説明

光路絞り・開閉装置

【課題】 図1薄型化できるよう改良した光路絞り・開閉装置を提供する
【解決手段】 光路絞り・開閉装置のアクチュエータ10は、光軸と直交する面内でスライドする光路遮蔽板を駆動する駆動ピン13aを有するロータマグネット11と、ロータマグネット11の外周部に配置された複数の磁極を有するステータヨーク15と、ステータヨーク15の一方の片15bに、ボビン18に巻き回されて装着されたコイル17と、を含む。コイル17の端子19は、光路の光軸と略直交する方向に突出するように設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型のデジタルカメラなどに搭載される光路絞り・開閉(シャッター)装置に関する。特には、シャッタ板や絞り板を駆動するアクチュエータを改良することにより小型化及び薄型化した光路絞り・開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
小型デジタルカメラには、光路絞り・開閉装置が搭載されている。この光路絞り・開閉装置においては、シャッタ羽根や絞り板などの光学要素がアクチュエータで駆動される。
【0003】
図6は、光路絞り・開閉装置の一例を示す斜視図である。
図7は、図6の光路絞り開閉装置の側面図である。
この光路絞り・開閉装置101は、図6に示すように、全体としてリング状で、中心に光路開口Aが形成されている。同装置101は、光路開口Aを開閉するシャッタ羽根、開口AにかけられるNDフィルタ板、開口Aの大きさを規制する絞り板と、これらの各々を駆動するアクチュエータ110を備える。各アクチュエータ110は同じ構造であり、光軸開口Aを囲むように配置されている。
【0004】
図8は、アクチュエータの構造の一例を示す斜視図である。
アクチュエータ110は、軸中心に回転するロータマグネット111と、このロータマグネット111の周囲に間隔を開けて配置される、略コの字状のステータヨーク115と、同ステータヨーク115に装着された、コイルボビン118に巻き回されたコイル117とを有する。ロータマグネット111は、径方向に2極に着磁されている。ステータヨーク115は一対のステータヨーク片を有し、各辺の先端には、円弧状の磁極が対向して形成されている。この磁極には、ロータマグネット111の磁極が等しい間隔を開けて対向している。
【0005】
コイル117に通電すると、ステータヨーク115が励磁され、各ステータヨークの磁極とロータマグネット111の磁極間に吸引・反発力が発生し、この力によりロータマグネット111が時計方向又は反時計方向に回転する。
【0006】
このアクチュエータ110においては、コイル117に通電するための端子119がコイルボビン118から光軸方向に突き出している。これらの端子119には、コイル117の両端が接続されるとともに、図6に示すように、フレキシブル基板120に配線された給電線がはんだ付けにより接続される。
【0007】
このようなアクチュエータ110を使用すると、図7に示すように、装置101の端面から端子119が突き出すことになる。これにより、装置101の厚さ(高さ)が比較的厚くなるとともに、装置101の端面に導電部が露出して、組立や配置が制限される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、薄型化できるよう改良した光路絞り・開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の光路絞り・開閉装置は、 光軸と直交する面内でスライドして光路を遮るシャッター板又は絞り板と(光路遮蔽板という)、 該光路遮蔽板を案内する案内部を有するベースプレートと、 該光路遮蔽板を駆動するアームを有するロータマグネットと、 該ロータマグネットの外周部に配置された複数の磁極を有するステータヨークと、 該ステータヨークに巻き回されたコイルと、を含む光路絞り・開閉装置であって、 前記コイルの端子が、前記光路の光軸と略直交する方向に突出するように設けられていることを特徴とする。
【0010】
コイルの端子を光軸と略直交する方向に突出するように設けることにより、装置全体の厚さ(光軸方向高さ)を比較的薄くできる。また、装置の端面が比較的フラットになり、装置の組立や配置がしやすくなる。
【0011】
本発明においては、 前記コイルの端子に給電する給電線が配線されたフレキシブル基板をさらに含み、 該フレキシブル基板が、前記光軸と略直交する部分と、該面から延びて前記光軸方向に折り曲げられた部分を有し、 該折り曲げられた部分の先端で、前記給電線が前記コイルの端子に接続することとできる。
【0012】
この場合、装置の厚さのほぼ中心付近、あるいはそれより下(ベースプレート側)で、端子とフレキシブル基板に配線された給電線をはんだ付けするので、はんだの盛り上がりが多少出ても、装置の上面(反ベースプレート側の面)から突出することはない。
【0013】
本発明の他の光路絞り・開閉装置は、 光軸と直交する面内でスライドして光路を遮るシャッター板又は絞り板と(光路遮蔽板という)、 該光路遮蔽板を案内する案内部を有するベースプレートと、 該光路遮蔽板を駆動するアームを有するロータマグネットと、 該ロータマグネットの外周部に配置された複数の磁極を有するステータヨークと、 該ステータヨークに巻き回されたコイルと、を含む光路絞り・開閉装置であって、 前記ロータマグネット又は前記ステータヨークに、前記ロータマグネットの回転限を2つの位置に規制するストッパが設けられていることを特徴とする。
【0014】
ストッパはベースプレートに設けることが一般的であるが、ストッパをステータヨークに設けることにより、ベースプレートの設計の自由度が高くなる。また、ロータマグネットのステータヨークに対する位置関係で同マグネットの回転が規制されるので、ベースプレートにストッパを設ける場合に比べて、マグネットの回転限位置の精度が高くなる。
【発明の効果】
【0015】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、コイル給電用の端子を光軸と略直交する方向に突出させたので、光軸方向の高さ(厚さ)を低くできる光路絞り・開閉装置を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、光路絞り・開閉装置の全体構成を説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る光路絞り・開閉装置の斜視図である。
図3は、図2の光路絞り・開閉装置の側面図である。
図4は、図2の光路絞り・開閉装置の分解斜視図である。
この例の光路絞り・開閉装置1は、図2に示すように全体としてリング状で、中心に光路開口Aが形成されている。同装置1は、図4に示すように、中心に開口が形成された地板(ベースプレート)7、光路開口Aが形成された中間地板8、光路開口Aを開閉するシャッタ羽根2、光路開口AにかけられるNDフィルタ板4、光路開口Aの大きさを規制する絞り板6と、これらの各々を駆動するアクチュエータ10S、10N、10Aとを備える。なお、光路開口Aは地板7に形成される場合もある。
さらに、各部品を地板7や中間地板8に支持するためのカバー9や押え板21、アクチュエータ10に給電する給電線が配線されたフレキシブル基板20が備えられている。各アクチュエータ10は同じ構造であり、図2や図4に示すように、地板7の一面に、開口を囲むように配置されている。シャッタ羽根2、NDフィルタ4、絞り板6は、地板7の反対側の面に、光軸と直交する面をスライドするように重ねられて配置されている。
【0017】
次に、アクチュエータ10の構造を説明する。
図1は、アクチュエータの構造を説明する斜視図である。
このアクチュエータ10は、軸中心に回転するロータマグネット11と、ロータマグネット11の外周部に配置されたステータヨーク15と、ステータヨーク15に巻き回されたコイル17と、を備える。
【0018】
ロータマグネット11は、円筒形のマグネット12を有する。マグネット12の軸中心には、光軸と平行な軸孔12aが開けられている。この軸孔12aには、後述する地板7に突設された回転軸7bが挿通され、マグネット12はこの回転軸7bを中心にして回転する。マグネット12は径方向に2極に着磁されている。また、マグネット12の外周面には、径方向に延びるアーム13(例えば樹脂製)が設けられている。同アーム13の先端には、光軸と平行に延びる駆動ピン13aが設けられている。
このアクチュエータ10は、駆動ピン13aが地板7の側となるように地板7に取り付けられる(詳細後述)。
【0019】
ステータヨーク15は、全体として略コの字状で、対向する一対の側辺15a、15bと、両側辺間の中央辺15cを有する。両側辺15a、15bの先端には、対向する円弧状の磁極15d、15eが形成されている。ロータマグネット11は、この磁極15d、15e間に、等しい間隔を開けて対向している。
【0020】
ステータヨーク15の一方の側辺15bには、コイルボビン18に巻き回されたコイル17が装着されている。コイルボビン18の両端付近には、コイル17の両端及びフレキシブル基板20に配線されたコイル給電線を接続する端子19が設けられている。各端子19は、アクチュエータ10を地板7に取り付けたときに、ステータヨーク側片15bに対して地板7の側(地板7に近い側)から、光軸と略直交する方向に突き出ている。図1においては、ステータヨーク側辺15bの下方から、横方向に突き出ている。コイルボビン18の両側には、コイル17を各端子19に引き出すための切り欠き18aが形成されている。
ステータヨーク中央辺15cには、このアクチュエータ10を地板7に取り付けるための位置決め孔15fが開けられている。
【0021】
コイル17を一方向に通電すると、ステータヨーク15の各磁極15d、15eが励磁され、マグネットロータ11のマグネット12の磁極との間に吸引・反発作用を起こし、マグネットロータ11が一方向に回転する。コイル17への通電方向を変えると、マグネットロータ11は反対方向に回転する。
【0022】
図4に示すように、各アクチュエータ10は、地板7の一面の開口の周囲に配置されている。地板7の同面には、各アクチュエータ10の位置決め用の位置決めピン7aと、各ロータマグネット11の回転軸7bが、光軸と平行となるように突設されている。さらに、同面には、ロータマグネット11の駆動ピン13aの駆動範囲を2つの位置に規制するためのストッパ(図示されず)が設けられている。また、地板7には、各ロータマグネット11の駆動ピン13aの回転範囲に渡って貫通孔(図示されず)が開けられている。
【0023】
各アクチュエータ10は、ステータヨーク15に形成された位置決め孔15fに、地板7の位置決めピン7aが挿入されて位置決めされる。そして、ロータマグネット11の軸孔12aに地板7の回転軸7bが挿通され、駆動ピン13aは、地板7の貫通孔を通って、地板7の他方の面に突き出る。各アクチュエータ10をこのように取り付けることにより、コイルボビン18に設けられた端子19は、図2に示すように、ステータヨーク側片15bと地板7との間から、外側に向って光軸と直交する方向に延びることになる。
【0024】
各アクチュエータ10は、地板7に脱着可能に取り付けられるカバー9によって、地板7に移動不能に取り付けられる。
【0025】
カバー9の外側には、各アクチュエータ10のコイル17へ給電するための給電線が配線されたフレキシブル基板20が取り付けられている。フレキシブル基板20は、カバー9の外面に当てられるリング状の中央部20aと、中央部20aから各コイル17の端子19へ延びる突出片20bを有する。図2、図3にも示すように、各突出片20bは、カバー7の周縁で折り曲げられて各端子19に延びており、先端で、給電線が各端子19にはんだ付けされる。
【0026】
このように、アクチュエータ10の端子19を光軸と直交する方向に突設させたので、図3に示すように、光路開閉・絞り装置1の大部分の厚さ(高さ)を、図7に示した装置101の厚さに比べて薄くできる。また、同装置1の端面(図の右側の面)を比較的フラットにできる。また、図2や図3にも示すように、端子19を、地板7に近い部分から突設させて、同装置1の端面との間にある程度の距離を開けているので、フレキシブル基板20の突出片20bに配設された給電線と端子19とを接続する際、はんだが盛り上がったりはみ出しても、同装置1の端面から突出するようなことがない。なお、各端子19は地板7の外径内に突き出ているので、同装置1の外径寸法が大きくなることもない。
【0027】
再び図4を参照して説明する。地板7の反対側の面には、シャッタ羽根2、NDフィルタ板4、絞り板6が、順に重ねて配置されている。同面には、シャッタ羽根2の回転軸、NDフィルタ板4の回転軸、絞り板6の回転軸(いずれも図示されず)が、光軸と平行となるように突設されている。
【0028】
シャッタ羽根2は、一対の薄い羽根部材3からなり、地板7に設けられた案内部(図示されず)上を沿ってスライドする。各羽根部材3の基部には、円形の孔3aと長孔3bが開けられている。円形の孔3aには、地板7に突設された回転軸が挿通されており、各羽根部材3はこの回転軸を中心にして回転する。長孔3bには、地板7を貫通した、シャッタ羽根駆動アクチュエータ10Sの駆動ピン13aが挿通される。
【0029】
アクチュエータ10Sのコイルに通電されると、ロータマグネット11は、ストッパで規制される範囲内を両方向に回転する。これにより、ロータマグネット11の駆動ピン13aが挿通されている各羽根部材3が、回転軸を中心にして、光軸と直交する面を反対方向に回転して、案内部上をスライドする。各羽根部材3が互いに遠ざかる方向に回転すると中間地板8の光路開口Aが開き、接近する方向に回転すると光路開口Aが閉じられる。
【0030】
シャッタ羽根2の外側には、中地板8が配置されている。この中地板8によって、シャッタ羽根2は光軸方向に移動不能に支持される。
【0031】
中地板8の外側の面には、NDフィルタ板4が配置されている。NDフィルタ板4の先端部には、NDフィルタ5が嵌めこまれている。同板の基部4には、円形の孔(図示されず)と長孔4bが開けられている。円形の孔には、地板7に突設された回転軸が挿通されており、NDフィルタ板4はこの回転軸を中心にして回転する。長孔4bには、地板7を貫通した、NDフィルタ板駆動アクチュエータ10Nの駆動ピン13aが挿通される。
【0032】
ロータマグネット11の回転によって、同ロータマグネット11の駆動ピン13aが挿通されているNDフィルタ板4は、回転軸を中心にして、光軸と直交する面を反対方向に回転する。NDフィルタ板4が一方向に回転すると、中間地板8の光路開口AにNDフィルタ5がかけられ、反対方向に回転すると光路開口AからNDフィルタ5が外れる。
【0033】
NDフィルタ板4の外側の面には、絞り板6が配置されている。絞り板6の先端部には、絞り開口6cが開けられている。同板6の基部には、円形の孔6aと長孔6bが開けられている。円形の孔6aには、地板7に突設された回転軸が挿通されており、絞り板6はこの回転軸を中心にして回転する。長孔6bには、地板7を貫通した、絞り板駆動アクチュエータ10Aの駆動ピン13aが挿通される。
【0034】
ロータマグネット11の回転によって、同ロータマグネット11の駆動ピン13aが挿通されている絞り板6は、回転軸を中心にして、光軸と直交する面を反対方向に回転する。絞り板6が一方向に回転すると、中間地板8の光路開口Aに絞り開口6cが位置し、反対方向に回転すると光路開口Aから絞り開口6cが外れる。
【0035】
NDフィルタ板4と絞り板6は、押え板21によって、中地板8の外側の面に光軸方向に移動不能に取り付けられている。
【0036】
図5は、本発明の他の実施の形態に係るアクチュエータの構造を示す図である。
この例のアクチュエータ10´は、図1のアクチュエータ10とほぼ同様の構造を有するが、ロータマグネット11´の回転限位置決め構造が異なる。つまり、ロータマグネット11´に2つの回転限に位置決めされるストッパを設け、地板7にストッパを設けていない。図1のアクチュエータ10の部品・部位と同じ作用を有する部品・部位は、図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0037】
このロータマグネット11´の、円筒形のマグネット12の外周面には、径方向に延びるアームプレート13´が突設されている。このアームプレート13´は、図1のロータマグネット11のアーム13よりも幅が広く、扇型の形状を有する。同アームプレート13´の先端には、光軸と平行に延びる駆動ピン13aが設けられている。また、同アームプレート13´の基端には、ストッパ13bが設けられている。ストッパ13bには、ステータヨーク側片15a、15bの端面と当接する当接面13c、13dが設けられている。
【0038】
この例においては、ロータマグネット11´が一方向に回転すると、ストッパ13bの一方の当接面13cがステータヨーク片15aの端面に当接して同マグネット11´の同方向への回転が規制される。ロータマグネット11´が反対方向に回転すると、ストッパ13bの反対側の当接面13dがステータヨーク片15bの端面に当接して同マグネットの11´同方向への回転が規制される。
【0039】
このように、ロータマグネット11´にストッパ13bを設けると、地板7にストッパを設ける必要がなく、地板7の設計自由度を上げることができる。また、ロータマグネット11´のステータヨークに対する位置関係で同マグネットの回転が規制されるので、マグネット11´の回転限位置の精度が高くなる。なお、ストッパはステータヨークに設けることもできるが、スペースの有効活用や部品コスト低減の観点からはロータマグネットに設ける方が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】アクチュエータの構造を説明する斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光路絞り・開閉装置の斜視図である。
【図3】図2の光路絞り・開閉装置の側面図である。
【図4】図2の光路絞り・開閉装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るアクチュエータの構造を示す図である。
【図6】光路絞り・開閉装置の一例を示す斜視図である。
【図7】図6の光路絞り開閉装置の側面図である。
【図8】アクチュエータの構造の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
1 光路絞り・開閉装置 2 シャッタ羽根
3 羽根部材 4 NDフィルタ板
5 NDフィルタ 6 絞り板
7 地板(ベースプレート) 8 中地板
9 カバー
10 アクチュエータ 11 ロータマグネット
12 マグネット 13 アーム
15 ステータヨーク 17 コイル
18 ボビン 19 端子
20 フレキシブル基板 21 押え板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光軸と直交する面内でスライドして光路を遮るシャッター板又は絞り板と(光路遮蔽板という)、
該光路遮蔽板を案内する案内部を有するベースプレートと、
該光路遮蔽板を駆動するアームを有するロータマグネットと、
該ロータマグネットの外周部に配置された複数の磁極を有するステータヨークと、
該ステータヨークに巻き回されたコイルと、
を含む光路絞り・開閉装置であって、
前記コイルの端子が、前記光路の光軸と略直交する方向に突出するように設けられていることを特徴とする光路絞り・開閉装置。
【請求項2】
前記コイルの端子に給電する給電線が配線されたフレキシブル基板をさらに含み、
該フレキシブル基板が、前記光軸と略直交する部分と、該面から延びて前記光軸方向に折り曲げられた部分を有し、
該折り曲げられた部分の先端で、前記給電線が前記コイルの端子に接続することを特徴とする請求項1記載の光路絞り・開閉装置。
【請求項3】
光軸と直交する面内でスライドして光路を遮るシャッター板又は絞り板と(光路遮蔽板という)、
該光路遮蔽板を案内する案内部を有するベースプレートと、
該光路遮蔽板を駆動するアームを有するロータマグネットと、
該ロータマグネットの外周部に配置された複数の磁極を有するステータヨークと、
該ステータヨークに巻き回されたコイルと、
を含む光路絞り・開閉装置であって、
前記ロータマグネット又は前記ステータヨークに、前記ロータマグネットの回転限を2つの位置に規制するストッパが設けられていることを特徴とする光路絞り・開閉装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−46209(P2008−46209A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−219585(P2006−219585)
【出願日】平成18年8月11日(2006.8.11)
【出願人】(593137554)株式会社東京マイクロ (23)
【Fターム(参考)】