加工装置
【課題】工作機械と多関節ロボットを備えるコンパクトな加工装置を提供する。
【解決手段】加工装置100は、工作機械10と、ワークのパレット70と、工作機械10の上部に配設されるガントリーレール120を有する。ガントリーレール120上を走行する多関節ロボット130は、2分離電子系統速度監視機能を備える。この機能を用いて多関節ロボット130の可動範囲D2を工作機械10の前面カバー11の内側に制御して、安全柵180を小型化する。この構成によりオペレータは多関節ロボット稼働中でも工作機械10のドア12を開閉したり、操作盤16を操作することができ、装置の設置スペースも小型化することができる。
【解決手段】加工装置100は、工作機械10と、ワークのパレット70と、工作機械10の上部に配設されるガントリーレール120を有する。ガントリーレール120上を走行する多関節ロボット130は、2分離電子系統速度監視機能を備える。この機能を用いて多関節ロボット130の可動範囲D2を工作機械10の前面カバー11の内側に制御して、安全柵180を小型化する。この構成によりオペレータは多関節ロボット稼働中でも工作機械10のドア12を開閉したり、操作盤16を操作することができ、装置の設置スペースも小型化することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械とワーク等の搬送用の多関節ロボットを備えた加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工作機械とワーク搬送用ロボットを組合せた加工装置は、本出願人が提案した特許文献1のほかに特許文献2、特許文献3に示されている。
【特許文献1】特開平5−285800号公報
【特許文献2】特開平8−174449号公報
【特許文献3】特開2002−178238号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
工作機械と多関節ロボットを組合せることによって、ロボットの可動範囲が広くなり、より多くの作業にロボットを活用することが可能となる。
しかしながら、多関節ロボットを備えてロボットの可動範囲を広くすると、工作機械のオペレータを保護するための安全柵もより大型のものが必要となる。
工作機械のオペレータは、機械の制御盤を操作したり、ワークの加工状態や切粉の状態を監視する必要がある。多関節ロボットのための安全柵が工作機械のカバーよりもオペレータ側に配設されると、工作機械の加工エリアの視認性が損なわれる問題が生ずる。また、安全柵の存在によって、オペレータの加工エリアへのアクセスが困難となり、作業性が劣化する等の問題もある。
さらに、安全柵のために加工装置全体の設置スペースが拡大する問題もある。
本発明の目的は、広範囲な可動範囲をもつ多関節ロボットと工作機械を組合せて、安全柵の小型化を図る加工装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した目的を達成するために、本発明の加工装置は、工作機械と、工作機械の側部に配設されるワークのパレットと、工作機械の上部に配設されて工作機械とパレットの間を結ぶガントリーレールと、ガントリーレール上を走行する多関節ロボットと、多関節ロボットの制御装置を備え、多関節ロボットの制御装置は、2分離電子系統速度監視機能を備え、多関節ロボットの可動範囲は、2分離電子系統速度監視機能により工作機械の前面カバーの内側に制限されることを特徴とするものである。
工作機械に隣接して設けられる安全柵を備え、安全柵は工作機械の前面カバーを除く部分を囲うものである。
そして、多関節ロボットは、ガントリーレール上を走行するロボットベースと、ロボットベースに対して第1の関節を介して連結される第1のアームと、第1のアームに対して第2の関節を介して連結される第2のアームと、第2のアームの先端に第3の関節を介してとりつけられるロボットハンドを備え、ロボットハンドはワークを把持して工作機械とパレットの間を搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
以上の手段を備えることにより、本発明の加工装置は、汎用の多関節ロボットを用いて、安全柵を省略し、配置スペースが小さくてすむ加工装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は工作機械と多関節ロボットを組合せた加工装置を示す外観図、図2は三面図である。
全体を符号1で示す加工装置は、工作機械10と、工作機械10の上部に配設されるガントリーレール20上を走行する多関節ロボット30とNC制御装置を備える。
工作機械は、例えば旋盤型のマシニングセンタであって、工作機械の側部に設けたワーク供給・排出用パレット70を有する。ガントリーレール20は工作機械10とパレット70をカバーする。
【0007】
ガントリーレール20上に走行する多関節ロボット30は、ロボットベース40を有し、ロボットベース40は第1の関節50を介して連結させる第1のアーム51を有する。第1のアーム51は第2の関節52を介して連結される第2のアーム53を有し、第2のアーム53の先端には第3の関節54を介してロボットハンド55が取りつけられる。ロボットハンド55は、ワークW1を把持して、工作機械10に供給し、排出する。
【0008】
図2の平面図(b)に示すように、多関節ロボット30のハンド55の先端部は、ベース40から最大限寸法D1だけ可動することができる。この寸法D1が工作機械10の前面カバー11よりも突出する場合には、クリアランスC1を加えた位置に安全柵(安全カバー)80の前面柵(前面カバー)81を設置する必要がある。
【0009】
安全柵80は、前面柵81に加えて、側面柵82,83により構成される。
工作機械10の前面よりもオペレータP1側に、前面柵(前面カバー)81が設けられると、オペレータP1は、工作機械10のスライドドア12にアクセスすることができず、また、ドア12の窓14を通して加工エリアを監視することが困難となる。また、工作機械10のNC装置18の操作盤16を操作することができない不便がある。
【0010】
多関節ロボット30のアーム51,53の寸法を短くして可動範囲が工作機械10の内側になるような多関節ロボットを用意すれば、上述した問題は回避できる。
しかしながら、この場合は、工作機械のサイズに合わせて多種類の多関節ロボットを用意する必要があり、合理的ではない。
また、工作機械の使用によっては、可動範囲の制限によってロボットが機能しない場合もある。
そこで、本発明は、2分離電子系統速度監視制御機能を備える多関節ロボットを用いた新たな加工装置を構成するものである。
【0011】
図3は、本発明の加工装置を示す外観図、図4は三面図である。
全体を符号100で示す加工装置は、工作機械10と、工作機械10の上部架設したガントリーレール120上を走行する2分離電子系統速度監視制御機能を備えた多関節ロボット130を備える。2分離電子系統速度監視制御機能は、多関節ロボットのNC制御装置内に装備される。
【0012】
ガントリーレール120上を走行する2分離電子系統速度監視制御機能付多関節ロボット130は、ロボットベース140を有し、ロボットベース140は、第1の関節150を介して連結される第1のアーム151を有する。
第1のアーム151は第2の関節152を介して連結される第2のアーム153を有し、第2のアーム153の先端には第3の関節154を介してロボットハンド155が取りつけられる。
ロボットハンド155はワークW1を把持して工作機械10に供給し、排出する。
【0013】
多関節ロボット130の2分離電子系統速度監視制御機能は、ロボットの可動範囲を制限するように設定することができる。
2分離電子系統速度監視制御機能は、多関節ロボットを制御するNCに内臓された安全機能であって、モータの位置と速度を二重に監視して、動力を遮断する経路を二系統備える。この2分離電子系統速度監視制御機能は高い安全性を有し、欧州の安全規格に適合している。
【0014】
この2分離電子系統速度監視制御機能を利用して、図4の(b)に示すように、ロボットハンド155の可動範囲D2は、工作機械10の前面カバー11よりも内側に制限設定される。
この可動範囲の制限設定により安全柵180の前面柵181は、工作機械10の前面を覆う位置に設ける必要はなくなる。
【0015】
この構成により、オペレータP1は2分離電子系統速度監視制御機能付多関節ロボット130が稼働中であっても工作機械10のドア12を開閉したり、窓14を通して加工エリアを監視したり、NC装置18の操作盤16の操作を行うことができる。また、加工装置全体の設置スペースを狭くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】多関節ロボットを用いた加工装置の外観図。
【図2】図1の加工装置の三面図。
【図3】本発明の加工装置の外観図。
【図4】図3の加工装置の三面図。
【符号の説明】
【0017】
10 工作機械
11 前面カバー
12 ドア
14 窓
16 操作盤
18 NC装置
70 パレット
100 加工装置
120 ガントリーレール
130 2分離電子系統速度監視制御機能付多関節ロボット
140 ロボットベース
150 第1の関節
151 第1のアーム
152 第2の関節
153 第2のアーム
154 第3の関節
155 ロボットハンド
180 安全柵
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械とワーク等の搬送用の多関節ロボットを備えた加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工作機械とワーク搬送用ロボットを組合せた加工装置は、本出願人が提案した特許文献1のほかに特許文献2、特許文献3に示されている。
【特許文献1】特開平5−285800号公報
【特許文献2】特開平8−174449号公報
【特許文献3】特開2002−178238号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
工作機械と多関節ロボットを組合せることによって、ロボットの可動範囲が広くなり、より多くの作業にロボットを活用することが可能となる。
しかしながら、多関節ロボットを備えてロボットの可動範囲を広くすると、工作機械のオペレータを保護するための安全柵もより大型のものが必要となる。
工作機械のオペレータは、機械の制御盤を操作したり、ワークの加工状態や切粉の状態を監視する必要がある。多関節ロボットのための安全柵が工作機械のカバーよりもオペレータ側に配設されると、工作機械の加工エリアの視認性が損なわれる問題が生ずる。また、安全柵の存在によって、オペレータの加工エリアへのアクセスが困難となり、作業性が劣化する等の問題もある。
さらに、安全柵のために加工装置全体の設置スペースが拡大する問題もある。
本発明の目的は、広範囲な可動範囲をもつ多関節ロボットと工作機械を組合せて、安全柵の小型化を図る加工装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した目的を達成するために、本発明の加工装置は、工作機械と、工作機械の側部に配設されるワークのパレットと、工作機械の上部に配設されて工作機械とパレットの間を結ぶガントリーレールと、ガントリーレール上を走行する多関節ロボットと、多関節ロボットの制御装置を備え、多関節ロボットの制御装置は、2分離電子系統速度監視機能を備え、多関節ロボットの可動範囲は、2分離電子系統速度監視機能により工作機械の前面カバーの内側に制限されることを特徴とするものである。
工作機械に隣接して設けられる安全柵を備え、安全柵は工作機械の前面カバーを除く部分を囲うものである。
そして、多関節ロボットは、ガントリーレール上を走行するロボットベースと、ロボットベースに対して第1の関節を介して連結される第1のアームと、第1のアームに対して第2の関節を介して連結される第2のアームと、第2のアームの先端に第3の関節を介してとりつけられるロボットハンドを備え、ロボットハンドはワークを把持して工作機械とパレットの間を搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
以上の手段を備えることにより、本発明の加工装置は、汎用の多関節ロボットを用いて、安全柵を省略し、配置スペースが小さくてすむ加工装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は工作機械と多関節ロボットを組合せた加工装置を示す外観図、図2は三面図である。
全体を符号1で示す加工装置は、工作機械10と、工作機械10の上部に配設されるガントリーレール20上を走行する多関節ロボット30とNC制御装置を備える。
工作機械は、例えば旋盤型のマシニングセンタであって、工作機械の側部に設けたワーク供給・排出用パレット70を有する。ガントリーレール20は工作機械10とパレット70をカバーする。
【0007】
ガントリーレール20上に走行する多関節ロボット30は、ロボットベース40を有し、ロボットベース40は第1の関節50を介して連結させる第1のアーム51を有する。第1のアーム51は第2の関節52を介して連結される第2のアーム53を有し、第2のアーム53の先端には第3の関節54を介してロボットハンド55が取りつけられる。ロボットハンド55は、ワークW1を把持して、工作機械10に供給し、排出する。
【0008】
図2の平面図(b)に示すように、多関節ロボット30のハンド55の先端部は、ベース40から最大限寸法D1だけ可動することができる。この寸法D1が工作機械10の前面カバー11よりも突出する場合には、クリアランスC1を加えた位置に安全柵(安全カバー)80の前面柵(前面カバー)81を設置する必要がある。
【0009】
安全柵80は、前面柵81に加えて、側面柵82,83により構成される。
工作機械10の前面よりもオペレータP1側に、前面柵(前面カバー)81が設けられると、オペレータP1は、工作機械10のスライドドア12にアクセスすることができず、また、ドア12の窓14を通して加工エリアを監視することが困難となる。また、工作機械10のNC装置18の操作盤16を操作することができない不便がある。
【0010】
多関節ロボット30のアーム51,53の寸法を短くして可動範囲が工作機械10の内側になるような多関節ロボットを用意すれば、上述した問題は回避できる。
しかしながら、この場合は、工作機械のサイズに合わせて多種類の多関節ロボットを用意する必要があり、合理的ではない。
また、工作機械の使用によっては、可動範囲の制限によってロボットが機能しない場合もある。
そこで、本発明は、2分離電子系統速度監視制御機能を備える多関節ロボットを用いた新たな加工装置を構成するものである。
【0011】
図3は、本発明の加工装置を示す外観図、図4は三面図である。
全体を符号100で示す加工装置は、工作機械10と、工作機械10の上部架設したガントリーレール120上を走行する2分離電子系統速度監視制御機能を備えた多関節ロボット130を備える。2分離電子系統速度監視制御機能は、多関節ロボットのNC制御装置内に装備される。
【0012】
ガントリーレール120上を走行する2分離電子系統速度監視制御機能付多関節ロボット130は、ロボットベース140を有し、ロボットベース140は、第1の関節150を介して連結される第1のアーム151を有する。
第1のアーム151は第2の関節152を介して連結される第2のアーム153を有し、第2のアーム153の先端には第3の関節154を介してロボットハンド155が取りつけられる。
ロボットハンド155はワークW1を把持して工作機械10に供給し、排出する。
【0013】
多関節ロボット130の2分離電子系統速度監視制御機能は、ロボットの可動範囲を制限するように設定することができる。
2分離電子系統速度監視制御機能は、多関節ロボットを制御するNCに内臓された安全機能であって、モータの位置と速度を二重に監視して、動力を遮断する経路を二系統備える。この2分離電子系統速度監視制御機能は高い安全性を有し、欧州の安全規格に適合している。
【0014】
この2分離電子系統速度監視制御機能を利用して、図4の(b)に示すように、ロボットハンド155の可動範囲D2は、工作機械10の前面カバー11よりも内側に制限設定される。
この可動範囲の制限設定により安全柵180の前面柵181は、工作機械10の前面を覆う位置に設ける必要はなくなる。
【0015】
この構成により、オペレータP1は2分離電子系統速度監視制御機能付多関節ロボット130が稼働中であっても工作機械10のドア12を開閉したり、窓14を通して加工エリアを監視したり、NC装置18の操作盤16の操作を行うことができる。また、加工装置全体の設置スペースを狭くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】多関節ロボットを用いた加工装置の外観図。
【図2】図1の加工装置の三面図。
【図3】本発明の加工装置の外観図。
【図4】図3の加工装置の三面図。
【符号の説明】
【0017】
10 工作機械
11 前面カバー
12 ドア
14 窓
16 操作盤
18 NC装置
70 パレット
100 加工装置
120 ガントリーレール
130 2分離電子系統速度監視制御機能付多関節ロボット
140 ロボットベース
150 第1の関節
151 第1のアーム
152 第2の関節
153 第2のアーム
154 第3の関節
155 ロボットハンド
180 安全柵
【特許請求の範囲】
【請求項1】
工作機械と、工作機械の側部に配設されるワークのパレットと、工作機械の上部に配設されて工作機械とパレットの間を結ぶガントリーレールと、ガントリーレール上を走行する多関節ロボットと、多関節ロボットの制御装置を備えた加工装置において、
多関節ロボットの制御装置は、2分離電子系統速度監視機能を備え、多関節ロボットの可動範囲は、2分離電子系統速度監視機能により工作機械の前面カバーの内側に制限されることを特徴とする加工装置。
【請求項2】
工作機械に隣接して設けられる安全柵を備え、安全柵は工作機械の前面カバーを除く部分を囲うことを特徴とする請求項1記載の加工装置。
【請求項3】
多関節ロボットは、ガントリーレール上を走行するロボットベースと、ロボットベースに対して第1の関節を介して連結される第1のアームと、第1のアームに対して第2の関節を介して連結される第2のアームと、第2のアームの先端に第3の関節を介してとりつけられるロボットハンドを備え、ロボットハンドはワークを把持して工作機械とパレットの間を搬送することを特徴とする請求項1記載の加工装置。
【請求項1】
工作機械と、工作機械の側部に配設されるワークのパレットと、工作機械の上部に配設されて工作機械とパレットの間を結ぶガントリーレールと、ガントリーレール上を走行する多関節ロボットと、多関節ロボットの制御装置を備えた加工装置において、
多関節ロボットの制御装置は、2分離電子系統速度監視機能を備え、多関節ロボットの可動範囲は、2分離電子系統速度監視機能により工作機械の前面カバーの内側に制限されることを特徴とする加工装置。
【請求項2】
工作機械に隣接して設けられる安全柵を備え、安全柵は工作機械の前面カバーを除く部分を囲うことを特徴とする請求項1記載の加工装置。
【請求項3】
多関節ロボットは、ガントリーレール上を走行するロボットベースと、ロボットベースに対して第1の関節を介して連結される第1のアームと、第1のアームに対して第2の関節を介して連結される第2のアームと、第2のアームの先端に第3の関節を介してとりつけられるロボットハンドを備え、ロボットハンドはワークを把持して工作機械とパレットの間を搬送することを特徴とする請求項1記載の加工装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2010−64158(P2010−64158A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−230190(P2008−230190)
【出願日】平成20年9月8日(2008.9.8)
【出願人】(000114787)ヤマザキマザック株式会社 (80)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月8日(2008.9.8)
【出願人】(000114787)ヤマザキマザック株式会社 (80)
【Fターム(参考)】
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