和、または部分的に飽和の単環もしくは二環式環系であり、かつ次式
から選択され、
式中、各Xは、適切な原子価を完成させるのに必要な水素原子の数であり;
かつBは、置換基を3個まで含んでよく、
ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R2、R4もしくはR5から選択され、
第2の該置換基は、存在する場合には、R1もしくはR4から選択され、かつ
第3の該置換基は、存在する場合には、R1であり;かつ
Dは、C(O)、C(S)またはS(O)2より選択され;ここで、
各R1は、独立に、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、R6もしくは(CH2)n-Yから選択され;
ここで、nは、0、1または2であり;かつ
Yは、ハロゲン、CN、NO2、CF3、OCF3、OH、SR6、S(O)R6、SO2R6、NH2、NHR6、N(R6)2、NR6R8、COOH、COOR6またはOR6から選択され;
各R2は、独立に、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから選択され;かつ各R2は、置換基を2個まで含んでよく、
ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R4およびR5から選択され、かつ
第2の該置換基は、存在する場合にはR1であり;
R3は、環あたり5〜6員を含む単環式または二環式環系から選択され、ここで、該環系は、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよく、および該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、C(O)で置換されていてもよく;かつ各R3は、置換基を3個まで含んでよく、
ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R2、R4もしくはR5から選択され、
第2の該置換基は、存在する場合には、R1もしくはR4から選択され、かつ
第3の該置換基は、存在する場合にはR1であり;
各R4は、独立に、OR5、OC(O)R6、OC(O)R5、OC(O)OR6、OC(O)OR5、OC(O)N(R6)2、OP(O)(OR6)2、SR6、SR5、S(O)R6、S(O)R5、SO2R6、SO2R5、SO2N(R6)2、SO2NR5R6、SO3R6、C(O)R5、C(O)OR5、C(O)R6、C(O)OR6、NC(O)C(O)R6、NC(O)C(O)R5、NC(O)C(O)OR6、NC(O)C(O)N(R6)2、C(O)N(R6)2、C(O)N(OR6)R6、C(O)N(OR6)R5、C(NOR6)R6、C(NOR6)R5、N(R6)2、NR6C(O)R1、NR6C(O)R6、NR6C(O)R5、NR6C(O)OR6、NR6C(O)OR5、NR6C(O)N(R6)2、NR6C(O)NR5R6、NR6SO2R6、NR6SO2R5、NR6SO2N(R6)2、NR6SO2NR5R6、N(OR6)R6、N(OR6)R5、P(O)(OR6)N(R6)2およびP(O)(OR6)2から選択され;
各R5は、環あたり5〜6員を含む単環式または二環式環系から選択され、ここで、該環系は、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよく、および該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R5は、置換基を3個まで含んでよく、これらのそれぞれは存在する場合はR1であり;
各R6は、独立に、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルから選択され;かつ各R6は、R7である置換基を含んでよく;
R7は、環あたり5〜6員を含む単環式または二環式環系から選択され、ここで、該環系は、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよく、および該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R7は、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニル、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、または(CH2)n-Zから独立に選ばれる置換基を2個まで含んでよく;
ここで、nは、0、1または2であり;かつ
Zは、ハロゲン、CN、NO2、CF3、OCF3、OH、S(C1〜C4)-アルキル、SO(C1〜C4)-アルキル、SO2(C1〜C4)-アルキル、NH2、NH(C1〜C4)-アルキル、N((C1〜C4)-アルキル)2、N((C1〜C4)-アルキル)R8、COOH、C(O)O(C1〜C4)-アルキルまたはO(C1〜C4)-アルキルから選択され;かつ
R8は、アミノ保護基であり;かつ
ここで、任意のA、R2またはR6の任意の炭素原子は、O、S、SO、SO2、NHまたはN(C1〜C4)-アルキルで置き換えられてもよい。
【請求項50】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XVI)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物および薬学的に許容されるその塩を投与する段階を含む方法:
式中、
Aは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含むことができる飽和、不飽和または部分的に飽和の単環もしくは二環式環系であり、ここで、各Aは、R1、R4およびR5から選択される置換基を4個まで含んでよく;
各R1は、ハロゲン、CN、NO2、CF3、OCF3、OH、R3、OR3、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、SR3、S(O)R3、SO2R3、NH2、NHR3、N(R3)2、NR3R9、COOHまたはCOOR3であり;
各R2は、独立に、R1、または環あたり5〜6員からなる単環式環系であり、ここで、該環系は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R2は置換基を2個まで含んでよく、各置換基は、独立に、R1から選択され;
各R3は、独立に、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または (C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルまたはアルキニルから選択され;
各R4は、独立に、(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、または (C2〜C6)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから選択され;かつ各R4は置換基を2個まで含んでもよく、ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R5、もしくはR8であり、かつ
第2の該置換基は、存在する場合には、R1であり;
各R5は、独立に、OR6、OC(O)R7、OC(O)R6、OC(O)OR7、OC(O)OR6、OC(O)N(R7)2、OP(O)(OR7)2、SR7、SR6、S(O)R7、S(O)R6、SO2R7、SO2R6、SO2N(R7)2、SO2NR6R7、SO3R7、C(O)R6、C(O)OR6、C(O)R7、C(O)OR7、NC(O)C(O)R7、NC(O)C(O)R6、NC(O)C(O)OR7、NC(O)C(O)N(R7)2、C(O)N(R7)2、C(O)N(OR7)R7、C(O)N(OR7)R6、C(NOR7)R7、C(NOR7)R6、N(R7)2、NR7C(O)R6、NR7C(O)R7、NR6C(O)R6、NR7C(O)OR7、NR7C(O)OR6、NR7C(O)N(R7)2、NR7C(O)NR6R7、NR7SO2R7、NR7SO2R6、NR7SO2N(R7)2、NR7SO2NR6R7、N(OR7)R7、N(OR7)R6、P(O)(OR7)N(R7)2、P(O)(OR7)2、P(O)(N(R7)2)2およびP(O)(OR7)R7から選択され;
R6は、環あたり5〜6員からなる単環式または二環式環系であり、ここで、該環系はN、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、C(O)で置換されていてもよく;かつ各R6は、置換基を3個まで含んでよく、各置換基は、独立に、R1から選択され;
各R7は、独立に、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルであり;かつ各R7は、R8である置換基を含んでよく;
R8は、環当たり5〜6員からなる単環式または二環式環系であり、ここで、該環系は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R8は、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C2〜C4)直鎖または分枝アルケニル、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシおよび(CH2)n-R1から独立に選ばれる置換基を2個まで含んでよく;
ここで、nは0、1または2であり;
R9は、アミノ保護基であり;かつ
ここで、R3、R4またはR7の任意の炭素原子は、O、S、SO、SO2NHまたはN(C1〜C4)アルキルと置き換えられてもよい。
【請求項51】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XX)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
Xは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよい単環式または二環式環系であり、および該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、およびXは、A、R1またはR2から選ばれる0〜5個の置換基によって置換されていてもよく;
Aは、R3またはR4であり;
R3は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含む5員もしくは6員の複素環式環系であり、該複素環式環系は0〜3個のR5で置換されていてもよく、ここで、R5がヒドロキシの場合は、複素環はオキソ種に互変異性体化するか、または両互変異性体の平衡混合物として存在してもよく;
R4は、H、F、Cl、Br、I、NO2、CF3、C0〜C4アルキルCN、C1〜C4アルコキシ-、C0〜C4アルキルヒドロキシ、C1〜C4アルキル-、C1〜C4アルキルカルボニル-、C0〜C4アルキルOCOR6、C0〜C4アルキルOC(=O)OR6、C0〜C4アルキルOC(=O)NR6R7、NH2、NHR6、C0〜C4アルキルNR6R7、C0〜C4アルキルNR7C(=O)OR6、C0〜C4アルキルNR6SO2NR6R7、C0〜C4アルキルNR7SO2R6、C0〜C4アルキルSR6、C0〜C4アルキルS(O)R6、C0〜C4アルキルSO2R6、SO3R7、C0〜C4アルキルSO2NR6R7、C0〜C4アルキルSO2NR7CO(CR9R10)qR6、C0〜C4アルキルCO2H、C0〜C4アルキルCO2R6、C0〜C4アルキルCONR6R7およびC0〜C4CONR7SO2(CR9R10)qR6から選択され;
R5は、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、オキソ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、CN、NH2、NHR6、NR6R7、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO3R7、SO2NR6、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択され;
Rは、HまたはC1〜C4アルキルであり;
R1およびR2は、それぞれ独立に、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ-、OR6、O(CR9R10)rCO2R6、O(CR9R10)mNR6R7、O(CR9R10)pCN、O(CR9R10)rC(=O)NR6R7、C1〜C4アルキルカルボニル-、CN、NH2、NHR6、NR6R7、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7OR6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7CH[(CR9R10)pOR6]2、NR7C[(CR9R10)pOR6]3、NR7C(=O)R6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)mSO2(CR9R10)qR、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR6、SO3R7、SO2NR6、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択され;あるいはまたは、R1およびR2は、隣接する炭素原子上にある場合、一緒になってメチレンジオキシまたはエチレンジオキシである場合があり;
R6、R7およびR8は、それぞれ独立に、H、C1〜C6アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C1〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)カルボニル、アリール(C1〜C5アルキルオキシ)カルボニル、複素環式(C0〜C5アルキル)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、C0〜C4アルキルアリール、C0〜C4アルキル複素環から選択され、ここで、該シクロアルキル、アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、ハロアルキル、NO2およびCNからなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
あるいはまたは、R6およびR7、またはR6およびR8、またはR7およびR8は、両置換基が同一窒素原子上にある[(-NR6R7)または(-NR7R8)のように]場合には、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニル、1-ピペラジニル、1-イミダゾリル、3-アザバイシクロ[3,2,2]ノナン-3-イルおよび1-テトラゾリルから選択される複素環を形成でき、該複素環は、オキソ、C0〜C4アルキルOH、C0〜C4アルキルOC1〜C4アルキル、C0〜C4アルキルCONH2、C0〜C4アルキルCO2 C0〜C4アルキル、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、C3〜C7シクロアルキル、-C0〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルコキシカルボニル、-NHCOアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよびヘテロアリールスルホニルから選択される、O〜3個の基で置換されていてもよく;
Bは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子のに隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、かつBは、1〜4個のR11基で置換されていてもよく;
Dは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、かつDは、1〜4個の(CR9R10)nE基で置換されていてもよく;
nは、0〜4の値を有する整数であり;
mは、2〜6の値を有する整数であり;
pは、1〜3の値を有する整数であり;
qは、0〜3の値を有する整数であり;
rは、0〜6の値を有する整数であり;
R9は、HまたはC1〜C4アルキルであり;
R10は、HまたはC1〜C4アルキル、C1〜C4アルキルヒドロキシ、C1〜C4アルキルアリールもしくはC1〜C4アルキルヘテロアリールから選択され、ここで、該アリールまたはヘテロアリール基は、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、CN、NH2、NR6R7、SR6、S(O)R6、SO2R6、SO3R6、SO2NR6、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から独立して選択される、0〜3個の基で置換されていてもよく;
R11は、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ-、OR6、O(CR9R10)rCO2R6、O(CR9R10)mNR6R7、O(CR9R10)pCN、O(CR9R10)rC(=O)NR6R7、C1〜C4アルキルカルボニル-、CN、NH2、NHR6、NR6R7、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7OR6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7CH[(CR9R10)pOR6]2、NR7C[(CR9R10)pOR6]3、NR7C(=O)R6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)mSO2(CR9R10)qR6、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR6、SO3R7、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択され;
Eは、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、OR6、CN、CHO、CO2R6、CONR6R7、OCOR6、OC(=O)OR6、OC(=O)NR6R7、OCH2CO2R6、C(=O)R6、NH2、NHR6、NR6R7、NR7C(=O)R6、NR7C(=O)OR6、NR7C(=O)C(=O)OR6、NR7C(=O)C(=O)NR6R7、NR7C(=O)C(=O)(C1〜C6アルキル)、NR7C(=NCN)OR6、NR7C(=O)NR6R7、NR7C(=NCN)NR6R7、NR7C(=NR6)NR7R8、NR6SO2NR6R7、NR7SO2R6、SR6、S(=O)R6、SO2R6、SO3R7、SO2NR6R7、NHOH、NHOR6、NR6NR7NR8、N(COR6)OH、N(CO2R6)OH、CO2R6、CONR6R7、CONR7(CR9R10)rR6、CO(CR9R10)pO(CHR9)qCO2R6、CO(CR9CR10)rOR6、CO(CR9R10)pO(CR9R10)qR6、CO(CR9CR10)rNR6R7、OC(O)O(CR9R10)mNR6R7、O(CO)N(CR9R10)rR6、O(CR9R10)mNR6R7、NR7C(O)(CR9R10)rR6、NR7C(O)(CR9R10)rOR6、NR7C(=NC)(CR9R10)rOR6、NR7C(=NC)(CR9R10)rR6、NR7CO(CR9R10)rNR6R7、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)nSO2(CR9R10)qR6、CONR7(CR9R10)nSO2(CR9R10)q、SO2NR7(CR9R10)nCO(CR9R10)qR6、SO2NR6(CR9R10)mOR6、C2〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルメチル、アリール、複素環式およびアルキルアリールから選択され、ここで、該アリール基は、R12から独立に選択される0〜2個の置換基で置換される場合があり;
R12は、それぞれの場合で独立に、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、オキソ、C1〜C4アルコキシ-、OR6、O(CR9R10)rCO2R6、O(CR9R10)mNR6R7、O(CR9R10)pCN、O(CR9R10)rC(=O)NR6R7、C1〜C4アルキルカルボニル-、CN、NH2、NHR6、NR6R7、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7OR6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7CH[(CR9R10)pOR6]2、NR7C[(CR9R10)pOR6]3、NR7C(=O)R6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)mSO2(CR9R10)qR6、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR6、SO3R7、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択される。
【請求項52】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXI)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物および薬学的に許容されるその塩を投与する段階を含む方法:
式中、
Xは、-C(O)-、-C(S)-および-S(O)2-からなる群より選択され;
Aは、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく;かつ各環は3個までの置換基で置換されていてもよく、ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R2およびR3からなる群より選択され、
第2の該置換基は、存在する場合には、R1およびR2からなる群より選択され、かつ
第3の該置換基は、存在する場合には、R1およびR2からなる群より選択され;
R1は、環当たり4〜6員を含む単環式環系から選択され、該環系はN、OまたはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2はオキソ(=O)で置換されていてもよく;かつ各R1は、R2またはR3から選択される置換基を3個まで含んでよく;
R2は、ハロゲン、CN、NO2、CF3、(C0〜C4アルキル)OR3、OCF3、OC(O)R3、OC(O)OR3、0(C)NR3R4、(C0〜C4アルキル)C(O)R3、(C0〜C4アルキル)C(O)OR3、(C0〜C4アルキル)C(O)OR3、(C0〜C4アルキル)C(O)NR3R4、(C0〜C4アルキル)CONR3S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)C(O)N(OR3)R3、(C0〜C4アルキル)SR3、(C0〜C4アルキル)SR3、(C0〜C4アルキル)S(O)R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)S(O)R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2NR3R4、(C0〜C4アルキル)S(O)2NR3C(O)R4、(C0〜C4アルキル)NR3R4、(C0〜C4アルキル)NR3C(O)NR4、(C0〜C4アルキル)NR3C(O)R4、(C0〜C4アルキル)NR3C(O)OR5、(C0〜C4アルキル)NR3S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2OR3、(C0〜C4アルキル)P(O)(OH)OR3、-J-(C0〜C4アルキル)OR3、-J-(C1〜C4アルキル)C(O)OR3、-J-(C1〜C4アルキル)CONR3S(O)2R5、-J-(C1〜C4アルキル)S(O)2NR3R4、-J-(C1〜C4アルキル)S(O)2NR3C(O)R4、(C0〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルおよび-J-(C1〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルから選択され、ここで、Jは、O、SおよびNR3から選ばれ;
R3は、水素、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)アルケニルもしくは(C2〜C4)アルキニル、アリール(C0〜C4)アルキル-、複素環式(C0〜C4)アルキル-およびシクロアルキル(C0〜C4)アルキル-から選択され、ここで、該基は、R6から独立に選択される0〜2個の置換基で置換されており;
R4は、水素、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)-アルケニル、(C2〜C4)アルキニル、アリール(C0〜C4)アルキル-、複素環式(C0〜C4)アルキル-、シクロアルキル(C0〜C4)アルキル-、(C0〜C4)アルキルカルボニル、アリール(C0〜C4)アルキルカルボニル、複素環式(C0〜C4)アルキルカルボニル、(C1〜C4)アルキルオキシカルボニル、アリール(C1〜C4)アルキルオキシカルボニルおよび複素環式(C1〜C4)アルキルオキシカルボニルから選択され、ここで、該基は、R6から独立に選択される、0〜2個の置換基で置換されており;
または、R3およびR4は、両置換基が、(-NR3R4)のように同一の窒素原子上にある場合には、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニル、および1-ピペラジニルからなる群より選択される複素環を形成でき、該複素環は、オキソ、R6、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、-C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール((C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよび複素環式スルホニルからなる群より選択される、0〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立して選択される0〜2個の置換基で置換され;
R5は、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)アルケニル、(C2〜C4)アルキニル、アリール(C0〜C4)アルキル-、複素環式(C0〜C4)アルキル-およびシクロアルキル(C0〜C4)アルキル-から選択され、かつ各R3は、R6から選択される、2個までの、異なるもしくは同一の置換基を含んでよく;
R6は、H、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、ヒドロキシC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、NH2、(C0〜C4アルキル)0-2アルキルアミノ、C0〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルホニル、アリールC0〜C4アルキルスルホニル、(C0〜C4アルキル)0、アルキルアミノスルホニル-、(C0〜C4アルキルカルボニルアミノスルホニル-、アリールC0〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニル、C1〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニルカルボキシラート、C1〜C4アルキルオキシカルボニル、(C0〜C4アルキル)02アミノカルボニル-、および(C0〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルから選択され;
Bは、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく;各環系は、R7、R8またはR9から選ばれる1個の置換基によって置換されていてもよく、かつ第2および/または第3置換基で置換されていてもよく、ここで、
第2の該置換基は、存在する場合には、R7、R8、R9、R10、R11、R12から選択され;かつ
第3の該置換基は、存在する場合には、R10、R11およびR12から選択され;
R7は、(C0〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニルまたは(C2〜C6)アルキニルから選択され、かつR7は
で置換され;
R8は、(C0〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニルまたは(C2〜C6)アルキニルから選択され、かつR8は
で置換され;
R9は、(C0〜C6)アルキル、または(C2〜C6)アルケニルまたは(C2〜C6)アルキニルから選択され、かつR9は
で置換され;
Z1は、O、SおよびNR3からなる群より選択され;
Z2は、H、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、CN、CF3、OR3、複素環、NO2、C(O)R3、C(O)2R3、C(O)NR3R4、S(O)2NR3R4およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z3は、OR3、SR3およびNR3R4からなる群より選択され;
Z4は、H、ハロ、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、CN、CF3、複素環、NO2、C(O)R3、C(O)2R3、C(O)NR3R4、S(O)2NR3R4およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z5は、ハロ、CN、CF3、複素環、NO2、C(O)R3、C(O)2R3、C(O)NR3R4、S(O)2NR3R4およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z6は、H、C(O)H、C(O)R3、C(O)OR5、C(O)NR3R4、S(O)R5およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z7は、OH、OR3およびNR3R4からなる群より選択され;
R10は、水素、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)アルケニルもしくはアルキニル、アリール、複素環およびシクロアルキルから選択され、かつ各R10は、R11またはR12から選択される置換基を3個まで含んでよく;
R11は、H、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、NH2、(C0〜C4アルキル)0-2アルキルアミノ、C0〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルホニル、アリールC0〜C4アルキルスルホニル、(C0〜C4アルキル)0-2アルキルアミノスルホニル-、(C0〜C4アルキルカルボニルアミノスルホニル-、アリールC0〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニル、C1〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニルカルボキシラート、C1〜C4アルキルオキシカルボニル、(C0〜C4アルキル)0-2アミノカルボニル-および(C0〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルからなる群より選択され;
R12は、H、アルキル、(C1〜C6)アルキルオキシ、C3〜C6シクロアルキル、複素環およびアリールから選択される。
【請求項53】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXIII)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
R1およびR2は、それぞれ独立に、水素;-CF3;-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル;-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル;-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル-R7;-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7または-R7から選択され;かつR1またはR2の少なくとも一つは、-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル-R7;-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7または-R7であり、
ここで、任意の該アルキル、アルケニルまたはアルキニルの水素原子の4個までが、独立にR3によって置き換えられてもよいか;または
R1およびR2は、あるいは一緒になってテトラヒドロフラニルを形成し、ここで、R9が、水素、(R)-メチル、(R)-エチルまたは(R)-ヒドロキシメチルの場合は、該テトラヒドロフラン中の1個の水素原子は-OR6または-R7で置き換えられ、かつR9が、(S)-メチル、(S)-エチルまたは(S)-ヒドロキシメチルの場合は、該テトラヒドロフラン中の1個の水素原子は、-OR6もしくは-R7で置き換えられてもよく;
ここで、R9が、水素、(R)-メチル、(R)-エチルまたは(R)-ヒドロキシメチルであり、かつR1およびR2が、それぞれ独立に、水素、非置換-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキルであるか、または非置換-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルの場合は、-CH(R1)R2で表される化合物の一部は、C5〜C12直鎖または分枝アルキル、アルケニルもしくはアルキニルであり;
各R3は、独立に、ハロ、CN、-OR4または-N(R5)2から選択され;
R4は、水素、-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル、-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-R7、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7、-C(O)-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]、-C(O)-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、-C(O)-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-N(R8)2、-C(O)-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-N(R8)2、-P(O)(OR8)2、-P(O)(OR8)(R8)、-C(O)-R7、-[(C1〜C6)-直鎖または分枝アルキル]-CN、-S(O)2N(R5)2、または-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-CNから選択され;
各R5は、独立に、水素、-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル;-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-R7、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7、-[(C1〜C6)-直鎖アルキル]-CN、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-CN、-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-OR4、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-OR4、-C(O)-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、-C(O)-R7、-C(O)O-R7、-C(O)O-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)O-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、-S(O)2-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキルまたは-S(O)2-R7から選択されるか;または2個のR5部分が同一の窒素原子に結合している場合、これらが該窒素原子と一緒になって、3〜7員の複素環を形成し、ここで、該複素環は、N、O、S、S(O)またはS(O)2から独立に選択される1〜3個の追加ヘテロ原子を含んでもよく;
R6は、-C(O)-CH3、-CH2-C(O)-OH、-CH2-C(O)-O-tBu、-CH2-CN、または-CH2.ident.CHから選択され;
各R7は、単環式または二環式環系であって、ここで該環系においては
i. 各環は、C、N、OまたはSから独立に選択される3〜7個の環原子を含み;
ii. N、OまたはSからは、わずかに4個の還原子だけが選択され、
iii. 任意のCH2は、C(O)と置き換えられてもよく;
iv. 任意のSは、S(O)またはS(O)2と置き換えられてもよく;
各R8は、独立に、水素または-[C1〜C4]直鎖もしくは分枝アルキルから選択され;
ここで、該化合物中の任意の環系においては、環原子に結合している水素原子は3個まで、独立にハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1〜C4)-直鎖もしくは分枝アルキル;O-(C1〜C4)-直鎖もしくは分枝アルキル;(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、またはO-(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルと置き換えられてもよく;かつ
ここで、任意の環系はベンゾ融合(benzofused)されてよく、
R9は、水素、(R)-メチル、(S)-メチル、(R)-エチル、(S)-エチル、(R)-ヒドロキシメチルまたは(S)-ヒドロキシメチルから選択され;
R10は、-C=Nまたは5-オザゾリルから選択され、かつ
R11は、ハロ、-O-(C1〜C3)直鎖アルキル、または-O-(C2〜C3)直鎖アルケニルもしくはアルキニルから選択される。
【請求項54】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXIV)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
Zは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であって、かつここで、該N、OまたはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、かつZは、R1、R2、R3またはR4から選ばれる0〜5個の置換基で置換されていてもよく;
R1およびR2は、それぞれ独立に、H、F、Cl、Br、I、NO2、CF3、CN、OCF3、OH、C1〜C4アルコキシ-、C1〜C4アルキルカルボニル-、C1〜C6アルキル、ヒドロキシC1〜C4アルキル-、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、H2N(C0〜C4)アルキル-、R6HN(C0〜C4)アルキル-、R6R7N(C0〜C4)アルキル-、R7S(C0〜C4)アルキル-、R7S(O)(C0〜C4)アルキル-、R7SO2(C0〜C4)アルキル-、R6R7NSO2(C0〜C4)アルキル-、HSO3、HO2C(C0〜C4)アルキル-、R6O2C(C0〜C4)アルキル-およびR6R7NCO(C0〜C4)アルキル-からなる群より選択され、
あるいはまたは、R1およびR2は、隣接する炭素原子上にありかつ一緒になる場合は、メチレンジオキシまたはエチレンジオキシであり;
R3は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含む5-または6-員複素環環系であり、該複素環環系は、0〜3個のR5で置換されていてもよく、ここでRsが水素の場合は、複素環はオキソ種に互変異性体化するか、または両互変異性体の平衡混合物として存在してもよく;
R4は、F、Cl、Br、I、NO2、CF3、CN、C1〜C4アルコキシ-、OH、オキソ、CF3 O、ハロアルキルオキシ、C0〜C4アルキルヒドロキシ、C1〜C4アルキル-、C1〜C4アルキルカルボニル-、C0〜C4アルキルOCOR6、C0〜C4アルキルOC(=O)OR6、C0〜C4アルキルOC(=O)NR6R7、NH2、NHR6、C0〜C4アルキルN6R7、C0〜C4アルキルNR7C(=O)OR6、C0〜C4アルキルNR6SO2NR6R7、C0〜C4アルキルNR7SO2R6、C0〜C4アルキルSR6、C0〜C4アルキルS(O)R6、C0〜C4アルキルSO2R6、SO3R7、C0〜C4アルキルSO2NR6R7、C0〜C4アルキルSO2NR7CO(CR9R10)0-3R6、C0〜C4アルキルCO2H、C0〜C4アルキルCO2R6、C0〜C4アルキルCONR6R7およびC0〜C4アルキルCONR7SO2(CR9R10)0-3R6から選択され;
R5は、H、C1〜C4アルキル、C3〜C7シクロアルキル、F、Cl、Br、I、NO2、CN、CF3、OCF3、OH、オキソ、C1〜C4アルコキシ-、ヒドロキシC1〜C4アルキル-、C1〜C4アルキルカルボニル-、CO2H、CO2R6、CONR6R7、NHR6およびNR6R7からなる群より選択され;
R6は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシC0〜C4アルキル、オキソ、F、Cl、Br、CF3、NO2、CN、OCF3、NH2、NHR7、NR7R8、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR7R8、CO2H、CO2R7およびCONR7R8からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R7およびR8は、それぞれ独立に、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C,アルキニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、アリールスルホニル、アリール(C0〜C4アルキル)-、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式スルホニルおよび複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
または、R6およびR7、またはR6およびR8、またはR7およびR8は、両置換基が同一の窒素原子上にある場合[(-NR6R7)または(-NR7R8)のように]には、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニルおよび1-ピペラジニルからなる群より選択される複素環を形成でき、該複素環は、オキソ、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよび複素環式スルホニルからなる群より選択される、O〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CN、およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
Jは、-NR7-および-(=O)-からなる群より選択され;
Kは、-NR7-、-(=O)-および-CHR9-からなる群より選択され;
Lは、単結合、-C(=O)、-CR10R11-、-C(=O)CR10R11-、-CR10R11C(=O)-、-CR10R11C(=O)-、-HR15C−CHR16-および-R15C=CR16からなる群より選択され;
R9は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R10は、H、F、Cl、Br、C1〜C6アルコキシ、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-およびテロサイクリック(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R11は、H、F、Cl、Br、OMe、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
または、R10およびR11は、同一の炭素原子上にある場合には[(-CR10R11-)のように]、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜7員炭素環式、または3〜7員複素環式非芳香族環系を形成することができ、該炭素環式または複素環式環は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシC0〜C4アルキル、オキソ、F、Cl、Br、CF3およびNO2からなる群より独立に選択される、O〜2個の置換基で置換されていてもよく;
Xは、OR12、NR12R13、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C6〜C10アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され、ただし、Lが単結合の場合には、Xは、NR12R13ではあり得ず;
R12は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、単環式または二環式アリール(C0〜C4アルキル)-、および単環式または二環式5〜10員の複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、かつ-CZ1Z2Z3であり、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され;
Z1は、C1〜C8アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、アリール(C0〜C4アルキル)-および4〜10員複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され;
Z2は、C1〜C8アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、C1〜C6NR17R18、アリール(C0〜C4アルキル)-、および4〜10員複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され;
Z3は、C1〜C8アルキル、R14(C2〜C4アルキル)-、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、アリール(C0〜C4アルキル)-、4〜10員複素環式(C0〜C4アルキル)-、R17O=C(C0〜C4アルキル)-、R17OO=C(C0〜C4アルキル)-およびR17R18NO=C(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換されるか;
または、Z1およびZ2は、同一の炭素原子上にある場合には[(-CZ1Z2-)のように]、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜7員炭素環式、または3〜7員複素環式非芳香族環系を形成することができ、該炭素環式または複素環式環は、R14から独立に選択される、O〜2個の置換基で置換されていてもよく、
R13は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C4アルキル)-、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、アリールスルホニル、複素環式(C0〜C4アルキル)、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニルおよび複素環式スルホニルからなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、O〜2個の置換基で置換され;
または、R12およびR13は、共に同一の窒素原子上にある場合には[(-NR12R13)のように]、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニルおよび1-ピペラジニルから選択される複素環を形成でき、
該複素環は、オキソ、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル アリールスルホニルおよび複素環式スルホニルからなる群より独立に選択される、O〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、CH3-、アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CN、およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R14は、H、C1-C10アルキル、NO2、CF3、CN、F、Cl、Br、C1-C10アルキルカルボニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、NR6R7(C0〜C4アルキル)-、R6C(=O)O(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=O)O(C0〜C4アルキル)-、R6O(C0〜C4アルキル)、R6R7NC(=O)O(C0〜C4アルキル)-、R6R7NC(=O)(C0|〜C4アルキル)-、R6O(CR10R11)2-6R6NC(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6R7N(CR10R11)2-6R6NC(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6O2C(CH2),1-4 O(C0〜C4アルキル)-、R6OOC(C1〜C4アルコキシ)、-R6OOC(C0〜C4アルキル)-、R6C(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6C(=O)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=O)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=NCN)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R7NC(=O)NR8(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=NC)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6(CR10R11)1-4 NR7C=O-、R6O(CR10R11)1-4 O=CR7N-、NR6R7(CR10R11)1-4 C=OR7N-、R6O(CR10R11)2-4R7N-、R6O2C(CR10R11)1-4 R7N、R6R7N(CR10R11)2-4R7N-、R6R7NC(=NCN)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R7NC(=C(H)(NO2))NR7(C0〜C4アルキル)-、R7R8NC(=NR7)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R1NSO2NR8(C0〜C4アルキル)-、R6SO2NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R7N(C1〜C4)CO-、R6R7N(C2〜C6アルキル)O-、R6CO(CR10R11)0-2R7N(O2)S(C0〜C4アルキル)、R6(O2)SR7NC(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6S(C0〜C4アルキル)-、R6S(=0)(C0〜C4アルキル)-、R6SO2(C0〜C4アルキル)-、SO2N6R7、SiMe3、R6R7N(C2〜C4アルキル)-、R6R7N(C2〜C4アルコキシ)-、HSO3、HONH-、R6ONH-、R8R7NNR6-、HO(COR6)N-、HO(R6O2C)N、C2〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルメチル、アリール(C0〜C4アルキル)-、ヘテロアリール(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)O-およびヘテロアリール(C0〜C4アルキル)O-からなる群より選択され、
ここで、該アリール基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R15は、H、ハロ、シアノ、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、およびC3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R16は、H、ハロ、シアノ、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
または、R15およびR16が隣接する炭素原子上にある場合[-HR15C-CHR16-のように]、またはR15およびR16が次の構造(XXV)
のように二重結合の同一側に向いている場合、
R15およびR16は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜7員炭素環式芳香族もしくは非芳香族環系、または3〜7員複素環式芳香族もしくは非芳香族環系を形成でき、該炭素環式または複素環式環は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、NO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換されていてもよく;
R17は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、ヒドロキシ(C2〜C4)アルキル-、C1〜C3アルコキシ(C2〜C4)アルキル-、(C0〜C4アルキル)(C0〜C4アルキル)アミノ(C2〜C4)アルキル-、アリール(C0〜C4アルキル)-、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、アリールスルホニル、複素環式(C0〜C4アルキル)、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニルおよび複素環式スルホニルからなら群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、オキソ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される0〜2個の置換基で置換され;
R18は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;かつ
または、R17およびR18は、共に同一の窒素原子上にある場合には[(-NR12R13)のように]、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニルおよび1-ピペラジニルから選択される複素環を形成でき、
該複素環は、オキソ、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、-C1〜C6アルキルカルボニル、(C1〜C6アルキルカルボニル)(C0〜C4アルキル)アミノ-、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール((C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニルアリールスルホニルおよび複素環式スルホニルから選択される、0〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、CH3-、アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CN、およびNO2からなる群より独立に選択される0〜2個の置換基で置換される。
【請求項55】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXVI)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
Xは、-C(O)-N(R6)-、-N(R6)-C(O)-、-CH2-N(R6)-、-N(R6)-CH2-、-N(R6)-S(O)2-、-S(O)2-N(R6)-、-C(R12)(R12)-C(O)-、-C(O)-C(R12)(R12)-、-C(R12)(R12)-S(O)2-、-S(O)2-C(R12)(R12)-、-S(O)2(O)2-O-、-S(O)2-O-、-O-S(O)2-、-NR6-C(O)-Y-またはY-C(O)-NR6-から選択され;ここで、
各R6は、水素、C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル、C1〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、Ar置換C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル、またはAr置換C2〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから独立に選択され;ここで、
R6は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、またはアミノから独立に選択される、3個までの置換基で置換されていてもよく;
各R12は、R6、W-[C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル]、W-[C2〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、Ar置換[W-C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル]、Ar置換[W-[C2〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、O-Ar、N(R6)-Ar、S-Ar、S(O)-Ar、S(O)2-Ar、S-C(O)H、N(R6)-C(O)HまたはO-C(O)Hから独立に選択され;
ここで、Wは、O-、O-C(O)-、S-、S(O)-、S(O)2-、S-C(O)-、N(R6)-またはN(R6)-C(O)-であり;かつ
各R12は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノまたはアミノから独立に選択される、3個までの置換基で独立に置換されていてもよく、かつ
Yは、-O-、-S-、-C≡C-、-C(R12)2-C(R12)2-、-C(R12)2-、または-C(R12)=C(R12)-から選択され;
ここで、
R1、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立に、水素、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、-C(O)NH2、Z-(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]、Z-[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、Ar置換[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]、Ar置換[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、Ar、Q-Ar、[(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]-Q-Ar、[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-Q-Ar、O-[(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]-Q-Ar、O-[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-Q-Arから選択され、または任意の2個の隣接するR基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員芳香族炭素環式もしくは複素環式環を形成してもよく;ここで、
Zは結合、O-、S-、S(O)2-、C(O)-、OC(O)-またはN(H)C(O)-から選択され;
Qは、O、-O-C(O)-、-C(O)-O-、-N(H)-C(O)-O-、-O-N(H)-C(O)-、-N(H)-C(O)-、-C(O)-N(H)-、-O-C(O)-N(H)-または-C(O)-N(H)-Oから選択され;
Arは、フェニル、1-ナフチル、2-ナフチル、インデニル、アズレニル、フルオレニル、アントラセニル、2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラキソリル、2-ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イソキサゾリル、イソトリアゾリル、1,2,3-オキサジゾリル、1,2,3-トリゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、1,3,5-トリアジニル、1,3,5-トリチアニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、3H-インドリル、インドリニル、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1H-インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、4H-キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサニリル、1,8-ナフチリジニル、ペリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、オルフェノキサジニル、またはその他の化学的に実現可能な単環式、二環式もしくは三環式環系から選択され、ここで、各環は、5〜7環原子からなり、かつ各環は、N、O、およびSから独立に選択される、0〜3個のヘテロ原子を含み;
R13は、[C1〜C12直鎖もしくは分枝アルキル]または[C2〜C12直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]から選択され;ここで、R13は、R14またはR15から独立に選択される、1〜4個の置換基で置換されていてもよく、ここで
各R14は、環当たり3〜7員からなる単環式または二環式環系であり、該環系は、N、O、およびSから選択される、4個までのヘテロ原子を含んでよく;ここで、該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつここで、各R14は、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニル、1,-2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、(CH2)n-R16、-S-(CH2)n-R16、-S(O)-(CH2)n-R16、-S(O)2-(CH2)n-R16、-O-(CH2)n-R16または-N(R18)-(CH2)n-R16から独立に選択される、2個までの置換基を含んでよく、
ここで、nは、0、1、または2であり;
R16は、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OCF3、-OH、-S-(C1〜C4)アルキル、-S(O)-(C1〜C4)アルキル、-S(O)2-(C1〜C4)アルキル、NH2、-NH-(C1〜C4)アルキル、-N((C1〜C4)-アルキル)2、COOH、C(O)-O-(C1〜C4)アルキルまたはO-(C1〜C4)アルキルから選択され;かつ
各R15は、-OR17または-N(R18)2から独立に選択され;
R17は、水素、-(C1〜C6)直鎖アルキル、-(C1〜C6)直鎖アルキル-Ar、-C(O)-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)-Arまたは-(C1〜C6)直鎖アルキル-CNから選択され;かつ
各R18は、-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、-(C1〜C6)直鎖もしくは分岐アルキル-Ar、-(C1〜C6)直鎖アルキル-CN、-(C1〜C6)直鎖アルキル-OH、-(C1〜C6)直鎖アルキル-OR17、-C(O)-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)-Ar、-S(O)2-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキルまたは-S(O)2-Arから独立に選択され;ここで、
任意のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、独立に選択された、1〜3個のハロ基で置換されていてもよく;かつ任意のAr、芳香族炭素環式環もしくは複素環式環は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル;O-(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、またはO-(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから独立に選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
任意のAr、芳香族炭素環式環または複素環式環は、ベンゾ融合化されてもよい。
【請求項56】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、IMPDHをリン酸化するタンパク質キナーゼ、またはタンパク質キナーゼの上流アクチベータの機能をアンタゴナイズする化合物を投与する段階を含む方法。
【請求項57】
化合物がPDGFレセプターの機能をアンタゴナイズする、請求項56記載の方法。
【請求項58】
化合物が式(XXVII)のN-フェニル-2-ピリミジン-アミン誘導体である、請求項57記載の方法:
式中、
R1は、4-ピラジニル;1-メチル-1H-ピロリル;それぞれの場合におけるアミノ基が遊離であるか、アルキル化もしくはアシル化されている、アミノ-もしくはアミノ-低級アルキル-置換フェニル;5員環炭素原子の位置で結合している1H-インドリルもしくは1H-イミダゾリル;または非置換か、もしくは環炭素原子の位置で結合し、かつ非置換かもしくは酸素により窒素原子が置換されている、低級アルキルで置換されたピリジルであり;
R2およびR3は、それぞれ互いに独立に、水素または低級アルキルであり;
ラジカルR4、R5、R6、R7およびR8の一つもしくは二つは、それぞれニトロ、フルオロ置換低級アルコキシ、または式XXVIIIのラジカルであり、
-N(R9)-C(=X)-(Y)n-R10 (XXVIII)
式中、
R9は、水素または低級アルキルであり、Xは、オキソ、チオ、イミノ、N-低級アルキル-イミノ、ヒドロキシイミノまたはO-低級アルキル−ヒドロキシイミノであり、
Yは、酸素またはNH基であり、nは、0または1であり、かつR10は、少なくとも5個の炭素原子を有する脂肪族ラジカル、または芳香族、芳香族-脂肪族、脂環式、脂環式-脂肪族、複素環式もしくは複素環式-脂肪族ラジカルであり、かつ
残りのラジカルR4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ互いに独立に、水素、
置換されていないか、または遊離もしくはアルキル化アミノ、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロロリジニルもしくはモルホリニルで置換されている低級アルキル、
または低級アルカノイル、トリフルオロメチル、遊離、エーテル化もしくはエステル化ヒドロキシ、遊離、アルキル化もしくはアシル化アミノ、または遊離もしくはエステル化カルボキシである。
【請求項1】
細胞を、IMPDHを調節するのに十分な時間および条件の下で作用物質に接触させることを含む、脂肪生成を調節するための方法。
【請求項2】
細胞が脂肪細胞またはその前駆体である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
細胞が白色脂肪細胞またはその前駆体である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
細胞が前駆脂肪細胞である、請求項2または3記載の方法。
【請求項5】
作用物質が、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を低下させる、請求項1記載の方法。
【請求項6】
作用物質がIMPDHの機能をアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項7】
作用物質が、IMPDH触媒部位の活性を低下させるまたは抑止する、請求項1記載の方法。
【請求項8】
作用物質が、IMPDHとタンパク質キナーゼとの間の相互作用を低下させるまたは抑止する、請求項1記載の方法。
【請求項9】
タンパク質キナーゼがPI 3-キナーゼおよびPDK1から選択される、請求項8記載の方法。
【請求項10】
作用物質がIMPDHをリン酸化するタンパク質キナーゼの機能をアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項11】
タンパク質キナーゼがPI 3-キナーゼおよびPDK1から選択される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
作用物質がタンパク質キナーゼの上流アクチベータの機能をアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項13】
上流アクチベータがPDGFまたはPDGFレセプターより選択される、請求項12記載の方法。
【請求項14】
作用物質がIMPDHと直接相互作用する分子の機能を阻害する、請求項1記載の方法。
【請求項15】
分子がタンパク質キナーゼである、請求項14記載の方法。
【請求項16】
作用物質が、脂肪細胞での脂質の蓄積を低下させるまたは抑止するためにIMPDHをアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項17】
作用物質が、前駆脂肪細胞の分化能および/または増殖を低下させるまたは抑止するためにIMPDHをアンタゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項18】
作用物質が、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を上げる、請求項1記載の方法。
【請求項19】
作用物質がIMPDHの機能をアゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項20】
作用物質が、IMPDH触媒部位の活性を増強、促進、そうでなければ可能にする、請求項19記載の方法。
【請求項21】
作用物質が、IMPDHとタンパク質キナーゼとの間の相互作用を増強、促進、そうでなければ可能にする、請求項19記載の方法。
【請求項22】
作用物質が脂肪細胞での脂質の蓄積を増加させるためにIMPDHをアゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項23】
作用物質が、前駆脂細胞の分化能および/または増殖を増加させるためにIMPDHをアゴナイズする、請求項1記載の方法。
【請求項24】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、このような処置を必要とする患者に、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を低下させる脂肪生成阻害有効量の作用物質、ならびに任意で薬学的に許容される担体および/または希釈剤を投与する段階を含む、方法。
【請求項25】
作用物質が、脂肪細胞での脂質の蓄積を減少させるためにIMPDHの機能をアンタゴナイズする、請求項24記載の方法。
【請求項26】
作用物質が前駆脂肪細胞の分化能および/または増殖を減少させるためにIMPDHの機能をアンタゴナイズする、請求項24記載の方法。
【請求項27】
作用物質が脂肪細胞または脂肪細胞前駆体と接触する、請求項24記載の方法。
【請求項28】
悪液質または脂肪生成における局所的欠損状態を処置または予防するための方法であって、このような処置を必要とする患者に、Impdh遺伝子の発現、またはこの遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を刺激または増加させる脂肪生成刺激有効量の作用物質、ならびに任意で薬学的に許容される担体および/または希釈剤を投与する段階を含む、方法。
【請求項29】
作用物質が脂肪細胞での脂質の蓄積を増加させるためにIMPDHの機能をアゴナイズする、請求項28記載の方法。
【請求項30】
作用物質が前駆脂肪細胞の分化能および/または増殖を増加させるためにIMPDHの機能をアゴナイズする、請求項28記載の方法。
【請求項31】
作用物質が脂肪細胞または脂肪細胞前駆体と接触する、請求項28記載の方法。
【請求項32】
作用物質が、遺伝子の発現、または遺伝子の発現産物のレベルもしくは機能活性を、作用物質非存在時の発現、レベルまたは機能活性に対して少なくとも10%増加または低下させる、請求項1、24または28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
脂肪生成の調節に有用な作用物質を同定するための方法であって、以下の段階を含む方法:
調製物を試験作用物質と接触させる段階であって、前記調製物が、(i)少なくともIMPDHポリペプチドの生物学的に活性な断片またはその変異体もしくは誘導体に対応するアミノ酸配列を含むポリペプチド;または(ii)レポーター遺伝子と機能的に連結している、少なくともImpdh遺伝子の発現を制御する遺伝子配列部分を含むポリヌクレオチドを含む段階;ならびに試験作用物質非存在時の正常もしくは参照レベルおよび/もしくは機能活性に対する、ポリペプチド、またはレポーター遺伝子の発現産物のレベルおよび/もしくは機能活性の変化を検出する段階であって、前記変化が作用物質が脂肪生成を調節することを示す段階。
【請求項34】
脂肪生成を調節するために有用な作用物質を同定するための方法であって、以下の段階を含む方法:
IMPDHおよびタンパク質キナーゼを作用物質と接触させる段階;ならびに作用物質がIMPDHとタンパク質キナーゼとの結合を調節する場合に作用物質の試験が陽性となる、IMPDHとタンパク質キナーゼとの結合を測定する段階。
【請求項35】
脂肪生成を調節するために有用な作用物質を同定するための方法であって、以下の段階を含む方法:
脂肪細胞またはそれらの前駆体から選択した細胞の第1のサンプルをインスリンと接触させて、これらの細胞での脂質の蓄積を測定する段階;脂肪細胞またはそれらの前駆体から選択した細胞の第2のサンプルをインスリンと、および作用物質と接触させて、これら脂肪での脂質の蓄積を測定する段階;ならびに細胞の第1のサンプルでの脂質の蓄積と細胞の第2サンプルでの脂質の蓄積を比較し、細胞の第2のサンプルでの脂質の蓄積が細胞の第1のサンプルに比べてより高いまたはより低いことが脂肪生成を調節する作用物質の標示である段階。
【請求項36】
肥満関連状態における脂肪生成を調節するための作用物質の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
請求項33〜35のいずれか一項に記載の方法によって脂肪生成を調節する作用物質を同定する段階;および前記調節に関して試験が陽性であることに基づき作用物質を合成する段階。
【請求項37】
作用物質を誘導化する段階、ならびに、肥満関連状態の処置または予防のための作用物質の効力を改善するために、誘導化された作用物質を薬学的に許容される担体および/または希釈剤と任意で調合する段階をさらに含む、請求項36記載の方法。
【請求項38】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置するための作用物質の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
IMPDHの機能をアンタゴナイズすると思われる作用物質を試験する段階;およびアンタゴニズムについて試験が陽性であることに基づき作用物質を合成する段階。
【請求項39】
悪液質または脂肪生成における局所的欠損の状態を処置または予防するための作用物質の製造方法であって、以下の段階を含む方法:
IMPDHの機能をアゴナイズすると思われる作用物質を試験する段階;およびアゴニズムについて試験が陽性であることに基づき作用物質を合成する段階。
【請求項40】
作用物質を誘導化する段階、および誘導化された作用物質を薬学的に許容される担体および/または希釈剤と共に任意で調合する段階をさらに含む、請求項38または39記載の方法。
【請求項41】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、このような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、ミコフェノール酸およびその誘導体から選択されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法。
【請求項42】
化合物が式(I)およびその薬学的に許容される塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、H、または1〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであり;
R2は、H、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル、または-フェニル-4-CO2R3であり、ここで、
R3は、H、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル、または薬学的に許容されるカチオンであり;
R4およびR5は、それぞれ独立に、H、または1〜6個の炭素原子を有する低級アルキルであり;
X1およびY1は、それぞれ独立に、OまたはSであり;かつ
qは、1〜6の整数である。
【請求項43】
化合物が式(II)およびその薬学的に許容される塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、
からなる群より選択され、式中、
Aは、酸素またはイオウであり;
qは、0〜6の整数であり;
R2は、アルキル、ハロアルキルまたは-NR4R5であり、ここで、
R4およびR5は、独立に、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、
ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、クロロカルボニル、スルホニルフェニルアミノ、ニトロ、シアノ、フェニル、アルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アシルアミノ、ジアルキルアミノもしくはジアルキルアミノエトキシカルボニルで一置換されていてもよいフェニル、
ヒドロキシ、カルボキシ、ニトロもしくはアルキルで二置換されていてもよいフェニル、
またはジアルキルアミノで置換されていてもよいベンジルであり;
R3は、H、アルキルまたは薬学的に許容されるカチオンであり;
QおよびQ1は、独立に、Hまたは-CO2R3であり;かつ
Z1は、IH-テトラゾリル、-CH2OH、-CHO、-CN、-C(O)A2R6および-C(O)NR7R8からなる群より選択され、ここで、
A2は、酸素またはイオウであり;
R6は、H、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよいベンジル、または薬学的に許容されるカチオンであり;かつ
R7およびR8は、独立に、H、アルキルもしくはシクロアルキルであるか、またはR7およびR8は一緒になって-(CH2)2O(CH2)2-、-(CH2)4-または-(CH2)5-である。
【請求項44】
化合物が式(III)およびその薬学的に許容される塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
Zは、水素または-C(O)Rであり、ここで、Rは、低級アルキルもしくはアリールである。
【請求項45】
化合物が式(IV)で表される、請求項41記載の方法:
式中、
mは、2〜4の整数であり;
Zは、以下の式(a)、(b)、(c)または(d)から選択され、
式中、
R2は、水素、アダマンチルなどのシクロアルキルを含む7個もしくはそれ以上の炭素原子を有するアルキル、または-NR2R3であり、ここで、R2は、水素もしくは低級アルキルであり、およびR3は、水素、低級アルキル、-フェニル-4-CO2R2、あるいは薬学的に許容されるカチオンである;
式中、
R4は、水素、アルキル、アリールまたは-NR2R3である;
式中、
nは、0〜6の整数であり、かつ;
R5は、水素、低級アルキルまたは薬学的に許容されるカチオンである;
式中、
R6およびR7は、独立に、水素または-CO2R5であり;かつ
Yは、炭素原子が4〜6個の低級アルキレン、または炭素原子が3〜5個の低級アルキレン、および-O-、-S-もしくは
の1メンバーであり、
式中、
R8は、水素もしくは炭素原子が1〜5個のアルキルである。
【請求項46】
化合物が式(V)および薬学的に許容されるその塩で表され、ただしmが2の場合、Y1は-(CH2)2-O-(CH2)2を含まない、請求項41記載の方法:
式中、
mは、2〜4の整数であり;
Z1は、水素または-C(O)R9であり、ここで、
R9は、低級アルキルまたはアリールであり;かつ
Y1は、炭素原子が4〜6個の低級アルキレン、または炭素原子が3〜5個の低級アルキレン、および-O-、-S-もしくは
の1メンバーであり、
式中、
R8は、水素もしくは炭素原子が1〜5個のアルキルである。
【請求項47】
化合物が式(VI)および薬学的に許容されるその塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、水素、低級アルキル、-C(O)R3、-C(O)NR4R5、-CO2R6または-SO2R3であり
ここで、
R3は、水素、低級アルキル、ハロ低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;
R4は、水素、低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;
R5は、水素、低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;
R6は、低級アルキルまたは置換されていてもよいフェニルであり;かつ
R7は、水素、低級アルキル、置換されていてもよいフェニルまたは-(CH2)m-N=Yであり、
ここで、
mは、2〜4の整数であり;かつ
Yは、炭素原子が4〜6個の低級アルキレンまたは炭素原子が3〜5個の低級アルキレン、および-O-、-S-もしくは-N(R8)-の1メンバーであり、ここで、R8は、水素もしくは低級アルキルである。
【請求項48】
化合物が式(VII)および薬学的に許容されるその塩で表される、請求項41記載の方法:
式中、
R1は、HまたはC(O)R10であり、ここで、R10は、低級アルキル、アリールもしくはNH-アリールであり;
R2は、低級アルキル、シクロアルキル、ビニル、フルオロビニル、ジフルオロビニル、トリフルオロビニル、アルケニル、-C≡C-R11、アレニル、CHOまたはCH2OR12であり、
ここで、
R11は、Hもしくは低級アルキルであり、および
R12は、Hもしくは4-メトキシベンジルであり;かつ
Zは、式:ZA、ZB、ZC、ZD、ZE、ZF、ZGおよびZHから選択される側鎖であり、
式中、
Z1は、H、低級アルキル、ハロまたはCF3であり;
Z2は、H、低級アルキル、低級アルコキシ、アリールまたはCH2-Z11であり、ここで、
Z11は、ハロ、CN、アリールもしくはヘテロアリールであり;
Z3は、H、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、フェニル、もしくは(SO)m-低級アルキルであり、ここで、mは0、1もしくは2であり;
Z4は、H、低級アルキルもしくはフェニルであるか;
またはZ3およびZ4は、それらが結合している炭素と一緒になって炭素原子が3〜5個のシクロアルキルを形成し;かつ
Gは、OH、低級アルコキシ、低級チオアルキル、NG1G2、O-(CH2)n-NG1G2、またはO-(CH2)n-N=G3であり、
ここで、
nは、1〜6の整数であり、
G1は、Hもしくは低級アルキルであり、
G2は、Hもしくは低級アルキルであり、および
=G3は、炭素原子が4〜6個の低級アルキレンであるか、もしくは炭素原子が3〜5個に、-O-、-S-もしくは-N(G4)-である一つのメンバーを加えた低級アルキレンであり、ここで、G4は、Hもしくは低級アルキルである;または
式中、
Z5は、Hまたは低級アルキルであり;
Z8は、H、低級アルキルであるか、またはD2と共に二重結合を形成し;
D1およびD2は、それらの近接する炭素原子と一緒になって、置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の、3から7原子の炭素環式もしくは複素環式環を形成し;かつ
Gは、上記定義のとおりである;または
式中、
Z8は、Hまたは低級アルキルであり;かつ
Z5およびGは、上記定義のとおりである;または
式中、
D3は、-CH2-または-CH2-CH2-であり;かつ
Gは、上記定義のとおりである;または
式中、
Z6は、H、低級アルキル、COOH、NH2、アジドまたはハロであり;
Z7は、H、低級アルキル、またはハロであり;かつ
Z5およびGは、上記定義のとおりである;
式中、
Z1およびGは、上記定義のとおりである;または
式中、
D3、Z2、Z3、Z4およびGは、上記定義のとおりである;または
式中、
D4は、-CH2-、-CH2-CH2-、-CH2-CH2-CH2-、-O-もしくは-O-CH2-であり;かつ
Z1およびGは上記定義のとおりである。
【請求項49】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(VIII)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物および薬学的に許容されるその塩を投与する段階を含む方法:
式中、
Aは(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C2〜C6)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから選択され;かつAは、2個まで置換基を含んでよく、ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1またはR3から選択され、かつ
第2の該置換基は、存在する場合には、R1であり;
Bは、N、OもしくはSから選択される4個までのヘテロ原子を含んでもよい、飽和、不飽和、または部分的に飽和の単環もしくは二環式環系であり、かつ次式
から選択され、
式中、各Xは、適切な原子価を完成させるのに必要な水素原子の数であり;
かつBは、置換基を3個まで含んでよく、
ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R2、R4もしくはR5から選択され、
第2の該置換基は、存在する場合には、R1もしくはR4から選択され、かつ
第3の該置換基は、存在する場合には、R1であり;かつ
Dは、C(O)、C(S)またはS(O)2より選択され;ここで、
各R1は、独立に、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、R6もしくは(CH2)n-Yから選択され;
ここで、nは、0、1または2であり;かつ
Yは、ハロゲン、CN、NO2、CF3、OCF3、OH、SR6、S(O)R6、SO2R6、NH2、NHR6、N(R6)2、NR6R8、COOH、COOR6またはOR6から選択され;
各R2は、独立に、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから選択され;かつ各R2は、置換基を2個まで含んでよく、
ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R4およびR5から選択され、かつ
第2の該置換基は、存在する場合にはR1であり;
R3は、環あたり5〜6員を含む単環式または二環式環系から選択され、ここで、該環系は、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよく、および該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、C(O)で置換されていてもよく;かつ各R3は、置換基を3個まで含んでよく、
ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R2、R4もしくはR5から選択され、
第2の該置換基は、存在する場合には、R1もしくはR4から選択され、かつ
第3の該置換基は、存在する場合にはR1であり;
各R4は、独立に、OR5、OC(O)R6、OC(O)R5、OC(O)OR6、OC(O)OR5、OC(O)N(R6)2、OP(O)(OR6)2、SR6、SR5、S(O)R6、S(O)R5、SO2R6、SO2R5、SO2N(R6)2、SO2NR5R6、SO3R6、C(O)R5、C(O)OR5、C(O)R6、C(O)OR6、NC(O)C(O)R6、NC(O)C(O)R5、NC(O)C(O)OR6、NC(O)C(O)N(R6)2、C(O)N(R6)2、C(O)N(OR6)R6、C(O)N(OR6)R5、C(NOR6)R6、C(NOR6)R5、N(R6)2、NR6C(O)R1、NR6C(O)R6、NR6C(O)R5、NR6C(O)OR6、NR6C(O)OR5、NR6C(O)N(R6)2、NR6C(O)NR5R6、NR6SO2R6、NR6SO2R5、NR6SO2N(R6)2、NR6SO2NR5R6、N(OR6)R6、N(OR6)R5、P(O)(OR6)N(R6)2およびP(O)(OR6)2から選択され;
各R5は、環あたり5〜6員を含む単環式または二環式環系から選択され、ここで、該環系は、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよく、および該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R5は、置換基を3個まで含んでよく、これらのそれぞれは存在する場合はR1であり;
各R6は、独立に、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルから選択され;かつ各R6は、R7である置換基を含んでよく;
R7は、環あたり5〜6員を含む単環式または二環式環系から選択され、ここで、該環系は、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよく、および該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R7は、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニル、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、または(CH2)n-Zから独立に選ばれる置換基を2個まで含んでよく;
ここで、nは、0、1または2であり;かつ
Zは、ハロゲン、CN、NO2、CF3、OCF3、OH、S(C1〜C4)-アルキル、SO(C1〜C4)-アルキル、SO2(C1〜C4)-アルキル、NH2、NH(C1〜C4)-アルキル、N((C1〜C4)-アルキル)2、N((C1〜C4)-アルキル)R8、COOH、C(O)O(C1〜C4)-アルキルまたはO(C1〜C4)-アルキルから選択され;かつ
R8は、アミノ保護基であり;かつ
ここで、任意のA、R2またはR6の任意の炭素原子は、O、S、SO、SO2、NHまたはN(C1〜C4)-アルキルで置き換えられてもよい。
【請求項50】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XVI)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物および薬学的に許容されるその塩を投与する段階を含む方法:
式中、
Aは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含むことができる飽和、不飽和または部分的に飽和の単環もしくは二環式環系であり、ここで、各Aは、R1、R4およびR5から選択される置換基を4個まで含んでよく;
各R1は、ハロゲン、CN、NO2、CF3、OCF3、OH、R3、OR3、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、SR3、S(O)R3、SO2R3、NH2、NHR3、N(R3)2、NR3R9、COOHまたはCOOR3であり;
各R2は、独立に、R1、または環あたり5〜6員からなる単環式環系であり、ここで、該環系は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R2は置換基を2個まで含んでよく、各置換基は、独立に、R1から選択され;
各R3は、独立に、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または (C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルまたはアルキニルから選択され;
各R4は、独立に、(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、または (C2〜C6)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから選択され;かつ各R4は置換基を2個まで含んでもよく、ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R5、もしくはR8であり、かつ
第2の該置換基は、存在する場合には、R1であり;
各R5は、独立に、OR6、OC(O)R7、OC(O)R6、OC(O)OR7、OC(O)OR6、OC(O)N(R7)2、OP(O)(OR7)2、SR7、SR6、S(O)R7、S(O)R6、SO2R7、SO2R6、SO2N(R7)2、SO2NR6R7、SO3R7、C(O)R6、C(O)OR6、C(O)R7、C(O)OR7、NC(O)C(O)R7、NC(O)C(O)R6、NC(O)C(O)OR7、NC(O)C(O)N(R7)2、C(O)N(R7)2、C(O)N(OR7)R7、C(O)N(OR7)R6、C(NOR7)R7、C(NOR7)R6、N(R7)2、NR7C(O)R6、NR7C(O)R7、NR6C(O)R6、NR7C(O)OR7、NR7C(O)OR6、NR7C(O)N(R7)2、NR7C(O)NR6R7、NR7SO2R7、NR7SO2R6、NR7SO2N(R7)2、NR7SO2NR6R7、N(OR7)R7、N(OR7)R6、P(O)(OR7)N(R7)2、P(O)(OR7)2、P(O)(N(R7)2)2およびP(O)(OR7)R7から選択され;
R6は、環あたり5〜6員からなる単環式または二環式環系であり、ここで、該環系はN、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、C(O)で置換されていてもよく;かつ各R6は、置換基を3個まで含んでよく、各置換基は、独立に、R1から選択され;
各R7は、独立に、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、または(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルであり;かつ各R7は、R8である置換基を含んでよく;
R8は、環当たり5〜6員からなる単環式または二環式環系であり、ここで、該環系は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつ各R8は、H、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C2〜C4)直鎖または分枝アルケニル、1,2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシおよび(CH2)n-R1から独立に選ばれる置換基を2個まで含んでよく;
ここで、nは0、1または2であり;
R9は、アミノ保護基であり;かつ
ここで、R3、R4またはR7の任意の炭素原子は、O、S、SO、SO2NHまたはN(C1〜C4)アルキルと置き換えられてもよい。
【請求項51】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XX)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
Xは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよい単環式または二環式環系であり、および該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、およびXは、A、R1またはR2から選ばれる0〜5個の置換基によって置換されていてもよく;
Aは、R3またはR4であり;
R3は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含む5員もしくは6員の複素環式環系であり、該複素環式環系は0〜3個のR5で置換されていてもよく、ここで、R5がヒドロキシの場合は、複素環はオキソ種に互変異性体化するか、または両互変異性体の平衡混合物として存在してもよく;
R4は、H、F、Cl、Br、I、NO2、CF3、C0〜C4アルキルCN、C1〜C4アルコキシ-、C0〜C4アルキルヒドロキシ、C1〜C4アルキル-、C1〜C4アルキルカルボニル-、C0〜C4アルキルOCOR6、C0〜C4アルキルOC(=O)OR6、C0〜C4アルキルOC(=O)NR6R7、NH2、NHR6、C0〜C4アルキルNR6R7、C0〜C4アルキルNR7C(=O)OR6、C0〜C4アルキルNR6SO2NR6R7、C0〜C4アルキルNR7SO2R6、C0〜C4アルキルSR6、C0〜C4アルキルS(O)R6、C0〜C4アルキルSO2R6、SO3R7、C0〜C4アルキルSO2NR6R7、C0〜C4アルキルSO2NR7CO(CR9R10)qR6、C0〜C4アルキルCO2H、C0〜C4アルキルCO2R6、C0〜C4アルキルCONR6R7およびC0〜C4CONR7SO2(CR9R10)qR6から選択され;
R5は、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、オキソ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、CN、NH2、NHR6、NR6R7、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO3R7、SO2NR6、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択され;
Rは、HまたはC1〜C4アルキルであり;
R1およびR2は、それぞれ独立に、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ-、OR6、O(CR9R10)rCO2R6、O(CR9R10)mNR6R7、O(CR9R10)pCN、O(CR9R10)rC(=O)NR6R7、C1〜C4アルキルカルボニル-、CN、NH2、NHR6、NR6R7、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7OR6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7CH[(CR9R10)pOR6]2、NR7C[(CR9R10)pOR6]3、NR7C(=O)R6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)mSO2(CR9R10)qR、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR6、SO3R7、SO2NR6、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択され;あるいはまたは、R1およびR2は、隣接する炭素原子上にある場合、一緒になってメチレンジオキシまたはエチレンジオキシである場合があり;
R6、R7およびR8は、それぞれ独立に、H、C1〜C6アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C1〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)カルボニル、アリール(C1〜C5アルキルオキシ)カルボニル、複素環式(C0〜C5アルキル)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、C0〜C4アルキルアリール、C0〜C4アルキル複素環から選択され、ここで、該シクロアルキル、アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、ハロアルキル、NO2およびCNからなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
あるいはまたは、R6およびR7、またはR6およびR8、またはR7およびR8は、両置換基が同一窒素原子上にある[(-NR6R7)または(-NR7R8)のように]場合には、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニル、1-ピペラジニル、1-イミダゾリル、3-アザバイシクロ[3,2,2]ノナン-3-イルおよび1-テトラゾリルから選択される複素環を形成でき、該複素環は、オキソ、C0〜C4アルキルOH、C0〜C4アルキルOC1〜C4アルキル、C0〜C4アルキルCONH2、C0〜C4アルキルCO2 C0〜C4アルキル、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、C3〜C7シクロアルキル、-C0〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルコキシカルボニル、-NHCOアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、ヘテロアリールアルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよびヘテロアリールスルホニルから選択される、O〜3個の基で置換されていてもよく;
Bは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子のに隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、かつBは、1〜4個のR11基で置換されていてもよく;
Dは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、かつDは、1〜4個の(CR9R10)nE基で置換されていてもよく;
nは、0〜4の値を有する整数であり;
mは、2〜6の値を有する整数であり;
pは、1〜3の値を有する整数であり;
qは、0〜3の値を有する整数であり;
rは、0〜6の値を有する整数であり;
R9は、HまたはC1〜C4アルキルであり;
R10は、HまたはC1〜C4アルキル、C1〜C4アルキルヒドロキシ、C1〜C4アルキルアリールもしくはC1〜C4アルキルヘテロアリールから選択され、ここで、該アリールまたはヘテロアリール基は、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、CN、NH2、NR6R7、SR6、S(O)R6、SO2R6、SO3R6、SO2NR6、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から独立して選択される、0〜3個の基で置換されていてもよく;
R11は、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ-、OR6、O(CR9R10)rCO2R6、O(CR9R10)mNR6R7、O(CR9R10)pCN、O(CR9R10)rC(=O)NR6R7、C1〜C4アルキルカルボニル-、CN、NH2、NHR6、NR6R7、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7OR6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7CH[(CR9R10)pOR6]2、NR7C[(CR9R10)pOR6]3、NR7C(=O)R6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)mSO2(CR9R10)qR6、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR6、SO3R7、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択され;
Eは、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、OR6、CN、CHO、CO2R6、CONR6R7、OCOR6、OC(=O)OR6、OC(=O)NR6R7、OCH2CO2R6、C(=O)R6、NH2、NHR6、NR6R7、NR7C(=O)R6、NR7C(=O)OR6、NR7C(=O)C(=O)OR6、NR7C(=O)C(=O)NR6R7、NR7C(=O)C(=O)(C1〜C6アルキル)、NR7C(=NCN)OR6、NR7C(=O)NR6R7、NR7C(=NCN)NR6R7、NR7C(=NR6)NR7R8、NR6SO2NR6R7、NR7SO2R6、SR6、S(=O)R6、SO2R6、SO3R7、SO2NR6R7、NHOH、NHOR6、NR6NR7NR8、N(COR6)OH、N(CO2R6)OH、CO2R6、CONR6R7、CONR7(CR9R10)rR6、CO(CR9R10)pO(CHR9)qCO2R6、CO(CR9CR10)rOR6、CO(CR9R10)pO(CR9R10)qR6、CO(CR9CR10)rNR6R7、OC(O)O(CR9R10)mNR6R7、O(CO)N(CR9R10)rR6、O(CR9R10)mNR6R7、NR7C(O)(CR9R10)rR6、NR7C(O)(CR9R10)rOR6、NR7C(=NC)(CR9R10)rOR6、NR7C(=NC)(CR9R10)rR6、NR7CO(CR9R10)rNR6R7、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)nSO2(CR9R10)qR6、CONR7(CR9R10)nSO2(CR9R10)q、SO2NR7(CR9R10)nCO(CR9R10)qR6、SO2NR6(CR9R10)mOR6、C2〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルメチル、アリール、複素環式およびアルキルアリールから選択され、ここで、該アリール基は、R12から独立に選択される0〜2個の置換基で置換される場合があり;
R12は、それぞれの場合で独立に、H、ハロゲン、NO2、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、オキソ、C1〜C4アルコキシ-、OR6、O(CR9R10)rCO2R6、O(CR9R10)mNR6R7、O(CR9R10)pCN、O(CR9R10)rC(=O)NR6R7、C1〜C4アルキルカルボニル-、CN、NH2、NHR6、NR6R7、NR7(CR9R10)rCO2R6、NR7OR6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7CH[(CR9R10)pOR6]2、NR7C[(CR9R10)pOR6]3、NR7C(=O)R6、NR7(CR9R10)mOR6、NR7(CR9R10)mNR6R7、NR7(CR9R10)mSO2(CR9R10)qR6、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR6、SO3R7、CO2H、CO2R6およびCONR6R7から選択される。
【請求項52】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXI)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物および薬学的に許容されるその塩を投与する段階を含む方法:
式中、
Xは、-C(O)-、-C(S)-および-S(O)2-からなる群より選択され;
Aは、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく;かつ各環は3個までの置換基で置換されていてもよく、ここで、
第1の該置換基は、存在する場合には、R1、R2およびR3からなる群より選択され、
第2の該置換基は、存在する場合には、R1およびR2からなる群より選択され、かつ
第3の該置換基は、存在する場合には、R1およびR2からなる群より選択され;
R1は、環当たり4〜6員を含む単環式環系から選択され、該環系はN、OまたはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよく、ならびに該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2はオキソ(=O)で置換されていてもよく;かつ各R1は、R2またはR3から選択される置換基を3個まで含んでよく;
R2は、ハロゲン、CN、NO2、CF3、(C0〜C4アルキル)OR3、OCF3、OC(O)R3、OC(O)OR3、0(C)NR3R4、(C0〜C4アルキル)C(O)R3、(C0〜C4アルキル)C(O)OR3、(C0〜C4アルキル)C(O)OR3、(C0〜C4アルキル)C(O)NR3R4、(C0〜C4アルキル)CONR3S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)C(O)N(OR3)R3、(C0〜C4アルキル)SR3、(C0〜C4アルキル)SR3、(C0〜C4アルキル)S(O)R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)S(O)R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2NR3R4、(C0〜C4アルキル)S(O)2NR3C(O)R4、(C0〜C4アルキル)NR3R4、(C0〜C4アルキル)NR3C(O)NR4、(C0〜C4アルキル)NR3C(O)R4、(C0〜C4アルキル)NR3C(O)OR5、(C0〜C4アルキル)NR3S(O)2R5、(C0〜C4アルキル)S(O)2OR3、(C0〜C4アルキル)P(O)(OH)OR3、-J-(C0〜C4アルキル)OR3、-J-(C1〜C4アルキル)C(O)OR3、-J-(C1〜C4アルキル)CONR3S(O)2R5、-J-(C1〜C4アルキル)S(O)2NR3R4、-J-(C1〜C4アルキル)S(O)2NR3C(O)R4、(C0〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルおよび-J-(C1〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルから選択され、ここで、Jは、O、SおよびNR3から選ばれ;
R3は、水素、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)アルケニルもしくは(C2〜C4)アルキニル、アリール(C0〜C4)アルキル-、複素環式(C0〜C4)アルキル-およびシクロアルキル(C0〜C4)アルキル-から選択され、ここで、該基は、R6から独立に選択される0〜2個の置換基で置換されており;
R4は、水素、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)-アルケニル、(C2〜C4)アルキニル、アリール(C0〜C4)アルキル-、複素環式(C0〜C4)アルキル-、シクロアルキル(C0〜C4)アルキル-、(C0〜C4)アルキルカルボニル、アリール(C0〜C4)アルキルカルボニル、複素環式(C0〜C4)アルキルカルボニル、(C1〜C4)アルキルオキシカルボニル、アリール(C1〜C4)アルキルオキシカルボニルおよび複素環式(C1〜C4)アルキルオキシカルボニルから選択され、ここで、該基は、R6から独立に選択される、0〜2個の置換基で置換されており;
または、R3およびR4は、両置換基が、(-NR3R4)のように同一の窒素原子上にある場合には、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニル、および1-ピペラジニルからなる群より選択される複素環を形成でき、該複素環は、オキソ、R6、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、-C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール((C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよび複素環式スルホニルからなる群より選択される、0〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立して選択される0〜2個の置換基で置換され;
R5は、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)アルケニル、(C2〜C4)アルキニル、アリール(C0〜C4)アルキル-、複素環式(C0〜C4)アルキル-およびシクロアルキル(C0〜C4)アルキル-から選択され、かつ各R3は、R6から選択される、2個までの、異なるもしくは同一の置換基を含んでよく;
R6は、H、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、ヒドロキシC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、NH2、(C0〜C4アルキル)0-2アルキルアミノ、C0〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルホニル、アリールC0〜C4アルキルスルホニル、(C0〜C4アルキル)0、アルキルアミノスルホニル-、(C0〜C4アルキルカルボニルアミノスルホニル-、アリールC0〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニル、C1〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニルカルボキシラート、C1〜C4アルキルオキシカルボニル、(C0〜C4アルキル)02アミノカルボニル-、および(C0〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルから選択され;
Bは、N、OもしくはSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでよい単環式または二環式環系であり、かつここで、該N、OもしくはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく;各環系は、R7、R8またはR9から選ばれる1個の置換基によって置換されていてもよく、かつ第2および/または第3置換基で置換されていてもよく、ここで、
第2の該置換基は、存在する場合には、R7、R8、R9、R10、R11、R12から選択され;かつ
第3の該置換基は、存在する場合には、R10、R11およびR12から選択され;
R7は、(C0〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニルまたは(C2〜C6)アルキニルから選択され、かつR7は
で置換され;
R8は、(C0〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニルまたは(C2〜C6)アルキニルから選択され、かつR8は
で置換され;
R9は、(C0〜C6)アルキル、または(C2〜C6)アルケニルまたは(C2〜C6)アルキニルから選択され、かつR9は
で置換され;
Z1は、O、SおよびNR3からなる群より選択され;
Z2は、H、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、CN、CF3、OR3、複素環、NO2、C(O)R3、C(O)2R3、C(O)NR3R4、S(O)2NR3R4およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z3は、OR3、SR3およびNR3R4からなる群より選択され;
Z4は、H、ハロ、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、CN、CF3、複素環、NO2、C(O)R3、C(O)2R3、C(O)NR3R4、S(O)2NR3R4およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z5は、ハロ、CN、CF3、複素環、NO2、C(O)R3、C(O)2R3、C(O)NR3R4、S(O)2NR3R4およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z6は、H、C(O)H、C(O)R3、C(O)OR5、C(O)NR3R4、S(O)R5およびS(O)2R5からなる群より選択され;
Z7は、OH、OR3およびNR3R4からなる群より選択され;
R10は、水素、(C1〜C4)アルキル、(C2〜C4)アルケニルもしくはアルキニル、アリール、複素環およびシクロアルキルから選択され、かつ各R10は、R11またはR12から選択される置換基を3個まで含んでよく;
R11は、H、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルカルボニル、NH2、(C0〜C4アルキル)0-2アルキルアミノ、C0〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルホニル、アリールC0〜C4アルキルスルホニル、(C0〜C4アルキル)0-2アルキルアミノスルホニル-、(C0〜C4アルキルカルボニルアミノスルホニル-、アリールC0〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニル、C1〜C4アルキルスルホニルアミノカルボニルカルボキシラート、C1〜C4アルキルオキシカルボニル、(C0〜C4アルキル)0-2アミノカルボニル-および(C0〜C4アルキル)テトラゾール-5-イルからなる群より選択され;
R12は、H、アルキル、(C1〜C6)アルキルオキシ、C3〜C6シクロアルキル、複素環およびアリールから選択される。
【請求項53】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXIII)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
R1およびR2は、それぞれ独立に、水素;-CF3;-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル;-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル;-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル-R7;-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7または-R7から選択され;かつR1またはR2の少なくとも一つは、-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル-R7;-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7または-R7であり、
ここで、任意の該アルキル、アルケニルまたはアルキニルの水素原子の4個までが、独立にR3によって置き換えられてもよいか;または
R1およびR2は、あるいは一緒になってテトラヒドロフラニルを形成し、ここで、R9が、水素、(R)-メチル、(R)-エチルまたは(R)-ヒドロキシメチルの場合は、該テトラヒドロフラン中の1個の水素原子は-OR6または-R7で置き換えられ、かつR9が、(S)-メチル、(S)-エチルまたは(S)-ヒドロキシメチルの場合は、該テトラヒドロフラン中の1個の水素原子は、-OR6もしくは-R7で置き換えられてもよく;
ここで、R9が、水素、(R)-メチル、(R)-エチルまたは(R)-ヒドロキシメチルであり、かつR1およびR2が、それぞれ独立に、水素、非置換-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキルであるか、または非置換-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルの場合は、-CH(R1)R2で表される化合物の一部は、C5〜C12直鎖または分枝アルキル、アルケニルもしくはアルキニルであり;
各R3は、独立に、ハロ、CN、-OR4または-N(R5)2から選択され;
R4は、水素、-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル、-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-R7、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7、-C(O)-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]、-C(O)-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、-C(O)-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-N(R8)2、-C(O)-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-N(R8)2、-P(O)(OR8)2、-P(O)(OR8)(R8)、-C(O)-R7、-[(C1〜C6)-直鎖または分枝アルキル]-CN、-S(O)2N(R5)2、または-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-CNから選択され;
各R5は、独立に、水素、-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル;-(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-R7、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-R7、-[(C1〜C6)-直鎖アルキル]-CN、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-CN、-[(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル]-OR4、-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-OR4、-C(O)-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、-C(O)-R7、-C(O)O-R7、-C(O)O-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)O-[(C2〜C6)-直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、-S(O)2-(C1〜C6)-直鎖もしくは分枝アルキルまたは-S(O)2-R7から選択されるか;または2個のR5部分が同一の窒素原子に結合している場合、これらが該窒素原子と一緒になって、3〜7員の複素環を形成し、ここで、該複素環は、N、O、S、S(O)またはS(O)2から独立に選択される1〜3個の追加ヘテロ原子を含んでもよく;
R6は、-C(O)-CH3、-CH2-C(O)-OH、-CH2-C(O)-O-tBu、-CH2-CN、または-CH2.ident.CHから選択され;
各R7は、単環式または二環式環系であって、ここで該環系においては
i. 各環は、C、N、OまたはSから独立に選択される3〜7個の環原子を含み;
ii. N、OまたはSからは、わずかに4個の還原子だけが選択され、
iii. 任意のCH2は、C(O)と置き換えられてもよく;
iv. 任意のSは、S(O)またはS(O)2と置き換えられてもよく;
各R8は、独立に、水素または-[C1〜C4]直鎖もしくは分枝アルキルから選択され;
ここで、該化合物中の任意の環系においては、環原子に結合している水素原子は3個まで、独立にハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1〜C4)-直鎖もしくは分枝アルキル;O-(C1〜C4)-直鎖もしくは分枝アルキル;(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、またはO-(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルと置き換えられてもよく;かつ
ここで、任意の環系はベンゾ融合(benzofused)されてよく、
R9は、水素、(R)-メチル、(S)-メチル、(R)-エチル、(S)-エチル、(R)-ヒドロキシメチルまたは(S)-ヒドロキシメチルから選択され;
R10は、-C=Nまたは5-オザゾリルから選択され、かつ
R11は、ハロ、-O-(C1〜C3)直鎖アルキル、または-O-(C2〜C3)直鎖アルケニルもしくはアルキニルから選択される。
【請求項54】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXIV)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
Zは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含んでもよい単環式または二環式環系であって、かつここで、該N、OまたはSの任意のヘテロ原子に隣接するCH2は、オキソ(=O)で置換されていてもよく、かつZは、R1、R2、R3またはR4から選ばれる0〜5個の置換基で置換されていてもよく;
R1およびR2は、それぞれ独立に、H、F、Cl、Br、I、NO2、CF3、CN、OCF3、OH、C1〜C4アルコキシ-、C1〜C4アルキルカルボニル-、C1〜C6アルキル、ヒドロキシC1〜C4アルキル-、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、H2N(C0〜C4)アルキル-、R6HN(C0〜C4)アルキル-、R6R7N(C0〜C4)アルキル-、R7S(C0〜C4)アルキル-、R7S(O)(C0〜C4)アルキル-、R7SO2(C0〜C4)アルキル-、R6R7NSO2(C0〜C4)アルキル-、HSO3、HO2C(C0〜C4)アルキル-、R6O2C(C0〜C4)アルキル-およびR6R7NCO(C0〜C4)アルキル-からなる群より選択され、
あるいはまたは、R1およびR2は、隣接する炭素原子上にありかつ一緒になる場合は、メチレンジオキシまたはエチレンジオキシであり;
R3は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を4個まで含む5-または6-員複素環環系であり、該複素環環系は、0〜3個のR5で置換されていてもよく、ここでRsが水素の場合は、複素環はオキソ種に互変異性体化するか、または両互変異性体の平衡混合物として存在してもよく;
R4は、F、Cl、Br、I、NO2、CF3、CN、C1〜C4アルコキシ-、OH、オキソ、CF3 O、ハロアルキルオキシ、C0〜C4アルキルヒドロキシ、C1〜C4アルキル-、C1〜C4アルキルカルボニル-、C0〜C4アルキルOCOR6、C0〜C4アルキルOC(=O)OR6、C0〜C4アルキルOC(=O)NR6R7、NH2、NHR6、C0〜C4アルキルN6R7、C0〜C4アルキルNR7C(=O)OR6、C0〜C4アルキルNR6SO2NR6R7、C0〜C4アルキルNR7SO2R6、C0〜C4アルキルSR6、C0〜C4アルキルS(O)R6、C0〜C4アルキルSO2R6、SO3R7、C0〜C4アルキルSO2NR6R7、C0〜C4アルキルSO2NR7CO(CR9R10)0-3R6、C0〜C4アルキルCO2H、C0〜C4アルキルCO2R6、C0〜C4アルキルCONR6R7およびC0〜C4アルキルCONR7SO2(CR9R10)0-3R6から選択され;
R5は、H、C1〜C4アルキル、C3〜C7シクロアルキル、F、Cl、Br、I、NO2、CN、CF3、OCF3、OH、オキソ、C1〜C4アルコキシ-、ヒドロキシC1〜C4アルキル-、C1〜C4アルキルカルボニル-、CO2H、CO2R6、CONR6R7、NHR6およびNR6R7からなる群より選択され;
R6は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシC0〜C4アルキル、オキソ、F、Cl、Br、CF3、NO2、CN、OCF3、NH2、NHR7、NR7R8、SR7、S(O)R7、SO2R7、SO2NR7R8、CO2H、CO2R7およびCONR7R8からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R7およびR8は、それぞれ独立に、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C,アルキニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、アリールスルホニル、アリール(C0〜C4アルキル)-、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式スルホニルおよび複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
または、R6およびR7、またはR6およびR8、またはR7およびR8は、両置換基が同一の窒素原子上にある場合[(-NR6R7)または(-NR7R8)のように]には、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニルおよび1-ピペラジニルからなる群より選択される複素環を形成でき、該複素環は、オキソ、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよび複素環式スルホニルからなる群より選択される、O〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CN、およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
Jは、-NR7-および-(=O)-からなる群より選択され;
Kは、-NR7-、-(=O)-および-CHR9-からなる群より選択され;
Lは、単結合、-C(=O)、-CR10R11-、-C(=O)CR10R11-、-CR10R11C(=O)-、-CR10R11C(=O)-、-HR15C−CHR16-および-R15C=CR16からなる群より選択され;
R9は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R10は、H、F、Cl、Br、C1〜C6アルコキシ、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-およびテロサイクリック(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R11は、H、F、Cl、Br、OMe、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
または、R10およびR11は、同一の炭素原子上にある場合には[(-CR10R11-)のように]、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜7員炭素環式、または3〜7員複素環式非芳香族環系を形成することができ、該炭素環式または複素環式環は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシC0〜C4アルキル、オキソ、F、Cl、Br、CF3およびNO2からなる群より独立に選択される、O〜2個の置換基で置換されていてもよく;
Xは、OR12、NR12R13、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C6〜C10アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され、ただし、Lが単結合の場合には、Xは、NR12R13ではあり得ず;
R12は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、単環式または二環式アリール(C0〜C4アルキル)-、および単環式または二環式5〜10員の複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、かつ-CZ1Z2Z3であり、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され;
Z1は、C1〜C8アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、アリール(C0〜C4アルキル)-および4〜10員複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され;
Z2は、C1〜C8アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、C1〜C6NR17R18、アリール(C0〜C4アルキル)-、および4〜10員複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換され;
Z3は、C1〜C8アルキル、R14(C2〜C4アルキル)-、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6ヒドロキシアルキル、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、アリール(C0〜C4アルキル)-、4〜10員複素環式(C0〜C4アルキル)-、R17O=C(C0〜C4アルキル)-、R17OO=C(C0〜C4アルキル)-およびR17R18NO=C(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜3個の置換基で置換されるか;
または、Z1およびZ2は、同一の炭素原子上にある場合には[(-CZ1Z2-)のように]、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜7員炭素環式、または3〜7員複素環式非芳香族環系を形成することができ、該炭素環式または複素環式環は、R14から独立に選択される、O〜2個の置換基で置換されていてもよく、
R13は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C4アルキル)-、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、アリールスルホニル、複素環式(C0〜C4アルキル)、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニルおよび複素環式スルホニルからなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、O〜2個の置換基で置換され;
または、R12およびR13は、共に同一の窒素原子上にある場合には[(-NR12R13)のように]、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニルおよび1-ピペラジニルから選択される複素環を形成でき、
該複素環は、オキソ、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル アリールスルホニルおよび複素環式スルホニルからなる群より独立に選択される、O〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、CH3-、アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CN、およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R14は、H、C1-C10アルキル、NO2、CF3、CN、F、Cl、Br、C1-C10アルキルカルボニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、OH、NR6R7(C0〜C4アルキル)-、R6C(=O)O(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=O)O(C0〜C4アルキル)-、R6O(C0〜C4アルキル)、R6R7NC(=O)O(C0〜C4アルキル)-、R6R7NC(=O)(C0|〜C4アルキル)-、R6O(CR10R11)2-6R6NC(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6R7N(CR10R11)2-6R6NC(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6O2C(CH2),1-4 O(C0〜C4アルキル)-、R6OOC(C1〜C4アルコキシ)、-R6OOC(C0〜C4アルキル)-、R6C(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6C(=O)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=O)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=NCN)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R7NC(=O)NR8(C0〜C4アルキル)-、R6OC(=NC)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6(CR10R11)1-4 NR7C=O-、R6O(CR10R11)1-4 O=CR7N-、NR6R7(CR10R11)1-4 C=OR7N-、R6O(CR10R11)2-4R7N-、R6O2C(CR10R11)1-4 R7N、R6R7N(CR10R11)2-4R7N-、R6R7NC(=NCN)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R7NC(=C(H)(NO2))NR7(C0〜C4アルキル)-、R7R8NC(=NR7)NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R1NSO2NR8(C0〜C4アルキル)-、R6SO2NR7(C0〜C4アルキル)-、R6R7N(C1〜C4)CO-、R6R7N(C2〜C6アルキル)O-、R6CO(CR10R11)0-2R7N(O2)S(C0〜C4アルキル)、R6(O2)SR7NC(=O)(C0〜C4アルキル)-、R6S(C0〜C4アルキル)-、R6S(=0)(C0〜C4アルキル)-、R6SO2(C0〜C4アルキル)-、SO2N6R7、SiMe3、R6R7N(C2〜C4アルキル)-、R6R7N(C2〜C4アルコキシ)-、HSO3、HONH-、R6ONH-、R8R7NNR6-、HO(COR6)N-、HO(R6O2C)N、C2〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルメチル、アリール(C0〜C4アルキル)-、ヘテロアリール(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)O-およびヘテロアリール(C0〜C4アルキル)O-からなる群より選択され、
ここで、該アリール基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3およびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R15は、H、ハロ、シアノ、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、およびC3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
R16は、H、ハロ、シアノ、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、R14から独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;
または、R15およびR16が隣接する炭素原子上にある場合[-HR15C-CHR16-のように]、またはR15およびR16が次の構造(XXV)
のように二重結合の同一側に向いている場合、
R15およびR16は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3〜7員炭素環式芳香族もしくは非芳香族環系、または3〜7員複素環式芳香族もしくは非芳香族環系を形成でき、該炭素環式または複素環式環は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、NO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換されていてもよく;
R17は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、ヒドロキシ(C2〜C4)アルキル-、C1〜C3アルコキシ(C2〜C4)アルキル-、(C0〜C4アルキル)(C0〜C4アルキル)アミノ(C2〜C4)アルキル-、アリール(C0〜C4アルキル)-、アリール(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、アリールスルホニル、複素環式(C0〜C4アルキル)、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニルおよび複素環式スルホニルからなら群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルコキシ C1〜C4アルキル、オキソ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される0〜2個の置換基で置換され;
R18は、H、C1〜C8アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C10シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、アリール(C0〜C4アルキル)-および複素環式(C0〜C4アルキル)-からなる群より選択され、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CNおよびNO2からなる群より独立に選択される、0〜2個の置換基で置換され;かつ
または、R17およびR18は、共に同一の窒素原子上にある場合には[(-NR12R13)のように]、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1-アジリジニル、1-アゼチジニル、1-ピペリジニル、1-モルホリニル、1-ピロリジニル、チアモルホリニル、チアゾリジニルおよび1-ピペラジニルから選択される複素環を形成でき、
該複素環は、オキソ、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C4アルキル)-、-C1〜C6アルキルカルボニル、(C1〜C6アルキルカルボニル)(C0〜C4アルキル)アミノ-、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルキル)カルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、C3〜C7シクロアルキル(C0〜C5アルコキシ)カルボニル、アリール(C0〜C5アルキル)、複素環式(C0〜C5アルキル)、アリール((C1〜C5アルコキシ)カルボニル、複素環式(C1〜C5アルコキシ)カルボニル、C1〜C6アルキルスルホニルアリールスルホニルおよび複素環式スルホニルから選択される、0〜3個の基で置換されていてもよく、
ここで、該アリールまたは複素環式基は、CH3-、アルコキシ、F、Cl、Br、CF3、CN、およびNO2からなる群より独立に選択される0〜2個の置換基で置換される。
【請求項55】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、式(XXVI)によって表されるIMPDHアンタゴニスト化合物を投与する段階を含む方法:
式中、
Xは、-C(O)-N(R6)-、-N(R6)-C(O)-、-CH2-N(R6)-、-N(R6)-CH2-、-N(R6)-S(O)2-、-S(O)2-N(R6)-、-C(R12)(R12)-C(O)-、-C(O)-C(R12)(R12)-、-C(R12)(R12)-S(O)2-、-S(O)2-C(R12)(R12)-、-S(O)2(O)2-O-、-S(O)2-O-、-O-S(O)2-、-NR6-C(O)-Y-またはY-C(O)-NR6-から選択され;ここで、
各R6は、水素、C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル、C1〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、Ar置換C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル、またはAr置換C2〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから独立に選択され;ここで、
R6は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、またはアミノから独立に選択される、3個までの置換基で置換されていてもよく;
各R12は、R6、W-[C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル]、W-[C2〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、Ar置換[W-C1〜C4直鎖もしくは分枝アルキル]、Ar置換[W-[C2〜C4直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、O-Ar、N(R6)-Ar、S-Ar、S(O)-Ar、S(O)2-Ar、S-C(O)H、N(R6)-C(O)HまたはO-C(O)Hから独立に選択され;
ここで、Wは、O-、O-C(O)-、S-、S(O)-、S(O)2-、S-C(O)-、N(R6)-またはN(R6)-C(O)-であり;かつ
各R12は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノまたはアミノから独立に選択される、3個までの置換基で独立に置換されていてもよく、かつ
Yは、-O-、-S-、-C≡C-、-C(R12)2-C(R12)2-、-C(R12)2-、または-C(R12)=C(R12)-から選択され;
ここで、
R1、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R9、R10およびR11は、それぞれ独立に、水素、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、-C(O)NH2、Z-(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]、Z-[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、Ar置換[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]、Ar置換[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]、Ar、Q-Ar、[(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]-Q-Ar、[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-Q-Ar、O-[(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル]-Q-Ar、O-[(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]-Q-Arから選択され、または任意の2個の隣接するR基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員芳香族炭素環式もしくは複素環式環を形成してもよく;ここで、
Zは結合、O-、S-、S(O)2-、C(O)-、OC(O)-またはN(H)C(O)-から選択され;
Qは、O、-O-C(O)-、-C(O)-O-、-N(H)-C(O)-O-、-O-N(H)-C(O)-、-N(H)-C(O)-、-C(O)-N(H)-、-O-C(O)-N(H)-または-C(O)-N(H)-Oから選択され;
Arは、フェニル、1-ナフチル、2-ナフチル、インデニル、アズレニル、フルオレニル、アントラセニル、2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラキソリル、2-ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イソキサゾリル、イソトリアゾリル、1,2,3-オキサジゾリル、1,2,3-トリゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、1,3,5-トリアジニル、1,3,5-トリチアニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、3H-インドリル、インドリニル、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1H-インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、4H-キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサニリル、1,8-ナフチリジニル、ペリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、オルフェノキサジニル、またはその他の化学的に実現可能な単環式、二環式もしくは三環式環系から選択され、ここで、各環は、5〜7環原子からなり、かつ各環は、N、O、およびSから独立に選択される、0〜3個のヘテロ原子を含み;
R13は、[C1〜C12直鎖もしくは分枝アルキル]または[C2〜C12直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル]から選択され;ここで、R13は、R14またはR15から独立に選択される、1〜4個の置換基で置換されていてもよく、ここで
各R14は、環当たり3〜7員からなる単環式または二環式環系であり、該環系は、N、O、およびSから選択される、4個までのヘテロ原子を含んでよく;ここで、該N、OもしくはSに隣接するCH2は、C(O)で置換される場合があり;かつここで、各R14は、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニル、1,-2-メチレンジオキシ、1,2-エチレンジオキシ、(CH2)n-R16、-S-(CH2)n-R16、-S(O)-(CH2)n-R16、-S(O)2-(CH2)n-R16、-O-(CH2)n-R16または-N(R18)-(CH2)n-R16から独立に選択される、2個までの置換基を含んでよく、
ここで、nは、0、1、または2であり;
R16は、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OCF3、-OH、-S-(C1〜C4)アルキル、-S(O)-(C1〜C4)アルキル、-S(O)2-(C1〜C4)アルキル、NH2、-NH-(C1〜C4)アルキル、-N((C1〜C4)-アルキル)2、COOH、C(O)-O-(C1〜C4)アルキルまたはO-(C1〜C4)アルキルから選択され;かつ
各R15は、-OR17または-N(R18)2から独立に選択され;
R17は、水素、-(C1〜C6)直鎖アルキル、-(C1〜C6)直鎖アルキル-Ar、-C(O)-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)-Arまたは-(C1〜C6)直鎖アルキル-CNから選択され;かつ
各R18は、-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、-(C1〜C6)直鎖もしくは分岐アルキル-Ar、-(C1〜C6)直鎖アルキル-CN、-(C1〜C6)直鎖アルキル-OH、-(C1〜C6)直鎖アルキル-OR17、-C(O)-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキル、-C(O)-Ar、-S(O)2-(C1〜C6)直鎖もしくは分枝アルキルまたは-S(O)2-Arから独立に選択され;ここで、
任意のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基は、独立に選択された、1〜3個のハロ基で置換されていてもよく;かつ任意のAr、芳香族炭素環式環もしくは複素環式環は、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル;O-(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルキル、(C1〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニル、またはO-(C2〜C4)直鎖もしくは分枝アルケニルもしくはアルキニルから独立に選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
任意のAr、芳香族炭素環式環または複素環式環は、ベンゾ融合化されてもよい。
【請求項56】
肥満、または脂肪生成における局所的増加の状態を処置または予防するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、脂肪生成阻害有効量の、IMPDHをリン酸化するタンパク質キナーゼ、またはタンパク質キナーゼの上流アクチベータの機能をアンタゴナイズする化合物を投与する段階を含む方法。
【請求項57】
化合物がPDGFレセプターの機能をアンタゴナイズする、請求項56記載の方法。
【請求項58】
化合物が式(XXVII)のN-フェニル-2-ピリミジン-アミン誘導体である、請求項57記載の方法:
式中、
R1は、4-ピラジニル;1-メチル-1H-ピロリル;それぞれの場合におけるアミノ基が遊離であるか、アルキル化もしくはアシル化されている、アミノ-もしくはアミノ-低級アルキル-置換フェニル;5員環炭素原子の位置で結合している1H-インドリルもしくは1H-イミダゾリル;または非置換か、もしくは環炭素原子の位置で結合し、かつ非置換かもしくは酸素により窒素原子が置換されている、低級アルキルで置換されたピリジルであり;
R2およびR3は、それぞれ互いに独立に、水素または低級アルキルであり;
ラジカルR4、R5、R6、R7およびR8の一つもしくは二つは、それぞれニトロ、フルオロ置換低級アルコキシ、または式XXVIIIのラジカルであり、
-N(R9)-C(=X)-(Y)n-R10 (XXVIII)
式中、
R9は、水素または低級アルキルであり、Xは、オキソ、チオ、イミノ、N-低級アルキル-イミノ、ヒドロキシイミノまたはO-低級アルキル−ヒドロキシイミノであり、
Yは、酸素またはNH基であり、nは、0または1であり、かつR10は、少なくとも5個の炭素原子を有する脂肪族ラジカル、または芳香族、芳香族-脂肪族、脂環式、脂環式-脂肪族、複素環式もしくは複素環式-脂肪族ラジカルであり、かつ
残りのラジカルR4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ互いに独立に、水素、
置換されていないか、または遊離もしくはアルキル化アミノ、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロロリジニルもしくはモルホリニルで置換されている低級アルキル、
または低級アルカノイル、トリフルオロメチル、遊離、エーテル化もしくはエステル化ヒドロキシ、遊離、アルキル化もしくはアシル化アミノ、または遊離もしくはエステル化カルボキシである。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2008−517584(P2008−517584A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−526122(P2007−526122)
【出願日】平成17年8月16日(2005.8.16)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001235
【国際公開番号】WO2006/017896
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(507310651)アディポジェン ファーマシューティカルズ ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月16日(2005.8.16)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001235
【国際公開番号】WO2006/017896
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(507310651)アディポジェン ファーマシューティカルズ ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]