説明

巡視支援システム

【課題】 距離計によって現在位置を計測しながら導水路などの点検を行う巡視作業において、効率的かつ確実な点検を行うための巡視支援システムを提供することを目的としている。
【解決手段】 基準点からの距離を計測する距離計測手段10と、基準点からの距離に応じて特定地点をあらかじめ記録した記憶手段26と、前記距離計測手段10によって計測した距離と前記特定地点とを比較する比較手段27と、前記比較手段27の判断結果に応じて前記特定地点に関する情報を報知する出力手段22、23、24とを備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に水路の中の故障箇所を巡視する際に用いる巡視支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
水力発電所では、ダムでせき止めた水を、取水口から導水路によって発電所まで導いている。導水路には隧道(トンネル)、開渠、暗渠などがある。導水路は定期的に、例えば3年に1度などの頻度で点検する必要がある。点検はコンクリートの劣化状況やクラック(ひびわれ)、孔あき、わき水、洗掘などの不具合箇所を目視でチェックすることにより行われる。
【0003】
点検が行われるたびに、不具合箇所についてのデータが蓄積される。そして次回の点検の際に、過去のデータに基づいて再度その場所に行き、クラック等が進行していないかどうか確認する必要がある。以下、この巡回して目視で点検する行為を巡視と称し、巡視による不具合箇所とこれに関する情報の記録を巡視データと称する。すなわち巡視は、過去の不具合箇所について確認しつつ、併せて新しい不具合箇所を発見し記録する作業である。なお、不具合の程度がある程度以上になると、補修が行われる。
【0004】
導水路の内部では位置を知る手段がないため、点検者は導水路の入口(基準点)から距離計で位置を計測しながら進行し、不具合箇所についての記録を行う。すなわち、巡視データは、不具合箇所の基準点からの距離と、不具合箇所の部位、記事(不具合の種類や状態)などから構成される。
【0005】
従来からも、このような導水路の内部を巡視するための装置として、特許文献1に示されるような装置が提案されている。特許文献1に開示された装置は、点検者が極めて低い姿勢で乗車可能な三輪車に似た構造の乗り物であって、天井高さの低い導水路内を移動でき、また距離計を備えることで、導水路内を走行しつつ内部点検を行うに適しているとしている。
【特許文献1】特開2003−146278号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、導水路は暗闇であり、また時に数kmに及ぶほど長い。巡視を行う作業者は、巡視データに記録された特定地点(不具合箇所の位置)と、実測する距離計の表示とを照らし合わせつつ移動し、点検確認作業を行わなくてはならない。さらに、巡視の回を重ねるごとに巡視データは膨大な量になるのが通常である。巡視中、いきおい作業者は次の不具合箇所を目指して距離計の表示に注視しがちであり、周辺の観察に目が行き届かなくなりがちである。このため、過去の巡視データの確認は行われやすいが、新規な不具合箇所は見逃してしまいやすいという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、距離計によって現在位置を計測しながら、導水路などの点検を行う巡視作業において、効率的かつ確実な点検を行うための巡視支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる巡視支援システムの代表的な構成は、基準点からの距離を計測する距離計測手段と、基準点からの距離に応じて特定地点およびこれに関する情報をあらかじめ記録した記憶手段と、前記距離計測手段によって計測した距離と前記特定地点とを比較する比較手段と、前記比較手段の判断結果に応じて前記特定地点に関する情報を報知する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
これにより、距離計測手段の表示を注視しなくとも、過去に発見された不具合箇所の地点(特定地点)に到達した際に出力手段によって知ることができる。従って、過去の不具合箇所を逃すこともなく、また移動中に周囲の観察に注力することができるため新規な不具合箇所も発見しやすい。
【0010】
前記出力手段としては、音声出力手段、発光手段、または表示手段などが挙げられる。すなわち、音声出力やランプなどの発光点滅、もしくは液晶画面などの表示手段に表示することにより、点検者に特定地点に至ったことを報知することができる。
【0011】
前記記憶手段はさらに、あらかじめ地図情報を記録しておいてもよく、当該地図情報を前記表示手段に前記距離計測手段によって計測した距離に応じて表示させてもよい。地図情報としては、距離計測手段による距離に応じた導水路などの点検対象の平面または断面の形状を表示し、不具合箇所をそれぞれの部位に重ねて表示されたものが望ましい。これにより、特定地点に到達する前から予測することができ、また不具合箇所の把握と発見を容易にすることができる。
【0012】
基準点からの距離に関連づけて特定地点およびこれに関する情報を新規入力または修正可能な入力手段を備えたことを特徴とする。現場で作業者が巡視中に入力または修正できるよう構成することにより、巡視データ(巡視による特定地点およびこれに関する情報の記録)の整備を迅速かつ効率的に行うことができる。
【0013】
前記特定地点に敷設されたマーカーを検知するマーカー検知手段を備え、前記マーカー検知手段からの検知結果に応じて当該特定地点に関する情報を報知するよう構成してもよい。すなわち、新規な不具合箇所を発見するたびにマーカーを取り付けておき、次回以降の巡視においてこれを検知することにより、見逃すことなく確実に確認を行うことができる。さらに、マーカーにRFIDタグを用いてそれぞれの不具合箇所に一意のIDを割り振り、当該IDと関連づけて不具合箇所に関する情報を巡視データに記録することが望ましい。これにより、不具合箇所の過去の状態を簡便に引き出すことができ、不具合が進行しているか否かを迅速に判断することができる。
【0014】
現地の所定位置(特定地点)に敷設されたマーカーを検知するマーカー検知手段と、前記マーカー検知手段からの検知結果に応じて現在の基準点からの距離を補正する補正手段とを備えることが望ましい。導水路は長いために誤差の蓄積が大きくなる場合があるため、所定距離ごとに補正することにより特定地点を正確に把握することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明にかかる巡視支援システムによれば、巡視中距離計測手段の表示を注視しなくとも、出力手段によって特定地点に到達または接近したことを知ることができる。従って、過去の膨大な巡視データに基づく現地確認を効率的かつ確実に行うことができ、また周囲の観察に注力できるため、新規な不具合箇所も容易に発見することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
[第1実施例]
本発明にかかる巡視支援システムの第1実施例について説明する。図1は巡視支援システムの概略構成図、図2は巡視データの例を説明する図、図3は表示手段の画面例を示す図である。
【0017】
図1に示す巡視支援システムは、距離計測手段の例としての距離計10と、ナビゲーション端末20とを備えている。
【0018】
距離計10は、下端に接地して従動回転させる車輪11、および車輪の回転を検知するエンコーダ12を備え、シャフト13の上方にハンドル14および距離表示部15aを有する制御ボックス15を備えている。制御ボックス15には、距離情報を送信出力する通信手段16が備えられている。
【0019】
ナビゲーション端末20は、距離計10の通信手段16などと通信を行う通信手段21、発光手段の例としてのランプ22、音声出力手段の例としてのスピーカ23、表示手段の例としての液晶モニタ24、入力手段の例としてのキースイッチ25、記憶手段の例としてのメモリ26、比較手段を兼ねた制御部27を備えている。ここで、ランプ22、スピーカ23、液晶モニタ24は、出力手段の例であって、少なくともいずれか1つを備えていればよい。
【0020】
通信手段16、21は既知の近距離通信を用いることができ、例えば赤外線方式、電波方式、ブルートゥースなどを好適に用いることができる。また、通信は無線に限定されるものではなく、有線接続による通信方式としてもよい。また、通信手段16から出力される情報は距離情報に限られず、エンコーダから出力されるパルス信号であってもよい。後者の場合、ナビゲーション端末20において距離情報に換算することができる。
【0021】
ナビゲーション端末20のメモリ26には、導水路の地図情報と、過去の巡視において蓄積された巡視データが格納されている。地図情報は、導水路の概略形状と、基準点(導水路の入口)からの距離に対応した分岐や合流、および隧道、開渠、暗渠の種別などの情報を含む。巡視データは特定地点に関する情報であって、例えば図2に示すように、特定地点(基準点からの距離:始点と終点)、不具合箇所の部位(アーチ、側壁、インバートなど)、不具合箇所についての記事(不具合の種類や状態の説明)、さらには観察の経緯などの情報を含む。なお、基準点としては、例えば導水路の入口を設定することができるが、長い水路の途中に基準点を設けて距離をリセットしたり、支線の分岐点を基準点と設定したりすることができる。
【0022】
上記巡視支援システムを用いて巡視点検を行う際の動作について説明する。点検者が距離計10のハンドルを把持して車輪11を転がしながら移動すると、エンコーダ12がパルス信号を出力する。このパルス信号と車輪11の直径(円周)とから、制御ボックス15内部の制御部(不図示)において距離情報に換算される。距離情報は、距離表示部15aに表示されると共に、通信手段16から送信出力される。
【0023】
ナビゲーション端末20の制御部27は、通信手段21を通じて基準点からの距離情報を受信すると、メモリ26の巡視データを参照し、特定地点の基準点からの距離と比較する。そして、これらが一致または近接していると、ランプ22、スピーカ23、液晶モニタ24を用いて作業者に報知する。例えばランプ22は、接近距離に応じたインターバルで点滅させることができる。スピーカ23は、ランプ22の点滅と同期して警報音を発するようにでき、さらに距離や不具合箇所の状態の説明を読み上げることができる。これにより、距離計10の距離表示部15aを注視しなくとも、過去に発見された不具合箇所の地点(特定地点)に到達したことを知ることができる。従って過去の不具合箇所を逃すこともなく、また巡視中に周囲の観察に注力することができるため、新規な不具合箇所も発見しやすい。
【0024】
液晶モニタ24は、様々な情報を表示するために用いることができる。ただし、画面を見なければ情報を得られないという点に関して、ランプ22またはスピーカ23とは用い方が異なっている。
【0025】
図3(a)は、液晶モニタ24に主に文字によって巡視データを表示する画面例である。この図に示すように、画面上には特定地点(不具合箇所の存在する地点)の位置(開始点からの距離)、不具合箇所の部位と記事が表示されている。これにより作業者は、周囲を観察している場合であってもランプ22またはスピーカ23によって報知があったときに液晶モニタ24を見れば、不具合箇所の部位と記事を参照することができ、容易に不具合箇所の発見と確認を行うことができる。このような文字主体の画面表示は、メモリ26に巡視データのみを格納して地図情報を格納しない場合に有効である。また、液晶モニタ24およびナビゲーション端末20全体の小型化、メモリ26の必要容量削減を図ることができる点で有利である。
【0026】
表示する内容は、距離計10から取得した距離情報に応じてスクロールさせることが好ましい。これにより特定地点に到達する前から予測することができ、さらに不具合箇所の把握と発見とを容易にすることができる。
【0027】
図3(b)は、液晶モニタ24に画像によって巡視データを表示する画面例である。この図に示すように、画面上には導水路の展開図が表示され、これに特定地点の位置、不具合箇所の部位が重ねて表示されている。また、地図情報と併せて不具合箇所についての記事を表示するよう構成することが好ましい。また、液晶モニタ24に十分な大きさがない場合には、液晶モニタ24の表層にタッチパネルを設け、当該タッチパネル上で図示された不具合箇所をタップすることにより記事を表示するよう構成してもよい。このような画像主体の画面表示は、メモリ26に巡視データのみでなく地図情報を格納している場合に有効である。また、文字主体の場合よりも部位の把握が容易であり、前後の不具合箇所も容易に把握できるため、発見と確認の作業をより容易とすることができる。
【0028】
また、キースイッチ25より、基準点からの距離(現地点)に関連づけて巡視データの新規入力または修正を行うことが可能となっている。また、入力手段としてキースイッチ25のみでなく液晶モニタ24の表層にタッチパネルを設けることにより、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を利用して入力作業を行うことができるため簡便である。このように現場で作業中に直接入力可能とすることにより、巡視データの整備を迅速かつ効率的に行うことができる。
【0029】
上記説明したように、本実施例にかかる巡視支援システムによれば、距離計10の距離表示部15aを注視しなくとも特定地点に到達したことを知ることができ、過去の膨大な巡視データの現地確認を効率的かつ確実に行うとともに、新規な不具合箇所も容易かつ効率的に発見できる。また、現地で容易に入力することができる。
【0030】
なお、本実施例において距離計測手段としては車輪式の距離計10を用いて説明したが、レーザー式の距離計など、既存の他の方式の距離計を用いることができる。このレーザー式距離計を用いる場合、導水路の平面形状に応じて反射板などを適宜用いて公知の方法により距離を計測することができる。また、距離計10とナビゲーション端末20とを別体として説明したが、これらを連結固定し、または制御ボックス15とナビゲーション端末20とを一体的に構成することでもよい。
【0031】
[第2実施例]
本発明にかかる巡視支援システムの第2実施例について説明する。図4は、本実施例にかかる巡視支援システムの構成と動作を説明する図であって、上記第一実施例と説明の重複する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】
図4(a)は、ナビゲーション端末20の構成を説明する図である。上記第1実施例に説明したナビゲーション端末20に対し、本実施例にかかるナビゲーション端末20はマーカー検知手段28を備えており、現地に敷設したマーカーを検知するよう構成されている。
【0033】
マーカーとしては、磁気や光の反射を利用したものも用いることができるが、中でもRFIDタグを好適に用いることができる。RFIDとしては、タグに電池を要さないパッシブ型RFIDを利用することが好ましい。アクティブ型RFIDは電池寿命が一般的に1〜2年であり、現地で電池交換するのも現実的でないため、本システムには適さない。ただし、パッシブ型RFIDの検知距離は一般に数mm〜1m程度であるため、タグのアンテナ数を増やしたり、マーカー検知手段28の電波を強くしたりするなどを検討する必要がある。
【0034】
RFIDはタグのIDを取得することができるため、それぞれの不具合箇所に一意のIDを割り振り、巡視データにおいて特定地点をタグのIDに関連づけておくことができる。また、IDに対して開始点からの距離情報を関連づけておくこともできる。
【0035】
図4(b)は、上記巡視支援システムを用いて巡視点検を行う際の動作を説明する図である。導水路31内には、クラック32などの不具合箇所の近傍(特定地点)に、あらかじめタグ30aが敷設してある。そして、点検者が特定地点に到達し、マーカー検知手段28がタグ30aを検知すると、到達したことをランプ22やスピーカ23によって報知する。同時に、そのIDに関連づけられた特定地点に関する記事をスピーカ23もしくは液晶モニタ24によって知らせることができる。また、新規な不具合箇所を発見した場合には、新たなタグ30aを近傍に敷設し、そのIDと関連づけて巡視データの新規入力を行う。
【0036】
すなわち、新規な不具合箇所を発見するたびにタグ30aを取り付けておき、次回以降の巡視においてこれを検知することにより、仮に距離計10に誤差が生じた場合であっても見逃すことなく確実に確認を行うことができる。特にRFIDタグのIDに特定地点を関連づけておくことにより、単に不具合箇所があるという情報にとどまらず、その具体的な内容を簡便に引き出すことができ、不具合が進行しているか否かを迅速に判断することができる。
【0037】
また、導水路31内には、所定距離ごとに、そのIDを距離情報に関連づけたタグ30bが敷設されている。ナビゲーション端末20において、制御部27は開始点からの距離を補正する補正手段を兼ねており、マーカー検知手段28によってタグ30bを検知すると、現在の距離を補正する。さらにタグ30bを検知した地点で距離計をリセットし、ここを基準点として区間ごとに距離を計測することもできる。導水路31は長いために誤差の蓄積が大きくなる場合があるため、所定距離ごとに補正することにより、各特定地点を正確に把握することができる。
【0038】
上記説明したように、距離計測手段のみならずマーカーによる特定地点の検知と距離の補正を行うよう構成したことにより、さらに正確な特定地点の発見確認と新規入力を行うことが可能となり、作業の効率化を図ることができる。
【0039】
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、例えば従来技術に記載の三輪車のような乗り物に本発明の構成を搭載し、距離計測手段による基準点からの距離に応じて巡視データにおける特定地点に関する情報を報知させる機能を持たせたものも含まれることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、主に水路の中の故障箇所を巡視する際に用いる巡視支援システムとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】第1実施例にかかる巡視支援システムの概略構成図である。
【図2】巡視データの例を説明する図である。
【図3】表示手段の画面例を示す図である。
【図4】第2実施例にかかる巡視支援システムの構成と動作を説明する図である。
【符号の説明】
【0042】
10 …距離計
11 …車輪
12 …エンコーダ
13 …シャフト
14 …ハンドル
15 …制御ボックス
15a …距離表示部
16 …通信手段
20 …ナビゲーション端末
21 …通信手段
22 …ランプ
23 …スピーカ
24 …液晶モニタ
25 …キースイッチ
26 …メモリ
27 …制御部
28 …マーカー検知手段
30a …タグ
30b …タグ
31 …導水路
32 …クラック


【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準点からの距離を計測する距離計測手段と、基準点からの距離に応じて特定地点およびこれに関する情報をあらかじめ記録した記憶手段と、前記距離計測手段によって計測した距離と前記特定地点とを比較する比較手段と、前記比較手段の判断結果に応じて前記特定地点に関する情報を報知する出力手段とを備えたことを特徴とする巡視支援システム。
【請求項2】
前記出力手段は、音声出力手段、発光手段、または表示手段を含む請求項1記載の巡視支援システム。
【請求項3】
前記記憶手段はさらにあらかじめ地図情報を記録し、前記出力手段は、前記距離計測手段によって計測した距離に応じて前記地図情報を表示する表示手段を含む請求項1記載の巡視支援システム。
【請求項4】
基準点からの距離に関連づけて特定地点およびこれに関する情報を新規入力または修正可能な入力手段を備えた請求項1記載の巡視支援システム。
【請求項5】
前記特定地点に敷設されたマーカーを検知するマーカー検知手段を備え、前記マーカー検知手段からの検知結果に応じて当該特定地点に関する情報を報知する請求項1記載の巡視支援システム。
【請求項6】
現地の所定位置に敷設されたマーカーを検知するマーカー検知手段と、前記マーカー検知手段からの検知結果に応じて現在の基準点からの距離を補正する補正手段とを備えた請求項1記載の巡視支援システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−39715(P2008−39715A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−217806(P2006−217806)
【出願日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】