説明

光コネクタ

【課題】本発明は、光コネクタにおける光ファイバの被せ部材であるフェルールの回転による光軸のずれを防止し、光モジュールの特性への影響を改善することができる光コネクタを提供することを目的とした。
【解決手段】光信号と電気信号とを変換する光モジュール10と、前記光モジュール10と光ファイバ7の両者を支持すると共に両者を接続するハウジング26とを備えた光コネクタ1において、ハウジング26の装入孔部内に配置される光ファイバ7を保持するフェルール8に対して、押さえ部材であるフェルール止め5を取り付けることにより装入孔部及びフェルール8とフェルール止め5を一体化し、回転不能にすること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュールを内蔵した光コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、情報通信分野において、高速データ通信を可能とする光通信システムが広く採用されている。一般に、光通信システムは、電気信号と光信号とを変換する光モジュールと、光信号の搬送路となる光ファイバとを備えており、光モジュールと光ファイバとは、光プラグを光コネクタに装着させて光学的に接続される。
【0003】
光プラグは、光ファイバが挿入されたフェルールを備え、光コネクタには、光モジュールが内蔵されている。例えば特許文献1には、光モジュールを光軸のずれなくハウジングに固定することが可能な光コネクタが開示されている。
【0004】
ここで従来の光コネクタは、外来の電磁ノイズから光モジュールを防御し、光モジュールから放射される電磁ノイズが外部に漏れないようにするために、導電性を有するシールドケースで光モジュールを覆っていた。
【特許文献1】特開2006−215276号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来のこのような光モジュールを用いた光コネクタでは、光ファイバの被せ部材であるフェルールの回転により光軸のずれを生じ、光モジュールの特性に影響を与える懸念があった。
【0006】
そこで本発明は、光コネクタにおける光ファイバの被せ部材であるフェルールの回転による光軸のずれを防止し、光モジュールの特性への影響を改善できる光コネクタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、光信号と電気信号とを変換する光モジュールと、前記光モジュールと光ファイバの両者を支持すると共に両者を接続するハウジングとを備えた光コネクタにおいて、ハウジングは光ファイバの先端部を装入する装入孔部を有し、光ファイバは先端に被せ部材が設けられ、装入孔部内に被せ部材を押さえる押さえ部材があり、押さえ部材は装入孔部及び被せ部材の双方を回転不能に係合することを特徴とした。
【0008】
請求項1の光コネクタは、光ファイバの先端に被せ部材が設けられ、ハウジングの装入孔部内に被せ部材を押さえる押さえ部材を取り付けることによって、装入孔部及び被せ部材の双方を回転不能に係合することができる。これにより請求項1の光コネクタは、光軸のずれが防止でき、光モジュールの特性への影響を改善することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、被せ部材はフランジ部を有し、フランジ部の一部に凹部又は凸部があり、押さえ部材にもフランジ部があってその一部に凹部又は凸部があり、被せ部材側の凹部又は凸部と、押さえ部材側の凸部又は凹部とが係合することを特徴とした。
【0010】
これにより請求項2の光コネクタは、被せ部材側の凹部又は凸部と、押さえ部材側の凸部又は凹部とが係合することによって、被せ部材および押さえ部材および装入孔部が一体となり、確実に回転不能状態となり光軸のずれを防止し、光モジュールの特性への影響を改善することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の光コネクタは、光コネクタにおける光ファイバの被せ部材であるフェルールの回転による光軸のずれを防止し、光モジュールの特性への影響を改善することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下さらに本発明の具体的実施形態について説明する。
【0013】
図1は回路基板に実装された本発明に係る受光側の光コネクタを示した断面図である。なお図1は、図3のC−C断面に相当する。図2は回路基板に実装された本発明に係る発光側の光コネクタを示した断面図である。なお図2は、図3のD−D断面に相当する。図3は、図1および図2に示した光コネクタのA−A断面図である。図4、図5、図6は、光コネクタのハウジングを示した正面図、底面図、側面図である。図10、図11は、本発明に係る光モジュールにおける受光モジュールを示した正面図、背面図であり、図12は図10、図11で示した受光モジュールのE−E断面図であり、図13は受光モジュールの透視図である。図14は、図3に示した光コネクタのB−B断面図である。図15は、図1に示した光コネクタの分解断面図である。
【0014】
図1に示すように、本実施形態の光コネクタ1は、光通信システムにおいて、回路基板2に実装され、光ファイバ7と光モジュール10とを光学的に接続するのに用いられる。
【0015】
回路基板2に実装された光コネクタ1は、光ファイバ7の一端を保持する光プラグ6を装着し、内蔵された光モジュール10によって電気信号と光信号とを変換する。本実施形態の光コネクタ1に装着される光プラグ6には、光ファイバを保持するフェルール(ferrule 被せ部材)8が先端側に突出して2本取り付けられており、2本のフェルール8は、平行に配置されている。
【0016】
なお以下の説明では、特に断りのない限り、前後および上下の位置関係については、光コネクタ1に内蔵される光モジュール10を基準とし、レンズ18が配置される方を前方、その反対を後方とする。また外部リード23が伸びる方を下方、その反対を上方とする。
【0017】
光コネクタ1は、2つの光モジュール10、1つのハウジング26、および1つのシールドケース38を備えている。
【0018】
図9に示す光モジュール10は、光信号と電気信号とを変換する部材であり、光素子12、16を内蔵する。光モジュール10は、内蔵される光素子12、16により発光モジュール11と受光モジュール15とに分けられる。発光モジュール11は、レーザダイオードや発光ダイオード等の発光素子12を備えた光モジュール10であり、受光モジュール15は、フォトダイオード等の受光素子16を備えた光モジュール10である。本実施形態の光コネクタ1は、発光モジュール11および受光モジュール15を一つずつ内蔵している。
【0019】
また図9および図13に示す光モジュール10は、光素子12、16の他に、封止樹脂(樹脂ブロック)17およびリードフレーム部材を備える。リードフレーム部材は、光素子12、16が実装される実装パッド24、固定フレーム22、外部リード23、および内部リード21に大別される。
【0020】
封止樹脂17は、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の透明性を有する樹脂であり、実装パッド24に実装された光素子12、16および内部リードを封止する。封止樹脂17は正面視、略矩形に形成され、略中央に光素子12、16が配置される。また光素子12、16の発光部または受光部と対向する位置には、封止樹脂17によってレンズ18が形成されている。
【0021】
また図10,12が示すように、レンズ18の周囲は、レンズ18の直径よりも拡がりをもった直径で空間19が形成されている。封止樹脂17の内部には、内部リード21が挟み込まれている。そして封止樹脂17には、レンズ18が形成された面と反対側の樹脂面44に空間70が形成されている。この空間70は、レンズ18の中心から封止樹脂17の樹脂面44に垂直に投影した点を中心に形成されている。空間70の深さは、封止樹脂17の樹脂面44から内部に挟み込まれた内部リード21に到達しない程度である。また図11のように、光モジュール10の空間70が形成された面を正面視すると、空間70は円形状の形状を有する。空間70の開口面積は、前述のレンズ18周囲の空間19の開口面積と同程度である。
【0022】
固定フレーム22は、封止樹脂17の外形に沿って形成される「L」字状のリードフレーム部材であり、実装パッド24と一体的に形成される。固定フレーム22の所定位置には、後述するハウジング26の位置決めピン31が挿入される固定孔25が2つ設けられている。光モジュール10に実装される光素子12、16は、これら2つの固定孔25を結ぶ直線の中点近傍に配置される。そのため固定フレーム22に設けられた2つの固定孔25を結ぶ直線と、光素子12,16の光軸とは略垂直に交差することになる。
【0023】
外部リード23は、リードフレーム部材の一部であり、外部の回路基板2に電気的に接続されて、光素子12,16を駆動させる電力や制御信号が入出力される。内部リード21は、封止樹脂17によって封止されたリードフレーム部材の一部であり、各外部リード23と連続して設けられている。内部リード21は、ボンティング用ワイヤ14によって光素子12、16と電気接続されている。また内部リード21には信号処理用の制御ICチップ13が実装されている。
【0024】
ハウジング26は、絶縁性を有する合成樹脂で形成される箱状の部材である。
【0025】
図3に示すように、ハウジング26の一方の面には、光ファイバ7を備えた光プラグ6が差し込まれる差込口27があり、ハウジング26内部の嵌合空間28に続いている。差込口27から差し込まれた光プラグ6は、ハウジング26内の嵌合空間28に収容され、嵌合空間28を構成する内壁30と嵌合することにより固定される。
【0026】
ハウジング26の差込側と逆側の面は、光モジュール10を所定位置に位置決めする位置決めピン31が形成されるピン形成面32である。
【0027】
位置決めピン31は、光モジュール10をハウジング26の所定位置に位置決めするためにピン形成面32の所定位置に形成される。またハウジング26には、嵌合空間28とピン形成面32とを結ぶ装入孔部33が2つ設けられており、これらの装入孔部33には、光プラグ6のフェルール8を保持して位置決めするスリーブ35が取り付けられる。
【0028】
図5に示すように、ピン形成面32には、1つの光モジュール10に対して2つの位置決めピン31、31が形成されている。そして本実施形態のハウジング26では、2つの位置決めピン31、31を結んだ直線の中点近傍に、スリーブ35の中心軸が配置されている。
【0029】
図4、5に示すように、ハウジング26の左右の側面には、後述のシールドケース38を構成する基板側シールド材53の固定用スリット50が差し込まれる差込溝37が設けられている。また差込溝37の出入口近傍または差込溝37内の所定位置には固定用突起61(移動制限手段)が設けられている。
図7、図8、図9は、上方シールド材、基板側シールド材、光モジュールを示した斜視図である。
【0030】
シールドケース38は、図1に示すように、ハウジング26の所定位置に配置された光モジュール10を収容する上方シールド材40と、回路基板2側に配置される基板側シールド材53とを備える。上方シールド材40および基板側シールド材53は、導電性を有する金属薄板を屈曲加工することにより形成される。
【0031】
上方シールド材40は、光モジュール10が収容される部材であり、図7に示すように、上方後壁43、中央周壁46、および上方前壁41を備える。
【0032】
上方前壁41は、ハウジング26のピン形成面32に沿って配置されるシールド板である。上方前壁41は、光モジュール10がシールドケース38に収容された際、光モジュール10の前方半分を覆う。上方前壁41には、ハウジング26に取り付けられたスリーブ35を避けるように半円状のスリーブ切り欠き42が設けられている。
【0033】
上方後壁43は、上方前壁41に対向させて平行に配置されるシールド板である。上方後壁43は、光モジュール10がシールドケース38に収容された際、光モジュール10の後方に配置される。図1や図2に示すように、上方後壁43には、所定位置に板ばね45が取り付けられており、収容された光モジュール10を前方(ハウジング26側)に付勢することができる。
【0034】
図7に示すように、中央周壁46は、上方前壁41と上方後壁43とをつなぐシールド材である。光モジュール10がシールドケース38に収容された際、中央周壁46は光モジュール10の上方を覆う。このとき、図14に示すように、光モジュール10が備える固定フレーム22の上端部は中央周壁46に接する。
【0035】
上方シールド材40の下方は、開放されており、この部分から光モジュール10がシールドケース38に収容される。
【0036】
図8に示すように、基板側シールド材53は、下方後壁58、側方周壁47、下方前壁55、および隔壁60を備える。
【0037】
下方前壁55は、ハウジング26のピン形成面32に沿って配置されるシールド板である。下方前壁55は、光モジュール10がシールドケース38に収容された際、光モジュール10の前方下半分を覆う。下方前壁55には、ハウジング26に取り付けられたスリーブ35を避けるように半円状のスリーブ切り欠き56が設けられている。
【0038】
下方前壁58は、下方前壁55に対向させて平行に配置されるシールド板である。下方後壁43は、光モジュール10がシールドケース38に収容された際、光モジュール10の後方に配置される。
【0039】
側方周壁47は、下方前壁55および下方後壁58を挟んで対抗するように配置される。側方周壁47の後方は、下方前壁58につながっており、前方は、下方前壁55につながっている。光モジュール10がシールドケース38に収容された際、側方周壁47は、光モジュール10の側方を覆う。このとき、図14示すように、光モジュール10が備える固定フレーム22の側端部は、側方周壁47に接する。
【0040】
隔壁60は、クロストークを防止するために発光モジュール11と受光モジュール15との間に配置されるシールド材である。
【0041】
図16は、フェルールの正面図である。図17は、フェルールの斜視図である。図18は、フェルール止めの正面図である。図19は、フェルール止めの斜視図である。図20は、フェルールの分解斜視図である。図21は、図20で示したフェルール及びフェルール止めのF−F断面図である。
【0042】
図17に示すように、フェルール8は、円筒状である。フェルール8は、一端側およびフェルール8の軸方向中間にそれぞれフランジ部を有す。一端側のフランジ73には切り欠き71が2つ形成されている。切り欠き71はそれぞれ円周方向に180°離れて位置されている。切り欠き71はいずれも厚み方向に貫通している。
【0043】
図16のようにフェルール8のフランジ部73の端面を正面視すると、切り欠き71の形状は概ね正方形である。この正方形の一辺の長さは、フェルール8のフランジ部73の外周側から径方向内側に向けて形成されている。
【0044】
図19に示すように、フェルール止め5は円筒状である。また中心には軸方向に貫通した空間が形成されている。フェルール止め5は、両端にフランジ部が形成されている。それぞれのフランジ部は、正面視すると円形である。フランジ部74にはリブ72が2つ形成されている。リブ72は、それぞれ円周方向に180°離れて位置されている。リブ72は、いずれも軸方向外側に向けて端面から突出している。リブ72の突出長さは、前述のフェルール8の切り欠き71が形成されたフランジ部73の厚みと同程度あるいはそれ以上である。
【0045】
図18のようにフェルール止め5のフランジ部74の端面を正面視すると、リブ72の形状は概ね正方形である。この正方形の一辺の長さは、前述フェルール8のフランジ部73に形成された切り欠き71の正方形の一辺の長さと同程度である。
【0046】
図21が示すように、前述の軸方向に貫通した空間は、拡径側には、ばね設置空間75と狭径側の空間との2層で構成されている。ばね設置空間75は、リブ72が形成されている側である。ばね設置空間75と狭径側の空間との境目は、段差76が形成されている。
【0047】
次に本実施形態の光コネクタ1の各部材間の組合せ構成について説明する。
【0048】
図1、2に示すようにハウジング26において、光プラグ6から突出したフェルール8の先端部が装入孔部内に配置されている。そのときフェルール8の先端部は光モジュール10が備えるレンズ18に向き合って位置している。
【0049】
またフェルール8の先端部とは逆側の切り欠き71が設けられている側は、フェルール止め5によって押さえられた状態になっている。このときフェルール止め5において、リブ72が設けられた側がフェルール8と向き合っている。そして前述のフェルール8の切り欠き71とフェルール止め5のリブ72とは係合された配置となっている。
【0050】
またこのフェルール8とフェルール止め5との両者の間のばね設置空間75には、ばねが設置されている。このばねは、圧縮の力に反発する圧縮コイルばねである。このばねは図21に示すように両者の間に設置される前は、ばね設置空間の軸方向長さ以上である。このばねの一端側は、ばね設置空間75と狭径側との段差76により固定される。ばねのもう一端側は、フェルール8と接する。
【0051】
また光モジュール10において、レンズ18が形成された面が、ハウジング26のピン形成面32側に沿って配置されている。このとき光モジュール10が備えるレンズ18は、ハウジング26が備えるスリーブ35に配置されたフェルール8が保持する光ファイバ7の先端と向き合って設置されている。さらに光モジュールが備える固定フレーム22における2つの固定孔25は、ハウジング26に形成されている2つの位置決めピン31にそれぞれ配置されている。
【0052】
また図1、図2に示すように、光モジュール10を収容するようにシールドケース38である上方シールド材40および基板側シールド材53が設置されている。
【0053】
上方シールド材40においては、上方前壁41側にあるスリーブ切り欠き42が、ハウジング26が有するスリーブ35を上方から覆うように位置している。上方後壁43における光モジュールが配置されている側の板ばね45は、光モジュール10における封止樹脂17の樹脂面44を付勢するように位置している。また中央周壁46においては、光モジュールが備える固定フレーム22の上端と接するように設置されている。
【0054】
基板側シールド材53においては、下方前壁55側にあるスリーブ切り欠き56が、ハウジング26が有するスリーブ35を下方から覆うように位置している。また前述の上方シールド材40が有する上方後壁43を収容するように下方後壁58が位置している。側方周壁47においては、光モジュール10が備える固定フレーム22の側端と接するように設置されている。基板側シールド材53の隔壁60は、図3に示すように発光モジュール11と受光モジュール15との間に配置されている。
【0055】
上記のような光コネクタ1は、図1、2に示すように外部リード23およびグランド端子52を外部の回路基板2に接続させて回路基板2に実装される。
【0056】
本実施形態の光コネクタ1において、ハウジング26の装入孔部に装入された光ファイバ7の被せ部材であるフェルール8は、切り欠き71が形成され、フェルール8を押さえる押さえ部材であるフェルール止め5は、リブ72が形成されている。これによりフェルール8の切り欠き71とフェルール止め5のリブが係合し、フェルール8の回転を不能にすることができる。そのため、本実施形態の光コネクタ1は、フェルール8の回転を原因とする光軸のずれを防止し、光モジュールの特性への影響を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】回路基板に実装された受光モジュール側の光コネクタを示す断面図である。
【図2】回路基板に実装された発光モジュール側の光コネクタを示す断面図である。
【図3】図1、図2に示す光コネクタのA−A断面である。
【図4】ハウジングの正面図である。
【図5】ハウジングの底面図である。
【図6】ハウジングの側面図である。
【図7】上方シールド材を示す斜視図である。
【図8】基板側シールド材を示す斜視図である。
【図9】光モジュールを示す斜視図である。
【図10】光モジュールを示す正面図である。
【図11】光モジュールを示す背面図である。
【図12】光モジュールを示す側面図である。
【図13】光モジュールを示す透視図である。
【図14】図3に示す光コネクタのB−B断面図である。
【図15】図1に示す光コネクタの分解断面図である。
【図16】フェルールの正面図である。
【図17】フェルールの斜視図である。
【図18】フェルール止めの正面図である。
【図19】フェルール止めの斜視図である。
【図20】フェルールおよびフェルール止めの分解斜視図である。
【図21】図20に示すフェルールおよびフェルール止めのF−F断面図である。
【符号の説明】
【0058】
1 光コネクタ
5 フェルール止め
6 光プラグ
7 光ファイバ
8 フェルール
10 光モジュール
17 封止樹脂
26 ハウジング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光信号と電気信号とを変換する光モジュールと、前記光モジュールと光ファイバの両者を支持すると共に両者を接続するハウジングとを備えた光コネクタにおいて、ハウジングは光ファイバの先端部を装入する装入孔部を有し、光ファイバは、先端に被せ部材が設けられ、装入孔部内に被せ部材を押さえる押さえ部材があり、押さえ部材は、装入孔部及び被せ部材の双方と回転不能に係合することを特徴とする光コネクタ。
【請求項2】
被せ部材はフランジ部を有し、フランジ部の一部に凹部又は凸部があり、押さえ部材にもフランジ部があってその一部に凹部又は凸部があり、被せ部材側の凹部又は凸部と、押さえ部材側の凸部又は凹部とが係合することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2009−151127(P2009−151127A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329412(P2007−329412)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】