地点登録システム、地点登録方法及びプログラム
【課題】運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができるようにする。
【解決手段】自車位置を検出する現在地検出部と、施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部と、立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段と、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段と、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在する場合に、該施設について地点及び名称を登録する登録処理手段とを有する。立寄条件が成立したときに、名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在する場合に、地点及び名称が登録されるので、運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができる。
【解決手段】自車位置を検出する現在地検出部と、施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部と、立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段と、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段と、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在する場合に、該施設について地点及び名称を登録する登録処理手段とを有する。立寄条件が成立したときに、名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在する場合に、地点及び名称が登録されるので、運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、地点登録システム、地点登録方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ナビゲーション装置においては、操作者である運転者が目的地を入力し、探索条件を設定すると、該探索条件に基づいて、経路探索処理が行われ、地図データに基づいて現在地で表される出発地から目的地までの経路が探索される。そして、探索された経路、すなわち、探索経路が、表示部に形成された地図画面に、車両の現在地を表す自車位置と共に表示され、探索経路の案内、すなわち、経路案内が行われる。また、地図画面上の探索経路の表示のほかに、音声出力による経路案内も行われる。
【０００３】
ナビゲーション装置において、目的地を設定する場合、運転者が、表示部に形成された地点入力画面上で地点の名称、電話番号、住所等を入力すると、前記地点の名称、電話番号、住所等に基づいて地点が検索され、表示部に検索結果がリストで表示される。そして、運転者が前記リストから所定の地点を選択すると、該地点が目的地として設定される。
【０００４】
ところが、この種の設定方法においては、地点の名称、電話番号、住所等を入力する作業が煩わしい。そこで、所定の地点をあらかじめ登録地点として登録することができるナビゲーション装置が提供されている。この場合、運転者が地図画面上で所定の地点を指定すると、指定された地点の座標及びナビゲーション装置によって選択された施設のジャンルに基づいて、施設が検索され、検索された施設の名称及び指定された地点の座標が対応させて登録されるようになっている（例えば、特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２００２−３２３３４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、運転者が地図画面上で地点を指定する必要があり、地点を登録するための作業が煩わしい。
【０００７】
また、各ジャンルには、あらかじめ設定された優先度が付与され、ナビゲーション装置によって優先度の高い順にジャンルが選択されるので、優先度の高いジャンルの施設については地点が登録される率が高くなるのに対して、優先度の低いジャンルの施設については地点が登録される率が低くなってしまう。したがって、特定のジャンルの施設について地点が登録されることが多くなり、運転者が意図する地点を的確に登録することができなくなってしまう。
【０００８】
本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができる地点登録システム、地点登録方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
そのために、本発明の地点登録システムにおいては、自車位置を検出する現在地検出部と、施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部と、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段と、前記立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段と、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録する登録処理手段とを有する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、立寄条件が成立すると、自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかが判断され、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在する場合に、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称が登録されるので、運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態における地点登録処理手段の動作を示すフローチャートである。
【図３】本発明の実施の形態における名称付与範囲マップを示す図である。
【図４】本発明の実施の形態における地図画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、地点登録システムとしてのナビゲーションシステムについて説明する。
【００１３】
図１は本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【００１４】
図において、１４は情報端末、例えば、自車である車両に搭載された車載装置としてのナビゲーション装置、６３はネットワーク、５１は情報提供者としての情報センタである。なお、前記ナビゲーション装置１４、ネットワーク６３、情報センタ５１等によってナビゲーションシステムが構成される。
【００１５】
前記ナビゲーション装置１４は、車両の現在地を自車位置として、また、車両の方位を自車方位として検出する現在地検出部としてのＧＰＳセンサ１５、地図データのほかに各種の情報が記録された情報記録部、かつ、記憶部としてのデータ記録部１６、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部１７、操作者である運転者が操作することによって所定の入力を行うための第１の入力部としての操作部３４、図示されない画面に表示された画像によって各種の表示を行い、運転者に対して通知を行うための第１の出力部としての表示部３５、音声によって所定の入力を行うための第２の入力部としての音声入力部３６、音声によって運転者に対して通知を行うための第２の出力部としての音声出力部３７、及び通信端末として機能する送受信部としての通信部３８を備え、前記ナビゲーション処理部１７に、ＧＰＳセンサ１５、データ記録部１６、操作部３４、表示部３５、音声入力部３６、音声出力部３７及び通信部３８が接続される。また、前記ナビゲーション処理部１７には、車速を検出する車速検出部としての車速センサ４４が接続される。なお、本実施の形態においては、ＧＰＳセンサ１５によって自車方位を検出するようになっているが、自車方位を検出するために方位検出部として図示されない方位センサを独立させて配設することができる。また、前記ＧＰＳセンサ１５は、併せて時刻を検出する。
【００１６】
前記データ記録部１６には地図データが記録され、該地図データには、交差点に関する交差点データ、ノードに関するノードデータ、道路リンクに関する道路データ、探索用に加工された探索データ、施設に関する施設情報としての施設データ等が含まれる。
【００１７】
該施設データには、施設ごとに、データサイズ、名称、座標（緯度及び経度）、電話番号、施設の属するジャンル（種別）を表すジャンル情報、住所、詳細情報等が含まれる。前記座標には、施設の主要箇所に設定された代表座標（例えば、本部、本所等が存在する箇所の座標。）、及び経路を探索する上で到着箇所を表す到着座標（正門、駐車場、受付等が存在する箇所の座標。）が含まれる。また、前記ジャンルには、公共施設、交通機関、デパート、スーパーマーケット、遊園地、アウトレットモール、ショッピングモール等の用途上の形態、道路、河川、山、池等の地理上の形態等が含まれる。
【００１８】
そして、前記データ記録部１６には、所定の情報を音声出力部３７によって出力するためのデータ、統計データ、走行履歴データ等が記録される。
【００１９】
前記データ記録部１６は、前記各種のデータを記録するために、ハードディスク、ＣＤ、ＤＶＤ、光ディスク等の図示されないディスクを備えるほかに、各種のデータを読み出したり、書き込んだりするための読出・書込ヘッド等の図示されないヘッドを備える。なお、前記データ記録部１６にメモリカード等を使用することができる。
【００２０】
また、前記ナビゲーション処理部１７は、ナビゲーション装置１４の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのＣＰＵ３１、該ＣＰＵ３１が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるＲＡＭ３２、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、探索経路の案内、すなわち、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたＲＯＭ３３、各種のデータ、プログラム等を記録するための図示されないフラッシュメモリ等を備える。
【００２１】
前記操作部３４は、運転者が操作することによって、ナビゲーション装置１４において各種の機能を実現させるためのものであり、ナビゲーション装置１４とは独立させて配設された図示されないリモコン、キーボード、マウス等のほかに、ナビゲーション装置１４の筐（きょう）体等に部品による操作要素としての図示されないスイッチ、ボタン、キー、ダイヤル等が形成される。また、前記表示部３５としてディスプレイが使用される。本実施の形態においては、操作部３４及び表示部３５として、操作部の機能を併せて有するタッチパネルが使用され、該タッチパネルにおいては、画面に画像による操作要素としてのキー、スイッチ、ボタン等が表示され、キー、スイッチ、ボタン等をタッチすることによって、所定の入力操作を行うことができる。
【００２２】
また、音声入力部３６は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部３７は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、各種の情報を音声で出力する。
【００２３】
前記通信部３８は、情報提供者としてのＶＩＣＳ（登録商標）センタ等の図示されない道路交通情報センタ等から送られた交通情報、一般情報等の各種の情報を、道路に沿って配設された電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信するための図示されないビーコンレシーバ、ラジオ局を介してラジオ放送、例えば、ＦＭ多重放送を受信するための図示されないラジオ受信機等を備える。なお、前記交通情報には、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況情報等が含まれ、一般情報には、ニュース、天気予報等が含まれる。なお、前記通信部３８は、前記情報センタ５１から前記各種の情報を受信することもできる。そのために、前記情報センタ５１は、サーバ５３、該サーバ５３に接続された通信部５７及び情報記録部としてのデータベース（ＤＢ）５８を備え、前記サーバ５３は、制御装置としての、かつ、演算装置としてのＣＰＵ５４、ＲＡＭ５５、ＲＯＭ５６等を備える。また、前記データベース５８に、前記データ記録部１６に記録された各種のデータと同様のデータが記録される。さらに、情報センタ５１は、複数の車両（自車又は他車）から収集した走行履歴データをリアルタイムに提供することができる。
【００２４】
なお、前記ナビゲーションシステム、ナビゲーション処理部１７、ＣＰＵ３１、５４、サーバ５３等は、単独で、又は二つ以上組み合わせることによってコンピュータとして機能し、各種のプログラム、データ等に基づいて演算処理を行う。また、データ記録部１６、ＲＡＭ３２、５５、ＲＯＭ３３、５６、データベース５８、フラッシュメモリ等によって記録媒体が構成される。そして、演算装置として、ＣＰＵ３１、５４に代えてＭＰＵ等を使用することもできる。
【００２５】
次に、前記構成のナビゲーションシステムの基本動作について説明する。
【００２６】
まず、運転者によって操作部３４が操作され、ナビゲーション装置１４が起動されると、ＣＰＵ３１の図示されない初期化処理手段は、初期化処理を行い、ＧＰＳセンサ１５によって検出された自車位置及び自車方位を読み込むとともに、各種のデータを初期化する。なお、前記ＣＰＵ３１の図示されないマッチング処理手段は、マッチング処理を行い、読み込まれた自車位置の軌跡、及び自車位置の周辺の道路を構成する各道路リンクの形状、配列等に基づいて、自車位置がいずれの道路リンク上に位置するかの判定を行うことによって、自車位置を特定する。
【００２７】
続いて、ＣＰＵ３１の図示されない基本情報取得処理手段は、基本情報取得処理を行い、前記地図データを、データ記録部１６から読み出して取得するか、又は通信部３８を介して情報センタ５１等から受信して取得する。
【００２８】
そして、前記ＣＰＵ３１の図示されない表示処理手段は、表示処理を行い、前記表示部３５に地図画面を形成し、該地図画面に自車位置、自車位置の周辺の地図及び自車方位を表示する。したがって、運転者は、前記自車位置、自車位置の周辺の地図及び自車方位に従って車両を走行させることができる。
【００２９】
また、運転者が操作部３４を操作して目的地を入力すると、ＣＰＵ３１の図示されない目的地設定処理手段は、目的地設定処理を行い、目的地を設定する。なお、必要に応じて、出発地を入力し、設定することもできる。また、あらかじめ所定の地点を登録しておき、登録された地点を目的地として設定することができる。
【００３０】
続いて、運転者が操作部３４を操作して探索条件を入力すると、ＣＰＵ３１の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、前記自車位置、目的地、探索条件等を読み込むとともに、データ記録部１６から探索データ等を読み出し、自車位置、目的地及び探索データに基づいて、自車位置で表される出発地から目的地までの経路を前記探索条件で探索し、探索経路を表す経路データを出力する。この場合、道路リンクごとに付与されたリンクコストの合計が最も小さい経路が探索経路とされる。
【００３１】
次に、前記ＣＰＵ３１の図示されない案内処理手段は、案内処理を行い、経路案内を行う。そのために、前記案内処理手段の経路表示処理手段は、経路表示処理を行い、前記経路データを読み込み、該経路データに従って前記地図画面に探索経路を表示する。この場合、必要に応じて、前記案内処理手段の音声出力処理手段は、音声出力処理を行い、音声出力部３７から探索経路を音声で出力して経路案内を行う。
【００３２】
また、前記表示処理手段は、通信部３８を介して交通情報を受信すると、交通情報を交通状況指標としての渋滞帯に変換し、該渋滞帯を前記地図画面上の道路に沿って表示する。この場合、前記渋滞帯は、渋滞の始点から終点まで延在させて表示され、かつ、渋滞の度合いに応じて渋滞帯の色が、赤、橙（だいだい）、緑等に変更される。このようにして、運転者は、車両を走行させる予定の経路、探索経路等における道路の渋滞状況を知ることができる。
【００３３】
ところで、目的地を設定する場合、運転者が、表示部３５に形成された地点入力画面上で地点の名称、電話番号、住所等を入力すると、ナビゲーション装置１４において、前記地点の名称、電話番号、住所等に基づいて地点が検索され、表示部３５に検索結果がリストで表示されるようになっている。そして、運転者が前記リストから所定の地点を選択すると、該地点が目的地として設定される。
【００３４】
ところが、この種の設定方法においては、地点の名称、電話番号、住所等を入力する作業が煩わしい。そこで、本実施の形態において、前記ＣＰＵ３１の図示されない地点登録処理手段は、地点登録処理を行い、例えば、運転者が車両を走行させて所定の地点に立ち寄った場合に、立ち寄った地点、すなわち、立寄地点の施設について地点を登録する。
【００３５】
図２は本発明の実施の形態における地点登録処理手段の動作を示すフローチャート、図３は本発明の実施の形態における名称付与範囲マップを示す図、図４は本発明の実施の形態における地図画面の例を示す図である。
【００３６】
この場合、前記地点登録処理手段の立寄条件判断処理手段は、立寄条件判断処理を行い、車両の駆動の始動及び停止を行うためのアクセサリスイッチがオフにされたかどうかによって、車両が施設に立ち寄ったことを表す条件、すなわち、立寄条件が成立したかどうかを判断する。本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされたかどうかによって立寄条件が成立したかどうかを判断するようになっているが、パーキングレンジが選択されたかどうかによって立寄条件が成立したかどうかを判断することもできる。
【００３７】
そして、アクセサリスイッチがオフにされ、立寄条件が成立したと判断されると、前記地点登録処理手段の近隣施設判断処理手段は、近隣施設判断処理を行い、自車位置を読み込むとともに、データ記録部１６から施設データを読み出し、自車位置の座標及び施設の座標に基づいて、自車位置から所定の範囲内、本実施の形態においては、半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在するかどうかを判断する。
【００３８】
半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在する場合、前記地点登録処理手段の登録処理手段は、登録処理を行い、半径５０〔ｍ〕以内に存在する施設のうちの所定の施設、本実施の形態においては、自車位置から最も近い施設を抽出し、該施設について地点を登録する。なお、この場合、データ記録部１６又はＲＡＭ３２に施設の名称及び施設の座標（代表座標又は到着座標）が対応させて記録される。
【００３９】
半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在しない場合、前記地点登録処理手段のジャンル別施設判断処理手段は、ジャンル別施設判断処理を行い、あらかじめ設定されたｎ個のジャンルｘｉ（ｉ＝１、２、…、ｎ）について、地点を登録する際の優先度の高いジャンルｘｉから順に、あらかじめ設定された範囲（以下「名称付与範囲」という。）内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在するかどうかを判断する。なお、ジャンルｘｉの優先度は、一般的な利用頻度に基づいて設定されるが、前記地点登録処理手段の学習処理手段によって、運転者の立寄地点の履歴等に基づいて、ジャンルｘｉの優先度を学習することもできる。
【００４０】
この場合、前記名称付与範囲は、ジャンルｘｉごとに、各ジャンルｘｉに属する各施設の規模、構造、敷地面積等を考慮して距離ｋｉ（ｉ＝１、２、…、ｎ）で設定される。本実施の形態において、前記名称付与範囲は、代表座標と到着座標との間の距離等を考慮して設定される。
【００４１】
また、データ記録部１６に、図３に示されるような名称付与範囲マップが配設され、該名称付与範囲マップには、ｎ個の各ジャンルｘｉについて、優先度の高い順に、ジャンル名及び距離ｋｉが互いに対応させて記録される。
【００４２】
そして、所定のジャンルｘｉにおいて、名称付与範囲内に前記ジャンルｘｉに属する施設が一つ以上存在する場合、前記登録処理手段は、各施設のうちの所定の施設、本実施の形態においては、自車位置から最も近い施設を抽出し、該施設について地点を名称と共に登録する。そのために、前記登録処理手段は、自車位置を読み込むとともに、データ記録部１６から施設データを読み出し、自車位置の座標及び各施設の座標に基づいて自車位置から最も近い施設を抽出する。
【００４３】
また、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在しない場合、前記登録処理手段は、自車位置の住所について地点を登録する。
【００４４】
このようにして地点が登録されると、例えば、自宅においてアクセサリスイッチをオンにすると、図４に示されるように、地図画面の所定の箇所に目的地候補表示領域ＡＲ１が形成され、該目的地候補表示領域ＡＲ１に、登録された地点が、アクセサリスイッチがオフにされた頻度の高い順に表示される。したがって、運転者が、操作部３４を操作し、目的地候補表示領域ＡＲ１に表示された各地点のうちの所定の地点を選択すると、前記目的地設定処理手段は、選択された地点を目的地として設定する。
【００４５】
このように、本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされると、運転者が操作部３４を操作することなく、所定の施設について地点が登録されるので、地点を登録するための作業を簡素化することができる。
【００４６】
また、ジャンルｘｉごとに名称付与範囲が設定され、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在する場合に、該施設について地点を登録することができるので、優先度の高いジャンルであっても、名称付与範囲が狭い場合には、そのジャンルに属する施設について地点が登録される率が高くならず、優先度の低いジャンルであっても、名称付与範囲が広い場合には、そのジャンルに属する施設について地点が登録される率が高くなる。
【００４７】
したがって、特定のジャンルの施設について地点が登録されることが少なくなり、運転者が意図する地点を的確に登録することができる。
【００４８】
なお、本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされ、立寄条件が成立したと判断されると、アクセサリスイッチがオフにされた状態で、前記近隣施設判断処理、登録処理、ジャンル別施設判断処理、学習処理等が行われるようになっているが、その後、アクセサリスイッチがオンにされた後に、前記近隣施設判断処理、登録処理、ジャンル別施設判断処理、学習処理等を行うこともできる。
【００４９】
また、本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされると、立寄条件が成立したと判断されるようになっているが、信号機のある交差点、踏切等において、短時間だけ車両を停止させる際に、アクセサリスイッチがオフにされると、立寄条件が成立したと判断されてしまう。そこで、短時間だけ車両を停止させる際に、アクセサリスイッチがオフにされても、立寄条件が成立したと判断されることがないように、アクセサリスイッチがオフにされた後、あらかじめ設定された時間が経過したかどうかを判断し、あらかじめ設定された時間が経過した場合に、立寄条件が成立したと判断することもできる。この場合、アクセサリスイッチがオフにされただけで、所定の施設について地点が登録されることがなくなるので、地点の登録を精度よく行うことができる。
【００５０】
さらに、アクセサリスイッチがオフにされた後に、オンにされると、オフにされてからオンにされるまでにあらかじめ設定された時間が経過したかどうかを判断し、あらかじめ設定された時間が経過した場合に、立寄条件が成立したと判断することもできる。
【００５１】
また、同様に、信号機のある交差点、踏切等において、短時間だけ車両を停止させる際に、パーキングレンジが選択されても、立寄条件が成立したと判断されることがないように、パーキングレンジが選択された後、あらかじめ設定された時間が経過したかどうかを判断し、あらかじめ設定された時間が経過した場合に、立寄条件が成立したと判断することもできる。
【００５２】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップＳ１ アクセサリスイッチがオフにされた。
ステップＳ２ 半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在するかどうかを判断する。半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在する場合はステップＳ７に、存在しない場合はステップＳ３に進む。
ステップＳ３ ジャンルｘｉでループを開始する。
ステップＳ４ 名称付与範囲内にジャンルｘｉに属する施設が存在するかどうかを判断する。名称付与範囲内にジャンルｘｉに属する施設が存在する場合はステップＳ７に、存在しない場合はステップＳ５に進む。
ステップＳ５ ループを終了する。
ステップＳ６ 住所について地点を登録し、処理を終了する。
ステップＳ７ 最も近い施設について地点を登録し、処理を終了する。
【００５３】
本実施の形態においては、所定のジャンルｘｉにおいて、名称付与範囲内に前記ジャンルｘｉに属する施設が一つ以上存在する場合、前記登録処理手段によって、各施設のうちの自車位置から最も近い施設について地点が登録されるようになっているが、すべてのジャンルｘｉについて、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が一つ以上存在するかどうかを判断し、名称付与範囲内に存在するすべての施設のうちの自車位置から最も近い施設について地点を登録することができる。
【００５４】
その場合、ジャンルｘｉの優先度に関係なく地点を登録することができるので、特定のジャンルの施設について地点が登録されることが一層少なくなり、運転者が意図する地点を一層的確に登録することができる。
【００５５】
また、本実施の形態においては、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在するかどうかを判断するに当たり、各ジャンルｘｉの優先度が、一般的な利用頻度に基づいて設定されるようになっているが、各ジャンルｘｉの優先度を変更することができる。
【００５６】
そのために、前記地点登録処理手段の優先度変更処理手段は、優先度変更処理を行い、アクセサリスイッチのオン・オフに基づいてジャンルｘｉの優先度を変更する。
【００５７】
すなわち、前記優先度変更処理手段は、ジャンルｘｉの優先度の変更条件としてオフ時刻を考慮し、アクセサリスイッチがオフにされた時刻に基づいて優先度を変更することができる。例えば、アクセサリスイッチが夜間、例えば、２２時以降にオフにされることがあるが、遊園地等のような施設は営業時間外であると考えられ、２２時以降にオフにされる可能性は低い。したがって、優先度変更処理手段は、アクセサリスイッチが夜間にオフにされた場合、遊園地等のような施設について優先度を低くする。
【００５８】
また、前記優先度変更処理手段は、ジャンルｘｉの優先度の変更条件としてオフ継続時間を考慮し、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間に基づいて優先度を変更することができる。例えば、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が短時間、例えば、１５分以内の時間だけオフにされることがあるが、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等の施設において短時間だけオフにされる可能性が高い。したがって、優先度変更処理手段は、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が短時間である場合、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等のような施設について優先度を高くする。
【００５９】
そして、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が長時間、例えば、アクセサリスイッチが夕方以降にオフにされ、翌日にオンにされることがあるが、ホテル等の宿泊用の施設において、アクセサリスイッチが夕方以降にオフにされ、翌日にオンにされる可能性が高い。したがって、優先度変更処理手段は、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が長時間である場合、ホテル等の宿泊用の施設について優先度を高くする。
【００６０】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【符号の説明】
【００６１】
１４ ナビゲーション装置
１５ ＧＰＳセンサ
１６ データ記録部
３１ ＣＰＵ
５１ 情報センタ
６３ ネットワーク
ｘｉ ジャンル
【技術分野】
【０００１】
本発明は、地点登録システム、地点登録方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ナビゲーション装置においては、操作者である運転者が目的地を入力し、探索条件を設定すると、該探索条件に基づいて、経路探索処理が行われ、地図データに基づいて現在地で表される出発地から目的地までの経路が探索される。そして、探索された経路、すなわち、探索経路が、表示部に形成された地図画面に、車両の現在地を表す自車位置と共に表示され、探索経路の案内、すなわち、経路案内が行われる。また、地図画面上の探索経路の表示のほかに、音声出力による経路案内も行われる。
【０００３】
ナビゲーション装置において、目的地を設定する場合、運転者が、表示部に形成された地点入力画面上で地点の名称、電話番号、住所等を入力すると、前記地点の名称、電話番号、住所等に基づいて地点が検索され、表示部に検索結果がリストで表示される。そして、運転者が前記リストから所定の地点を選択すると、該地点が目的地として設定される。
【０００４】
ところが、この種の設定方法においては、地点の名称、電話番号、住所等を入力する作業が煩わしい。そこで、所定の地点をあらかじめ登録地点として登録することができるナビゲーション装置が提供されている。この場合、運転者が地図画面上で所定の地点を指定すると、指定された地点の座標及びナビゲーション装置によって選択された施設のジャンルに基づいて、施設が検索され、検索された施設の名称及び指定された地点の座標が対応させて登録されるようになっている（例えば、特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２００２−３２３３４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、運転者が地図画面上で地点を指定する必要があり、地点を登録するための作業が煩わしい。
【０００７】
また、各ジャンルには、あらかじめ設定された優先度が付与され、ナビゲーション装置によって優先度の高い順にジャンルが選択されるので、優先度の高いジャンルの施設については地点が登録される率が高くなるのに対して、優先度の低いジャンルの施設については地点が登録される率が低くなってしまう。したがって、特定のジャンルの施設について地点が登録されることが多くなり、運転者が意図する地点を的確に登録することができなくなってしまう。
【０００８】
本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができる地点登録システム、地点登録方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
そのために、本発明の地点登録システムにおいては、自車位置を検出する現在地検出部と、施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部と、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段と、前記立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段と、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録する登録処理手段とを有する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、立寄条件が成立すると、自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかが判断され、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在する場合に、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称が登録されるので、運転者が意図する地点を容易に、かつ、的確に登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態における地点登録処理手段の動作を示すフローチャートである。
【図３】本発明の実施の形態における名称付与範囲マップを示す図である。
【図４】本発明の実施の形態における地図画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、地点登録システムとしてのナビゲーションシステムについて説明する。
【００１３】
図１は本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【００１４】
図において、１４は情報端末、例えば、自車である車両に搭載された車載装置としてのナビゲーション装置、６３はネットワーク、５１は情報提供者としての情報センタである。なお、前記ナビゲーション装置１４、ネットワーク６３、情報センタ５１等によってナビゲーションシステムが構成される。
【００１５】
前記ナビゲーション装置１４は、車両の現在地を自車位置として、また、車両の方位を自車方位として検出する現在地検出部としてのＧＰＳセンサ１５、地図データのほかに各種の情報が記録された情報記録部、かつ、記憶部としてのデータ記録部１６、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部１７、操作者である運転者が操作することによって所定の入力を行うための第１の入力部としての操作部３４、図示されない画面に表示された画像によって各種の表示を行い、運転者に対して通知を行うための第１の出力部としての表示部３５、音声によって所定の入力を行うための第２の入力部としての音声入力部３６、音声によって運転者に対して通知を行うための第２の出力部としての音声出力部３７、及び通信端末として機能する送受信部としての通信部３８を備え、前記ナビゲーション処理部１７に、ＧＰＳセンサ１５、データ記録部１６、操作部３４、表示部３５、音声入力部３６、音声出力部３７及び通信部３８が接続される。また、前記ナビゲーション処理部１７には、車速を検出する車速検出部としての車速センサ４４が接続される。なお、本実施の形態においては、ＧＰＳセンサ１５によって自車方位を検出するようになっているが、自車方位を検出するために方位検出部として図示されない方位センサを独立させて配設することができる。また、前記ＧＰＳセンサ１５は、併せて時刻を検出する。
【００１６】
前記データ記録部１６には地図データが記録され、該地図データには、交差点に関する交差点データ、ノードに関するノードデータ、道路リンクに関する道路データ、探索用に加工された探索データ、施設に関する施設情報としての施設データ等が含まれる。
【００１７】
該施設データには、施設ごとに、データサイズ、名称、座標（緯度及び経度）、電話番号、施設の属するジャンル（種別）を表すジャンル情報、住所、詳細情報等が含まれる。前記座標には、施設の主要箇所に設定された代表座標（例えば、本部、本所等が存在する箇所の座標。）、及び経路を探索する上で到着箇所を表す到着座標（正門、駐車場、受付等が存在する箇所の座標。）が含まれる。また、前記ジャンルには、公共施設、交通機関、デパート、スーパーマーケット、遊園地、アウトレットモール、ショッピングモール等の用途上の形態、道路、河川、山、池等の地理上の形態等が含まれる。
【００１８】
そして、前記データ記録部１６には、所定の情報を音声出力部３７によって出力するためのデータ、統計データ、走行履歴データ等が記録される。
【００１９】
前記データ記録部１６は、前記各種のデータを記録するために、ハードディスク、ＣＤ、ＤＶＤ、光ディスク等の図示されないディスクを備えるほかに、各種のデータを読み出したり、書き込んだりするための読出・書込ヘッド等の図示されないヘッドを備える。なお、前記データ記録部１６にメモリカード等を使用することができる。
【００２０】
また、前記ナビゲーション処理部１７は、ナビゲーション装置１４の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのＣＰＵ３１、該ＣＰＵ３１が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるＲＡＭ３２、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、探索経路の案内、すなわち、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたＲＯＭ３３、各種のデータ、プログラム等を記録するための図示されないフラッシュメモリ等を備える。
【００２１】
前記操作部３４は、運転者が操作することによって、ナビゲーション装置１４において各種の機能を実現させるためのものであり、ナビゲーション装置１４とは独立させて配設された図示されないリモコン、キーボード、マウス等のほかに、ナビゲーション装置１４の筐（きょう）体等に部品による操作要素としての図示されないスイッチ、ボタン、キー、ダイヤル等が形成される。また、前記表示部３５としてディスプレイが使用される。本実施の形態においては、操作部３４及び表示部３５として、操作部の機能を併せて有するタッチパネルが使用され、該タッチパネルにおいては、画面に画像による操作要素としてのキー、スイッチ、ボタン等が表示され、キー、スイッチ、ボタン等をタッチすることによって、所定の入力操作を行うことができる。
【００２２】
また、音声入力部３６は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部３７は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、各種の情報を音声で出力する。
【００２３】
前記通信部３８は、情報提供者としてのＶＩＣＳ（登録商標）センタ等の図示されない道路交通情報センタ等から送られた交通情報、一般情報等の各種の情報を、道路に沿って配設された電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信するための図示されないビーコンレシーバ、ラジオ局を介してラジオ放送、例えば、ＦＭ多重放送を受信するための図示されないラジオ受信機等を備える。なお、前記交通情報には、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況情報等が含まれ、一般情報には、ニュース、天気予報等が含まれる。なお、前記通信部３８は、前記情報センタ５１から前記各種の情報を受信することもできる。そのために、前記情報センタ５１は、サーバ５３、該サーバ５３に接続された通信部５７及び情報記録部としてのデータベース（ＤＢ）５８を備え、前記サーバ５３は、制御装置としての、かつ、演算装置としてのＣＰＵ５４、ＲＡＭ５５、ＲＯＭ５６等を備える。また、前記データベース５８に、前記データ記録部１６に記録された各種のデータと同様のデータが記録される。さらに、情報センタ５１は、複数の車両（自車又は他車）から収集した走行履歴データをリアルタイムに提供することができる。
【００２４】
なお、前記ナビゲーションシステム、ナビゲーション処理部１７、ＣＰＵ３１、５４、サーバ５３等は、単独で、又は二つ以上組み合わせることによってコンピュータとして機能し、各種のプログラム、データ等に基づいて演算処理を行う。また、データ記録部１６、ＲＡＭ３２、５５、ＲＯＭ３３、５６、データベース５８、フラッシュメモリ等によって記録媒体が構成される。そして、演算装置として、ＣＰＵ３１、５４に代えてＭＰＵ等を使用することもできる。
【００２５】
次に、前記構成のナビゲーションシステムの基本動作について説明する。
【００２６】
まず、運転者によって操作部３４が操作され、ナビゲーション装置１４が起動されると、ＣＰＵ３１の図示されない初期化処理手段は、初期化処理を行い、ＧＰＳセンサ１５によって検出された自車位置及び自車方位を読み込むとともに、各種のデータを初期化する。なお、前記ＣＰＵ３１の図示されないマッチング処理手段は、マッチング処理を行い、読み込まれた自車位置の軌跡、及び自車位置の周辺の道路を構成する各道路リンクの形状、配列等に基づいて、自車位置がいずれの道路リンク上に位置するかの判定を行うことによって、自車位置を特定する。
【００２７】
続いて、ＣＰＵ３１の図示されない基本情報取得処理手段は、基本情報取得処理を行い、前記地図データを、データ記録部１６から読み出して取得するか、又は通信部３８を介して情報センタ５１等から受信して取得する。
【００２８】
そして、前記ＣＰＵ３１の図示されない表示処理手段は、表示処理を行い、前記表示部３５に地図画面を形成し、該地図画面に自車位置、自車位置の周辺の地図及び自車方位を表示する。したがって、運転者は、前記自車位置、自車位置の周辺の地図及び自車方位に従って車両を走行させることができる。
【００２９】
また、運転者が操作部３４を操作して目的地を入力すると、ＣＰＵ３１の図示されない目的地設定処理手段は、目的地設定処理を行い、目的地を設定する。なお、必要に応じて、出発地を入力し、設定することもできる。また、あらかじめ所定の地点を登録しておき、登録された地点を目的地として設定することができる。
【００３０】
続いて、運転者が操作部３４を操作して探索条件を入力すると、ＣＰＵ３１の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、前記自車位置、目的地、探索条件等を読み込むとともに、データ記録部１６から探索データ等を読み出し、自車位置、目的地及び探索データに基づいて、自車位置で表される出発地から目的地までの経路を前記探索条件で探索し、探索経路を表す経路データを出力する。この場合、道路リンクごとに付与されたリンクコストの合計が最も小さい経路が探索経路とされる。
【００３１】
次に、前記ＣＰＵ３１の図示されない案内処理手段は、案内処理を行い、経路案内を行う。そのために、前記案内処理手段の経路表示処理手段は、経路表示処理を行い、前記経路データを読み込み、該経路データに従って前記地図画面に探索経路を表示する。この場合、必要に応じて、前記案内処理手段の音声出力処理手段は、音声出力処理を行い、音声出力部３７から探索経路を音声で出力して経路案内を行う。
【００３２】
また、前記表示処理手段は、通信部３８を介して交通情報を受信すると、交通情報を交通状況指標としての渋滞帯に変換し、該渋滞帯を前記地図画面上の道路に沿って表示する。この場合、前記渋滞帯は、渋滞の始点から終点まで延在させて表示され、かつ、渋滞の度合いに応じて渋滞帯の色が、赤、橙（だいだい）、緑等に変更される。このようにして、運転者は、車両を走行させる予定の経路、探索経路等における道路の渋滞状況を知ることができる。
【００３３】
ところで、目的地を設定する場合、運転者が、表示部３５に形成された地点入力画面上で地点の名称、電話番号、住所等を入力すると、ナビゲーション装置１４において、前記地点の名称、電話番号、住所等に基づいて地点が検索され、表示部３５に検索結果がリストで表示されるようになっている。そして、運転者が前記リストから所定の地点を選択すると、該地点が目的地として設定される。
【００３４】
ところが、この種の設定方法においては、地点の名称、電話番号、住所等を入力する作業が煩わしい。そこで、本実施の形態において、前記ＣＰＵ３１の図示されない地点登録処理手段は、地点登録処理を行い、例えば、運転者が車両を走行させて所定の地点に立ち寄った場合に、立ち寄った地点、すなわち、立寄地点の施設について地点を登録する。
【００３５】
図２は本発明の実施の形態における地点登録処理手段の動作を示すフローチャート、図３は本発明の実施の形態における名称付与範囲マップを示す図、図４は本発明の実施の形態における地図画面の例を示す図である。
【００３６】
この場合、前記地点登録処理手段の立寄条件判断処理手段は、立寄条件判断処理を行い、車両の駆動の始動及び停止を行うためのアクセサリスイッチがオフにされたかどうかによって、車両が施設に立ち寄ったことを表す条件、すなわち、立寄条件が成立したかどうかを判断する。本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされたかどうかによって立寄条件が成立したかどうかを判断するようになっているが、パーキングレンジが選択されたかどうかによって立寄条件が成立したかどうかを判断することもできる。
【００３７】
そして、アクセサリスイッチがオフにされ、立寄条件が成立したと判断されると、前記地点登録処理手段の近隣施設判断処理手段は、近隣施設判断処理を行い、自車位置を読み込むとともに、データ記録部１６から施設データを読み出し、自車位置の座標及び施設の座標に基づいて、自車位置から所定の範囲内、本実施の形態においては、半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在するかどうかを判断する。
【００３８】
半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在する場合、前記地点登録処理手段の登録処理手段は、登録処理を行い、半径５０〔ｍ〕以内に存在する施設のうちの所定の施設、本実施の形態においては、自車位置から最も近い施設を抽出し、該施設について地点を登録する。なお、この場合、データ記録部１６又はＲＡＭ３２に施設の名称及び施設の座標（代表座標又は到着座標）が対応させて記録される。
【００３９】
半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在しない場合、前記地点登録処理手段のジャンル別施設判断処理手段は、ジャンル別施設判断処理を行い、あらかじめ設定されたｎ個のジャンルｘｉ（ｉ＝１、２、…、ｎ）について、地点を登録する際の優先度の高いジャンルｘｉから順に、あらかじめ設定された範囲（以下「名称付与範囲」という。）内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在するかどうかを判断する。なお、ジャンルｘｉの優先度は、一般的な利用頻度に基づいて設定されるが、前記地点登録処理手段の学習処理手段によって、運転者の立寄地点の履歴等に基づいて、ジャンルｘｉの優先度を学習することもできる。
【００４０】
この場合、前記名称付与範囲は、ジャンルｘｉごとに、各ジャンルｘｉに属する各施設の規模、構造、敷地面積等を考慮して距離ｋｉ（ｉ＝１、２、…、ｎ）で設定される。本実施の形態において、前記名称付与範囲は、代表座標と到着座標との間の距離等を考慮して設定される。
【００４１】
また、データ記録部１６に、図３に示されるような名称付与範囲マップが配設され、該名称付与範囲マップには、ｎ個の各ジャンルｘｉについて、優先度の高い順に、ジャンル名及び距離ｋｉが互いに対応させて記録される。
【００４２】
そして、所定のジャンルｘｉにおいて、名称付与範囲内に前記ジャンルｘｉに属する施設が一つ以上存在する場合、前記登録処理手段は、各施設のうちの所定の施設、本実施の形態においては、自車位置から最も近い施設を抽出し、該施設について地点を名称と共に登録する。そのために、前記登録処理手段は、自車位置を読み込むとともに、データ記録部１６から施設データを読み出し、自車位置の座標及び各施設の座標に基づいて自車位置から最も近い施設を抽出する。
【００４３】
また、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在しない場合、前記登録処理手段は、自車位置の住所について地点を登録する。
【００４４】
このようにして地点が登録されると、例えば、自宅においてアクセサリスイッチをオンにすると、図４に示されるように、地図画面の所定の箇所に目的地候補表示領域ＡＲ１が形成され、該目的地候補表示領域ＡＲ１に、登録された地点が、アクセサリスイッチがオフにされた頻度の高い順に表示される。したがって、運転者が、操作部３４を操作し、目的地候補表示領域ＡＲ１に表示された各地点のうちの所定の地点を選択すると、前記目的地設定処理手段は、選択された地点を目的地として設定する。
【００４５】
このように、本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされると、運転者が操作部３４を操作することなく、所定の施設について地点が登録されるので、地点を登録するための作業を簡素化することができる。
【００４６】
また、ジャンルｘｉごとに名称付与範囲が設定され、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在する場合に、該施設について地点を登録することができるので、優先度の高いジャンルであっても、名称付与範囲が狭い場合には、そのジャンルに属する施設について地点が登録される率が高くならず、優先度の低いジャンルであっても、名称付与範囲が広い場合には、そのジャンルに属する施設について地点が登録される率が高くなる。
【００４７】
したがって、特定のジャンルの施設について地点が登録されることが少なくなり、運転者が意図する地点を的確に登録することができる。
【００４８】
なお、本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされ、立寄条件が成立したと判断されると、アクセサリスイッチがオフにされた状態で、前記近隣施設判断処理、登録処理、ジャンル別施設判断処理、学習処理等が行われるようになっているが、その後、アクセサリスイッチがオンにされた後に、前記近隣施設判断処理、登録処理、ジャンル別施設判断処理、学習処理等を行うこともできる。
【００４９】
また、本実施の形態においては、アクセサリスイッチがオフにされると、立寄条件が成立したと判断されるようになっているが、信号機のある交差点、踏切等において、短時間だけ車両を停止させる際に、アクセサリスイッチがオフにされると、立寄条件が成立したと判断されてしまう。そこで、短時間だけ車両を停止させる際に、アクセサリスイッチがオフにされても、立寄条件が成立したと判断されることがないように、アクセサリスイッチがオフにされた後、あらかじめ設定された時間が経過したかどうかを判断し、あらかじめ設定された時間が経過した場合に、立寄条件が成立したと判断することもできる。この場合、アクセサリスイッチがオフにされただけで、所定の施設について地点が登録されることがなくなるので、地点の登録を精度よく行うことができる。
【００５０】
さらに、アクセサリスイッチがオフにされた後に、オンにされると、オフにされてからオンにされるまでにあらかじめ設定された時間が経過したかどうかを判断し、あらかじめ設定された時間が経過した場合に、立寄条件が成立したと判断することもできる。
【００５１】
また、同様に、信号機のある交差点、踏切等において、短時間だけ車両を停止させる際に、パーキングレンジが選択されても、立寄条件が成立したと判断されることがないように、パーキングレンジが選択された後、あらかじめ設定された時間が経過したかどうかを判断し、あらかじめ設定された時間が経過した場合に、立寄条件が成立したと判断することもできる。
【００５２】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップＳ１ アクセサリスイッチがオフにされた。
ステップＳ２ 半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在するかどうかを判断する。半径５０〔ｍ〕以内に施設が存在する場合はステップＳ７に、存在しない場合はステップＳ３に進む。
ステップＳ３ ジャンルｘｉでループを開始する。
ステップＳ４ 名称付与範囲内にジャンルｘｉに属する施設が存在するかどうかを判断する。名称付与範囲内にジャンルｘｉに属する施設が存在する場合はステップＳ７に、存在しない場合はステップＳ５に進む。
ステップＳ５ ループを終了する。
ステップＳ６ 住所について地点を登録し、処理を終了する。
ステップＳ７ 最も近い施設について地点を登録し、処理を終了する。
【００５３】
本実施の形態においては、所定のジャンルｘｉにおいて、名称付与範囲内に前記ジャンルｘｉに属する施設が一つ以上存在する場合、前記登録処理手段によって、各施設のうちの自車位置から最も近い施設について地点が登録されるようになっているが、すべてのジャンルｘｉについて、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が一つ以上存在するかどうかを判断し、名称付与範囲内に存在するすべての施設のうちの自車位置から最も近い施設について地点を登録することができる。
【００５４】
その場合、ジャンルｘｉの優先度に関係なく地点を登録することができるので、特定のジャンルの施設について地点が登録されることが一層少なくなり、運転者が意図する地点を一層的確に登録することができる。
【００５５】
また、本実施の形態においては、名称付与範囲内に各ジャンルｘｉに属する施設が存在するかどうかを判断するに当たり、各ジャンルｘｉの優先度が、一般的な利用頻度に基づいて設定されるようになっているが、各ジャンルｘｉの優先度を変更することができる。
【００５６】
そのために、前記地点登録処理手段の優先度変更処理手段は、優先度変更処理を行い、アクセサリスイッチのオン・オフに基づいてジャンルｘｉの優先度を変更する。
【００５７】
すなわち、前記優先度変更処理手段は、ジャンルｘｉの優先度の変更条件としてオフ時刻を考慮し、アクセサリスイッチがオフにされた時刻に基づいて優先度を変更することができる。例えば、アクセサリスイッチが夜間、例えば、２２時以降にオフにされることがあるが、遊園地等のような施設は営業時間外であると考えられ、２２時以降にオフにされる可能性は低い。したがって、優先度変更処理手段は、アクセサリスイッチが夜間にオフにされた場合、遊園地等のような施設について優先度を低くする。
【００５８】
また、前記優先度変更処理手段は、ジャンルｘｉの優先度の変更条件としてオフ継続時間を考慮し、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間に基づいて優先度を変更することができる。例えば、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が短時間、例えば、１５分以内の時間だけオフにされることがあるが、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等の施設において短時間だけオフにされる可能性が高い。したがって、優先度変更処理手段は、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が短時間である場合、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等のような施設について優先度を高くする。
【００５９】
そして、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が長時間、例えば、アクセサリスイッチが夕方以降にオフにされ、翌日にオンにされることがあるが、ホテル等の宿泊用の施設において、アクセサリスイッチが夕方以降にオフにされ、翌日にオンにされる可能性が高い。したがって、優先度変更処理手段は、アクセサリスイッチがオフにされてからオンにされるまでの時間が長時間である場合、ホテル等の宿泊用の施設について優先度を高くする。
【００６０】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【符号の説明】
【００６１】
１４ ナビゲーション装置
１５ ＧＰＳセンサ
１６ データ記録部
３１ ＣＰＵ
５１ 情報センタ
６３ ネットワーク
ｘｉ ジャンル
【特許請求の範囲】
【請求項１】
自車位置を検出する現在地検出部と、施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部と、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段と、前記立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段と、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録する登録処理手段とを有することを特徴とする地点登録システム。
【請求項２】
前記ジャンル別施設判断処理手段は、地点を登録する際の優先度の高いジャンルから順に、そのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断する請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項３】
前記名称付与範囲は代表座標と到着座標との間の距離で表される請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項４】
前記登録処理手段は、自車位置から最も近い施設について地点及び名称を登録する請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項５】
自車位置から所定の範囲内に施設が存在するかどうかを判断する近隣施設判断処理手段を有するとともに、前記ジャンル別施設判断処理手段は、自車位置から所定の範囲内に施設が存在しないと判断された場合に、名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断する請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項６】
自車位置を検出し、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断し、該立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置、及び記憶部に記録された、施設の属するジャンル情報を含む施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断し、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録することを特徴とする地点登録方法。
【請求項７】
自車位置を検出する現在地検出部、及び施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部を有する地点登録システムにおいて、コンピュータを、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段、前記立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段、並びに前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録する登録処理手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項１】
自車位置を検出する現在地検出部と、施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部と、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段と、前記立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段と、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録する登録処理手段とを有することを特徴とする地点登録システム。
【請求項２】
前記ジャンル別施設判断処理手段は、地点を登録する際の優先度の高いジャンルから順に、そのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断する請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項３】
前記名称付与範囲は代表座標と到着座標との間の距離で表される請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項４】
前記登録処理手段は、自車位置から最も近い施設について地点及び名称を登録する請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項５】
自車位置から所定の範囲内に施設が存在するかどうかを判断する近隣施設判断処理手段を有するとともに、前記ジャンル別施設判断処理手段は、自車位置から所定の範囲内に施設が存在しないと判断された場合に、名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断する請求項１に記載の地点登録システム。
【請求項６】
自車位置を検出し、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断し、該立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置、及び記憶部に記録された、施設の属するジャンル情報を含む施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断し、前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録することを特徴とする地点登録方法。
【請求項７】
自車位置を検出する現在地検出部、及び施設の属するジャンル情報を含む施設情報が記録された記憶部を有する地点登録システムにおいて、コンピュータを、自車が施設に立ち寄ったことを表す立寄条件が成立したかどうかを判断する立寄条件判断処理手段、前記立寄条件が成立したと判断された場合に、前記自車位置及び施設情報に基づいて、各ジャンルごとに設定された名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在するかどうかを判断するジャンル別施設判断処理手段、並びに前記名称付与範囲内にそのジャンルに属する施設が存在すると判断された場合に、該施設の施設情報に基づいて、自車が立ち寄った施設についての地点及び名称を登録する登録処理手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１０−２３７１８１（Ｐ２０１０−２３７１８１Ａ）
【公開日】平成２２年１０月２１日（２０１０．１０．２１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−８８３０８（Ｐ２００９−８８３０８）
【出願日】平成２１年３月３１日（２００９．３．３１）
【出願人】（０００１００７６８）アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【出願人】（０００００３２０７）トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】（０００００４２６０）株式会社デンソー (27,639)
【出願人】（５０２３２４０６６）株式会社デンソーアイティーラボラトリ (332)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年１０月２１日（２０１０．１０．２１）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年３月３１日（２００９．３．３１）
【出願人】（０００１００７６８）アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【出願人】（０００００３２０７）トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】（０００００４２６０）株式会社デンソー (27,639)
【出願人】（５０２３２４０６６）株式会社デンソーアイティーラボラトリ (332)
【Ｆターム（参考）】
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