半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングアームと、これを利用したスキャニングユニット
【課題】本発明は一つの軸に回転性と移動性が集中されないスキャニングアームを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングアームは、半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームにおいて、X軸部(11)と;該X軸部(11)に沿って前、後進移動するようにX軸部(11)に垂直設置されたZ軸部(12);および該Z軸部(12)で昇、下降するようにZ軸部(12)に設置されるY軸部(13)から成ることを特徴とする。
【解決手段】本発明による半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングアームは、半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームにおいて、X軸部(11)と;該X軸部(11)に沿って前、後進移動するようにX軸部(11)に垂直設置されたZ軸部(12);および該Z軸部(12)で昇、下降するようにZ軸部(12)に設置されるY軸部(13)から成ることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体ウエーハの汚染物質を測定する装置に関するもので、特に、ウエーハ表面の汚染物質を捕集するために移動するスキャニングアームとこれを利用したスキャニングユニット(ウエーハ表面を試薬溶液でスキャンする場合、溶液の排出と吸入が行われるノズルと、該ノズルを含む移動手段を含んで以下、スキャニングユニットと称す)に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイス(Device)が高集積化されながら半導体製造ライン及び製造工程上で発生する色々な汚染物質はウエーハ表面に吸着されて半導体デバイスの性能及び収率に影響を及ぼしている。
【0003】
このため、ウエーハ表面の汚染物質の分析工程は半導体デバイス製造において大事にされていて、これを解決するために従来は各半導体製造ライン及び各製造工程の間に所定ウエーハを選択した後、この選択されたウエーハ表面をスキャニングしてウエーハ表面の汚染物質分析のための汚染物質サンプルを捕集し、これを原子吸光分析(Atomic absorption spectroscopy)、誘導結合質量分析(ICP−mass spectroscopy)等の破壊分析法や全反射蛍光X線分析(Total X−ray fluorescent analyzer)のような非破壊分析法で分析している。
【0004】
すなわち、従来は各製造ライン及び各製造工程で所定のウエーハを選択した後、このウエーハ表面の汚染物質を捕集する前に正確な汚染物質捕集のためにこのウエーハ表面をコーティング(Coating)している酸化膜(Oxide)を先に除去しなければならなく、これは気相分解装置(Vapor phase decomposition apparatus)により実現された。
【0005】
かかる気相分解装置は工程が進行される工程チャンバー(Chamber)と、チャンバー内にウエーハがローディング(Loading)されるローディングプレート(Loading plate)と、ウエーハ表面をコーティングしている酸化膜を分解させるためのフッ酸(HF;hydrofluoric acid)が盛られた容器から構成されて、ウエーハが工程チャンバーに設置されたローディングプレートに移送されると、このウエーハが一定時間工程チャンバー内に安着されるようにして容器から自然増発したフッ酸蒸気によってウエーハ表面をコーティングしていた酸化膜が全部分解されるようにする。
【0006】
以後、ユーザー(User)はウエーハを工程チャンバーから取り出した後、ウエーハ表面上にスキャニング溶液を落とし、ユーザーが直接マニュアル(Manual)でウエーハ表面をスキャニング溶液でスキャニングしてウエーハ表面の汚染分析のための汚染物質サンプルを捕集した。
【0007】
かかる半導体ウエーハ汚染物質測定装置としては韓國特許第10−0383264号{半導體ウエーハの汚染物質捕集装置及び捕集方法}が知られている。この半導体ウエーハの汚染物質捕集装置は全体的に工程チャンバー、移送ユニット、ローダー部、気相分解ユニット、スキャニングユニット、ドライユニット、アンローダー部及び汚染物質捕集装置を全般的に制御する中央制御ユニットから構成される。
【0008】
この時、移送ユニット、ローダー部、気相分解ユニット、スキャニングユニット、ドライユニット及びアンローダー部は工程チャンバー内に設置されるが、移送ユニットをセンター(Center)にして、ローダー部とアンローダー部が夫々始点と終点になる半円状に設置される。ここで、気相分解ユニット、スキャニングユニット、そしてドライユニットは順次的にローダー部とアンローダー部の間に設置される。
【0009】
添付図面のうち図11は従来の半導体ウエーハの汚染物質捕集装置の全体を概略的に示す図である。
【0010】
この図面に示すように、半導体製造ラインおよび製造工程においてウエーハの汚染程度を分析するために任意のウエーハが選択されると、ユーザーはこのウエーハを汚染物質捕集装置の工程チャンバー内に位置したローダー部に移送する。
【0011】
以後、ユーザーが工程チャンバーを密閉させた後、汚染物質捕集装置を稼動すると、移送ユニットはローダー部に位置したウエーハを気相分解ユニットのローディングプレートに移送させて、気相分解ユニットはローディングプレートに移送されたウエーハを密閉させた後、フッ酸の蒸気を利用してウエーハ表面にコーティングされた酸化膜を分解させる。
【0012】
次いで、ウエーハ表面にコーティングされた酸化膜の分解が完了すると、移送ユニットはまた気相分解ユニットに位置したウエーハをスキャニングユニットのウエーハアライナに移送させる。
【0013】
以後、ウエーハアライナはアラインハンドを利用して移送されたウエーハの位置を正確に整列させると同時に、スキャニングユニットはノズルトレイ位置に回転してノズルトレイに備えられたノズルを挿入した後、ノズルトレイの中央に設置されたスキャニング溶液ボトルでスキャニング溶液を所定量だけ吸入してウエーハの上部に移動した後、ゆっくりウエーハの中央に接近する。
【0014】
次いで、スキャニングユニットはウエーハセンターとスキャニングユニットに挿入されたノズルがほとんど触れようとする時に接近を中止し、接近が中止すると、ポンプはスキャニングユニットのポンピング流路を通してノズルに吸入されたスキャニング溶液の一部をウエーハ表面に排出してノズルの下段部とウエーハ表面の間にスキャニング溶液が水滴状に凝集されるようにする。
【0015】
以後、スキャニングユニットに挿入されたノズルの下段部にスキャニング溶液が水滴状に凝集されてウエーハ表面と接触すると、ウエーハアライナはウエーハをゆっくり一方向に回転させて、スキャニングユニットはノズルの下段部、すなわち、スキャニング溶液がウエーハ表面と接触した部分を一側方向にゆっくり移動させる。この時、ウエーハ表面の汚染物質は外部に露出されたスキャニング溶液と接触することでスキャニング溶液内に吸収されることはもちろんである。
【0016】
この時、スキャニングユニットはスキャニングユニットが一度動く時にウエーハが一回りし、スキャニングユニットがもう一度動くと、ウエーハがまた一回りするステップバイステップ(Step by step)でウエーハをスキャニングする。このように、スキャニング溶液がノズルの下段部から離脱することなく、ウエーハのスキャニングが完了すると、ウエーハアライナは回転を止めるようになってスキャニングユニットも移動を止めるようになり、ポンプはポンピング流路を利用してウエーハをスキャニングしたスキャニング溶液を全部ノズル内に吸入する。
【0017】
以後、スキャニングユニットはユーザーの選択によって二つの方法で動作するが、ユーザーがウエーハを原子吸光分析で分析しようとする場合、スキャニングユニットはサンプリングコップトレイに回転してサンプリングコップにウエーハをスキャニングした汚染物質サンプルを全部排出する。排出が完了すると、スキャニングユニットは、また回転してノズルがノズルボトルの上部に位置するようにした後、スキャニングユニットに設置されたノズル離脱手段(B)を利用してスキャニングユニットに挿入されたノズルがスキャニングユニットから離脱してノズルボトルに落ちるようにする。
【0018】
その後、ウエーハは移送ユニットによってアンローダー部に移送されると同時に外部にアンロードされ、汚染物質の捕集工程は終了する。
【0019】
ただし、ユーザーがウエーハを全反射蛍光X線分析で分析しようとする場合、スキャニングユニットはウエーハをスキャニングした汚染物質サンプルをウエーハ表面のセンターにまたゆっくり排出した後、また回転してノズルがノズルボトルの上部に位置する。この後、スキャンユニットによりスキャニングユニットに設置されたノズル離脱手段(B)を利用してスキャニングユニットに挿入されたノズルがスキャニングユニットから離脱してノズルボトルに落ちるようにして、次いで、ウエーハはドライユニットのヒーティングプレートに移送されて乾燥された後、またアンローダー部に移送されて、汚染物質の捕集工程は完了する。
【0020】
かかる半導体ウエーハ汚染物質測定装置のウエーハ移送ユニットのスキャニングユニットは上下移動および左、右回転の可能な「・」字状のロボットアーム形状を有して、スキャニングユニットを回転させる回転軸を成し、スキャニング溶液を凝集してウエーハ表面をスキャニングし得るようにするノズルを選択的に挿入および離脱させるようにスキャニングユニットの一側端部にはノズル挿入部が形成されている。
【0021】
このように、従来の半導体ウエーハ汚染物質測定装置のウエーハ移送ユニットのスキャニングユニットは上、下移動と左、右回転が回転軸で同時に行われるため、回転軸に集中された構造が複雑であると共に、スキャニングする途中に回動軌跡を描いた後、ノズル選択をする場合、上、下移動が行われるため、スキャニングの重要変数であるウエーハ表面における動きに正確度が落ちるという問題点があった。
【0022】
また、装置内の照明手段がない場合、これを外側の制御部の透視窓で確認する方法がないか、または照明手段があってもノズルおよびボトルにおける接触状況の正確度のために近接照明手段が必要となった。
【特許文献1】韓國特許第10−0383264号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、一つの軸に回転性と移動性が集中されないスキャニングアームを提供することを目的とする。
本発明はスキャニングユニット構造において、スキャニングアームが直線移動する3軸位置決定構造を有するスキャニングユニットを提供することを目的とする。
本発明は前記したスキャニングアームに試薬スキャニング用ノズルが結合されたスキャニングユニットを提供することを目的とする。
【0024】
本発明はスキャニングと同時にウエーハ表面の乾燥が行われるスキャニングユニットを提供することを目的とする。
本発明は構造の複雑性を改善してウエーハ表面におけるスキャニングの正確度が改善された半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットを提供することを目的とする。
本発明はノズルの吸入、排出の制御がシリンジポンプで行われる半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0025】
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームは、X軸部と、該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部;および該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部から成ることが好ましい。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームのX、Y、Z軸部は夫々外部ケーシング内にLMガイドと、スクリューバーを設置し、該スクリューバーにはスライダがボールナットで結合されてスクリューバー回動でスライダが移動するということを特徴とする。
【0026】
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットは、X軸部と、該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部と、該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部13から成るスキャニングアーム;および試薬ボトルで溶液を吸入した後、スキャンステージ上のウエーハ表面に試薬を噴出すると同時に、吸入状態を維持しながらウエーハ表面に沿って移動しながらウエーハ表面の汚染物質が含まれた溶液を吸入維持し、吸入後には分析機に移動してスキャン溶液を排出するように前記Y軸部に設置されるノズルを含むことが好ましい。
【0027】
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットの前記スキャニングノズルは、ノズル本体と、該ノズル本体を支持する支え台と、所定のポンピング力が伝えられるポンプ連結部から成ることを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットの前記支え台は、前記Y軸部の内部スライダに連結される第2連結部と、該第2連結部から垂直連結される第1連結部と、該第1連結部から水平延長され、前記ノズルが挿入搭載される載置台から成ることを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットはY軸部に水平固定された第1連結ブラケット、該第1連結ブラケットに垂直設置された第2連結ブラケット、該第2連結ブラケットに水平設置され、ランプ本体が挿入装着されるメインブラケットから成るブラケット;およびハロゲンランプが内蔵されたランプ本体と、該ランプ本体の下向光を拡散する拡散板と、前記ランプ本体と、拡散板を内側空間に装着するソケットから成るドライヤーをさらに含むことが好ましい。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットは内部シリンダーで昇降動作によってロッドが上下動されて上部バルブに連結された吸入、排出ホースに圧力を吸入、排出するシリンジポンプ本体から成るシリンジポンピング部を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0028】
本発明は従来の半導体ウエーハ汚染物質測定装置のウエーハ移送ユニットのスキャニングユニットが有する問題点(上、下移動と左、右回転が回転軸で同時に行われるため、回転軸に集中された構造が複雑であるという問題点、スキャニング途中に回動軌跡を描いた後にノズルを選択する場合、上、下移動が行われるため、スキャニングの重要変数であるウエーハ表面における動きの正確度が落ちるという短所)を改善して3軸の正確な動作軌跡を有するスキャニングユニット構造を提供し得るという効果がある。
かつ、本発明はノズルおよびボトルにおける接触状況を照明手段によって把握可能にして、ノズルの上、下位置移動と汚染物質捕集状況の正確な把握が可能であるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を用いて具体的に説明する。
【0030】
添付図面のうち図1aは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の全体外部を示す斜視図で、図1bは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の内部を示す平面概略図である。
【0031】
前記各図面に示す本明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置は全体的に外部と遮断された空間内で、特に、入口部に位置してウエーハサイズのうち300mm、200mm、150mmでウエーハカセットを区分して開放するオープナー700と、該オープナー700に安着されたカセット内のウエーハをつかんで移送するロボットアーム600と、該ロボットアーム600によって移送されたウエーハ表面の1次酸化膜を分解する本発明によるVPDユニット100と、酸化膜が分解されたウエーハを支持した状態で回転させるスキャンステージ400と、該スキャンステージ400上に位置したウエーハ上に溶液を接触させるためにスキャニングユニット500がx、y、z軸の3軸移動して吸入、洗浄部300で試薬を吸入した後、移動してスキャンステージ400上のウエーハでスキャニングが行われ、以後に分析装置200のボトル内にスキャニングされた溶液を排出するようになり、排出後のノズルは吸入、洗浄部300でノズル内を洗浄した後、試薬を再吸入した後にスキャニング動作が繰り返される。スキャニングに関してはその説明を省略する。即ち、ノズル内の溶液が所定量吸入された状態でウエーハの所定位置に至ると、ウエーハを回転させながら溶液を一部排出させてウエーハの表面上に接触するようにする。大部分の表面を直線方向に移動すると同時にウエーハを回転させて、ウエーハ表面の大部分に溶液が接触しながら汚染物質が捕集される。この捕集された汚染物質の溶液をノズルの吸入状態で分析機に移動して空いた空間のボトルに排出させる。
【0032】
以後、試験が終わった各ウエーハを移送ユニットロボットアームがアライナに移動させて各ウエーハのIDを認識すると同時に整列させてカセットに移して入れるようになる。
【0033】
このような汚染物質が含まれた溶液をボトルに排出することで、本発明の全体的な装置の動作は終わる。次いで、ユーザーは測定装備を用いてボトルごとの汚染度を測定するようになるのである。
【0034】
添付図面のうち図2は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットを示す斜視図で、図3は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル部をA−A線により切断して拡大して示す断面図である。
【0035】
前記各図面に示す本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットは大きくスキャニングアーム10と、スキャニングノズル20と、ドライヤー30(図4参照)と、シリンジポンピング部40から成る。
【0036】
具体的に、前記スキャニングアーム10はX軸部11と、該X軸部11に沿って前、後進移動すると共にY軸部13を搭載したZ軸部12と、該Z軸部12で前、後進されるノズル20を搭載したY軸部13から成る。
【0037】
前記スキャニングアーム10のX、Y、Z軸部11、13、12は夫々外部ケーシング101内にLMガイド102と、スクリューバー103を設置し、該スクリューバー103にはスライダ104がボールナット105で合わせられて駆動モーター106として前記スクリューバー103を回動することで、前記スライダ104が移動する構造から成り、電源ラインおよびその他の制御信号ラインから成り、細部的な各信号ラインはその説明を省略する。
【0038】
前記スキャニングノズル20は試薬溶液ボトルで溶液を吸入した後、スキャンステージ上のウエーハ表面に試薬を噴出すると同時に、吸入状態を維持しながらウエーハ表面に沿って移動しながらウエーハ表面の汚染物質が含まれた溶液を吸入維持するもので、吸入後には分析機に移動して排出するようになる。もちろんのこと、排出後には次のウエーハの汚染物質捕集のために試薬ボトルでノズル内部を洗浄した後、新しい溶液を一定量吸入した後、同じ動作を繰り返す。
【0039】
特に、本発明は前記ノズル20をスキャニングする時に近接位置したドライヤー30(図4参照)が一緒に追い付きながら乾燥作業を遂行する。これは従来において別途のドライヤーでウエーハを移動したことに比べて、非常に簡単化した効果的な設備である。
【0040】
前記ノズル20は前記Y軸部13に設置され、具体的に、ポンプ連結部22と、該ポンプ連結部22を支持する支え台23と、前記ポンプ連結部22の下方に連結されるノズル本体21から成る。前記ポンプ連結部22はポンピングホース(図示せず)連結用ふた22aと連結ブラケット22bから成る。本発明によるノズル20に対するポンピング動作は図9、10a、10bを用いて後述する。
【0041】
前記支え台23は、図3に示すように、Y軸部13の上面で移動可能に内部スライダ104に沿って移動し、前記Y軸部13の内部スライダ104に連結される第2連結部23cと、該連結部23cから垂直連結される第1連結部23bと、該第1連結部23bから水平延長され、前記ノズル21が挿入搭載される載置台23aから成る。
【0042】
したがって、前記Y軸部13の移動で後述するように第3位置が決定され、以後にウエーハ表面のスキャニングと試薬溶液の吸入と排出はノズル20に別途に設置された制御信号で行われる。かかる制御信号は、例えば、ROM(図示せず)に記憶されたプログラムの示す命令に基づいてCPU(図示せず)から出力されるものである。かかる制御信号によりスキャニングユニットの駆動回路(図示せず)はノズル20、X軸部等を駆動させる。
【0043】
添付図面のうち図6a、6b、6cは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【0044】
前記各図面に示すように、本発明によるスキャニングユニット10は所定の制御信号でX軸部11を駆動すると、ケーシング101内部のLMガイド102と、ボールスクリュー103に沿って螺合されたスライダ104が移動しながらその位置を決定するようになる。このような各軸部の位置移動はこのスクリューバー103に螺合されたスライダ104の移動で達成され、前記スクリューバー103は駆動モーターの軸と連結されてモーター軸が螺合されて回転するように連結されているから、スライダ104を正逆移動させて所望する位置に移動させるようになる。
【0045】
したがって、X軸部11に沿ってZ軸部12が移動することで、第1位置を決定するようになり、次いで、Z軸部12に搭載されたY軸部13の高さ(第2位置)を決定した後、該Y軸部13に固定されたノズル20とドライヤー30(図4参照)とを一体に移動させて第3位置を決定するようになるのである。以後、前記ノズル20を水平移動することはZ軸部13を駆動することで、ウエーハ表面の移動が行われるわけである。
【0046】
添付図面のうち図4は半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を拡大して示す斜視図で、図5は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を抜粋して示す分解図で、図7は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットでノズルとドライヤーとが同時に動作することを示す概略図である。
【0047】
前記図面に示す本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤー30は、ランプ本体33と、拡散板32をソケット31の空間31aに装着し、この状態のドライヤー30をY軸部13に水平固定された第1連結ブラケット34cと、該第1連結ブラケット34cに垂直設置された第2連結ブラケット34bおよび該第2連結ブラケット34bに水平設置され、前記ランプ本体33が挿入装着されるメインブラケット34aから成る。
【0048】
前記ランプ本体33にはハロゲンランプ(IR−Emitter+MC−234 parabolic reflector)から成り、その下方にハルロゲルレムプの発光を拡散するように拡散板32が設置されている。該拡散板32はサファイア材質から成る。
【0049】
したがって、本発明によるドライヤー30は独立的なウエーハ乾燥機能を遂行することなく、スキャンユニットの末端Y軸部13に付着されてノズル20の試薬スキャンが行われた一定距離後方に沿ってウエーハ表面を乾燥するようにすることを特徴とする。
【0050】
添付図面のうち8a、8bは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのスキャン作用を説明する説明図である。
【0051】
前記スキャニングユニット10のノズル20は酸化処理されたウエーハ表面に沿ってノズル本体21が所定の高さに接触した状態で前記Y軸部13に設置され、具体的に、ポンプ連結部22と、該ポンプ連結部22を支持する支え台23と、前記ポンプ連結部22の下方に連結されるノズル本体21から成る(図2参照)。
【0052】
したがって、前記ノズル21内に吸入されたスキャニング溶液を一次的にウエーハ表面に排出するようになり、スキャニング溶液が酸化処理されたウエーハ表面を満たすようになると同時に、前記ノズル本体21の内部で瞬間的に吸入されることで、図8bのように各汚染物質が含まれた溶液は再び前記ノズル本体21内に充填されるようになる。
【0053】
このような溶液の排出と吸入が回転中のウエーハ表面に沿って持続的に進行されてウエーハ表面全体の汚染物質を捕集可能になり、この捕集された汚染物質は分析機の各ボトルに順次に盛られて分析される。
【0054】
添付図面のうち図9は本発明によるスキャニングユニットのシリンジポンプ40の斜視図で、図10a、図10bは本発明によるスキャニングユニットのシリンジポンプ作用例を示す概略図である。
【0055】
前記各図面に示す本発明による試薬の吸入およびポンピングの構造およびその動作は図面に示すように、シリンジポンピング部40と、該ポンピング部40の内部で昇降動作により内部ロッドが動作して上部バルブ42に連結された吸入、排出ホース43を選択して圧力を加えるシリンジポンプ本体41から成る。
【0056】
このようなシリンジポンピング部40は所定の制御動作で前記ノズル20の下段部に接触する試薬溶液の吸入と排出を精密に制御しながらウエーハ表面をスキャニングするようになる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の全体外部を示す斜視図である。
【図1b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の内部を示す平面概略図である。
【図2】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットを示す斜視図である。
【図3】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル部を拡大して示す断面図である。
【図4】半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を抜粋して示す分解図である。
【図6a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【図6b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【図6c】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【図7】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットにおいて、ノズルとドライヤーとが同時に動作することを示す概略図である。
【図8a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのスキャン作用を説明する説明図である。
【図8b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのスキャン作用を説明する説明図である。
【図9】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのシリンジポンプの斜視図である。
【図10a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのシリンジポンプの動作例を示す図である。
【図10b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのシリンジポンプの動作例を示す図である。
【図11】従来の半導体ウエーハの汚染物質捕集装置の全体を概略的に示す図である。
【符号の説明】
【0058】
10 スキャニングアーム
11 X軸部
12 Z軸部
13 Y軸部
100 VPDユニット
200 分析装置
300 吸入、洗浄部
400 スキャンステージ
500 スキャニングユニット
600 ロボットアーム
700 オープナー
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体ウエーハの汚染物質を測定する装置に関するもので、特に、ウエーハ表面の汚染物質を捕集するために移動するスキャニングアームとこれを利用したスキャニングユニット(ウエーハ表面を試薬溶液でスキャンする場合、溶液の排出と吸入が行われるノズルと、該ノズルを含む移動手段を含んで以下、スキャニングユニットと称す)に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイス(Device)が高集積化されながら半導体製造ライン及び製造工程上で発生する色々な汚染物質はウエーハ表面に吸着されて半導体デバイスの性能及び収率に影響を及ぼしている。
【0003】
このため、ウエーハ表面の汚染物質の分析工程は半導体デバイス製造において大事にされていて、これを解決するために従来は各半導体製造ライン及び各製造工程の間に所定ウエーハを選択した後、この選択されたウエーハ表面をスキャニングしてウエーハ表面の汚染物質分析のための汚染物質サンプルを捕集し、これを原子吸光分析(Atomic absorption spectroscopy)、誘導結合質量分析(ICP−mass spectroscopy)等の破壊分析法や全反射蛍光X線分析(Total X−ray fluorescent analyzer)のような非破壊分析法で分析している。
【0004】
すなわち、従来は各製造ライン及び各製造工程で所定のウエーハを選択した後、このウエーハ表面の汚染物質を捕集する前に正確な汚染物質捕集のためにこのウエーハ表面をコーティング(Coating)している酸化膜(Oxide)を先に除去しなければならなく、これは気相分解装置(Vapor phase decomposition apparatus)により実現された。
【0005】
かかる気相分解装置は工程が進行される工程チャンバー(Chamber)と、チャンバー内にウエーハがローディング(Loading)されるローディングプレート(Loading plate)と、ウエーハ表面をコーティングしている酸化膜を分解させるためのフッ酸(HF;hydrofluoric acid)が盛られた容器から構成されて、ウエーハが工程チャンバーに設置されたローディングプレートに移送されると、このウエーハが一定時間工程チャンバー内に安着されるようにして容器から自然増発したフッ酸蒸気によってウエーハ表面をコーティングしていた酸化膜が全部分解されるようにする。
【0006】
以後、ユーザー(User)はウエーハを工程チャンバーから取り出した後、ウエーハ表面上にスキャニング溶液を落とし、ユーザーが直接マニュアル(Manual)でウエーハ表面をスキャニング溶液でスキャニングしてウエーハ表面の汚染分析のための汚染物質サンプルを捕集した。
【0007】
かかる半導体ウエーハ汚染物質測定装置としては韓國特許第10−0383264号{半導體ウエーハの汚染物質捕集装置及び捕集方法}が知られている。この半導体ウエーハの汚染物質捕集装置は全体的に工程チャンバー、移送ユニット、ローダー部、気相分解ユニット、スキャニングユニット、ドライユニット、アンローダー部及び汚染物質捕集装置を全般的に制御する中央制御ユニットから構成される。
【0008】
この時、移送ユニット、ローダー部、気相分解ユニット、スキャニングユニット、ドライユニット及びアンローダー部は工程チャンバー内に設置されるが、移送ユニットをセンター(Center)にして、ローダー部とアンローダー部が夫々始点と終点になる半円状に設置される。ここで、気相分解ユニット、スキャニングユニット、そしてドライユニットは順次的にローダー部とアンローダー部の間に設置される。
【0009】
添付図面のうち図11は従来の半導体ウエーハの汚染物質捕集装置の全体を概略的に示す図である。
【0010】
この図面に示すように、半導体製造ラインおよび製造工程においてウエーハの汚染程度を分析するために任意のウエーハが選択されると、ユーザーはこのウエーハを汚染物質捕集装置の工程チャンバー内に位置したローダー部に移送する。
【0011】
以後、ユーザーが工程チャンバーを密閉させた後、汚染物質捕集装置を稼動すると、移送ユニットはローダー部に位置したウエーハを気相分解ユニットのローディングプレートに移送させて、気相分解ユニットはローディングプレートに移送されたウエーハを密閉させた後、フッ酸の蒸気を利用してウエーハ表面にコーティングされた酸化膜を分解させる。
【0012】
次いで、ウエーハ表面にコーティングされた酸化膜の分解が完了すると、移送ユニットはまた気相分解ユニットに位置したウエーハをスキャニングユニットのウエーハアライナに移送させる。
【0013】
以後、ウエーハアライナはアラインハンドを利用して移送されたウエーハの位置を正確に整列させると同時に、スキャニングユニットはノズルトレイ位置に回転してノズルトレイに備えられたノズルを挿入した後、ノズルトレイの中央に設置されたスキャニング溶液ボトルでスキャニング溶液を所定量だけ吸入してウエーハの上部に移動した後、ゆっくりウエーハの中央に接近する。
【0014】
次いで、スキャニングユニットはウエーハセンターとスキャニングユニットに挿入されたノズルがほとんど触れようとする時に接近を中止し、接近が中止すると、ポンプはスキャニングユニットのポンピング流路を通してノズルに吸入されたスキャニング溶液の一部をウエーハ表面に排出してノズルの下段部とウエーハ表面の間にスキャニング溶液が水滴状に凝集されるようにする。
【0015】
以後、スキャニングユニットに挿入されたノズルの下段部にスキャニング溶液が水滴状に凝集されてウエーハ表面と接触すると、ウエーハアライナはウエーハをゆっくり一方向に回転させて、スキャニングユニットはノズルの下段部、すなわち、スキャニング溶液がウエーハ表面と接触した部分を一側方向にゆっくり移動させる。この時、ウエーハ表面の汚染物質は外部に露出されたスキャニング溶液と接触することでスキャニング溶液内に吸収されることはもちろんである。
【0016】
この時、スキャニングユニットはスキャニングユニットが一度動く時にウエーハが一回りし、スキャニングユニットがもう一度動くと、ウエーハがまた一回りするステップバイステップ(Step by step)でウエーハをスキャニングする。このように、スキャニング溶液がノズルの下段部から離脱することなく、ウエーハのスキャニングが完了すると、ウエーハアライナは回転を止めるようになってスキャニングユニットも移動を止めるようになり、ポンプはポンピング流路を利用してウエーハをスキャニングしたスキャニング溶液を全部ノズル内に吸入する。
【0017】
以後、スキャニングユニットはユーザーの選択によって二つの方法で動作するが、ユーザーがウエーハを原子吸光分析で分析しようとする場合、スキャニングユニットはサンプリングコップトレイに回転してサンプリングコップにウエーハをスキャニングした汚染物質サンプルを全部排出する。排出が完了すると、スキャニングユニットは、また回転してノズルがノズルボトルの上部に位置するようにした後、スキャニングユニットに設置されたノズル離脱手段(B)を利用してスキャニングユニットに挿入されたノズルがスキャニングユニットから離脱してノズルボトルに落ちるようにする。
【0018】
その後、ウエーハは移送ユニットによってアンローダー部に移送されると同時に外部にアンロードされ、汚染物質の捕集工程は終了する。
【0019】
ただし、ユーザーがウエーハを全反射蛍光X線分析で分析しようとする場合、スキャニングユニットはウエーハをスキャニングした汚染物質サンプルをウエーハ表面のセンターにまたゆっくり排出した後、また回転してノズルがノズルボトルの上部に位置する。この後、スキャンユニットによりスキャニングユニットに設置されたノズル離脱手段(B)を利用してスキャニングユニットに挿入されたノズルがスキャニングユニットから離脱してノズルボトルに落ちるようにして、次いで、ウエーハはドライユニットのヒーティングプレートに移送されて乾燥された後、またアンローダー部に移送されて、汚染物質の捕集工程は完了する。
【0020】
かかる半導体ウエーハ汚染物質測定装置のウエーハ移送ユニットのスキャニングユニットは上下移動および左、右回転の可能な「・」字状のロボットアーム形状を有して、スキャニングユニットを回転させる回転軸を成し、スキャニング溶液を凝集してウエーハ表面をスキャニングし得るようにするノズルを選択的に挿入および離脱させるようにスキャニングユニットの一側端部にはノズル挿入部が形成されている。
【0021】
このように、従来の半導体ウエーハ汚染物質測定装置のウエーハ移送ユニットのスキャニングユニットは上、下移動と左、右回転が回転軸で同時に行われるため、回転軸に集中された構造が複雑であると共に、スキャニングする途中に回動軌跡を描いた後、ノズル選択をする場合、上、下移動が行われるため、スキャニングの重要変数であるウエーハ表面における動きに正確度が落ちるという問題点があった。
【0022】
また、装置内の照明手段がない場合、これを外側の制御部の透視窓で確認する方法がないか、または照明手段があってもノズルおよびボトルにおける接触状況の正確度のために近接照明手段が必要となった。
【特許文献1】韓國特許第10−0383264号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、一つの軸に回転性と移動性が集中されないスキャニングアームを提供することを目的とする。
本発明はスキャニングユニット構造において、スキャニングアームが直線移動する3軸位置決定構造を有するスキャニングユニットを提供することを目的とする。
本発明は前記したスキャニングアームに試薬スキャニング用ノズルが結合されたスキャニングユニットを提供することを目的とする。
【0024】
本発明はスキャニングと同時にウエーハ表面の乾燥が行われるスキャニングユニットを提供することを目的とする。
本発明は構造の複雑性を改善してウエーハ表面におけるスキャニングの正確度が改善された半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットを提供することを目的とする。
本発明はノズルの吸入、排出の制御がシリンジポンプで行われる半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0025】
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームは、X軸部と、該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部;および該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部から成ることが好ましい。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームのX、Y、Z軸部は夫々外部ケーシング内にLMガイドと、スクリューバーを設置し、該スクリューバーにはスライダがボールナットで結合されてスクリューバー回動でスライダが移動するということを特徴とする。
【0026】
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットは、X軸部と、該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部と、該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部13から成るスキャニングアーム;および試薬ボトルで溶液を吸入した後、スキャンステージ上のウエーハ表面に試薬を噴出すると同時に、吸入状態を維持しながらウエーハ表面に沿って移動しながらウエーハ表面の汚染物質が含まれた溶液を吸入維持し、吸入後には分析機に移動してスキャン溶液を排出するように前記Y軸部に設置されるノズルを含むことが好ましい。
【0027】
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットの前記スキャニングノズルは、ノズル本体と、該ノズル本体を支持する支え台と、所定のポンピング力が伝えられるポンプ連結部から成ることを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットの前記支え台は、前記Y軸部の内部スライダに連結される第2連結部と、該第2連結部から垂直連結される第1連結部と、該第1連結部から水平延長され、前記ノズルが挿入搭載される載置台から成ることを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットはY軸部に水平固定された第1連結ブラケット、該第1連結ブラケットに垂直設置された第2連結ブラケット、該第2連結ブラケットに水平設置され、ランプ本体が挿入装着されるメインブラケットから成るブラケット;およびハロゲンランプが内蔵されたランプ本体と、該ランプ本体の下向光を拡散する拡散板と、前記ランプ本体と、拡散板を内側空間に装着するソケットから成るドライヤーをさらに含むことが好ましい。
前記目的を達成するために、本発明による半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットは内部シリンダーで昇降動作によってロッドが上下動されて上部バルブに連結された吸入、排出ホースに圧力を吸入、排出するシリンジポンプ本体から成るシリンジポンピング部を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0028】
本発明は従来の半導体ウエーハ汚染物質測定装置のウエーハ移送ユニットのスキャニングユニットが有する問題点(上、下移動と左、右回転が回転軸で同時に行われるため、回転軸に集中された構造が複雑であるという問題点、スキャニング途中に回動軌跡を描いた後にノズルを選択する場合、上、下移動が行われるため、スキャニングの重要変数であるウエーハ表面における動きの正確度が落ちるという短所)を改善して3軸の正確な動作軌跡を有するスキャニングユニット構造を提供し得るという効果がある。
かつ、本発明はノズルおよびボトルにおける接触状況を照明手段によって把握可能にして、ノズルの上、下位置移動と汚染物質捕集状況の正確な把握が可能であるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を用いて具体的に説明する。
【0030】
添付図面のうち図1aは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の全体外部を示す斜視図で、図1bは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の内部を示す平面概略図である。
【0031】
前記各図面に示す本明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置は全体的に外部と遮断された空間内で、特に、入口部に位置してウエーハサイズのうち300mm、200mm、150mmでウエーハカセットを区分して開放するオープナー700と、該オープナー700に安着されたカセット内のウエーハをつかんで移送するロボットアーム600と、該ロボットアーム600によって移送されたウエーハ表面の1次酸化膜を分解する本発明によるVPDユニット100と、酸化膜が分解されたウエーハを支持した状態で回転させるスキャンステージ400と、該スキャンステージ400上に位置したウエーハ上に溶液を接触させるためにスキャニングユニット500がx、y、z軸の3軸移動して吸入、洗浄部300で試薬を吸入した後、移動してスキャンステージ400上のウエーハでスキャニングが行われ、以後に分析装置200のボトル内にスキャニングされた溶液を排出するようになり、排出後のノズルは吸入、洗浄部300でノズル内を洗浄した後、試薬を再吸入した後にスキャニング動作が繰り返される。スキャニングに関してはその説明を省略する。即ち、ノズル内の溶液が所定量吸入された状態でウエーハの所定位置に至ると、ウエーハを回転させながら溶液を一部排出させてウエーハの表面上に接触するようにする。大部分の表面を直線方向に移動すると同時にウエーハを回転させて、ウエーハ表面の大部分に溶液が接触しながら汚染物質が捕集される。この捕集された汚染物質の溶液をノズルの吸入状態で分析機に移動して空いた空間のボトルに排出させる。
【0032】
以後、試験が終わった各ウエーハを移送ユニットロボットアームがアライナに移動させて各ウエーハのIDを認識すると同時に整列させてカセットに移して入れるようになる。
【0033】
このような汚染物質が含まれた溶液をボトルに排出することで、本発明の全体的な装置の動作は終わる。次いで、ユーザーは測定装備を用いてボトルごとの汚染度を測定するようになるのである。
【0034】
添付図面のうち図2は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットを示す斜視図で、図3は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル部をA−A線により切断して拡大して示す断面図である。
【0035】
前記各図面に示す本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットは大きくスキャニングアーム10と、スキャニングノズル20と、ドライヤー30(図4参照)と、シリンジポンピング部40から成る。
【0036】
具体的に、前記スキャニングアーム10はX軸部11と、該X軸部11に沿って前、後進移動すると共にY軸部13を搭載したZ軸部12と、該Z軸部12で前、後進されるノズル20を搭載したY軸部13から成る。
【0037】
前記スキャニングアーム10のX、Y、Z軸部11、13、12は夫々外部ケーシング101内にLMガイド102と、スクリューバー103を設置し、該スクリューバー103にはスライダ104がボールナット105で合わせられて駆動モーター106として前記スクリューバー103を回動することで、前記スライダ104が移動する構造から成り、電源ラインおよびその他の制御信号ラインから成り、細部的な各信号ラインはその説明を省略する。
【0038】
前記スキャニングノズル20は試薬溶液ボトルで溶液を吸入した後、スキャンステージ上のウエーハ表面に試薬を噴出すると同時に、吸入状態を維持しながらウエーハ表面に沿って移動しながらウエーハ表面の汚染物質が含まれた溶液を吸入維持するもので、吸入後には分析機に移動して排出するようになる。もちろんのこと、排出後には次のウエーハの汚染物質捕集のために試薬ボトルでノズル内部を洗浄した後、新しい溶液を一定量吸入した後、同じ動作を繰り返す。
【0039】
特に、本発明は前記ノズル20をスキャニングする時に近接位置したドライヤー30(図4参照)が一緒に追い付きながら乾燥作業を遂行する。これは従来において別途のドライヤーでウエーハを移動したことに比べて、非常に簡単化した効果的な設備である。
【0040】
前記ノズル20は前記Y軸部13に設置され、具体的に、ポンプ連結部22と、該ポンプ連結部22を支持する支え台23と、前記ポンプ連結部22の下方に連結されるノズル本体21から成る。前記ポンプ連結部22はポンピングホース(図示せず)連結用ふた22aと連結ブラケット22bから成る。本発明によるノズル20に対するポンピング動作は図9、10a、10bを用いて後述する。
【0041】
前記支え台23は、図3に示すように、Y軸部13の上面で移動可能に内部スライダ104に沿って移動し、前記Y軸部13の内部スライダ104に連結される第2連結部23cと、該連結部23cから垂直連結される第1連結部23bと、該第1連結部23bから水平延長され、前記ノズル21が挿入搭載される載置台23aから成る。
【0042】
したがって、前記Y軸部13の移動で後述するように第3位置が決定され、以後にウエーハ表面のスキャニングと試薬溶液の吸入と排出はノズル20に別途に設置された制御信号で行われる。かかる制御信号は、例えば、ROM(図示せず)に記憶されたプログラムの示す命令に基づいてCPU(図示せず)から出力されるものである。かかる制御信号によりスキャニングユニットの駆動回路(図示せず)はノズル20、X軸部等を駆動させる。
【0043】
添付図面のうち図6a、6b、6cは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【0044】
前記各図面に示すように、本発明によるスキャニングユニット10は所定の制御信号でX軸部11を駆動すると、ケーシング101内部のLMガイド102と、ボールスクリュー103に沿って螺合されたスライダ104が移動しながらその位置を決定するようになる。このような各軸部の位置移動はこのスクリューバー103に螺合されたスライダ104の移動で達成され、前記スクリューバー103は駆動モーターの軸と連結されてモーター軸が螺合されて回転するように連結されているから、スライダ104を正逆移動させて所望する位置に移動させるようになる。
【0045】
したがって、X軸部11に沿ってZ軸部12が移動することで、第1位置を決定するようになり、次いで、Z軸部12に搭載されたY軸部13の高さ(第2位置)を決定した後、該Y軸部13に固定されたノズル20とドライヤー30(図4参照)とを一体に移動させて第3位置を決定するようになるのである。以後、前記ノズル20を水平移動することはZ軸部13を駆動することで、ウエーハ表面の移動が行われるわけである。
【0046】
添付図面のうち図4は半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を拡大して示す斜視図で、図5は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を抜粋して示す分解図で、図7は本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットでノズルとドライヤーとが同時に動作することを示す概略図である。
【0047】
前記図面に示す本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤー30は、ランプ本体33と、拡散板32をソケット31の空間31aに装着し、この状態のドライヤー30をY軸部13に水平固定された第1連結ブラケット34cと、該第1連結ブラケット34cに垂直設置された第2連結ブラケット34bおよび該第2連結ブラケット34bに水平設置され、前記ランプ本体33が挿入装着されるメインブラケット34aから成る。
【0048】
前記ランプ本体33にはハロゲンランプ(IR−Emitter+MC−234 parabolic reflector)から成り、その下方にハルロゲルレムプの発光を拡散するように拡散板32が設置されている。該拡散板32はサファイア材質から成る。
【0049】
したがって、本発明によるドライヤー30は独立的なウエーハ乾燥機能を遂行することなく、スキャンユニットの末端Y軸部13に付着されてノズル20の試薬スキャンが行われた一定距離後方に沿ってウエーハ表面を乾燥するようにすることを特徴とする。
【0050】
添付図面のうち8a、8bは本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのスキャン作用を説明する説明図である。
【0051】
前記スキャニングユニット10のノズル20は酸化処理されたウエーハ表面に沿ってノズル本体21が所定の高さに接触した状態で前記Y軸部13に設置され、具体的に、ポンプ連結部22と、該ポンプ連結部22を支持する支え台23と、前記ポンプ連結部22の下方に連結されるノズル本体21から成る(図2参照)。
【0052】
したがって、前記ノズル21内に吸入されたスキャニング溶液を一次的にウエーハ表面に排出するようになり、スキャニング溶液が酸化処理されたウエーハ表面を満たすようになると同時に、前記ノズル本体21の内部で瞬間的に吸入されることで、図8bのように各汚染物質が含まれた溶液は再び前記ノズル本体21内に充填されるようになる。
【0053】
このような溶液の排出と吸入が回転中のウエーハ表面に沿って持続的に進行されてウエーハ表面全体の汚染物質を捕集可能になり、この捕集された汚染物質は分析機の各ボトルに順次に盛られて分析される。
【0054】
添付図面のうち図9は本発明によるスキャニングユニットのシリンジポンプ40の斜視図で、図10a、図10bは本発明によるスキャニングユニットのシリンジポンプ作用例を示す概略図である。
【0055】
前記各図面に示す本発明による試薬の吸入およびポンピングの構造およびその動作は図面に示すように、シリンジポンピング部40と、該ポンピング部40の内部で昇降動作により内部ロッドが動作して上部バルブ42に連結された吸入、排出ホース43を選択して圧力を加えるシリンジポンプ本体41から成る。
【0056】
このようなシリンジポンピング部40は所定の制御動作で前記ノズル20の下段部に接触する試薬溶液の吸入と排出を精密に制御しながらウエーハ表面をスキャニングするようになる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の全体外部を示す斜視図である。
【図1b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置の内部を示す平面概略図である。
【図2】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットを示す斜視図である。
【図3】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル部を拡大して示す断面図である。
【図4】半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのドライヤーの要所を抜粋して示す分解図である。
【図6a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【図6b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【図6c】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのノズル位置動作を示す動作図である。
【図7】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットにおいて、ノズルとドライヤーとが同時に動作することを示す概略図である。
【図8a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのスキャン作用を説明する説明図である。
【図8b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのスキャン作用を説明する説明図である。
【図9】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのシリンジポンプの斜視図である。
【図10a】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのシリンジポンプの動作例を示す図である。
【図10b】本発明による半導体ウエーハ汚染物質測定装置のスキャニングユニットのシリンジポンプの動作例を示す図である。
【図11】従来の半導体ウエーハの汚染物質捕集装置の全体を概略的に示す図である。
【符号の説明】
【0058】
10 スキャニングアーム
11 X軸部
12 Z軸部
13 Y軸部
100 VPDユニット
200 分析装置
300 吸入、洗浄部
400 スキャンステージ
500 スキャニングユニット
600 ロボットアーム
700 オープナー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームにおいて、
X軸部と;該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部;および該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部から成ることを特徴とする半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングアーム。
【請求項2】
前記スキャニングアームのX、Y、Z軸部は夫々外部ケーシング内にLMガイドと、スクリューバーを設置し、該スクリューバーにはスライダがボールナットで結合されてスクリューバー回動でスライダが移動することを特徴とする請求項1に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングアーム。
【請求項3】
半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットにおいて、
X軸部と、該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部と、該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部から成るスキャニングアーム;および
試薬ボトルで溶液を吸入した後、スキャンステージ上のウエーハ表面に試薬を噴出すると同時に、吸入状態を維持しながらウエーハ表面に沿って移動しながらウエーハ表面の汚染物質が含まれた溶液を吸入維持し、吸入後には分析機に移動してスキャン溶液を排出するように前記Y軸部に設置されるノズルを含むことを特徴とする半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項4】
前記スキャニングアームのX、Y、Z軸部は夫々外部ケーシング内にLMガイドと、スクリューバーを設置し、該スクリューバーにはスライダがボールナットで結合されてスクリューバー回動でスライダが移動することを特徴とする請求項3に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項5】
前記スキャニングノズルは、
ノズル本体と、該ノズル本体を支持する支え台と、所定のポンピング力が伝えられるポンプ連結部から成ることを特徴とする請求項3に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項6】
前記支え台は、前記Y軸部の内部スライダに連結される第2連結部と、該連結部から垂直連結される第1連結部と、該第1連結部から水平延長され、前記ノズルが挿入搭載される載置台から成ることを特徴とする請求項5に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項7】
Y軸部に水平固定された第1連結ブラケット、該第1連結ブラケットに垂直設置された第2連結ブラケット、該第2連結ブラケットに水平設置され、ランプ本体が挿入装着されるメインブラケットから成るブラケット;および
ハロゲンランプが内蔵されたランプ本体と、該ランプ本体の下向光を拡散する拡散板と、前記ランプ本体と拡散板を内側空間に装着するソケットから成るドライヤーをさらに含むことを特徴とする請求項3〜6の何れか一つに記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項8】
内部シリンダーで昇降動作によってロッドが上下動されて上部バルブに連結された吸入、排出ホースに圧力を吸入、排出するシリンジポンプ本体から成るシリンジポンピング部をさらに含むことを特徴とする請求項3〜6の何れか一つに記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項1】
半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングアームにおいて、
X軸部と;該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部;および該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部から成ることを特徴とする半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングアーム。
【請求項2】
前記スキャニングアームのX、Y、Z軸部は夫々外部ケーシング内にLMガイドと、スクリューバーを設置し、該スクリューバーにはスライダがボールナットで結合されてスクリューバー回動でスライダが移動することを特徴とする請求項1に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングアーム。
【請求項3】
半導体ウエーハの汚染物質捕集装置のスキャニングユニットにおいて、
X軸部と、該X軸部に沿って前、後進移動するようにX軸部に垂直設置されたZ軸部と、該Z軸部で昇、下降するようにZ軸部に設置されるY軸部から成るスキャニングアーム;および
試薬ボトルで溶液を吸入した後、スキャンステージ上のウエーハ表面に試薬を噴出すると同時に、吸入状態を維持しながらウエーハ表面に沿って移動しながらウエーハ表面の汚染物質が含まれた溶液を吸入維持し、吸入後には分析機に移動してスキャン溶液を排出するように前記Y軸部に設置されるノズルを含むことを特徴とする半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項4】
前記スキャニングアームのX、Y、Z軸部は夫々外部ケーシング内にLMガイドと、スクリューバーを設置し、該スクリューバーにはスライダがボールナットで結合されてスクリューバー回動でスライダが移動することを特徴とする請求項3に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項5】
前記スキャニングノズルは、
ノズル本体と、該ノズル本体を支持する支え台と、所定のポンピング力が伝えられるポンプ連結部から成ることを特徴とする請求項3に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項6】
前記支え台は、前記Y軸部の内部スライダに連結される第2連結部と、該連結部から垂直連結される第1連結部と、該第1連結部から水平延長され、前記ノズルが挿入搭載される載置台から成ることを特徴とする請求項5に記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項7】
Y軸部に水平固定された第1連結ブラケット、該第1連結ブラケットに垂直設置された第2連結ブラケット、該第2連結ブラケットに水平設置され、ランプ本体が挿入装着されるメインブラケットから成るブラケット;および
ハロゲンランプが内蔵されたランプ本体と、該ランプ本体の下向光を拡散する拡散板と、前記ランプ本体と拡散板を内側空間に装着するソケットから成るドライヤーをさらに含むことを特徴とする請求項3〜6の何れか一つに記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【請求項8】
内部シリンダーで昇降動作によってロッドが上下動されて上部バルブに連結された吸入、排出ホースに圧力を吸入、排出するシリンジポンプ本体から成るシリンジポンピング部をさらに含むことを特徴とする請求項3〜6の何れか一つに記載の半導体ウエーハ汚染物質捕集装置のスキャニングユニット。
【図1a】
【図1b】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図7】
【図8a】
【図8b】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図1b】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図7】
【図8a】
【図8b】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【公開番号】特開2009−253271(P2009−253271A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−267320(P2008−267320)
【出願日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(508305236)コリアテクノ株式会社 (3)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(508305236)コリアテクノ株式会社 (3)
【Fターム(参考)】
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