説明

分離可能な包装およびそのための積層機

本発明の一態様では、プラスチックフィルム(14)のような材料を使用して独立食品要素を分離する。独立食品要素および分離材料は、一体化外装体(12)を使用して一緒に包装される。顧客が食品を食することに決めた時点で、外装体(12)は開封され、異なる食品要素(14)を分離するフィルムは手動または自動のいずれかで取り外される。これは、別個の要素が相互に接触する最初の時点を表わす。したがって、顧客によって使用される時点まで食料製品は、最高の完全性レベルに維持される。包装される要素の完成組合せ品を形成するように、包装体の内容物を積層するための方法および機械についても記載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離可能な包装、ならびに分離可能な包装体の内容物を好ましくは層状に送り出すための方法および機械に関する。さらに詳しくは、それは、チーズ、肉類、もしくは野菜類など少なくとも2つの独立要素を有するサンドイッチまたは他の食品、またはスパゲッティとトマトソース、サラダとサラダドレッシング、もしくは前述のスパゲッティとトマトソースおよび混ぜ合わせたばかりのスパゲッティとソースを保持するためのボウルなどの関連要素を有する他の食品関連品目のような包装された食料製品に関する。本発明はまた、包装体の送り出された内容物の完成組合せ品を形成するように、分離可能な包装体の内容物を好ましくは層状に送り出すための方法および機械にも関する。本発明は、多要素食料製品の自動機械調製および販売に特に有利である。
【背景技術】
【0002】
現在、このような食品はしばしば完全に組み合わされた状態で包装され、その場合、別個の要素は包装体の内容物が組み合わされるときに、他の要素と接触する。例えば単純なチーズサンドイッチの場合、チーズはパンと接触し、しばらくするとパンはチーズから水分を吸収し、パンはねっとりした状態になり、低品質の製品および質感の劣化を導く。包装される時点および場所でトマトソースがパスタと混ぜ合わされる場合、パスタはトマトソースから水分を吸収することがあり得、質感および味が劣化する。食料製品を積層する既存の方法は、レストランで毎日行われるように手動で、または大量の貯蔵領域から送り出すことのできる自動機械によって、それを行なうことを含む。これらの方法は、完成品の作成時に全ての成分が使用し尽されるまで取扱中および貯蔵時間中に、成分の様々な部分が周囲空気および他の環境条件に暴露され、古くなったため、または腐敗のために廃棄されることが要求される。加えて、台所または要素が積層される環境および食品要素と接触する物体または手を、常に衛生的に維持することは難しい。新鮮さおよび衛生状態は重要な関心事である。加えて、腐敗および労働要件は、考慮しなければならない他の問題である。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の好適な実施形態の一態様では、より複雑なつまり多要素の食料品を形成しうる独立した食品要素を分離するために、プラスチックフィルムのような材料が使用される。独立した食品要素および分離材料は、一体化外装体を使用して1つに包装される。外装体は、食料品の新鮮さを維持しかつかなりの保存性をもたらすのに役立つように、真空密封することができる。顧客が食品を食することに決めた時点で、外装体は開封され、異なる食品要素を分離するフィルムは手動または自動のいずれかで除去される。これは、別個の要素が相互に接触する最初の時点を表わす。したがって、個々の食品要素は、顧客によって使用される時点まで最高の完全性レベルに維持される。
【0004】
本発明のさらなる態様では、分離材料は、外装体の一部とするかまたはそれに付着することができ、かつ外装体は、包装体を2つの別個の半体に分離することのできるプルストリップを使用することによって、開封することができる。
【0005】
さらに、これらの態様を有する分離可能な包装に、包装体開封機を使用して、プルストリップを自動的に引っ張って外装体を分離することができる。次いで、包装体開封機は、外装体の2つの半体が引き離されるときに、包装体内の食品内容物が相互に対して移動せず、しかも食品要素の間から摺出することによって分離材料を取り出すことができ、それによって分離された食品要素を最終的に相互に接触されることができるように、外装体に圧力を加えることができる。
【0006】
本発明の一実施形態では、プラスチックフィルムまたはボウルなどの衛生的なサブストレート表面上に載せることのできる、一片のパンまたはある量のパスタのような主要食品要素があり得る。発明の一実施形態では、この主要食品要素は、それぞれの衛生的なサブストレートの表面と共に、真空密封されたプラスチックフィルムのパウチに包装することができ、かつ両方をパウチから包装体開封機構に隣接して配置された調製面上に送り出すことができる。衛生的な調製面は静止状態とすることができ、あるいはコンベア、回転テーブル、または移動プラットフォームなどにより複数の位置に移動することができる。前述のパン片などの主要食品要素は、衛生的なサブストレート表面上に、包装体開封機構に隣接して配置することができる。包装体開封機構がさらなるパウチから第2の食品要素を送り出すときに、第2の食品要素は主要食品要素の上に配置される。これらのステップは、所望の積層プロセスの結果食料製品の完全な組合せ品が得られるまで、複数回反復することができる。調製面が上述したように移動することができると、様々な成分およびそれぞれのパウチを特定の位置に配置することが可能になり、食品要素は調製面上で、積層したい次の成分の真空密封パウチに移動することができる。
【0007】
代替実施形態では、パウチは共通ステーションに移動することができ、そこでそれらは所望の順序で自動的に開封されて送り出され、それによって積み重ねられる。さらなる実施形態では、複数の包装体開封機構が、共通の移動または固定調製面に隣接して配置することができ、1つ以上の包装体開封機構が最終食料製品を作製するための積層プロセスに貢献することができる。
【0008】
好適な実施形態では、一連のパウチは、それらを少なくとも2つのプラスチック包装フィルムから形成することによって連続的に接続し、かつ各パウチを別個に開封することができるように相互に接続することができる。本発明の一態様では、各パウチのそのような分離可能な開封は、食品要素パウチの外層を形成する少なくとも2層のフィルムの各々に接続された2つのローラのそれぞれ1つを有するローラ機構によって達成することができる。フィルムは、ローラがフィルムを巻き上げるときに、パウチがそれによって分離/開封されて、パウチ内の製品がパウチから放出または排出されるように、ローラの周りに巻き付けられる。この方法で、人間の接触を必要とすることなく、かつ腐敗のコストおよび健康上のリスクを劇的に低減しながら、多くの要素を衛生的にかつ新鮮に積層することができる。代替的に、包装体は一度に1つずつ包装体開封機に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、食品要素のような様々な独立した要素を収容するための分離可能な包装体10を示す。包装体10は、様々な独立要素(様々な独立要素は図1には図示せず)および内部仕切り構成14をその中に完全に密封する外装体障壁12を備える。図1の実施形態では、仕切り構成14は、包装体障壁12の内部の積層領域またはゾーン2、4、6、および8の間に物理的分離をもたらすように折り曲げられた、1枚のプラスチックシートのような材料の連続ウェブまたはフィルムを含む。さらに詳しくは、仕切り構成14は、図1では、包装体10の端A付近で層16から始まり、包装体10の反対側Bまで延び、層17として折り返し、次いでA側に取り付けられる連続ウェブを含むものとして図示される。次いでそれはA側からB側に向かって層18として延び、次いで層19として折り返す。包装体10の内部には分離を必要とする他の要素があるので、層19がB端に向かって180度折り返すように、A端付近の層19の端に湾曲部分20が形成される。層16〜19の構成は次いで反復されて、積層フィルム仕切り構成24および26が形成される。こうして、図1に示すように、このプロセスを繰り返すことによって、4つの別個の積層ゾーン2、4、6、および8が確立される。
【0010】
包装体障壁12は、例えば障壁12に包装体12を取り囲む「プル/引裂きストリップ」22を含み、あるいは包装体10の両端AおよびBを引っ張ると障壁材12が穿孔に沿って分離するように、包装体障壁12を形成する材料における線状の穿孔を使用することによるなど、幾つかの周知の技術のいずれかを使用して、容易に2つの部分に分離可能であることが注目される。
【0011】
包装体10は、例えばサンドイッチのようなより複雑な食品を作るのに有用な食品要素をその中に収容するために使用することができ、その場合、
a.デリミート、
b.チーズ、
c.野菜成分(レタス、トマト、ピクルス、タマネギ、オリーブ等)、
d.パン製品(スライスロール、ベーグル、ピタパン、ライ麦パン等)、
e.液体調味料(ケチャップ、マヨネーズ、油と酢、等)、
を保持するために、別個のゾーンを使用することができる。
【0012】
本発明のさらなる態様では、層の1つが高い液体含有量を有する要素を保持しようとする場合、その層は、層16〜19のような仕切り構成の代わりに分離可能な密封パウチに置換することができる。この場合、図示しない分離可能なパウチは包装体障壁12と同様であるが、より小さくなり、ゾーン4のように、ゾーンの1つの内側に配置される。パウチの両端は包装体10の両端AおよびBに固定することができ、包装体障壁12の分離後に、高い液体含有量を有する内部パウチが分離可能または非密封状態になり、その内容物がこぼれるか、または他の方法で包装体10のそれに隣接するゾーンに配置された食品要素と接触することができるように、パウチの中心付近の部分またはパウチの長さに沿った部分は穿孔するか、あるいは開口を封止するフラップを持つことができる。
【0013】
図2は、サンドイッチを作るために図1の包装体に配置された食品要素を示し、ここでゾーン2、4、6、および8は、例えば上記リストのそれぞれの食品要素d、a、b、およびdを保持することができる。より多数またはより少数の分離可能なゾーン、および多要素食料品の最終組合せまで食費要素のより完全な分離が望ましい高い液体含有量または他の食品要素のための1つ以上の分離可能な内部密封パウチの使用など、多くの変形が可能である。
【0014】
動作中、食品要素および仕切り構成をその中に持つ包装体は、標準的かつ従来の食品取扱いおよび包装設備を使用して製造することができる。また、包装体障壁12は、その中に含まれる内部パウチと同様に、真空密封することが望ましいかもしれない。包装体障壁12を開封するには、プルストリップ22が使用され、端AおよびBが引き離されたときに、包装体10は2つの半体に分離される。それらが引き離され、包装体障壁12が分離すると、食品要素の1つに隣接する層16および19から層17および18が引き出され、それらが引き出されると、仕切り構成14が完全に除去されてゾーン2および4内の食品要素がもはや分離しなくなるまで、層16および19も引き出される。
【0015】
プラスチック層は、食品要素に対して摺動する場合に比べて、相互に対してより容易に摺動することができるので、層17および18が、中に収容された食品要素の送出し中に隣接する層16および20に対して摺動するこの構成は特に有利である。さらに、本発明の別の態様では、包装体10が分離されるときに食品要素がフィルム層に粘着しないように、食品要素の送出しをさらに助けるために、食品等級潤滑剤を包装体10の内側に使用することができる。
【0016】
図1の実施形態によってもたらされる機能を達成する多くの様々な方法があることが注目される。例えば、連続折畳みフィルムを使用して、ゾーン2〜8を作る仕切り構成を形成する代わりに、図3に示すような別個に折り畳まれた構成32、34、および36を使用して、各仕切り構成14、24、および26を形成することができる。
【0017】
加えて、仕切りの層を形成するフィルムを、包装体障壁12の端Bだけではなく、端AおよびBの両方に取り付けることによって、仕切り構成を形成することができる。この実施形態の一例を図4に示す。ここで、重なり合ったフィルム/シート42/44および46/48は包装体10の両端から延びて仕切り構成を形成し、ゾーン2、4、および6を作る。動作中、包装体の分離は、前述した実施形態と同様に、両端AおよびBが引き離され、シート42および46が端Bに留まる一方、シート44および48が端Aに留まるように、プルストリップ22を使用して達成することができ、それによってゾーン2、4、および6の食品要素が相互に接触して、完成した食料製品が形成される。
【0018】
さらなる代替実施形態では、包装体内の食品要素は、使用者に給仕される前に加熱することが望ましいかもしれない。その場合、包装体の内容物を開封する前に加熱するために電子レンジを使用することができ、あるいは包装体が開封され、食品要素がすでに1つに合わされた後で、内容物を過熱することができる。
【0019】
さらに別の実施形態では、包装体内の各ゾーンは必ずしもその中に食品要素を貯蔵する必要はなく、代わりに食品関連品目を持つ。例えば発明の一実施形態では、下部ゾーンはボウルを含み、そのゾーンの上のゾーンはパスタを含み、最上ゾーンはソース入りの開封可能なパウチを含むことができる。
【0020】
図5、6、および7について今から説明するが、それらは、分離可能な包装体を開封する機械と、積層製品の調製中に分離可能な包装体内の製品がその上に送り出される主要サブストレートとの間の様々な向きを示す。以下の説明における分離可能な包装体は必ずしも、図1〜4に示す分離可能な包装体10と同一である必要はなく、実際、一実施形態では、プラスチックフィルムの2つの隣接して配置された矩形のシートの両端を封着することによって形成されたパウチを含むだけとすることができることが注目される。
【0021】
さらに詳しくは、図5において、静止積層機200は、矢印2の方向に移動する調製面8に対して垂直方向に分離可能な包装体202を提供する。図6において、調製面8は、パウチが積層機200によって送り出されるときにそれと同時に移動し、図7では、調製面8は、積層機200のパウチ送出し動作に対して静止している。
【0022】
図5において、包装体202はプラスチックフィルム5に包装された食品要素6を含む。フィルム5はローラ3の周りに巻き付けられ、ローラが相互に対して反対方向に回転すると、食品要素6がパウチから放出され、衛生的なフィルムサブストレート7に乗っている例えば主要食品要素4に配置される。フィルムサブストレート7は調製面8上に載っている。
【0023】
図6a、6bおよび6cにおいて、包装体202は、プラスチックフィルム5に包装された食品要素6を含む。フィルム5はローラ3の周りに巻き付けられ、ローラが相互に対して反対方向に回転すると、食品要素6が包装体202から放出され、衛生的なフィルムサブストレート7に載った主要食品要素4の上に配置される。フィルムサブストレート7は調製面8上に載っている。
【0024】
上述の通り、図7a、7b、および7cでは、調製面8は積層機200の食品要素送出し動作に対して静止している。
【0025】
システムは、自動販売機のような筺体、店舗用の卓上ボックスに収容するか、あるいは台所の場合、開放空間に出しておくことができる。顧客が積層される食品要素をカスタマイズすることができるように、制御システムを送出し機構に連結することができる。プロセス全体は、ウィンドウまたは排出口を通して見えるように開放することができる。ユニットは支払いを受け取り、顧客の入力に応答することもできる。システムはまた、非食料製品にも利用することができる。
【0026】
パウチは、野菜類、チーズ、肉類、パン、ならびに調味料およびソースのような液体などの食品要素を収容することができる。
【0027】
パウチは、アコーディオン方式に相互に前後に折り畳んで貯蔵することができ、あるいはロールで、もしくは一度に1つのパウチが他のパウチから分離されるように貯蔵することができる。
【0028】
パウチがフォイル材から作られる場合、パウチは、食品要素が送り出される前に、未調理バーガーまたはフィレを調理することのできるクラムシェル型ホットクッキングプレスのような、調理環境に移送することができる。
【0029】
パウチがプラスチックフィルムである場合、食品要素は、送り出されて別の要素の上に配置される前に、マイクロ波技術を使用することを含め、様々な方法で調理することができる。
【0030】
食品要素は、ピザの場合のように、それらが積層された後で、自動販売機の取出し口から払い出される前に、自動的に調理することができる。
【0031】
本発明は記載した実施形態に限定されず、上記説明および代替例と同様にその均等物によっても画定される全範囲を含むつもりである。食料品のいずれも本発明を使用して包装することもできないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の包装の一実施形態を示した図である。
【図2】食品要素がその中に包装された図1の実施形態を示した図である。
【図3】本発明の包装のさらなる実施形態を示した図である。
【図4】本発明の包装のさらに別の実施形態を示した図である。
【図5】分離可能な包装体が移動調製面に対して垂直方向に指向されて成る、分離可能な包装を使用する積層機を示した図である。
【図6a】積層機の送出し動作と同時に移動する調製面を示した図である。
【図6b】積層機の送出し動作と同時に移動する調製面を示した図である。
【図6c】積層機の送出し動作と同時に移動する調製面を示した図である。
【図7a】静止調製面を持つ積層機の送出し動作を示した図である。
【図7b】静止調製面を持つ積層機の送出し動作を示した図である。
【図7c】静止調製面を持つ積層機の送出し動作を示した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品関連品目をその中に収容するための分離可能な包装体であって、
両端ならびにパウチを間に形成するために積み重ねて配置された第1および第2シート状障壁部材を有するパウチを備え、
分離構造が起動されたときに、前記パウチを少なくとも2つの部品に分離させるように機能する分離構造を前記第1および第2シート状障壁部材の一部分に含んで成る、包装体。
【請求項2】
食品関連品目を保持するために前記パウチの内部に分離ゾーンを形成するためにその中に配置された追加のシート状障壁部材をさらに含む、請求項1に記載の分離可能な包装体。
【請求項3】
前記追加のシート状障壁部材は、前記パウチの端が分離されたときに、前記追加のシート状障壁部材が前記パウチ端の1つに留まるように、前記パウチの前記端の少なくとも1つに接続され、それによって前記パウチの内部の前記食品関連品目用の前記別個のゾーンが除去される、請求項2に記載の分離可能な包装体。
【請求項4】
前記追加のシート状障壁部材の少なくとも1つは、少なくとも2つのさらなるシート状部材を含み、前記さらなるシート状障壁部材の各々は、前記パウチの内部に一端から他端まで延びる、請求項3に記載の分離可能な包装体。
【請求項5】
前記追加のシート状障壁部材の少なくとも1つは、前記パウチの一端に接続された1点から始まり、前記パウチの内部に前記パウチの他端に向かって、それによって形成される分離ゾーンの遠端を確立する1点まで延びるさらなるシート状障壁部材を含み、前記さらなるシート状障壁部材は次いで折り返して前記パウチの一端付近で終端する、請求項3に記載の分離可能な包装体。
【請求項6】
前記パウチの内部の分離ゾーンの片側を画定するために、各々折り返す2つのさらなるシート状障壁部材が積み重ねて配置され、前記折り返された2つのさらなるシート状障壁部材は4つのシート状障壁部材を形成し、前記2つの内部障壁部材は前記パウチの一端に接続される、請求項5に記載の分離可能な包装体。
【請求項7】
1つの分離ゾーンの底部を形成する前記さらなるシート状障壁部材は、その下に配置される分離ゾーンのための上部シート状障壁部材を形成するように、前記パウチの内部に延びる、請求項6に記載の分離可能な包装体。
【請求項8】
前記分離構造は、前記パウチの前記両端の間で、前記パウチを形成する前記第1および第2シート状障壁部材の一部分に接続される、請求項1に記載の分離可能な包装体。
【請求項9】
前記分離構造は、前記両端が反対方向に引っ張られたときに前記パウチが少なくとも2つの部分に分離するように、前記第1および第2シート状障壁部材に組み込まれた脆弱性を含む、請求項8に記載の分離可能な包装体。
【請求項10】
前記脆弱性が前記第1および第2シート状障壁部材の穿孔によって形成される、請求項9に記載の分離可能な包装体。
【請求項11】
食品要素の積層製品を形成するために複数の分離可能な包装体を自動的に開封するための機械をさらに含み、前記機械は対向ローラの構成を含み、前記ローラは、前記ローラのそれぞれ1つの周りに前記第1および第2シート状障壁部材のそれぞれ1つを巻き付けるように反対方向に回転することによって前記分離可能な包装体を開封するように機能し、それによって前記食品要素を送り出すようにした、請求項1に記載の分離可能な包装体。
【請求項12】
前記分離構造は、前記第1および第2シート状障壁部材を1つに接合するために使用される前記パウチの一部分を含む、請求項11に記載の分離可能な包装体。
【請求項13】
積層製品を形成するために複数の分離可能な包装体を自動的に開封するための機械であって、前記分離可能な包装体は、対向する第1および第2シート状障壁部材から形成されかつその中に収容された食品要素を有するパウチを備え、前記機械は、
対向するローラの構成を含み、前記ローラは、前記ローラのそれぞれ1つの周りに前記第1および第2シート状障壁部材のそれぞれ1つを巻き付けるように反対方向に回転することによって、前記分離可能な包装体を開封するように機能し、それによって前記食品要素を送り出すようにした機械。
【請求項14】
前記分離可能な包装体を前記機械に個別に提供するための補助装置をさらに含む、請求項13に記載の機械。
【請求項15】
前記分離可能な包装体を前記機械に連続的に提供するための補助装置をさらに含む、請求項13に記載の機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7a】
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【図7b】
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【図7c】
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【公表番号】特表2007−511423(P2007−511423A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533673(P2006−533673)
【出願日】平成16年6月9日(2004.6.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/018434
【国際公開番号】WO2004/113096
【国際公開日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【出願人】(505456300)
【Fターム(参考)】