免疫関連疾患の治療のための新規組成物と方法
本発明は、新規のタンパク質を含む組成物と、免疫関連疾患の診断と治療のためのその組成物の使用法とに関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
図1(配列番号1)、図3(配列番号3)、図5(配列番号5)、図7(配列番号7)、図9(配列番号9)、図11(配列番号11)、図13A−B(配列番号13)、図15(配列番号15)、図17(配列番号17)、図19(配列番号19)、図21(配列番号21)、図23(配列番号23)、図25(配列番号25)、図27(配列番号27)、図29(配列番号29)、図31A−B(配列番号31)、図33(配列番号33)、図35(配列番号35)、図37(配列番号37)、図39A−B(配列番号39)、図41A−C(配列番号41)、図43(配列番号43)、図45(配列番号45)、図47(配列番号47)、図49(配列番号49)、図51(配列番号51)、図53(配列番号53)、図55(配列番号55)、図57(配列番号57)、図59A−B(配列番号59)、図61A−B(配列番号61)又は図63(配列番号63)に示すヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項2】
図1(配列番号1)、図3(配列番号3)、図5(配列番号5)、図7(配列番号7)、図9(配列番号9)、図11(配列番号11)、図13A−B(配列番号13)、図15(配列番号15)、図17(配列番号17)、図19(配列番号19)、図21(配列番号21)、図23(配列番号23)、図25(配列番号25)、図27(配列番号27)、図29(配列番号29)、図31A−B(配列番号31)、図33(配列番号33)、図35(配列番号35)、図37(配列番号37)、図39A−B(配列番号39)、図41A−C(配列番号41)、図43(配列番号43)、図45(配列番号45)、図47(配列番号47)、図49(配列番号49)、図51(配列番号51)、図53(配列番号53)、図55(配列番号55)、図57(配列番号57)、図59A−B(配列番号59)、図61A−B(配列番号61)又は図63(配列番号63)に示すヌクレオチド配列の完全長コード化配列からなるヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項3】
図1(配列番号1)、図3(配列番号3)、図5(配列番号5)、図7(配列番号7)、図9(配列番号9)、図11(配列番号11)、図13A−B(配列番号13)、図15(配列番号15)、図17(配列番号17)、図19(配列番号19)、図21(配列番号21)、図23(配列番号23)、図25(配列番号25)、図27(配列番号27)、図29(配列番号29)、図31A−B(配列番号31)、図33(配列番号33)、図35(配列番号35)、図37(配列番号37)、図39A−B(配列番号39)、図41A−C(配列番号41)、図43(配列番号43)、図45(配列番号45)、図47(配列番号47)、図49(配列番号49)、図51(配列番号51)、図53(配列番号53)、図55(配列番号55)、図57(配列番号57)、図59A−B(配列番号59)、図61A−B(配列番号61)又は図63(配列番号63)に示すヌクレオチド配列からなる単離された核酸。
【請求項4】
請求項1に記載の核酸を含んでなるベクター。
【請求項5】
ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列に作用可能に結合している請求項4に記載のベクター。
【請求項6】
請求項4に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項7】
CHO細胞、大腸菌、又は酵母細胞である、請求項6に記載の宿主細胞。
【請求項8】
PROポリペプチドの製造方法において、前記PROポリペプチドの発現に適した条件下で請求項6に記載の宿主細胞を培養し、細胞培養物から前記PROポリペプチドを回収することを含んでなる方法。
【請求項9】
図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図12(配列番号12)、図14(配列番号14)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、図62A−B(配列番号62)又は図64(配列番号64)に示すポリペプチドのアミノ酸配列の何れか一つに対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項10】
異種アミノ酸配列と融合した請求項9に記載のポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項11】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタグ配列又はイムノグロブリンのFc領域である、請求項9に記載のキメラ分子。
【請求項12】
請求項9に記載のポリペプチドと特異的に結合する抗体。
【請求項13】
モノクローナル抗体、ヒト化抗体、又は一本鎖抗体である、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体、を担体と組み合わせてなる組成物。
【請求項15】
前記担体が製薬的に許容可能な担体である、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
(a)、(b)、(c)又は(d)の治療的有効量を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
容器;
前記容器上のラベル;並びに
(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体を含有し、前記容器に含められる組成物
を含む製造品であって、前記容器上のラベルによって前記組成物が乾癬の治療に使用可能であることが示される、製造品。
【請求項18】
図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図12(配列番号12)、図14(配列番号14)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、図62A−B(配列番号62)又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害する化合物の同定方法であって、通常は前記ポリペプチドを発現する細胞を候補化合物に接触させ、前記遺伝子の発現の欠如を決定することを含んでなる方法。
【請求項19】
前記候補化合物がアンチセンス核酸である、請求項23に記載の方法。
【請求項20】
症状の軽減が必要な哺乳動物の乾癬を軽減する方法において、(a)図8(配列番号8)、図18(配列番号18)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)又は図60(配列番号60)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドと結合する抗体の治療的有効量を前記哺乳動物へ投与することを含んでなる方法。
【請求項21】
哺乳動物の乾癬を診断する方法であって、(a)哺乳動物から得た組織細胞の試験試料、及び(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図8(配列番号8)、図18(配列番号18)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)又は図60(配列番号60)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物における乾癬の存在が示される方法。
【請求項22】
哺乳動物の乾癬を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図8(配列番号8)、図18(配列番号18)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)又は図60(配列番号60)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物における乾癬の存在が示される方法。
【請求項23】
症状の軽減が必要な哺乳動物のクローン病を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、治療的有効量の(a)図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図12(配列番号12)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図32(配列番号32)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、又は図64(配列番号64)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドに結合する抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項24】
哺乳動物のクローン病を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図12(配列番号12)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図32(配列番号32)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるクローン病の存在が示される方法。
【請求項25】
哺乳動物のクローン病を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図12(配列番号12)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図32(配列番号32)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるクローン病の存在が示される方法。
【請求項26】
症状の軽減が必要な哺乳動物の潰瘍性大腸炎を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、治療的有効量の(a)図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図16(配列番号16)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図52(配列番号52)、又は図64(配列番号64)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドに結合する抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項27】
哺乳動物の潰瘍性大腸炎を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図16(配列番号16)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図52(配列番号52)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物における潰瘍性大腸炎の存在が示される方法。
【請求項28】
哺乳動物の潰瘍性大腸炎を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図16(配列番号16)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図52(配列番号52)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物における潰瘍性大腸炎の存在が示される方法。
【請求項29】
症状の軽減が必要な哺乳動物のリウマチ様関節炎を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、治療的有効量の(a)図10(配列番号10)、図14(配列番号14)、図18(配列番号18)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、又は図62A−B(配列番号62)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドに結合する抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項30】
哺乳動物のリウマチ様関節炎を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図10(配列番号10)、図14(配列番号14)、図18(配列番号18)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、又は図62A−B(配列番号62)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるリウマチ様関節炎の存在が示される方法。
【請求項31】
哺乳動物のリウマチ様関節炎を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図10(配列番号10)、図14(配列番号14)、図18(配列番号18)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、又は図62A−B(配列番号62)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるリウマチ様関節炎の存在が示される方法。
【請求項1】
図1(配列番号1)、図3(配列番号3)、図5(配列番号5)、図7(配列番号7)、図9(配列番号9)、図11(配列番号11)、図13A−B(配列番号13)、図15(配列番号15)、図17(配列番号17)、図19(配列番号19)、図21(配列番号21)、図23(配列番号23)、図25(配列番号25)、図27(配列番号27)、図29(配列番号29)、図31A−B(配列番号31)、図33(配列番号33)、図35(配列番号35)、図37(配列番号37)、図39A−B(配列番号39)、図41A−C(配列番号41)、図43(配列番号43)、図45(配列番号45)、図47(配列番号47)、図49(配列番号49)、図51(配列番号51)、図53(配列番号53)、図55(配列番号55)、図57(配列番号57)、図59A−B(配列番号59)、図61A−B(配列番号61)又は図63(配列番号63)に示すヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項2】
図1(配列番号1)、図3(配列番号3)、図5(配列番号5)、図7(配列番号7)、図9(配列番号9)、図11(配列番号11)、図13A−B(配列番号13)、図15(配列番号15)、図17(配列番号17)、図19(配列番号19)、図21(配列番号21)、図23(配列番号23)、図25(配列番号25)、図27(配列番号27)、図29(配列番号29)、図31A−B(配列番号31)、図33(配列番号33)、図35(配列番号35)、図37(配列番号37)、図39A−B(配列番号39)、図41A−C(配列番号41)、図43(配列番号43)、図45(配列番号45)、図47(配列番号47)、図49(配列番号49)、図51(配列番号51)、図53(配列番号53)、図55(配列番号55)、図57(配列番号57)、図59A−B(配列番号59)、図61A−B(配列番号61)又は図63(配列番号63)に示すヌクレオチド配列の完全長コード化配列からなるヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項3】
図1(配列番号1)、図3(配列番号3)、図5(配列番号5)、図7(配列番号7)、図9(配列番号9)、図11(配列番号11)、図13A−B(配列番号13)、図15(配列番号15)、図17(配列番号17)、図19(配列番号19)、図21(配列番号21)、図23(配列番号23)、図25(配列番号25)、図27(配列番号27)、図29(配列番号29)、図31A−B(配列番号31)、図33(配列番号33)、図35(配列番号35)、図37(配列番号37)、図39A−B(配列番号39)、図41A−C(配列番号41)、図43(配列番号43)、図45(配列番号45)、図47(配列番号47)、図49(配列番号49)、図51(配列番号51)、図53(配列番号53)、図55(配列番号55)、図57(配列番号57)、図59A−B(配列番号59)、図61A−B(配列番号61)又は図63(配列番号63)に示すヌクレオチド配列からなる単離された核酸。
【請求項4】
請求項1に記載の核酸を含んでなるベクター。
【請求項5】
ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列に作用可能に結合している請求項4に記載のベクター。
【請求項6】
請求項4に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項7】
CHO細胞、大腸菌、又は酵母細胞である、請求項6に記載の宿主細胞。
【請求項8】
PROポリペプチドの製造方法において、前記PROポリペプチドの発現に適した条件下で請求項6に記載の宿主細胞を培養し、細胞培養物から前記PROポリペプチドを回収することを含んでなる方法。
【請求項9】
図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図12(配列番号12)、図14(配列番号14)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、図62A−B(配列番号62)又は図64(配列番号64)に示すポリペプチドのアミノ酸配列の何れか一つに対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項10】
異種アミノ酸配列と融合した請求項9に記載のポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項11】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタグ配列又はイムノグロブリンのFc領域である、請求項9に記載のキメラ分子。
【請求項12】
請求項9に記載のポリペプチドと特異的に結合する抗体。
【請求項13】
モノクローナル抗体、ヒト化抗体、又は一本鎖抗体である、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体、を担体と組み合わせてなる組成物。
【請求項15】
前記担体が製薬的に許容可能な担体である、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
(a)、(b)、(c)又は(d)の治療的有効量を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
容器;
前記容器上のラベル;並びに
(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体を含有し、前記容器に含められる組成物
を含む製造品であって、前記容器上のラベルによって前記組成物が乾癬の治療に使用可能であることが示される、製造品。
【請求項18】
図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図12(配列番号12)、図14(配列番号14)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、図62A−B(配列番号62)又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害する化合物の同定方法であって、通常は前記ポリペプチドを発現する細胞を候補化合物に接触させ、前記遺伝子の発現の欠如を決定することを含んでなる方法。
【請求項19】
前記候補化合物がアンチセンス核酸である、請求項23に記載の方法。
【請求項20】
症状の軽減が必要な哺乳動物の乾癬を軽減する方法において、(a)図8(配列番号8)、図18(配列番号18)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)又は図60(配列番号60)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドと結合する抗体の治療的有効量を前記哺乳動物へ投与することを含んでなる方法。
【請求項21】
哺乳動物の乾癬を診断する方法であって、(a)哺乳動物から得た組織細胞の試験試料、及び(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図8(配列番号8)、図18(配列番号18)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)又は図60(配列番号60)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物における乾癬の存在が示される方法。
【請求項22】
哺乳動物の乾癬を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図8(配列番号8)、図18(配列番号18)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図32(配列番号32)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図54(配列番号54)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)又は図60(配列番号60)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物における乾癬の存在が示される方法。
【請求項23】
症状の軽減が必要な哺乳動物のクローン病を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、治療的有効量の(a)図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図12(配列番号12)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図32(配列番号32)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、又は図64(配列番号64)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドに結合する抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項24】
哺乳動物のクローン病を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図12(配列番号12)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図32(配列番号32)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるクローン病の存在が示される方法。
【請求項25】
哺乳動物のクローン病を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図12(配列番号12)、図16(配列番号16)、図18(配列番号18)、図20(配列番号20)、図32(配列番号32)、図38(配列番号38)、図40(配列番号40)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図56(配列番号56)、図58(配列番号58)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるクローン病の存在が示される方法。
【請求項26】
症状の軽減が必要な哺乳動物の潰瘍性大腸炎を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、治療的有効量の(a)図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図16(配列番号16)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図52(配列番号52)、又は図64(配列番号64)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドに結合する抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項27】
哺乳動物の潰瘍性大腸炎を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図16(配列番号16)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図52(配列番号52)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物における潰瘍性大腸炎の存在が示される方法。
【請求項28】
哺乳動物の潰瘍性大腸炎を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図2(配列番号2)、図4(配列番号4)、図6(配列番号6)、図8(配列番号8)、図10(配列番号10)、図16(配列番号16)、図22(配列番号22)、図24(配列番号24)、図26(配列番号26)、図28(配列番号28)、図30(配列番号30)、図42A-B(配列番号42)、図48(配列番号48)、図52(配列番号52)、又は図64(配列番号64)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物における潰瘍性大腸炎の存在が示される方法。
【請求項29】
症状の軽減が必要な哺乳動物のリウマチ様関節炎を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、治療的有効量の(a)図10(配列番号10)、図14(配列番号14)、図18(配列番号18)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、又は図62A−B(配列番号62)に示すポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(c)前記ポリペプチドに結合する抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項30】
哺乳動物のリウマチ様関節炎を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図10(配列番号10)、図14(配列番号14)、図18(配列番号18)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、又は図62A−B(配列番号62)に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるリウマチ様関節炎の存在が示される方法。
【請求項31】
哺乳動物のリウマチ様関節炎を診断する方法であって、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図10(配列番号10)、図14(配列番号14)、図18(配列番号18)、図34(配列番号34)、図36(配列番号36)、図40(配列番号40)、図42A−B(配列番号42)、図44(配列番号44)、図46(配列番号46)、図48(配列番号48)、図50(配列番号50)、図52(配列番号52)、図58(配列番号58)、図60(配列番号60)、又は図62A−B(配列番号62)に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞を採取した哺乳動物におけるリウマチ様関節炎の存在が示される方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図40】
【図41A】
【図41B】
【図41C】
【図42A】
【図42B】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61A】
【図61B】
【図62A】
【図62B】
【図63】
【図64】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図40】
【図41A】
【図41B】
【図41C】
【図42A】
【図42B】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61A】
【図61B】
【図62A】
【図62B】
【図63】
【図64】
【公表番号】特表2006−521810(P2006−521810A)
【公表日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507201(P2006−507201)
【出願日】平成16年3月10日(2004.3.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/007862
【国際公開番号】WO2004/081199
【国際公開日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年3月10日(2004.3.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/007862
【国際公開番号】WO2004/081199
【国際公開日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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