説明

光学式測定装置及び位置合わせシステム

【課題】 複数の部材の相対的位置を、簡単な構成で光学的に測定できるようにすること。
【解決手段】 光源103及びコーンミラー104を有する光出力部101からは複数の方向に面状の測定用光130、131が出力される。第1光偏向部107は光出力部101からの測定用光130を第1の方向に偏向し第1測定用光として対象物112及び対象物112の穴113に挿入された対象物114に向けて出力する。第2光偏向部109は光出力部101からの測定用光131を第2の方向に偏向し第2測定用光として対象物112、114に向けて出力する。光検出部115は対象物112、114によって反射した第1、第2測定用光130、131を検出し、演算制御部116は光検出部115によって検出した測定用光に基づいて三角測量法によって対象物112、114間の間隙を算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物の位置等を光学的に測定する光学式測定装置、及び、前記光学式測定装置を用いた位置合わせシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の部材の相対的な位置関係を所定関係に合わせるようにした位置合わせ装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載された発明では、複数の部材を位置合わせするために、所定の位置合わせ用マークを用いて、前記マークの位置が一致するようにして複数の部材の位置合わせを行っている。
【0003】
特許文献1に記載の発明によって、位置合わせマークを用いた簡単な構成の部材であれば位置合わせを容易に行うことが可能になる。
しかしながら、ロボットや工作機械等では、ハンドやチャック等をワーク等の部材に位置合わせを行うような複雑な位置合わせ処理が行われるが、特許文献1記載の発明ではこれらに対応することが困難であるという問題がある。
【0004】
【特許文献1】特開2007−96069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、複数の部材を位置合わせする場合、複雑な位置合わせであっても簡単な構成で精度良く行えるようにすることを課題としている。
また、本発明は、複数の部材の相対的位置を、簡単な構成で光学的に測定できるようにすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、複数の方向に測定用光を出力する光出力部と、前記光出力部からの測定用光の一部を第1の方向に偏向し第1測定用光として対象物に向けて出力する第1光偏向部と、前記光出力部からの測定用光の一部を、前記第1の方向とは異なる第2の方向に偏向し第2測定用光として前記対象物に向けて出力する第2光偏向部と、前記対象物によって反射した前記第1、第2測定用光を検出して前記対象物の位置を測定する測定手段とを備えて成ることを特徴とする光学式測定装置が提供される。
【0007】
ここで、前記第1、第2光偏向部は、前記第1、第2測定用光が相互に直交するように、前記光出力部からの測定用光を偏向するように構成してもよい。
また、前記光出力部は、前記測定用光を生成する光源と、前記光源からの測定用光を反射して放射状光を発生し面状の測定用光を前記第1、第2光偏向部へ出力するコーンミラーとを備えて成るように構成してもよい。
【0008】
また、前記光出力部は、前記測定用光を生成する光源と、前記光源からの測定用光を2つに分けて各測定用光を前記第1、第2光偏向部へ出力するハーフミラーとを備えて成るように構成してもよい。
また、前記第1、第2測定用光は面状光であり、前記対象物を線状に照射するよう構成してもよい。
また、前記対象物は、円形状穴を有する第1対象物と、前記円形状穴に挿入された第2対象物とを備え、前記測定手段は前記第1対象物と第2対象物間の間隙を測定するように構成してもよい。
【0009】
また、本発明によれば、円形状穴を有する第1対象物と前記円形状穴に挿入された第2対象物間の間隙を測定する光学式測定装置と、前記光学式測定装置が測定した前記間隙が所定値以下になるように前記第1、第2対象物の少なくとも一方の位置を制御する位置合わせ手段とを備え、前記光学式測定装置として前記光学式測定装置を用いて成ることを特徴とする位置合わせシステムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る光学式測定装置によれば、複数の部材の間隙等の相対的位置を、簡単な構成で光学的に測定することが可能になる。
また、本発明に係る位置合わせシステムによれば、複数の部材を位置合わせする場合、複雑な位置合わせであっても簡単な構成で精度良く行うことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る光学式測定装置及び位置合わせシステムについて説明する。尚、以下の説明で使用する各図において、同一機能を有する部分には同一符号を付している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光学式測定装置を用いた位置合わせシステムの概略構成を示す斜視図である。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光学式測定装置を用いた位置合わせシステムの概略構成を示す平面図である。
【0012】
図1において、光学式測定装置は、測定用の光(測定用光)を異なる複数の方向に出力する光出力部101、光出力部101からの測定用光の各異なる部分を反射して偏向する第1光偏向部107、第2光偏向部109、対象物によって反射した測定用光を検出する光検出部115、光検出部115によって検出した測定用光に基づいて三角測量法によって対象物の位置(例えば複数の対象物112、114の間隙等の相対的位置)を算出する演算制御部116を有している。ここで、演算制御部116は測定手段を構成している。
【0013】
第1、第2光偏向部107、109は各々、反射ミラーによって構成されているが、プリズム等の光の進行方向を変える光偏向機能を有する他の光学要素によっても構成することができる。
光出力部101、第1光偏向部107、第2光偏向部109及び光検出部115は支持体111の所定位置に一体に設けられている。光検出部115は、CCD(Charge Coupled Device)等によって構成することができる。演算制御部116は、相対的位置関係を算出する機能のみならず、位置合わせシステムにおける後述する制御機能を併せ持っている。
【0014】
光出力部101は、レーザやLED(発光ダイオード)等によって構成され、測定用光を発生する光源103、その頂部105を含む所定領域に反射部106を有する円錐形状のコーンミラー(円錐ミラー)104、光源103及びコーンミラー104を一体に保持する透光性のケース102を備えている。
光源103の光軸はコーンミラー104の中心軸と一致している。前記中心軸は頂部105を通り、コーンミラー円形底面の中心を通る線分である。
【0015】
光源103が発生した細いビーム状の測定用光は、コーンミラー104の頂部105に向けて照射される。前記ビーム状の光は、反射部106の頂部105を含む所定領域によって光生成部103の光軸と交差する方向(本実施の形態では前記光軸と直交する方向)に反射されて偏向され、薄い円板状の放射状光として出力される。コーンミラー104によって偏向された面状光のうち相互に異なる一部の面状光130、131は、各々、対象物112、114上に線状の光(光切断ライン)を形成するように光偏向部107、119を照射する。
【0016】
このようにして、コーンミラー104によって偏向された一部の面状光(第1面状光)130は、第1光偏向部107の反射面108によって反射されて偏向され、第1対象物112、第2対象物114の部位(第1部位)を線状に照射する。
また、コーンミラー104によって偏向された一部の面状光(第2面状光)131は、第2光偏向部109の反射面110によって反射されて偏向され、第1対象物112、第2対象物114の前記第1部位とは異なる部位(第2部位)を線状に照射する。第1面状光130及び第2面状光131は各々測定用光として測定用に用いられる。
第1対象物112は円形の穴113を有しており、第2対象物114は間隙をおいて穴113に挿入された状態にある。
【0017】
コーンミラー104からの光を光偏向部107、109が反射する角度は適宜設定できるが、本実施の形態では後述する計算処理を簡単に行えるように、各々45度に設定している。即ち、第1面状光130と第2面状光131が対象物112、114を相互に直交するように照射するように、光源101、第1、第2光偏向部107、109が配置されている。
これにより、第1対象物112及び第2対象物114は、直交する方向からの線状光によって照射されることになる。
【0018】
第1面状光130、第2面状光131が第1対象物112、第2対象物114によって反射した光は、光検出部115によって検出される。光検出部115からは検出した測定用光に対応する検出信号が電気ケーブル120を介して演算制御部116に出力され、演算制御部116は光検出部115によって検出した測定用光に基づいて、三角測量法により複数の対象物112、114間の相対位置(本実施の形態では間隙)を算出する。演算制御部116が算出した間隙は、複数(本実施の形態では2つ)の面状光130、131に沿った方向(相互に直交する方向:Y方向及びX方向)に測定した複数の間隙である。
【0019】
位置合わせ手段117は、演算制御部116、アーム部118及びハンド部119を備えている。位置合わせ手段117は、演算制御部116の制御によってハンド部119により第2対象物114を保持し、且つアーム部118を制御することによってハンド部119を移動制御して、演算制御部116が算出した間隙の各値が各々所定値以内になるように第2対象物114の位置合わせを行う。尚、第1、第2対象物の構成に応じて、いずれか一方を相対的に移動制御するように構成することができる。
【0020】
図3〜図5は、本発明の第1の実施の形態の動作を説明するための説明図であり、図3は斜視図、図4は平面図、図5は部分側面図である。
図3〜図5において、Rは第1対象物112の円形穴113の半径、rは円柱体である第2対象物114の半径、a0は穴113の中心、b0は第2対象物114の中心である。mは中心a0に対する測定用光131のY方向のオフセット値である。nは中心a0に対する測定用光130のX方向のオフセット値である。ここで、半径R、r及びオフセット値m、nは既知の長さであり又、穴113の中心a0のXY座標値は既知である。
【0021】
第1対象物112及び第2対象物114によって反射した測定用光を光検出部115によって検出し、演算制御部116は光検出部115が検出した測定用光に基づいて三角測量法によって第1対象物112と第2対象物114間の間隙δx、δyを算出する。尚、測定値δxは、第2面状光131に沿った第1対象物112と第2対象物114間の間隙である。また、測定値δyは、第1面状光130に沿った第1対象物112と第2対象物114間の間隙である。
【0022】
演算制御部116は、下記2つの式(1)によって算出した誤差(X方向誤差をΔx、Y方向誤差をΔyとする)が、予め定めた許容値(X方向許容値の絶対値とY方向許容値の絶対値を各々等しく|δ|とする)以下になるようにアーム部118を制御する。これにより、所定値δ以下の誤差範囲内で、第1対象物112の穴113の中心と第2対象物114の中心が位置合わせされる。
√(R−m)−√(r−m)−δx=Δx≦|δ| ・・・(1)
√(R−n)−√(r−n)−δy=Δy≦|δ
【0023】
第1、第2対象物112、114間の間隙G(図3及び図4におけるδx、δyに対応する。)は、第2対象物114が第1対象物112の穴113の中心軸501に対して傾斜している場合を考慮して、図5に示すようにして算出する。
図5において、H1は光検出部115の位置(基準点)の高さである。H2は、基準点と第1対象物112の(換言すれば穴113の)エッジ502とを結ぶ線分が第2対象物114と交差する交点と、基準点から第2対象物114への垂線が第2対象物114と交差する交点との間の距離である。
【0024】
S1は、基準点から第1対象物112への垂線が第1対象物112と交差する交点と、エッジ502との間の距離である。S2は、基準点とエッジ502を通る線分が第2対象物114と交差する交点と、基準点H1から第2対象物114への垂線が第2対象物114と交差する交点との間の距離である。S3は、基準点から第1対象物112への垂線が第1対象物112と交差する交点と、基準点H1から第2対象物114への垂線が第2対象物114と交差する交点との間の距離である。
【0025】
Φは、穴113の中心軸501に対する第2対象物114の傾斜角である。Θは、基準点とエッジ502を通る線分と、軸501とがなす角度である。
第1、第2対象物112、114間の間隙Gは、エッジ502と、第1対象物112の上面を当該面と平行な方向に延長した線分が第2対象物114表面と交差する交点との距離に相当する。
【0026】
H1は既知の値、H2、S1、S2、S3は測定によって得られる測定値であり、第1、第2対象物112、114間の間隙Gは下記3つの式(2)によって算出される。
Θ=tan−1(S1/H1)
Φ=sin−1((S3−S2)/H2) ・・・(2)
G=(S2−S1)(1+tanΦ/tanΘ)
【0027】
演算制御部116が、前記式(2)によって得た間隙Gを式(1)のδx、δyとして使用して、δx、δyが所定値δ以下になるようにアーム部118をフィードバック制御することにより、所定値δ以下の誤差範囲内で、第1対象物112の穴113の中心と第2対象物114の中心を位置合わせすることができる。
【0028】
以上のように、本第1の実施の形態に係る光学式測定装置によれば、光源103及びコーンミラー104を有する光出力部101からは複数の方向に面状の測定用光130、131が出力される。第1光偏向部107は光出力部101からの測定用光130を第1の方向に偏向し第1測定用光として対象物112及び対象物112の穴113に挿入された対象物114に向けて出力する。第2光偏向部109は光出力部101からの測定用光131を第2の方向に偏向し第2測定用光として対象物112、114に向けて出力する。これにより、相互に所定角度(本実施の形態では直交する角度)を有する複数(本実施の形態では2つ)の光切断ラインによって対象物112、114を線状に照射して測定を行う。光検出部115は対象物112、114によって反射した第1、第2測定用光130、131を検出し、演算制御部116は光検出部115によって検出した測定用光に基づいて三角測量法によって対象物112、114間の間隙を算出するように構成されている。
【0029】
したがって、複数の部材(本実施の形態では第1対象物112と第2対象物114)の間隙等の相対的位置を、光学的に測定することが可能である。また、光出力部101は1つの光源103とコーンミラー106を用いた構成のため、簡単な構成で光学的に測定することが可能になるという効果を奏する。
また、本第1の実施の形態に係る位置合わせシステムによれば、位置合わせ手段117は、演算制御部116が算出した間隙が所定の許容値以内になるように複数の対象物のいずれかの位置を制御するようにしているため、複数の対象物を位置合わせする場合、複雑な位置合わせであっても簡単な構成で精度良く行うことが可能になる。
【0030】
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光学式測定装置の概略構成を示す平面図である。本第2の実施の形態に係る光学式測定装置は、前記第1の実施の形態と同様に位置合わせ手段117とともに用いることにより、位置合わせシステムを構成することができる。
図6において、前記第1の実施の形態では光源103が発生したビーム状測定用光を2方向の測定用光に分けるためにコーンミラー106を用いたが、本第2の実施の形態では、光源103が発生したビーム状測定用光を2方向の測定用光に分けるためにハーフミラー601を用いている。
光源103は、ラインレーザ、即ち、図6の紙面の法線方向に所定の幅を持つ帯状レーザであり、照射面では線状プロファイルを示す。測定用光130、131は図6の紙面の法線方向に所定の幅を持つ帯状の光であり、面状光である。尚、帯状光を発生する光源としては、ラインレーザ以外にも、コーンミラーによって作成した放射状ビームであっても良く又、レンズ計で作成したものでも良く、又、スリットを用いて作成したものでも良い。
【0031】
光源103、ハーフミラー601、反射ミラーによって構成した光偏向部107、109、光検出部115は支持体111に一体に設けられている。ここで、光源103及びハーフミラー601は光出力部を構成している。
光源103が発生したビーム状測定用光は、ハーフミラー601によって2方向に帯状の測定用光130、131に分けられ、光偏向部107、109によって相互に直交する角度に偏向された後、対象物112、114を照射する。
【0032】
本第2の実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様に、第1測定用光130、第2測定用光131を用いて対象物112、114間の間隙を測定し、位置合わせ手段(図示せず)を用いて対象物112、114間の位置合わせを行うことができる。
前記位置合わせ手段として、図1に示した位置合わせ手段117を使用することも可能である。
本第2の実施の形態では線状の測定用光を使用しているため、XY方向と直交方向(Z方向)の測定が必要な場合には、測定用光を前記Z方向に走査するように光源103を制御して測定するように構成する。
本第2の実施の形態においても前記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0033】
尚、前記各実施の形態では、対処物の間隙を測定する例で説明したが、対象物の3次元形状、所定位置から対象物上の任意の位置までの距離、対象物上の任意の位置の座標等、対象物の距離に関する特性を測定する光学式測定装置に利用可能である。
また、本実施の形態に係る位置合わせシステムは、ロボットや工作機械をはじめとして種々の分野で使用する位置合わせシステムに利用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0034】
対象物の距離に関する特性を測定する光学式測定装置に利用可能である。また、ロボットや工作機械をはじめとして種々の分野で使用する位置合わせシステムに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学式測定装置を用いた位置合わせシステムの概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光学式測定装置を用いた位置合わせシステムの概略構成を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するための平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するための部分側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る光学式測定装置の概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
【0036】
101・・・光出力部
102・・・ケース
103・・・光源
104・・・コーンミラー
105・・・頂部
106・・・反射部
107・・・第1光偏向部
108・・・第1反射部
109・・・第2光偏向部
110・・・第2反射部
112・・・第1対象物
113・・・穴
114・・・第2対象物
115・・・光検出部
116・・・演算制御部
117・・・位置合わせ手段
118・・・アーム部
119・・・ハンド部
120・・・電気ケーブル
130・・・第1測定用光
131・・・第2測定用光
501・・・中心軸
502・・・エッジ
601・・・ハーフミラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の方向に測定用光を出力する光出力部と、
前記光出力部からの測定用光の一部を第1の方向に偏向し第1測定用光として対象物に向けて出力する第1光偏向部と、
前記光出力部からの測定用光の一部を、前記第1の方向とは異なる第2の方向に偏向し第2測定用光として前記対象物に向けて出力する第2光偏向部と、
前記対象物によって反射した前記第1、第2測定用光を検出して前記対象物の位置を測定する測定手段とを備えて成ることを特徴とする光学式測定装置。
【請求項2】
前記第1、第2光偏向部は、前記第1、第2測定用光が相互に直交するように、前記光出力部からの測定用光を偏向することを特徴とする請求項1記載の光学式測定装置。
【請求項3】
前記光出力部は、前記測定用光を生成する光源と、前記光源からの測定用光を反射して放射状光を発生し面状の測定用光を前記第1、第2光偏向部へ出力するコーンミラーとを備えて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の光学式測定装置。
【請求項4】
前記光出力部は、前記測定用光を生成する光源と、前記光源からの測定用光を2つに分けて各測定用光を前記第1、第2光偏向部へ出力するハーフミラーとを備えて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の光学式測定装置。
【請求項5】
前記第1、第2測定用光は面状光であり、前記対象物を線状に照射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の光学式測定装置。
【請求項6】
前記対象物は、円形状穴を有する第1対象物と、前記円形状穴に挿入された第2対象物とを備え、
前記測定手段は前記第1対象物と第2対象物間の間隙を測定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の光学式測定装置。
【請求項7】
円形状穴を有する第1対象物と前記円形状穴に挿入された第2対象物間の間隙を測定する光学式測定装置と、前記光学式測定装置が測定した前記間隙が所定値以下になるように前記第1、第2対象物の少なくとも一方の位置を制御する位置合わせ手段とを備え、
前記光学式測定装置として請求項6記載の光学式測定装置を用いて成ることを特徴とする位置合わせシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−270945(P2009−270945A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121831(P2008−121831)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(391030077)株式会社ソアテック (30)
【Fターム(参考)】