説明

平版印刷版原版及び平版印刷版原版の積層体

【課題】合紙を挟み込まずに平版印刷版原版を積層した場合にも、感光層又は保護層表面とアルミニウム支持体の裏面との間で生じるこすりキズを低減しうる平版印刷版原版、及び平版印刷版原版の積層体を提供することにある。
【解決手段】支持体の表面に、レーザー光に感応性を有する感光層を設けた平版印刷版原版であって、前記支持体の裏面の長手方向及び幅方向の平均表面粗さ(Ra)が、いずれも0.15μm以下であることを特徴とする平版印刷版原版。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の表面に、レーザー光に感応性を有する感光層を設けた平版印刷版原版であって、前記支持体の裏面の長手方向及び幅方向の平均表面粗さ(Ra)が、いずれも0.15μm以下であることを特徴とする平版印刷版原版。
【請求項2】
前記支持体の裏面の長手方向及び幅方向の平均表面粗さ(Ra)が、いずれも0.13μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
【請求項3】
前記支持体がアルミニウムを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の平版印刷版原版。
【請求項4】
平版印刷版原版のレーザー光に感応性を有する面のBekk平滑度が10,000秒以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項5】
前記感光層中に感光性重合開始剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項6】
前記感光層上に保護層を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項7】
前記保護層中にフィラーを有することを特徴とする請求項6に記載の平版印刷版原版。
【請求項8】
前記感光層が、750nm〜1400nmの間に極大吸収波長を有する赤外線吸収色素を含有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項9】
前記感光層が、350nm〜450nmの間に極大吸収波長を有する増感色素を含有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の平版印刷版原版の最上層と支持体の裏面とを直接接触させて複数枚積層してなることを特徴とする平版印刷版原版の積層体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−3584(P2008−3584A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−137798(P2007−137798)
【出願日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】